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JP2008066337A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明はキヤリアテープに生じた弛みを確実に除去して電子部品を実装することができる実装装置を提供することにある。
【解決手段】供給リール7から繰り出されるキヤリアテープ1に電子部品16を実装する実装手段と、キヤリアテープを巻き取る巻き取りリール23と、実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープを送る駆動ローラ31と、駆動ローラによって送られるキヤリアテープにテンションを付与するバックテンションローラ34と、キヤリアテープをキヤリアテープに設けられた認識パターンが撮像カメラ43の視野から外れるまで供給リールによって巻き戻させた後、キヤリアテープを駆動ローラにより所定距離送ってから、撮像カメラによる認識パターンの撮像に基いてキヤリアテープを実装位置に位置決めさせる制御装置を具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は供給リールから繰り出されて巻き取りリールに巻き取られるキヤリアテープに電子部品を実装する実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、TAB(Tape Automated Bonding)やCOF(Chip On Film)などではテープ状部品である、フィルム状のキヤリアテープに形成された端子部に半導体チップなどの電子部品を実装するようにしている。
一般に、上記キヤリアテープに電子部品を実装するための実装装置は、キヤリアテープが巻回された供給リールを有する。キヤリアテープには、デバイスホール及びこのデバイスホールに一端部を突出させて設けられたリードが形成されている。そのため、このキヤリアテープはリードを保護するスペーサテープと重ねて上記供給リールに巻回されている。
上記供給リールから繰り出されたキヤリアテープは搬送レールに導かれる。搬送レールの中途部には実装ステージ及びこの実装ステージに対向する実装ツールを有する実装手段が設けられ、この実装手段で上記キヤリアテープに電子部品が実装される。そして、上記実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープは、巻き取りリールに巻き取られるようになっている。
上記キヤリアテープに上記電子部品を実装する場合、電子部品に設けられたバンプと、キヤリアテープに形成された電子部品の実装位置である端子部を高精度に位置決めしなければならない。特許文献1にはキヤリアテープに形成されたパーフォレーションを基準にしてこのキヤリアテープの実装位置を上記実装手段に対して位置決めすることが開示されている。
最近ではキヤリアテープが薄肉化する傾向にある。キヤリアテープが薄肉化すると、供給リールと巻き取りリールとの間に張設されたキヤリアテープにはしわや凹凸状の変形が生じ、それによって弛みが生じることが避けられない。しかも、薄肉化したキヤリアテープは温度や湿度などの変化によって経時的に伸びが生じることがある。
したがって、実装装置を運転するに先立ってキヤリアテープの弛みを除去してその実装位置と上記実装手段を位置決めすることが要求される。
特開2004−71773号公報
ところで、特許文献1には上記供給リールと上記巻き取りリールとの間に張設された上記キヤリアテープをピッチ送りして電子部品を実装する際、キヤリアテープに形成されたパーフォレーションを基準にして送り精度を高めることが示されている。
しかしながら、特許文献1には実装装置の運転開始に先立って、キヤリアテープに生じた弛みを除去するということは示されていない。したがって、キヤリアテープに形成されたパーフォレーションを基準にしてキヤリアテープをピッチ送りして電子部品を実装するようにすると、キヤリアテープに生じた弛みが伸びるから、その伸びによって電子部品の実装精度が低下するということになる。
キヤリアテープを最初にピッチ送りしたときの位置決め精度が低下すると、それ以後、キヤリアテープは同じ状態でピッチ送りされることになるから、最初に弛みが伸びたことによって生じた位置決め精度の低下が継続することになる。
