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JP2008040823A - ファイル送受信システム - Google Patents

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JP2008040823A
JP2008040823A JP2006214800A JP2006214800A JP2008040823A JP 2008040823 A JP2008040823 A JP 2008040823A JP 2006214800 A JP2006214800 A JP 2006214800A JP 2006214800 A JP2006214800 A JP 2006214800A JP 2008040823 A JP2008040823 A JP 2008040823A
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Katsuhiko Akita
勝彦 穐田
Daisuke Sakiyama
大輔 崎山
Yoichi Kawabuchi
洋一 河渕
Masahiro Kitamura
雅裕 北村
Kenichi Takahashi
健一 高橋
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】 ファイルを送受信する操作およびファイルを管理する操作を容易にする。
【解決手段】 複数のMFPの1つの指示MFPは、複数のMFPに記憶された複数のファイルのうちから送信の対象となる複数の送信ファイルを選択する送信ファイル選択部と、複数のMFPのうちから送信先デバイスの指定を受け付ける送信先指定部と、複数の送信ファイルが、複数のMFPの少なくとも2つの記憶MFPに記憶されている場合、記憶MFPそれぞれに送信ファイルのうち該記憶MFPが記憶する送信ファイルを送信先デバイスに送信するための指示を送信する送信指示情報送信部(S34)と、記憶MFPのいずれか1つが送信ファイルの送信に失敗した場合、他の記憶MFPが送信先デバイスに送信した送信ファイルを送信先デバイスから削除する送信ファイル削除依頼部(S47)と、を備える。
【選択図】 図14

Description

この発明は、ファイル送受信システムに関し、特に、互いに通信可能な複数のデバイス間でファイルを送受信するファイル送受信システムに関する。
近年ネットワークに接続されたコンピュータや画像形成装置等の複数のデバイス間でファイルを送受信することが可能となっている。特に単一の操作で、複数のファイルを目的のデバイスに送信する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来の技術においては、単一の送信側デバイスから単一の受信側デバイスに複数のファイルを送信することは可能であるが、単一の操作で複数の送信側デバイスに記憶されている複数のファイルを単一の受信側デバイスに送信することはできないといった問題があった。さらに、複数のファイルの一部で送信が失敗した場合、再送信により受信側デバイスに同じファイルが複数記憶されるので、記憶領域が無駄に消費されるといった問題がある。また、受信側デバイスのユーザは、重複するファイルを削除しなければならず、作業が煩雑になるといった問題がある。
特開2005−335085号公報
この発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ファイルを送受信する操作およびファイルを管理する操作を容易にしたファイル送受信システムを提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明のある局面によれば、ファイル送受信システムは、ネットワークに接続された複数のデバイスからなるファイル送受信システムであって、複数のデバイスのうち1つの指示デバイスは、複数のデバイスに記憶された複数のファイルのうちから送信の対象となる複数の送信ファイルを選択する選択手段と、複数のデバイスのうちから複数の送信ファイルの送信先となる送信先デバイスの指定を受け付ける送信先受付手段と、複数の送信ファイルが、複数のデバイスの少なくとも2つの記憶デバイスに記憶されている場合、少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれに対して、複数の送信ファイルのうち該記憶デバイスが記憶する送信ファイルを送信先デバイスに送信するための指示を送信する送信指示送信手段と、少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが送信ファイルの送信に失敗した場合、少なくとも2つの記憶デバイスのうち他の記憶デバイスが送信先デバイスに送信した送信ファイルを送信先デバイスから削除する削除手段と、を備える。
この局面に従えば、指示デバイスが送信ファイルの選択と送信先デバイスの指定を受け付けると、複数のデバイスに記憶されたファイルが送信先デバイスに送信される。このため、単一の操作で、複数のデバイスに記憶されているファイルを送信させることができる。さらに、記憶デバイスのいずれか1つで送信ファイルの送信に失敗した場合、他の記憶デバイスが送信した送信ファイルが送信先デバイスから削除される。このため、送信先デバイスにおいて、不要なファイルが記憶されないので記憶資源を有効に利用することができるとともに、ユーザによるファイル管理が容易となる。その結果、ファイルを送受信する操作およびファイルを管理する操作を容易にしたファイル送受信システムを提供することができる。
好ましくは、指示デバイスは、送信先デバイスを識別するためのデバイス識別情報と、複数の送信ファイルを識別するための複数のファイル識別情報とを少なくとも含む送信指示情報を生成する送信指示情報生成手段とをさらに備え、送信指示送信手段は、少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれに送信指示情報を送信する。
好ましくは、少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれは、送信指示情報に含まれる送信先デバイスに、送信指示情報に含まれるファイル識別情報で特定されるファイルを送信するファイル送信手段と、ファイル送信手段によるファイルの送信が失敗した場合、少なくとも2つの記憶デバイスのうち自装置を除く記憶デバイスに送信エラー信号を送信する送信エラー信号送信手段と、少なくとも2つの記憶デバイスのいずれかから送信エラー信号を受信した場合、ファイル送信手段により送信されたファイルを削除する削除指示を送信先デバイスに送信する削除指示手段と、を含む。
