JP2008025216A - 排水トラップ配管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1排水管3とトラップ本体4とを、水密部材のみを介して水密的に接続し、槽体1とトラップ本体4との位置決めを行うために、槽体1下部から下方へ向かって延出構成される凸部9と、トラップ本体の上部に、凸部9と合致する凹部10を構成した。更に、槽体1が取り付け設置される壁面に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、かつ排出口7と接続される第2排水管11を、壁面方向へ屈曲させて下水管と接続する構成とした。
【選択図】図2
Description
図18乃至図20に図示した従来例の排水トラップ配管は、以下に記載する槽体、第1排水管、トラップ本体、排出口、第2排水管から構成される。
槽体は、具体的には洗面ボウルや浴槽などの箱体であって、底面には排水用の排水口が開口され、取り付け金具などを用いて壁面に取り付けられる。
第1排水管は、前記槽体の排水口から後述するトラップ本体までに接続される管体であっる。
トラップ本体は、第1排水管に接続される箱体であって、内部に封水と呼ばれる排水を常時貯水することで、下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流することがない。尚、本従来例ではトラップ本体を上部と下部の2分割の箱体から構成し、前記排水口からトラップ本体内へ垂下挿入して構成される封水筒を備え、当該封水筒下端から、後記する排出口下端までの高さに貯留する封水によって、下水管からの臭気や害虫の逆流を防ぐ。
排出口は、トラップ本体内の排水をトラップ本体外へ排出する管体であって、トラップ本体側面に延出構成される。
第2排水口は、排出口に接続される管体であって、最終的には壁面内に構成された下水管へと接続される。
壁面に槽体を取り付け固定し、槽体の排水口に第1排水管を接続する。その後、第1排水管下端に、予め封水筒を内部に組み立てられたトラップ本体をナット等により接続する。そして、トラップ本体の排出口に第2排水管をナットにより接続したうえで、壁面内に配置されている下水管の開口に、第2排水管を挿入・接続する。尚、この下水管に第2排水管を接続する際は、予め設定されて開口された壁面の下水管に、トラップ本体の排出口から延出された第2排水管を挿入しなくては成らないため、排出口からの第2排水管については、下水管にきちんと接続できるよう、トラップ本体の排出口の向きを壁面側(後方側)にくるよう微調整を行ったり、下水管と第2排水管の位置あわせや寸法カットなどを行ってから両者の接続を行う。このようにして施工・組み立ては終了する。
槽体に排水が発生すると、槽体の排水口から排水が槽体外へ排出される。その後、排水口から第1排水管を介し、トラップ本体内へと流入する。トラップ本体内の排水は封水筒を通過して排出口からトラップ本体外へ排水される。また、排出口には第2排水管が接続されているので、排出口からの排水は第2排水管へ排出され、最終的には第2排水管から下水管へと排水される。
槽体並びに第1排水管、トラップ本体等を施工する際に、壁面に開口された下水管にトラップ本体の排出口から延出される第2排水管を接続しなければならないが、この作業には下水管の開口位置が予め設定され開口しているので、それに併せて第2排水管並びにそれに付随するトラップ本体などの接続作業を行わなければならない。この接続作業は非常に困難で緻密な作業を要することが多く、例えば、トラップ本体の排出口の向きを下水管の開口側へ向けて調整したり、第2排水管をトラップ本体の排出口から下水管までの長さにカットして微調整を行う。このようにすることで、良い具合に第2排水口が下水管へ接続する事ができる。このような施工・組み立て作業は、施工や組み立てを行う作業者にとっては非常に煩わしい作業であった。
また、第2排水管は通常、排水を下水管へと排水するために勾配(以下、「排水勾配」という)を設定しなければならないが、このように第2排水管に勾配を設定しようとすると、施工時に勾配を設定しながら配管せねばならず、場合によっては下水管の開口とトラップ本体の排出口の位置関係上、第2排水管の排水勾配が逆勾配となってしまったり、施工者が不慣れであったり初心者であったりして第2排水管が逆勾配となってしまうことがあり、排水の逆流や、排水が円滑に排水できない、といった問題が発生していた。
また、従来のように下水管が壁面内に配置されているような排水トラップ配管では、トラップ本体の排出口を壁面側に対面するよう配置しているため、第1排水管とトラップ本体との高さ調節は可能であるが、トラップ本体の排出口から下水管の横方向の微調整は両者を第2排水管によって直接的に接続していることより、不可能であった。
また、槽体は従来キャビネットと呼ばれる、内部に収納物を収納できる収納空間を備えたキャビネットに取り付けられることが多かったが、最近では室内全体の意匠性向上や意匠調和の傾向から、キャビネットレスの槽体が主流である。このような槽体においては、第1排水管や第2排水管、トラップ本体が室内側へ露出してしまうので、特にこのような第1・第2排水管や排水トラップが外部に露出してしまうような排水配管においては、排水管や排水トラップ自体の意匠性を向上させなければならなかった。
