[go: up one dir, main page]

JP2008109125A - シリコン単結晶基板及びその製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶基板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008109125A
JP2008109125A JP2007254100A JP2007254100A JP2008109125A JP 2008109125 A JP2008109125 A JP 2008109125A JP 2007254100 A JP2007254100 A JP 2007254100A JP 2007254100 A JP2007254100 A JP 2007254100A JP 2008109125 A JP2008109125 A JP 2008109125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roughness
silicon single
crystal substrate
less
cvd film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007254100A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideharu Ikubo
栄春 井久保
Naoto Hirano
直人 平野
Moritaka Iwasa
守高 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
Sumco Techxiv Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumco Techxiv Corp filed Critical Sumco Techxiv Corp
Priority to JP2007254100A priority Critical patent/JP2008109125A/ja
Publication of JP2008109125A publication Critical patent/JP2008109125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】エピタキシャルウェーハの製造にあたり、オートドーピングを有効に防ぎ、かつ、パーティクルの発生を十分に低減すると共に、シリコン単結晶基板の十分な強度を担保するシリコン単結晶基板の製造方法を提供する。
【解決手段】主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハにおいて、該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部をそれぞれ備え、少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程を施した後に、主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン単結晶基板及びその製造方法に関するもので、さらに詳しくは、エピタキシャル層を気相成長させるために用いられるシリコン単結晶基板及びその製造方法に関するものである。
一般に、シリコン単結晶基板は、ドーパントとして、アクセプタとなるB、あるいはドナーとなるP、AsまたはSbを添加された溶融シリコンより育成されたシリコン単結晶インゴットから基板をスライシングし、エッチングおよびポリッシングすることにより製造される。また、溶融シリコンからではなく、シリコン単結晶を気相成長させるエピタキシャルによりシリコンウェーハを製造することも知られている。このようなエピタキシャルウェーハには、7×1018atoms/cm3程度に高濃度のドーパントを添加した上述のシリコン単結晶基板上に1×1015atoms/cm3程度に低濃度のドーパントを添加したエピタキシャル層を気相成長して形成されるものがある。
エピタキシャルウェーハを製造するために、上述のような高濃度ドーパント添加シリコン単結晶基板を水素雰囲気中で高温に加熱して気相成長を行うと、主に基板の裏面が水素によりエッチングされて、基板に高濃度に添加されたドーパントが気相中に放出される。気相中に放出されたドーパントは、気相成長中のエピタキシャル層に再度取り込まれて、いわゆるオートドーピング現象を引き起こし、エピタキシャル層内のドーパント濃度を不均一化する。そこで、従来、このオートドーピング現象を抑制するために、シリコン単結晶基板の裏面に二酸化珪素や窒化珪素からなる保護膜を形成し、基板が水素によりエッチングされることを防止している。
このような保護膜は、例えば、CVD法(化学気相成長法)でシリコン単結晶基板の裏面上に形成させることができるが、このCVD工程において、シリコン単結晶基板の主表面側や周縁部にも原料ガスが回り込んで同様に保護膜(CVD膜)が形成される。基板の主表面側や周縁部に回り込んで形成されたCVD膜は、機械的又は化学的に(特許文献1)、例えば、テープ研磨(特許文献3)によって除去することが提案されている。
ところで、上述のエピタキシャル層を気相成長させるために用いられるシリコン単結晶基板は、周辺部の欠けによってパーティクルが発生することがある。この周辺部の欠けに起因するパーティクルの発生個数を低減させることが、エピタキシャル成長層の形成において望ましいことはいうまでもない。このため、板厚tのウェーハの周辺部に約1/2tの半径の円弧状の面取り部を形成し、主鏡面に隣接して表面に沿って500μmの部分において最大面粗さ(Rmax)0.5μm以下の鏡面に形成することが提案されている(特許文献2)。
特許第2757069号公報 特公平7−82997号公報 特開平10−70080号公報
しかしながら、これらの工夫は、それぞれの効果を得るために、単発的になされるので、シリコン単結晶基板全体としての好ましい特性が得られているわけではない。また、近年大量にシリコン単結晶基板が取り扱われるため、シリコン単結晶基板のハンドリング時の破損発生率を極めて低く抑えることが望まれている。
