[go: up one dir, main page]

JP2008017905A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008017905A
JP2008017905A JP2006190270A JP2006190270A JP2008017905A JP 2008017905 A JP2008017905 A JP 2008017905A JP 2006190270 A JP2006190270 A JP 2006190270A JP 2006190270 A JP2006190270 A JP 2006190270A JP 2008017905 A JP2008017905 A JP 2008017905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
cushion
link arm
rear direction
vehicle seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006190270A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Wada
敏尚 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006190270A priority Critical patent/JP2008017905A/ja
Publication of JP2008017905A publication Critical patent/JP2008017905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】車両用シートの使い勝手を向上させることが可能な車両用シート装置を提供する。
【解決手段】車両用シート装置10では、シートバック16が前傾姿勢へ移動されると、これに連動してシートクッション18のクッション前端部18Aの位置がリンク機構14によってシート前後方向後側に移動される。従って、車両用シート12がウォークイン形態とされているときには、シートクッション18のクッション長が短縮されるので、この車両用シート12のシート前後方向前側への移動量を拡大できる。一方、シートバック16が後傾姿勢へ移動されると、これに連動してシートクッション18のクッション前端部18Aの位置がリンク機構14によってシート前後方向前側に移動される。従って、車両用シート12がリクライニング形態とされたときには、シートクッション18のクッション長が伸長されるので、着座者の足のレストスペースを拡大できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート装置に係り、特に、シート前後方向のクッション長を変更可能なシートクッションを備えて構成された車両用シート装置に関する。
従来、この種の車両用シート装置としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の例では、シートクッションの前部がシートクッションの前進と連動して回動されるように構成されている。
特開2000−333764号公報
しかしながら、特許文献1に記載の例では、シートクッションを前進させたときには常にシートクッションの前部が回動される。このため、車両用シートを着座形態で使用する場合に、シートクッションのクッション長を確保した状態で車両用シートを前進させることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両用シートの使い勝手を向上させることが可能な車両用シート装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用シート装置は、クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、前記シートクッションに対して起立姿勢と前傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、前記シートバックの起立姿勢から前傾姿勢への移動に連動して前記クッション前端部の位置をシート前後方向後側に移動させるための前端部位置移動機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置が前端部位置移動機構によってシート前後方向後側に移動される。
従って、シートバックが前傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるウォークイン形態とされているときには、シートクッションのクッション長が短縮されるので、この車両用シートのシート前後方向前側への移動量を拡大できる。これにより、この車両用シートよりもシート前後方向後側のウォークインスペースを十分に確保できる。
また、請求項1に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢とされているときには、シートクッションのクッション長が十分に確保された状態に維持される。従って、シートバックが起立姿勢とされて車両用シートがいわゆる着座形態とされているときには、車両用シートをシート前後方向前側に移動させても、シートクッションのクッション長を十分に確保できる。
このように、請求項1に記載の車両用シート装置によれば、車両用シートがウォークイン形態とされたときのウォークインスペースの確保と、車両用シートが着座形態とされてシート前後方向前側に移動されたときのシートクッションのクッション長の確保とを両立させることができる。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
また、前記課題を解決するために、請求項2に記載の車両用シート装置は、クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、前記シートクッションに対して起立姿勢と後傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、前記シートバックの起立姿勢から後傾姿勢への移動に連動して前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるための前端部位置移動機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置が前端部位置移動機構によってシート前後方向前側に移動される。
従って、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされたときには、クッション前端部の位置がシート前後方向前側に移動されることでシートクッションのクッション長が伸長されるので、着座者の足のレストスペースを拡大できる。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
