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JP2008040972A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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JP2008040972A JP2006217178A JP2006217178A JP2008040972A JP 2008040972 A JP2008040972 A JP 2008040972A JP 2006217178 A JP2006217178 A JP 2006217178A JP 2006217178 A JP2006217178 A JP 2006217178A JP 2008040972 A JP2008040972 A JP 2008040972A
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Abstract

【課題】簡単に特定の権利を配布することができるようにする。
【解決手段】アンテナ21は、磁界発生器12が発生させる時間的に磁束密度が変化する磁界から誘起電圧を発生させ、電力再生回路22は、発生した誘起電圧を整流して得られる電源電圧VCCを自分の各部に供給する。不揮発性メモリ27は、自分が設けられたポスタに関係する特定の権利を非接触ICカード13に提供するためのサービス情報27aを記憶し、書き込み制御部26aは、磁界発生器12に発生させられた磁界によって、通信可能な状態にある非接触ICカード13に対して、記憶しているサービス情報27aを書き込むことで、簡単に特定の権利を配布することができるようになる。本発明は、電子ポスタに適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、簡単に特定の権利を配布することができるようにした情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)カードが普及している。ICカードは、磁気カードなどの他のカードと比べて、大容量のデータを記録することができるとともに、データの暗号化も可能となるので、セキュリティの面においても優れている。ICカードには、通信方式の違いによって、接触型と非接触型に分けられ、非接触ICカードは、アンテナ線を所定の巻き数で巻いたアンテナが内蔵されており、微弱な電波を利用して専用のリーダライタなどの端末との通信を行う。
非接触ICカードは、例えば、部屋の入退出用のカード、電子マネーの格納用カード、交通機関の定期券、金融機関のクレジットカードなどの用途に使用されている他に、専用のリーダライタをポスタに設けた、いわゆる電子ポスタにも使用されている。電子ポスタには非接触ICカードと相互に通信するための専用のリーダライタが設けられているので、非接触ICカードを所持している利用者は、例えば、コーヒーショップの電子ポスタから無料コーヒーのクーポン券を入手したり、観光地の電子ポスタから詳細な観光地の情報を入手するなどのサービスを受けることができる。
また、本出願人は、関連情報を提供するサーバのURL(Uniform Resource Locator)や広告主のメールアドレスなどを記憶しているRFID(Radio Frequency Identification)タグをつり広告などに取り付けておくことで、RFIDリーダが設けられたPDA(Personal Digital Assistance)を用いて、その広告のRFIDタグから情報を受信し、インターネットにアクセスさせる情報提供システムを提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−324021号公報
しかしながら、従来の電子ポスタに設けられているリーダライタは、磁界を発生させる磁界発生部と、非接触ICカードとの通信を行う通信制御部とが一体になっているため、磁界を発生させて外部の非接触ICカードの捕捉を行うためには、磁界発生部に対して常に電力を供給する必要があり、一定の電力だけしか供給することのできない電池では常時駆動させることができず、それにより、いつ利用者によって翳されるかを予測できない非接触ICカードに対して、特定の権利を配布することができない可能性があった。
また、磁界発生部への電力の供給をスイッチにより切り替えることで、リーダライタを使用するときだけ電池駆動させることも可能であるが、非接触ICカードに書き込む特定の権利の設定の変更する場合、その権利を設定するための外部の機器との接続が必要になり、そのためにインターフェースコネクタなどをリーダライタに設ける必要がでてきて、リーダライタが高価になってしまう問題もでてくる。例えば、専用のリーダライタが設けられた電子ポスタにおいて、電子ポスタの管理者がリーダライタに設定されている特定の権利の設定の変更を行う場合、管理者は、その電子ポスタが設置されている場所まで出向いて専用のコントローラによりリーダライタを設定する必要があり、それが煩雑な作業を要し手間であった。
さらに、電子ポスタに非接触ICカードを貼り付けておき、利用者の所持するリーダライタによって、貼り付けられた非接触ICカードから特定の権利を取得させる方法もあるが、その方法であると、例えばサービスの提供回数やサービス提供者情報などの情報の管理が個人の所有するリーダライタに依存してしまう問題があった。例えば、上記特許文献1では、関連情報を提供するサーバのURLをリーダライタにより読み取らせる方法を提案しているが、そのURLを提供するRFIDはサービス提供回数などの情報を管理することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、簡単に特定の権利を配布することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理システムは、磁界を発生させる磁界発生装置、および電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、前記磁界発生装置は、時間的に磁束密度が変化する前記磁界を発生させる発生手段を備え、前記情報処理装置は、前記磁界から誘起電圧を発生させるアンテナと、発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段と、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段と、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段とを備える。
本発明の第1の側面においては、磁界発生装置では、時間的に磁束密度が変化する磁界が発生され、情報処理装置では、磁界から誘起電圧が発生され、発生された誘起電圧を整流して得られる電力が自分の各部に供給され、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を電子機器に提供するためのサービス情報が記憶され、磁界発生装置に発生させられた磁界によって、通信可能な状態にある電子機器に対して、記憶しているサービス情報が書き込まれる。
