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JP2008056390A - 帯状体通し方法及びその装置 - Google Patents

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JP2008056390A JP2006233270A JP2006233270A JP2008056390A JP 2008056390 A JP2008056390 A JP 2008056390A JP 2006233270 A JP2006233270 A JP 2006233270A JP 2006233270 A JP2006233270 A JP 2006233270A JP 2008056390 A JP2008056390 A JP 2008056390A
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web roll
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paper
roll
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Komori Corp
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Abstract

【課題】印刷機に紙通しをする際の負担を軽減する。
【解決手段】ウェブWをロール状に巻いてなるウェブロールWa、WbのウェブWの先端部をホルダ14で保持し、ウェブWをモータ26a、26bで巻きほどきながら前記ホルダ14をモータ13の駆動により移動することによって印刷機内の搬送経路にウェブWを通す際に、ウェブWにかかっているテンション値に応じて、ウェブロールWa又Wbを回転させる速度又はウェブWを牽引する速度を制御するようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、機械の帯状体搬送経路内に帯状体を通す帯状体通し方法及びその装置に関する。
紙、フィルム、織物、不織布などの帯状体を処理する装置においては、帯状体を処理するのに先立ち帯状体を機械内に通す必要がある。例えば、ウェブ輪転印刷機においては、新しいウェブに印刷する際には、ウェブを巻きほどいて印刷機のウェブの経路に通す必要がある。そのため印刷機におけるウェブの搬送経路に沿ってガイドレールを敷設し、ウェブの先端を保持したホルダが前記レールに案内されて移動することにより、ウェブを、例えば給紙部から折部に至る搬送経路に通すようにしている。このような紙通し装置は自動化が図られている(特許文献1)。
自動紙通し装置においては、ウェブの先端を保持して紙通しするホルダの搬送速度をウェブの搬送速度よりも若干遅めにし、オペレータが紙通し中のウェブの状態を常に監視し、あまりにウェブが弛んできたらホルダの搬送速度が若干速くなるように手動で調節している。
実開平1−103647号公報
しかし、自動紙通し装置においては、前述したようにオペレータが監視してウェブの弛み具合を調節していたので、オペレータにとっては大きな負担となっていた。また、監視ミスや監視もれによってウェブが弛緩し過ぎたり張られ過ぎたりし、ウェブが切れてしまうおそれもあった。ウェブが切れてしまうと、最初から紙通しをやり直さなければならず、極めて効率が悪い。そのため、ウェブの速度を適正に保つべくウェブ速度を制御する必要がある。
上記課題を解決する第1の発明は、
ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し方法において、
前記帯状体にかかるテンション値を測定し、
測定した前記帯状体にかかっているテンション値に応じて、前記駆動手段の回転速度を調整することを特徴とする帯状体通し方法である。
上記課題を解決する第2の発明は、上記第1の発明において、前記駆動手段の回転速度が、下式により求められることを特徴とする帯状体通し方法である。
[数1]
Nh1=α×(T−β)+γ
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
上記課題を解決する第3の発明は、
ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し方法において、
前記帯状体にかかるテンション値を測定し、
測定した前記帯状体にかかっているテンション値に応じて、前記移動手段の移動速度を調整することを特徴とする帯状体通し方法である。
上記課題を解決する第4の発明は、第3の発明に係る帯状体通し方法において、前記移動手段による前記牽引部材の移動速度が、下式により求められることを特徴とする帯状体通し方法である。
[数2]
Nh2=α×(β−T)+γ
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
上記課題を解決する第5の発明は、
ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し装置において、
前記帯状体にかかるテンションを測定するテンション測定手段と、前記テンション測定手段で測定したテンションに基づいて前記駆動手段の回転速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする帯状体通し装置である。
上記課題を解決する第6の発明は、第5の発明において、前記駆動手段の回転速度が、下式により求められることを特徴とする帯状体通し装置である。
[数3]
Nh1=α×(T−β)+γ
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
上記課題を解決する第7の発明は、
ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し装置において、
前記帯状体にかかるテンションを測定するテンション測定手段と、前記テンション測定手段で測定したテンションに基づいて前記移動手段の移動速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする帯状体通し装置である。
上記課題を解決する第8の発明は、第7の発明において、前記移動手段による前記牽引部材の移動速度が、下式により求められることを特徴とする帯状体通し装置である。
[数4]
Nh2=α×(β−T)+γ
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
第1の発明に係る帯状体通し方法及び第5の発明に係る帯状体通し装置によれば、帯状体を搬送経路に通す際に、ロール状に巻かれた帯状体にかかるテンションを測定して、その測定結果に基づいて、ロール状の帯状体を送り出す駆動手段の回転速度を制御するようにしたので、帯状体に過度の張力がかかることがなくなり、帯状体の破断、損傷が防止できる。
第2の発明に係る帯状体通し方法及び第6の発明に係る帯状体通し装置によれば、適正に演算して駆動手段の回転速度を求めるようにしたので、帯状体に過度の張力がかかることがなくなり、帯状体の破断、損傷が防止できる。
第3の発明に係る帯状体通し方法及び第7の発明に係る帯状体通し装置によれば、帯状体を搬送経路に通す際に、ロール状に巻かれた帯状体にかかるテンションを測定して、その測定結果に基づいて、ロール状の帯状体を牽引する牽引部材の移動速度を制御するようにしたので、帯状体に過度の張力がかかることがなくなり、帯状体の破断、損傷が防止できる。
第4の発明に係る帯状体の通し方法及び第8の発明に係る帯状体通し装置によれば、適正に演算して牽引部材の移動速度を求めるようにしたので、帯状体に過度の張力がかかることがなくなり、帯状体の破断、損傷が防止できる。
実施の形態1
以下、本発明に係る帯状体通し方法及び装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下に述べる実施の形態は、本発明を、帯状体としてのウェブに印刷を施すウェブ輪転印刷機に適用したものである。この実施の形態は、印刷機の運転前の紙通しを自動的に行うものであるが、その紙通しを、印刷機にすでに備わっている、紙継ぎ装置及び残紙長計の機構及び情報を利用して行うようにしたものである。
図1には、ウェブ輪転印刷機の概略構成を示し、図2には、自動紙通し装置の概略構成を示す。これらの図に基づき、先ずウェブ輪転印刷機の概略構成、自動紙通し装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、ウェブ輪転印刷機1は、帯状材であるウェブWをロール状に巻いてなるウェブロール(巻取紙)Wa、Wbが保持された給紙部2と、給紙部2の出口側に設けられ給紙の案内をするインフィード部3と、インフィード部3に続けて設けられ、4台の印刷ユニット4a、4b、4c、4dからなる印刷部4と、印刷部4に続けて設けられた乾燥部5と、乾燥部5に続けて設けられた冷却部6と、ウェブパス部7を介して冷却部6に続けて設けられた折部8とからなる。
給紙部2及びインフィード部3から連続的に供給されるウェブWは、印刷部4において第1−第4印刷ユニット4a−4dを通過する際に各種の印刷が施され、次いで乾燥部5を通過する際に乾燥され、続いて冷却部6を通る際に冷却され、その後ウェブパス部7を経て折部8に送られ、折部8において所定の形状に裁断され折り畳まれる。
このようなウェブ輪転印刷機1により新たなウェブWに印刷を行う場合には、ウェブWを給紙部2から折部8まで通す必要がある。この給紙部2から折部8に至るウェブWの通り道である搬送経路にウェブWを通すための自動紙通し装置(自動ウェブ通し装置)が搬送経路に沿って設けられている。