好ましくは、指示デバイスは、少なくとも2つの記憶デバイスのうちから1つの代表デバイスを選択する代表デバイス選択手段をさらに備え、送信指示情報生成手段は、代表デバイスを識別するための装置識別情報をさらに含む送信指示情報を生成し、代表デバイスは、少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが送信ファイルの送信に失敗したか否かを判断する判断手段と、判断手段により失敗したと判断された場合、指示デバイスに送信に失敗したことを通知する送信失敗通知手段を含む。
好ましくは、判断手段は、ファイル送信手段によるファイルの送信が失敗した場合、または、少なくとも2つの記憶デバイスのうち代表デバイスを除く他の記憶デバイスから送信エラー信号を受信した場合、少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが送信ファイルの送信に失敗したと判断する。
好ましくは、指示デバイスは、ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、認証されたユーザがアクセス可能な複数のファイルに関する複数のファイル情報を複数のデバイスそれぞれから取得するファイル情報取得手段と、をさらに備え、選択手段は、取得された複数のファイル情報のいずれかを選択する指示を受け付ける選択指示受付手段を含む。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるファイル送受信システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、ファイル送受信システム1は、それぞれがネットワーク2に接続されたMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102,103とパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)105と、を含む。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワーク2は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)に接続されている。PC105は、一般的なコンピュータである。
MFP100,101,102,103各々は、原稿を読取るためのスキャナ装置、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成装置およびファクシミリ装置を含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100,101,102,103を例に説明するが、MFP100,101,102,103に代えて、ファイルを記憶および送受信する機能を備えたデバイスであれば、たとえば、プリンタ、ファクシミリ装置、コンピュータ等であってもよい。また、MFP100,101,102,103は、機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPの機能の概要を示す機能ブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150とユーザインターフェースとしての操作パネル160とを含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(ElectroLuminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102またはPC105との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。また、通信I/F部112は、電子メールサーバとの間で電子メールを送受信する。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録されたファイル送受信プログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録されたファイル送受信プログラムに限られず、HDD116に記憶されたファイル送受信プログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶されたファイル送受信プログラムを書換える、または、新たなファイル送受信プログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからファイル送受信プログラムをダウンロードして、そのファイル送受信プログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
本実施の形態におけるファイル送受信システム1において、MFP100,101,102,103およびPC105間で、データが送受信される。データを送受信するプロトコルは、受信側の装置において送信元を特定することができれば、任意のプロトコルを用いることが可能である。データを送受信するプロトコルは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)およびSMPT(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等が用いられる。
本実施の形態におけるMFP100が備えるHDD116は、ユーザ毎に予め割当てられた記憶領域(以下「ボックス」という)を有する。ボックスは、ユーザそれぞれがアクセス可能な個人ボックスと、複数のユーザがアクセス可能な共有ボックスとを含む。個人ボックスは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられており、ユーザ識別情報とそれに関連して予め記憶されたパスワードとが入力されることを条件に、アクセスが可能となる。共有ボックスは、ユーザ識別情報と関連つけられておらず、すべてのユーザがアクセス可能な共有ボックスとを含む。たとえば、あるユーザAが、そのユーザAに割当てられたユーザ識別情報とパスワードとをMFP100に入力し、MFP100においてユーザ認証が成功すると、ログインが許可される。この状態で、MFP100は、ユーザAに割当てられた個人BOXと、共有ボックスへのアクセスを可能とする。