本発明の第2の側面の情報処理装置は、電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置において、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する磁界から誘起電圧を発生させるアンテナと、発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段と、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段と、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段とを備える。
前記書き込み手段には、前記サービス情報が既に前記電子機器に書き込まれている場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止させることができる。
前記書き込み手段には、前記サービス情報を書き込む領域が前記電子機器に存在しない場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止させることができる。
記憶している前記サービス情報を前記電子機器に書き込んだ回数を示す回数情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段をさらに設けることができる。
前記情報伝達媒体は、ポスタであるようにすることができる。
本発明の第2の側面の情報処理方法は、電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置であって、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段を有する情報処理装置の情報処理方法において、アンテナによって、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給し、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込むステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置であって、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段を有する情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、アンテナによって、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給し、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込むステップを含む。
本発明の第2の側面においては、アンテナによって、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した誘起電圧を整流して得られる電力が自分の各部に供給され、磁界発生装置に発生させられた磁界によって、通信可能な状態にある電子機器に対して、記憶しているサービス情報が書き込まれる。
以上のように、第1の側面によれば、簡単に特定の権利を配布することができる。特に、本発明の第1の側面によれば、磁界を発生させる磁界発生部と、非接触ICカードとの通信を行う通信制御部を分離して、必要に応じて非接触ICカードと通信できるようにしたので、簡単に特定の権利を配布することができる。
本発明の第2の側面によれば、簡単に特定の権利を配布することができる。特に、本発明の第2の側面によれば、磁界を発生させる磁界発生部と、非接触ICカードとの通信を行う通信制御部を分離して、必要に応じて非接触ICカードと通信できるようにしたので、簡単に特定の権利を配布することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の情報処理システムは、磁界を発生させる磁界発生装置(例えば、図2の磁界発生器12)、および電子機器(例えば、図2の非接触ICカード13)と相互に無線通信を行う情報処理装置(例えば、図2のICカード型リーダライタ11)からなる情報処理システム(例えば、図2のICカードシステム1)において、前記磁界発生装置は、時間的に磁束密度が変化する前記磁界を発生させる発生手段(例えば、図2の磁界発生回路42)を備え、前記情報処理装置は、前記磁界から誘起電圧を発生させるアンテナ(例えば、図2のアンテナ21)と、発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段(例えば、図2の電力再生回路22)と、自分が設けられた情報伝達媒体(例えば、図1のポスタ15)に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報(例えば、図2のサービス情報27a)を記憶する記憶手段(例えば、図2の不揮発性メモリ27)と、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段(例えば、図2の書き込み制御部26a)とを備える。
本発明の第2の側面の情報処理装置は、電子機器(例えば、図2の非接触ICカード13)と相互に無線通信を行う情報処理装置(例えば、図2のICカード型リーダライタ11)において、磁界発生装置(例えば、図2の磁界発生器12)が発生させる時間的に磁束密度が変化する磁界から誘起電圧を発生させるアンテナ(例えば、図2のアンテナ21)と、発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段(例えば、図2の電力再生回路22)と、自分が設けられた情報伝達媒体(例えば、図1のポスタ15)に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段(例えば、図2の不揮発性メモリ27)と、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段(例えば、図2の書き込み制御部26a)とを備える。
前記書き込み手段は、前記サービス情報が既に前記電子機器に書き込まれている場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止する(例えば、図4のステップS26の処理)ことができる。
前記書き込み手段は、前記サービス情報を書き込む領域が前記電子機器に存在しない場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止する(例えば、図5のステップS28の処理)ことができる。
記憶している前記サービス情報を前記電子機器に書き込んだ回数を示す回数情報(例えば、図2の書き込み回数情報27b)を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段(例えば、図2の記憶制御部26b)をさらに設けることができる。
