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JP2008068224A - スリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法 - Google Patents

スリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法 Download PDF

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JP2008068224A JP2006250509A JP2006250509A JP2008068224A JP 2008068224 A JP2008068224 A JP 2008068224A JP 2006250509 A JP2006250509 A JP 2006250509A JP 2006250509 A JP2006250509 A JP 2006250509A JP 2008068224 A JP2008068224 A JP 2008068224A
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Takeshi Fukuchi
毅 福地
Yoshinori Takagi
善則 高木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】基板上に形成される薄膜の両端部付近の膜厚の低下を防止し、かつ、大型の基板にも対応することができるスリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法を提供する。
【解決手段】スリットノズル42は、内部に形成された吐出流路73の+Y側および−Y側の側面が、吐出口74に向かって収束するような傾斜面となっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。また、ノズル本体部71の端面にサイドプレート72を取り付けて吐出流路73の+Y側および−Y側の側縁を構成するため、処理対象の基板2が大型化した場合であっても、吐出流路73の傾斜面を容易に構成することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、LCD(液晶表示装置)用ガラス基板およびPDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板などのFDP(フラットパネルディスプレイ)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、プリント基板、半導体基板などの各種被処理基板に対してレジストなどの塗布材料を吐出し、その薄膜を形成するスリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法に関する。
従来より、基板の製造工程においては、フォトレジストなどの塗布液を基板の表面に塗布することにより、基板の表面に薄膜を形成する基板処理装置が知られている。このような基板処理装置は、スリット状の吐出口を有するスリットノズルを備えており、スリットノズルから基板の表面に向けて塗布液を吐出しつつスリットノズルをその長手方向に直交する方向に移動させることにより、基板の表面に塗布液の薄膜を形成する。このようなスリットノズルを備えた基板処理装置は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
特許文献1には、スリットノズルの本体を形成するフロントリップとリアリップとの間にシムを挟むことによって間隙を形成し、吐出口を構成したシムタイプのスリットノズルが開示されている。また、特許文献2には、シムを挟む代わりに、スリットノズルの構成部材自体を加工することによりスリットノズルの内部に所定幅の吐出口を構成したシムレスタイプのスリットノズルが開示されている。
特開平9−253555号公報 特開2002−86045号公報
従来のスリットノズルでは、吐出口の両端部付近において塗布液の吐出圧が低くなるため、基板上に形成された薄膜の両端部付近において、膜厚が低下してしまうという問題があった。この点について、上記の特許文献1には、スリットノズルの内部においてシム間隔を上縁から下縁に向けて徐々に減少させることにより、塗布液の吐出量を均一化させることが記載されている。しかしながら、近年では、処理対象となる基板の大型化に伴いスリットノズルもより長尺化する傾向がある。このため、スリットノズルに使用される薄板状のシムも大型化し、そのような大型のシムを高い加工精度で加工することは極めて困難となっている。
一方、特許文献2に開示されているようなシムレスタイプのスリットノズルでは、吐出口の両端部付近の吐出圧をシムの形状によって補正することはできない。