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JP2008083758A - 機械装置のコントローラおよび可動範囲判定方法 - Google Patents

機械装置のコントローラおよび可動範囲判定方法 Download PDF

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JP2008083758A
JP2008083758A JP2006259945A JP2006259945A JP2008083758A JP 2008083758 A JP2008083758 A JP 2008083758A JP 2006259945 A JP2006259945 A JP 2006259945A JP 2006259945 A JP2006259945 A JP 2006259945A JP 2008083758 A JP2008083758 A JP 2008083758A
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Senjiyu Kamei
泉寿 亀井
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

【課題】 所定経路上を可動体を往復動させるような機械装置において、簡単でしかも操作者に負担を掛けずに運転プログラムのミスなどにより可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができるようにする。
【解決手段】 可動体を移動させるモータ12と、位置検出器13と、ドライバ14と、ドライバ14に駆動指令を送るコントローラ15と、入出力装置18からなる機械装置のコントローラ15において、ドライバ14に位置決め指令を送り、可動体が可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、機械原点と可動端パルスカウント値から前記可動体の可動範囲を演算し、可動範囲情報として不揮発性メモリ22に保存する可動範囲設定動作を行う可動範囲設定部26を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定経路上を往復動する可動体の可動範囲を判定しながら位置決めを行う、機械装置のコントローラおよび可動範囲判定方法に関する。
従来より、所定経路上で可動体を往復動させるような機械装置において、運転プログラムのミスなどにより可動体が可動範囲を越えて移動するのを防ぐため、センサやリミットスイッチによる機械的な位置検出方法や、予め可動範囲をストアドストロークリミット方式としてストロークエンド位置をメモリに格納しておき、運転時に前記格納データとエンコーダからの現在位置情報とを比較するソフト的な位置検出方法が用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
特開昭59−16008号公報(第1図)
しかしながら、従来の各種センサやリミットスイッチを使用する方法は、配線や制御入力の増加による装置の複雑化や、取り付けスペースの必要性、またコストアップにもなるという問題があった。
また、ストアドストロークリミット方式では、原点位置を調整した場合等、再設定が必要であり手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、所定経路上を可動体を往復動させるような機械装置において、簡単で低コストでしかも操作者に負担を掛けずに運転プログラムのミスなどにより可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができる機械装置のコントローラおよび可動範囲判定方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、所定経路上を往復動する可動体と、前記可動体を移動させるモータと、前記モータに取り付けられ、経路上の所定位置で原点パルスを発生する位置検出器と、前記モータを駆動するドライバと、前記ドライバに駆動指令を送るコントローラと、該コントローラと通信を行い、ステータスの取得や機能実行指示などを行う入出力装置からなる機械装置のコントローラにおいて、前記ドライバに位置決め指令を送り、前記可動体が所定経路の両側の可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、該原点パルス検出時のパルスカウント値に原点のオフセット量を加算して求めた機械原点と前記可動端パルスカウント値から前記可動体の可動範囲を演算し、該可動範囲、前記オフセット量を可動範囲情報として不揮発性メモリに保存する可動範囲設定動作を行う可動範囲設定部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の機械装置のコントローラにおいて