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JP2008076628A - 撮像モジュールおよび撮像装置 - Google Patents

撮像モジュールおよび撮像装置 Download PDF

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JP2008076628A
JP2008076628A JP2006254201A JP2006254201A JP2008076628A JP 2008076628 A JP2008076628 A JP 2008076628A JP 2006254201 A JP2006254201 A JP 2006254201A JP 2006254201 A JP2006254201 A JP 2006254201A JP 2008076628 A JP2008076628 A JP 2008076628A
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Kazutoyo Kato
千豊 加藤
Masahiko Ishii
正彦 石井
Katsuhide Setoguchi
勝秀 瀬戸口
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

【課題】 耐熱性が高く、撮像素子とレンズ部材の光軸方向の位置精度が長期間にわたって高く、かつ小型軽量な撮像モジュールおよび撮像装置を提供する。
【解決手段】 被写体からの光が結像して電気信号に変換する撮像素子3が搭載された撮像基板4と、外装ケース6の被写体側前面から外装ケース6の内側に突出するように形成された鏡筒7内に、被写体側から1枚目のレンズはガラスレンズ(第1レンズ8a)、2枚目以降のレンズはプラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)の構成で撮像素子3に被写体像を結像させる複数枚のレンズを配置するとともに、プラスチックレンズが鏡筒7の突出部7Aに位置するように複数枚のレンズ8をそれぞれ鏡筒7に支持したレンズ部材2とを具備する撮像モジュールである。
【選択図】 図2

Description

本発明はCCD等の撮像素子を具備する撮像モジュールおよび撮像装置に関する。
近年、ノートパソコンや携帯電話に組み込まれる小型オンボードカメラをはじめとして、電子カメラ(電子スチルカメラ、ビデオカメラ)や車載カメラ等の撮像装置およびこれに組み込まれるカメラモジュール等の撮像モジュールが開発されている。
かかる撮像モジュールとして、レンズが鏡筒に収納されたレンズ部材とCCD等の撮像素子が搭載された撮像基板とが組み込まれたものが開発されている(例えば、特許文献1〜3参照)。ここで、図6に従来の撮像モジュールのレンズ部材40の概略断面図を示すが、図6に示すように、レンズ部材40は外装ケース41に固定されて鏡筒42内にレンズ43が複数枚嵌め込まれた構成からなるものであった。なお、図6のレンズ部材40の最も被写体側のレンズ40はリテーナ44で固定されている。
特開2002−90603号公報 特開2004−146946号公報 特開2004−309694号公報
しかしながら、図6に示すような上記従来の撮像モジュールでは、撮像素子から発生した熱によってレンズ43や鏡筒42が高温となりレンズ43と鏡筒42との熱膨張差によって光軸がずれたり解像度が劣化したり、場合によってはレンズが歪むという問題があった。
本発明は、カメラ部材の耐熱性を改善して繰り返し熱履歴がかかるような環境においても安定して使用できる撮像モジュールおよび撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像モジュールは、被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子が搭載された撮像基板と、外装ケースの被写体側前面から該外装ケースの内側に突出するように形成された鏡筒内に、被写体側から1枚目のレンズはガラスレンズ、2枚目以降のレンズはプラスチックレンズの構成で前記撮像素子に被写体像を結像させる複数枚のレンズを配置するとともに、前記プラスチックレンズが前記鏡筒の突出部に位置するように前記複数枚のレンズをそれぞれ前記鏡筒に支持したレンズ部材と、を具備することを特徴とする。
ここで、上記構成において、前記レンズは、被写体側前面および撮像素子側後面を前記鏡筒内のレンズ間に設けたスペーサまたは他のレンズに当接されて支持されていることを特徴とする。
また、上記構成において、前記鏡筒の内壁面と前記プラスチックレンズの側面とが25℃において50〜100μmの間隔を有するように配置されていることを特徴とする。