このため、基板上に形成される薄膜の両端部付近において膜厚の低下を回避できないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、基板上に形成される薄膜の両端部付近の膜厚の低下を防止し、かつ、大型の基板にも対応することができるスリットノズル、基板処理装置、および基板処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、内部に供給された塗布液を長手方向に拡散させる吐出流路と、前記吐出流路から送給される塗布液を吐出するスリット状の吐出口とを有するスリットノズルであって、対向配置された一対の長尺部材により構成され、前記一対の長尺部材の少なくとも一方の対向面から突出する突出面が他方の長尺部材に当接されて一体化されたノズル本体部と、前記ノズル本体部の長手方向の両端面に当接配置された一対のサイドプレートと、を備え、前記吐出流路は、前記ノズル本体部の前記一対の長尺部材の間に形成された間隙の両側部を前記一対のサイドプレートで閉塞することにより形成され、前記吐出口の側縁は、前記一対の長尺部材の下縁部および前記一対のサイドプレートの下縁部により構成され、前記吐出口の長手方向の寸法は、前記吐出流路の長手方向の最大寸法よりも小さいことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスリットノズルであって、前記吐出流路の長手方向の寸法が前記吐出口に向かって小さくなるように、前記ノズル本体部の長手方向の両端面は傾斜面となっており、前記一対のサイドプレートは、前記傾斜面に当接配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のスリットノズルであって、前記サイドプレートは、前記ノズル本体部に当接する面のうち前記吐出流路に対向する部分に凹部を有し、前記凹部の内面によって前記吐出流路の側面が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のスリットノズルであって、前記吐出口の側縁を構成する前記一対の長尺部材の下縁部は、下方へ向かって収束する尖端形状を有していることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスリットノズルであって、前記サイドプレートの下端部の高さを調節する調節手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、基板の表面に塗布液を塗布する基板処理装置であって、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のスリットノズルと、前記スリットノズルの下方において基板を水平に保持する保持手段と、前記スリットノズルを前記保持手段に保持された基板に対して前記吐出口の長手方向と直交する方向に相対的に移動させる走査手段と、前記スリットノズルに塗布液を供給する供給手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載のスリットノズルを用いて基板の表面に塗布液を塗布する基板処理方法であって、基板に対して前記スリットノズルをその長手方向に直交する方向に相対的に移動させつつ、前記吐出口から塗布液を吐出する吐出工程と、前記塗布液の粘度、基板に対する前記スリットノズルの相対移動速度、またはこれらの両条件に応じて前記サイドプレートの下端部の高さを調節する調節工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1〜7に記載の発明によれば、スリットノズルの吐出口の長手方向の寸法は、吐出流路の長手方向の最大寸法よりも小さくなるように構成されている。このため、吐出口から吐出される塗布液の端部付近における吐出圧が向上し、基板上に形成される薄膜の膜厚が均一化される。また、ノズル本体部は、対向配置された一対の長尺部材の少なくとも一方の対向面から突出する突出面が他方の長尺部材に当接されて構成され、スリットノズルの吐出流路は、一対の長尺部材の間に形成された間隙の両側部を一対のサイドプレートで閉塞することにより形成される。このため、一対の長尺部材の間にシムを介挿する必要はなく、大型の基板を処理対象とする場合であっても吐出流路の長手方向の端面を容易に構成することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、吐出流路の長手方向の寸法が吐出口に向かって小さくなるように、ノズル本体部の長手方向の両端面は傾斜面となっており、一対のサイドプレートは、傾斜面に当接配置されている。このため、吐出流路の傾斜面を容易に構成することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、サイドプレートは、ノズル本体部に当接する面のうち吐出流路に対向する部分に凹部を有し、凹部の内面によって前記吐出流路の側面が形成されている。このため、吐出流路の側面の形状に合わせてノズル本体部の長手方向の端面を加工する必要はない。また、凹部の内面形状が異なる複数種類のサイドプレートを用意しておけば、サイドプレートを交換するだけで吐出流路の側面の形状を変化させることができ、塗布液の種類や塗布速度に対して最適な側面形状を選択することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、吐出口の側縁を構成する一対の長尺部材の下縁部は、下方へ向かって収束する尖端形状を有している。このため、塗布液は、吐出口から下方へ精度よく吐出される。