また、前記課題を解決するために、請求項3に記載の車両用シート装置は、シート操作部と、前記シート操作部のシート前後方向後側でシート前後方向に移動可能に設けられ、クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、前記シートクッションが前記シート前後方向後側へ移動されることに伴って、前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるための前端部位置移動機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の車両用シート装置では、シートクッションがシート前後方向後側へ移動されると、これに伴って、例えば、クッション前端部とシート操作部との距離が一定に保たれるように、シートクッションのクッション前端部の位置が前端部位置移動機構によってシート前後方向前側に移動される。
従って、例えば、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされたときに、このシートバックの移動に伴ってシートクッションがシート前後方向後側へ引き込まれても、クッション前端部とシート操作部との距離を一定に保つことができる。
これにより、車両用シートがリクライニング形態とされても、着座形態のときと同様に、操作者の手をクッション前端部によって上側からシート操作部に誘導することができる(車両用シートの使用形態にかかわらず同様の操作性を維持できる)。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
請求項4に記載の車両用シート装置は、請求項3に記載の車両用シート装置において、前記シートクッションに対して起立姿勢と後傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックを備え、前記前端部位置移動機構は、前記シートバックの起立姿勢から後傾姿勢への移動に連動して前記シートクッションをシート前後方向後側へ移動させる一方で前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、このシートバックの移動に連動して前端部位置移動機構がシートクッションをシート前後方向後側へ移動させると共にシートクッションのクッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させる。
従って、車両用シートをリクライニング形態とする際に、シートクッション及びクッション前端部の位置を移動させるための特別な操作が不要である(シートバックを後傾姿勢とするだけのワンアクションで済む)。これにより、車両用シートの使い勝手がより向上する。
請求項5に記載の車両用シート装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両用シート装置において、前記前端部位置移動機構は、前記シートクッションの前端側に設けられて、車体フロアに対して揺動可能に連結された第一リンクアームと、前記第一リンクアームの揺動端側と前記シートバックの揺動端側を連結する第二リンクアームと、前記シートクッションの前端側に設けられて、前記第二リンクアームに揺動可能に連結され、前記第二リンクアームとの連結部を支点とした揺動に伴って前記クッション前端部をシート前後方向に移動可能に構成された第三リンクアームと、前記第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部と、前記第一リンクアームの揺動端側に設けられて、前記係止部が移動自在に係止され、前記第一リンクアームの揺動に伴って前記第三リンクアームを揺動させる長手状の被係止部と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、請求項1に記載の車両用シート装置に適用された場合に次の如く動作する。
すなわち、シートバックが起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、その揺動端側がシートバックの揺動端側に第二リンクアームを介して連結された第一リンクアームが車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向前側へ揺動する。
また、この第一リンクアームの揺動端側に設けられた長手状の被係止部には、上述の第二リンクアームに揺動可能に連結された第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部が移動可能に係止されている。従って、上述の第一リンクアームの揺動に伴って、係止部が被係止部の長手方向一方側に移動したときには、シートクッションの前端側に一体的に設けられた第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として一方側へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部がシート前後方向後側へ引き込まれた状態となる。
このように、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、シートバックが前傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるウォークイン形態とされているときには、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置をシート前後方向後側に移動させる。
また、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、請求項2に記載の車両用シート装置に適用された場合に次の如く動作する。
すなわち、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、その揺動端側がシートバックの揺動端側に第二リンクアームを介して連結された第一リンクアームが車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向後側へ揺動する。
また、上述の第一リンクアームの揺動に伴って、係止部が被係止部の長手方向他方側に移動したときには、シートクッションの前端側に一体的に設けられた第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として他方側へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部がシート前後方向前側へ押し出された状態となる。
