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JP2008059635A - 制御装置および記憶装置 - Google Patents

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JP2008059635A JP2006232319A JP2006232319A JP2008059635A JP 2008059635 A JP2008059635 A JP 2008059635A JP 2006232319 A JP2006232319 A JP 2006232319A JP 2006232319 A JP2006232319 A JP 2006232319A JP 2008059635 A JP2008059635 A JP 2008059635A
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Abstract

【課題】ヘッドの浮上量の変動を考慮してデータの書き戻しを実行すること。
【解決手段】磁気ディスク装置100は、磁気ディスクに対するデータの書き込みエラー(ライトフォールト)が発生した場合に、書き戻し判定部185が、磁気ディスクから読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度(増幅器の利得)を磁気ディスクに記録されたサーボフレームごとにAGC情報メモリ184から取得し、取得した各増幅度を基にして、データの書き戻しをおこなうセクタの数を判定し、判定したセクタの数によってデータの書き戻しを実行する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置およびその制御装置であって、特にデータの書き込みが不安定なセクタに対して確実にデータの書き戻しを実行可能な制御装置および記憶装置に関するものである。
従来、磁気ディスク装置において、データの書き込み時にライトフォールト(Write Fault)が発生した場合には、このライトフォールトが発生したセクタより以前の所定数のセクタに対してデータの書き戻しを行っている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、ライトフォールトの発生したセクタより以前の所定数のセクタに対してデータを書き戻す目的は、ポジションオフトラック(Position off track)を検出するサーボサンプリングが間欠的であるため、ポジションオフトラック等でライトフォールトが発生した場合、ポジションオフトラックを検出したサーボフレームより1つ前のサーボフレーム(このサーボフレームにおいてポジションオフトラックは発生していないものとする)からライトフォールトを検出したサーボフレームまでの間がオフトラックしている可能性があり、この間のデータを、トラックの中心位置に書き直す必要があるためである。
従って、書き戻すべきセクタ数は、ライトフォールトを検出したサーボフレームを含んだセクタ数であることが必要である。
通常、磁気ディスク装置では、記録密度をあげるために磁気ディスクのアウターからインナーまでをゾーン(Zone)に区切り、1周あたりのセクタ数を違えている。しかし、サーボフレームに関しては、サーボサンプリングを一定にするために1周あたりのサーボフレーム数は、アウターからインナーまで同一である。
従って、1つのサーボフレームを跨ぐセクタ数は、磁気ディスクのアウター側ではセクタ数が多く、インナー側ではセクタ数が少なくなる。書き戻しを行うセクタ数を固定とする場合には、アウター側におけるサーボフレーム間のセクタ数が最も多くなるセクタ数を、書き戻しを実行する際のセクタ数に設定している。
特開平5−20789号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、磁気ディスクに対してデータの書き込みをおこなうヘッドの浮上量の変動(換言すれば、ヘッドの縦方向の変動)を重要視せず、ヘッドの半径方向の変動(オフトラック量)に重点を置いてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を予め設定し、データの書き戻しをおこなっていたため、データの書き込みが不安定なまま書き込み処理を終了してしまうという問題があった。
従って、データの書き戻しをおこなったセクタの数が、半径方向の変動が起こった領域をカバーしていても、縦方向に変動が起こった領域をカバーしていない恐れがあり、後にデータの読み込み処理をおこなった場合に、この読み込み処理が不安定になるという問題も発生する。
