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JP2008016699A - 有機el表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL表示装置において、薄膜技術を用いることによって有機EL膜に対する水分の浸入を防ぐ。
【解決手段】有機EL膜11を挟んで下部電極9と上部電極12が形成され、上部電極12を覆って、防湿膜13としての役割を持つSiOxNyをプラズマCVDで形成する。防湿膜13は有機EL膜を水分から保護する。防湿膜13の上に検査用導電膜14が形成される。検査用導電膜14と上部電極12との間に直流または交流の電圧を印加して防湿膜13の欠陥の有無を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は有機EL表示装置において、湿気による有機EL材料の劣化を防止するための、封止技術に関連する。
従来表示装置の主流はCRTであったが、これに替わって、フラットデスプレイ装置である、液晶表示装置、プラズマ表示装置等が実用化され、需要が増大している。さらにこれらの表示装置に加え、有機エレクトロルミネッセンスを用いた表示装置(以下有機EL表示装置という)や、フィールドエミッションを利用する電子源をマトリクス状に配置して陽極に配置された蛍光体を光らすことによって画像を形成する表示装置(以後FED表示装置という)の開発、実用化も進んでいる。
有機EL表示装置は(1)液晶と比較して自発光型であるので、バックライトが不要である、(2)発光に必要な電圧が10V以下と低く、消費電力を小さくできる可能性がある、(3)プラズマ表示装置やFED表示装置と比較して、真空構造が不要であり、軽量化、薄型化に適している、(4)応答時間が数マイクロ秒と短く、動画特性がすぐれている、(5)視野角が170度以上と広い、等の特徴がある。
しかしながら、EL材料は周囲に水分や酸素があった場合、材料に酸化が促進され、ダークスポットが発生したりして発光特性が劣化する。これを対策するため、基板上に配線、スイッチング素子、有機EL発光層等を形成したあと、該基板の背面に封止のためのガラス基板、あるいは封止缶によって内部を気密にし、内部に乾燥剤を設置して有機EL材料が形成されている表示装置の内部から湿度を除去することが行われている。
図12は封止缶15を用いて封止をした例の断面模式図である。基板1上には、アンダーコート2、配線、スイッチング素子等が形成されるが、図12では省略してある。有機EL膜11は下部電極9と上電極12に間に電圧を印加することによって発光する。封止缶15が基板1に封着材16を用いてとりつけられ、表示装置内の気密を保つ。内部から水分を除去するために、乾燥剤19が封止缶15の内側にとりつけられる。乾燥剤19は例えば、両面粘着テープ191によって封止缶15の内部に固定される。封止缶15の材料としては例えば、ステンレス等の金属が使用される。乾燥剤19の材料としては、活性炭、ゼオライト、シリカゲル等が用いられる。
図13は背面ガラス板17を用いて表示装置の内部を気密に保つ例である。背面ガラス板17は基板1とのスペースを保つために、封止枠18を介して封着材16によって基板1にとりつけられ、表示装置の内部を気密に保つ。この場合、背面ガラス板17の内側に乾燥剤19が両面粘着テープ191等で固定される。乾燥剤19の材料は封止缶15の場合と同様である。
以上のような従来例は例えば、「特許文献1」、「特許文献2」等に記載されている。
特開平3−261091号公報 特開2001−345175号公報
以上のような封止缶、背面ガラス等を用いて、水分の進入を防ぐ構造をとっても、気密封止は非常に難しい。また、有機EL基盤は基板完成後に封止をすることになるが、有機ELは熱に弱く、高温を必要とするフリットガラスのような信頼性の高い封止材料を使用できないという問題もある。そして、封止の欠陥があれば、水分が浸入して、有機ELの特性を劣化させることになる。これを対策するため、表示装置内に乾燥剤を設置するが、封止の欠陥が存在すれば、充分な対策とはならない。