さらに、上記構成において、前記ガラスレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が6×10−5/℃以下、前記プラスチックレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が2×10−5/℃以下であることを特徴とする。
また、上記構成において、前記ガラスレンズと前記鏡筒との間にゴムパッキンが配置されていることを特徴とする。
ここで、上記構成において、前記撮像基板に接着されるとともに前記外装ケースに埋設または貫通された状態で接着された支持ピンにて、前記撮像基板と前記レンズとを所定の間隙を維持して重ね合わせた状態で固定するように前記撮像基板を前記外装ケースに固定することを特徴とする。
また、上記構成において、前記撮像基板は矩形状であり、前記貫通孔は2または3個であって、前記撮像基板の1つの角部に設けられた第1貫通孔と、該第1貫通孔が設けられた角部と対角に位置する角部に設けられた第2貫通孔とを含む角部に配置され、前記支持ピンはそれぞれの前記貫通孔にそれぞれ挿入されて接着固定されていることを特徴とする。
さらに、上記構成において、前記支持ピンの表面および前記撮像基板の前記支持ピンと接着される表面部分が金または銅にて形成されて、前記支持ピンの表面と前記撮像基板の表面とが半田にて接着固定されていることを特徴とする。
また、上記構成において、前記支持ピンは前記撮像基板との接着部または前記外装ケースとの接着部の少なくとも一方に凹凸を有することを特徴とする。
さらに、上記構成において、前記支持ピンの凹凸がネジ溝状、凹溝状、凸状または前記支持ピンが中空状であってその表面に多数の孔が形成されて凹凸をなしている形状のいずれかであることを特徴とする。
また、上記構成において、前記支持ピンの凹凸が前記撮像基板の貫通孔から該貫通孔の外側にわたる領域に形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置は上記撮像モジュールを具備することを特徴とする。
本発明の撮像モジュールは、レンズ部材を、外装ケースの被写体側前面から該外装ケースの内側に突出するように形成された鏡筒内に、被写体側から1枚目のレンズはガラスレンズ、2枚目以降のレンズはプラスチックレンズの構成で前記撮像素子に被写体像を投影する複数枚のレンズを配置するとともに、前記プラスチックレンズが前記鏡筒の突出部に位置するように前記複数枚のレンズをそれぞれ前記鏡筒に支持した構成とすることによって、撮像素子から発生した熱が鏡筒や鏡筒の突出部に収納されたレンズに伝わるのを遅延させて空気中への放熱量を増して鏡筒や鏡筒の突出部に収納されたレンズの温度が上昇することを抑制することができるとともに、鏡筒の突出部においては鏡筒の熱膨張によってのみ変位して、外装ケースの変位による影響がないので熱膨張による鏡筒の突出部の内壁面の変位が小さくできることから、光軸がずれたり、解像度が劣化したり、レンズが歪むという不具合を解消できる。しかも、本発明によれば、外部に露出して傷つきやすくしかも熱応力の影響を受けやすい1枚目のレンズには、硬くて変形せず傷つきにくいとともに温度変化の影響を受けにくいガラスレンズを用い、2枚目以降のレンズには非球面加工が容易にできてレンズ設計が容易でありしかも安価なプラスチックレンズを用いることによって、耐熱性に優れる取扱いやすいレンズモジュールとなる。
ここで、それぞれのレンズは、被写体側前面および撮像素子側後面を前記鏡筒に設けた係止部、レンズ間に設けたスペーサまたは他のレンズに当接されて支持されていて、レンズが鏡筒の内壁面によって支持されていないことが、レンズの歪みや繰り返しの熱履歴によって鏡筒のガラスレンズと接する部分が疲労することを防止できる点で望ましい。この時、前記鏡筒の内壁面と前記プラスチックレンズの側面とが25℃において50〜100μmの間隔を有するように配置されている場合には、レンズの光軸ずれを抑制しつつ温度変化によってもレンズの歪みを防止できる。
さらに、前記ガラスレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が6×10−5/℃以下、前記プラスチックレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が2×10−5/℃以下である場合には、レンズ部材が温度変化する場合であっても熱膨張によるレンズの光軸ずれや歪み、解像度の劣化等の不具合を抑制できる。
また、前記ガラスレンズと前記鏡筒との間にゴムパッキンが配置されていることによって、レンズ部材の防水性を高めることができるとともに、脆いガラスレンズが破損することを抑制できる。