すなわち、オフトラックのような半径方向の変動だけでなく、ヘッドの浮上量の変動も考慮してデータの書き込みが不安定なセクタに対して確実にデータの書き戻しを実行することが極めて重要な課題となっている。特に、磁気ディスク装置は積極的にモバイル機器(携帯型情報ツールや携帯型音楽プレーヤなど)に採用されてきており、電車や航空機などに乗車中や徒歩中や登山中に使用する機会があり、連続的に振動が印加される状況や気圧変動の環境下にさらされる機会が多くなり、それらの使用環境の影響を受けやすくなってきている。したがって、書き戻しの重要性が記憶装置の新たな使用形態における新たな課題として浮上してきた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、オフトラックのような半径方向の変動だけでなく、ヘッドの浮上量の変動も考慮してデータの書き戻しを実行することができる制御装置および記憶装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置を制御する制御装置であって、前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定する書き戻し判定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する増幅度をサーボフレームごとに検出し、検出した増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定するので、データの書き込みが不安定なまま書き込み処理が終了してしまうことを防止し、かかるデータの書き込みが不安定な領域に対して書き戻しを実行することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする。
本発明によれば、データの書き込みエラーの発生したサーボフレームから、増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定するので、ヘッドの浮上量の変動によって発生するデータの書き込みが不安定な区間に対してデータの書き戻しを正確に実行することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記記憶媒体上のトラック中心とヘッドとのずれ量を示すオフトラック量を検出するオフトラック量検出部を更に備え、前記書き戻し判定部は、前記オフトラック量および前記増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を判定することを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体上のトラック中心とヘッドとのずれ量を示すオフトラック量を更に検出し、検出したオフトラック量および増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を判定するので、データの書き込みが不安定な領域に対してより正確に書き戻しを実行することができる。
また、本発明は、記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置であって、前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定する書き戻し判定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する増幅度をサーボフレームごとに検出し、検出した増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定するので、データの書き込みが不安定なまま書き込み処理が終了してしまうことを防止し、かかるデータの書き込みが不安定な領域に対して書き戻しを実行することができる。
また、本発明によれば、上記発明において、前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする。
本発明によれば、データの書き込みエラーの発生したサーボフレームから、増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定するので、ヘッドの浮上量の変動によって発生するデータの書き込みが不安定な区間に対してデータの書き戻しを正確に実行することができる。
本発明によれば、ライトフォールトが発生した場合に、最適なセクタ数を判定してデータの書き戻しを実行するので、データの書き込みが不安定なセクタを残したまま書き込み処理が終了してしまうことを防止することができると共に、書き戻しにかかる処理をスムーズに実行することができる。また、データの読み出しエラーを予防することができるため、この装置に対する信頼性を向上させることができる。特に、モバイル機器に採用される記憶装置において、振動や落下、気圧変動などに対する装置の信頼性を向上させるのに有効である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る制御装置および記憶装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施例では一例として、磁気ディスク装置を用いて説明する。
まず、本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴について従来の技術と比較して説明する。図1は、本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。図1に示す例では、サーボフレームSV(n)においてライトフォールトが発生した場合を示している。なお、同図に示す黒丸は、各サーボフレームに対応する増幅度(磁気ディスクから読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度)を示しており、この増幅度が判定Slice以上となっている区間において、ヘッドの浮上量が不安定となる。