前記情報伝達媒体は、ポスタ(例えば、図1のポスタ15)であるようにすることができる。
本発明の第2の側面の情報処理方法またはプログラムにおいては、電子機器(例えば、図2の非接触ICカード13)と相互に無線通信を行う情報処理装置(例えば、図2のICカード型リーダライタ11)であって、自分が設けられた情報伝達媒体(例えば、図1のポスタ15)に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報(例えば、図2のサービス情報27a)を記憶する記憶手段(例えば、図2の不揮発性メモリ27)を有する情報処理装置の情報処理方法において、または電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置であって、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段を有する情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、アンテナ(例えば、図2のアンテナ21)によって、磁界発生装置(例えば、図2の磁界発生器12)が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給し(例えば、例えば、図4のステップS22の処理)、前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む(例えば、図5のステップS29の処理)ステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、記録媒体(例えば、図8のリムーバブルメディア121)に記録することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、電子ポスタとして用いられるICカードシステム1の構成を示すブロック図である。
ICカードシステム1は、電子ポスタとして用いられる場合、例えば駅構内や商業施設内に設けられ、特定の権利としての、広告や宣伝用のポスタ15に関係する情報を非接触ICカード13に提供する。例えば、ICカードシステム1において、ICカード型リーダライタ11は、ポスタ15がコーヒーショップのポスタである場合、無料コーヒーのクーポン券の情報を非接触ICカード13に提供する。
図1のICカードシステム1は、ICカード型リーダライタ11、磁界発生器12、非接触ICカード13、電源スイッチ14、およびポスタ15を含むようにして構成される。
ICカード型リーダライタ11は、非接触ICカードとして動作するICカード機能と、リーダライタとして動作するリーダライタ機能の両方の機能を有する本発明の情報処理装置の一例である。つまり、ICカード型リーダライタ11は、動作モードがカードモードであるとき、専用のリーダライタ(図示せず)により発生された磁界(電磁波)によって、各部に電力が供給されて駆動され、非接触ICカードとして動作する。また、ICカード型リーダライタ11は、動作モードがリーダライタモードであるとき、磁界発生器12により発生された磁界によって、各部に電力が供給されて駆動され、リーダライタとして動作する。なお、ICカード型リーダライタ11が、非接触ICカードとして動作するときの動作モードをカードモードと称し、リーダライタとして動作するときの動作モードをリーダライタモードと称する。
ここで、ICカード型リーダライタ11がリーダライタモードで動作しているとき、非接触ICカード13をICカード型リーダライタ11に翳している利用者により、磁界発生器12による磁界の発生を開始させる電源スイッチ14が押された場合、ICカード型リーダライタ11は、磁界発生器12により発生された磁界によって、各部に電力が供給され、駆動する。これにより、ICカード型リーダライタ11と非接触ICカード13との間で通信を行うことが可能となるので、ICカード型リーダライタ11は、非接触ICカード13内の情報を読み出したり、情報を書き込んだりすることができる。
そして、ICカード型リーダライタ11は、利用者によって翳された非接触ICカード13が正当なICカードであるか否かを認証し、非接触ICカード13が正当なICカードであると認証された場合、ポスタ15に関係する情報(特定の権利)を非接触ICカード13に無線通信により送信し、記憶させる。これにより、非接触ICカード13には、例えば、無料コーヒーのクーポン券の情報が記憶されることになり、利用者は、そのクーポン券の情報により無料でコーヒーを飲むことができる。
以上のように、電子ポスタとして用いられるICカードシステム1において、ICカード型リーダライタ11は、利用者によって翳された非接触ICカード13に特定の権利を配布する。
図2は、本発明を適用したICカードシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。ICカードシステム1は、ICカード型リーダライタ11、磁界発生器12、および非接触ICカード13を含むようにして構成される。
なお、図2では、図1と対応する部分については、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。すなわち、図2のICカードシステム1は、図1のICカードシステム1からICカード型リーダライタ11、磁界発生器12、および非接触ICカード13を抜き出して表現した図である。また、図2において、実線で囲まれた四角は、装置の構成要素としてのブロックを示し、点線で囲まれた四角は、所定の情報を示している。このような実線と点線の使い分け方は、後述する他の図においても同様とされる。
ICカード型リーダライタ11は、上述したように、カードモードで動作した場合、図示せぬリーダライタと無線通信を行うための所定の処理を行う。また、ICカード型リーダライタ11は、リーダライタモードで動作した場合、非接触ICカード13と無線通信を行うための所定の処理を行う。
ICカード型リーダライタ11は、アンテナ21、電力再生回路22、クロック抽出回路23、受信回路24、送信回路25、制御部26、および不揮発性メモリ27を含むようにして構成される。
アンテナ21は、例えば、銅またはアルミなどの導体からなり、2巻き以上の所定の巻き数(パターン)となる、いわゆるループアンテナとして形成される。アンテナ21は、磁界発生器12による誘導電磁界を情報(データ)の伝送媒体として利用することで(例えば電磁誘導方式によって)、非接触ICカード13と無線により通信を行う。
また、アンテナ21は、後述する磁界発生器12のアンテナ41により発生される磁界の周波数と共振するように調節されており、アンテナ41によって生成された磁界の一部が、アンテナ21を鎮交することで、アンテナ21に交流電圧(以下、受信電圧と称する)が誘起される。
電力再生回路22は、例えば一般的にICカードに用いられる整流回路などからなる。電力再生回路22は、アンテナ21からの交流の受信電圧を直流の電源電圧VCCに変換し、その電源電圧VCCをICカード型リーダライタ11の各部に供給する。これにより、ICカード型リーダライタ11は、各部に電力が供給され、駆動する。