また、特に図19に示した従来例であれば、第2排水管の中心軸をずらして下水管との接続調整を行うものもあるが、このような配管であれば第2排水管の中心軸のずれ幅分の位置調整しか出来ないので、ずれ幅以上の位置ずれや、ずれ幅より極小な位置ずれには対応することができなかった。
1.組み立て・施工する際に、非常に簡単に施工できること。
2.組み立て・施工する際に、排出口の方向の位置決めが容易であること。
3.第2排水管と下水管開口の位置調整が簡単にできること。
4.第2排水管が逆勾配になったりしないこと。
5.第1排水管、第2排水管と排水トラップ配管の意匠性が良いこと。
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、から構成される排水トラップ配管において、前記槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成したことを特徴とする排水トラップ配管である。
請求項1に記載の本発明は、第1排水管3とトラップ本体4とを、水密部材18のみを介して水密的に接続することができるので、従来例と比較して、第1排水管3とトラップ本体4の接続をナット等で接続する必要がないので、本排水トラップ配管を施工する際も第1排水管3をカットするのみで終了するので、極めて簡単に施工することができる。
請求項2に記載の本発明は、槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成したことで、槽体1に対しトラップ本体4の排出口7の方向の位置決めを予め設定することができ、排水トラップ配管の施工・組み立てが簡単となる。
請求項3に記載の本発明は、前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、かつ排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続する構成としたことから、下水管16の開口に対してトラップ本体4の高さ方向の調整及び横方向の調整が可能となる。
請求項4に記載の本発明は、トラップ本体4の排出口7に切り込み溝8を構成し、更に、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、且つ、当該第2排水管11のフラット面13に合致するC字状のスナップリング14を構成して、前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12のフラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができるようになる。
請求項5に記載の本発明は、前記第1排水管3とトラップ本体4とを、水密部材18のみを介して水密的に接続させるとともに、前記槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成し、前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続させるとともに、且つ、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12フラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができるようにしたことから、本排水トラップ配管を施工する際も第1排水管3をカットするのみで終了するので、極めて簡単に施工することができる上、槽体1に対しトラップ本体4の排出口7の方向の位置決めを予め設定することができ、排水トラップ配管の施工・組み立てが簡単となり、下水管16の開口に対してトラップ本体4の高さ方向の調整及び横方向の調整が可能となるうえ、第2排水管11の勾配角度の設定ができるようになる。
請求項6に記載の本発明は、槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成し、前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続させるとともに、且つ、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12のフラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができることから、槽体1に対しトラップ本体4の排出口7の方向の位置決めを予め設定することができ、排水トラップ配管の施工・組み立てが簡単となり、下水管16の開口に対してトラップ本体4の高さ方向の調整及び横方向の調整が可能となるうえ、第2排水管11の勾配角度の設定ができるようになる。
請求項7に記載の本発明は、槽体1下方からトラップ本体4までの高さ部分に、ジョイント部材15を介装して隙間を埋めることで、槽体1下方からトラップ本体4までの高さ方向の隙間がなくなるため、槽体1及び排水トラップ配管の意匠性が向上する。
請求項8に記載の本発明は、ジョイント部材15を弾性部材としたことから、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の隙間が無くなるため、槽体1及び排水トラップ配管の意匠性が向上すると共に、ジョイント部材15が弾性部材なため、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の寸法誤差が発生しても、弾性部材により吸収することができるため、施工性も向上することができる。