ここで、従来の技術では、予め、書き戻しをおこなうセクタ数が設定され、この設定されたセクタ数に基づいて、書き戻しが実行されていた(図1に示す例では、サーボフレームSV(n−2)とSV(n−1)の中心付近から書き戻しが実行されている。)。
すなわち、従来の技術では、書き戻しをおこなうセクタ数を固定していたため、図1に示すように、ヘッドの縦方向(浮上)にかかる不安定区間(サーボフレームSV(n−1)からSV(n−4);この区間は、様々な条件に応じて変動する)に対応することができず、データが正確に書き込まれていないセクタに対して書き戻しを実行していないので、データの書き込みが不安定なまま書き込み処理を終了してしまうという問題があった。
一方、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、各サーボフレームに対応する増幅度を基にしてデータの書き戻しを実行するセクタ数を判定し、判定したセクタ数によってデータの書き戻しを実行する(図1に示す例では、サーボフレームSV(n−5)とSV(n−4)の中心付近から書き戻しを実行する)。
このように、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、磁気ディスクに対するデータの書き込みエラー(ライトフォールト)が発生した場合に、磁気ディスクから読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度(増幅器の利得)を磁気ディスクに記録されたサーボフレームごとに検出し、検出した各増幅度を基にして、データの書き戻しをおこなうセクタの数を判定し、判定したセクタの数によってデータの書き戻しを実行するので、データが正確に書き込まれていないセクタ(領域)に対して確実に書き戻しを実行することができる。
また、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、データが正確に書き込まれていないセクタに対して確実に書き戻しを実行することができるので、後にデータの読み込み処理をおこなった場合の読み取りエラーを防止することができる。
次に、本実施例にかかる磁気ディスク装置の構成について説明する。図2は、本実施例にかかる磁気ディスク装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置100は、ヘッドアクチュエータ110と、スピンドルモータ120と、モータドライバ回路130と、ヘッドアンプ回路140と、R(Read)/W(Write)回路150と、コントロール回路160と、ハードディスクコントローラ170と、制御部180と、ROM190とを備えて構成される。
このうち、ヘッドアクチュエータ110は、モータドライバ回路130から出力される制御電流によって、ヘッド110a,110bを移動させる装置である。なお、ここでは説明の便宜上、ヘッド110a,110bのみを示すが、このヘッドアクチュエータ110はその他の図示しないヘッドも移動させるものとする。
スピンドルモータ120は、モータドライバ回路130から出力される制御電流によって、磁気ディスクの回転制御をおこなう装置である。モータドライバ回路130は、コントロール回路160から出力される制御命令を取得し、取得した制御命令に基づいてヘッドアクチュエータ110およびスピンドルモータ120に制御電流を出力する装置である。
ヘッドアンプ回路140は、コントロール回路160から制御命令を取得すると共に、R/W回路150からライトデータ(磁気ディスクに書き込むデータ)およびライトゲート(磁気ディスクにデータを書き込むタイミングを示すデータ)を取得して、ヘッド110a,110bを介して、ライトデータを磁気ディスクに書き込む装置である。また、ヘッドアンプ回路140は、ヘッド110a,110bから取得するリード信号(磁気ディスクから読み取られたデータ)をR/W回路150に出力する。
R/W回路150は、磁気ディスクに対するリードおよびライトにかかる各種処理を実行する装置である。具体的に、このR/W回路150は、ヘッドアンプ回路140から出力されるリード信号を増幅したリードデータ(一定の出力レベルを有するリードデータ)を作成し、ハードディスクコントローラ170から出力されるリードゲート(データを読み取るタイミングを示すデータ)に応じて、リードデータをハードディスクコントローラ170に出力する。また、R/W回路150は、ハードディスクコントローラ170から出力されるライトデータおよびコントロール回路160から出力されるライトゲートをヘッドアンプ回路140に出力する。
また、R/W回路150は、コントロール回路160からサーボゲート(磁気ディスク上のサーボ信号を読み取るタイミングを示すデータ)を取得し、サーボ信号をコントロール回路160に出力する。なお、図示しないが、R/W回路150は、ヘッド110a,110b、ヘッドアンプ回路140を介して、サーボ信号を取得し、取得したサーボ信号をコントロール回路160に出力する。また、このサーボ信号は、ヘッド(ヘッド110aあるいはヘッド110b)と磁気ディスクのトラック中心とのずれを示すオフトラック量の情報をサーボフレームごとに含んでいるものとする。