このように、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされたときには、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させる。
さらに、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、請求項3に記載の車両用シート装置に適用された場合に次の如く動作する。
すなわち、シートクッションがシート操作部から離れるようにシート前後方向後側へ移動されると、第一リンクアームが、車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向後側へ揺動し、これに伴って、係止部が被係止部の長手方向他方側に移動する。
また、係止部が被係止部の長手方向他方側に移動すると、シートクッションの前端側に一体的に設けられた第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として他方側へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部とシート操作部との距離が一定に保たれるように、シートクッションのクッション前端部の位置がシート前後方向前側へ押し出される。
このように、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、例えば、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされた場合に、このシートバックの移動に伴ってシートクッションがシート前後方向後側へ引き込まれたときには、例えば、クッション前端部とシート操作部との距離が一定に保たれるように、このシートクッションの移動に連動してクッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させる。
また、請求項5に記載の車両用シート装置の前端部位置移動機構は、請求項4に記載の車両用シート装置に適用された場合に次の如く動作する。
すなわち、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、その揺動端側がシートバックの揺動端側に第二リンクアームを介して連結された第一リンクアームが車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向後側へ揺動する。これにより、上述の如く、係止部を被係止部の長手方向他方側に移動させることができる。
さらに、前記課題を解決するために、請求項6に記載の車両用シート装置は、クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、前記シートクッションに対して起立姿勢と傾斜姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、前記シートクッションの前端側に設けられて、車体フロアに対して揺動可能に連結された第一リンクアームと、前記第一リンクアームの揺動端側と前記シートバックの揺動端側を連結する第二リンクアームと、前記シートクッションの前端側に設けられて、前記第二リンクアームに揺動可能に連結され、前記第二リンクアームとの連結部を支点とした揺動に伴って前記クッション前端部をシート前後方向に移動可能に構成された第三リンクアームと、前記第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部と、前記第一リンクアームの揺動端側に設けられて、前記係止部が移動自在に係止され、前記第一リンクアームの揺動に伴って前記第三リンクアームを揺動させる長手状の被係止部と、を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の車両用シート装置では、例えば、シートバックが起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、その揺動端側がシートバックの揺動端側に第二リンクアームを介して連結された第一リンクアームが車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向前側へ揺動する。
また、この第一リンクアームの揺動端側に設けられた長手状の被係止部には、上述の第二リンクアームに揺動可能に連結された第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部が移動可能に係止されている。従って、上述の第一リンクアームの揺動に伴って、係止部が被係止部の長手方向一方側に移動したときには、シートクッションの前端側に一体的に設けられた第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として一方側へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部がシート前後方向後側へ引き込まれた状態となる。
このように、請求項6に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置が前端部位置移動機構によってシート前後方向後側に移動される。
従って、シートバックが前傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるウォークイン形態とされているときには、シートクッションのクッション長が短縮されるので、この車両用シートのシート前後方向前側への移動量を拡大できる。これにより、この車両用シートよりもシート前後方向後側のウォークインスペースを十分に確保できる。
また、請求項6に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢とされているときには、シートクッションのクッション長が十分に確保された状態に維持される。従って、シートバックが起立姿勢とされて車両用シートがいわゆる着座形態とされているときには、車両用シートをシート前後方向前側に移動させても、シートクッションのクッション長を十分に確保できる。
このように、請求項6に記載の車両用シート装置によれば、車両用シートがウォークイン形態とされたときのウォークインスペースの確保と、車両用シートが着座形態とされてシート前後方向前側に移動されたときのシートクッションのクッション長の確保とを両立させることができる。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
また、請求項6に記載の車両用シート装置では、例えば、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、その揺動端側がシートバックの揺動端側に第二リンクアームを介して連結された第一リンクアームが車体フロアとの連結部を支点としてシート前後方向後側へ揺動する。