また、有機EL表示装置の利点は、表示装置を薄くできること、また、重量を軽くできることである。しかし、従来技術のように、水分の浸入を防ぐために封止缶を用いたり、背面ガラス基板を用いたりすれば、この分厚さが大きくなり、また、重量も大きくなる。また、表示装置内部に水分を除去するための乾燥剤を用いれば、さらにこの分の厚みを考慮しなければならなくなり、また、重量も大きくなる。このように、封止缶あるいは、背面ガラス基板等を用いて水分の浸入を防いだり、水分の除去をおこなおうとしたりすると、表示装置の厚み、重量と言うような点で、有機EL表示装置の利点を半減させてしまう。
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するものであって、有機EL膜の水分からの保護を高い信頼性をもって、可能にするものである。また、薄型軽量という有機EL表示装置の利点を充分に生かすことができるものである。以下に具体的な手段を示す。
(1)基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有していることを特徴とする有機EL表示装置。
(2)前記基板はガラス基板であることを特徴とする(1)に記載の有機EL装置。
(3)前記有機EL表示装置はボトムエミッションタイプであることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(4)前記有機EL表示装置はトップエミッションタイプであることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
前記導電膜は透明導電膜であることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(6)前記導電膜はITO膜であることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(7)前記防湿膜は透明絶縁膜であることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(8)前記防湿膜はSiOxNyで形成されており、xおよびyは任意の数であることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(9)前記防湿膜は多層構造となっていることを特徴とする(1)に記載の有機EL表示装置。
(10)基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有しており、前記EL表示装置が動作しているときは、前記導電膜に所定の電位が供給されていることを特徴とする有機EL表示装置。
(11)前記所定の電位は表示装置のフレームの電位と同じであることを特徴とする(10)に記載の有機EL表示装置。
(12)前記所定の電位は前記上部電極に印加される電位と同じであることを特徴とする(10)に記載の有機EL装置。
(13)基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有しており、前記有機EL膜が形成された範囲には機械的な保護部材が形成されていることを特徴とする有機EL表示装置。
(14)前記機械的な保護部材はポッティングによって形成された有機樹脂であることを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
(15)前記機械的な保護部材は缶状の金属部材であることを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
(16)前記機械的な保護部材はガラス板状のものを含むことを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
(17)前記機械的な保護部材は透明プラスチック板状のものを含むことを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
(18)前記機械的な保護部材である缶状の金属部材の内側は気密封止され、かつ、乾燥剤が設置されていることを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
(19)前記ガラス板状のものを含む機械的な保護部材の内側は気密封止され、かつ、乾燥剤が設置されていることを特徴とする(13)に記載の有機EL表示装置。
上記手段による効果は次のようである。