更に、R/W回路150は、リード信号を増幅した際のリード信号の増幅度(R/W回路150の利得)をサーボAGC(Automatic Gain Control)値としてコントロール回路160に出力する。R/W回路150は、リードデータの出力レベルを一定に保つように増幅度を調整するので、かかるサーボAGC値は、リード信号が小さくなるにしたがって、大きくなる(あるいはリード信号が大きくなるにしたがって小さくなる)。なお、図1で説明したように、このサーボAGC値が判定Slice以上となっている区間が、ヘッドの浮上量の不安定区間と見なされる。
コントロール回路160は、制御部180からの制御命令に応じてモータドライバ回路130およびヘッドアンプ回路140を制御する装置である。また、コントロール回路160は、ハードディスクコントローラ170からライトゲートを取得し、取得したライトゲートをR/W回路150に出力する。また、コントロール回路160は、サーボゲートをR/W回路150に出力し、R/W回路150からサーボ信号およびサーボAGC値を取得すると共に、取得したサーボ信号およびサーボAGC値を制御部180に出力する。
ハードディスクコントローラ170は、ホストコンピュータ(図示しない)あるいは制御部180から種々のデータ/コマンドを受け付け、磁気ディスク装置100全体を制御する装置である。なお、本発明に密接に関連するハードディスクコントローラ170の処理としては、ホストコンピュータからの書き込み命令に応答して、ライトゲートをコントロール回路160に出力し、ライトデータをR/W回路150に出力する。また、ホストコンピュータからの読み込み命令に応答して、リードゲートをR/W回路150に出力し、R/W回路150から取得するリードデータをホストコンピュータに出力する。
更に、ハードディスクコントローラ170は、制御部180からライトリトライ命令を取得した場合には、制御部180によって判定された磁気ディスク上のセクタにデータの書き戻しをおこなうべく、ライトデータをR/W回路150に出力し、ライトゲートをコントロール回路160に出力する。
制御部180は、各種制御データを格納するための内部メモリを有し、これらを用いて種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、ボイスコイルモータ(VCM)制御部181と、スピンドルモータ(SPM)制御部182と、ポジション情報メモリ183と、AGC情報メモリ184と、書き戻し判定部185と、ライトリトライ制御部186と、ライト制御部187とを備える。
VCM制御部181は、コントロール回路160からサーボ信号を取得し、取得したサーボ信号に基づいて磁気ディスク上のデータの書き込み対象となるトラックあるいはデータの読み込み対象となるトラックにヘッド(ヘッド110aあるいはヘッド110b)が移動するように、コントロール回路160に制御命令を出力する処理部である。また、VCM制御部181は、コントロール回路160から取得したサーボ信号をポジション情報メモリ183に記録する。
SPM制御部182は、スピンドルモータ120の回転数を調整するための制御命令をコントロール回路160に出力する処理部である。ポジション情報メモリ183は、サーボフレームごとのオフトラック量のデータを含んだサーボ信号を記録するメモリである。このサーボ信号は、VCM制御部181によって記録される。また、AGC情報メモリ184は、コントロール回路160から出力されるサーボAGC値をサーボフレームごとに記録するメモリである。
書き戻し判定部185は、ポジション情報メモリ183に記録されたサーボ信号に基づいて、データの書き戻しをおこなうか否かを判定し、データの書き戻しをおこなう場合には、サーボ信号およびAGC情報メモリ184に記録されたサーボAGC値に基づいて書き戻しをおこなうセクタの数を判定する処理部である。
なお、この書き戻し判定部185は、サーボフレームごとのオフトラック量に基づいて、書き戻しをおこなうセクタ数を判定する第1の判定処理と、ヘッドが次に到達するサーボフレームのオフトラック量を予測してWriteを中断した場合には、書き戻しをおこなうセクタ数を判定する第2の判定処理と、サーボAGC値に基づいて、書き戻しをおこなうセクタ数を判定する第3の判定処理とをおこなう。そして、書き戻し判定部185は、第1もしくは第2と第3の判定処理の判定結果をそれぞれ比較して、セクタの数が最大となるセクタの数を、書き戻しを実行するセクタの数として判定する。以下において、第1の判定処理、第2の判定処理、第3の判定処理の順に具体的に説明する。
図3は、第1の判定処理を説明するための図である。まず、書き戻し判定部185は、ポジション情報メモリ183に記録されたサーボ信号を取得し、サーボフレームごとにオフトラック量が規定値(図3に示すWrite Offtrack Slice)以上となっているか否かを判定する。そして、書き戻し判定部185は、オフトラック量が規定値以上となっていると判定した場合に、書き戻しをおこなうと判定する。
第1の判定処理において、書き戻し判定部185は、書き戻しをおこなうと判定した後に、書き戻しをおこなうセクタ数を判定する。図3では一例として、サーボフレームSV(n)において、オフトラック量が規定値を超えた場合(ライトフォールトが発生した場合)を示している。