図2に示す自動ウェブ通し装置11は、搬送経路にエンドレスに配されたチェーン12と、チェーン12を機械(各ロールなど)とは別に駆動する牽引用モータ13とを備えている。チェーン12には、牽引部材としてホルダ14が取付けられている。このホルダ14により、紙通しされるウェブWの先端が保持される。牽引用モータ13は、自動ウェブ通し装置11の制御装置(自動紙通し制御装置)15からの指令により牽引用モータドライバ16を介して制御される。また、牽引用モータ13の回転は、ロータリエンコーダ17により検出される。
図3には、この実施の形態に係る自動ウェブ通し装置11の一部である給紙部分における概略構成を示す。また、図4には、ウェブWを繰り出し中のウェブロールWa、Wbのウェブの残量を測定する残紙長計のブロック図を示し、図5(A)、図5(B)には、この実施の形態に係る自動紙通し装置11における制御装置15のブロック図を示す。
図3に示すように、給紙部2においては、給紙装置21がその主要部をなす。給紙装置21の装置本体22の後部寄りに、ターレットアーム23がその中心軸23aにて旋回可能に支持されている。ターレットアーム23の両端にはリール(A軸、B軸と呼ばれている)が設けられており、リールにそれぞれウェブロールが装着される。図3ではA軸側のリールに装着されたウェブロールをWaで示し、B軸側に装着されたウェブロールをWbで示す。また、巻きほどかれているウェブロールを旧ウェブロール、新たに装着されたウェブロールを新ウェブロールと呼ぶ。図3では、A軸側のリールに装着されたウェブロールWaが新ウェブロールで、B軸側のリールに装着されたウェブロールが旧ウェブロールである。
旧ウェブロールWbのウェブWが巻き出されて終わりに近づくと、新ウェブロールWaのウェブWがつなげられ、ウェブWは連続して印刷部4に送られる。旧ウェブロールWbから新ウェブロールWaへの紙継ぎは自動でなされる。図3に示す状態は、現在巻き出し中の旧ウェブロールWbが終わりに近づき、ターレットアーム23が旋回されて、次の新ウェブロールWaが紙継ぎ待機位置まで移動された状態である。図3では、紙継ぎ待機位置にあるウェブロールWaを実線で示してある。図中、O2は紙継ぎ待機位置にあるウェブロールWaの中心である。
ターレットアーム23の中心軸23aにはターレットアーム旋回用モータ24が連結しており、ターレットアーム23は、ターレットアーム旋回用モータ24の駆動により旋回される。ターレットアーム23の旋回角度は、ターレットアーム旋回用モータ24の回転軸の角度をロータリエンコーダ25で検出することにより測定される。
ターレットアーム23の両端部には、ウェブロール回転用モータとしても機能するウェブロール用プリドライブモータ26a、26bが設けられ、その回転軸が前述のリールにそれぞれ結合されている。つまり、ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bにより、ウェブロールWa、Wbは駆動回転される。ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bは、紙継ぎに際し、紙継ぎ待機位置に移動した新ウェブロールWaの表面速度が、現在繰り出されているウェブWの走行速度と同速度となるまで予め加速させるものであるが、この実施の形態では、自動紙通しに際してのウェブロールWa、Wbの回転駆動源として兼用される。ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bの回転速度は、ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bに備わっているウェブロール用プリドライブモータ用ロータリエンコーダ27a、27bにより検出される。ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bには、ウェブロール用ブレーキ28a、28b(図3では表れていない。図5にのみ示す。)が備わっている。ウェブロール用ブレーキ28a、28bは、待機しているウェブロールWa、Wbが回転しないようにウェブロール用プリドライブモータ26a、26bの回転軸を固定するものである。
給紙装置21の装置本体22における出口側寄りの上部には、新旧のウェブWをつなぐための紙継ぎユニット31が、紙継ぎ待機位置にあるウェブロールWbに対し接近、離反するように揺動可能に設けられている。紙継ぎユニット31は、装置本体22の出口側で揺動可能に支持されたフレーム31aを有しており、このフレーム31aに、装置本体22に後端部が支持された紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32の可動端が連結されている。紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32の作動により、紙継ぎユニット31は、紙継ぎ待機位置にあるウェブロールWaに対して、図3中二点鎖線で示す脱位置と実線で示す着位置との間で移動する。図3において、32aは紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32を作動させるためのバルブであり、制御装置15からの指令により開閉制御される。
紙継ぎユニット31が着位置に移動した状態においては、旧ウェブロールWbから巻き出されたウェブWは、新ウェブロールWaと紙継ぎユニット31との隙間を通り、装置本体22の出側に設けられている複数のロール33、34を経て印刷部4側へ繰り出される。ロール33は、フレーム31aの回転中心と同軸に設けられている。
フレーム31aの自由端側には、ウェブWを案内する案内ロール35が設けられている。フレーム31aにおける案内ロール35の近くには、案内ロール35に掛けられるウェブWを切断するカッター36が設けられている。このカッター36は、図示されていないカッター用エアシリンダによりウェブWに対し進退するようになっている。フレーム31aには圧接ローラ37が設けられている。圧接ローラ37は、圧接ローラ用エアシリンダ38により、紙継ぎ待機位置にあるウェブロールWaの表面に接触し又は離れるようになっている。なお、図示はしていないが、紙継ぎユニット31には、ウェブロールWaの先端に設けられている両面接着テープ39を検出するためのテープ位置検出センサが設けられている。
装置本体22には、新ウェブロール紙継ぎ待機位置検出用センサ(以下「待機位置センサ」と略す)40が設けられている。この待機位置センサ40は、ターレットアーム23による新ウェブロールWaの待機位置への搬送経路を横切るように設けられており、紙継ぎ待機位置にある新ウェブロールWaの外径部分を検出することにより、新ウェブロールWaが待機位置にあること、又は待機位置に来たことを検出する。この待機位置センサ40としては、透過型の光電センサなどが採用される。光電センサを用いた場合、新ウェブロールWaが、発光器から受光器に至る光をさえぎることにより、新ウェブロールWaが待機位置に来たことが検出される。
装置本体22には、新ウェブロールWaの径を求めるためのウェブロール径算出用距離計測器(以下「距離計測器」と略す)41が設けられている。距離計測器41は、新ウェブロールWaが径測定位置に停止したときに新ウェブロールWaの周面に対向する位置に設けられており、新ウェブロールWaの周面までの距離を超音波や光(レーザ)を利用して測定し、その測定結果から、ウェブロールの径d1を求める。つまり、ウェブロールの径d1は、距離計測器41からウェブロールWaの表面までの距離L2と、既知の、距離計測器41から径測定位置にあるウェブロールWaの中心O1までの距離L1とから、d1=2(L1−L2)より求められる。
図1に示すように、印刷部4の入り口側には、ウェブテンション測定器42が設けられている。ウェブテンション測定器42は、検出ロール43をウェブWに当ててウェブWの張力を検出するものである。なお、ウェブテンション測定器42を設ける箇所は、印刷部4の入り口側に限らず、ウェブWの搬送経路のどこかであればよい。
次に、図4に示す残紙長計44について説明する。
図4に示すように、巻き出されるウェブWに接触させてメジャーロール45が設けられる。メジャーロール45は、ウェブWに接触されることによりウェブWの走行速度と同じ表面速度で回転される。メジャーロール45の回転は、ロータリエンコーダ46により検出され、ロータリエンコーダ46は、メジャーロール45の単位回転角度ごとにパルス(パルスP2)を出力する。一方、ウェブの繰り出し位置にあるウェブロールWa(Wb)に対しては、その回転を検出するウェブロール1回転センサ47a(47b)が設けられている。ウェブロール1回転センサ47a(47b)、ウェブロールWa(Wb)が装着されるリールに対してそれぞれ設けられており、リールが1回転するごとにそれを検出して1パルス(パルスP1)出力する。ロータリエンコーダ46及びウェブロール1回転センサ47a(47b)からのパルスP1、P2は制御装置(残紙長計の制御装置)18のカウンタ48に入力される。カウントされたパルス数に基づき、ロール径算出部49によりウェブロールWa(Wb)の径が算出される。
カウンタ48は、ウェブロール1回転センサ47a(47b)からパルスP1を入力するごとにロータリエンコーダ46からのパルスP2の数をカウントし始め、次のパルスP1の入力によりカウントを停止して、ウェブロールWa(Wb)1回転ごとのウェブ送り長Nを計数する。計数値Nを円周率πで除すればその時々のウェブロールWa(Wb)の直径が求まる。なお、実際には、ウェブロールWa(Wb)の張力、偏心、歪み、巻き具合等による直径変動の影響を除くため、ロール径算出部49では、ウェブロールWa(Wb)の複数回(例えば、8回転)の各計数値Nの最大値と最小値を除いたものの平均をとって、ウェブロール直径を算出している。