請求項9に記載の本発明は、ジョイント部材15を槽体1から垂下して構成される筒状部材としたことから、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の隙間が無くなるため、槽体1及び排水トラップ配管の意匠性が向上すると共に、ジョイント部材15が筒状部材なため、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の寸法誤差が発生しても、筒状部材により吸収することができるため、施工性も向上することができる。
請求項10に記載の本発明は、ジョイント部材15を、トラップ本体4から上方へ延出して構成される筒状部材としたことから、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の隙間が無くなるため、槽体1及び排水トラップ配管の意匠性が向上すると共に、ジョイント部材15が筒状部材なため、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向の寸法誤差が発生しても、筒状部材により吸収することができるため、施工性も向上することができる。
図1乃至図10に図示した本実施例の排水トラップ配管は、以下に記載する槽体1、第1排水管3、トラップ本体4、排出口7、第2排水管11、スナップリング14から構成される。
槽体1は、図3乃至図5に示したように、具体的には洗面ボウルや浴槽などの箱体であって、底面には排水用の排水口2が開口され、取り付け金具などを用いて壁面17に取り付けられる。また、槽体1下面には、円筒形状の凸部9が下方へ垂下して構成されている。
第1排水管3は、前記槽体1の排水口2から後述するトラップ本体4までに接続される管体である。
トラップ本体4は、図1乃至図2に示したように、第1排水管3に接続される箱体であって、内部に封水部6と呼ばれる排水を常時貯水することで、下水側からの臭気や害虫が室内側へと逆流することがない。尚、本従来例ではトラップ本体4を上部と下部の2分割の箱体から構成し、前記排水口2から第1排水管3を介しトラップ本体4内へ垂下挿入して構成される封水筒5を備え、当該封水筒5下端から、後記する排出口7下端までの高さに貯留する封水部6によって、下水管16からの臭気や害虫の逆流を防ぐ。また、トラップ本体4の上面には、前記槽体1の凸部9に合致する形状(円筒状)の凹部10が構成される。なお、当該凹部10は、後述する排出口7の中心軸が壁面17と略平行となるように位置決めできる箇所に構成される。本実施例では、トラップ本体4の上面視排出口7と対峙する箇所に凹部10を構成する。
排出口7は、トラップ本体4内の排水をトラップ本体4外へ排出する管体であって、トラップ本体4側面に延出構成される。本実施例では上記のように、排出口7の中心軸が、槽体1の取り付けられている壁面17と平行となるよう配置される。また、排出口7は図7に示したように、上面及び下面の2箇所に後述するスナップリング14が挿入される切り込み溝8を構成している。尚、当該切り込み溝8は、排出口7の外周面であって、排出口7の中心軸に対し側面へ向かって切り込み状の溝を構成している。
第2排水管11は、排出口7に接続される管体であって、最終的には壁面17内に構成された下水管16へと接続される。また、本実施例では、図5に示すように第2排水管11は屈曲して構成されている。また、図6に示すように、第2排水管11の外周面には、円周に沿って構成される複数の凹溝12を構成する。尚、当該凹溝12には、第2排水管11が施工時に上面及び下面となる2箇所に、フラット面13を構成して成る。
スナップリング14は、図8に示すように、少なくとも前記切り込み溝8及び凹溝12の幅を有するC字状のリングであり、そのリング内径の側方2箇所にフラット面13を構成する。
尚、本実施例では、排出口7に第2排水管11を挿入してスナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込むことで、スナップリング14のフラット面13と第2排水管11のフラット面13が合致するように嵌め込まれ接続される。このとき、排出口7には上面及び下面の2箇所に切り込み溝8を構成しているため、スナップリング14は排出口7の側方からのみ差し込めない。また、第2排水管11のフラット面13と、スナップリング14のフラット面13は接続時合致しないとスナップリング14が排出口7及び第2排水管11に差し込めないようになっているため、排出口7に対して側方にしか差し込めないスナップリング14のフラット面13にあわせて第2排水管11のフラット面13を配管しておかなければならない。そうすると、第2排水管11の上部及び下部に構成された第2排水管11も必然的に排出口7の切り込み溝8に併せて位置決めして配管しておかなければならず、この状態でようやくスナップリング14が切り込み溝8に挿入することができ、それにスナップリング14のフラット面13と第2排水管11のフラット面13は合致することができ、第2排水管11と排出口7の両者は接続することが出来る。尚、第2排水管11は排出口7に対して、前述したように位置決めされてからしか接続されない。従って、排出口7の切り込み溝8及び第2排水管11のフラット面13の位置、スナップリング14のフラット面13の位置を、予め第2排水管11に排水勾配が付与されるように設計配置しておけば、第2排水管11を排出口7に接続するだけで排水勾配を位置決め設定することができるので、第2排水管11を施工時にわざわざ排水勾配を設定せずに配管することができる。