特に、請求項5に記載の発明によれば、スリットノズルは、サイドプレートの下端部の高さを調節する調節手段を更に備える。このため、塗布液の種類やスリットノズルの動作速度が変更された場合でも、基板上に形成される薄膜の端部付近の膜厚を調整することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、基板処理装置は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のスリットノズルを備える。このため、基板上に形成される薄膜の膜厚を均一化することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、基板処理方法は、塗布液の粘度、基板に対するスリットノズルの相対移動速度、またはこれらの両条件に応じてサイドプレートの下端部の高さを調節する調節工程を備える。このため、塗布液の種類やスリットノズルの動作速度に応じてサイドプレートの下端部を最適な位置に調整し、基板上に形成される薄膜の端部付近の膜厚を調整することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照される各図には、各部材の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系が付されている。X軸方向はスリットノズル42の移動方向、Y軸方向はスリットノズル42の長手方向、Z軸方向は鉛直方向である。
<1.基板処理装置の全体構成>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の全体構成を示した斜視図である。基板処理装置1は、液晶表示装置用の角形ガラス基板(以下、単に「基板」という)2の表面を選択的にエッチングするフォトリソグラフィ工程において、基板2の表面にレジスト液(塗布液)を塗布するための装置である。図1に示したように、基板処理装置1は、主として本体部10と制御部20とにより構成され、本体部10は、ステージ30と、架橋部40と、駆動部50とを備えている。
ステージ30は、基板2を載置するための保持台である。ステージ30は、直方体形状の石材などにより構成され、その上面は水平かつ平坦に加工された基板保持面31となっている。基板保持面31には、図示しない多数の真空吸着孔が形成されている。基板処理装置1において基板2を処理するときには、真空吸着孔が基板2を吸着することにより、基板保持面31上に基板2が保持される。
基板保持面31には、複数のリフトピン32が設けられている。リフトピン32は、上下に昇降自在に構成されている。基板2をステージ30上に載置するとき、または基板2をステージ30から取り除くときには、リフトピン32が上昇して基板2を保持する。また、基板保持面31のうち、基板2が載置される領域を挟んだ両側部には、一対の走行レール33が敷設されている。走行レール33は、架橋部40を支持するとともに架橋部40のX方向の移動を案内するリニアガイドを構成する。
また、基板保持面31の+X側には、開口部34が設けられている。開口部34の中には、スリットノズル42の状態を正常化するための予備塗布機構や、スリットノズル42の乾燥を防止するための待機ポッドなどが設けられている。
架橋部40は、ステージ30の上方に水平に掛け渡されている。架橋部40は、カーボンファイバ補強樹脂等を骨材とするノズル支持部41と、ノズル支持部に取り付けられたスリットノズル42と、ノズル支持部41の両端を支持する一対の昇降機構43とを有している。スリットノズル42は、Y軸方向にのびるノズル本体部71と、ノズル本体部71の+Y側およびーY側の端部に取り付けられたサイドプレート72とを有する。スリットノズル42は、ノズル支持部41とともにX軸方向に移動して基板2の上面を走査しつつ、基板2表面の所定の領域にレジスト液を塗布する。スリットノズル42の詳細な構成については、後述する。
一対の昇降機構43は、ノズル支持部41を介してスリットノズル42を支持している。各昇降機構43は、ACサーボモータ43aと図示しないボールネジとを備えており、制御部20からの制御信号に基づいてACサーボモータ43aを動作させることにより、ノズル支持部41およびスリットノズル42を昇降させる。また、一対の昇降機構43は、個別に昇降動作を行うことにより、スリットノズル42のYZ平面内での姿勢を調整する。
駆動部50は、ステージ30の+X側および−X側の側部に沿って敷設された一対の固定子51と、架橋部40の+X側および−X側の端部に取り付けられた一対の移動子52とを有している。駆動部50は、固定子51と移動子52とにより一対のACコアレスリニアモータを構成しており、架橋部40をX軸方向に移動させる。また、駆動部50には、スケールと検出子とを有するリニアエンコーダ53が取り付けられている。リニアエンコーダ53は、固定子51上における移動子52の位置を検出し、検出結果を制御部20へ送信する。
制御部20は、プログラムに従って各種データを処理する演算部21と、プログラムや各種データを記憶する記憶部22とを備える。また、制御部20の前面には、オペレータからの指示入力を受け付ける操作部23と、各種データを表示する表示部24とが設けられている。
制御部20は、図示しないケーブルによって本体部10と電気的に接続されている。制御部20は、操作部23からの入力信号やリニアエンコーダ53からの検出結果に基づいて、固定子51および移動子52の動作を制御する。これにより、ステージ30上における架橋部40の動作が制御される。また、制御部20は、操作部23からの入力信号や図示しない各種センサからの信号に基づいて、昇降機構43、後述する開閉弁79、後述するモータ725等の動作を制御する。
この基板処理装置1において基板2を処理するときには、まず、ステージ30の基板保持面31上にレジスト塗布前の基板2を載置する。そして、基板2に対するスリットノズル42の高さを調整した後、駆動部50を動作させてスリットノズル42をX軸方向に移動させるとともにスリットノズル42から基板2へ向けてレジスト液を吐出し、基板2の上面にレジスト膜を形成する。
本発明において、上記のスリットノズル42は種々の形態をとることができる。以下では、スリットノズル42の種々の形態について説明する。
<2.スリットノズルの構成(第1の形態)>