さらに、本実施の形態におけるファイル送受信システムにおいては、例えば、ユーザAが、MFP100〜MFP103のうちの1つ、たとえばMFP100においてログインが許可されると、他のMFP101〜103においてユーザAに割当てられた個人ボックスがあればその個人ボックスと、他のMFP101〜103の共有ボックスへのアクセスが許可される。また、あるユーザがゲストユーザとしてログインが許可されると、MFP100〜103それぞれの共有ボックスへのアクセスが許可される。また、MFP100〜103のHDD116に個人ボックスおよび共有ボックスを設けるのと同様に、従来から知られているように、PC105が備えるHDDにおいても個人フォルダと共有フォルダとを構成するようにすれば、たとえば、ユーザAがMFP100にログインが許可された場合、PC105のHDDにおける共有フォルダおよびユーザAに割り当てられた個人フォルダへのアクセスが可能となる。
なお、ここでは、HDD116に個人ボックスを設けるようにし、ユーザ認証を条件に、個人ボックスへのアクセスを可能とする例を説明するが、HDD116に個人ボックスを設けることなく、すべてのユーザにHDD116に記憶されているファイルへのアクセスを許可するようにしてもよい。
以下の説明では、説明を簡単にするため、ユーザAがMFP100にログインして、MFP100〜103それぞれに記憶された複数のファイルを、PC105に送信する指示を入力する場合について説明する。この場合、ユーザAがログインするMFP100を指示MFPという。
図4は、指示MFP100が備えるCPU111の機能の概要を示す機能ブロック図である。図4を参照して、指示MFP100のCPU111は、ユーザを認証するためのユーザ認証部10と、アクセス可能なファイルに関するファイル情報を取得するためのファイル情報取得部13と、アクセス可能なファイルのうちから送信するための送信ファイルを選択するための送信ファイル選択部15と、代表MFPを選択するための代表MFP選択部17と、送信先を指定するための送信先指定部19と、送信指示情報を生成するための送信指示情報生成部23と、送信先情報を送信するための送信先情報送信部25と、代表MFPから一括送信結果を受信する一括送信結果受信部41と、受信した一括送信結果を出力する一括送信結果出力部43と、を含む。
ユーザ認証部10は、MFP100を操作するユーザを認証する。ユーザ認証部10は、表示部160Aにログイン画面を表示し、ログイン画面に従ってユーザが操作部160Bに入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付ける。そして、ユーザ認証部10は、操作部160Bから受け付けたユーザ認証情報とパスワードとが、予めHDD116に記憶されたユーザ識別情報とパスワードとに一致すれば、ユーザを認証し、一致しなければ認証しない。ユーザ認証部10は、ユーザ認証結果をファイル情報取得部13に出力する。
図5は、初期画面を表示する操作パネルの平面図である。図5を参照して、操作パネル160は、表示部160Aと、操作部160Bとを含む。表示部160Aは、初期画面を表示する。操作部160Bは、認証の文字が表されたボタンを有し、ユーザがこのボタンを押下すると、表示部160Aは、初期画面に代えてログイン画面を表示する。図6は、ログイン画面を表示する操作パネルの平面図である。図6を参照して、ログイン画面は、ユーザ名を入力する領域と、パスワードを入力する領域と、キーを表示する領域とを含む。ここでは、ユーザ識別情報にユーザ名を用いている。ユーザが、ユーザ名およびパスワードを入力すると、ユーザ認証部10が認証する。
図4に戻って、ファイル情報取得部13は、ユーザ認証部10により認証されたユーザがアクセス可能なファイルのファイル情報を取得する。ファイル情報取得部13は、HDD116に記憶されているファイルのうち、共有ボックスと、ユーザ認証部10で受け付けられたユーザ識別情報に対して割当てられた個人ボックスとに記憶されているファイルのファイル情報を取得する。ファイル情報は、ファイル名と、ファイルサイズと、格納場所情報とを含む。格納場所情報は、ファイルが記憶されているMFPを識別するための装置識別情報と、そのファイルが格納されているボックス名とを含む。また、ファイル情報取得部13は、他のMFP101〜103それぞれに対して、ファイル情報の取得を要求し、各MFPが備えるHDD116に記憶されているファイルのうち、共有ボックスと、ユーザ認証部10で受け付けられたユーザ識別情報に対して割当てられた個人ボックスとに記憶されているファイルのファイル情報を取得する。さらに、ユーザ認証部10は、PC105に対して、ファイル情報の取得を要求し、PCが備えるHDDに記憶されているファイルのうち、共有フォルダと、ユーザ認証部10で受け付けられたユーザ識別情報に対して割当てられた個人フォルダとに記憶されているファイルのファイル情報を取得するようにしてもよい。ファイル情報取得部13は、取得したファイル情報を送信ファイル選択部15に出力する。
送信ファイル選択部15は、ファイル情報取得部13から入力されるファイル情報に基づき、送信ファイルのファイル情報を選択する。具体的には、ファイル情報をリスト表示するファイル選択画面を表示部160Aに表示し、表示されたファイル情報のいずれかを選択する指示を受け付ける。そして、送信ファイル選択部15は、選択されたファイル情報を代表MFP選択部17および送信指示情報生成部23に送信する。図7(A)は、ファイル選択画面を表示する操作パネルの平面図である。図7(A)を参照して、ファイル選択画面は、ファイル情報のファイル名をファイル名の項目に、ファイルサイズをサイズの項目に、ファイルの格納場所情報を場所の項目に表示する。ここでは、ファイル名がファイルA〜ファイルEのファイル情報が表示されている例を示している。MFP100〜103の装置識別情報は、それぞれデバイスA〜Dである。
図7(B)は、ファイル情報を選択した後のファイル選択画面を示す図である。図7(B)を参照して、選択されたファイル情報が反転表示した表示態様で表示される。なお、図では反転表示をハッチングで示している。ここでは、ファイル名が、ファイルA、ファイルBおよびファイルCのファイル情報が選択された場合を例に説明する。選択されたファイル情報は、送信ファイルのファイル情報である。