手段(1)ないし(9)によれば、有機EL膜および有機EL膜上の上部電極を覆って、防湿膜を形成し、さらにその上に検査用導電膜を形成しているので、封止缶あるいは、封止のための背面ガラス基板等を用いることが必須ではなくなるので、薄型、軽量という有機EL表示装置に利点をフルに生かすことが出来る。さらに、前記有機EL膜上の上部電極と検査用導電膜との間に直流または交流電圧を印加することによって、前記防湿膜の欠陥の有無を検査することができるので、欠陥品の出荷を排除することができる。さらに検査方法によっては、欠陥の場所も検出可能であるので、欠陥の修復も可能となる。
手段(10)ないし(12)によれば、有機EL表示装置が動作している間は検査用導電膜に所定の電圧を印加するので、有機EL表示装置が検査用導電膜の影響を受けて不安定になるということが無くなる。
手段(13)ないし(19)によれば、有機EL表示装置において有機EL膜等が形成された面にはは機械的な保護部材が形成されているので、有機EL膜等の画像表示のための素子が機械的に破壊されることを防止することができる。また、手段(18)および(19)によれば、従来の封止手段に加えて、防湿膜を設置したので水分に対する2重の防護手段を設けることになり、表示装置の信頼性がさらに向上する。
実施例にしたがって、本発明の詳細な内容を開示する。
図1は、本実施例による基板の平面図である。基板の中央の大部分には表示領域21が形成されている。この表示領域の両側に走査信号駆動回路22、23が配置されている。各走査信号駆動回路22、23からはゲート信号線が延在している。左側の走査信号駆動回路22からのゲート信号線24と右側の走査信号駆動回路23からのゲート信号線25とは交互に配置されている。
表示領域21の下側には映像信号駆動回路26が配置され、このデータ信号駆動回路からは表示領域21側にデータ信号線27が延在している。表示領域21の上側には電流供給母線28が配置され、この電流供給母線28からは表示領域21側に電流供給線29が延在している。
データ信号線27と電流供給線29は交互に配置され、これにより、これらデータ信号線27、電流供給線29、および前記ゲート信号線24、ゲート信号線25で囲まれた各領域において一つの画素PXの領域を構成する。
表示領域の上側にはコンタクトホール群30が形成されている。コンタクトホール群30は表示領域全域に形成される有機EL膜11の上部電極12を、絶縁膜の下に形成されていて端子まで延在する配線と電気的に接続する役割をもつ。表示領域の下側には端子31が形成され、これらの端子31から走査信号、データ信号、有機EL膜11に対する陽極電位、陰極電位等が供給される。
端子部を除く基板全面に外部からの水分を防止するための防湿膜13が形成される。この防湿膜13は絶縁膜である必要がある。この防湿膜13は有機EL膜11に水分が浸入するのを防ぐための充分な封止効果が必要である。この目的のためにはSiOxNyが適している。xおよびyは任意の数値である。すなわち、SiO2またはSiN単独の膜でもよいが、SiO2のみだとピンホールが出やすく、SiNのみであると色がつきやすいという点に注意が必要である。SiOxNyはプラズマCVDによって、1ミクロンないし2ミクロンの厚さに形成される。このように膜を厚くするのは、膜欠陥の発生をできるだけ避けるためである。この場合、端子部にはSiOxNyの付着を防がなければならないため、プラズマCVDを行う際には端子部をマスクしておこなう。
次に防湿膜13上のほぼ全面に検査用導電膜14を例えば、スパッタリングにより30nm以上の厚さに形成する。検査用導電膜14が端子部に付着することを防止するため、端子部をマスクしてスパッタリング等をおこなう。ただし、検査用導電膜用の端子141が必要であるので、この端子のスパッタリングによって形成する。