まず、スリットノズル42の第1の形態について説明する。図2は、第1の形態に係るスリットノズル42を−X側から見た正面図である。また、図3は、図2のスリットノズル42をIII−III線で切断した縦断面図である。
図3に示したように、スリットノズル42のノズル本体部71は、前方部材71aおよび後方部材71b(一対の長尺部材)により構成され、前方部材71aと後方部材71bとをそれぞれ−X側および+X側から貼り合わせることにより一体化されている。前方部材71aの上部には、後方部材71b側へ突き出した突出部711が形成されている。そして、前方部材71aと後方部材71bとを一体化させたときには、後方部材71bの前方側の面に前方部材71aの突出部711が当接する。このため、突出部711の下方には、前方部材71aと後方部材71bとの間に隙間が形成され、この隙間がレジスト液の吐出流路73となる。
吐出流路73は、レジスト液をスリットノズル42の長手方向に拡散させつつ下方へ送給する。また、吐出流路73の下端部には、吐出流路73から送給されるレジスト液を下方へ向けて吐出するためのスリット状の吐出口74が形成されている。吐出口74の側縁を構成する前方部材71aおよび後方部材71bの各下端部は、下方へ向けて収束する尖端形状となっている。このため、レジスト液は、吐出口74から下方へ精度よく吐出される。
ノズル本体部71の内部には、吐出流路73に連通する液溜め部75が形成されている。また、液溜め部75は、前方部材71a内に形成された導入路76を介してレジスト液供給用配管77に接続されている。レジスト液供給用配管77の上流側には、レジスト液供給源78が接続され、レジスト液供給用配管77の経路途中には開閉弁79が介挿されている。このため、開閉弁79を開放すると、レジスト液供給源78からレジスト液供給用配管77を通ってノズル本体部71へレジスト液が供給され、供給されたレジスト液が導入路76、液溜め部75、吐出流路73、および吐出口74を介してステージ30上の基板2の上面に吐出される。
図4は、スリットノズル42の+Y側および−Y側の端部付近の拡大縦断面図である。図2および図4に示したように、ノズル本体部71の+Y側および−Y側の端面はXZ平面に対して所定角度θ(例えば2°〜5°程度)の傾きを有しており、全体としてノズル本体部71が下方に向けてやや収束するような形状となっている。すなわち、吐出流路73のY軸方向の寸法は、吐出口74に向けて徐々に小さくなっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。
図5は、スリットノズル42を+Y側から見た側面図である。図2、図4、および図5に示したように、サイドプレート72は、ノズル本体部71の上記端面に固定的に取り付けられた固定部材72aと、固定部材72aの内側で固定部材に対して上下に昇降可能に設けられた昇降部材72bとを有している。昇降部材72bの内側の面は、ノズル本体部71の端面に当接し、ノズル本体部71に形成された吐出流路73の端部を閉塞している。すなわち、昇降部材72bの内側の面は、吐出流路73の+Y側および−Y側の側壁を構成し、また、吐出口74の+Y側および−Y側の開口縁を構成している。
図4および図5に示したように、昇降部材72bには、Y軸方向に穿設された貫通孔721が形成されている。そして、貫通孔721の内部には、貫通孔721の内側面に当接するカム722が設けられている。カム722の偏心位置にはY軸方向にのびるシャフト723が接続されている。シャフト723は、固定部材72aに形成された貫通孔724を通ってサイドプレート72の外側にのびており、シャフト723の他端側にはモータ725が接続されている。このため、モータ725を動作させると、シャフト723とともにカム722が回転し、それにより昇降部材72bの高さ位置が調節される。
このスリットノズル42は、レジスト液の粘度やスリットノズル42の動作速度に応じて昇降部材72bの高さ位置を変更する。例えば、レジスト液の粘度が高いときや、スリットノズル42の動作速度が速いときには、図6に示したように、昇降部材72bを比較的低い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を小さくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを小さくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の低下を防止する。
一方、レジスト液の粘度が低いときや、スリットノズル42の動作速度が遅いときには、図7に示したように、昇降部材72bを比較的高い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を大きくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを大きくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の上昇を防止する。なお、昇降部材72bの下端部は、下方へ向けて収束する形状となっている。このため、基板2上に塗布されるレジスト液の端部の拡がりを精度よく調整することができる。
以上のように、第1の形態に係るスリットノズル42は、内部に形成された吐出流路73の+Y側および−Y側の側面が、吐出口74に向かって収束するような傾斜面となっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。また、サイドプレート72は、昇降部材72bを昇降させることにより、サイドプレート72の最下部の高さを調節することができる。このため、レジスト液の種類やスリットノズル42の動作速度が変更された場合でも、基板2上に形成されるレジスト膜の+Y側および−Y側の端部付近の膜厚を調整することができる。