図3に示す「Case1」の場合は、サーボトラックSV(n)の時点でのオフトラック量が、規定値を大きく上回っているため、サーボフレームSV(n−1)を含むようなセクタ、すなわち、サーボフレームSV(n−1)からSV(n)間の全てのセクタに対して書き戻しをおこなうと判定する。(例えば、書き戻し判定部185は、書き戻すセクタ数を5と判定する。)
一方、図3に示す「Case2」の場合は、サーボトラックSV(n)の時点でのオフトラック量が規定値以上であるが、オフトラック量はそれほど大きくない。このような場合は、サーボフレームSV(n−1)直後のデータセクタのオフトラック量は小さく、書き戻しを実行する必要がない。そこで、「Case2」の場合、書き戻し判定部185は、サーボフレームSV(n−1)からSV(n)間の全てのセクタに対して書き戻しを実行するのではなく、一部分のセクタに対して書き戻しをおこなうと判定する。(例えば、書き戻し判定部185は、書き戻すセクタ数を4と判定する。)
ここで、Case1およびCase2の分類方法について具体的に説明する。書き戻し判定部185は、サーボトラックSV(n)のオフトラック量をPos(n)とし、SV(n−1)とSV(n)との真ん中のオフトラック量Pos(n−0.5)を線形補間によって求め、求めた線形補間値に基づいてライトフォールト発生時のケースをCase1あるいはCase2に分類する。
Pos(n−0.5)を線形補間によって算出する具体的な算定式は、
Pos(n-0.5)=((Pos(n)-Pos(n-1)/2)+Pos(n-1))
によって表すことができる。
そして、書き戻し判定部185は、Pos(n−0.5)の値が規定値(Write Offtrack Slice)以上の場合には、サーボトラックSV(n−1)直後に書き込まれたデータのオフトラック量が大きいと考えられるため、Case1とする。
一方、書き戻し判定部185は、Pos(n−0.5)の値が規定値(Write Offtrack Slice)よりも小さい場合には、サーボトラックSV(n−1)直後に書き込まれたデータのオフトラック量が小さいと考えられるため、Case2とする。
続いて、第2の判定処理について説明する。図4は、第2の判定処理を説明するための図である。書き戻し判定部185は、第2の判定処理において、ポジション情報メモリ183に記録されたサーボ信号に基づいて、次のサーボフレームにおけるオフトラック量を算出(予測)し、算出したオフトラック量が規定値(Write Offtrack Predetect Slice)以上となるか否かを判定し、規定値以上となる場合には、Writeを中断し、書き戻しをおこなうと判定する。
ここで、現在のサーボフレームをSV(n)とすると、予測すべきオフトラック量は、サーボフレームSV(n+1)のオフトラック量となる。次のサーボフレームにおけるオフトラック量を算出する算定式は、どのような算定式を用いても構わないが、例えば、
SV(n+1)=SV(n)+(SV(n)-SV(n-1))
によって算出することができる。
そして、書き戻し判定部185は、第2の判定処理において、書き戻しをおこなうと判定した場合には、現在のサーボフレーム直後に書き込まれたデータセクタから書き戻しをおこなうと判定する。例えば、現在のサーボフレームがSV(n)の場合には、SV(n)直後を含むデータセクタから書き戻しをおこなう。(例えば、書き戻し判定部185は、書き戻すセクタ数を2あるいは1と判定する。)
なお、ここでは、算定式を利用して、次のサーボフレームにおけるオフトラック量を予測したがこれに限定されるものではなく、オブザーバによるヘッドのポイント予測をおこない、次のオフトラック量を予測して、書き戻しを行うか否かを判定してもよい。
続いて、第3の判定処理について説明する。この第3の処理については、図1を用いて説明する。書き戻し判定部185は、第3の判定処理において、ポジション情報メモリ183に記録されたサーボ信号を取得し、オフトラック量が規定値(図3に示したWrite Offtrack Slice)以上となっているか否かを判定する。そして、書き戻し判定部185は、オフトラック量が規定値以上となっている場合に、書き戻しをおこなうと判定する。
第3の判定処理において、書き戻し判定部185は、書き戻しをおこなうと判定した後に、AGC情報メモリ184に記録されたサーボAGC値に基づいて、書き戻しをおこなうセクタ数を判定する。書き戻し判定部185は、図1に示すように、各サーボフレームに対応するサーボAGC値が規定値(判定Slice)以下となるサーボフレーム(図1に示す例では、サーボフレームSV(n−4))を判定する。
そして、書き戻し判定部185は、規定値以下となるサーボフレームが少なくとも含まれるように、セクタの数を判定する。例えば、ライトフォールトが発生したサーボフレームの番号をT1(図1に示す例では、SV(n)の番号)とし、各サーボフレーム間のセクタの数を「A」、規定値以下となったサーボフレームの番号をT2(図1に示す例では、SV(n−4)の番号)とするならば、書き戻すセクタ数Nは、
N=(T1-T2)*A+C (Cは定数)
によって算出することができる(上式は一例である。また、定数Cは省略してもよい)。