また、上述の第一リンクアームの揺動に伴って、係止部が被係止部の長手方向他方側に移動したときには、シートクッションの前端側に一体的に設けられた第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として他方側へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部がシート前後方向前側へ押し出された状態となる。
このように、請求項6に記載の車両用シート装置では、シートバックが起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、このシートバックの移動に連動してシートクッションのクッション前端部の位置が前端部位置移動機構によってシート前後方向前側に移動される。
従って、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされたときには、クッション前端部の位置がシート前後方向前側に移動されることでシートクッションのクッション長が伸長されるので、着座者の足のレストスペースを拡大できる。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
なお、請求項6に記載の車両用シート装置では、各構成が次の如く動作しても良い。すなわち、シートクッションがシート操作部から離れるようにシート前後方向後側へ移動された場合に、上述の如く、第三リンクアームが第二リンクアームとの連結部を支点として他方側へ揺動されるが、この場合に、例えば、クッション前端部とシート操作部との距離が一定に保たれるように、シートクッションのクッション前端部の位置がシート前後方向前側へ押し出されるように動作しても良い。
従って、このように構成すれば、例えば、シートバックが後傾姿勢とされて車両用シートがいわゆるリクライニング形態とされたときに、このシートバックの移動に伴ってシートクッションがシート前後方向後側へ引き込まれても、クッション前端部とシート操作部との距離を一定に保つことができる。
これにより、車両用シートがリクライニング形態とされても、着座形態のときと同様に、操作者の手をクッション前端部によって上側からシート操作部に誘導することができる(車両用シートの使用形態にかかわらず同様の操作性を維持できる)。この結果、車両用シートの使い勝手が向上する。
以上詳述したように、本発明によれば、車両用シートの使い勝手が向上する。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1乃至図8には、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10が示されている。なお、これらの図において、矢印Frは、車両前後方向前側、矢印Upは、車両上下方向上側をそれぞれ示している。
本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10は、例えば、ミニバン等の車両の二列目の後席として好適に用いられるものである。この車両用シート装置10は、車両用シート12と、リンク機構14と、を主要な構成として備えている。
車両用シート12は、シートバック16と、シートクッション18と、ロアアーム20と、を有して構成されている。
シートバック16は、ロアアーム20に設けられた支持部22に連結部24によって連結されている。また、このシートバック16は、ロアアーム20の支持部22に設けられた図示しないリクライニング機構によって任意の角度に調整できるようになっている。
シートクッション18は、後述するリンク機構14のクッションフレーム28を介してシートバック16に接続されている。また、このシートクッション18は、後に詳述するように、クッション前端部18Aの位置をクッション後端部18Bに対してシート前後方向(車両前後方向)に移動可能に構成されている。
ロアアーム20は、上述のシートバック16及びシートクッション18を車体フロアに設けられたスライドレール26に対してシート前後方向(車両前後方向)に移動自在に支持している。
リンク機構14は、クッションフレーム28と、ヒンジブラケット30と、ブラケット32と、フロントリンク34と、を有して構成されている。
クッションフレーム28は、側面視L字状に構成されている。また、このクッションフレーム28は、その長手方向一端側が、シートバック16の支持部22との連結部24よりも上側の部分に連結部36によって回動可能に連結され、その長手方向他端側が、上述のシートクッション18に一体的に固定されている。
ヒンジブラケット30は、側面視への字状に屈曲して構成されており、シートクッション18の前端側に設けられている。また、このヒンジブラケット30は、その長手方向中間部が、クッションフレーム28の長手方向他端側に連結部38によって固定されている。
ブラケット32は、側面視L字状に構成されており、シートクッション18の前端側に一体的に設けられている。また、このブラケット32は、その長手方向一端側が、上述のヒンジブラケット30の長手方向一端側に連結部40によって回動可能に連結され、その長手方向他端側に、突起状の係止部42を有して構成されている。
フロントリンク34は、その長手方向一端側が、ロアアーム20に連結部44によって回動可能に連結され、その長手方向中間部が、ヒンジブラケット30の長手方向他端側に連結部46によって回動可能に連結されている。また、このフロントリンク34は、長手方向他端側に、長手溝状の被係止部48を有して構成されている。そして、この被係止部48には、上述の係止部42が移動可能に係止されている。
また、この被係止部48は、波状に構成されて、その長手方向に移動するに従ってヒンジブラケット30のフロントリンク34との連結部46との距離が異なるように構成されている(より詳細な構成は後の動作の説明の中に記す)。つまり、被係止部48は、後に詳述するように、フロントリンク34の揺動に伴って係止部42を押し出したり引き込んだりする構成である。
なお、シートクッション18の下方には、クッション前端部18Aよりもシート前後方向前側に操作レバー50が設けられている。この操作レバー50は、車両用シート12とスライドレール26とのロック状態を解除して車両用シート12全体をシート前後方向(車両前後方向)にスライドさせるためのものである。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
(ニュートラル形態)
本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、図1に示されるように、シートバック16が起立姿勢とされて車両用シート12がニュートラル形態とされているときには、図5に示されるように、被係止部48の長手方向中間部よりも下端側の位置に係止部42が位置される。そして、この状態では、シートクッション18のクッション前端部18Aがシート前後方向中間位置に位置される。