また、本形態に係るスリットノズル42は、前方部材71aに形成された突出部711がスペーサとして機能することにより、吐出流路73の隙間を確保する構造となっている。したがって、前方部材71aと後方部材71bとの間に別個にシムを挿入する必要はない。そして、前方部材71aおよび後方部材71bの端面を傾斜面に加工し、その端面にサイドプレート72を取り付けて吐出流路73を構成するため、処理対象の基板2が大型化した場合であっても、吐出流路73の傾斜面を容易に構成することができる。
図8は、従来のスリットノズルおよび第1の形態に係るスリットノズル42を使用して基板2上にレジスト膜を形成し、その端部付近におけるレジスト膜の膜厚を計測した結果を示した図である。図8において、横軸は基板2上のY軸方向の位置を示しており、縦軸はレジスト膜の膜厚を示している。また、図中の曲線Iは従来のスリットノズルを用いて形成されたレジスト膜の膜厚を示しており、曲線IIは、第1の形態に係るスリットノズル42を用いて形成されたレジスト膜の膜厚を示している。図8の結果を参照すると、第1の形態に係るスリットノズル42を用いた場合には、従来のスリットノズルを用いた場合に比べて端部付近における膜厚の低下が改善されており、レジスト膜の膜厚が均一化されていることが確認できる。
<3.スリットノズルの構成(第2の形態)>
次に、スリットノズル42の第2の形態について説明する。図9は、第2の形態に係るスリットノズル42を−X側から見た正面図である。また、図9のスリットノズル42をIII−III線で切断した縦断面図は、上記の図3と同等である。
図3に示したように、スリットノズル42のノズル本体部71は、前方部材71aおよび後方部材71b(一対の長尺部材)により構成され、前方部材71aと後方部材71bとをそれぞれ−X側および+X側から貼り合わせることにより一体化されている。前方部材71aの上部には、後方部材71b側へ突き出した突出部711が形成されている。そして、前方部材71aと後方部材71bとを一体化させたときには、後方部材71bの前方側の面に前方部材71aの突出部711が当接する。このため、突出部711の下方には、前方部材71aと後方部材71bとの間に隙間が形成され、この隙間がレジスト液の吐出流路73となる。
吐出流路73は、レジスト液をスリットノズル42の長手方向に拡散させつつ下方へ送給する。また、吐出流路73の下端部には、吐出流路73から送給されるレジスト液を下方へ向けて吐出するためのスリット状の吐出口74が形成されている。吐出口74の側縁を構成する前方部材71aおよび後方部材71bの各下端部は、下方へ向けて収束する尖端形状となっている。このため、レジスト液は、吐出口74から下方へ精度よく吐出される。
ノズル本体部71の内部には、吐出流路73に連通する液溜め部75が形成されている。また、液溜め部75は、前方部材71a内に形成された導入路76を介してレジスト液供給用配管77に接続されている。レジスト液供給用配管77の上流側には、レジスト液供給源78が接続され、レジスト液供給用配管77の経路途中には開閉弁79が介挿されている。このため、開閉弁79を開放すると、レジスト液供給源78からレジスト液供給用配管77を通ってノズル本体部71へレジスト液が供給され、供給されたレジスト液が導入路76、液溜め部75、吐出流路73、および吐出口74を介してステージ30上の基板2の上面に吐出される。
図10は、スリットノズル42の+Y側および−Y側の端部付近の拡大縦断面図である。また、図11は、スリットノズル42を+Y側から見た側面図である。図9〜図11に示したように、サイドプレート72は、ノズル本体部71の端面に固定的に取り付けられた固定部材72aと、固定部材72aの内側で固定部材72aに対して上下に昇降可能に設けられた昇降部材72bとを有している。ノズル本体部71+Y側および−Y側の端面は基板保持面31に対して垂直に形成されており、昇降部材72bの内側の面はノズル本体部71の端面に当接している。
昇降部材72bの内側の面のうち、ノズル本体部71に形成された吐出流路73に対向する部分には、凹部726が形成されている。凹部726は、吐出流路73の+Y側および−Y側の端部に沿って溝状に形成されており、吐出流路73の端部を閉塞している。すなわち、凹部726はその内面によって吐出流路73の+Y側および−Y側の側面を構成し、また、吐出口74の+Y側および−Y側の開口縁を構成している。
凹部726の内面は、XZ平面に対して所定角度θ(例えば2°〜5°程度)の傾きを有しており、吐出流路73が下方に向けてやや収束するような形状となっている。すなわち、吐出流路73のY軸方向の寸法は、吐出口74に向けて徐々に小さくなっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。
図10および図11に示したように、昇降部材72bには、Y軸方向に穿設された貫通孔721が形成されている。そして、貫通孔721の内部には、貫通孔721の内側面に当接するカム722が設けられている。カム722の偏心位置にはY軸方向にのびるシャフト723が接続されている。シャフト723は、固定部材72aに形成された貫通孔724を通ってサイドプレート72の外側にのびており、シャフト723の他端側にはモータ725が接続されている。このため、モータ725を動作させると、シャフト723とともにカム722が回転し、それにより昇降部材72bの高さ位置が調節される。