壁面17に槽体1を取り付け固定し、槽体1の排水口2に第1排水管3を接続する。その後、第1排水管3下端に、予め封水筒5を内部に組み立てられたトラップ本体4をナット等により接続する。図1のように第1排水管3の高さが高くても、図2のように、第1排水管3の長さを適宜箇所でカットして、高さ方向の調整を行う。このように、下水管16開口と排出口7との高さ方向を最適な高さとなるよう予め調整しておく。更に、槽体1から垂下して構成される凸部9に、トラップ本体4の凹部10が合致して、トラップ本体4の排出口7が位置決めされて接続される。そして、図3乃至図5に示すように、当該排出口7は、槽体1が取り付けられる壁面17に対し中心軸が略平行となるよう配置される。
そして、図9(a)に示したようにトラップ本体4の排出口7に第2排水管11を挿入する。このとき、第2排水管11の凹溝12側端部を排出口7へと挿入する。そして、第2排水管11が下水管16へと挿入できるように、凹溝12側端部をカットすることで行うことで水平方向の位置あわせを行う。そうすると、第2排水管11は壁面17方向へ屈曲されていることから、壁面17の下水管16と接続することが出来る。トラップ本体4の排出口7の中心軸を壁面17と平行となるよう構成したので、第2排水管11の排出口7接続端部側を適宜長さにカットすることで、下水管16の開口に対して水平方向の位置調整を行うことができる。
そして、図9(b)に示したように、排出口7の切り込み溝8にスナップリング14を挿入する。このとき、図10のように切り込み溝8に挿入されたスナップリング14は、排出口7内の第2排水管11の凹溝12に合致するよう挿入される。そして、凹溝12の2面のフラット面13に、スナップリング14のフラット面13がスライドして合致するように取り付けられる。このように、第2排水管11とスナップリング14のフラット面13を合致させるようにしたため、上下方向の位置決めを行うことが可能となるし、スナップリング14と第2排水管11のフラット面13が合致することにより、逆勾配にならないよう接続することができるので、施工時にわざわざ第2排水管11の排水勾配を設定して配管しなくても良くなり、施工性が向上した。このようにして施工・組み立ては終了する。
槽体1に排水が発生すると、槽体1の排水口2から排水が槽体1外へ排出される。その後、排水口2から第1排水管3を介し、トラップ本体4内へと流入する。トラップ本体4内の排水は封水筒5を通過して排出口7からトラップ本体4外へ排水される。また、排出口7には第2排水管11が接続されているので、排出口7からの排水は第2排水管11へ排出され、最終的には第2排水管11から下水管16へと排水される。
また、例えば図11乃至図12に示したように、槽体1の下部から下方へ、筒状のジョイント部材15を立設して、トラップ本体4から槽体1の高さとなるよう構成しても良い。このような構成にすると、槽体1からトラップ本体4までの高さが遮蔽されるので、意匠性がよい。特に、キャビネットを有さない槽体1などであれば、特にその効果を発揮する。
また、ジョイント部材15は、トラップ本体4から立設する以外に、例えば図15乃至図16に示したように、槽体1から下方に垂下して構成したり、さらには、スポンジやゴムなどの弾性部材から構成しても構わない。このとき、ジョイント部材15はカットすることや、自身が収縮・延長することで、槽体1からトラップ本体4の高さ方向の調整があっても、その調整に併せてジョイント部材15も調整できるので、槽体1からトラップ本体4までの高さ方向に隙間が発生することが無いので、槽体1の意匠性が良くなる。
例えば前記実施例では、凸部を槽体から下方に垂下して構成し、それに合致する凹部をトラップ本体上部に構成しているが、例えば、トラップ本体上部から上方へ延出して構成される凸部とし、更にその凸部に合致する凹部を槽体下面に構成しても構わない。両構成ともに、排出口を位置決めする構成であるため、特に問題はない。
2 排水口
3 第1排水管
4 トラップ本体
5 封水筒
6 封水部
7 排出口
8 切り込み溝
9 凸部
10 凹部
11 第2排水管
12 凹溝
13 フラット面
14 スナップリング
15 ジョイント部材
16 下水管
17 壁面
18 水密部材
19 床面
Claims (10)
- 底部に排水口2を開口した槽体1と、
排水口2から垂下して構成される第1排水管3と、
第1排水管3に備えられる、内部に封水部6を備えるトラップ本体4と、
トラップ本体4内部の排水を下水管16へと排出するための排出口7と、
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、
から構成される排水トラップ配管において、
前記第1排水管3とトラップ本体4とを、水密部材18のみを介して水密的に接続することを特徴とする排水トラップ配管。 - 底部に排水口2を開口した槽体1と、
排水口2から垂下して構成される第1排水管3と、
第1排水管3に備えられる、内部に封水部6を備えるトラップ本体4と、
トラップ本体4内部の排水を下水管16へと排出するための排出口7と、
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、