例えば、シリコン単結晶基板の主表面側や周縁部に回り込んで形成されたCVD膜を、テープ研磨によって除去し、オートドーピングを効果的に防止することはできても、周縁部にある面取り部の欠け等によりパーティクルの発生は必ずしも有効に防ぐことができないのである。一方、シリコン単結晶基板の周縁部にある面取り部の表面を最大面粗さ(Rz)0.5μm以下の鏡面に形成し、パーティクルの発生をある程度低減できたとしても、シリコン単結晶基板の高濃度に添加されたドーパントによるオートドーピングを有効に防ぐことができない。
更に、面取り部の研磨面の表面粗さが、最大面粗さ(Rz)0.5μm以下の鏡面程度では、シリコン単結晶基板の十分な強度を担保することが難しいのである。
上記点に鑑み、エピタキシャルウェーハの製造にあたり、オートドーピングを有効に防ぎ、かつ、パーティクルの発生を十分に低減すると共に、シリコン単結晶基板の十分な強度を担保するシリコン単結晶基板の製造方法を提供することが本発明の目的である。
本発明によれば、主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハにおいて、該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部をそれぞれ備え、少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程を施した後に、主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大面粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供することを特徴とする。
より具体的には、以下のものを提供する。
(1)主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハにおいて、該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部をそれぞれ備え、少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程を施した後に、主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大面粗さ又は最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供することができる。
ここで、最大面粗さ(Rz)は、JIS B O601−2001に基づくものであり、測定長さは、0.2mmである。
(2)前記外周側面に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大面粗さ又は最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とする上記(1)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供することができる。
面取り部の鏡面は、研磨ドラムを用いた研磨装置により形成することができるが、外周側面の鏡面も同様に、同じ装置で形成することができる。これらの鏡面は、どちらを先に行ってもよく、また、両者を少しずつ研磨して行ってもよい。
(3)前記主鏡面側の面取り部の鏡面仕上げが、最大面粗さ又は最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする上記(1)又は(2)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供することができる。
ここで、欠けなどに起因するパーティクルの生成は、表面粗さの単なる大きさだけでなく、形状(例えば、粗さの振幅分布曲線の形)にも影響され得る。
(4)前記外周側面の鏡面仕上げが、最大面粗さ又は最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする上記(2)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハを提供することができる。
(5)主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハを製造する方法であって、該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部を形成する工程と、少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程と、主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去する工程と、前記面取り部を最大面粗さ又は最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げる工程とを含むことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
(6)更に、前記外周側面に回り込んだCVD膜を機械的に除去する工程と、前記外周側面のCVD膜除去表面を最大面粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げる工程とを含むことを特徴とする上記(5)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
(7)前記主鏡面側の面取り部の鏡面仕上げが、最大高さ又は最大高さ粗さ0.3μm以下であり、算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする上記(5)又は(6)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
(8)前記外周側面の鏡面仕上げが、最大面粗さ又は最大高さ粗さ0.3μm以下であり、 算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする上記(6)記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