図2は図1に示す画素PX部分の断面図であり、いわゆるボトムエミッションタイプの断面構造を示す。図2は薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)をスイッチング素子として有機ELを駆動する表示装置の画素部の断面図である。図2において、ガラス基板1の上に、アンダーコート2が施されている。このアンダーコート2はガラス基板1からの不純物がTFTや有機ELを汚染するのを防止する役目を有する。半導体膜3にはソース部、チャンネル部、ドレイン部が形成されている。半導体膜3を覆ってゲート絶縁膜4が形成されており、このゲート絶縁膜4の上にはゲート電極5が形成され、このゲート電極5を覆って層間絶縁膜6が形成される。この層間絶縁膜6の上には、SD配線7が形成されるが、このSD配線7は層間絶縁膜6に形成されたスルーホールを通して、半導体膜3に形成されているソース部またはドレイン部と接続し、TFTから信号を取り出す役割をもつ。このSD配線7を覆って、TFT全体を保護するためのパッシベーション膜8が形成される。有機EL膜11の下部電極9となる、透明電極ITOがパッシベーション膜8上に形成されるが、この透明電極はパッシベーション膜8に形成されたスルーホールを介してSD配線7とつながる。
さらに、透明電極およびパッシベーション膜8上には、各画素を分離するためのバンク10が形成される。バンク10が形成されていない部分には発光部である有機EL膜11が堆積される。そして、有機EL膜11上には上部電極12となる金属層が形成される。有機EL膜11は一般には複数層となっているが、陰極と陽極の間に電圧を印加することによって発光する。ここで、下部電極9は透明電極で形成されており、パッシベーション膜8、層間絶縁膜6、アンダーコート2いずれも透明であるので、有機EL膜11で発した光は図12の矢印Lの方向に向かう(ボトムエミッション)。一方、上部電極12へ向かう光は上部電極12である金属で反射されてやはり図11の矢印Lの方向に向かうことになる。
そして、上部電極12の上には防湿膜13であるSiOxNyが1ミクロンないし2ミクロンの厚さで、プラズマCVD法により形成されている。防湿膜13の上には検査用導電膜14が30nm以上の厚さにスパッターリングによって形成されている。検査用導電膜14は大気中に安定して存在できる導電膜であればなんでもよいが、例えば、ITO膜、IZO膜、WO膜、またはMoO膜等が使用される。
図3は発光部となる有機EL膜11部分の1例である断面模式図を示す。図3において、透明電極である下部電極9の上にホール注入層111が50nm、ホール輸送層112が40nm、発光層113が20nm、電子輸送層114が20nm、電子注入層115が0.5nmの厚さで形成される。上部電極12はAlのスパッター膜が150nm程度形成される。有機EL膜11は水分が存在すると変質して発光特性を劣化させるので、有機EL膜11は水分に曝されないように保護する必要がある。本発明による有機EL膜11の上部電極12上に形成された防湿膜13は有機EL膜11を水分の浸入から防止する。
従来は有機EL膜11への水分の浸入は有機EL膜11やスイッチングのためのTFT等が形成された基板1の背後に封止缶15や背面ガラス板17等をとりつけることによって、表示装置の内部を水分の浸入から防いできた。しかし、封止缶15の設置あるいは背面ガラスの設置は表示装置の全体厚さを大きくするとともに、重量も大きくなる。本発明は基板1に形成された有機EL膜11等を防湿性の膜によって完全に覆うことで、基板1の背面に形成された封止缶15や背面ガラス板17等を省略することにより、表示装置の全体厚さを小さくするとともに、重量を軽減し、有機EL本来の利点を発揮するものである。
防湿膜13には上述のように、プラズマCVDで形成された膜厚1ミクロンないし2ミクロンのSiOxNyが使用される。SiOxNyは防湿特性が優れたものであるが、この防湿膜13にピンホール等の欠陥があれば、その欠陥部分から水分が浸入して有機EL膜11を劣化させる。
本発明においては、防湿膜13の上にさらに検査用導電膜14を形成する。図2に示すように、有機EL膜11以下の層は、有機EL膜11の上部電極12によって全面が覆われている。これを覆って、防湿膜13が形成され、防湿膜13を覆って、検査用導電膜14が形成されることになる。そして、本発明においては、この検査用導電膜14および前記上部電極12を用いることによって、防湿膜13に欠陥があるか否かを検査することができる。
本発明の構成においては、図4に示すように、少なくとも3種類の検査方法を適用することができる。第1の検査方法は、図4に示すように、上部電極12と検査用導電膜14の間に直流電圧を印加することである。SiOxNy膜は優れた絶縁特性を持つので、通常は直流電流が流れることは無い。しかし、SiOxNy膜に欠陥があればその部分で直流電流が流れることになり、容易に欠陥の有無を検出することができる。