から構成される排水トラップ配管において、
前記槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、
前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成したことを特徴とする排水トラップ配管。 - 底部に排水口2を開口した槽体1と、
排水口2から垂下して構成される第1排水管3と、
第1排水管3に備えられる、内部に封水部を備えるトラップ本体4と、
トラップ本体4内部の排水を下水管16へと排出するための排出口7と、
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、
から構成される排水トラップ配管において、
前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、
かつ排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続する構成としたことを特徴とする排水トラップ配管。 - 前記トラップ本体4の排出口7に切り込み溝8を構成し、
更に、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、
且つ、当該第2排水管11のフラット面13に合致するC字状のスナップリング14を構成して、
前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12のフラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができることを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水トラップ配管。 - 底部に排水口2を開口した槽体1と、
排水口2から垂下して構成される第1排水管3と、
第1排水管3に備えられる、内部に封水部6を備えるトラップ本体4と、
トラップ本体4内部の排水を下水管16へと排出するための排出口7と、
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、
から構成される排水トラップ配管において、
前記第1排水管3とトラップ本体4とを、水密部材18のみを介して水密的に接続させるとともに、
前記槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、
前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成し、
前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続させるとともに、
且つ、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、
前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12フラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができることを特徴とする排水トラップ配管。 - 底部に排水口2を開口した槽体1と、
排水口2から垂下して構成される第1排水管3と、
第1排水管3に備えられる、内部に封水部6を備えるトラップ本体4と、
トラップ本体4内部の排水を下水管16へと排出するための排出口7と、
排出口7に接続されて最終的には下水管16へと接続される第2排水管11と、
から構成される排水トラップ配管において、
前記槽体1下部から下方へ向かって若しくは前記トラップ本体4上部から上方へ向かって、のいずれか一方から延出構成される凸部9と、
前記トラップ本体4の上部又は槽体1下方のいずれか一方に、前記凸部9と合致する凹部10を構成し、
前記槽体1が取り付け設置される壁面17に対し、トラップ本体4の排出口7の中心軸の方向が略平行となるよう構成し、排出口7と接続される第2排水管11を、壁面17方向へ屈曲させて下水管16と接続させるとともに、
且つ、前記排出口7に接続される第2排水管11外周に、第2排水管11の外周面の少なくとも一部がフラット面13となる凹溝12を構成するとともに、
前記排出口7に第2排水管11を差し込み挿入した際に、スナップリング14を排出口7の切り込み溝8に差し込んだ際には、第2排水管11の凹溝12フラット面13にスナップリング14が嵌め込まれることで、第2排水管11の勾配角度の設定ができることを特徴とする排水トラップ配管。 - 前記槽体1下方からトラップ本体4までの高さ部分に、ジョイント部材15を介装して隙間を埋めることを特徴とする前記請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の排水トラップ配管。
- 前記ジョイント部材15を弾性部材としたことを特徴とする前記請求項7に記載の排水トラップ配管。
- 前記ジョイント部材15を槽体1から垂下して構成される筒状部材としたことを特徴とする前記請求項7に記載の排水トラップ配管。
- 前記ジョイント部材15を、トラップ本体4から上方へ延出して構成される筒状部材としたことを特徴とする前記請求項7に記載の排水トラップ配管。
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