この発明は、最初にキヤリアテープの実装位置と実装手段とをキヤリアテープに生じる弛みを確実に除去した状態で位置決めすることで、電子部品の実装精度を向上させることができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、キヤリアテープに電子部品を実装する実装装置であって、
上記キヤリアテープが巻装された供給リールと、
上記供給リールから繰り出される上記キヤリアテープに上記電子部品を実装する実装手段と、
この実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープを巻き取る巻き取りリールと、
上記実装手段よりも上記キヤリアテープの送り方向下流側に設けられ上記実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープを送る駆動ローラと、
上記実装手段よりも上記キヤリアテープの送り方向上流側に設けられ上記駆動ローラによって送られる上記キヤリアテープにテンションを付与するバックテンションローラと、
上記キヤリアテープの幅方向両端部に形成されたパーフォレーションを検出するセンサと、
上記キヤリアテープに設けられた認識パターンを撮像する撮像カメラと、
上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる状態まで上記供給リールによって巻き戻させた後、上記キヤリアテープを上記駆動ローラにより所定距離送ってから、上記撮像カメラによる上記認識パターンの撮像に基いて上記キヤリアテープを実装位置に位置決めさせる制御手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記バックテンションローラは、上記キヤリアテープの下面に接触する下側バックテンションローラと、上面に接触する上側バックテンションローラを有し、少なくとも一方のバックテンションローラは上記キヤリアテープから離れる方向に開閉駆動可能であることが好ましい。
上記バックテンションローラは、上記キヤリアテープを実装位置に位置決めした後で開閉駆動されることが好ましい。
上記制御手段による上記キヤリアテープの位置決めは、このキヤリアテープに電子部品を最初に実装する前に行なわれることが好ましい。
この発明は、供給リールと巻き取りリールとの間に張設されたキヤリアテープをバックテンションローラによってテンションを付与して送りローラによって所定ピッチずつ送りながら、このキヤリアテープの実装位置に実装手段によって電子部品を実装する実装方法であって、
上記キヤリアテープに形成されたパーフォレーションをセンサによって検出し、その検出に基いて上記キヤリアテープを所定ピッチずつ送る工程と、
上記センサによるパーフォレーションの検出に基いてピッチ送りされた上記キヤリアテープに形成された認識パターンを撮像カメラで撮像し、その撮像に基いて上記キヤリアテープに対して上記実装手段を位置決めする工程を有し、
上記キヤリアテープに対して上記実装手段を位置決めするとき、上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リール側に戻してから行なうことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記キヤリアテープは、このキヤリアテープの実装位置に上記実装手段を最初に位置決めする前に、上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リールによって巻き戻されることが好ましい。
上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リール側に戻した後、上記キヤリアテープを上記センサによるパーフォレーションの検出に基いて上記認識パターンを上記撮像カメラの視野内に位置させてから、上記認識パターンを上記撮像カメラで撮像し、その撮像に基いて上記実装手段を上記キヤリアテープの実装位置に位置決めすることが好ましい。
この発明によれば、キヤリアテープを認識パターンが撮像カメラの視野範囲から外れる位置まで大きく巻き戻してから、巻き取り方向に搬送して撮像カメラの撮像に基いてキヤリアテープの位置ずれを補正してから実装手段を位置決めする。