また、この状態では、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離がX1となり、操作者の手をクッション前端部18Aによって上側から操作レバー50に誘導することができるようになる。
(ウォークイン形態)
一方、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、図2に示されるように、シートバック16が起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、図6に示されるように、クッションフレーム28がシート前後方向前側(P1側)へスライドされる。また、これに伴い、ヒンジブラケット30がシート前後方向前側へスライドされる。
そして、ヒンジブラケット30がシート前後方向前側へスライドされると、フロントリンク34が、ロアアーム20との連結部44を支点としてシート前後方向前側(R1側)へ揺動する。また、このとき、フロントリンク34は、ヒンジブラケット30との連結部46を支点として一方側(R3側)に揺動する。
そして、係止部42は、上述のフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の長手方向中間部よりも上端側の位置に移動する。このとき、被係止部48は、この長手方向中間部よりも上端側の位置の方が、上述のニュートラル形態のときの下端側の位置(図5参照)よりも連結部46との距離が短く設定されている。
このため、係止部42がフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の長手方向中間部よりも上端側の位置に移動したときには、シートクッション18の前端側に一体的に設けられたブラケット32がヒンジブラケット30との連結部40を支点として一方側(R5側)へ揺動する。これにより、例えば、クッション前端部18Aがシート前後方向後側へ引き込まれた状態となる。
なお、図2,図6において、想像線L1は、車両用シート12が上述のニュートラル形態にあるときのシートクッション18の位置を示し、想像線L2は、比較例として、車両用シート12がウォークイン形態とされたときにクッション前端部18Aがシート前後方向後側へ引き込まれなかった場合のシートクッション18の位置を示している。
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、車両用シート12がウォークイン形態とされたときにクッション前端部18Aがシート前後方向後側へ引き込まれなかった場合に比して、クッション前端部18AがΔXだけシート前後方向後側へ引き込まれた状態となる。
このように、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、シートバック16が起立姿勢から前傾姿勢へ移動されると、このシートバック16の移動に連動してシートクッション18のクッション前端部18Aの位置がリンク機構14によってシート前後方向後側に移動される。
従って、シートバック16が前傾姿勢とされて車両用シート12がいわゆるウォークイン形態とされているときには、シートクッション18のクッション長が短縮されるので、この車両用シート12のシート前後方向前側への移動量を拡大できる。
すなわち、車両用シート装置10が二列目の後席とされたときには、クッション前端部18Aが前席に当たるまで車両用シート12を前進させることができるが、本実施形態では、クッション前端部18Aの位置を後退させることでシートクッション18のクッション長が短縮されるので、車両用シート12のシート前後方向前側への移動量を拡大できる。
これにより、この車両用シート12よりもシート前後方向後側、例えば、二列目の後席と三列目の後席との間のウォークインスペースを十分に確保でき、例えば、三列目の後席への乗降性が向上される。
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、図1に示されるように、シートバック16が起立姿勢とされているときには、シートクッション18のクッション長が十分に確保された状態に維持される。従って、シートバック16が起立姿勢とされて車両用シート12がいわゆる着座形態とされているときには、車両用シート12をシート前後方向前側に移動させても、シートクッション18のクッション長を十分に確保できる。
このように、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10によれば、車両用シート12がウォークイン形態とされたときのウォークインスペースの確保と、車両用シート12が着座形態とされてシート前後方向前側に移動されたときのシートクッション18のクッション長の確保とを両立させることができる。この結果、車両用シート12の使い勝手が向上する。
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、車両用シート12がウォークイン形態とされたときには、図6に示されるように、クッション前端部18Aの下端がシート前後方向後側に移動されることで、クッション前端部18Aと操作レバー50との間のスペースが確保され、これにより、操作者の手が操作レバー50に届くようになる。
なお、この場合に、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離が、車両用シート12がニュートラル形態の場合の距離X1に維持されることで、操作者の手をクッション前端部18Aによって上側から操作レバー50に誘導することができるようにされても良い。
(チルトダウン形態)
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、図3に示されるように、シートバック16がさらに前傾されて前伏姿勢とされると、図7に示されるように、クッションフレーム28がシート前後方向前側(P1側)へさらにスライドされ、これに伴い、フロントリンク34が、ロアアーム20との連結部44を支点としてシート前後方向前側(R1側)へさらに揺動する。また、このとき、フロントリンク34は、ヒンジブラケット30との連結部46を支点として一方側(R3側)に揺動する。
従って、係止部42は、上述のフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の上端位置に移動する。このとき、被係止部48は、この上端位置の方が、上述のウォークイン形態のときの上端側の位置(図6参照)よりも連結部46との距離が長く設定されている。