このスリットノズル42は、レジスト液の粘度やスリットノズル42の動作速度に応じて昇降部材72bの高さ位置を変更する。例えば、レジスト液の粘度が高いときや、スリットノズル42の動作速度が速いときには、図12に示したように、昇降部材72bを比較的低い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を小さくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを小さくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の低下を防止する。
一方、レジスト液の粘度が低いときや、スリットノズル42の動作速度が遅いときには、図13に示したように、昇降部材72bを比較的高い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を大きくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを大きくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の上昇を防止する。なお、昇降部材72bの下端部は、下方へ向けて収束する形状となっている。このため、基板2上に塗布されるレジスト液の端部の拡がりを精度よく調整することができる。
以上のように、第2の形態に係るスリットノズル42は、内部に形成された吐出流路73の+Y側および−Y側の側面が、吐出口74に向かって収束するような傾斜面となっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。また、サイドプレート72は、昇降部材72bを昇降させることにより、サイドプレート72の最下部の高さを調節することができる。このため、レジスト液の種類やスリットノズル42の動作速度が変更された場合でも、基板2上に形成されるレジスト膜の+Y側および−Y側の端部付近の膜厚を調整することができる。
特に、本形態に係るスリットノズル42は、サイドプレート72の一部である昇降部材72bに傾斜面を有する凹部を形成することにより、吐出流路73の+Y側および−Y側の傾斜面を構成している。このため、吐出流路73の傾斜面に合わせてノズル本体部71の端面を加工する必要はない。また、凹部の傾斜角度が異なる複数種類のサイドプレート72を用意しておけば、サイドプレート72を交換するだけで吐出流路73の傾斜角度を変化させることができ、薬液の種類や塗布速度に対して最適な傾斜角度を選択することができる。
また、本形態に係るスリットノズル42は、前方部材71aに形成された突出部711がスペーサとして機能することにより、吐出流路73の隙間を確保する構造となっている。したがって、前方部材71aと後方部材71bとの間に別個にシムを挿入する必要はない。そして、サイドプレート72の内側の面を加工して吐出流路73の側面を構成するため、処理対象の基板2が大型化した場合であっても、吐出流路73の側面を容易に構成することができる。
<4.スリットノズルの構成(第3の形態)>
次に、スリットノズル42の第3の形態について説明する。第3の形態に係るスリットノズルの−X側から見た正面図は上記の図9と同等であり、第3の形態に係るスリットノズルを図9のIII−III線で切断した縦断面図は、上記の図3と同等である。
図3に示したように、スリットノズル42のノズル本体部71は、前方部材71aおよび後方部材71b(一対の長尺部材)により構成され、前方部材71aと後方部材71bとをそれぞれ−X側および+X側から貼り合わせることにより一体化されている。前方部材71aの上部には、後方部材71b側へ突き出した突出部711が形成されている。そして、前方部材71aと後方部材71bとを一体化させたときには、後方部材71bの前方側の面に前方部材71aの突出部711が当接する。このため、突出部711の下方には、前方部材71aと後方部材71bとの間に隙間が形成され、この隙間がレジスト液の吐出流路73となる。
吐出流路73は、レジスト液をスリットノズル42の長手方向に拡散させつつ下方へ送給する。また、吐出流路73の下端部には、吐出流路73から送給されるレジスト液を下方へ向けて吐出するためのスリット状の吐出口74が形成されている。吐出口74の側縁を構成する前方部材71aおよび後方部材71bの各下端部は、下方へ向けて収束する尖端形状となっている。このため、レジスト液は、吐出口74から下方へ精度よく吐出される。
ノズル本体部71の内部には、吐出流路73に連通する液溜め部75が形成されている。また、液溜め部75は、前方部材71a内に形成された導入路76を介してレジスト液供給用配管77に接続されている。レジスト液供給用配管77の上流側には、レジスト液供給源78が接続され、レジスト液供給用配管77の経路途中には開閉弁79が介挿されている。このため、開閉弁79を開放すると、レジスト液供給源78からレジスト液供給用配管77を通ってノズル本体部71へレジスト液が供給され、供給されたレジスト液が導入路76、液溜め部75、吐出流路73、および吐出口74を介してステージ30上の基板2の上面に吐出される。
図14は、スリットノズル42の+Y側および−Y側の端部付近の拡大縦断面図である。また、図15は、スリットノズル42を+Y側から見た側面図である。図9、図14、および図15に示したように、サイドプレート72は、ノズル本体部71の端面に固定的に取り付けられた固定部材72aと、固定部材72aの内側で固定部材72aに対して上下に昇降可能に設けられた昇降部材72bとを有している。ノズル本体部71+Y側および−Y側の端面は基板保持面31に対して垂直に形成されており、昇降部材72bの内側の面はノズル本体部71の端面に当接している。