、モーションプログラムを格納するプログラム格納部と、該プログラム格納部から1行づつプログラムを読み出し実行するプログラム実行部を更に備え、該プログラム実行部が、前記可動体の位置決め指令時に、前記不揮発性メモリに保存された可動範囲情報に基づいて、前記可動体が可動範囲を越えるか否かを判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の機械装置のコントローラにおいて、前記プログラム実行部は、前記原点のオフセット量を変更した場合、前記不揮発性メモリに記憶された可動範囲情報と前記オフセット量から、可動範囲を再演算し、該再演算した可動範囲に基づいて、前記可動体が可動範囲を超えるか否かを判定することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の機械装置のコントローラにおいて、前記可動範囲設定動作は、1度も前記可動範囲設定動作が行われていない場合の原点復帰指令で実行することを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、所定経路上を往復動する可動体と、前記可動体を移動させるモータと、前記モータに取り付けられ、経路上の所定位置で原点パルスを発生する位置検出器と、前記モータを駆動するドライバと、前記ドライバに駆動指令を送るコントローラと、該コントローラと通信を行い、ステータスの取得や機能実行指示などを行う入出力装置からなる機械装置の可動範囲判定方法において、前記ドライバに位置決め指令を送り、前記可動体が所定経路の両側の可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、該原点パルス検出時のパルスカウント値に原点のオフセット量を加算して求めた機械原点と前記可動端パルスカウント値から前記可動体の可動範囲を演算し、該可動範囲、前記オフセット量を可動範囲情報として不揮発性メモリに保存する可動範囲設定動作を行うことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法において、前記可動体の位置決め指令時に、前記不揮発性メモリに保存された可動範囲情報に基づいて、前記可動体が可動範囲を越えるか否かを判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行することを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法において、前記原点のオフセット量を変更した場合、前記不揮発性メモリに記憶された可動範囲情報と前記オフセット量から、可動範囲を再演算し、該再演算した可動範囲に基づいて、前記可動体が可動範囲を超えるか否かを判定することを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法において、前記可動範囲設定動作は、1度も前記可動範囲設定動作が行われていない場合の原点復帰指令で実行することを特徴とするものである。
請求項1、2、5、6に記載の発明によると、可動体が所定経路の両側の可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、原点パルス検出時のパルスカウント値に原点のオフセット量を加算して求めた機械原点と可動端パルスカウント値から可動体の可動範囲を演算し、可動範囲、オフセット量を可動範囲情報として不揮発性メモリに保存する可動範囲設定動作を行い、可動体の位置決め指令時に、不揮発性メモリに保存された可動範囲情報に基づいて、可動体が可動範囲を越えるか否かを判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行するので、簡単で低コストに運転プログラムのミスなどにより可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができる。
請求項3、7に記載の発明によれば、原点のオフセット量を変更した場合、不揮発性メモリに記憶された可動範囲情報とオフセット量から、可動範囲を再演算し、再演算した可動範囲に基づいて、可動体が可動範囲を超えるか否かを判定するので、機械原点を変更した場合でも、簡単に可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができる。
請求項4、8に記載の発明によれば、可動範囲設定動作は、1度も可動範囲設定動作が行われていない場合の原点復帰指令で実行するので、操作者に負担を掛けずに可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができる。
以下、本発明の方法の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明のコントローラが制御する機械装置の構成例を示す図である。