図4に戻って、代表MFP選択部17は、複数の送信ファイルを記憶する複数の記憶MFPのうちから代表MFPを選択する。記憶MFPは。ファイル情報に含まれる装置識別情報で特定されるMFPであり、ファイル情報に含まれるファイル名で特定されるファイルを記憶する。換言すれば、代表MFP選択部17は、送信ファイル選択部15から入力される複数のファイル情報に含まれる複数の装置識別情報のうち1つを選択する。具体的には、ファイルA、ファイルBおよびファイルCのファイル情報は、装置識別情報としてデバイスA、デバイスBおよびデバイスCをそれぞれ含む。このため、代表MFP選択部17は、装置識別情報がデバイスA、デバイスBおよびデバイスCのうちの1つを選択し、その装置識別情報で特定されるMFPを代表MFPとする。代表MFPは、任意に選択するようにしてもよい。また、送信ファイル選択部15から入力されるファイル情報のうちファイルサイズが最大のファイル情報に含まれる装置識情報で特定されるMFPを代表MFPとしてもよい。この例に従えば、ファイルサイズが2000KBで最大のファイルBを記憶する装置識別情報「デバイスB」のMFP101が、代表MFPとして選択される。以下、MFP101が代表MFPとして選択された場合を例に説明する。代表MFP選択部17は、代表MFPの装置識別情報を送信指示情報生成部23に出力する。
送信先指定部19は、表示部160Aに送信先指定画面を表示し、送信先指定画面に従ってユーザが操作部160Bに入力する装置識別情報を受け付ける。ユーザが送信先指定画面に従って操作部160Bに入力する装置識別情報は、ファイルを送信する先のデバイス(以下「送信先デバイス」という)を識別するための装置識別情報である。送信先指定部19は、操作部160Bから受け付けた送信先デバイスの装置識別情報を、送信指示情報生成部23に出力する。
送信先指定部19は、図7(A)または図7(B)に示した、ファイル選択画面に含まれる送信先入力の文字が表されたボタンが指示されると、表示部160Aに送信先指定画面を表示する。図8は、送信先指定画面の一例を示す図である。図8を参照して、送信先指定画面は、送信先デバイスの装置識別情報を入力するための領域と、キーを表示する領域とを含む。ここでは、PC105の装置識別情報「コンピュータE」が入力された例を示している。
図4に戻って、送信指示情報生成部23は、送信指示情報を生成する。送信指示情報は、送信ファイル選択部15により送信ファイルとして選択されたファイルのファイル情報と、代表MFP選択部17により選択された代表MFPの装置識別情報と、送信先指定部19で指定された送信先デバイスの装置識別情報と、を含む。送信指示情報生成部23は、生成した送信指示情報を、送信指示情報送信部25に出力する。送信指示情報生成部23は、図7(B)に示したファイル選択画面において、送信の文字が表されたボタンが指示されると、送信ファイル選択部15により選択されたファイル情報を確定し、送信指示情報を生成する。
図9(A)は、送信指示情報のファイル情報以外の部分の一例を示す図である。図9(A)を参照して、送信指示情報は、送信先デバイスの装置識別情報としてコンピュータEを、代表MFPの装置識別情報としてデバイスBをそれぞれ定義する。図9(B)は、送信指示情報のファイル情報の一例を示す図である。図9(B)を参照して、送信指示情報のファイル情報の部分は、送信先ファイルのファイル名と、格納場所とを含む。ここでは、ファイルA、ファイルBおよびファイルCが送信ファイルとして指定されたので、それらのファイル名と、格納場所とを送信指示情報は含む。
図4に戻って、送信指示情報送信部25は、記憶MFPに、送信指示情報を送信する。記憶MFPは、送信指示情報に含まれるファイル情報が含む装置識別情報で特定されるMFPである。ここでは、送信指示情報に含まれるファイル情報のうちに、デバイスA、デバイスBおよびデバイスCの装置識別情報を含むファイル情報が存在するので、送信指示情報送信部25は、MFP100,101,102に送信指示情報を送信する。なお、指示MFPであるMFP100は、記憶MFPを兼ねるため、自装置に送信指示情報を送信することになるが、ここでの送信は、送信指示情報送信部25が同一装置内で別の機能(ここでは後述する図11の送信指示情報受信部31)に送信指示情報を受け渡す場合を含む。
一括送信結果受信部41および一括送信結果出力部43については、後述する。
図10は、代表MFP以外の記憶MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。ここでは、代表MFP以外の記憶MFPとして、MFP102を例に説明する。図10を参照して、MFP102のCPU111は、送信指示情報を受信する送信指示情報受信部31と、ファイルの送信状態を管理する送信管理部32と、ファイルを送信するためのファイル送信部33と、他の記憶MFPからその記憶MFPがファイルを送信した結果を受信するファイル送信結果送信部34と、ファイルを送信した結果を他の記憶MFPに送信するファイル送信結果送信部35と、送信先デバイスに対して送信したファイルの削除を依頼する送信ファイル削除依頼部36と、を含む。送信指示情報受信部31は、指示MFPであるMFP100から送信指示情報を受信し、受信した送信指示情報を送信管理部32に出力する。
送信管理部32は、送信指示情報受信部31から入力される送信指示情報に含まれるファイル情報のうちに、自装置の装置識別情報を含むものがあれば、そのファイル情報が含むファイル識別情報で特定されるファイルをHDD116から読み出し、ファイル送信部33に出力し、ファイル送信部33に送信させる。送信管理部32は、送信指示情報に含まれるファイル情報のうちに、自装置の装置識別情報を含むファイル情報が複数あれば、複数のファイル情報それぞれに含まれるファイル識別情報で特定されるファイルのすべてを、ファイル送信部33に出力し、ファイル送信部33に送信させる。
ファイル送信部35は、送信管理部32から入力されるファイルを、送信指示情報に従って、送信先デバイスに送信する。ここでは、送信指示情報は、送信先デバイスの装置識別情報にPC105の装置識別情報であるコンピュータEを定義するので、ファイル送信部35は、送信管理部32から入力されるファイルBを、PC105に送信する。そして、ファイル送信結果を送信管理部32に出力する。ファイル送信結果は、ファイルの送信が完了した場合に出力されるファイル送信完了信号と、ファイルの送信に失敗した場合に出力される送信エラー信号とを含む。