ここで、本発明によれば、前記撮像基板に接着されるとともに前記外装ケースに埋設または貫通された状態で接着された支持ピンにて、前記撮像基板と前記レンズとを所定の間隙を維持して重ね合わせた状態で固定するように前記撮像基板を前記外装ケースに固定することによって、撮像素子を搭載した撮像基板を支持ピンに接着する際またはレンズ部材を支持ピンに接着する際に、接着剤が固化する前に撮像基板またはレンズ部材の位置を微調整することが可能であることから、撮像素子とレンズ部材との光軸方向の位置精度が高い。しかも、撮像基板からの熱は支持ピンを通してのみレンズ部材に伝達されることとなるので、高温になった撮像素子の熱伝達を小さくしレンズ部材の温度上昇を抑制することができて、レンズ部材の温度変化による光軸ずれ等の影響を低減することができる。
また、前記撮像基板は矩形状であり、前記貫通孔を2または3個配置して、前記撮像基板の1つの角部に設けられた第1貫通孔と、該第1貫通孔が設けられた角部と対角に位置する角部に設けられた第2貫通孔とを含む角部に配設され、前記支持ピンはそれぞれの貫通孔にそれぞれ挿入されて接着固定されていることが、高温になった撮像素子の熱の伝達を小さくしてレンズ部材の温度上昇を抑制することができて、レンズ部材の温度変化による影響をより低減することができる点で望ましい。
一方、支持ピンと撮像素子との接着部においては、前記支持ピンの表面および前記撮像基板の表面部分が金または銅にて形成されて、前記支持ピンの表面と前記撮像基板の表面とが半田にて接着固定されていることによって、短時間で強固に接着できて長期間の使用に対する耐久性にも優れる。
また、前記支持ピンは前記撮像基板との接着部または前記外装ケースとの接着部の少なくとも一方に凹凸を有することによって、支持ピンのレンズ部材と接着される部分が凹凸状となってアンカー効果を発揮して接着強度を高めることができる結果、レンズ部材と支持ピンとの接着強度も高くなり長期間にわたって安定した位置を保つことができる。しかも、従来のネジ部材で固定する方法に比べて撮像基板およびレンズ部材内に設けられる固定用のスペースが少なくてすむために撮像モジュールの小型軽量化が可能となる。
さらに、前記支持ピンの凹凸がネジ溝状、凹溝状、凸状または前記支持ピンが中空状であって、その表面に多数の孔が形成されて凹凸をなしている形状のいずれかであることによって、支持ピンの凹凸がネジ溝状である場合には、支持ピンの凹凸形成のための加工が容易であり、前記支持ピンの凹凸が凹溝状である場合には、支持ピンの凹凸形成のための加工が容易であり、かつ凹凸をさらに安価に作製可能である。また、支持ピンを中空状とすることにより、撮像基板からレンズ部材への熱伝達を小さくすることができる。
なお、前記支持ピンの凹凸が前記撮像基板の貫通孔から該貫通孔の外側にわたる領域に形成されていることが、支持ピンを固定する際の製造ばらつき等によっても安定した強固な固定が可能となる点で望ましい。
また、上述した本発明の撮像モジュールを具備する撮像装置は、撮像モジュールの耐熱性が高く、かつ光軸方向の位置精度が長期間にわたって高い、小型で高性能の撮像装置である。
図1は、本発明の撮像モジュールの好適な実施形態の一例であるカメラモジュール1を示し、(a)は被写体側から見た概略斜視図、(b)は被写体の反対側から見た概略斜視図である。また、図2は図1のカメラモジュールの概略断面を示し、(a)は図1(a)のA−A断面図、(b)は図1(a)のB−B断面図を示す。さらに、図3はレンズ部材2に撮像基板4を実装する方法を説明するための図、図4(a)〜(d)は図2(b)のC部についての要部拡大断面図、図5(a)〜(e)は図2(b)のD部についての要部拡大断面図である。
カメラモジュール1は、例えば、道路上の白線の撮像あるいは車両の死角を撮像するための車載用のカメラとして構成されており、自動車の走行の制御を行なう不図示のECU(エンジン・コントロール・ユニット)により動作が制御される撮像装置の部品として機能する。カメラモジュール1から出力された電気信号は、ECUによって画像信号に変換され、例えば不図示のディスプレイに表示される。
カメラモジュール1は、主として被写体光を集光するレンズ部材2と、レンズ部材2からの光が結像し電気信号に変換する撮像素子3と、撮像素子3を搭載する撮像基板4とを具備し、レンズ部材2と撮像基板4とは所定の間隙を保持した状態で重ね合わされて固定されている。
レンズ部材2は、図1のA−A断面図である図2に示すように、外装ケース6の被写体側前面から外装ケース6の内側に突出するように形成された鏡筒7内に、被写体側から1枚目の第1レンズ8aはガラスレンズ、2枚目以降のレンズ(図2では第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8dの3枚)はプラスチックレンズの構成で配置されており、プラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)が鏡筒7の突出部7Aに位置するように複数枚のレンズ(図2では3枚)をそれぞれ鏡筒7内に収納した構成からなる。