更に、紙通しする際には必要はないが、残紙長計本来の機構として、前回計測したウェブロールWa(Wb)の径と今回計測したウェブロールWa(Wb)の径とから紙厚を算出する紙厚算出部50、残紙長とウェブWの走行速度とから、ウェブロールWa(Wb)が所定の径となるまでの時間を算出する残り時間算出部51が設けられている。
自動ウェブ通し装置11は、図1−4に示した構成部材だけでなく、その他の機器、センサ等を備えている。それらを、制御装置15のブロック図である図5に基づき説明する。制御装置15は、第1及び第5の発明における回転制御手段、第3及び第7の発明における速度制御手段を含んでいる。なお、図5(A)と図5(B)は一つのブロック図を分けて表わしたものである。
前述した距離計測器41はA/D変換器61及び入出力装置(I/O)62aを介してCPU63へのバス64に接続されている。ウェブテンション測定器42もA/D変換器65、入出力装置62bを介してバス64に接続されている。
図1に示すように、折機7の入り口部分には、自動紙通し終端リミットスイッチ66が設けられている。この自動紙通し終端リミットスイッチ66のところまでウェブWが通されると自動紙通しの終了であり、自動紙通し終端リミットスイッチ66はウェブWを検出する。この自動紙通し終端リミットスイッチ66と前述の待機位置センサ40とが共通の入出力装置62cを介してバス64に接続されている。
紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32を作動させるバルブ32aは、入出力装置62dを介してバス64に接続されている。
ターレットアーム旋回用モータ24に駆動指令を出すターレットアーム旋回用モータドライバ67は入出力装置62eを介してバス64に接続されている。ターレットアーム旋回用モータ24の回転角度を検出するロータリエンコーダ25は、その検出結果からターレットアーム23の位置(角度)を算出するターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68に接続されており、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68は、入出力装置62fを介してバス64に接続されている。ロータリエンコーダ25はドライバ67に信号を送るようになっている。
ターレットアーム23の一方側のウェブロールWaを駆動回転させるA側ウェブロール用プリドライブモータ26aに駆動指令を与えるA側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69aは入出力装置62gを介してバス64に接続されている。A側ウェブロール用プリドライブモータ26aの回転を検出するロータリエンコーダ27aはA側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69aに信号を送るようになっている。同様にターレットアーム23の他方側のウェブロールWbを駆動回転させるB側ウェブロール用プリドライブモータ26bに駆動指令を与えるB側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69bは入出力装置62hを介してバス64に接続されている。B側ウェブロール用プリドライブモータ26bの回転を検出するロータリエンコーダ27bはB側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに信号を送るようになっている。A側及びB側ウェブロール用プリドライブモータ26a、26bに備わっているA側及びB側ウェブロール用ブレーキ28a、28bは、入出力装置62iを介してバス64に接続されている。
ウェブWの先端を把持するホルダ14を駆動する牽引用モータ13に駆動指令を与える牽引用モータドライバ16は入出力装置62jを介してバス64に接続されている。牽引用モータ13の回転を検出するロータリエンコーダ17の信号は牽引用モータドライバ16に送られる。
このウェブ輪転印刷機1の印刷機自体の駆動源である原動モータ70に駆動指令を与える原動モータドライバ71は、入出力装置62kを介してバス64に接続されている。原動モータ70の回転はロータリエンコーダ72により検出され、その検出結果は原動モータドライバ71に送られる。
制御装置15には、オペレータの操作のため以下の機器等が備わっている。
ウェブロールを選択するために、ウェブロール第1選択ボタン81aとウェブロール第2選択ボタン81bが備わっている。ウェブロール第1選択ボタン81aは、ターレットアーム23のA軸側のウェブロールWaを選択し、ウェブロール第2選択ボタン81bは、ターレットアーム23のB軸側のウェブロールWbを選択する。印刷を開始する際に、ウェブWを搬送経路に通す作業を開始するための自動紙通しスタートスイッチ82、ターレットアーム23を正転させるターレットアーム正転ボタン83、ターレットアーム23を逆転させるターレットアーム逆転ボタン84、オペレータが手動でウェブロール径を、実測値に基づき、又は記録に基づき入力・設定できるようにしたウェブロール径設定器85、キーボードなどの入力装置86、モニタである表示装置87、プリンタなどの出力装置88が備わっている。これらは、共通の入出力装置89を介してバス64に接続されている。
更に、制御装置15には、紙通し制御に必要なデータを記憶させる以下のメモリが備わっている。
選択された紙通しする側のウェブロールWa又はWbを記憶する、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101、紙通しするウェブロールの初期径を記憶する、紙通しするウェブロールの初期径記憶用メモリ102、A軸側のウェブロール径の測定位置を記憶するA側ウェブロール径測定位置記憶用メモリ103a、B軸側のウェブロール径の測定位置を記憶するB側ウェブロール径測定位置記憶用メモリ103b、今回のウェブロール径の測定位置を記憶する今回のウェブロール径測定位置記憶用メモリ104、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68のカウンタ値を記憶するターレットアーム旋回位置測定用カウンタ値記憶用メモリ105、距離計測器41の出力を記憶するウェブロール径算出用距離計測器出力記憶用メモリ106、紙通し時のウェブの基準搬送速度を記憶しておく紙通し時のウェブ基準搬送速度記憶用メモリ107、紙通しするウェブロールを回転させる回転用モータ(ウェブロール用プリドライブモータ26a、26b)の初期回転速度を記憶する、紙通しするウェブロール回転用モータの初期回転速度記憶用メモリ108、紙通し時の牽引用モータ13の回転速度を記憶する紙通し時の牽引用モータ回転速度記憶用メモリ109、紙通し時の原動モータ70の回転速度を記憶する紙通し時の原動モータ回転速度記憶用メモリ110、ウェブテンション測定器42の出力を記憶するウェブテンション測定器出力記憶用メモリ111、測定されたウェブテンション値を記憶するウェブテンション値記憶用メモリ112、紙通し時のウェブテンションの許容値を記憶しておく紙通し時のウェブテンション許容値記憶用メモリ113、補正したウェブの搬送速度を記憶する補正ウェブ搬送速度記憶用メモリ114、現在のウェブロール径を記憶する現在のウェブロール径記憶用メモリ115、紙通しするウェブロールを回転させる回転用モータ(ウェブロール用プリドライブモータ26a、26b)の回転速度を記憶する、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116である。
制御装置15には、ほかに通常備わっているROM117、RAM118が備わっている。
制御装置15のバス64にはインターフェース(I/F)119を介して残紙長計44が接続されている。残紙長計44のブロック構成を図6に示す。
前述したようにA軸側、B軸側双方のウェブロールWa、Wbそれぞれに対しウェブロールウェブロール1回転センサ47a、47bが設けられており、双方のウェブロールウェブロール1回転センサ47a、47bは入出力装置(I/O)121を介して、CPU122のバス123に接続されている。ウェブWと共に回転するメジャーロール45を介してウェブWの走行距離を測定するロータリエンコーダ46はウェブ走行距離測定用カウンタ48に接続され、ウェブ走行距離測定用カウンタ45は、CPU122にカウント値を送信すべく、またCPU122からリセット信号を受けるべく、入出力装置124a、124bを介してバス123に接続される。
残紙長計44は、キーボードなどの入力装置125、モニタなどの表示装置126、プリンタなどの出力装置127を備えており、これらは、共通の入出力装置128を介してバス123に接続されている。
残紙長計44は、紙通しする側のウェブロールWa又はWb(A軸又はB軸)を記憶する、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ129、ウェブ走行距離測定用カウンタ45のカウンタ値を記憶するウェブ走行距離測定用カウンタ値記憶用メモリ130、現在のウェブロールの径を記憶する現在のウェブロール径記憶用メモリ131を備え、更に通常備わっているROM132、RAM133を備えている。紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ129には、自動ウェブ通し制御装置15における紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101のデータが移送されて記憶される。また、現在のウェブロール径記憶用メモリ131に記憶されるデータは、自動ウェブ通し制御装置15における現在のウェブロール径記憶用メモリ115に移送されて記憶される。