クロック抽出回路23は、アンテナ21によって受信された受信信号から、ICカード型リーダライタ11の各部で用いられるクロック信号を生成する。クロック抽出回路23は、生成したクロック信号を、制御部26などのICカード型リーダライタ11の各部に供給する。例えば、クロック抽出回路23は、PLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、受信信号と同一の周波数のクロック信号を発生する。これにより、ICカード型リーダライタ11は、発生されたクロック信号に基づいて動作を行う。
受信回路24は、カードモードまたはリーダライタモードのいずれかの動作モードでデータを受信する場合、アンテナ21が受信した変調波に対して、例えば、後述する図3の変調部69の変調方式に対応する所定の復調の処理などを施すことで、その変調波を復調させる。受信回路24は、変調波を復調することで得られた受信データを制御部26に供給する。
制御部26は、ICカード型リーダライタ11の各部の動作を制御する。
不揮発性メモリ27は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリなどから構成される。不揮発性メモリ27は、制御部26の制御に基づいて、制御部26から供給されたデータを記憶するか、または制御部26からの要求に応じて記憶しているデータを制御部26に供給する。
不揮発性メモリ27は、例えば、サービス情報27aおよび書き込み回数情報27bを記憶する。
サービス情報27aは、ICカード型リーダライタ11が設けられたポスタ15などの情報伝達媒体に関係する特定の権利を非接触ICカード13に提供するための情報である。例えば、ポスタ15がコーヒーショップの広告である場合、サービス情報27aは、無料コーヒーのクーポン券の情報となる。
書き込み回数情報27bは、ICカード型リーダライタ11により、サービス情報27aが非接触ICカード13に書き込まれた回数を示す情報である。ICカード型リーダライタ11により、サービス情報27aが非接触ICカード13に書き込まれると、書き込み回数情報27bは、1インクリメントされる。
また、制御部26は、受信回路24から供給される受信データに基に、必要に応じて不揮発性メモリ27に記憶されている情報を読み出して、各種の処理を行う。制御部26は、各種の処理を施すことにより得られた送信データを送信回路25に供給する。
制御部26は、書き込み制御部26aおよび記憶制御部26bを含むようにして構成される。
書き込み制御部26aは、送信回路25を制御して、例えば、不揮発性メモリ27に記憶されているサービス情報27aなどのデータを、アンテナ21を介して非接触ICカード13に書き込む処理を行う。
記憶制御部26bは、書き込み制御部26aによる、サービス情報27aを非接触ICカード13に書き込む処理に応じて、不揮発性メモリ27に記憶されている書き込み回数情報27bを1インクリメントして、内部カウンタを更新する処理を行う。
送信回路25は、カードモードまたはリーダライタモードのいずれかの動作モードでデータを送信する場合、制御部26から供給される送信データに対して、例えば、後述する図3の復調部62の復調方式に対応する所定の変調の処理などを施すことで、送信データを変調させる。送信回路25は、送信データを変調することで得られた変調波(例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)変調波)をアンテナ21に供給する。これにより、アンテナ21は、磁界発生器12により発生された磁界によって、送信回路25からの変調波を非接触ICカード13に送信する。
磁界発生器12は、時間的に磁束密度が変化する磁界を発生させる。磁界発生器12は、アンテナ41、磁界発生回路42、水晶発信子43、電源44、および電源スイッチ14を含むようにして構成される。
アンテナ41は、アンテナ21と同様に、例えば銅などの導体からなる、いわゆるループアンテナとして形成される。なお、アンテナ41は、磁界の発生効率が上がるようなサイズと共振周波数に調整されている。
磁界発生回路42は、電源44からの電力により駆動され、水晶発信子43による振動の周波数と対応するように、アンテナ41をドライブして磁界を発生させる。なお、磁界発生回路42は、外部の環境が変化しても、あらかじめ定められた一定の電力を送出する電力制限機能を備えている。
また、磁界発生回路42は、磁界検出部42aを含むようにして構成される。
磁界検出部42aは、磁界発生器12の近傍に、磁界発生器12により発生させられる磁界と同一周波数となる磁界を検出する。これにより、磁界発生回路42は、磁界検出部42aの検出結果に基づいて、磁界発生器12の近傍に同一周波数の磁界が発生しているとき、磁界を発生させるのを停止する。
水晶発信子43は、薄くスライスされた水晶であり、電圧がかけられると電流を通して振動する仕組みになっている。このスライスが薄いほど振動が活発になり、それにより、磁界発生回路42は、高い周波数の磁界を発生させることができる。
また、磁界発生回路42と電源44との間には、上述した電源スイッチ14が設けられている。電源スイッチ14は、例えば、利用者による操作に応じて、その状態が切り替えられる。すなわち、電源スイッチ14においては、その状態がオンとなるとき、磁界発生回路42に電力が供給されるので、アンテナ41に磁界が発生し、その状態がオフとなるとき、磁界発生回路42に電力が供給されないので、磁界が発生しないこととなる。
非接触ICカード13は、例えば、非接触ICチップやアンテナなどを内蔵し、リーダライタ機能を有しているICカード型リーダライタ11との間で近接通信を行う。非接触ICカード13の詳細は、図3を参照して後述する。
すなわち、利用者によって、非接触ICカード13がICカード型リーダライタ11に翳されることにより、非接触ICカード13においては、磁界発生器12のアンテナ41から放射される磁界(電磁波)が電源供給の役割を果たして、非接触ICカード13の内部回路が起動され、ICカード型リーダライタ11と非接触ICカード13との通信路が開通する。これにより、ICカード型リーダライタ11は、非接触ICカード13内の情報の読み出しや書き込みを行うことが可能となる。
なお、ICカード型リーダライタ11は、リーダライタモードで動作するとき、非接触ICカード13を検出するための信号を送信するが、このとき、例えば、磁界発生器12から受給している磁界の消費電力を変化させることにより、等価的に磁界発生器12からの磁界の振幅変調を行って、非接触ICカード13と通信する。
図3は、非接触ICカード13の機能の構成を示すブロック図である。
非接触ICカード13は、アンテナ61、復調部62、SPU(Signal Processing Unit)63、制御部64、ROM(Read Only Memory)65、RAM(Random Access Memory)66、不揮発性メモリ67、発振回路68、変調部69、および電力発生部70を含むように構成される。