送信管理部32は、ファイル送信部33から入力されるファイル送信結果を、ファイル送信結果送信部35に出力し、ファイル送信結果送信部35に送信させる。ファイル送信結果送信部35は、送信結果管理部32から入力されるファイル送信結果を、自装置以外の他の記憶MFPのすべてに送信する。送信指示情報に含まれる複数の装置識別情報で特定される複数のMFPが記憶MFPである。
ファイル送信結果受信部34は、他の記憶MFPが送信するファイル送信結果を受信し、そのファイル送信結果を送信管理部32に出力する。送信管理部32は、ファイル送信結果受信部34から送信エラー信号のファイル送信結果が入力される場合、ファイル送信部33がファイルを送信中であれば、ファイル送信部33にファイルの送信を中断させる。ファイル送信部33がファイルの送信を中断させるので、送信先デバイスにファイルが記憶されない。また、送信管理部32は、ファイル送信部33からファイル送信完了信号のファイル送信結果が入力されている状態で、ファイル送信部33から送信エラー信号のファイル送信結果が入力される場合、または、ファイル送信結果受信部34から送信エラー信号のファイル送信結果が入力される場合、送信ファイル削除依頼部36に削除依頼信号を出力し、送信したファイルの削除を依頼するためのファイル削除依頼を送信先デバイスに送信させる。削除依頼信号は、ファイル送信部33が送信を完了したファイルのファイル識別情報(ファイル名)を含む。送信管理部32は、他の記憶MFPが複数ある場合、複数の他の記憶MFPのいずれか1つから送信エラー信号のファイル送信結果が入力されたならば、送信ファイル削除依頼部36に削除依頼信号を出力する。
送信ファイル削除依頼部36は、削除依頼信号に含まれるファイル識別情報のファイルを削除するために、送信指示情報に含まれる送信先デバイスに削除依頼信号を送信する。削除依頼信号は、ファイル送信部33が送信を完了したファイルのファイル識別情報(ファイル名)を含む。
図11は、代表MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。ここでは、代表MFPをMFP101としたので、MFP101を例に説明する。図11を参照して、代表MFPであるMFP101のCPU111は、図10に示した記憶MFPが備えるCPU111が備える機能に加えて、一括送信結果送信部45を含む。代表MFPは、記憶MFPのうちから選択されたMFPであるため、記憶MFPの機能のすべてを含む。
送信管理部32は、記憶MFPのいずれか1つで送信に失敗した場合、送信エラー信号を一括送信結果送信部45に出力し、一括送信結果送信部45に送信エラー信号の一括送信結果を送信させる。また、送信管理部32は、記憶MFPのすべてでファイルの送信に成功した場合、一括送信結果送信部45に送信成功信号を出力し、一括送信結果送信部45に送信成功の一括送信結果を送信させる。一括送信結果送信部45は、送信成功信号が入力される場合には送信成功の一括送信結果を、送信エラー信号が入力される場合には送信失敗の一括送信結果を、指示MFPに送信する。
再び図4を参照して、指示MFPであるMFP100の一括送信結果受信部41は、代表MFPから一括送信結果を受信し、受信した一括送信結果を一括送信結果出力部43に出力する。代表MFPが指示MFPを兼ねる場合には、MFPが自装置に一括送信結果を送信することになるが、ここでの送信は、一括送信結果送信部47が同一装置内で別の機能(ここでは一括送信結果受信部41)に一括送信指示を受け渡す場合を含む。一括送信結果出力部43は、入力される一括送信結果を、表示部160Aに表示する。これにより、一括送信指示を入力したユーザAに対して、送信指示したファイルのすべてについて、送信先デバイスであるPC105へ送信が完了したこと、または、送信が失敗したことを知らせることができる。
図12は、指示MFPで実行されるファイル送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。ファイル送信処理は、指示MFPであるMFP100のCPU111が、ファイル送受信プログラムを実行することにより、MFP100のCPU111により実行される処理である。図12を参照して、指示MFPであるMFP100は、MFP100を操作するユーザを認証する(ステップS01)。ユーザの認証が成功すれば(ステップS02でYES)処理をステップS03に進めるが、ユーザの認証が失敗すれば処理をステップS01に戻す。すなわち、ファイル送信処理は、ユーザの認証が成功することを条件に、実行される処理である。なお、ユーザには、ゲストユーザを含み、ゲストユーザのユーザ識別情報が入力された場合には、ユーザ認証をすることなく処理をステップS03に進める。
ステップS03においては、ファイル情報を取得するファイル取得処理を実行する。ファイル取得処理については、後述する。次のステップS04においては、ファイル情報を表示する。具体的には、取得したファイル情報をリスト表示するファイル選択画面(図7)を表示部160Aに表示する。そして、表示されたファイル情報のいずれかを選択する指示を受け付ける(ステップS05)。ファイルの選択を受け付けるまでステップS04を実行し、ファイルの選択を受け付けたならば(ステップS05でYES)処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、送信先を受け付ける。図8に示した送信先指定画面を表示部160Aに表示し、送信先指定画面に従ってユーザが操作部160Bに入力する装置識別情報を受け付ける。そして、送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS07)。図7に示したファイル選択画面の送信の文字が表されたボタンが指示されると、CPU111は、送信指示を受け付ける。送信指示を受け付けたならば処理をステップS08に進め、そうでなければ処理をステップS04に戻す。
ステップS08においては、代表MFPを選択する。具体的には、ステップS05において選択されたファイル情報に含まれる装置識別情報から記憶MFPを特定し、記憶MFPのうちから代表MFPを選択する。代表MFPは、複数の記憶MFPのうちから任意に選択するようにしてもよい。また、送信ファイル選択部15から入力されるファイル情報のうちファイルサイズが最大のファイル情報に含まれる装置識情報で特定されるMFPを代表MFPとしてもよい。ここでは、MFP101が代表MFPとして選択された場合を例に説明する。