次に、図7(A)−図7(H)、図8(A)(B)に示すフローチャートに基づき、印刷機1内の搬送経路へのウェブWの自動紙送りについて説明する。
先ず、ウェブロール第1選択ボタン81aがONになっているかどうかが判断される(ステップS1)。つまり、ターレットアーム23のA軸側のウェブロールWaが選択されているのかどうかが判断される。ウェブロール第1選択ボタン81aがONとなっていれば(YES)、ターレットアーム23のA軸が選択されているので、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に「1」(A軸)を上書きする(ステップS2)。
次に、ウェブロール第2選択ボタン81bがONになっているかどうかが判断される(ステップS3)。つまり、ターレットアーム23のB軸側のウェブロールが選択されているのかどうかが判断される。ステップS1でYESと判断されれば、ここではNOと判断され、ステップS4を経ずステップS5に移る。ステップS1でNOと判断された場合、つまりA軸は選択されていないと判断された場合は、ステップS2を経ず、このステップS3に移行し、ウェブロール第2選択ボタン81bがONになっているかどうかが判断され、ウェブロール第2選択ボタン81bがONとなっていれば、ターレットアーム23のB軸が選択されているので、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に「2」(B軸)を上書きする。このように紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101の「1」「2」は状態を表すフラグのように使われている。図3の場合には、B軸側のウェブロールWbが紙通しされ、そのウェブWにA軸側のウェブロールWaが紙継ぎされるため、ウェブロール第2選択ボタン81bが選択される。
次に、ウェブロール径設定器85に入力があるかどうかが判断される(ステップS5)。ウェブロール径設定器85には、オペレータがウェブロールの径を入力できるようにしてある。オペレータがウェブロールの径を測定して入力したり、ウェブロール径の記録があれば、それに基づいて入力したりできるのである。このウェブロール径設定器85にウェブロール径が設定されていれば、つまり入力があれば、その設定値を読み出し、それを紙通しするウェブロールの初期径記憶用メモリ102に記憶する(ステップS6)。紙通しするウェブロール初期径記憶用メモリ102にすでに設定値が記憶されていれば、上書きする。
次に、自動紙通しスタートスイッチ82がONか否かが判断される(ステップS7)。ステップS5でNO、つまりウェブロール径設定器85に入力がないと判断された場合も、ステップS6の工程を経ずステップS7に移行する。ONでない場合には、自動紙通しスタートスイッチ82が入っていないのであるから、自動紙通しは開始されず、ステップS1に戻る。
ステップS7でONと判断された場合には、自動紙通しの開始が指令されているのであるから、次に、紙通しするウェブロールの初期径記憶用メモリ102に記憶されているウェブロール径を読み込む(ステップS8)。そして、読み込んだ値が0より大きいかどうかが判断される(ステップS9)。読み込んだ値が0より大きい場合(YES)には、オペレータによりウェブロール径が設定されているので、それに基づき、自動紙通しのウェブの送りが制御される(A:図7(D)以降に移行)。
読み込まれた値が0である場合には、ウェブロール径設定器85にはウェブロール径が設定されていないので、自動紙通しに先立ち、本発明に係る方法及び装置によりウェブロール径を測定する。先ず、オペレータによりウェブロール径設定器85に入力があったかどうかを見る(ステップS10)。つまり、その後オペレータによるウェブロール径の入力があったかどうかを見るのである。ウェブロール径の入力があった場合には、それを紙通しするウェブロールの初期径記憶用メモリ102に上書きし(ステップS11)、ステップS7の自動紙通しスイッチ82がONか否かの判断に戻る。この場合には、上述のようにステップS8、S9を経て、Aに移行する。
ウェブロール径設定器85に入力がないと判断された場合は、オペレータがこの時点でもウェブロール径を入力していない場合である。この場合には、新たなウェブロールの径を測定するために、ターレットアーム23を所定の径測定位置に移動させる必要があり、そのために、ターレットアーム23を逆転する必要がある。従って、先ず、ターレットアーム23の逆転ボタン84がONされているかどうかを判断する(ステップ12)。ONされていない場合には、ステップS10に戻る。ターレットアーム23の逆転ボタン84がONされていれば、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリの値を読み込む(ステップS13)。
図7(B)に示すように、読み込んだ値が「1」であるか否かにより、A軸側のウェブロールWaかB軸側のウェブロールWbかを判断する(ステップS14)。A軸側のものであれば、A軸側のウェブロールWaのA側ウェブロール用プリドライブモータ26aに付属しているA側ウェブロール用ブレーキ28aをOFFとし(ステップS15)、ウェブロールWaが自由に回転できるようにする。
次いで、A側ウェブロール径測定位置記憶用メモリ103aよりA側のウェブロール径測定位置が読み込まれ、今回のウェブロール径測定位置記憶用メモリ104に記憶される(ステップS16)。なお、A側ウェブロール径測定位置記憶用メモリ103aに記憶されているA側のウェブロール径測定位置は、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68のカウンタ値に変換された値として記憶されている。また、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68は、ターレットアーム旋回用モータ24の回転に従って回転され、ターレットアームの1回転毎に1回出力されるエンコーダ25のゼロパルスによってリセットされ、かつ、ターレットアーム旋回用モータ24の正転時にエンコーダ25から出力されるクロックパルスをアップ・カウントすると共にターレットアーム旋回用モータ24の逆転時にエンコーダ25から出力されるクロックパルスをダウン・カウントするアップ/ダウン・カウンタであり、常にターレットアームの旋回位置を表すようになっている。
ステップS14でNOと判断されれば、紙通しをする側のウェブロールはB軸側にあるので、ステップS15、S16と同様に、B軸側のウェブロールWbのB側ウェブロール用プリドライブモータ26bに付属しているB側ウェブロール用ブレーキ28bをOFFとし(ステップS17)、ウェブロールWbが自由に回転できるようにし、次いで、B側ウェブロール径測定位置記憶用メモリ103bよりB側のウェブロール径測定位置が読み込まれ、今回のウェブロール径測定位置記憶用メモリ104に記憶される(ステップS18)。
次いで、紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32を作動させるべくバルブ32aが制御され、紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32は、紙継ぎユニット31が図3中二点鎖線で示す待機位置に来るように作動される(ステップS19)。このように、紙継ぎユニット31を待機位置に移動させるのは、後述するようにウェブロールWbの径を測定するために、ウェブロールWbを距離計測器41で距離計測できる位置(図3中のO1を中心とする位置)に移動させる際にウェブロールWbが紙継ぎユニット31に当たらないようにするためである。
次に、今回のウェブロール径測定位置記憶用メモリ104に記憶された今回のウェブロールの径測定位置を読み込む(ステップS20)。次いで、ターレットアーム旋回用モータドライバ67に逆転指令が出力され(ステップS21)、ターレットアーム旋回用モータ24が駆動される。ターレットアーム旋回用モータ24の駆動によりターレットアーム23は旋回される。
ターレットアーム23の旋回に伴い、ターレットアーム旋回用モータ24に付属しているロータリエンコーダ25を介してターレットアーム23の位置がターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68より読み込まれ、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ値記憶用メモリ105に記憶される(ステップS22)。
次に、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68のカウンタ値と今回のウェブロール径測定位置とが比較される(ステップS23)。カウンタ値が今回のウェブロール径測定位置と一致していない場合(NOの場合)には、一致するまで、ターレットアーム旋回位置測定用カウンタ68の値の読み込み及び比較が繰り返される。カウンタ値が今回のウェブロール径測定位置と一致すると、つまりターレットアーム23が今回のウェブロール径測定位置(図3中に二点鎖線で示すウェブロールWaの位置)まで移動すると、図7(C)に示すように、ターレットアーム旋回モータ用ドライバ67に停止指令が出力され(ステップS24)、ターレットアーム23は径測定位置で停止される。
次に、径測定位置に来たウェブロールWbに対しその径が測定される。つまり、ウェブロール径算出用距離計測器41によりウェブロールWbの表面までの距離L2が測定され、その出力がA/D変換器61でデジタル値に変換された後に読み込まれ、距離計測器41の出力記憶用メモリ106に記憶される(ステップS25)。そして、この検出結果である距離L2と、既知の、距離計測器41からウェブロールWbの支持中心O1までの距離L1とから、前述したようにウェブロールWbの径d1が求められ、記憶される(ステップS26)。なお、図3では、新ウェブロールWaについて測定するようになっているが、ウェブロールWbであっても測定手順は同じである。