昇降部材72bの内側の面のうち、ノズル本体部71に形成された吐出流路73に対向する部分の一部には、凹部727が形成されている。凹部727は、吐出流路73の+Y側および−Y側の端部に沿って溝状に形成されており、凹部727の内面が吐出流路73の+Y側および−Y側の側面の一部分を構成している。一方、昇降部材72bの内側の面のうち、下端部付近には凹部が形成されておらず、吐出流路74のY軸方向の寸法は、凹部727付近に比べて吐出口74付近の方が小さくなっている。なお、昇降部材72bの下端部は、吐出口74の+Y側および−Y側の開口縁を構成している。
すなわち、吐出流路73の+Y側および−Y側の側面は、それぞれ段差形状を有しており、吐出流路73の流路幅が下流側に向けて減少するようになっている。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。
図14および図15に示したように、昇降部材72bには、Y軸方向に穿設された貫通孔721が形成されている。そして、貫通孔721の内部には、貫通孔721の内側面に当接するカム722が設けられている。カム722の偏心位置にはY軸方向にのびるシャフト723が接続されている。シャフト723は、固定部材72aに形成された貫通孔724を通ってサイドプレート72の外側にのびており、シャフト723の他端側にはモータ725が接続されている。このため、モータ725を動作させると、シャフト723とともにカム722が回転し、それにより昇降部材72bの高さ位置が調節される。
このスリットノズル42は、レジスト液の粘度やスリットノズル42の動作速度に応じて昇降部材72bの高さ位置を変更する。例えば、レジスト液の粘度が高いときや、スリットノズル42の動作速度が速いときには、図12に示したように、昇降部材72bを比較的低い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を小さくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを小さくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の低下を防止する。
一方、レジスト液の粘度が低いときや、スリットノズル42の動作速度が遅いときには、図13に示したように、昇降部材72bを比較的高い位置に調節しておく。これにより、昇降部材72bの下端部と基板2との間の距離を大きくし、レジスト液の端部の拡がり部分(メニスカス)Mを大きくすることによって、+Y側および−Y側の端部付近におけるレジスト膜の膜厚の上昇を防止する。なお、昇降部材72bの下端部は、下方へ向けて収束する形状となっている。このため、基板2上に塗布されるレジスト液の端部の拡がりを精度よく調整することができる。
以上のように、第3の形態に係るスリットノズル42は、内部に形成された吐出流路73の流路幅が下流側に向けて減少するように、吐出流路73の+Y側および−Y側の側面が段差を有している。このため、吐出口74から吐出されるレジスト液の+Y側および−Y側の端部付近における吐出圧が向上し、基板2上に形成されるレジスト膜の膜厚が均一化される。また、サイドプレート72は、昇降部材72bを昇降させることにより、サイドプレート72の最下部の高さを調節することができる。このため、レジスト液の種類やスリットノズル42の動作速度が変更された場合でも、基板2上に形成されるレジスト膜の+Y側および−Y側の端部付近の膜厚を調整することができる。
特に、本形態に係るスリットノズル42は、サイドプレート72の一部である昇降部材72bに凹部を形成することにより、吐出流路73の+Y側および−Y側の段差面を構成している。このため、吐出流路73の段差面に合わせてノズル本体部71の端面を加工する必要はない。また、凹部の寸法が異なる複数種類のサイドプレート72を用意しておけば、サイドプレート72を交換するだけで段差の程度を変化させることができ、薬液の種類や塗布速度に対して最適な段差形状を選択することができる。
また、本形態に係るスリットノズル42は、前方部材71aに形成された突出部711がスペーサとして機能することにより、吐出流路73の隙間を確保する構造となっている。したがって、前方部材71aと後方部材71bとの間に別個にシムを挿入する必要はない。そして、サイドプレート72の内側の面を加工して吐出流路73の側面を構成するため、処理対象の基板2が大型化した場合であっても、吐出流路73の側面を容易に構成することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。上記の例では、吐出流路73の側面を傾斜面または段差面とする場合について説明したが、吐出流路73の側面は、吐出口74に向けて収束する曲面などの他の形状であってもよい。すなわち、吐出口74のY軸方向の寸法が吐出流路73のY軸方向の最大寸法よりも小さくなるように、吐出流路73の側面を構成すればよい。
また、上記の基板処理装置1は、ステージ30上に固定保持された基板2に対してスリットノズル42が移動する構成であったが、静止状態のスリットノズル42に対して基板2を移動させる構成としてもよい。すなわち、基板2とスリットノズル42とが相対的に移動する構成であればよい。