図3から6を用いて、表面粗さの評価について簡単に説明する。図3は、最大面粗さ又は最大高さ粗さ[Rz(JIS B O601−2001)又はRy(JIS B O601−1994)又はRmax(JIS B O601−1982)]の規定を図解するものである。粗さの高さ方向を表す縦軸100から、粗さ計測のために基準長さl(110)だけ走査したときの粗さ曲線104が描かれている。このとき所定のカットオフ値をもちいて、うねり成分を除去している。この粗さ曲線104の平均線102から最も高い山頂(高さ106)までの高さYpと最も低い谷底(高さ108)までの深さYvとの和が、最大高さ(Ry)である。
Figure 2008109125
この図からわかるように、1箇所でも際立って高い山や深い谷があると、大きな値になってしまい、一般に、測定値のばらつきが大きくなりやすいものである。
図4は、算術平均粗さ[Ra(JIS B O601−2001)]の規定を図解するものである。同様に、粗さの高さ方向を表す縦軸100から、粗さ計測のために基準長さ(l)110だけ走査したときの粗さ曲線104が描かれている。このとき所定のカットオフ値をもちいて、うねり成分を除去している。この粗さ曲線104の平均線102から測定曲線104までの偏差の絶対値を合計し、平均した値が、算術平均粗さ(Ra)112である。
Figure 2008109125
この図からわかるように、例えば、1箇所際立って高い山や深い谷があっても、測定値に及ぼす影響が非常に小さくなり、安定した結果が得られやすいものである。
図5(a)は、負荷長さ率tpの規定を図解するものである。粗さ曲線104を山頂線106に平行な切断レベル114で切断したときに得られる切断長さの和(負荷長さnp)の基準長さ(l)110に対する比を百分率で表したものが、負荷長さ率である。
Figure 2008109125
Figure 2008109125
一般には、耐摩耗性や摺動性の評価に広く用いられている。
図5(b)は、負荷曲線BACの規定を図解するものである。上述の負荷長さ率tpの値を横軸118に、測定曲線の高さ(切断する高さ)の方向を縦軸にとってプロットしたものが、負荷曲線BACとなる(図5(b1))。図5(c)から(f)は、それぞれの粗さ曲線120、122、124、126から得られる負荷曲線BAC121、123、125、127を図解する。平均線から均等に山と谷が出ている粗さ曲線122の場合は、右肩下がりのグラフになりやすく(123)、平面から突起が突き出している粗さ曲線120の場合は、右肩に急に下がって後はなだらかに変化する(121)。また、平坦面から傷が入るような粗さ曲線126の場合は、なだらかに推移した後に急激に右肩下がりとなる(127)。このことから、パーティクルの発生を効果的に防止するためには、(f)のような粗さが好ましいとも考えられる。
図6は、振幅分布曲線ADCの規定を図解するものである。粗さ曲線130の最も高い山頂と最も深い谷底との間を等間隔に分割し、2本の平行線内の領域に存在するデータの数nと全データの数Nとの比を横軸に、粗さ曲線の高さ方向を縦軸にとってプロットしたもの132が、振幅分布曲線ADCである(図6(a))。図6(b)から(d)は、種々の粗さ曲線130a、130b、130cに対するそれぞれの振幅分布曲線ADCを示している。それぞれの振幅分布曲線ADCのピーク位置134、136、138は、平均線とほぼ同じ、より高い、及びより低い位置にある。この図から、パーティクルの発生を効果的に防止するためには、(c)のような粗さが好ましいとも考えられる。尚、この振幅分布曲線ADCの横軸(nとNの比)を上から累積して表したものが、上記の負荷曲線BACに相当する。
以上のように、一口に粗さといっても、種々の規定があり、それぞれ特徴を表しているので、適宜組み合わせて用いることが好ましい。
上述のように、本発明によれば、エピタキシャルウェーハの製造にあたり、オートドーピングを有効に防ぎ、かつ、パーティクルの発生を十分に低減すると共に、シリコン単結晶基板の十分な強度を担保することができる。
以下に本発明の実施例について、図面に基づいてより詳しく説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
気相成長用シリコン単結晶基板の製造方法について主に図1を用いて説明する。まず、ドーパントとして、約3×1019atoms/cm3の砒素が添加されたn型で直径125mm、主表面の面方位が(100)のシリコン単結晶基板10をラッピング処理済みの状態で準備する。スイッチング電源用パワーMOSFETに用いられるシリコンウェーハを製造するための基板に添加するドーパント濃度としては、1×1019〜1.9×1021atoms/cm3の範囲が好ましい。オン抵抗を十分に低くするためには1×1019atoms/cm3以上のドーパント濃度が必要であるが、砒素を1.9×1021atoms/cm3以上シリコン単結晶中に添加することはできないからである。
次に、準備したラッピング処理済みのシリコン単結晶基板10について、その側面を面取り加工して、主表面面取り部10aと外周部10cと裏面面取り部10bを形成する(図1及び7)。面取り部の形状は、必要に応じて、例えば図2に示すような弧状に形成することもできる。また、面取り加工は、ラッピング処理の前に行っても良い。
面取り加工した基板10に、さらに、加工歪を除去するための化学エッチング処理を施した後に、基板10をCVD装置で処理して、該基板10の裏面上および側面上に、オートドープを防止するための酸化膜のCVD膜11を形成する。本実施例で用いたCVD装置は連続処理型であり、投入された基板10が移動するにつれて、300〜500℃に加熱するとともに原料ガスを吹き付けて、基板10上に300〜12000nmの厚さのCVD膜11を形成する。
原料ガスとしてモノシラン(SiH4)を用い、酸素と反応させると、CVD膜11として二酸化珪素(SiO2)が成長する。本実施例で用いたCVD装置以外の型としては、横型、縦型、拡散炉型などがあり、0.1〜10Torrの減圧下、700〜900℃の温度で加熱しながら、CVD膜11として二酸化珪素(SiO2)が成長する。
面取り加工した基板10にCVD膜11を成長させると、原料ガスは基板10の裏面上のみならず、回り込んで面取り部の主表面側に達するので、CVD膜11は面取り部の主表面側10aにも回り込んで成長する。この状態が図1(a)に示されている。