そして、送信指示情報を生成する(ステップS09)。送信指示情報は、ステップS05において送信ファイルとして選択されたファイルのファイル情報と、ステップS10において選択された代表MFPの装置識別情報と、ステップS06において受け付けた送信先デバイスの装置識別情報と、を含む。そして、一括送信処理を実行し(ステップS10)、一括送信結果を表示する(ステップS11)。一括送信結果は、ステップS05で選択されたファイルを、ステップS06で受け付けた送信先デバイスへ送信した結果を示す。送信した結果が送信失敗か否かを判断し(ステップS12)、送信失敗であれば処理をステップS13に進め、送信失敗でなければ処理を終了する。送信失敗の場合は、再送指示を受け付けたか否かを判断し(ステップS13)、再送指示を受け付けたならば処理をステップS10に戻し、再送指示を受け付けなければ処理を終了する。処理をステップS10に戻す場合には、ステップS10において一括送信処理が再度実行される。
図13は、ファイル情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。ファイル情報取得処理は、図12のステップS03で実行される処理である。図13を参照して、MFP100のCPU111は、ファイルを記憶するMFP100〜103のうちから処理対象MFPを1つ選択する(ステップS21)。処理対象MFPは、ファイル情報を取得する対象となるMFPである。次に、処理対象MFPに対して、ファイル情報の取得を要求する。この要求には、図12のステップS01において、認証されたユーザのユーザ識別情報を含む。認証されたユーザがアクセス可能なファイルのファイル情報を取得するためである。ファイル情報の取得を要求されたMFPでは、その要求に含まれるユーザ識別情報に割当てられた個人ボックスのファイルのファイル情報と、共有ボックスのファイルのファイル情報とをMFP100に返信する。MFP100は、処理対象MFPが送信するファイル情報を受信し(ステップS23)、処理をステップS24に進める。なお、処理対象MFPが、MFP100自身の場合には、ステップS22およびステップS23を実行することなく、MFP100のHDD116に記憶されたファイルのファイル情報を取得する。
ステップS24においては、未だステップS22〜ステップS23の処理を実行していないMFPがMFP100〜102に存在するか否かを判断し、そのようなMFPが存在するならば処理をステップS25に進め、存在しなければ処理をステップS26に進める。ステップS25においては、次のMFPを処理対象に設定し、処理をステップS22に戻す。なお、PC105を処理対象とするようにしてもよい。
ステップS26においては、受信したファイル情報をHDD116に記憶し、処理をファイル送信処理に戻す。このファイル情報取得処理が実行されると、MFP100で認証されたユーザがMFP100でアクセス可能なファイルのファイル情報に加えて、MFP101〜103およびPC105それぞれにおいてそのユーザがアクセス可能なファイルのファイル情報が取得される。
図14は、一括送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。一括送信処理は、図12のステップS10において実行される処理である。図14を参照して、指示MFPであるMFP100のCPU111は、送信指示情報のうちから最初のファイル情報を処理対象として選択する(ステップS31)。そして、選択したファイル情報に対応する記憶MFPが自装置か否かを判断する(ステップS32)。記憶MFPは、選択したファイル情報で特定されるファイルを記憶するMFPである。選択したファイル情報が含む格納場所情報の装置識別情報が、自装置の装置識別情報であれば、記憶MFPが自装置であると判断し、処理をステップS33に進め、そうでなければ処理をステップS34に進める。ステップS34においては、記憶MFPに送信指示情報を送信し、処理をステップS35に進める。
ステップS33においては、選択したファイル情報のファイル名で特定されるファイルを、送信指示情報に含まれる送信先デバイスへの送信を開始する。そして、未処理のファイル情報が存在するか否かを判断し(ステップS35)、未処理のファイル情報が存在すれば処理をステップS36に進め、存在しなければ処理をステップS37に進める。ステップS36においては、次の未処理のファイル情報を選択し、処理をステップS32に戻す。
ステップS37においては、自装置が記憶MFPか否か判断する。送信指示情報が含むファイル情報のいずれかが、格納場所情報に自装置の装置識別情報を含むならば、自装置が記憶MFPと判断し、処理をステップS38に進めるが、そうでなければ処理をステップS49に進める。この例においては、指示MFPであるMFP100は、ファイルAを記憶する記憶MFPなので、処理をステップS38に進める。
ステップS38においては、ステップS33においてファイル送信を開始した処理において、ファイルの送信が完了したか否かを判断する。ファイルの送信が完了していれば処理をステップS39に進めるが、完了していなければ処理をステップS40に進める。ステップS39においては、自装置を除くすべての記憶MFPにファイル送信完了信号を送信し、処理をステップS44に進める。
ステップS40においては、ステップS33においてファイル送信を開始した処理において、ファイルの送信が失敗したか否かを判断する。ファイルの送信に失敗したならば処理をステップS41に進めるが、失敗していなければ処理をステップS42に進める。ステップS41においては、自装置を除くすべての記憶MFPに送信エラー信号を送信し、処理をステップS48に進める。送信エラーの場合には、送信先デバイスにファイルが送信されていないので、その場合には、他の記憶MFPにファイルの送信を中断させる、または送信してしまったファイルを削除させるために、自装置で送信に失敗したことを知らせるためである。
ステップS42においては、他の記憶MFPのいずれかから送信エラー信号を受信したか否かを判断する。送信エラー信号を受信したならば処理をステップS43に進め、そうでなければ処理をステップS38に戻す。ステップS43においては、ファイルの送信を中止し、処理をステップS48に進める。他の記憶MFPのいずれかでファイルを送信できなかった場合に、ファイルを送信中の処理を中止するので、送信先デバイスにファイルが記憶されない。