上記構成によって、撮像素子3から発生した熱が鏡筒7や鏡筒7の突出部7Aに収納されたレンズ8に伝わるのを遅延させて空気中に放熱できる結果、レンズ8での温度上昇を小さくすることができるとともに、鏡筒7の突出部7Aにおいては鏡筒7の熱膨張のみによって位置が変わり、それ以外の外装ケース6の熱膨張による影響を受けないので、温度変化による内壁面の変位を小さくできる。よって、光軸がずれたり、解像度が劣化したり、鏡筒7のガラスレンズ(第1レンズ8a)と近接する部分が疲労によって劣化したり、プラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)が歪むという不具合を解消できる。しかも、本発明によれば、外部に露出して傷つきやすくしかも熱応力の影響を受けやすい1枚目のレンズ(第1レンズ8a)には硬くて変形せず傷つきにくくかつ温度変化の影響を受けにくいガラスレンズを用い、2枚目以降のレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)には非球面加工が容易にできてレンズ設計が容易でありしかも安価なプラスチックレンズを用いることによって、耐熱性に優れるとともに取扱いやすいカメラモジュール1となる。なお、図2のレンズ部材2は外装ケース6と鏡筒7が一体物として形成されているが、本発明においては外装ケース6と鏡筒7が別体として形成されて両者が嵌め合わされたものであってもよい。
ここで、図2に示すように、レンズ8は被写体側前面および撮像素子側後面を鏡筒7内のレンズ間に設けたスペーサ10または他のレンズに当接されることによって支持されていて、レンズ8が鏡筒7の内壁面によって支持されていないことが、ガラスレンズ(第1レンズ8a)の熱膨張によって鏡筒7に応力がかかり、繰り返しの使用によってガラスレンズ8aの固定精度が悪くなることを防止できるとともに、プラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)の熱膨張によってレンズに歪みが発生することを防止できる。なお、第1レンズ8aの被写体側前面はリテーナ15に当接されて固定されている。
この時、鏡筒7の内壁面とプラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)の側面とが25℃において50〜100μmの間隔d、d、dを有するように配置されている場合には、レンズの光軸ずれを抑制しつつ温度変化によってもレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)の歪みを防止できる。なお、レンズ部材2のレンズ8間の適宜な位置にマスクや絞りを設けてもよい。また、鏡筒7の内壁面とガラスレンズ(第1レンズ8a)との側面についても、25℃において20〜50μmの間隔dを有することが、鏡筒7内壁面の機械的劣化および防水性の劣化を防止するために望ましい。
さらに、ガラスレンズ(第1レンズ8a)の25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と外装ケース6の25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が6×10−5/℃以下、プラスチックレンズ(第2レンズ8b、第3レンズ8c、第4レンズ8d)の25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と外装ケース6の25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が2×10−5/℃以下であることが、レンズ部材2が温度変化する場合であっても熱膨張によるレンズ8の光軸ずれや歪み、解像度の劣化等の不具合を抑制できる。
なお、外装ケース6の材質としては、ポリフタルアミド(PPA:α=1〜4×10−5/℃)、ポリブチレンテレフタレート(PBT:α=10×10−5/℃)、ポリフェニレンスルフィド(PPS:α=6〜7×10−5/℃)が好適に使用できる。
また、ガラスレンズ8aと鏡筒7との間にゴムパッキン16が配置されていることによって、レンズ部材2の防水性を高めることができるとともに、破損する危険性のあるガラスレンズ(第1レンズ8a)が衝撃によって破損することを抑制できる。
ここで、本発明によれば、撮像基板4に接着されるとともに外装ケース6に埋設または貫通された状態で接着された支持ピン11にて、撮像基板4とレンズ8とを所定の間隙を維持して重ね合わせた状態で固定するように撮像基板4を外装ケース6に固定する構成となっている。これによって、撮像素子3を搭載した撮像基板4を支持ピン11に接着する際またはレンズ部材2を支持ピン11に接着する際に、接着剤が固化する前に撮像基板4またはレンズ部材2の位置を微調整することが可能であることから撮像素子3とレンズ8との光軸方向の位置精度が高い。しかも、撮像基板4からの熱は支持ピン11を通してのみレンズ部材2に伝達されることとなるので、高温になった撮像素子3の熱伝達を小さくすることができて、レンズ部材2の温度変化による光軸ずれ等の影響を低減することができる。なお、支持ピン11は中実棒状であってもよいが、管状やこれにすり割りを入れて断面がC形状をなす形状のように中空棒状であってもよい。