また、上記の例では、昇降部材72bの高さ位置を変化させる基準として、レジスト液の粘度とスリットノズル42の動作速度とを挙げたが、他の基準に基づいて昇降部材72bの高さ位置を変化させてもよい。例えば、レジスト液の吐出量や基板2の表面状態に基づいて昇降部材72bの高さ位置を変化させてもよい。また、これらの要因のうちの複数の要因を総合的に考慮して、昇降部材72bの高さ位置を変化させてもよい。
また、上記の例では、スリットノズル42の前方部材71a側に突出部711が形成されていたが、スリットノズル42の後方部材71b側に突出部が形成されていてもよい。また、前方部材71aおよび後方部材71bの双方に突出部が形成されていてもよい。
また、上記の例では、液晶表示装置用の角形ガラス基板を処理対象とする場合について説明したが、半導体基板やフォトマスク等の他の基板を処理対象としてもよい。また、上記の例では、塗布液としてレジスト液を使用したが、現像液等の他の塗布液を使用してもよい。
本発明に係る基板処理装置の全体構成を示した斜視図である。 第1の形態に係るスリットノズルの正面図である。 第1の形態に係るスリットノズルの縦断面図である。 第1の形態に係るスリットノズルの端部付近の拡大縦断面図である。 第1の形態に係るスリットノズルの側面図である。 第1の形態に係る昇降部材の拡大縦断面図である。 第1の形態に係る昇降部材の拡大縦断面図である。 レジスト膜の膜厚を計測した結果を示した図である。 第2の形態に係るスリットノズルの正面図である。 第2の形態に係るスリットノズルの端部付近の拡大縦断面図である。 第2の形態に係るスリットノズルの側面図である。 第2の形態に係る昇降部材の拡大縦断面図である。 第2の形態に係る昇降部材の拡大縦断面図である。 第3の形態に係るスリットノズルの端部付近の拡大縦断面図である。 第3の形態に係るスリットノズルの側面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
2 基板
10 本体部
20 制御部
30 ステージ
40 架橋部
42 スリットノズル
50 駆動部
71 ノズル本体部
71a 前方部材
71b 後方部材
72 サイドプレート
72a 固定部材
72b 昇降部材
73 吐出流路
74 吐出口
77 レジスト液供給用配管
78 レジスト液供給源
711 突出部
722 カム
726,727 凹部

Claims (7)

  1. 内部に供給された塗布液を長手方向に拡散させる吐出流路と、前記吐出流路から送給される塗布液を吐出するスリット状の吐出口とを有するスリットノズルであって、
    対向配置された一対の長尺部材により構成され、前記一対の長尺部材の少なくとも一方の対向面から突出する突出面が他方の長尺部材に当接されて一体化されたノズル本体部と、
    前記ノズル本体部の長手方向の両端面に当接配置された一対のサイドプレートと、
    を備え、
    前記吐出流路は、前記ノズル本体部の前記一対の長尺部材の間に形成された間隙の両側部を前記一対のサイドプレートで閉塞することにより形成され、
    前記吐出口の側縁は、前記一対の長尺部材の下縁部および前記一対のサイドプレートの下縁部により構成され、
    前記吐出口の長手方向の寸法は、前記吐出流路の長手方向の最大寸法よりも小さいことを特徴とするスリットノズル。
  2. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記吐出流路の長手方向の寸法が前記吐出口に向かって小さくなるように、前記ノズル本体部の長手方向の両端面は傾斜面となっており、
    前記一対のサイドプレートは、前記傾斜面に当接配置されていることを特徴とするスリットノズル。
  3. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記サイドプレートは、前記ノズル本体部に当接する面のうち前記吐出流路に対向する部分に凹部を有し、
    前記凹部の内面によって前記吐出流路の側面が形成されていることを特徴とするスリットノズル。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記吐出口の側縁を構成する前記一対の長尺部材の下縁部は、下方へ向かって収束する尖端形状を有していることを特徴とするスリットノズル。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記サイドプレートの下端部の高さを調節する調節手段を更に備えたことを特徴とするスリットノズル。
  6. 基板の表面に塗布液を塗布する基板処理装置であって、
    請求項1から請求項5までのいずれかに記載のスリットノズルと、
    前記スリットノズルの下方において基板を水平に保持する保持手段と、
    前記スリットノズルを前記保持手段に保持された基板に対して前記吐出口の長手方向と直交する方向に相対的に移動させる走査手段と、
    前記スリットノズルに塗布液を供給する供給手段と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項5に記載のスリットノズルを用いて基板の表面に塗布液を塗布する基板処理方法であって、
    基板に対して前記スリットノズルをその長手方向に直交する方向に相対的に移動させつつ、前記吐出口から塗布液を吐出する吐出工程と、
    前記塗布液の粘度、基板に対する前記スリットノズルの相対移動速度、またはこれらの両条件に応じて前記サイドプレートの下端部の高さを調節する調節工程と、
    を備えることを特徴とする基板処理方法。
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