ステップS44においては、自装置除くすべての記憶MFPからファイル送信完了信号を受信したか否かを判断し、自装置除くすべての記憶MFPからファイル送信完了信号を受信したならば処理をステップS45に進め、そうでなければ処理をステップS46に進める。処理をステップS45に進める場合、自装置および他の記憶MFPのすべてにおいてファイル送信が成功した場合である。この場合には、送信成功で処理をファイル送信処理に戻す(ステップS45)。
ステップS46においては、他の記憶MFPのいずれかから送信エラー信号を受信したか否かを判断する。送信エラー信号を受信したならば処理をステップS47に進め、そうでなければ処理をステップS44に戻す。ステップS47においては、ステップS33において送信を開始し、送信が完了したファイルの削除を送信先デバイスに依頼するために、ファイルの削除依頼を送信先デバイスに送信する。そして、処理をステップS48に進める。ステップS48においては、送信失敗で処理をファイル送信処理に戻す。
一方、処理をステップS49に進める場合、指示MFPが記憶MFPでない場合である。この場合、指示MFPは、記憶MFPのいずれからもファイル送信完了信号または送信エラー信号のいずれも受信することがない。このため、ステップS49においては、代表MFPから一括送信完了信号を受信したか否かを判断する。一括送信完了信号を受信したならば処理をステップS45に進め、一括送信失敗信号を受信したならば処理をステップS48に進める。
図15は、記憶MFPで実行される請負送信処理の流れの一例を示す図である。請負送信処理は、指示MFPから送信指示情報を受信した記憶MFPであるMFP101,102それぞれのCPU111が、ファイル送受信プログラムを実行することにより、MFP101,102それぞれのCPU111により実行される処理である。
図15を参照して、MFP101,102それぞれのCPU111は、送信指示情報を受信するまで待機状態となっており(ステップS61でNO)、送信指示情報を受信すると(ステップS61でYES)、処理をステップS62に進める。すなわち、請負送信処理は、指示MFPから送信指示情報を受信することを条件に実行される処理である。
ステップS62においては、送信指示情報のうちから最初のファイル情報を処理対象として選択する。そして、選択したファイル情報に対応する記憶MFPが自装置か否かを判断する(ステップS63)。選択したファイル情報が含む格納場所情報の装置識別情報が、自装置の装置識別情報であれば、記憶MFPが自装置であると判断し、処理をステップS64に進め、そうでなければ処理をステップS65に進める。
ステップS64においては、選択したファイル情報のファイル名で特定されるファイルを、送信指示情報に含まれる送信先デバイスへの送信を開始する。そして、未処理のファイル情報が存在するか否かを判断し(ステップS65)、未処理のファイル情報が存在すれば処理をステップS66に進め、存在しなければ処理をステップS67に進める。ステップS66においては、次の未処理のファイル情報を選択し、処理をステップS63に戻す。
ステップS67〜ステップS73、ステップS76およびステップS77は、図14に示したステップS38〜ステップS44、ステップS46およびステップS47とそれぞれ同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS73において、自装置除くすべての記憶MFPからファイル送信完了信号を受信した場合は、すべての記憶MFPにおいてファイル送信が成功した場合である。この場合には、ステップS74においては、自装置が代表MFPか否かを判断し、代表MFPであればステップS75の処理を実行して処理を終了し、代表MFPでなければ処理を終了する。ステップS75においては、一括送信完了信号を指示MFPであるFMP100に送信する。
ステップS77の後に、処理をステップS78に進める場合は、記憶MFPのいずれかでファイル送信が失敗した場合である。この場合には、ステップS78においては、自装置が代表MFPか否かを判断し、代表MFPであればステップS79の処理を実行して処理を終了し、代表MFPでなければ処理を終了する。ステップS79においては、一括送信失敗信号を指示MFPであるMFP100に送信する。
以上説明したように、本実施の形態におけるファイル送受信システム1は、MFP100,101,102,103およびPC105のうち1つの指示MFPであるMFP100は、複数のMFP100,101,102,103およびPC105に記憶された複数のファイルのうちから送信の対象となる複数の送信ファイルを選択し、送信先デバイスとしてPC105の指定を受け付けると、複数の送信ファイルが記憶されている少なくとも2つの記憶デバイスであるMFP100,101,102それぞれに、送信ファイルを送信先デバイスに送信するための指示を送信する。このため、指示MFPであるMFP100が送信ファイルの選択と、送信先デバイスとしてPC105の指定とを受け付けると、記憶デバイスであるMFP100,101,102が記憶されたファイルをPC105に送信するので、単一の操作で、複数のMFP100,101,102,103およびPC105に記憶されているファイルを送信させることができる。
また、指示MFPであるMFP100は、複数の送信ファイルのうちサイズが最大の送信ファイルを記憶するMFP101を、記憶デバイスのうちから代表MFPとして選択し、MFP100,101,102のうち代表デバイス以外のMFP100、102は、送信先デバイスであるPC105に、ファイルを送信するとともに、ファイルの送信が成功した場合、代表デバイスであるMFP101にファイル送信完了信号を送信する。一方、代表デバイスであるMFP101は、MFP100,101,102すべてにおいて送信ファイルの送信が完了した場合、指示デバイスであるMFP100に一括送信完了信号を通知する。このため、指示MFPであるMFP100のユーザは、複数のファイルが送信先デバイスであるPC105に送信されたことを確認することができる。