ウェブロールWbの初期径の測定が終了すると、ウェブロールWaが紙継ぎをするための位置(紙継ぎ待機位置)に移動される。そのため、ターレットアーム旋回用モータ24のドライバ67に対し正転指令が出力される(ステップS27)。ターレットアーム旋回用モータドライバ67からの指令を受けて、ターレットアーム23は、A軸側のリールの中心がO2に移動するように旋回される。つまり、ウェブロールWbとWaとの位置が入れ替えられ、更にウェブロールWaは図3中実線で示す位置に移動されるのである。
ウェブロールWaが待機位置に移動したかどうかを判断するために、待機位置センサ40の出力が読み込まれ(ステップS28)、このセンサ40の出力がONとなったかどうかが判断される(ステップS29)。ONとなるまで、待機位置センサ40の出力の読み込みがなされる。ウェブロールWaが紙継ぎ待機位置に来れば、待機位置センサ40の出力がONとなる。ターレットアーム23は、待機位置センサ40がONを出力するまで旋回される。
待機位置センサ40がONを出力すると、ターレットアーム旋回用モータ24のドライバ67に停止指令が出力され、ターレットアーム旋回用モータ24は停止される(ステップS30)。
次に、紙継ぎユニット31が駆動される。紙継ぎユニット31の駆動は、紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32のバルブ32aに着指令を与えることによりなされる(ステップS31)。例えば、この着指令によりバルブ32aが、紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32を収縮させる方向に切り換わり、紙継ぎユニット着脱用エアシリンダ32が図3中実線で示す如く駆動して紙継ぎユニット31が着位置に移動される。このように新ウェブロールWaを紙継ぎ位置に移動させておくのは、旧ウェブロールWbによる紙通し後の実際の運転において紙継ぎが必要になったときにすぐに対応できるようにするためである。
次に、紙通しする側のウェブロールが、ターレットアーム23のA軸側にあるものかB軸側にあるものかが判断され(ステップS33)、A軸側であれば、つまりステップS33でYESと判断されれば、A軸側のA側ウェブロール用プリドライブモータ26aのA側ウェブロール用ブレーキ28aをONとする信号が出力され、A側ウェブロール用プリドライブモータ26aにブレーキがかけられる(ステップS34)。紙通しする側のウェブロールが、ターレットアーム23のB軸側にあるものであれば、つまりステップS33でNOと判断されれば、B軸側のB側ウェブロール用プリドライブモータ26bのB側ウェブロール用ブレーキ28bをONとする信号が出力され、B側ウェブロール用プリドライブモータ26bにブレーキがかけられる(ステップS35)。
この後、自動紙通しスタートスイッチ82がONであるかどうかが判断され、ONであれば、A以降の処理(図7(D)−図7(H))に移行する(ステップS36)。NOであれば、この判断を繰り返す。以上で、紙通しの準備が終了する。
次に、図7(D)に示すように、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101の値(「1」又は「2」)を読み込む(ステップS37)。つまり、ターレットアーム23のA、Bどちら側の軸に支持されているウェブロールが対象となっているのかを見る。読み出した結果を残紙長計44に送信する(ステップS38)。つまり、残紙長計44を構成するウェブロール1回転センサ47a又は47bは双方のウェブロールWa又はWbに対して設けられているので、紙通しする側のウェブロールの値により、どちらのウェブロール1回転センサ47a又は47bからのデータを使用するのかを決定する。
紙通し時のウェブ基準搬送速度記憶用メモリ107に予め記憶されている基準搬送速度を読み込む(ステップS39)。
次いで、紙通しするウェブロールの初期径記憶用メモリ102に記憶されている、紙通しするウェブロールの初期径を読み込む(ステップS40)。
ステップS39−S40で読み込んだ結果に基づき、紙通し時のウェブロールWa又はWbの基準搬送速度及び紙通しするウェブロールWa又はWbの初期径より、ウェブロール回転用モータであるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの初期回転速度を演算し、記憶する(ステップS41)。ウェブロールの径に応じたウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を求めておくのである。
次いで、紙通し時の牽引用モータ回転速度記憶用メモリ109に記憶されている紙通し時の牽引用モータ13の回転速度が読み込まれる(ステップS42)。紙通しをする際のウェブWの速度を一定と特定している場合、一定の牽引用モータ13の速度が読み込まれる。
読み込まれた牽引用モータ13の紙通し時の速度に基づき、牽引用モータドライバ16に、正転指令及び回転速度指令が出力される(ステップS43)。よって、牽引用モータ13が駆動し、ウェブWの先端を把持したホルダ14が一定の速度で移動される。
紙通し時の原動モータ回転速度記憶用メモリ110に記憶されている紙通し時の原動モータ70の回転速度が読み込まれる(ステップS44)。この読み込まれた回転速度に基づき、図7(E)に示すように、原動モータドライバ71に正転指令及び回転速度指令が出力される(ステップS45)。原動モータドライバ71を介し原動モータ70が、紙通し時の所定の回転速度で駆動される。原動モータ70は印刷機自体の駆動モータであるが、紙通し時にも駆動させる。これは、紙通しされるウェブWが印刷機の停止しているローラと接触して擦れるのを防止するためである。
次いで、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101のメモリ値(「1」又は「2」)が読み込まれ(ステップS46)、メモリが「1」であるか否かが判断される(ステップS47)。メモリ値が「1」であれば、A軸にあるウェブロールWaが紙通しの対象となっているので、A軸側のウェブロール用プリドライブモータ26aのウェブロール用ブレーキ28aをOFFとし、A側ウェブロール用プリドライブモータ26aを回転駆動可能とする(ステップS48)。
次に、紙通しするウェブロール回転用モータの初期回転速度記憶用メモリ108に記憶されているウェブロールWaの初期回転速度を読み込み(ステップS49)、A側のウェブロール用プリドライブモータドライバ69aに、正転指令と初期回転速度指令を出力する(ステップS50)。
なお、ステップS47において、メモリ値が「1」ではないと判断されれば、B軸にあるウェブロールWbが紙通しの対象となっているので、B軸側のウェブロール用プリドライブモータ26bのウェブロール用ブレーキ28bをOFFとして(ステップS51)、B側ウェブロール用プリドライブモータ26bを回転駆動可能とし、次に、紙通しするウェブロール回転用モータの初期回転速度記憶用メモリ108に記憶されているウェブロールWbの初期回転速度を読み込み(ステップS52)、B側のウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに、正転指令と初期回転速度指令を出力する(ステップS53)。
上述のように、ウェブWの先端を把持するホルダ14が牽引用モータ13の駆動により移動し、かつウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの駆動によりウェブロールWa又はWbが巻き出されることにより、搬送経路に沿って自動的にウェブWの紙送りがなされる。
次に、図7(F)に示すように、紙通しの最終点である折機8の入り口部に設けられている自動紙通し終端リミットスイッチ66の出力が読み込まれ(ステップS54)、自動紙通し終端リミットスイッチ66の出力がONであるか否かが判別され(ステップ55)、自動紙通し終端リミットスイッチ66がONであると、ウェブW先端のホルダ14が終端まで来たのであるから、紙通しは終了であり、すべての駆動系が停止される。
その処理として、先ず、紙通したウェブロールがA軸側なのかB側なのか、つまり、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101のメモリ値(「1」又は「2」)が読み込まれ(ステップS56a)、メモリが「1」であるのかどうかが判断され(ステップS56)、「1」であればA軸側であるので、A軸側のウェブロール用モータドライバ69aに停止指令が出力され(ステップS57)、A側ウェブロール用プリドライブモータ26aが停止される。A軸側のウェブロール用ブレーキ28aがONとされ(ステップ58)、A側ウェブロール用プリドライブモータ26aの回転が停止される。ステップS56で「1」ではないと判断されると、紙通ししたウェブロールがB軸側であるので、B軸側のウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに停止指令が出力され(ステップS59)、B側ウェブロール用プリドライブモータ26bが停止される。B軸側のウェブロール用ブレーキ28bがONとされ(ステップS60)、B側ウェブロール用プリドライブモータ26bの回転が停止される。
次いで、牽引用モータドライバ16に停止指令が出力され(ステップS61)、牽引用モータ13が停止される。次いで、原動モータドライバ71に停止指令が出力され(ステップS62)、原動モータ70が停止される。