そのため、キヤリアテープを巻き戻してから巻き取ることで弛みを確実に除去することができ、しかも撮像カメラの撮像に基いてキヤリアテープと実装手段を精度よく位置決めすることが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はキヤリアテープ1に電子部品を実装するための実装装置を示す。この実装装置は装置本体2を有し、この装置本体2の一端部にはローダ部3、他端部にはアンローダ部4、中央部には実装部5が設けられている。
上記ローダ部3は、上記キヤリアテープ1が巻回された供給リール7を有する。キヤリアテープ1には、図2に示すようにデバイスホール8a及びデバイスホール8aに一端部を突出させて設けられたリード8bを有する端子部8が所定間隔で形成されている。そして、キヤリアテープ1は端子部8のリード8bを保護するスペーサテープ9aと重ねて上記供給リール7に巻回されている。
上記キヤリアテープ1の幅方向両端部には長手方向に対して所定のピッチGで矩孔状のパーフォレーション11が形成されていて、上記デバイスホール8aはパーフォレーション11のピッチGの2倍の間隔で形成されている。そして、上記端子部8に対して図2に鎖線で示す電子部品16が後述するように位置決めされて実装される。つまり、端子部8は上記電子部品16の実装位置となっている。
上記供給リール7から繰り出されたキヤリアテープ1は搬送レール13に導かれ、この搬送レール13から後述する巻き取りリール23に巻き取られる。搬送レール13は上記ローダ部3から上記アンローダ部4にわたって設けられている。
上記キヤリアテープ1は上記供給リール7と搬送レール13の一端との間でたるみが生じるよう上記供給リール7から繰り出されている。このキヤリアテープ1のたるみ量は第1の下部センサ15aと第1の上部センサ15bとで検知されて制御される。
つまり、キヤリアテープ1のたるみ量が大きくなり、そのたるみを第1の下部センサ15aが検知すると、上記供給リール7によるキヤリアテープ1の繰り出しが停止される。キヤリアテープ1のたるみが小さくなり、そのたるみが第1の上部センサ15bによって検知されなくなると、上記供給リール7によってキヤリアテープ1が繰り出される。それによって、キヤリアテープ1のたるみ量が所定の範囲になるよう制御される。
なお、上記供給リール7からキヤリアテープ1とともに繰り出されたスペーサテープ9aはスペーサテープ巻き取りリール21に巻き取られる。
上記実装部5ではキヤリアテープ1に図3に示すように半導体チップなどの上記電子部品16が実装される。実装部5には実装手段5Aを構成する実装ステージ17、実装ツール18及び開閉駆動される上下一対のクランパ18aを有する。実装ステージ17はステージ駆動機構19によってX、Y及びθ方向に駆動され、実装ツール18はツール駆動機構20によってX、Y、θ及びZ方向に駆動される。
上記実装ステージ17上に上記電子部品16が供給されると、この実装ステージ17がキヤリアテープ1の端子部8の下方に後述するように位置決めされる。ついで、クランパ18aによって端子部8の周辺部がクランプされてから、上記実装ツール18が下降方向に駆動される。それによって、図3に示すように上記端子部8のリード8bが折曲されて上記電子部品16のバンプ16aに接続される。
上記搬送レール13の上記アンローダ部4側の端部であって、上記キヤリアテープ1の幅方向両端部には一対の駆動ローラ31が配置されている。一対の駆動ローラ31はキヤリアテープ1の幅方向両端部を挟持する上側駆動ローラ31aと下側駆動ローラ31bとからなる。そして、上側駆動ローラ31aと下側駆動ローラ31bはローラ駆動源32によって回転駆動され、それによって上記キヤリアテープ1がローダ部3側からアンローダ部4側に搬送される。
上記搬送レール13の上記ローダ部3側の端部であって、上記キヤリアテープ1の幅方向両端部にはそれぞれバックテンションローラ34が配置されている。一対のバックテンションローラ34は上側テンションローラ34aと下側テンションローラ34bとからなり、これらテンションローラ34a,34bは上記キヤリアテープ1の幅方向両端部を挟持している。