このため、係止部42がフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の上端位置に移動したときには、シートクッション18の前端側に一体的に設けられたブラケット32がヒンジブラケット30との連結部40を支点として他方側(R6側)へ揺動する。これにより、シートクッション18のクッション前端部18Aがシート前後方向前側へ押し出されて中間位置に移動される(ニュートラル形態と同一の位置に移動される)。
(フルリクライニング形態)
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、図4に示されるように、シートバック16が起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、図8に示されるように、クッションフレーム28がシート前後方向後側(P2側)へスライドされ、これに伴い、シートクッション18が操作レバー50から離れるようにシート前後方向後側へ移動される。
また、これに伴い、フロントリンク34が、ロアアーム20との連結部44を支点としてシート前後方向後側(R2側)へ揺動する。また、このとき、フロントリンク34は、ヒンジブラケット30との連結部46を支点として他方側(R4側)に揺動する。
そして、係止部42は、上述のフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の下端位置に移動する。このとき、被係止部48は、この下端位置の方が、上述のニュートラル形態のときの下端側の位置(図5参照)よりも連結部46との距離が長く設定されている。
このため、係止部42がフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の下端位置に移動したときには、シートクッション18の前端側に一体的に設けられたブラケット32がヒンジブラケット30との連結部40を支点として他方側(R6側)へ揺動する。これにより、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離が一定に保たれるように、シートクッション18のクッション前端部18Aの位置がシート前後方向前側へ押し出される。
なお、図4,図8において、想像線L3は、車両用シート12が上述のニュートラル形態にあるときのシートクッション18の位置を示し、想像線L4は、比較例として、フルリクライニング形態としたときにクッション前端部18Aがシート前後方向前側へ押し出されなかったときのシートクッション18の位置を示している。また、この状態では、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離がX2(X2≒X1)となる。
このように、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、シートクッション18が操作レバー50から離れるようにシート前後方向後側へ移動された場合に、これに伴って、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離が一定に保たれるように、シートクッション18のクッション前端部18Aの位置がリンク機構14によってシート前後方向前側に移動される。
従って、シートバック16が後傾姿勢とされて車両用シート12がいわゆるフルリクライニング形態とされたときに、このシートバック16の移動に伴ってシートクッション18がシート前後方向後側へ引き込まれても、クッション前端部18Aと操作レバー50との距離を一定に保つことができる。
これにより、車両用シート12がリクライニング形態とされても、着座形態のときと同様に、操作者の手をクッション前端部18Aによって上側から操作レバー50に誘導することができる(車両用シート12の使用形態にかかわらず同様の操作性を維持できる)。この結果、車両用シート12の使い勝手が向上する。
また、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、シートバック16が起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、このシートバック16の移動に連動してシートクッション18がシート前後方向後側へ移動されると共にシートクッション18のクッション前端部18Aの位置がシート前後方向前側に移動される。
従って、車両用シート12をフルリクライニング形態とする際に、シートクッション18及びクッション前端部18Aの位置を移動させるための特別な操作が不要である(シートバック16を後傾姿勢とするだけのワンアクションで済む)。これにより、車両用シート12の使い勝手がより向上する。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図9乃至図12には、本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置60が示されている。なお、これらの図において、矢印Frは、車両前後方向前側、矢印Upは、車両上下方向上側をそれぞれ示している。
本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置60は、上述の本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10に対し、フロントリンク34の被係止部48の形状が変更されて構成されたものである。つまり、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10において、被係止部48は、波状に構成されていたが、本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置60において、被係止部48は、円弧状に構成されている(より詳細な構成は後の動作の説明の中に記す)。
なお、本発明の第二実施形態では、被係止部48について、上述の第一実施形態の構成と異なるが、便宜上、同一の符号を用いて説明する。また、本発明の第二実施形態において、被係止部48以外の構成については、上述の第一実施形態の構成と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第二実施形態の作用及び効果について説明する。
(ニュートラル形態)
本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置60では、図9に示されるように、シートバック16が起立姿勢とされて車両用シート12がニュートラル形態とされているときには、図11に示されるように、被係止部48の長手方向中間部よりも下端側の位置に係止部42が位置される。そして、この状態では、シートクッション18のクッション前端部18Aがシート前後方向中間位置に位置される。
(フルリクライニング形態)