アンテナ61は、ICカード型リーダライタ11から送信されてきた変調波(例えば、ASK変調波)を電波として受信し、受信した変調波を復調部62に供給する。また、アンテナ61は、変調部69から供給された変調波(例えば、ASK変調波)を電波として、無線通信により、ICカード型リーダライタ11宛てに送信する。なお、このとき、アンテナ61においては、磁界発生器12から放射される所定の周波数の磁界により、共振が生じ、起電力が発生する。
復調部62は、アンテナ61から供給された変調波を、例えば、送信回路25(図2)の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調したデータをSPU63に供給する。
SPU63は、復調部62から供給されたデータを所定の方式により復号し、復号したデータを制御部64に供給する。例えば、SPU63は、復調部62において復調されたデータがマンチェスター方式で符号化されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復号(マンチェスターコードのデコード)を行い、復号したデータを制御部64に供給する。
制御部64は、非接触ICカード13内の各部の動作を制御する。
制御部64は、SPU63から供給される各種のコマンドを実行する。例えば、制御部64は、ICカード型リーダライタ11から供給されてくるデータを、不揮発性メモリ67に記憶させる。また、例えば、制御部64は、ICカード型リーダライタ11から送信されてくるデータを要求するコマンドに応じて、不揮発性メモリ67から情報を読み出し、読み出した情報を、ICカード型リーダライタ11宛てに送信させる。
制御部64は、必要に応じて、ROM65に記録されているプログラムを読み込み、実行する。制御部64は、必要に応じて、データをRAM66に供給したり、RAM66が一時的に記憶しているデータを取得する。
ROM65は、制御部64が各種の処理を行うためのプログラム、その他のデータなどを記録している。ROM65は、記録しているプログラム、その他のデータなどを制御部64に供給する。
RAM66は、制御部64が各種の処理を行うとき、その処理の途中のデータなどを一時的に記憶する。RAM66は、記憶しているデータを制御部64に供給する。
不揮発性メモリ67は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROMなどにより構成され、各種データを記録している。不揮発性メモリ67は、制御部64の制御に基づいて、制御部64から供給されたデータを記憶するか、または制御部64からの要求に応じて記憶しているデータを制御部64に供給する。
不揮発性メモリ67は、例えば、登録サービス情報67aを記憶する。
登録サービス情報67aは、ICカード型リーダライタ11によって書き込まれる(登録された)、ICカード型リーダライタ11が設けられたポスタ15などの情報伝達媒体に関係する特定の権利を非接触ICカード13に提供するための情報である。つまり、サービス情報27aと登録サービス情報67aとは、同じ内容のデータとなる。例えば、サービス情報27aが、コーヒーショップの無料コーヒーのクーポン券の情報であるとき、登録サービス情報67aは、同様に、無料コーヒーのクーポン券の情報となる。
また、SPU63は、制御部64から供給されたデータを、所定の符号化方式により符号化し、符号化したデータを変調部69に供給する。例えば、SPU63は、制御部64から供給されたデータを、マンチェスター方式で符号化し、符号化したデータを変調部69に供給する。
発振回路68は、アンテナ61が受信するデータの周波数と同じ周波数のクロック信号を生成し、生成したクロック信号を変調部69に供給する。
変調部69は、発振回路68から供給された所定の周波数のクロック信号を基に、搬送波を生成する。変調部69は、搬送波に基づいて、SPU63から供給されたデータを、例えば、受信回路24(図2)の復調方式に対応する所定の変調方式によって変調することにより、変調したデータを生成し、変調したデータをアンテナ61に供給する。例えば、変調部69は、SPU63から供給された、マンチェスター方式により符号化されたデータを、さらにASK変調し、変調したデータを、アンテナ61を介して、ICカード型リーダライタ11に送信させる。
また、例えば、変調部69は、SPU63から供給されるデータに対して、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン、オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ61に並列に接続させることにより、アンテナ61の負荷を変動させる。ASK変調されたデータは、アンテナ61の負荷の変動により、アンテナ61を介して、ICカード型リーダライタ11に送信される(ICカード型リーダライタ11のアンテナ21の端子電圧を変動させる)。
電力発生部70は、アンテナ61に生じた交流の起電力を基に、直流電力を発生させ、発生させた直流電力を非接触ICカード13の各部に供給する。
次に、具体的な処理の流れについて説明する。
まず、図4および図5のフローチャートを参照して、ICカードシステム1において、ICカード型リーダライタ11による、磁界発生器12により発生させられた磁界を利用して、非接触ICカード13にサービス情報27aを書き込む処理について説明する。なお、図4および図5において、ステップS11乃至ステップS15の処理は、磁界発生器12により実行され、ステップS21乃至ステップS32の処理は、ICカード型リーダライタ11により実行される。
ステップS11において、磁界発生器12は、利用者によって、電源スイッチ14が押されたか否かを判定する。ステップS11において、電源スイッチ14が押されていないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、例えば、非接触ICカード13をICカード型リーダライタ11に翳している利用者によって、電源スイッチ14が押されて、ステップS11において、電源スイッチ14が押されたと判定されるまで、ステップS11の処理が繰り返される。
一方、ステップS11において、電源スイッチ14が押されたと判定された場合、ステップS12において、磁界発生器12は、磁界検出部42aによる、磁界発生器12により発生された磁界と同一周波数の磁界の検出結果に基づいて、磁界発生器12の近傍に同一周波数となる磁界が発生しているか否かを判定する。
ステップS12において、磁界発生器12の近傍に同一周波数となる磁界が発生していないと判定された場合、ステップS13において、磁界発生器12は、自分の電源をオンする。具体的には、利用者によって電源スイッチ14が押されると、磁界発生回路42には電源44からの電力が供給されるので、磁界発生回路42は、水晶発信子43による振動の周波数と対応するように、アンテナ41をドライブして磁界を発生させる。これにより、磁界発生器12は、所定の周波数の磁界を発生する。
一方、ステップS12において、磁界発生器12の近傍に同一周波数となる磁界が発生していると判定された場合、既に他の機器によって、ICカード型リーダライタ11を駆動させる所定の周波数の磁界が発生されており、さらに同一周波数の磁界を発生させる必要がないので、ステップS13乃至ステップS15の処理をスキップして、磁界発生器12の処理は終了する。