所定経路上で可動体を往復動させる機械装置の例としてガルバノメータによるレーザ加工装置を示す。ガルバノメータを利用したレーザ加工技術は、高密度配線の回路基板等の加工に用いられ、前記ガルバノメータに取り付けられたガルバノミラー(可動体)によって反射されたレーザ光線を、被加工物の照射面上に照射して溶解、あるいは蒸発させて加工するものである。
なお、ここでガルバノメータはガルバノミラーを回転させるもので、ボールねじ等で可動軸を動作させる場合のモータに相当し、請求項に記載のモータはガルバノメータを含むものとする。
図において11はガルバノミラーであり、12はガルバノミラーを回転させるガルバノメータである。ガルバノメータ12には、位置検出器であるエンコーダ13、およびガルバノミラー11を動作させるドライバ14が接続されており、ドライバ14からの駆動電流に応じてガルバノミラー11を回転させるとともに、回転角はエンコーダ13で検出され、ドライバ14に与えられる。15はコントローラであり照射位置指令をドライバ14に与え、ドライバ14は照射位置指令とエンコーダ13からの位置情報に基づいて駆動電流をガルバノメータ12に出力する。コントローラ15の中には、不揮発メモリであるパラメータ・位置保存領域22と、可動範囲設定動作を行う可動範囲設定部26がある。16はレーザ発振器でレーザ光線をガルバノミラー12に出力する。18はパソコン等の入出力装置であり、コントローラ15と通信を行い、機械装置のステータスの取得や機能実行指示などを行う。
図2はガルバノメータ12とガルバノミラー11を説明する図で、ガルバノメータ12をガルバノミラー11取り付け位置側から見た図である。図において、17はガルバノメータ12の回転角を制限するためのストッパである。ガルバノメータを利用したレーザ加工技術においては一般的に±20°程度の駆動角で、高速高精度の照射位置決めを行う。なお、この例ではガルバノメータ12が時計回りに回転する場合をプラスとしている。
図3は、本発明のコントローラ15の構成を示すブロック図である。図において21は、コントローラの各機能の統括を行う中央処理部、22はパラメータ保存領域で、電源をオフしても記憶内容を保持できる不揮発性メモリであり、この領域にコントローラのパラメータが保存される。本発明では、この領域が不揮発性メモリであることを利用し、パラメータの他に、原点パルス検出時のパルスカウント値にオフセット量を加算した機械原点から両方向の可動端への可動範囲、および原点位置のオフセット量のデータを保存するものとする。23は可動体の移動指令を記述したモーションプログラムを格納するプログラム格納領域で不揮発性メモリとなっている。24はこれらの不揮発性メモリ用のバッテリである。
25は原点復帰処理を行う原点復帰処理部、26は可動端への位置決めを行い可動端パルスカウント値等から可動範囲設定動作を行う可動範囲設定部、27はプログラム格納領域からプログラムを読み込み実行するプログラム実行部である。
28はドライバ14への指令部、29はドライバ14からガルバノメータ12の位置情報などステータスを取得するモニタ部である。30は入出力装置18とのデータの受け渡しを行う通信部である。
31はRAM(Random Access Memory)で構成される位置保存領域で、可動端到達時の可動端パルスカウント値、原点パルス検出時のパルスカウント値を一時的に保存する。これらのデータは可動範囲を演算するために必要となる。
図4は、可動範囲設定動作時時の動作説明図である。図4は、ガルバノメータ12をガルバノミラー11の取り付け位置側から見たもの(上半円)であり、説明のためガルバノミラー11は図中に記載していない。図において、41は回り留めピンであり、カルバノメータ12の回転軸が駆動角以上に回転しないようにストッパ17の位置で回転軸を停止させるものである。なお、以降の説明で可動端に接触するとは、回り留めピン41がストッパ17に接触することであり、阻止部材とはストッパ17を指す。
ZPは原点位置であり、通常は原点パルスを検出する原点パルス検出位置である。回転軸がこの位置に到達すると、エンコーダ13より原点パルスが駆動装置14に与えられる。なお、原点パルス検出位置に示される原点にオフセット量を加算し、そこを機械原点とすることができる。この場合、原点復帰時には原点パルス検出時のパルスカウント値にオフセット値を加算した位置を機械原点とし位置決めする。オフセット値が0であれば、原点パルス検出位置に位置決めする。モーションプログラムによる運転は、原点復帰動作で位置決めした機械原点を基準に動作する。
図1〜図4を用いて、可動範囲設定動作を説明する。
まず、操作者は入出力装置18を使用して、可動体(回り留めピン41)の原点復帰を指令する。操作者から原点復帰が指令されると、可動範囲設定部26が起動され、パラメータ保存領域22から可動範囲情報を読み出し、可動範囲設定動作が1度行われたかどうかを示す可動範囲設定済みフラグをチェックし、設定済みでなければ可動範囲の設定動作を行う。設定済みの場合は原点復帰処理部25に処理を移し通常の原点サーチを行う。