一方、本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置60では、図10に示されるように、シートバック16が起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、図12に示されるように、クッションフレーム28がシート前後方向後側(P2側)へスライドされ、これに伴い、ヒンジブラケット30がシート前後方向後側へスライドされる。
そして、ヒンジブラケット30がシート前後方向後側へスライドされると、フロントリンク34が、ロアアーム20との連結部44を支点としてシート前後方向後側(R2側)へ揺動する。また、このとき、フロントリンク34は、ヒンジブラケット30との連結部46を支点として他方側(R4側)に揺動する。
そして、係止部42は、上述のフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の下端位置に移動する。このとき、被係止部48は、この下端位置の方が、上述のニュートラル形態のときの下端側の位置(図11参照)よりも連結部46との距離が長く設定されている(しかも、上述の第一実施形態の場合の距離よりも長く設定されている)。
このため、係止部42がフロントリンク34の揺動に伴って被係止部48の下端位置に移動したときには、シートクッション18の前端側に一体的に設けられたブラケット32がヒンジブラケット30との連結部40を支点として他方側(R6側)へ揺動する。これにより、クッション前端部18Aがシート前後方向前側へ大きく押し出された状態となる。
なお、図10,図12において、想像線L5は、車両用シート12が上述のニュートラル形態にあるときのシートクッション18の位置を示し、想像線L6は、比較例として、車両用シート12がフルリクライニング形態とされたときにクッション前端部18Aがシート前後方向前側へ押し出されなかった場合のシートクッション18の位置を示している。
このように、本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置10では、シートバック16が起立姿勢から後傾姿勢へ移動されると、このシートバック16の移動に連動してシートクッション18のクッション前端部18Aの位置がリンク機構14によってシート前後方向前側に移動される。
従って、シートバック16が後傾姿勢とされて車両用シート12がいわゆるリクライニング形態とされたときには、クッション前端部18Aの位置がシート前後方向前側に移動されることでシートクッション18のクッション長が伸長され、乗員の足のレストスペースが延長される。この結果、車両用シート12の使い勝手が向上する。
本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがニュートラル形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがウォークイン形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがチルトダウン形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがフルリクライニング形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがニュートラル形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがウォークイン形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがチルトダウン形態にある図)である。 本発明の第一実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがフルリクライニング形態にある図)である。 本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがニュートラル形態にある図)である。 本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置の全体構成を示す図(車両用シートがフルリクライニング形態にある図)である。 本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがニュートラル形態にある図)である。 本発明の第二実施形態に係る車両用シート装置の要部拡大図(車両用シートがフルリクライニング形態にある図)である。
符号の説明
10 車両用シート装置
14 リンク機構(前端部位置移動機構)
16 シートバック
18A クッション前端部
18B クッション後端部
18 シートクッション
28 クッションフレーム(第二リンクアームの一部)
30 ヒンジブラケット(第二リンクアームの一部)
32 ブラケット(第三リンクアーム)
34 フロントリンク(第一リンクアーム)
42 係止部
48 被係止部
50 操作レバー(シート操作部)
60 車両用シート装置

Claims (6)

  1. クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、
    前記シートクッションに対して起立姿勢と前傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、
    前記シートバックの起立姿勢から前傾姿勢への移動に連動して前記クッション前端部の位置をシート前後方向後側に移動させるための前端部位置移動機構と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
  2. クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、
    前記シートクッションに対して起立姿勢と後傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、
    前記シートバックの起立姿勢から後傾姿勢への移動に連動して前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるための前端部位置移動機構と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
  3. シート操作部と、
    前記シート操作部のシート前後方向後側でシート前後方向に移動可能に設けられ、クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、
    前記シートクッションが前記シート前後方向後側へ移動されることに伴って、前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるための前端部位置移動機構と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