ステップS21において、制御部26は、磁界発生器12からの磁界によって、アンテナ21に受信電圧が発生したか否かを判定する。
ステップS21において、アンテナ21に受信電圧が発生していないと判定された場合、ステップS21に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、例えば、利用者によって電源スイッチ14が押されて、磁界発生器12により磁界が発生させられる(ステップS13の処理)ことで、その磁界によって、アンテナ21に受信電圧が発生し、ステップS21において、アンテナ21に受信電圧が発生したと判定されるまで、ステップS21の処理が繰り返される。
その後、ステップS21において、アンテナ21に受信電圧が発生したと判定された場合、ステップS22において、電力再生回路22は、磁界発生器12に設けられたアンテナ41により発生される磁界の一部が、アンテナ21と鎮交することにより誘起される交流の受信電圧を直流の電源電圧VCCに変換し、その電源電圧VCCをICカード型リーダライタ11の各部に供給することで、ICカード型リーダライタ11の電源をオンする。
ステップS23において、制御部26は、受信回路24および送信回路25を制御して、通信可能な状態にある、例えば非接触ICカード13などの機器を検出するためのポーリングを行う。具体的には、制御部26は、送信回路25を制御して、通信可能な状態にある機器を検出するための信号(以下、カード検出信号と称する)をアンテナ21から送信させる。そして、通信可能な機器が存在する場合、その機器から応答(以下、カード応答信号と称する)が返ってくるので、制御部26は、受信回路24を制御して、そのカード応答信号をアンテナ21に受信させることにより、通信可能な状態にある、例えば非接触ICカード13などの機器を検出する。
ステップS24において、制御部26は、通信可能な状態にある、非接触ICカード13などの機器が検出されたか否かを判定する。
ステップS24において、非接触ICカード13などの機器が検出されていないと判定された場合、ステップS23に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、例えば、利用者によって、非接触ICカード13がICカード型リーダライタ11に翳されて、ステップS24において、通信可能な状態にある非接触ICカード13が検出されたと判定されるまで、ステップS23およびステップS24の処理が繰り返される。
その後、ステップS24において、非接触ICカード13が検出されたと判定された場合、ステップS25において、書き込み制御部26aは、検出された非接触ICカード13に登録されている登録サービス情報67aを取得する。具体的には、書き込み制御部26aは、送信回路25を制御して、登録サービス情報を取得するための要求(以下、登録サービス情報要求と称する)を、アンテナ21を介して通信可能な状態にある非接触ICカード13に送信させる。そして、書き込み制御部26aは、受信回路24を制御して、アンテナ21を介して非接触ICカード13から送信されてくる登録サービス情報67aを受信させ、その登録サービス情報67aを取得する。
ステップS26において、書き込み制御部26aは、非接触ICカード13から取得した登録サービス情報67aが存在するか否かを判定する。具体的には、書き込み制御部26aは、非接触ICカード13から取得した登録サービス情報67aと、不揮発性メモリ27に記憶されているサービス情報27aとを比べて、それらのサービス情報が一致するか否かによって、登録サービス情報67aが存在するかを判定する。これにより、ICカード型リーダライタ11は、同一の内容となるサービス情報27aを非接触ICカード13に登録することを防止することができる。
ステップS26において、非接触ICカード13から取得した登録サービス情報67aが存在すると判定された場合、ステップS27において、書き込み制御部26aは、サービス情報27aを書き込む領域を確認する。具体的には、制御部26は、送信回路25を制御して、サービス情報27aを書き込む領域を確認するための要求(以下、領域確認要求と称する)を、アンテナ21を介して通信可能な状態にある非接触ICカード13に送信させる。そして、書き込み制御部26aは、受信回路24を制御して、アンテナ21を介して非接触ICカード13から送信されてくる、領域があるか否かを示す応答(以下、領域確認応答と称する)を受信させ、その領域確認応答を取得する。
ステップS28において、書き込み制御部26aは、非接触ICカード13から受信した領域確認応答に基づいて、サービス情報27aを書き込む領域が存在するか否かを判定する。
ステップS28において、サービス情報27aを書き込む領域が存在すると判定された場合、ステップS29において、書き込み制御部26aは、送信回路25を制御して、不揮発性メモリ27に記憶されているサービス情報27aを、アンテナ21を介して非接触ICカード13に送信して書き込む(記憶させる)。これにより、非接触ICカード13は、ICカード型リーダライタ11により、例えば、コーヒーショップの無料コーヒーのクーポン券の情報を示すサービス情報27aが書き込まれたことになる。
ステップS30において、記憶制御部26bは、サービス情報27aを非接触ICカード13に書き込む処理(ステップS29の処理)に応じて、不揮発性メモリ27に記憶されている書き込み回数情報27bを1インクリメントして、内部カウンタを更新する。これにより、ICカード型リーダライタ11は、例えば、無料コーヒーのクーポン券などのサービス情報27aにより提供されるサービスを限定数とするとき、書き込み回数情報27bの回数を参照することで、非接触ICカード13に書き込むサービス情報27aの数を制限することができる。
ステップS14において、磁界発生器12は、磁界の発生を停止する所定の時刻が経過したか否かを判定する。
ステップS14において、所定の時刻を経過していないと判定された場合、ステップS14に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、磁界の発生を停止する所定の時刻が経過し、ステップS14において、所定の時刻を経過したと判定されるまで、ステップS14の処理が繰り返される。
その後、ステップS14において、所定の時刻を経過したと判定された場合、ステップS15において、磁界発生器12は、自分の電源をオフし、磁界発生器12の処理は終了する。具体的には、磁界発生器12において、電源スイッチ14がオフすると、磁界発生回路42には電源44からの電力が供給されなくなるので、電源スイッチ14をオフにさせる。これにより、磁界発生器12は、磁界の発生を停止する。
このとき、ICカード型リーダライタ11においては、ステップS31において、制御部26は、磁界発生器12からの磁界によって、アンテナ21に受信電圧が発生しているか否かを判定する。