次に、CVD膜11を成長させたシリコン単結晶基板10をCVD装置から取り出し、CVD膜11のうち面取り部の主表面側10aに回り込んで成長した部分を、研磨機を用いて除去する。この状態が図1(b)に示されている。研磨は、図8に示すような研磨機50を用いて行うことができる。例えば、粒子直径が10〜60μmの酸化珪素でできた遊離砥粒を担持した研磨ドラム52を用いることができる。基板10をロアーチャック54にチャックし、ドラムカバー56中の研磨ドラム52に押し当てて研磨を行う。この時適切な研磨材を含む研磨液をスラリー58として供給する。ロアーチャック54で固定された基板10は、500〜900rpmで回転させられながら、研磨ドラムにそのCVD膜11が主表面上10aに回り込んで成長した部分等に押し当てられるのである。
このとき、固定砥粒の直径が9μmより大きいと、研磨後に、KOH等のアルカリ水溶液によりエッチングして歪みを除去することが好ましい。一方、固定砥粒の直径が3μmより小さいと研磨に長時間必要となり、実用的でない。また、基板10の回転数が500〜900rpmであれば、ウェーハ1枚あたり30〜300秒で研磨することができる。
最後に、CVD膜11のうち面取り部の主表面側10aに回り込んで成長した部分を除去したシリコン単結晶基板10について、その主表面をメカノケミカル法によって鏡面研磨し、気相成長用シリコン単結晶基板とする。
このようにして得られた気相成長用シリコン単結晶基板に、ドーパントとして燐(P)を1×1016atoms/cm3の濃度で添加したエピタキシャル層12を6μmの厚さに気相成長すると、該エピタキシャル層12はシリコン単結晶基板10の主表面上および面取り部の主表面側10aに形成される。この状態が図1(c)に示されている。この気相成長用シリコン単結晶基板において、面取り部の主表面側10aに回り込んで成長したCVD膜は研磨により確実に除去されるので、問題となるノジュールは1枚も発生しない。また、積層欠陥やスリップなどの加工歪みが原因となる欠陥は発生しない。さらに、その他の面取り部10b,10cと裏面上にはCVD膜が確実に残されるので、オートドープの発生を実質的に防止することができる。一方、面取り部の主表面側10aに回り込んで成長したCVD膜を除去しないで気相成長すると、主表面側10aにノジュールが発生してしまう。
他の実施例として、側面が弧状に形成されたシリコン単結晶基板10について、該側面の主表面側、すなわち主表面側から見える側面部に回り込んで成長したCVD膜をテープ研磨により除去する場合を図2に示した。この場合にも、側面の主表面側10dに回り込んで成長したCVD膜11(図2(a))は、研磨により確実に除去される(図2(b))ので、エピタキシャル層12を気相成長させてもノジュールが発生しない上、オートドープの発生を実質的に防止することもできる(図2(c))。
図7を参照しつつ、面取り部等の鏡面加工について更に説明する。図7(a)は、鏡面加工前の状態を示している。図7(b)は、面取り部10aのみが研磨によりCVD膜11が除去され、鏡面加工された状態を示している。図7(c)は、面取り部10a及び外周側面10cが研磨によりCVD膜11が除去され、鏡面加工された状態を示している。図7(d)は、面取り部10a、外周側面10c、裏面側の面取り部10bが研磨によりCVD膜11が除去され、鏡面加工された状態を示している。
CVD膜11は、オートドーピングを有効に防ぐことができるため、維持した方が好ましいが、エピタキシャル層の周縁部でのクラウニング等を防ぐために、少なくとも、鏡面側の面取り部10aのものを除去する。更に、外周側面10cのCVD膜11も除去し、外周側面10cを鏡面に形成することがエピタキシャル成長の条件によっては、より好ましい。オートドーピングにとって、CVD膜11除去はマイナスに作用するが、オートドーピングよりもパーティクル発生の弊害の方が大きい場合があるからである。更に、裏側の面取り部10bのCVD膜11を除去することは、あまり好ましくない。オートドーピングの弊害が大きくなるからである。
図9から15は、実際に鏡面側の面取り部10a及び外周側面10cを鏡面に形成したシリコン単結晶基板10及びその評価結果を示す。図9は、シリコン単結晶基板10の断面を示す。シリコン基板の厚みは、約520μmで、鏡面側の面取りはその周端から約100〜500μmのところを、約10から30度の角度で行った。裏面側の面取りはその周端から約100〜500μmのところを、約10から30度の角度で行った。尚、面取り部10a及び10bの面は約100から500μmの半径のアール形状となっていた。
図10に比較例として、従来からの滑面に仕上げたものの、測定した粗さ曲線を示す。図10(a)及び(b)は、それぞれ面取り部10a及び10cの面の粗さ曲線を示す。このときの最大高さRmax(Rzに相当)は、0.621μm及び0.466μmであった。また、算術平均粗さRaは、0.077μm及び0.058μmであった。
図11に実施例として、本発明による鏡面に仕上げたものの、測定した粗さ曲線を示す。図11(a)及び(b)は、それぞれ面取り部10a及び10cの面の粗さ曲線を示す。このときの最大高さRmax(Rzに相当)は、0.243μm及び0.239μmであった。また、算術平均粗さRaは、0.0069μm及び0.0068μmであった。また、このときの振幅分布曲線ADCは、図11(a)(b)に示している。それぞれの振幅分布曲線ADCのピーク位置は、平均線より高くなっていた。
次に上記の実施例及び比較例のシリコン単結晶基板から発生するパーティクルの分布及び量を調べた結果をそれぞれ図12及び13並びに14及び15に示す。実施例にかかるシリコン単結晶基板からは、粒径が0.1μm以上のパーティクルの発生がほとんどなかった。一方、比較例のシリコン単結晶基板からは、相当量のパーティクル(粒径が0.1μm以上)が発生し、その相対比は、約1対5であった。この図からわかるように、明らかに本実施例の方がカウント可能なパーティクルの量が少ないことがわかる。
所定の強度指標で比べた場合、実施例のシリコン単結晶基板は、比較例に比べ、1.3倍の強度になった。
