JP2008037066A - 成形用積層シート及びシート成形容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、基材層(21)と多層シーラント層(27)とからなり、前記基材層(21)が非晶質ポリエチレンテレフタレート樹脂からなり、前記多層シーラント層(27)が環状ポリオレフィン樹脂層(23)とエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層(24)を含む共押出フィルムからなり、環状ポリオレフィン樹脂層(23)の厚みが10〜100μmの範囲内で、且つエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層(24)の厚みが5〜50μmの範囲内で、さらに総厚が100〜600μmの範囲内であることを特徴とする成形用積層シートである。
【選択図】図1
Description
する際は、容器外への不用意な内容物の流出を避けるために、シート成形容器側を底面側にして開封する必要があり、容器成形の形状が限定されるものであり、また、シート成形容器の底面を起立させた状態で容器側面を下にして自立させることができないものである。
体のキャップを必要としないことから、包材コスト及び容器製造コストが安価になり、また該容器内への内容物を充填し易く、生産効率を向上できる。また、本発明のシート成形容器は、ハーフカットを介してワンタッチで開封できるため、粘度の低い液体内容物であっても、液体の垂れや跳ねなどの発生がなく、開封時における内容物の不用意な流出を回避できて、取り扱いが容易である。
ート領域(1A、1A)を備えている。
口部(注出口)を容易に開放して、内容物を注出し易くすることができ、図6(c)に示すように、重ね合わせシールされたフランジ部の一部に形成された未シール領域(8)は、厚さ(c)(例えば、1.5mm程度)だけ、外側に折り出されている。
基材層の片面に、接着層として塗布膜厚2μmのドライラミネーション用接着剤を塗布し、多層シーラント層を共押し出しにて積層して、本発明の成形用積層シートを得た。
上記基本構成に基づいて、表1の実施例1〜実施例2に示す、基材層、多層シーラント層の各構成と各膜厚にて本発明に係る成形用積層シートを得た。
上記基本構成に基づいて、表1の比較例1〜比較例6に示す、基材層、多層シーラント層の各構成と各膜厚にて本発明に係る成形用積層シートを得た。
上記実施例1〜2及び比較例1〜6にて得られた各々成形用積層シートを用いて、図4
及び図5に示すような、15mlの内容物を充填可能な自立性を有するボトル形状のシート成形容器のサンプルを各々100個作成した。この時、内容物はシャンプーを15mlずつ成形インラインで充填した。尚、開封部のハーフカット線は、基材層の厚みの5割まで切れ目を入れる加工を行った。(1)成形適性・・・底R部分及び容器胴部の成形再現性を確認した。成形性良は○、不良は×とした。(2)外観評価・・・成形容器の透明性を目視で確認した。透明なものは○、濁っているものは×とした。(3)開封評価・・・ハーフカット線で幾度か折り曲げ、開封適性を確認した。開封できたものは○、開封不可は×、評価不可は−とした。(4)保存評価・・・充填品を50℃×2ヶ月間保存し、内容液の減少率を測定。初期内容量より5%未満は○、5%以上低減した場合は、保存性を×とした。評価不可は−とした。
上記評価手法による、実施例1〜2及び比較例1〜6の各評価結果を表2に示す。
1A・・・シート領域
2・・・シール用フランジ部(上部)
3・・・シール用フランジ部(側部)
4・・・収納用凹部
4A・・・注出口用の収納用凹部
5・・・底面部
6・・・胴面部
7・・・上面部
8・・・未シール領域
8a・・・縦方向の折目
8b・・・横方向の折目
10・・・成形用型
11・・・凹部
11A・・・注出口形状の凹部
12・・・成形用板
a・・・折目線
b・・・ハーフカット線
c・・・厚さ
21・・・基材層
22・・・接着層
23・・・環状ポリオレフィン樹脂層
24・・・エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層
25・・・ナイロン層
26・・・直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)層
27・・・多層シーラント層
28・・・接着層
29・・・印刷基材層
30・・・印刷層
Claims (8)
- 少なくとも、基材層と多層シーラント層とからなり、前記基材層が非晶質ポリエチレンテレフタレート樹脂からなり、前記多層シーラント層が環状ポリオレフィン樹脂層とエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を含む共押出フィルムからなり、環状ポリオレフィン樹脂層の厚みが10〜100μmの範囲内で、且つエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層の厚みが5〜50μmの範囲内で、さらに総厚が100〜600μmの範囲内であることを特徴とする成形用積層シート。
- 前記多層シーラント層の最内層が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)層であることを特徴とする請求項1記載の成形用積層シート。
- 前記多層シーラント層がナイロン層を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の成形用積層シート。
- 前記ナイロン層がナイロンMXD6(メタキシレンジアミン(MXDA)とアジピン酸との重縮合反応から得られる結晶性のポリアミド)であることを特徴とする請求項3記載の成形用積層シート。
- 折目線を介して両側に線対称形の各々シート領域を備えた成形用積層シートに該シートの四方周囲にシール用フランジ部を残して立体成形された各々収納用凹部を備え、該シール用フランジ部と各々収納用凹部を折目線を介して重ね合わせ、前記シール用フランジ部の重ね合わせ面を密封シールしたシート成形容器であって、前記密封シールされるシール用フランジ部の内、内容物の取出口となる個所に収納用凹部側から延設した未シール領域が設けられ、シート成形容器の底面部が折目線を中心線とする平坦面を呈して自立可能であることを特徴とするシート成形容器。
- 前記密封されるシール用フランジ部の内、前記未シール領域を挟んで両側のシール用フランジ部と未シール領域の上周部とに亘って、ハーフカット線が施され、開封時には、前記ハーフカット線を折り曲げて該フランジ部と該未シール領域の上周部とを切除し、容器開封できるようにしたことを特徴とする請求項5記載のシート成形容器。
- 前記密封されるシール用フランジ部の内、前記未シール領域を挟んで両側のシール用フランジ部と未シール領域に亘って、ハーフカット線が施され、開封時には、前記ハーフカット線を折り曲げて該フランジ部と該未シール領域とを切除し、容器開封できるようにしたことを特徴とする請求項5記載のシート成形容器。
- 請求項5乃至7のいずれか1項記載のシート成形容器であって、液体内容物の1回使い切り容器又は使い捨て容器として用いることを特徴とするシート成形容器。
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