一対の上記上側テンションローラ34aは一端が回転軸36によって支持された回動体37の他端に所定の回転抵抗で回転するよう設けられている。上記回動体37はばね38によって下降方向に付勢され、シリンダ39によって上記ばね38の付勢力に抗して上昇方向に駆動されるようになっている。
それによって、上記バックテンションローラ34は上記駆動ローラ31によって搬送されるキヤリアテープ1に所定のテンションを付与するようになっている。上記回動体37を上昇方向に回動させて上側テンションローラ34aをキヤリアテープ1の上面から離反させれば、上記バックテンションローラ34によってキヤリアテープ1に付与されたテンションが除去される。
なお、キヤリアテープ1はバックテンションローラ34によって供給リール7側に送ることもできるようになっている。
上記駆動ローラ31の近くであって、駆動ローラ31よりのキヤリアテープ1の搬送方向上流側にはキヤリアテープ1のパーフォレーション11を検出するパーフォレーションセンサ41が配置されている。このパーフォレーションセンサ41は投光器41aと受光器41bを有し、投光器41aと受光器41bはキヤリアテープ1のパーフォレーション11が形成された幅方向の一端部の上方と下方に対向して配置されている。
キヤリアテープ1が駆動ローラ31によって搬送されてキヤリアテープ1のパーフォレーション11が上記パーフォレーションセンサ41に対向する部位を通過すると、そのパーフォレーションセンサ41の受光器41bが投光器41aからの光を受光する。
パーフォレーションセンサ41の受光信号は図4に示す制御装置42に出力される。それによって、制御装置42は駆動ローラ31の駆動を制御してキヤリアテープ1をパーフォレーション11のピッチGの2倍の距離でピッチ送りするようになっている。
上記実装ツール18の近くには撮像カメラ43が配置されている。この撮像カメラ43は、キヤリアテープ1がパーフォレーションセンサ41からの検出信号に基いてピッチ送りされて位置決めされると、キヤリアテープ1の端子部8の近くに、この端子部8に対して予め設定された位置関係で設けられた認識パターンP(図2に示す)を撮像する。
上記撮像カメラ43からの撮像信号は上記制御装置42に入力されて画像処理される。そして、その画像処理に基いて上記実装ステージ17と実装ツール18はX、Y及びθ方向に駆動されて上記端子部8に対して位置決めされるようになっている。
つまり、キヤリアテープ1は、パーフォレーションセンサ41が検出するパーフォレーション11のピッチGに基いてその端子部8が所定の精度で位置決めされる。ついで、撮像カメラ43からの撮像信号に基いて上記実装ステージ17と実装ツール18がX、Y方向に駆動され、上記端子部8に対して上記実装ステージ17と実装ツール18がさらに高い精度で位置決めされる。
電子部品16が実装されて駆動ローラ31によってピッチ送りされたキヤリアテープ1は、スペーサテープ供給リール22から供給される上記スペーサテープ9bと重ねられて上記巻き取りリール23に巻き取られる。それによって、キヤリアテープ1に実装された電子部品16は上記スペーサテープ9bによって保護されるようになっている。
電子部品16が実装されて駆動ローラ31によってピッチ送りされたキヤリアテープ1は、アンローダ部4側において巻き取りリール23に巻き取られる前にたるみ量が第2の下部センサ24aと第2の上部センサ24bとによって検知される。
そして、キヤリアテープ1のたるみ量が所定以上になったことが第2の下部センサ24aによって検知されると、その検知信号で巻き取りリール23が駆動されてキヤリアテープ1とスペーサテープ9bとの巻き取りが開始される。巻き取りが開始されてアンローダ部4側におけるキヤリアテープ1のたるみ量が減少し、第2の上部センサ24bがキヤリアテープ1を検知しなくなると、その巻き取りが停止される。
図1に鎖線で示すように、上記供給リール7は第1の駆動モータ26によって回転駆動され、上記スペーサテープ巻き取りリール21は第2の駆動モータ27によって回転駆動される。
上記巻き取りリール23は第3の駆動モータ28によって回転駆動され、上記スペーサテープ供給リール22は第4の駆動モータ29によって回転駆動されるようになっている。
図4に示すように、上記第1の下部センサ15a、第1の上部センサ15b、第2の下部センサ24a及び第2の上部センサ24bの検出信号は上記制御装置42に出力される。制御装置42は、各センサからの検出信号に基いて第1乃至第4の駆動モータ26〜29の駆動を制御してキヤリアテープ1を供給リール7から繰り出させて巻き取りリール23に巻き取らせる。