以上、本発明者がなした発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定はされず、本発明の要旨を変更しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明による実施形態にかかる気相成長用シリコン単結晶基板の断面を示す図である。 本発明によるもう一つの実施形態にかかる気相成長用シリコン単結晶基板の断面を示す図である。 最大面粗さ又は最大高さ粗さRz(JIS B O601−2001)の規定を図解するものである。 算術平均粗さRa(JIS B O601−2001)の規定を図解するものである。 (a)は負荷長さ率tpの規定を図解するものである。(b)は負荷曲線BACの規定を図解するものである。 振幅分布曲線ADCの規定を図解するものである。 気相成長用シリコン単結晶基板の断面を示す図である。 本発明で用いられ得る研磨機を示す概略図である。 シリコン単結晶基板10の部分断面である。 比較例の面取り部10a及び10cの面の粗さ曲線を示す図である。 実施例の面取り部10a及び10cの面の粗さ曲線を示す図である。 実施例のパーティクル発生状況を示す図である。 実施例のパーティクル発生状況を示す図である。 比較例のパーティクル発生状況を示す図である。 比較例のパーティクル発生状況を示す図である。
符号の説明
10 シリコン単結晶基板
10a 主表面面取り部
10b 裏面面取り部
10c 外周側面
11 CVD膜
12 エピタキシャル層
50 研磨装置

Claims (8)

  1. 主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハにおいて、
    該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、
    該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部をそれぞれ備え、
    少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程を施した後に、
    主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハ。
  2. 前記外周側面に回り込んだCVD膜を機械的に除去し、最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げたことを特徴とする請求項1記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハ。
  3. 前記主鏡面側の面取り部の鏡面仕上げが、最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、
    算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、
    粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする請求項1又は2記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハ。
  4. 前記外周側面の鏡面仕上げが、最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、
    算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、
    粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする請求項2記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハ。
  5. 主鏡面及び裏面を有するエピタキシャル成長用半導体ウェーハを製造する方法であって、
    該ウェーハは、シリコン単結晶基板からなり、
    該シリコン単結晶基板の外周側面と前記主鏡面及び裏面の間に面取り部を形成する工程と、
    少なくとも前記裏面及び裏面側の面取り部にCVD膜を成長させる工程と、
    主鏡面側の面取り部に回り込んだCVD膜を機械的に除去する工程と、
    前記面取り部を最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げる工程とを含むことを特徴とするエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法。
  6. 更に、前記外周側面に回り込んだCVD膜を機械的に除去する工程と、
    前記外周側面のCVD膜除去表面を最大高さ粗さ(Rz)が0.3μm以下の鏡面に仕上げる工程とを含むことを特徴とする請求項5記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法。
  7. 前記主鏡面側の面取り部の鏡面仕上げが、最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、
    算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、
    粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする請求項5又は6記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法。
  8. 前記外周側面の鏡面仕上げが、最大高さ粗さ(Rz)0.3μm以下であり、
    算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下であり、
    粗さの振幅分布曲線のピークが、平均線より上にあることを特徴とする請求項6記載のエピタキシャル成長用半導体ウェーハの製造方法。
JP2007254100A 2006-09-29 2007-09-28 シリコン単結晶基板及びその製造方法 Pending JP2008109125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254100A JP2008109125A (ja) 2006-09-29 2007-09-28 シリコン単結晶基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006270065 2006-09-29