第2の検査方法は図4に示すように、上部電極12と検査用導電膜14の間に交流電圧を印加し、CRメーターによって、インピーダンスと電流電圧間の位相差を測定することによって、防湿膜13であるSiOxNy膜の欠陥の有無を検出するものである。この場合、欠陥がなければ、電圧と電流の位相差は90度である。そして、欠陥があれば、位相差は急激にゼロに近づく。第1の検査方法に比べて第2の検査方法の有利な点は、インピーダンスおよび電流電圧間の位相差の周波数特性を測定することによって、防湿膜13の欠陥の数、程度等をある程度推測することができるという点である。また、上部電極12と検査用導電膜14との間には防湿膜13を挟んで大きな容量が存在することになるが、この第2の検査方法によってインピーダンスあるいは容量を測定することによって、SiOxNy膜の管理をすることも出来る。
第3の検査方法は、やはり、図4に示すように、PHEMOSなる検査方法を用いるものである。PHEMOS検査方法は半導体の技術分野ではすでに用いられている。すなわち、上部電極12と検査用導電膜14との間に直流電圧を印加した場合、防湿膜13に欠陥が存在すれば、その欠陥部分において、検査用導電膜14と有機EL膜11の間に電流が流れるが、その電流が流れた部分から微弱な赤外線が放射される。PHEMOSでは、この微弱な赤外線をCCDカメラ41で検出することによって、欠陥の存在を検出するものである。PHEMOSを本発明の検査に使用することよる有利な点は、欠陥の存在のみでなく、どの部分に欠陥が存在するかも検出することができることである。PHEMOSでは欠陥の位置がわかるので、欠陥の修復が可能であるとともに、欠陥を生じさせる工程の調査も可能である。
以上のように、本発明を用いれば、製品を出荷する前に、その製品の防湿効果に欠陥がないものか否かを検査することが可能であり、製品の信頼性を著しく増すことができる。さらに、検査方法によっては、欠陥の位置、さらには、防湿膜13の製作に関連する工程の管理まで可能になる。
一方、表示装置として動作している場合、検査用導電膜14がフロート電位では不安定であり、有機ELの動作に悪影響を与える。本発明では、出荷前の欠陥検査後は検査用導電膜14をアース電位(フレームと同じ電位)とするか、有機EL膜11の上部電位と同一電位にすることによって、動作の不安定を回避する。ここで、検査用導電膜14には、検査用導電膜端子141から電位を供給することができる。検査用導電膜端子141へは、通常のフレキシブル配線基板を設置する際に他の端子と同時に接続し、所定の電圧を印加すればよい。
本発明においては、検査時に検査用導電膜14に直流または交流電圧を印加するため、あるいは、動作中にアース電位(フレーム電位)等を印加するために、検査用導電膜14に検査用導電膜端子141が設けられる。この検査用導電膜端子141は、表示装置の他の端子と同じ辺に設けられる。このようすにすれば、他の端子をTAB(Tape Automated Bonding)等によって、外部回路と接続するときに同時に接続することが出来る。
実施例1においては、防湿膜13であるSiOxNyはプラズマCVD法によって、1ミクロンないし2ミクロン形成している。本発明の実施において、最も重要な点はこの防湿膜13にピンホール等の欠陥が生じないようにすることである。防湿膜13を2回に分けて形成することにより、この欠陥が存在する確率を大幅に減らすことができる。すなわち、同じ膜を同一の条件で連続して堆積すれば、ピンホールも同じ場所に連続して形成される。しかし、同一膜の堆積であっても、一度工程を中断して再び膜の堆積を開始すれば、同一場所にピンホールが形成される確率を下げることができる。すなわち、同じ2ミクロンの厚さの膜であっても、例えば、1ミクロンずつ分けて堆積することによって、膜の厚さ方向に貫通するピンホールの存在の確率を小さくすることができる。つまり、積層膜の場合、膜にピンホールがあっても、同一箇所にピンホールが存在しなければ防湿効果は保てるからである。
同一の膜であっても、複数の膜に分けて形成することによって、ピンホールの確率が減少するのであるから、別な性質の膜を複数層形成すれば、さらにピンホールの確率を減らすことができる。例えば、防湿膜13としてSiOxNyを1ミクロン堆積したあと、SiO2膜を1ミクロン、スパッタリングで形成する。ピンホールは種々の原因によって発生するが、その原因は形成方法によって異なる場合が多い。例えば、プラズマCVDによるピンホールの発生原因とスパッタリングによるピンホールの発生原因は異なるため、別なプロセスを用いて成膜すれば、同一箇所にピンホールが発生する確率は非常に小さくなる。