また、記憶MFPであるMFP100,101,102のいずれか1つで送信ファイルの送信に失敗した場合、他のMFPが送信した送信ファイルが送信先デバイスであるPC105から削除される。このため、送信先デバイスであるPC105において、不要なファイルが記憶されないので記憶資源を有効に利用することができる。さらに、送信先デバイスであるPC105において、不要なファイルを削除する必要がなく、ユーザによるファイル管理が容易となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおけるファイル送受信システムの全体概要を示す図である。 MFPの外観を示す斜視図である。 MFPの機能の概要を示す機能ブロック図である。 指示MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。 初期画面を表示する操作パネルの平面図である。 ログイン画面を表示する操作パネルの平面図である。 (A)はファイル選択画面を表示する操作パネルの平面図であり、(B)はファイル情報を選択した後のファイル選択画面を示す図である。 送信先指定画面の一例を示す図である。 送信指示情報の一例を示す図である。 代表MFP以外の記憶MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。 代表MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。 指示MFPで実行されるファイル送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ファイル情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 一括送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 記憶MFPで実行される請負送信処理の流れの一例を示す図である。
符号の説明
1 ファイル送受信システム、2 ネットワーク、10 ユーザ認証部、13 ファイル情報取得部、15 送信ファイル選択部、17 代表MFP選択部、19 送信先指定部、23 送信指示情報生成部、25 送信指示情報送信部、31 送信指示情報受信部、32 送信管理部、33 ファイル送信部、34 ファイル送信結果受信部、35 ファイル送信結果送信部、36 送信ファイル削除依頼部、41 一括送信結果受信部、43 一括送信結果出力部、45 一括送信結果送信部、100〜102 MFP、105 PC、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部。

Claims (6)

  1. ネットワークに接続された複数のデバイスからなるファイル送受信システムであって、
    前記複数のデバイスのうち1つの指示デバイスは、
    前記複数のデバイスに記憶された複数のファイルのうちから送信の対象となる複数の送信ファイルを選択する選択手段と、
    前記複数のデバイスのうちから前記複数の送信ファイルの送信先となる送信先デバイスの指定を受け付ける送信先受付手段と、
    前記複数の送信ファイルが、前記複数のデバイスの少なくとも2つの記憶デバイスに記憶されている場合、前記少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれに対して、前記複数の送信ファイルのうち該記憶デバイスが記憶する送信ファイルを前記送信先デバイスに送信するための指示を送信する送信指示送信手段と、
    前記少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが前記送信ファイルの送信に失敗した場合、前記少なくとも2つの記憶デバイスのうち他の記憶デバイスが前記送信先デバイスに送信した送信ファイルを前記送信先デバイスから削除する削除手段と、を備えたファイル送受信システム。
  2. 前記指示デバイスは、前記送信先デバイスを識別するためのデバイス識別情報と、前記複数の送信ファイルを識別するための複数のファイル識別情報とを少なくとも含む送信指示情報を生成する送信指示情報生成手段とをさらに備え、
    前記送信指示送信手段は、前記少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれに前記送信指示情報を送信する、請求項1に記載のファイル送受信システム。
  3. 前記少なくとも2つの記憶デバイスそれぞれは、前記送信指示情報に含まれる前記送信先デバイスに、前記送信指示情報に含まれるファイル識別情報で特定されるファイルを送信するファイル送信手段と、
    前記ファイル送信手段による前記ファイルの送信が失敗した場合、前記少なくとも2つの記憶デバイスのうち自装置を除く記憶デバイスに送信エラー信号を送信する送信エラー信号送信手段と、
    前記少なくとも2つの記憶デバイスのいずれかから前記送信エラー信号を受信した場合、前記ファイル送信手段により送信されたファイルを削除する削除指示を前記送信先デバイスに送信する削除指示手段と、を含む請求項2に記載のファイル送受信システム。
  4. 前記指示デバイスは、前記少なくとも2つの記憶デバイスのうちから1つの代表デバイスを選択する代表デバイス選択手段をさらに備え、
    前記送信指示情報生成手段は、前記代表デバイスを識別するための装置識別情報をさらに含む送信指示情報を生成し、
    前記代表デバイスは、前記少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが前記送信ファイルの送信に失敗したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により失敗したと判断された場合、前記指示デバイスに送信に失敗したことを通知する送信失敗通知手段を含む、請求項3に記載のファイル送受信システム。
  5. 前記判断手段は、前記ファイル送信手段による前記ファイルの送信が失敗した場合、または、前記少なくとも2つの記憶デバイスのうち前記代表デバイスを除く他の記憶デバイスから前記送信エラー信号を受信した場合、前記少なくとも2つの記憶デバイスのいずれか1つの記憶デバイスが前記送信ファイルの送信に失敗したと判断する、請求項4に記載のファイル送受信システム。
  6. 前記指示デバイスは、ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、
    前記認証されたユーザがアクセス可能な複数のファイルに関する複数のファイル情報を前記複数のデバイスそれぞれから取得するファイル情報取得手段と、をさらに備え、
    前記選択手段は、前記取得された複数のファイル情報のいずれかを選択する指示を受け付ける選択指示受付手段を含む、請求項1に記載のファイル送受信システム。
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