さらに、制御装置42はステージ駆動機構19、ツール駆動機構20、駆動ローラ31を駆動するローラ駆動源32の駆動を、上記パーフォレーションセンサ33と上記撮像カメラ43からの撮像信号に基いて制御する。
つぎに、上記構成の実装装置によってキヤリアテープ1の端子部8に電子部品16を実装する手順を説明する。
実装装置を始動させて最初にキヤリアテープ1の端子部8に電子部品16を実装する際、キヤリアテープ1の経時変形などによる弛みを除去した状態で、キヤリアテープ1の端子部8に対して実装手段5Aの実装ステージ17と実装ツール18を位置決めしなければならない。
この位置決めは、まず、供給リール7から繰り出されたキヤリアテープ1を、この供給リール7によって巻き戻す。そのときの巻き戻し長さは、図5(a)に示すように撮像カメラ43の視野範囲S内にキヤリアテープ1の端子部8の近くに設けられた認識パターンPが入っている状態で、この認識パターンPを認識し、図5(b)に示すように認識パターンPが上記視野範囲Sから外れる巻き戻し位置まで大きく巻き戻す。なお、図5(a)において、認識パターンPは視野範囲Sの中心Oよりも同図に矢印Xで示すキヤリアテープ1の搬送方向に対して駆動ローラ31側、つまり下流側に位置している。
上記供給リール7によるキヤリアテープ1の巻き戻し長さを図5(b)に示すようにL1とし、L1はキヤリアテープ1に形成されたパーフォレーション11のピッチよりも大きい距離となる。
そして、認識パターンPが視野範囲Sにあった初期位置B1から、認識パターンPが視野範囲Sから外れる巻き戻し位置まで起動した距離L1が制御装置42によって算出される。
キヤリアテープ1を長さL1だけ巻き戻したならば、つぎに図5(c)に示すようにキヤリアテープ1を駆動ローラ31によって搬送方向に送る。このときの送り長L2は、撮像カメラ43の視野範囲Sの中心Oより上流側で、撮像カメラ43の視野範囲Sから外れた位置にある上記認識パターンPが再び上記視野範囲Sに入る長さとする。
具体的には、上記認識パターンPが上記視野範囲Sの中心Oよりもバックテンションローラ34側に位置するよう、巻き戻し時に巻き戻し位置と撮像カメラ43の視野範囲Sの中心Oまでの距離を制御装置42で算出した送り長L2が設定される。
なお、長さL2は図5(c)において、上記認識パターンPが上記視野範囲Sから外れた位置B2から視野範囲Sに戻った距離で示している。
巻き戻されたキヤリアテープ1を長さL2の距離で巻き戻し方向と逆方向に送ったならば、クランパ18aを作動させてキヤリアテープ1をクランプする。それによって、キヤリアテープ1はクランパ18aとバックテンションローラ34との間に位置する部分が固定される。
キヤリアテープ1を固定したならば、クランパ18aの開口部内に位置する上記認識パターンPを撮像カメラ43によって撮像し、その撮像信号によって制御装置42は撮像カメラ43の視野中心Oと、認識パターンPとの位置ずれ量δを算出するとともにクランパ18aを開いてキヤリアテープ1をX方向に送り、キヤリアテープ1を端子部8を位置補正する。
キヤリアテープ1の子部8を位置補正したならば、クランパ18aを閉じる方向に駆動してキヤリアテープ1をクランプする。クランプしたならば、バックテンションローラ34の回動体37を上昇方向に回動させ、上側テンションローラ34aをキヤリアテープ1の上面から瞬間的に離反させる。
それによって、キヤリアテープ1が左右一対のテンションローラ34a,34bによって搬送されることで、左右の各一対の上下テンションローラ34a,34bの平行度や平面度の誤差などによって加わる応力でキヤリアテープ1が幅方向に凹んだり、引張られるなどして変形が生じても、その変形を除去されることになる。キヤリアテープ1の変形を除去したならば、直ちに上側テンションローラ34aを元に戻し、キヤリアテープ1を保持固定する。
バックテンションローラ34によってキヤリアテープ1に生じた変形を除去したならば、上記キヤリアテープ1に電子部品16が実装される。なお、キヤリアテープ1の位置補正は駆動ローラ31によって搬送して行なうため、その搬送精度によって微小な位置ずれが生じることが避けられない。