  4. 前記シートクッションに対して起立姿勢と後傾姿勢とを取り得るように設けられたシートバックを備え、
    前記前端部位置移動機構は、前記シートバックの起立姿勢から後傾姿勢への移動に連動して前記シートクッションをシート前後方向後側へ移動させる一方で前記クッション前端部の位置をシート前後方向前側に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。
  5. 前記前端部位置移動機構は、
    前記シートクッションの前端側に設けられて、車体フロアに対して揺動可能に連結された第一リンクアームと、
    前記第一リンクアームの揺動端側と前記シートバックの揺動端側を連結する第二リンクアームと、
    前記シートクッションの前端側に設けられて、前記第二リンクアームに揺動可能に連結され、前記第二リンクアームとの連結部を支点とした揺動に伴って前記クッション前端部をシート前後方向に移動可能に構成された第三リンクアームと、
    前記第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部と、
    前記第一リンクアームの揺動端側に設けられて、前記係止部が移動自在に係止され、前記第一リンクアームの揺動に伴って前記第三リンクアームを揺動させる長手状の被係止部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両用シート装置。
  6. クッション後端部に対してクッション前端部の位置をシート前後方向に移動可能に構成されたシートクッションと、
    前記シートクッションに対して起立姿勢と傾斜姿勢とを取り得るように設けられたシートバックと、
    前記シートクッションの前端側に設けられて、車体フロアに対して揺動可能に連結された第一リンクアームと、
    前記第一リンクアームの揺動端側と前記シートバックの揺動端側を連結する第二リンクアームと、
    前記シートクッションの前端側に設けられて、前記第二リンクアームに揺動可能に連結され、前記第二リンクアームとの連結部を支点とした揺動に伴って前記クッション前端部をシート前後方向に移動可能に構成された第三リンクアームと、
    前記第三リンクアームの揺動端側に設けられた係止部と、
    前記第一リンクアームの揺動端側に設けられて、前記係止部が移動自在に係止され、前記第一リンクアームの揺動に伴って前記第三リンクアームを揺動させる長手状の被係止部と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
JP2006190270A 2006-07-11 2006-07-11 車両用シート装置 Pending JP2008017905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006190270A JP2008017905A (ja) 2006-07-11 2006-07-11 車両用シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006190270A JP2008017905A (ja) 2006-07-11 2006-07-11 車両用シート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008017905A true JP2008017905A (ja) 2008-01-31

Family

ID=39074355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006190270A Pending JP2008017905A (ja) 2006-07-11 2006-07-11 車両用シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008017905A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149820A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2010149821A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2010149822A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149820A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2010149821A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2010149822A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5125617B2 (ja) 乗物用シート
US7258400B2 (en) Vehicle-seat retracting apparatus
JP4158178B2 (ja) 車両座席
US8047610B2 (en) Vehicle seats
JP4302756B2 (ja) 車両用シート
US6986542B2 (en) Retractable seats
JP2009006931A (ja) 車両用シート
CN101497320A (zh) 交通工具座椅组件
JP5109543B2 (ja) 乗物用シート
JP2002104029A (ja) 車両用シートのクッション跳ね上げ装置
US6629730B2 (en) Seat displacement mechanism for a seat with tilting back
EP3853062B1 (en) A seat assembly for use in an automotive vehicle for movement between a plurality of positions
JP2008017905A (ja) 車両用シート装置
JP2007313977A (ja) 車両用シート
JP5272722B2 (ja) 車両用シートの操作構造
JP4858819B2 (ja) チップアップ・ダイブダウン式自動車用リクライニングシート
JP7365274B2 (ja) 車両用シート
JP2010116114A (ja) 車両のシート装置
JP5481802B2 (ja) 車両用シート
JP2008265580A (ja) シート装置
JP4055770B2 (ja) 車両用シートのシートバック支持構造
JP4480167B2 (ja) ウォークインシート構造
JP2009035197A (ja) 車両用シート
JP2017214020A (ja) シート装置
JP2005096531A (ja) 格納式シート