また、撮像基板4は矩形状であって2または3個の貫通孔13を有しており、撮像基板4の1つの角部に設けられた第1貫通孔13aと、第1貫通孔13aが設けられた角部と対角に位置する角部に設けられた第2貫通孔13bとを含む角部に配設され、支持ピン11は2または3本(図1、およびレンズ部材2に撮像基板4を組み込む方法を説明するための図である図4では3本)設けられ、第1貫通孔13aおよび第2貫通孔13bを含むそれぞれの貫通孔(図1、図4では第3貫通孔13cあり。)にそれぞれ挿入されて接着固定されていることが、高温になった撮像素子3の熱伝播をより遅らせることができて、レンズ部材2の温度変化による影響をより低減することができる。
また、図5によれば、支持ピン11の表面にニッケルメッキ18および金メッキ19が順に施されて支持ピン11の表面が金にて形成され、かつ撮像基板4の貫通孔13の内壁面には銅メタライズ20が被着形成されて撮像基板4の支持ピン11と接着される表面部分が銅にて形成されており、これに加えて、支持ピン11と撮像基板4とが半田17にて接着されている場合には、支持ピン11の表面の金(金メッキ19)と撮像基板4の表面の銅(銅メタライズ20)とを半田17で半田付けすることになり、互いになじみが良いので支持ピン11と撮像基板4との接着強度が高く、短時間で強固に接着でき、しかも安定した接着固定が可能となる。
なお、本実施態様によれば、支持ピン11の他端側は撮像基板4に半田17で接着されているが、本発明では接着する方法として半田17を用いる方法に限定されず、樹脂等の接着剤を用いて接着する方法であってもよい。半田17を用いた場合には短時間で強固に接着することができる。
ここで、図1、図3によれば、撮像基板4は四隅に切欠き35を有する矩形状であり、撮像基板4の1つの角部に設けられた第1貫通孔13aと、第1貫通孔13aが設けられた角部と対角に位置する角部に設けられた第2貫通孔13bとを含んでおり、図1では、さらに3つ目の貫通孔13cが設けられている。そして、支持ピン11は2または3本(図1では3本)設けられ、少なくとも第1貫通孔13aおよび第2貫通孔13b(さらに図1では第3貫通孔13c)にそれぞれ挿入されて接着固定されている。この構成によれば、省スペースでありかつ撮像基板4とレンズ部材2の間隙を容易に微調整することができ位置ずれするおそれがない。しかも、撮像基板4に発生した熱がレンズ部材2に伝達されることを遅らせることもできる。
また、図4、図5に示すように、支持ピン11は撮像基板4との接着部または外装ケース6との接着部の少なくとも一方に凹凸24を有することによって、図2に示す支持ピン11のレンズ部材2または撮像基板4と接着される部分が凹凸状となってアンカー効果を発揮して接着強度を高めることができる結果、レンズ部材2と支持ピン11との接着強度も高くなり長期間にわたって安定した位置を保つことができる。
さらに、支持ピン11の凹凸24がネジ溝状凹凸24a(図4(a)、図5(a)参照)、凹溝状凹凸24b(図4(b)、図5(b)参照)、凸状凹凸24c(図4(c)、図5(c)参照)、複数の凸状凹凸24b(図4(d)、図5(d)参照)または支持ピン11が管状であってその表面に多数の孔25が形成されて凹凸をなしている形状(図4(e)、図5(e)参照)等が採用できる。これらの形状であれば、支持ピン11の凹凸24がネジ溝状である場合には、支持ピン11の凹凸形成のための加工が容易であり、支持ピン11の凹凸が凹溝状である場合には、支持ピンの凹凸形成のための加工が容易であり、かつ凹凸をさらに安価に作製可能である。また、上記図4、図5の(a)〜(d)では支持ピン11が中実棒状である場合について例示したが、これらの形態においても支持ピン11が中空棒状であってもよい。
なお、本発明における凹凸24とは、支持ピン11の側面における表面の深さ(高さ)方向の差が20μm以上あるものを指す。
また、図4によれば、レンズ部材2の外装ケース6の所定の位置には凹状孔37が形成されて凹状孔37内に支持ピン11が挿入されて、支持ピン11が固定用接着剤38によって外装ケース6に接着されている。この構成によれば、外装ケース6成形時よりも後で支持ピン11を外装ケース6に取り付けることができる。
さらに、支持ピン11が外装ケース6に埋設され、支持ピン11の凹凸24が、支持ピン11の埋設された先端部から0.2〜5mm離間した位置に配設されることが、支持ピン11の凹凸24より端部側がアンカー効果を発揮して抜け防止に役立つ点で望ましい。
なお、支持ピン11は必ずしも撮像基板4の貫通孔内に挿入されている必要はなく、例えば、撮像基板4の側端面に接着・固定されるものであってもよい。