JP2007254100A JP2008109125A (ja) 2006-09-29 2007-09-28 シリコン単結晶基板及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008109125A true JP2008109125A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39442179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254100A Pending JP2008109125A (ja) 2006-09-29 2007-09-28 シリコン単結晶基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008109125A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269962A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 単結晶ダイヤモンド層成長用基板及び単結晶ダイヤモンド基板の製造方法
JP2014179160A (ja) * 2012-09-28 2014-09-25 Hoya Corp 磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスク、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
CN106158771A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的有去边超级背封层结构及其制造方法
CN106158769A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边lto背封层结构及其制造方法
CN106158776A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边复合背封层结构及其制造方法
CN106158770A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边超级背封层结构及其制造方法
CN106158768A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的有去边复合背封层结构及其制造方法
JP2018011080A (ja) * 2017-09-26 2018-01-18 日亜化学工業株式会社 光学部材の製造方法、半導体レーザ装置の製造方法及び半導体レーザ装置
JP2019117857A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社Sumco エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法およびエピタキシャルシリコンウェーハ
US10581219B2 (en) 2015-07-29 2020-03-03 Nichia Corporation Semiconductor laser device
CN111128784A (zh) * 2019-12-31 2020-05-08 杭州中欣晶圆半导体股份有限公司 一种测量二氧化硅薄膜致密性的方法
CN112233968A (zh) * 2020-10-19 2021-01-15 绍兴同芯成集成电路有限公司 一种晶圆侧壁和背面封堵保护层加工工艺
WO2022137727A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 Jx金属株式会社 リン化インジウム基板、リン化インジウム基板の製造方法及び半導体エピタキシャルウエハ
CN115799095A (zh) * 2021-09-10 2023-03-14 胜高股份有限公司 半导体晶片的评价方法和半导体晶片的制造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128520A (ja) * 1985-11-29 1987-06-10 Kyushu Denshi Kinzoku Kk 半導体ウエ−ハ及びその製造方法
JPH07235534A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Toshiba Ceramics Co Ltd シリコンウェーハの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128520A (ja) * 1985-11-29 1987-06-10 Kyushu Denshi Kinzoku Kk 半導体ウエ−ハ及びその製造方法
JPH07235534A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Toshiba Ceramics Co Ltd シリコンウェーハの製造方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9076653B2 (en) 2009-05-20 2015-07-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Substrate for growing single crystal diamond layer and method for producing single crystal diamond substrate
JP2010269962A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 単結晶ダイヤモンド層成長用基板及び単結晶ダイヤモンド基板の製造方法
JP2014179160A (ja) * 2012-09-28 2014-09-25 Hoya Corp 磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスク、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