ステップS31において、アンテナ21に受信電圧が発生していると判定された場合、ステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、磁界発生器12により磁界が発生させられてから所定の時刻が経過し、磁界発生器12の電源がオフされ、磁界発生器12が磁界を発生させるのを停止し、ステップS31において、アンテナ21に受信電圧が発生していないと判定されるまで、上述した処理が繰り返される。
その後、ステップS31において、アンテナ21に受信電圧が発生していないと判定された場合、ステップS32において、電力再生回路22は、アンテナ21より受信電圧が供給されなくなるので、電源電圧VCCのICカード型リーダライタ11の各部への供給を停止することで、ICカード型リーダライタ11の電源をオフし、ICカード型リーダライタ11の処理を終了する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図4および図5のICカード型リーダライタ11の処理に対する、非接触ICカード13の処理について説明する。
図6のフローチャートにおいて、上述したように、図4のステップS23の処理で、ポーリングによってカード検出信号がICカード型リーダライタ11から送信されると、非接触ICカード13では、ステップS51において、そのカード検出信号を受信し、ステップS52において、受信したカード検出信号に応じて、カード応答信号をICカード型リーダライタ11に送信する。
その後、上述したように、図4のステップS25の処理で、登録サービス情報を取得する処理によって、登録サービス情報要求がICカード型リーダライタ11から送信されると、非接触ICカード13では、ステップS53において、その登録サービス情報要求を受信し、ステップS54において、受信した登録サービス情報要求に応じて、記憶している登録サービス情報要求27aをICカード型リーダライタ11に送信する。
その後、上述したように、図5のステップS27の処理で、サービス情報27aを書き込む領域を確認する処理によって、領域確認要求がICカード型リーダライタ11から送信されると、非接触ICカード13では、ステップS55において、その領域確認要求を受信し、ステップS56において、受信した領域確認要求に応じて、不揮発性メモリ67に新たな情報を書き込むための領域が存在するかを確認し、ステップS57において、領域の存在を確認した結果に応じた領域確認応答をICカード型リーダライタ11に送信する。
その後、上述したように、図5のステップS29の処理で、サービス情報27aを書き込む処理によって、サービス情報27aがICカード型リーダライタ11から送信されると、非接触ICカード13では、ステップS58において、そのサービス情報27aを受信し、ステップS59において、受信したサービス情報27a(すなわち登録サービス情報67a)を記憶する。
以上のようにして、非接触ICカード13は、ICカード型リーダライタ11からのサービス情報27aを、登録サービス情報67aとして記憶する。なお、ICカード型リーダライタ11と非接触ICカード13との間では、必要に応じて相互認証などの認証処理が行われる。
ところで、上述した例では、磁界発生器12と、その磁界発生器12による磁界の発生を開始させる電源スイッチ14をポスタ15側に設けるとして説明したが、本実施の形態では、磁界発生器12と電源スイッチ14を非接触ICカード13に設けることもできる。そこで、次に、図7を参照して、磁界発生器12と電源スイッチ14を非接触ICカード13に設けた場合のICカードシステム1について説明する。
図7は、電子ポスタとして用いられるICカードシステムの他の構成を示すブロック図である。
なお、図7では、図1と対応する部分については、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。すなわち、図7のICカードシステム1は、図1のICカードシステム1と同様のブロックにより構成されているが、図1ではポスタ15側に設けられていた磁界発生器12と電源スイッチ14が、非接触ICカード13に設けられている。
つまり、利用者は、非接触ICカード13をICカード型リーダライタ11に翳すとき、非接触ICカード13に設けられた電源スイッチ14を押す。すると、非接触ICカード13に設けられた磁界発生器12が磁界を発生するので、非接触ICカード13をICカード型リーダライタ11に翳すことで、その磁界をICカード型リーダライタ11に受信させることができる。そして、ICカード型リーダライタ11は、図1のポスタ15に磁界発生器12が設けられていた場合と同様に、非接触ICカード13に設けられた磁界発生器12により発生される磁界によって、各部に電力が供給されて駆動され、リーダライタとして動作する。
これにより、ICカード型リーダライタ11と非接触ICカード13は、上述した場合と同様に、通信を行う。
以上のように、磁界を発生させる磁界発生部(磁界発生器12)と、非接触ICカード13との通信を行う通信制御部(ICカード型リーダライタ11)を分離して、必要に応じて非接触ICカード13と通信できるようにしたので、簡単に特定の権利(サービス情報27a)を配布することができる。
また、磁界発生部を除いたICカード型リーダライタ11を、リーダライタ用のICカードとして分離することで、例えば街角に設けてある電子ポスタの設定変更は、そのリーダライタ用ICカード(ICカード型リーダライタ11)の交換だけでできるようになり、専用のコントローラが必要なくなり、管理者は、簡単に設定を変更できる。さらに、そのリーダライタ用ICカード(ICカード型リーダライタ11)は、既存の非接触ICカードを流用し、実現することが可能となるので、大量生産が可能となり価格を安くすることが可能となる。
なお、ICカード型リーダライタ11は、本実施の形態では、リーダライタモードとカードモードの両方のモードで動作するとして説明したが、リーダライタモードだけで動作するようにしてもよい。また、非接触ICカード13は、例えば、携帯電話機などの機器に内蔵されるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図8は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111は、ROM112、または記録部118に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM113には、CPU111が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114により相互に接続されている。
CPU111にはまた、バス114を介して入出力インターフェース115が接続されている。入出力インターフェース115には、マイクロホンなどよりなる入力部116、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部117が接続されている。CPU111は、入力部116から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU111は、処理の結果を出力部117に出力する。