また、図5(a)(d)(e)に示すように、支持ピン11の凹凸24が撮像基板4の貫通孔13からこの貫通孔13の外側にわたる領域にわたって形成されている(図5(a)のネジ溝状凹凸24aの一部、図5(d)の複数の凸状凹凸24bの一部、図5(e)の孔25の一部)ことが、支持ピン11を固定する際の製造ばらつき等によっても安定した強固な固定が可能となる点で望ましい。また、図5(a)〜(e)に示すように、撮像基板4と支持ピン11との接着部をなす半田も撮像基板4の貫通孔から貫通孔13の外側にわたって接着されており、強固な接着が可能である。
さらに、支持ピン11が直径0.8〜1.5mmの太さを有する円柱状または円筒状の銅にて形成されたものであることによって、支持ピン11が直径0.8mm以上の銅にて構成されるので剛性があり使用時に撓んで位置ずれすることなく、かつ支持ピン11の直径が1.5mm以下であるので、撮像基板4に発生した熱がレンズ部材2に伝達されることを小さくすることができ、しかもスペースが小さく省スペース化できる点で望ましい。なお、支持ピン11は、光軸方向に延びて、その外周側面にて撮像基板4およびレンズ部材2と固定できればよく、例えば、樹脂やセラミックスのように導電性を有していなくてもよいし、ステンレス等の他の金属部材であってもよい。また、支持ピン11を樹脂とする場合には、支持ピン11を外装ケース6と一体的に形成することも可能である。さらに、断面形状が円形の棒状でなくて断面が三角形や四角形の多角形またはC字形状等の他の筒状であってもよく、筒状であれば支持ピン11の熱容量を小さくできることから半田付けが容易にできるとともに、撮像基板4に発生した熱がレンズ部材2側に伝達されることを防止できるという効果がある。さらには、支持ピン11はレンズ部材2の外装ケース6の前面部分ではなく側面部分に固定されていてもよい。
また、支持ピン11が導電性部材からなる場合、撮像基板4内に設けられる導体パターンとしてグランド層を配設する際には、撮像基板4のグランド層と支持ピン11とが半田17で接着されることにより、支持ピン11を介して外装ケース6と電気的に接続されることになり、グランド層のアースをとることもできる。
撮像素子3は、例えばCCD(電荷結合素子;charge coupled device)やCMOSトランジスタ(相補型MOSセンサ;complementary MOS sensor)により構成されている。撮像素子3は、例えば、図2に示すように、アルミナを主成分としたセラミック配線基板であるサブ基板26のキャビティ27に収納され、このキャビティ27がガラスリッド28により封止されている。サブ基板26からは複数の端子30が延出し、半田等により撮像基板4に対して固定されている。端子30により撮像素子3と撮像基板4とは電気的に接続され、サブ基板26は撮像基板4に支持されている。
撮像基板4は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたり、エポキシ樹脂にガラスフィラーを添加して形成されたプリント配線基板により構成されている。なお、ガラスクロスやガラスフィラーの添加量は、サブ基板26の熱膨張率と撮像基板4の熱膨張率とが近似するように設定されることが好ましい。また、図1に示すように、撮像基板4の撮像素子3と反対側の面には、撮像素子3からの電気信号を処理するICやコンデンサ、コイル、抵抗等の電子部品32や、撮像基板4とECU(不図示)とを接続するケーブル(不図示)を接続するためのコネクタ33等が設けられている。
なお、図示しないが、コネクタ33に接続されるケーブルは、背面側ケース部材(不図示)に差し込まれて固定される外部コネクタに接続され、さらに外部のケーブルへと導出される。
一方、撮像基板4には、貫通孔13以外に、撮像基板4の縁部を切り欠いた切欠き35が設けられており、背面側ケース部材を装着する際の位置決めを容易としている。
以上のカメラモジュール1の組み立て方法の一例について説明する。
まず、所定位置に支持ピン11の直径より少しだけ大きい径の支持ピン11を挿入するための凹状孔37または貫通孔と、所望により横溝とを形成した外装ケース6に対して、所定の位置にレンズ8a〜8dを取り付け、外装ケース6と鏡筒7を別体とする場合には外装ケース6に鏡筒7を嵌め込んだ後、リテーナ15により固定してレンズ部材2を組み立てる(レンズ固定工程)。これにより、レンズ部材2のレンズ8a〜8dは、外装ケース6に対して光軸方向、光軸周りおよび光軸に直交する方向のいずれの方向についても移動不可能となる。
また、支持ピン11を外装ケース6に固定する。固定する方法としては、例えば、支持ピン11を挿入するための凹状孔37または貫通孔内に支持ピン11を挿入した状態で、この凹状孔37または貫通孔の隙間または横溝から孔内に液状のエポキシ樹脂等の固定用接着剤38を注入・充填して、加熱または紫外線照射等によって固化させる。この時、支持ピン11がレンズ8a〜8dの光軸と平行になるように保持した状態で固定用接着剤38の固化作業を行なうこともできる。なお、レンズ8a〜8dの光軸と支持ピン11との平行度を確実に合わせるためには、支持ピン11を冶具に固定した状態で固定用接着剤38等の樹脂を硬化させることが望ましい。