以上のように、ウェブWの紙通しが終了したと判断されると、すべての駆動系が停止され、紙通しが終了する。
ステップS55で、自動紙通し終端リミットスイッチ66の出力がONではないと判断されると、紙通しはまだ終了していず、紙通し中にウェブWが切れることがないように、ウェブWにかかるテンションの制御がなされる。
そのため、先ず、ウェブテンション測定器42の出力がA/D変換器65でデジタル値に変換された後で読み込まれ、ウェブテンション測定器出力記憶用メモリ111に記憶される(ステップS63)。ウェブテンション測定器42の出力より、ウェブWにかかっているテンションが演算され、このウェブテンション演算値がウェブテンション値記憶用メモリ112に記憶される(ステップS64)。紙通し時のウェブテンション許容値記憶用メモリ113に予め記憶されているウェブテンション許容値を読み込む(ステップS65)。このウェブテンション許容値と演算で求めたウェブテンション演算値とを比較し、ウェブテンション演算値がウェブテンション許容値より小さいかどうか判断する(ステップS66)。
テンション値がテンション許容値より小さいと判断された場合(YESと判断された場合)は、ウェブWに作用しているテンション値は許容範囲以下であるから、ウェブWにかかっているテンションに基づいた制御はせず、ウェブロールWa又はWbの径に合わせたウェブWの送り出し制御、つまり、図7(G)に示すウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度制御がなされる。
ウェブテンション演算値がウェブテンション許容値より小さいと判断された場合には、つまりステップS66でYESと判断された場合は、残紙長計44に、現在のウェブロール径を送信するように指令を出力する(ステップS67)。次いで、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があったかどうか判断し(ステップS68)、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があるまで、この判断を繰り返す。
残紙長計44より現在のウェブロール径が送信されると、それを受信して、現在のウェブロール径記憶用メモリ115に記憶する(ステップS69)。次いで、紙通し時のウェブ基準搬送速度記憶用メモリ107に記憶されている、紙通し時のウェブの基準搬送速度を読み込む(ステップS70)。
読み込まれた紙通し時のウェブの基準搬送速度と現在のウェブロール径より、紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるプリドライブモータ26a又は26bの回転速度を算出し、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116に記憶する(ステップS71)。
次いで、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に記憶されているメモリ値(「1」又は「2」)が読み込まれる(ステップS72)。そして、読み込んだメモリ値が「1」であるのかどうか、つまり、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象になっているのかどうかを見る(ステップS73)。
YESであれば、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象となっているのであるから、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を読み込み(ステップS74)、そしてA側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69aに、正転指令と読み込んだ回転速度指令を出力する(ステップS75)。A軸側のウェブロール用のプリドライブモータ26aが所定の速度で回転し、紙通しは続行される。
ステップS73でNO、つまり紙通しする側のウェブロールがB軸側であると判断されると、同様の処理がB軸側のウェブロールWbに対しなされる。つまり、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を読み込み(ステップS76)、そしてB側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに、正転指令と読み込んだ回転速度指令を出力する(ステップS77)。B軸側のウェブロール用のプリドライブモータ26bが所定の速度で回転し、紙通しは続行される。
ステップS66でNOと判断された場合、つまり測定されたテンション値がテンション許容値を超えていると判断された場合には、牽引部材であるホルダ14の速度を基準とすれば、ホルダ14に対しウェブロールWa又はWbの回転速度が遅いということであるから、ウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を上げるように制御する。そのため、図7(H)に示すように、現在のテンション値に基づいてウェブWの搬送速度を補正すべく補正した搬送速度が演算され、その補正搬送速度が、補正ウェブ搬送速度記憶用メモリ114に記憶される(ステップS78)。
次に、現在のウェブロールWa又はWbの径の大きさを見るために、残紙長計44に、現在のウェブロール径を送信するように指令を出力する(ステップS79)。次いで、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があったかどうか判断し(ステップS80)、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があるまで、この判断を繰り返す。
残紙長計44より現在のウェブロール径が送信されると、それを受信して、現在のウェブロール径記憶用メモリ115に記憶する(ステップS81)。
補正ウェブ搬送速度記憶用メモリ114に記憶されている、補正したウェブの搬送速度を読み込む(ステップS82)。この補正したウェブの搬送速度及び現在のウェブロール径記憶用メモリ115に記憶されている現在のウェブロール径より、紙通しするウェブロール回転用モータであるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を算出し、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116に記憶する(ステップS83)。
ウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度Nh(rpm)は次式に基づき演算される。
[数5]
Nh1=α×(T−β)+γ ・・・ (1)
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値(ウェブテンション測定器42により測定されたテンション値)である。α、β、γの実績値をあげれば、α=(印刷物1枚の長さ(例えば625mm)/紙通しするウェブロールの周長)、β=3daN(デカニュートン)、γ=(印刷物1枚の長さ/紙通しするウェブロールの周長)×(補正しないときのウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度)である。
図11には、テンション値、プリドライブモータ26a又は26bの回転速度(プリドライブ速度)、ホルダ14の速度(チェーン速度)の関係を示す。図11に示すように、テンションピックアップ値が許容値を超えたらプリドライブモータ26aの回転速度を速くしてテンションピックアップ値が許容値内に収まるように制御される。なお、この例では、ホルダ14の速度は一定である。
次に、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に記憶されているメモリ値(「1」又は「2」)が読み込まれる(ステップS84)。そして、読み込んだメモリ値が「1」であるのかどうか、つまり、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象になっているのかどうかを見る(ステップS85)。
YESであれば、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象となっているのであるから、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を読み込み(ステップS86)。そしてA側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69aに、正転指令と読み込んだ回転速度指令(回転速度Nh)を出力する(ステップS87)。A軸側のウェブロール用のプリドライブモータ26aが回転速度Nh1で回転し、紙通しは続行される。
ステップS85でNO、つまり紙通しする側のウェブロールがB軸側であると判断されると、同様の処理がB軸側のウェブロールWbに対しなされる。つまり、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を読み込み(ステップS88)。そしてB側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに、正転指令と読み込んだ回転速度指令を出力する(ステップS89)。B軸側のウェブロールWa用のプリドライブモータ26bが回転速度Nh1で回転し、紙通しは続行される。
以上のように、ステップS75、S77、S87、S89においては、紙通しの対象となっているウェブロールWa又はWbの回転速度が、ウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bを制御することにより調整され、ウェブWに過度なテンションがかかることなく、紙通しがなされる。ステップS54−S89の処理が繰り返され、ステップS55で紙通し終端リミットスイッチ66がONとなると、前述の如く紙通しは終了となる。