可動範囲設定部26はまず、可動体を左右どちらかに位置決めを実行する。図4(a)の例では最初右側に位置決めしているが、左から開始しても良い。位置決め指令を生成し、指令部28を介してドライバ14に指令する。位置決めに使用する移動量は、たとえば所定経路の総パルス数が予め推定できるのでそのパルス数より大きな値を使用する。
ドライバ14は、位置決め指令とエンコーダ13からの位置情報に基づいてガルバノメータ12に駆動電流を出力する。図4(a)に示すようにガルバノメータ12の回転軸は右側の可動端に位置決めを開始する。可動範囲設定部26は、位置決め実行中にモニタ部29を介して、ドライバ14からガルバノメータ12のステータスを繰り返し取得し、ガルバノメータ12の回転軸が可動端に達していないか(図4の回り留めピン41がストッパ17に接触していないか)を判定する。
判定手段としては、現在位置の変動量を使用する方法や、指令位置と現在位置の偏差を使用する方法があり、いずれを採用しても良い。
なお、ここでステータスとはガルバノメータ12の現在位置、および原点パルスが検出されたか否か、検出されていればその位置情報も対象とする。
また、可動端に達しているかどうかの判定と同時に原点パルスの検出もチェックし、原点パルスを検出したら検出位置のパルスカウント値をモニタ部29を介してドライバ14から取得し、位置保存領域31に格納する。図4の例では原点は移動開始位置の左側にあるため、原点パルスは検出されず、可動端に達する。
ガルバノメータ12の回転軸が可動端に達したと判断した場合、移動を停止する。停止後に、可動範囲設定部26は可動端のパルスカウント値をモニタ部29を介して、ドライバ14から取得し、位置保存領域31に格納する。ここで、取得位置をXとする(図4( b ))。
次に、可動範囲設定部26は、逆方向(左方向)に位置決めを実行する。移動量は所定経路の総パルス数より大きな値とする。可動範囲設定部26は、位置決め実行中に、ドライバ14からガルバノメータ12のステータスを繰り返し取得する。図4の場合、可動端に達する前に原点パルスが検出される。原点パルスが検出されると、可動範囲設定部26は検出位置のパルスカウント値をモニタ部29を介して、ドライバ14から取得し、位置保存領域31に格納する。ここで、取得位置をYとする(図4(c))。可動範囲設定部26は、引き続きドライバ14からガルバノメータ12のステータスを繰り返し取得し、ガルバノメータ12の回転軸が可動端に達したと判断した場合、移動を停止する。停止後に、可動範囲設定部26は可動端のパルスカウント値をモニタ部29を介して、ドライバ14から取得し、位置保存領域31に格納する。ここで、取得位置をZとする(図4( d ))。
次に、可動範囲設定部26は、位置保存領域31から原点パルス検出位置のパルスカウント値を取得し、オフセット量が0の場合はそこを機械原点とし、オフセットが0以外のときはオフセット量を足した値を機械原点として位置決め指令を作成し、指令部28を介してドライバ14に指令する。ここで、機械原点の位置をYAとする。機械原点への位置決め完了後、その位置を原点に設定し、原点復帰は完了する(図4( c ))。
最後に、可動範囲設定部26は、原点位置から左右両方向への可動範囲を演算する。可動端パルスカウント値X、Z、機械原点位置YAより、原点位置から右側の可動範囲はX−YA、左側の可動範囲はYA−Zで与えられる。可動範囲設定部26は、この可動範囲をパラメータ保存領域22に格納する。この可動範囲は不揮発性メモリに記憶されるので、電源をオフしても保持される。
したがって、次回以降の電源投入時においては、両可動端のパルスカウント値の取得は不要となり、原点サーチのみを実施することになる。原点サーチの手段としては、前述同様移動させながら、ガルバノメータのステータスを取得し、原点パルスが検出されたか否かを判定し、検出された時点で機械原点に位置決めする。またその原点サーチの過程で一方の可動端に接触した場合、可動範囲情報により機械原点までの距離が演算できるので、逆方向サーチのときにこの演算した距離を原点復帰の移動量として使用しても良い。
次に可動範囲設定部26の詳細を説明する。
原点復帰が指令されると、可動範囲設定部26が起動される。
図5は可動範囲設定部26の処理手順を示すフローチャートである。
図5(a)がメインの処理で、図5(b)は原点パルス・可動端チェックのサブルーチンである。
まず、メインのステップS1でパラメータ領域22に保存された可動範囲情報を読み出す。次に、ステップS2で可動範囲設定済みフラグにより可動範囲が設定済みかどうかチェックをする。設定済みであれば原点復帰処理部25に処理を移し、原点サーチ処理を行う。設定済みでなければステップS3に進み、位置決め指令を生成し、発行する。位置決めに使用する移動量は、たとえば所定経路の総パルス数より大きな値を使用する。
次にステップS4で図5(b)に示す原点パルス、可動端チェックのサブルーチンをコールする。