その後、撮像素子3やサブ基板26が取り付けられた撮像基板4をレンズ部材2に対して固定する(基板固定工程)。具体的には、まず、図3に示すように、撮像基板4の貫通孔13に支持ピン11を挿通して撮像基板4の位置決めを行う。この位置決めに際して、コネクタ33には不図示のケーブルが接続されて不図示の検査装置にさらに接続されており、撮像素子3により撮像された画像が検査装置により参照されて、例えば、レンズ部材2から所定距離だけ離れた試験用被写体にカメラモジュール1の焦点位置、光軸、画質等が合っているか否か評価される。そして、当該評価に基づいて撮像基板4の位置決めが行なわれる。位置決めに際しては、撮像基板4のレンズ部材2に対する光軸方向の位置、光軸に対する傾きおよび光軸に直交する方向の位置が調整される。この調整された位置で撮像基板4と支持ピン11とが半田付けされることにより撮像基板4と支持ピン11が接着固定されて、撮像基板4とレンズ部材2とが接着固定される。
なお、以上の組み立てにおいては、一部または全部を自動化してもよいし、作業者が手作業により行なってもよく、例えば、撮像基板4の位置調整および支持ピン11の半田付けの工程は作業者が画像を目視確認して画質を評価しながら半田付けしてもよく、調整および半田付け工程が自動化されていてもよい。
上記のような本発明の撮像モジュールであるカメラモジュール1等を具備する撮像装置は、撮像モジュールの耐熱性が高く、かつ撮像モジュールが光軸方向の位置精度が高くかつ小型軽量であるために、小型で性能の高い撮像装置となる。カメラモジュールを具備する撮像装置としては、車の後方または側方に上述したカメラモジュールが取り付けられて、この信号を運転席に伝達する車載用の撮像装置が挙げられる。
なお、本発明は以上の実施形態の例に限定されず、種々の態様で実施してよい。例えば、カメラモジュールは車載用のものに限定されず、例えば携帯電話機用や監視カメラ用であってもよい。
主面が正方形のビルドアップ多層樹脂基板からなる厚み0.8mmの撮像基板4の4つの角部に切欠き35を設け、この4つの角部のうちの3つの角部に切欠きよりも2.5mmずれた図3に示すような位置に貫通孔13を形成し、貫通孔13の内壁面には銅メタライズを形成した。また、撮像基板の所定位置にCCD(撮像素子3)を収納、封止したサブ基板26および複数の電子部品16を実装した。
一方、図2、4、6に示す位置に直径1.2mm×深さ10mmの凹状孔37を形成し、かつこの凹状孔37と垂直な方向から直径3mmの横溝を形成した表1、2に示す部材・形状の外装ケース6に対して、表1に示す3つのレンズ8a〜8dを図2に示すように取り付けてリテーナ15で固定してレンズ部材2を作製した。
他方、直径1.1mm×長さ20mmの棒状で表面にニッケルメッキ18と金メッキ19とを施した銅製の構成からなる支持ピン11の3本を、外装ケースの所定位置に固定用接着剤38を用いて固定した。なお、支持ピン11は、両端付近に凹凸24aが形成されているものを用いた。
そして、撮像基板4の貫通孔13に支持ピン11を挿入しながら撮像基板4をレンズ部材2に嵌め込み、撮像素子3により撮像された画像を検査装置画像で確認しながら撮像基板4の位置を位置決めした。そして、この調整された位置で撮像基板4と支持ピン11とを半田付けすることにより撮像基板4と支持ピン11を接着固定して撮像基板4とレンズ部材2とを接着固定してカメラモジュールを組み立てた。
Figure 2008076628
Figure 2008076628
得られたカメラモジュール(それぞれ50セット)について、撮像素子3および電子部品16を10分間作動させた状態での画像の解像度を確認した。結果は表2に示した。
表2から明らかなとおり、試料No.1〜6では、撮像素子3および電子部品16を作動させた状態での画像の解像度は全て良好であることが確認された。
これに対して、鏡筒の先端が外装ケースに支持された図6の形状からなる鏡筒を用いた試料No.7では、撮像素子3および電子部品16を作動させた状態で画像の解像度が悪くなった。これはプラスチックレンズに歪みが生じたためであった。また、ガラスレンズですべてのレンズを形成した試料No.8では、レンズ形状の作り込みが難しく解像度が低下しまたコスト高になった。さらに、ガラスレンズですべてのレンズを形成した試料No.9では、撮像素子3および電子部品16を作動させた状態で画像の解像度が悪くなった。これは被写体側の第1レンズを構成するプラスチックレンズに歪みが生じたためであることがわかった。
本発明の撮像モジュールの実施態様の一例を示し、(a)被写体側から見た概略斜視図、(b)被写体と反対側から見た概略斜視図である。 図1の撮像モジュールにおける、(a)A−A断面、(b)B−B断面についての概略断面図である。 図1のカメラモジュールの実装工程を説明するための模式図である。 図2(b)のC部についての要部拡大断面図である。 図2(b)のD部についての要部拡大断面図である。 従来の撮像モジュールにおける外装ケースの形状を示す概略断面図である。