ところで、ライトフォールトが発生した際の、書き戻し対象となるセクタの数を判定する手法は、第1の判定処理および第2の判定処理に限定されるものではない。書き戻し判定部185は、Writeを中断した原因によって書き戻しセクタ数を判定する。例えば、磁気ディスク装置100に対する衝撃を検出するショックセンサからの信号およびヘッドアンプ回路140に不具合が発生したか否かのアンプ情報に基づいて、書き戻し対象となるセクタ数を判定してもよい。この場合の判定基準の一例を示すと、磁気ディスク装置100に衝撃が印加され、ヘッドアンプ回路140にエラーが発生した場合には、書き戻し判定部185は、書き戻しするセクタ数を「2」とする。また、ヘッドアンプ回路140のエラーあるいは磁気ディスク装置100に対する衝撃印加のいずれか一方が発生した場合には、書き戻し判定部185は、書き戻しするセクタ数を「1」とする。
このように、ショックセンサからの信号およびヘッドアンプ回路140からのアンプ情報を更に考慮して、セクタ数を判定することによって、より正確に書き戻しを行うセクタ数を判定することができ、効率よく書き戻しを行うことができる。
図2の説明に戻ると、ライトリトライ制御部186は、書き戻し判定部185に対して書き戻しをおこなうか否かの問い合わせをおこなう処理部である。このライトリトライ制御部186は、書き戻し判定部185が、書き戻しをおこなうと判定している場合には、書き戻しが必要となるセクタ数を書き戻し判定部185から取得し、取得したセクタ数をリトライ条件としてライト制御部187に出力する。
ライト制御部187は、データの書き戻しを実行する場合に、リトライ条件をハードディスクコントローラ170に出力し、ライトリトライを実行させる処理部である。なお、このライト制御部187は、書き戻しを行うか否かの問い合わせをライトリトライ制御部186に出力し、リトライ条件をライトリトライ制御部186から取得した場合に、ライトリトライを実行すると判定し、リトライ条件のデータをハードディスクコントローラ170に出力する。
ROM190は、制御部180による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記録した記憶装置である。
つぎに、各書き戻しセクタ数によるライトリトライ時のライトゲートとサーボフレームのタイミングについて説明する。図5は、各書き戻しセクタ数によるライトリトライ時のライトゲートとサーボフレームのタイミングの一例を示す図である。図5の1段目に示すSGはサーボゲートを示し、このサーボゲートの値が「High」になっている時点において、ヘッドがサーボフレーム上に位置していることとなる。また、SG上の「Offtrack judge」において、ライトフォールトが発生しているか否かが判定される。この「Offtrack judge」は、SGが「High」になる時点が、「Offtrack judge」おこなうためのトリガとなる。
図5の2段目に示すSCTPは、磁気ディスク上のセクタを示しており、3段目のWGはライトゲートをしており、4段目のWFLTは、ライトフォールトの発生タイミングを示している。同図に示す例では、SCTPの「m+6」と「m+7」との間でライトフォールトが発生している。
図5に示すレベル1リトライWG〜レベル5リトライWGは、各書き戻しセクタ数に対応するライトゲートの信号を示している。レベル1リトライWGは、書き戻しを実行するセクタ数が「1」(図5に示す例では、SCTP「m+6」から書き戻しをおこなう)であり、レベル2リトライWGは、書き戻しを実行するセクタ数が「2」(図5に示す例では、SCTP「m+5」から書き戻しをおこなう)であり、レベル3リトライWGは、書き戻しを実行するセクタ数が「4」(図5に示す例では、SCTP「m+3」から書き戻しをおこなう)である。
また、レベル4リトライWGは、書き戻しを実行するセクタ数が「5」(図5に示す例では、SCTP「m+1」から書き戻しをおこなう)であり、レベル5リトライWGは、Pos(n−2)を跨ぐ位置から書き戻しが実行される。
上述した書き戻し判定部185が、第1の判定処理において、「Case1」であると判定した場合には、磁気ディスク装置100は、レベル4リトライWGによってデータの書き戻しを実行し、「Case2」であると判定した場合には、レベル3リトライWGによって書き戻しを実行する。
また、書き戻し判定部185が、第2の判定処理において書き戻しを実行すると判定した場合には、磁気ディスク装置100は、レベル2リトライWGあるいはレベル1リトライWGによって書き戻しを実行する。
また、書き戻し判定部185が、第3の判定処理において書き戻しを実行すると判定した場合には、磁気ディスク装置100は、書き戻し判定部185が判定したセクタの数に対応するように、リトライWGを「High」にする期間を調整する。
従来では、常にレベル4リトライWGあるいはレベル5リトライWGによって、データの書き戻しを実行していたが、本発明にかかる磁気ディスク装置100は、状況に応じてセクタ数を変更するので、書き戻しを無駄に行って磁気ディスク装置100の性能を低下させることを防止することができる。
また、ヘッドの浮上量の変動を考慮してリトライWGが「High」となる期間を調整するので、データの書き込みが不完全なままデータの書き込みが終了してしまうといった問題を解消することができる。