サブルーチンでは、ステップS31でステータスを取得し、ステップS32で原点パルスを検出したかどうかチェックをする。もし検出した場合、ステップS33で原点パルス検出位置のパルスカウント値を取得し、位置保存領域31に格納する。ステップS34で可動端に接触したかどうかをチェックし、もし接触していればメインルーチンに戻り、接触していなければ、ステップS31に進む。
このように、このサブルーチンでは、原点パルスを検出したときは原点パルス検出位置のパルスカウント値を取得・保存し、可動端に接触するとサブルーチンから戻る。
ステップS5では可動端に接触しているので、停止指令を生成し発行する。ステップS6でステータスを取得し、ステップS7で停止をチェックする。停止が確認できるとステップS8に進み、可動端パルスカウント値を取得し、位置保存領域31に格納する。
次にステップS9に進み逆方向への位置指令を生成し、発行する。ステップS10で再度原点パルス・可動端チェックサブルーチンをコールし、原点パルスを検出したときは原点位置のパルスカウント値を取得・保存する。
ステップS11では、可動端に接触している状態なので、ステップS11〜S13で停止指令を発行し、停止を確認する。
ステップS14で可動端パルスカウント値を取得し、位置保存領域31に格納する。
次にステップS15で機械原点への位置指令を生成・発行する。ステップS16、S17で位置決め完了を確認し、ステップS18で原点を設定する。そしてステップS19で可動範囲の演算を行いその結果と、可動範囲設定済みフラグをパラメータ保存領域22に格納する。
次に位置決め指令実行時の可動範囲の判定方法について説明する。
操作者は原点復帰完了後、入出力装置18からモーションプログラム実行をコントローラ15に対して指令する。中央処理部21は、プログラム実行部27に対しプログラム実効を指示する。プログラム実行部27は1行ずつプログラムを実行するときに可動範囲内の指令かどうかを判定する。
図6はプログラム実行部27の処理手順を示すフローチャートである。
まずステップS41でパラメータ保存領域22から可動範囲情報を読み出す。次に、ステップS42でプログラム格納領域23からモーションプログラムを1行読み出し、実行を開始する。ステップS43で指令を解析し、目標位置から位置決め指令値を演算する。ステップS44で演算結果と可動範囲情報から目標位置が可動範囲内に含まれるかをチェックする。チェックの結果目標位置が可動範囲を越えなければステップS45に進み位置指令を生成し、発行する。ステップS46で全ての行の実行が完了すれば終了となる。ステップS44で目標位置が可動範囲を越える場合は位置指令を生成せずステップS47でプログラムの実行を停止する。このとき、ステップS48に有るように通信部30を介して入出力装置18にアラーム通知を行うなどしても良い。
次に、原点のオフセット量を変更する場合の動作を説明する。
機械原点を、原点パルス検出位置ではなく、原点パルス検出位置にオフセット量を足した位置に変更する場合、あるいは、既に設定してあるオフセット量を変更する場合、操作者は入出力装置18を使用して新オフセット量をコントローラ15に設定する。中央処理部21は、パラメータ保存領域22に新オフセット量を格納する。この状態で、原点復帰を実行すると原点復帰処理部25は、原点パルス検出位置に新オフセット量を加算した位置に位置決めする。この状態で、操作者が、モーションプログラム実行をコントローラ15に対して指令すると、プログラム実行部27は、パラメータ保存領域22から可動範囲情報を読み出し、新オフセット量を使用して可動範囲を再演算する。次に、プログラム格納領域26からモーションプログラムを読み出し、実行を開始する。実行中の可動範囲判定は図6の説明で述べたとおりである。
このように、本発明によれば、所定経路の可動端のパルスカウント値、原点位置のパルスカウント値を取得することにより原点位置からの左右両方向の可動範囲を演算し、可動範囲に基づいて位置決め指令を判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行するため可動端に衝突することを防ぐことができる。また、左右両方向への可動範囲情報は不揮発性メモリに記憶されているため、2回目以降の原点復帰時は、両可動端のパルスカウント値を計測する必要はなく、自動的に原点サーチから開始する。また、機械原点を1回目の原点復帰のときから変更した場合においても、その変動分と左右両方向への可動範囲から、機械原点においての可動範囲が演算できるため、再度、両可動端のパルスカウント値を計測せずとも可動範囲を判定できる。また、各種センサやリミットスイッチを必要とせず、簡単で低コストに運転プログラムのミスなどにより可動体が可動端に衝突するのを防ぐことができる。
ガルバノメータによるレーザ加工装置だけでなく、所定経路上を可動体を往復動させる装置、例えば、ボールねじとモータを連結してワークテーブルを移動させるような機械装置の可動範囲の判定にも適用できる。