符号の説明
1 カメラモジュール
2 レンズ部材
3 撮像素子
4 撮像基板
6 外装ケース
7 鏡筒
7A 突出部
8 レンズ
8a 第1レンズ
8b 第2レンズ
8c 第3レンズ
8d 第4レンズ
10 スペーサ
11 支持ピン11
13 貫通孔13
13a 第1貫通孔
13b 第2貫通孔
13c 第3貫通孔
15 リテーナ
16 ゴムパッキン
17 半田
18 ニッケルメッキ
19 金メッキ
20 銅メタライズ
22 切欠き22
24 凹凸
24a ネジ溝状凹凸
24b 凹溝状
24c 凸状
24d 支持ピンの表面に多数の孔が形成された凹凸
25 孔
26 サブ基板
27 キャビティ
28 ガラスリッド
30 端子
32 電子部品
33 コネクタ
35 切欠き
37 凹状孔
38 固定用接着剤
、d 鏡筒の内壁面とプラスチックレンズの側面とが25℃における間隔

Claims (12)

  1. 被写体からの光を電気信号に変換する撮像素子が搭載された撮像基板と、
    外装ケースの被写体側前面から該外装ケースの内側に突出するように形成された鏡筒内に、被写体側から1枚目のレンズはガラスレンズ、2枚目以降のレンズはプラスチックレンズの構成で前記撮像素子に被写体像を結像させる複数枚のレンズを配置するとともに、前記プラスチックレンズが前記鏡筒の突出部に位置するように前記複数枚のレンズをそれぞれ前記鏡筒に支持したレンズ部材と、
    を具備することを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記レンズは、被写体側前面および撮像素子側後面を前記鏡筒内のレンズ間に設けたスペーサまたは他のレンズに当接されて支持されていることを特徴とする請求項1記載の撮像モジュール。
  3. 前記鏡筒の内壁面と前記プラスチックレンズの側面とが25℃において50〜100μmの間隔を有するように配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の撮像モジュール。
  4. 前記ガラスレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が6×10−5/℃以下、前記プラスチックレンズの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)と前記外装ケースの25℃からガラス転移点までの線熱膨張係数(α)との差が2×10−5/℃以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の撮像モジュール。
  5. 前記ガラスレンズと前記鏡筒との間にゴムパッキンが配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の撮像モジュール。
  6. 前記撮像基板に接着されるとともに前記外装ケースに埋設または貫通された状態で接着された支持ピンにて、前記撮像基板と前記レンズとを所定の間隙を維持して重ね合わせた状態で固定するように前記撮像基板を前記外装ケースに固定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の撮像モジュール。
  7. 前記撮像基板は矩形状であり、
    前記貫通孔は2または3個であって、前記撮像基板の1つの角部に設けられた第1貫通孔と、該第1貫通孔が設けられた角部と対角に位置する角部に設けられた第2貫通孔とを含む角部に配置され、
    前記支持ピンはそれぞれの前記貫通孔にそれぞれ挿入されて接着固定されていることを特徴とする請求項6記載の撮像モジュール。
  8. 前記支持ピンの表面および前記撮像基板の前記支持ピンと接着される表面部分が金または銅にて形成されて、前記支持ピンの表面と前記撮像基板の表面とが半田にて接着固定されていることを特徴とする請求項6記載の撮像モジュール。
  9. 前記支持ピンは、前記撮像基板との接着部または前記外装ケースとの接着部の少なくとも一方に凹凸を有することを特徴とする請求項6記載の撮像モジュール。
  10. 前記支持ピンの凹凸がネジ溝状、凹溝状、凸状、または前記支持ピンが中空状であってその表面に多数の孔が形成されて凹凸をなしている形状のいずれかであることを特徴とする請求項9記載の撮像モジュール。
  11. 前記支持ピンの凹凸が前記撮像基板の貫通孔から該貫通孔の外側にわたる領域に形成されていることを特徴とする請求項9または10記載の撮像モジュール。
  12. 請求項1乃至11のいずれか記載の撮像モジュールを具備することを特徴とする撮像装置。
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