したがって、まず、撮像カメラ43によってキヤリアテープ1の認識パターンPが認識され、その認識に基いて認識パターンPと撮像カメラ43の中心Oとの位置ずれ量が算出される。この位置ずれ量に基いてキヤリアテープ1の端子部8に対して実装ステージ17と実装ツール18が位置補正される。そして、その位置補正後に、上記キヤリアテープ1に電子部品16が実装される。
電子部品16が実装された後、クランパ18aが開放され、駆動ローラ31が駆動されてキヤリアテープ1が搬送される。このときのキヤリアテープ1の搬送距離は、パーフォレーションセンサ41が検出するキヤリアテープ1に形成されたパーフォレーション11のピッチGに基いて行なわれる。
以後、キヤリアテープ1に形成されたパーフォレーション11のピッチGに基いてそのキヤリアテープ1をピッチ送りして端子部8が実装手段5Aに対して位置決めされる毎に、その端子部8に電子部品16が実装される。
このように、キヤリアテープ1の端子部8に最初に電子部品16を実装する前に、キヤリアテープ1を認識パターンPが撮像カメラ43の視野範囲Sから外れる位置まで大きく巻き戻してから、上記認識パターンPが撮像カメラ43の視野範囲Sに再び入る長さL2で搬送方向に送るようにした。
そのため、キヤリアテープ1をバックテンションローラ34によってテンションを加えた状態で、搬送方向に対して駆動ローラ31によって十分な長さL2で送ることができるから、キヤリアテープ1に生じていた弛みを確実に除去した状態で、キヤリアテープ1の端子部8に対して実装手段5Aの実装ステージ17と実装ツール18を位置決めすることができる。
それによって、つぎにキヤリアテープ1をピッチ送りしたとき、キヤリアテープ1の弛みが伸びて実装手段5Aに対する端子部8の位置決め精度が低下するということがないから、それ以降の電子部品16の実装も精度よく行なうことが可能となる。
なお、撮像カメラ43は、電子部品16の実装精度に応じて高倍率のものが用いられているため、その視野範囲Sは非常に狭い。そのため、キヤリアテープ1の巻き戻しの長さを、認識パターンPが視野範囲Sから外れない長さで行なおうとすると、その長さは非常に小さくなってしまうから、巻き戻し後にキヤリアテープ1を送る長さも短くなり、キヤリアテープ1に生じた弛みを十分に除去できないことがある。
しかしながら、上述したようにキヤリアテープ1を、認識パターンPが視野範囲Sから外れる大きな長さL1で巻き戻してから送るため、送り長さが十分に得られることで、キヤリアテープ1に生じた弛みを確実に除去することが可能となる。
上記一実施の形態では、キヤリアテープの端子部に対して実装手段を位置決めする際、キヤリアテープを距離L1で巻き戻してから、この距離よりも短い距離L2で送ってから、撮像カメラの撮像に基いてキヤリアテープ1を精密に位置決めするようにしたが、距離L1とL2とは同じ或いはL2はL1よりも大きくてもよく、要はキヤリアテープを距離L2で送ったときに認識パターンが撮像カメラの視野範囲内の中心よりも上流側に入るようにすればよい。
また、バックテンションローラの上側テンションローラをキヤリアテープから離反するよう上昇させてこのキヤリアテープに生じた変形を除去するようにしたが、下側テンションローラを下降させたり、上下両方のローラをキヤリアテープの上下面から離反させてこのキヤリアテープに生じた変形を除去するようにしてもよい。
さらに、上下一対の駆動ローラの少なくとも一方をキヤリアテープに対して離反する方向に駆動可能に設け、所定のタイミングでキヤリアテープから離反させれば、駆動ローラによってキヤリアテープに生じた変形を除去することができる。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の概略的構成図。 キヤリアテープの一部分を示す平面図。 実装手段によってキヤリアテープに電子部品を実装するときの説明図。 制御系統を示すブロック図。 キヤリアテープの端子部と実装手段を位置決めするときの認識パターンと撮像カメラの視野範囲との関係を示す説明図。
符号の説明
1…キヤリアテープ、7…供給リール、8…端子部(実装位置)、11…パーフォレーション、16…電子部品、17…実装ステージ(実装手段)、18…実装ツール(実装手段)、23…巻き取りリール、31…駆動ローラ、41…パーフォレーションセンサ、42…制御装置、43…撮像カメラ、P…認識パターン。