入出力インターフェース115に接続されている記録部118は、例えばハードディスクからなり、CPU111が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部119は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部119を介してプログラムを取得し、記録部118に記録してもよい。
入出力インターフェース115に接続されているドライブ120は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア121が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部118に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図8に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア121、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM112や、記録部118を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部119を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
電子ポスタとして用いられるICカードシステムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したICカードシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 非接触ICカードの機能の構成を示すブロック図である。 サービス情報の書き込み処理を説明するフローチャートである。 サービス情報の書き込み処理を説明するフローチャートである。 図4および図5のICカード型リーダライタの処理に対する、非接触ICカードの処理について説明する。 電子ポスタとして用いられるICカードシステムの他の構成を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ICカードシステム, 11 ICカード型リーダライタ, 12 磁界発生器, 13 非接触ICカード, 14 電源スイッチ, 15 ポスタ, 21 アンテナ, 22 電力再生回路, 23 クロック抽出回路, 24 受信回路, 25 送信回路, 26 制御部, 26a 書き込み制御部, 26b 記憶制御部, 27 不揮発性メモリ, 27a サービス情報, 27b 書き込み回数情報, 41 アンテナ, 42 磁界発生回路, 42a 磁界検出部, 43 水晶発信子, 44 電源, 61 アンテナ, 62 復調部, 63 SPU, 64 制御部, 65 ROM, 66 RAM, 67 不揮発性メモリ, 67a 登録サービス情報, 68 発信回路, 69 変調部, 70 電力発生部

Claims (8)

  1. 磁界を発生させる磁界発生装置、および電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、
    前記磁界発生装置は、
    時間的に磁束密度が変化する前記磁界を発生させる発生手段
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記磁界から誘起電圧を発生させるアンテナと、
    発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段と、
    自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段と、
    前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段と
    を備える情報処理システム。
  2. 電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置において、
    磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する磁界から誘起電圧を発生させるアンテナと、
    発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給する供給手段と、
    自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段と、
    前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む書き込み手段と
    を備える情報処理装置。
  3. 前記書き込み手段は、前記サービス情報が既に前記電子機器に書き込まれている場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記書き込み手段は、前記サービス情報を書き込む領域が前記電子機器に存在しない場合、記憶している前記サービス情報の前記電子機器への書き込みを停止する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 記憶している前記サービス情報を前記電子機器に書き込んだ回数を示す回数情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段をさらに備える
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報伝達媒体は、ポスタである
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置であって、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段を有する情報処理装置の情報処理方法において、
    アンテナによって、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給し、
    前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む
    ステップを含む情報処理方法。
  8. 電子機器と相互に無線通信を行う情報処理装置であって、自分が設けられた情報伝達媒体に関係する特定の権利を前記電子機器に提供するためのサービス情報を記憶する記憶手段を有する情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    アンテナによって、磁界発生装置が発生させる時間的に磁束密度が変化する発生した前記誘起電圧を整流して得られる電力を自分の各部に供給し、
    前記磁界発生装置に発生させられた前記磁界によって、通信可能な状態にある前記電子機器に対して、記憶している前記サービス情報を書き込む
    ステップを含むプログラム。
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