CN106158771A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的有去边超级背封层结构及其制造方法
CN106158769A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边lto背封层结构及其制造方法
CN106158776A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边复合背封层结构及其制造方法
CN106158770A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的无去边超级背封层结构及其制造方法
CN106158768A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 上海申和热磁电子有限公司 用于硅片的有去边复合背封层结构及其制造方法
US10581219B2 (en) 2015-07-29 2020-03-03 Nichia Corporation Semiconductor laser device
JP2018011080A (ja) * 2017-09-26 2018-01-18 日亜化学工業株式会社 光学部材の製造方法、半導体レーザ装置の製造方法及び半導体レーザ装置
JP2019117857A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社Sumco エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法およびエピタキシャルシリコンウェーハ
CN111128784A (zh) * 2019-12-31 2020-05-08 杭州中欣晶圆半导体股份有限公司 一种测量二氧化硅薄膜致密性的方法
CN111128784B (zh) * 2019-12-31 2022-06-24 杭州中欣晶圆半导体股份有限公司 一种测量二氧化硅薄膜致密性的方法
CN112233968A (zh) * 2020-10-19 2021-01-15 绍兴同芯成集成电路有限公司 一种晶圆侧壁和背面封堵保护层加工工艺
WO2022137727A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 Jx金属株式会社 リン化インジウム基板、リン化インジウム基板の製造方法及び半導体エピタキシャルウエハ
JP2022098256A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 Jx金属株式会社 リン化インジウム基板、リン化インジウム基板の製造方法及び半導体エピタキシャルウエハ
JP7166323B2 (ja) 2020-12-21 2022-11-07 Jx金属株式会社 リン化インジウム基板、リン化インジウム基板の製造方法及び半導体エピタキシャルウエハ
CN115799095A (zh) * 2021-09-10 2023-03-14 胜高股份有限公司 半导体晶片的评价方法和半导体晶片的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008109125A (ja) シリコン単結晶基板及びその製造方法
US8241423B2 (en) Silicon single crystal substrate and manufacture thereof
CN102576666B (zh) SiC外延晶片及其制造方法
KR100829878B1 (ko) 에피택셜 코팅된 실리콘 웨이퍼의 제조 방법
KR100808930B1 (ko) 에피택셜 방식으로 코팅된 실리콘 웨이퍼의 제조 방법
KR100829879B1 (ko) 에피택셜 코팅된 실리콘 웨이퍼의 제조 방법
JP6035982B2 (ja) エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法およびエピタキシャルシリコンウェーハ
KR101088953B1 (ko) 〈110〉 배향을 가지며 에피택셜 방식으로 코팅된 실리콘 웨이퍼 및 그 제작 방법
SG192665A1 (en) Method for producing silicon wafer
JP5757088B2 (ja) エピタキシャルウェーハの製造方法、エピタキシャルウェーハ
JP5273150B2 (ja) シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法
US6965149B2 (en) Epitaxial semiconductor wafer and a manufacturing method thereof
US20030041798A1 (en) Coated silicon wafer and process for its production
JP2019117857A (ja) エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法およびエピタキシャルシリコンウェーハ
JP2012174935A (ja) エピタキシャルウェーハの製造方法
JP2010171330A (ja) エピタキシャルウェハの製造方法、欠陥除去方法およびエピタキシャルウェハ
JPH09266212A (ja) シリコンウエーハおよびその製造方法
WO2011007494A1 (ja) 半導体エピタキシャルウエーハの製造方法及び半導体エピタキシャルウエーハ
JP7457486B2 (ja) エピタキシャルウェーハの製造方法
JP2025075397A (ja) エピタキシャルシリコンウェーハ及びその製造方法
JP2023113512A (ja) エピタキシャルウェーハの製造方法
JP2010021441A (ja) エピタキシャル基板ウェーハ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100824

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111021

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02