次に、図4に示した残紙長計44における紙通しに係わる処理について、図6、図8(A)(B)に基づき説明する。残紙長計44は、本来、巻き出しているウェブロールWa、Wbの残紙量を測定し、残紙量が紙継ぎすべき量になったかどうかを判断するものであるが、紙通しにおいては、以下に述べるようにウェブの紙通しが開始された後のウェブロール径を測定する手段として用いている。
先ず、自動紙通し制御装置15により、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101のメモリ値(「1」又は「2」)が送信されたかどうか判断する(ステップS101)。YESと判断されれば、その値が、残紙長計44における、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ129に記憶される(ステップS102)。つまり、ステップS101−S102は、紙通しするウェブロールがどちらであるかを記憶するループである。
ステップS101でNOと判断された場合は、自動紙通し制御装置15より現在のウェブロール径送信指令の出力があったかどうかを判断する(ステップS103)。この送信指令は、図7(A)−図7(H)のメインのフローにおいて、ステップS67、S79で発せられる。送信指令があった場合には、現在のウェブロール径記憶用メモリ131に記憶されている現在のウェブロール径の読み込みがなされ(ステップS104)、自動ウェブ通し装置11の制御装置15に、現在のウェブロール径の送信がなされる(ステップS105)。送信された現在のウェブロール径は、自動紙通し制御装置15における現在のウェブロール径記憶用メモリ115に記憶される。
ステップS103でNOと判断された場合には、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ129のメモリ値(「1」又は「2」)を読み込む(ステップ106)。つまり、ターレットアーム23のA軸側、B軸側いずれのウェブロールWa又はWbが紙通しの対象となっているのかを見る。
紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ129のメモリ値が「1」であるかどうか判断する(ステップS107)。YESであれば、つまり「1」であればA軸側のウェブロールWaが紙通しの対象であるので、A軸側のウェブロールWaに対する1回転センサ47aの出力を読み込む(ステップS108)。
次に、A軸側のウェブロール1回転センサ47aの出力がONされたかどうかを見る(ステップS109)。YESであると、つまりウェブロール1回転センサ47aの出力がONであると、ウェブ走行距離測定用カウンタ48の値が読み込まれ、ウェブ走行距離測定用カウンタ値記憶用メモリ130に記憶される(ステップS110)。
次に、ウェブ走行距離測定用カウンタ48をリセットするために、ウェブ走行距離測定用カウンタ48にリセット信号が出力される(ステップS111)。この後、ウェブ走行距離測定用カウンタ48に対するリセット信号を停止する(ステップS112)。
ステップS110で読み込んだウェブ走行距離測定用カウンタ48の値より、現在のウェブロール径を演算し、現在のウェブロール径記憶用メモリ131に記憶させる(ステップS113)。ウェブロール径は、前述したようにウェブロール1回転センサ47a(47b)からパルスP1とロータリエンコーダ46からのパルスP2とに基づき算出される。
なお、ステップS107で、メモリ値が「1」でない、つまりB軸側であると判断されると、B軸側のウェブロールWbに対するウェブロール1回転センサ47bの出力を読み込み(ステップS114)、B軸側のウェブロール1回転センサ47bの出力がONされたかどうかを見る(ステップS115)。YESであると、上述したステップS110以降の処理が行われる。
なお、ステップS109、S115で、ウェブロール1回転センサ47a、47bの出力がONでないときには、つまりNOと判断されたときはスタートに戻る。
以上の工程により、現在のウェブロール径記憶用メモリ131に、1回転ごとに変化する現在のウェブロール径が記憶されるので、前述したステップS103で、自動紙通し制御装置15より現在のウェブロール径送信指令があった場合には、現在のウェブロール径記憶用メモリ131から現在のウェブロール径を読み出し、自動紙通し御装置15に送信する。
実施の形態2
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
実施の形態1においては、オペレータが初期のウェブロール径を自ら入力する場合も考慮したものであるが、この実施の形態2では、そのような作業を廃し、紙通しの処理が開始されれば、自動的にウェブロール径の計測が開始されるようにしたものである。
この実施の形態は、自動的にウェブロール径の計測を開始するようにしたものであるから、図7(A)に示したフローのステップS1−S12は図9のステップS201-S205の如く変更される。
図9に示すように、処理が開始されると、先ず、ウェブロール第1選択ボタン81aがONになっているかどうかが判断される(ステップS201)。つまり、ターレットアーム23のA軸側のウェブロールWaが選択されているかどうかが判断される。ウェブロール第1選択ボタン81aがONとなっていれば(YES)、ターレットアーム23のA軸が選択されているので、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に「1」(A軸)を上書きする(ステップS202)。次に、ウェブロール第2選択ボタン81bがONになっているかどうかが判断される(ステップS203)。つまり、ターレットアーム23のB軸側のウェブロールWbが選択されているかどうかが判断される。ステップS201で、YESと判断されれば、ここではNOと判断され、ステップS204を経ず、ステップS205に移る。ステップS201でNOと判断された場合、つまりA軸は選択されていないと判断された場合は、ステップS202を経ず、このステップS203に移行し、ウェブロール第2選択ボタン81bがONになっているかどうかが判断され、ウェブロール第2選択ボタン81bがONとなっていれば、ターレットアーム23のB軸が選択されているので、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に「2」(B軸)を上書きする。
紙通しする側のウェブロールがA軸側のものかB軸側のものか記憶した後、自動紙通しスイッチ82がONになっているかどうか判断される(ステップS205)。以降は、前述した実施の形態1と同様の処理がなされる。つまり、紙通しするウェブロールがA軸側かB軸側かを判断した後、すぐにウェブロール径測定以降の処理がなされるのである。
実施の形態3
実施の形態1では、紙通し中にウェブWにかかる張力の制御を、ウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロールプリドライブモータ26a又は26bの回転速度を制御することにより行っているが、この実施の形態3では、ウェブWの牽引部材であるホルダ14による牽引速度を制御することで対応するようにしている。そのため、制御系には、図5(B)に示すように、更に、補正した紙通し時の牽引部材であるホルダ14の搬送速度を記憶する補正した紙通し時の牽引部材搬送速度記憶用メモリ141、牽引部材であるホルダ14を駆動回転させる牽引用モータ13の補正した回転速度を記憶する牽引用モータ補正回転速度記憶用メモリ142、原動モータ70の補正した回転速度を記憶する原動モータ補正回転速度記憶用メモリ143が設けられる。そして、その制御内容は、図7(H)に示すステップS78−S89が図10に示すステップS301−S316に変更される。
ウェブWにかかっている張力のテンション値がテンション許容値より小さくない、つまりテンション値がテンション許容値以上であると判断された場合(図7(F)におけるステップS66でNOと判断された場合)、ウェブWの搬送速度を遅くするべくホルダ14の移動速度が補正される。つまり、現在のテンション値に基づき、テンション値がテンション許容値より小さくなるホルダ14の搬送速度が演算され、その補正された搬送速度が補正した紙通し時の牽引部材搬送速度記憶用メモリ141に記憶される(ステップS301)。
補正した紙通し時のホルダ14の搬送速度より、牽引用モータ13の補正した回転速度を演算し、牽引用モータ補正回転速度記憶用メモリ142に記憶させる(ステップS302)。ホルダ14によりウェブWを牽引する速度を変えるのであるから、それに合わせて、印刷機のローラ(シリンダ)の回転速度も変える必要がある。よって、補正した牽引用モータ13の回転速度に基づき原動モータ70の補正した回転速度を演算し、原動モータ補正回転速度記憶用メモリ143に記憶する(ステップS303)。
なお、補正されたホルダ14の搬送速度は、つまりチェーン12の速度は、下記の(2)式に基づき速度Nh2(mm/m)として求められ、それに基づき牽引用モータ13の回転速度が求められる。ウェブロールの回転を基準とすると、測定されたテンション値がテンション許容値を超えているということは、ホルダ14によるウェブWを搬送しようとする速さが速いということだから、チェーン12の速度を遅くするように制御がなされる。
[数6]
Nh2=α×(β−T)+γ ・・・ (2)
ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値(ウェブテンション測定器42により測定されたテンション値)である。α、β、γの実績値をあげれば、α=印刷物1枚の長さ(例えば、625mm)、β=3daN(デカニュートン)、γ=(紙通し時のウェブの基準の搬送速度)である。
次に、牽引用モータドライバ16に、正転指令及び牽引用モータの補正した回転速度指令を出力する(ステップS304)。つまり、牽引用モータ補正回転速度記憶用メモリ142に記憶されているモータ13の補正回転速度が読み出されて、それが牽引用モータドライバ16に出力されるのである。次いで、原動モータドライバ71に、正転指令及び原動モータの補正した回転速度指令を出力する(ステップS305)。つまり、原動モータ補正回転速度記憶用メモリ143に記憶されている原動モータの補正した回転速度が読み出されて原動モータドライバ71に出力されるのである。よって、ホルダ14は、補正された搬送速度により移動し、ウェブWに過度のテンションがかかることはなくなり、ウェブWの切断のおそれはなくなる。ウェブWの搬送速度が変更に合わせて、原動モータ70の回転も調整されるので、ウェブWと印刷機のローラとの間で速度の違いよる擦れなどは生じない。
残紙長計44に、現在のウェブロール径を送信するように指令を出力する(ステップS306)。次いで、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があったかどうか判断し(ステップS307)、残紙長計44より、現在のウェブロール径の送信があるまでこの判断を繰り返す。
残紙長計44より現在のウェブロール径が送信されると、それを受信して、現在のウェブロール径記憶用メモリ115に記憶する(ステップS308)。紙通し時のウェブ基準搬送速度メモリ107よりウェブWの基準の搬送速度を読み込む(ステップS309)。
紙通し時のウェブWの基準の搬送速度及び現在のウェブロール径より、紙通しするウェブロール回転用モータであるウェブロール用プリドライブモータ26a又は26bの回転速度を算出し、紙通しえるウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116に記憶する(ステップS310)。
次いで、紙通しする側のウェブロール記憶用メモリ101に記憶されているメモリ値(「1」又は「2」)を読み込む(ステップS311)。そして、読み込んだメモリ値が「1」であるのかどうか、つまり、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象になっているのかを見る(ステップS312)。
YESであれば、A軸側のウェブロールWaが紙通しの対象となっているのであるから、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロール用プリドライブモータ26aの又は26bの回転速度を読み込み(ステップS313)、そしてA側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69aに、正転指令と読み込んだ回転速度指令を出力する(ステップS314)。A軸側のウェブロール用のプリドライブモータ26aが所定の速度で回転し、紙通しは続行される。
ステップS312でNO、つまり紙通しする側のウェブロールがB軸側であると判断されると、同様の処理がB軸側のウェブロールWbに対しなされる。つまり、紙通しするウェブロール回転用モータの回転速度記憶用メモリ116より紙通しするウェブロールWa又はWbを回転させるウェブロールプリドライブモータ26a又は26bの回転速度を読み込み(ステップS315)、そしてB側ウェブロール用プリドライブモータドライバ69bに、正転指令と回転速度指令を出力する(ステップS316)。B軸側のウェブロール用のプリドライブモータ26bが所定の速度で回転し、紙通しは続行される。
上記実施の形態は、本発明を印刷機の運転開始に先立つ紙通しに適用したものであるが、本発明は、紙通しに限らず、比較的低速(例えば、40rpm以下)でウェブを搬送させる必要がある場合にも適用できる。更に、本発明は、印刷機に限らず、機械内に紙、布などの帯状体を通す方法、装置すべてに適用できる。
本発明を適用する一例である印刷機の概略図である。 印刷機におけるウェブ通し装置の概略図である。 実施の形態に係る自動紙通し装置の概略図である。 残紙長計の概略図である。 自動紙通し装置の制御系の一部のブロック図である。 自動紙通し装置の制御系の一部のブロック図である。 残紙長計の制御系のブロック図である。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(A)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(B)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(A)(C)におけるAに続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(D)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(E)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(F)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の、図7(F)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における残紙長計部分の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における残紙長計部分の、図8(A)に続く動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の動作手順の一部を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る自動紙通し装置及び方法の動作手順の一部を示すフローチャートである。 テンションピックアップ値、プリドライブ速度、チェーン速度の関係を示す図である。
符号の説明
1 ウェブ輪転印刷機、2 給紙部、4 印刷部、8 折部、11 自動ウェブ通し装 置、13 牽引用モータ、14 ホルダ、15 制御装置、17 ロータリエンコーダ 、21 給紙装置、23 ターレットアーム、24 ターレットアーム旋回モータ、2 6a、26b ウェブロール用プリドライブモータ、41 ウェブロール径算出用距離 計測器、42 ウェブテンション測定器、44 残紙長計、47a、47b ウェブロ ール1回転センサ。

Claims (8)

  1. ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し方法において、
    前記帯状体にかかるテンション値を測定し、
    測定した前記帯状体にかかっているテンション値に応じて、前記駆動手段の回転速度を調整することを特徴とする帯状体通し方法。
  2. 前記駆動手段の回転速度が、下式により求められることを特徴とする請求項1に記載の帯状体通し方法。
    [数1]
    Nh1=α×(T−β)+γ
    ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
  3. ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し方法において、
    前記帯状体にかかるテンション値を測定し、
    測定した前記帯状体にかかっているテンション値に応じて、前記移動手段の移動速度を調整することを特徴とする帯状体通し方法。
  4. 前記移動手段による前記牽引部材の移動速度が、下式により求められることを特徴とする請求項3に記載の帯状体通し方法。
    [数2]
    Nh2=α×(β−T)+γ
    ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
  5. ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し装置において、
    前記帯状体にかかるテンションを測定するテンション測定手段と、前記テンション測定手段で測定したテンションに基づいて前記駆動手段の回転速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする帯状体通し装置。
  6. 前記駆動手段の回転速度が、下式により求められることを特徴とする請求項5に記載の帯状体通し装置。
    [数3]
    Nh1=α×(T−β)+γ
    ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
  7. ロール状に巻かれた帯状体の先端部を牽引部材で保持し、ロール状に巻かれた帯状体を駆動手段で回転させて巻きほどきながら前記牽引部材を移動手段によって移動することによって機械内の帯状体搬送経路に帯状体を通す帯状体通し装置において、
    前記帯状体にかかるテンションを測定するテンション測定手段と、前記テンション測定手段で測定したテンションに基づいて前記移動手段の移動速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする帯状体通し装置。
  8. 前記移動手段による前記牽引部材の移動速度が、下式により求められることを特徴とする請求項7に記載の帯状体通し装置。
    [数4]
    Nh2=α×(β−T)+γ
    ただし、α、β、γは係数であり、Tは測定されたテンション値である。
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