本発明のコントローラが制御する機械装置の構成例を示す図 ガルバノメータとガルバノミラーを説明する図 本発明のコントローラの構成を示すブロック図 可動範囲設定動作時の動作説明図 可動範囲設定部の処理手順を示すフローチャート プログラム実行部の処理手順を示すフローチャート
符号の説明
11 ガルバノミラー
12 ガルバノメータ
13 エンコーダ
14 ドライバ
15 コントローラ
16 レーザ発振器
17 ストッパ
18 入出力装置
21 中央処理部
22 パラメータ保存領域
23 プログラム格納領域
24 バッテリ
25 原点復帰処理部
26 可動範囲設定部
27 プログラム実行部
28 指令部
29 モニタ部
30 通信部
31 位置保存領域
41 回り留めピン

Claims (8)

  1. 所定経路上を往復動する可動体と、
    前記可動体を移動させるモータと、
    前記モータに取り付けられ、経路上の所定位置で原点パルスを発生する位置検出器と、
    前記モータを駆動するドライバと、
    前記ドライバに駆動指令を送るコントローラと、
    該コントローラと通信を行い、ステータスの取得や機能実行指示などを行う入出力装置からなる機械装置のコントローラにおいて、
    前記ドライバに位置決め指令を送り、前記可動体が所定経路の両側の可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、該原点パルス検出時のパルスカウント値に原点のオフセット量を加算して求めた機械原点と前記可動端パルスカウント値から前記可動体の可動範囲を演算し、該可動範囲、前記オフセット量を可動範囲情報として不揮発性メモリに保存する可動範囲設定動作を行う可動範囲設定部を備えることを特徴とする機械装置のコントローラ。
  2. モーションプログラムを格納するプログラム格納部と、
    該プログラム格納部から1行づつプログラムを読み出し実行するプログラム実行部を更に備え、
    該プログラム実行部が、前記可動体の位置決め指令時に、前記不揮発性メモリに保存された可動範囲情報に基づいて、前記可動体が可動範囲を越えるか否かを判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行することを特徴とする請求項1記載の機械装置のコントローラ。
  3. 前記プログラム実行部は、前記原点のオフセット量を変更した場合、前記不揮発性メモリに記憶された可動範囲情報と前記オフセット量から、可動範囲を再演算し、該再演算した可動範囲に基づいて、前記可動体が可動範囲を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の機械装置のコントローラ。
  4. 前記可動範囲設定動作は、1度も前記可動範囲設定動作が行われていない場合の原点復帰指令で実行することを特徴とする請求項1記載の機械装置のコントローラ。
  5. 所定経路上を往復動する可動体と、
    前記可動体を移動させるモータと、
    前記モータに取り付けられ、経路上の所定位置で原点パルスを発生する位置検出器と、
    前記モータを駆動するドライバと、
    前記ドライバに駆動指令を送るコントローラと、
    該コントローラと通信を行い、ステータスの取得や機能実行指示などを行う入出力装置からなる機械装置の可動範囲判定方法において、
    前記ドライバに位置決め指令を送り、前記可動体が所定経路の両側の可動端に到達した時の可動端パルスカウント値と、原点パルス検出時のパルスカウント値を取得し、該原点パルス検出時のパルスカウント値に原点のオフセット量を加算して求めた機械原点と前記可動端パルスカウント値から前記可動体の可動範囲を演算し、該可動範囲、前記オフセット量を可動範囲情報として不揮発性メモリに保存する可動範囲設定動作を行うことを特徴とする機械装置の可動範囲判定方法。
  6. 前記可動体の位置決め指令時に、前記不揮発性メモリに保存された可動範囲情報に基づいて、前記可動体が可動範囲を越えるか否かを判定し、可動範囲を超えない場合のみ位置決め指令を実行することを特徴とする請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法。
  7. 前記原点のオフセット量を変更した場合、前記不揮発性メモリに記憶された可動範囲情報と前記オフセット量から、可動範囲を再演算し、該再演算した可動範囲に基づいて、前記可動体が可動範囲を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法。
  8. 前記可動範囲設定動作は、1度も前記可動範囲設定動作が行われていない場合の原点復帰指令で実行することを特徴とする請求項5記載の機械装置の可動範囲判定方法。
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