つぎに、磁気ディスク装置100が書き戻しのセクタ数を判定する処理手順について説明する。図6は、磁気ディスク装置100が書き戻しのセクタ数を判定する処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、磁気ディスク装置100は、書き戻し判定部185がポジション情報メモリ183からサーボ信号を取得してライトフォールトが発生したか否かを判定し(ステップS101)、ライトフォールトが発生していない場合には(ステップS102,No)、ステップS101に移行する。
一方、ライトフォールトが発生した場合には(ステップS102,Yes)、AGC情報メモリ184からサーボAGC値を取得し、サーボAGC値が規定値以上か否かを判定する(ステップS103)。
そして、サーボAGC値が規定値以上の場合は(ステップS104,Yes)、書き戻し判定部185は、サーボAGC値に基づいて書き戻しをおこなうセクタの数を判定し(ステップS105)、ライト制御部187が、書き戻し判定部185から、ライトリトライ制御部186を介して、書き戻しをおこなうセクタの数を取得し、ライトリトライを実行する(ステップS106)。
一方、サーボAGC値が規定値よりも小さい場合は(ステップS104,No)、書き戻し判定部185は、各サーボフレームに対応するオフトラック量をポジション情報メモリ183から取得し(ステップS107)、書き戻しを行うセクタ数を判定し(ステップS108)、ステップS106に移行する。
なお、ステップS108において、書き戻し判定部185は、第1の判定処理もしくは第2の判定処理を行い、書き戻しのセクタ数を判定する。
また、図6に示すフローチャートでは、第1の判定処理および第2の判定処理と第3の判定処理とをわけて実行する例を示したが、これに限定されるものではなく、書き戻し判定部185は、第1〜第3の判定処理を順に行い、各判定処理において判定されるセクタの数のうち、最大となるセクタの数を書き戻し対象となるセクタの数として特定してもよい。
このように、書き戻し判定部185が、ライトフォールトが発生した場合に、書き戻しをおこなうセクタの数を判定し、ライト制御部187が書き戻しを実行するので、データの書き込みが不安定なまま書き込みが終了してしまうことを防止することができる。
上述してきたように、本実施例にかかる磁気ディスク装置100は、磁気ディスクに対するデータの書き込みエラー(ライトフォールト)が発生した場合に、書き戻し判定部185が、磁気ディスクから読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度(増幅器の利得)を磁気ディスクに記録されたサーボフレームごとにAGC情報メモリ184から取得し、取得した各増幅度を基にして、データの書き戻しをおこなうセクタの数を判定し、判定したセクタの数によってデータの書き戻しを実行するので、データが正確に書き込まれていないセクタ(領域)に対して確実に書き戻しを実行することができる。
また、本実施例にかかる磁気ディスク装置100は、オフトラックのような半径方向の変動だけでなく、ヘッドの浮上量の変動も考慮してデータの書き戻しを実行するので、データが正確に書き込まれていないセクタに対してより確実にデータの書き戻しを実行することができ、後にデータの読み込み処理をおこなった場合の読み取りエラーを防止することができる。
ところで、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを、磁気ディスク装置100に備えられたCPU(Central Processing Unit)(若しくは、MCU(Micro Control Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの処理装置)で実行することによって実現することができる。図2に示す例では、上述した各種の処理を実現する各種のプログラムがROM190に記憶されており、制御部がROM190に記録された各種のプログラムを読み出して実行することにより、上述した各種の処理部の機能を実現する各種プロセスが起動される。
なお、これらの各種プログラムは、必ずしも最初からROM190に記録させておく必要はない。例えば、ホストコンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)や、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、ホストコンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各種プログラムを記憶しておき、コンピュータがこれらから各種プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置を制御する制御装置であって、
前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、
前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定する書き戻し判定部と、
を備えたことを特徴とする制御装置。
(付記2)前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)前記記憶媒体上のトラック中心とヘッドとのずれ量を示すオフトラック量を検出するオフトラック量検出部を更に備え、前記書き戻し判定部は、前記オフトラック量および前記増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を判定することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記4)記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置であって、