Claims (7)

  1. キヤリアテープに電子部品を実装する実装装置であって、
    上記キヤリアテープが巻装された供給リールと、
    上記供給リールから繰り出される上記キヤリアテープに上記電子部品を実装する実装手段と、
    この実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープを巻き取る巻き取りリールと、
    上記実装手段よりも上記キヤリアテープの送り方向下流側に設けられ上記実装手段で電子部品が実装されたキヤリアテープを送る駆動ローラと、
    上記実装手段よりも上記キヤリアテープの送り方向上流側に設けられ上記駆動ローラによって送られる上記キヤリアテープにテンションを付与するバックテンションローラと、
    上記キヤリアテープの幅方向両端部に形成されたパーフォレーションを検出するセンサと、
    上記キヤリアテープに設けられた認識パターンを撮像する撮像カメラと、
    上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる状態まで上記供給リールによって巻き戻させた後、上記キヤリアテープを上記駆動ローラにより所定距離送ってから、上記撮像カメラによる上記認識パターンの撮像に基いて上記キヤリアテープを実装位置に位置決めさせる制御手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記バックテンションローラは、上記キヤリアテープの下面に接触する下側バックテンションローラと、上面に接触する上側バックテンションローラを有し、少なくとも一方のバックテンションローラは上記キヤリアテープから離れる方向に開閉駆動可能であることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記バックテンションローラは、上記キヤリアテープを実装位置に位置決めした後で開閉駆動されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 上記制御手段による上記キヤリアテープの位置決めは、このキヤリアテープに電子部品を最初に実装する前に行なわれることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  5. 供給リールと巻き取りリールとの間に張設されたキヤリアテープをバックテンションローラによってテンションを付与して送りローラによって所定ピッチずつ送りながら、このキヤリアテープの実装位置に実装手段によって電子部品を実装する実装方法であって、
    上記キヤリアテープに形成されたパーフォレーションをセンサによって検出し、その検出に基いて上記キヤリアテープを所定ピッチずつ送る工程と、
    上記センサによるパーフォレーションの検出に基いてピッチ送りされた上記キヤリアテープに形成された認識パターンを撮像カメラで撮像し、その撮像に基いて上記キヤリアテープに対して上記実装手段を位置決めする工程を有し、
    上記キヤリアテープに対して上記実装手段を位置決めするとき、上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リール側に戻してから行なうことを特徴とする電子部品の実装方法。
  6. 上記キヤリアテープは、このキヤリアテープの実装位置に上記実装手段を最初に位置決めする前に、上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リールによって巻き戻されることを特徴とする請求項5記載の電子部品の実装方法。
  7. 上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野から外れる位置まで上記供給リール側に戻した後、上記キヤリアテープを上記認識パターンが上記撮像カメラの視野内に位置するよう送ってから、上記認識パターンを上記撮像カメラで撮像し、その撮像に基いて上記キヤリアテープを実装位置に位置決めすることを特徴とする請求項5記載の電子部品の実装方法。
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