前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、
前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否か判定する書き戻し判定部と、
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記5)前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする付記4に記載の記憶装置。
(付記6)前記記憶媒体上のトラック中心とヘッドとのずれ量を示すオフトラック量を検出するオフトラック量検出部を更に備え、前記書き戻し判定部は、前記オフトラック量および前記増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を判定することを特徴とする付記4に記載の記憶装置。
(付記7)記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う書き戻し実行プログラムであって、
前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出手順と、
前記増幅度検出手順によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定する書き戻し判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする書き戻し実行プログラム。
以上のように、本発明にかかる制御装置および記憶装置は、書き込みエラーなどが発生した場合にデータの書き戻しを実行する記憶装置などに対して有用であり、特に、記憶装置の性能を低下させることなく効率的に書き戻しを実行する必要がある場合に適している。
本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための説明図である。 本実施例にかかる磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1の判定処理を説明するための図である。 第2の判定処理を説明するための図である。 各書き戻しセクタ数によるライトリトライ時のライトゲートとサーボフレームのタイミングの一例を示す図である。 磁気ディスク装置が書き戻しのセクタ数を判定する処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 磁気ディスク装置
110 ヘッドアクチュエータ
120 スピンドルモータ
130 モータドライバ回路
140 ヘッドアンプ回路
150 R/W回路
160 コントロール回路
170 ハードディスクコントローラ
180 制御部
181 VCM制御部
182 SPM制御部
183 ポジション情報メモリ
184 AGC情報メモリ
185 書き戻し判定部
186 ライトリトライ制御部
187 ライト制御部
190 ROM

Claims (5)

  1. 記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置を制御する制御装置であって、
    前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、
    前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否かを判定する書き戻し判定部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記記憶媒体上のトラック中心とヘッドとのずれ量を示すオフトラック量を検出するオフトラック量検出部を更に備え、前記書き戻し判定部は、前記オフトラック量および前記増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうセクタの数を判定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 記憶媒体に対するデータの書き込みエラーが発生した場合にデータの書き戻しを行う記憶装置であって、
    前記記憶媒体から読み取られるリード信号を所定の出力に増幅する際の増幅度を前記記憶媒体に記録されたサーボフレームごとに検出する増幅度検出部と、
    前記増幅度検出部によって検出された増幅度に基づいてデータの書き戻しをおこなうか否か判定する書き戻し判定部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  5. 前記書き戻し判定部は、データの書き込みエラーが発生したサーボフレームから、前記増幅度が規定値以下となるサーボフレームまでに含まれるセクタの数をデータの書き戻しをおこなうセクタの数として判定することを特徴とする請求項4に記載の記憶装置。
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