ピンホールの発生原因は堆積された膜の材料によっても異なる。例えば、同じプラズマCVDによって、膜を形成した場合であっても、同一膜を2ミクロン形成するよりも、SiOxNy膜を1ミクロン形成し、他の膜、例えば、SiN膜を1ミクロン形成したほうが、同一箇所にピンホールが形成される確率は小さくなる。
本実施例のように、防湿膜13を複数層に分けて形成することにより、防湿膜13を貫通するピンホールを抑制することがで、防湿効果を上げることができる。
実施例1においては、いわゆるボトムエミッションタイプの有機EL表示装置を例にとって説明したが、本発明はいわゆるトップエミッションタイプの有機EL表示装置に対しても適用することができる。トップエミションタイプの利点はボトムエミッションタイプの場合に比較して発光部分の面積を大きくとることができることである。
図5は、トップエミッションタイプの有機EL表示装置における、図1に示す画素PX部分の断面図である。図5において、パッシベーション膜8の形成までは図2に示すボトムエミッションタイプの構造と同じである。図5においては、トップエミションタイプの利点を生かして発光部分を大きくとるため、TFTの上方にも発光部分を形成している。ただし、TFTの上方にも発光部を形成するためには、TFTの上方にも有機ELの下部電極9を形成し、しかも、この下部電極9は平坦でなければならない。下部電極9を平坦にするためには下部電極9の下地となるパッシベーション膜8が平坦でなければならない。このために、パッシベーション膜は2層構造とし、下層81はSiN等の無機膜を使用し、上層82は有機膜を用いて平坦な膜を形成する。
図5における下側電極はトップエミションタイプにおいては、有機EL膜11の陰極となるので、仕事関数の小さい、例えば、AlまたはAl合金等で形成される。下側電極の上には有機EL膜11が蒸着等で形成される。有機EL膜11は一般には積層膜が使用されるが、この積層構造はボトムエミッションタイプの場合とは異なっている。有機EL膜11の上には上部電極12が形成される。トップエミッションタイプでは陽極を通して光が出て行くので、透明である必要がある。したがって、陽極材料としてはITO、IZO、WO、またはMoO等が適している。
上部電極12の上には防湿膜13が1ミクロンないし2ミクロン程度形成される。形成方法は実施例1と同じである。ただし、トップエミッションタイプでは防湿膜13は透明であることが必須である。実施例で用いたSiOxNyは透明であるので、本実施例でも好適な材料である。SiO2、SiN等も透明であるので、本実施例で使用することもできる。ただし、SiNは成膜条件によっては着色する場合もあるので注意が必要である。
防湿膜13に上には検査用導電膜14が形成されることは実施例1と同じである。ただし、トップエミッションタイプにおいては、この検査用導電膜14は透明電極であることが必須である。この目的には、ITO、IZO、WO、またはMoO等が適している。そして、この検査用導電膜14には検査のための端子を形成しておくことは実施例1と同じである。
図6はトップエミッションタイプの有機EL表示装置における発光部となる有機EL膜11の膜構造を示す。図6において、下部電極9であるSD配線層7の上に電子注入層116が形成される。電子注入層116は、例えば、LiFを0.5nm真空蒸着によって形成する。電子注入層116の役割は下部電極9である陰極からの電子の注入を容易にするものである。電子注入層116の上には電子輸送層117が形成される。電子輸送層117は例えば、真空蒸着によりトリス(8−キノリノール)アルミニューム(以下Alqと略す)を20nmの厚さに形成する。この層の役割は電子を発光層118まで、出来るだけ抵抗なしに、効率よく運ぶ役割を持つ。その上には発光層118が形成される。この発光層118において、電子とホールが再結合することによるEL発光が生ずる。発光層118は、例えば、Alqとキナクリドン(Qcと略す)の共蒸着膜を20nmの厚さに形成する。AlqとQcの蒸着速度の比は40:1である。発光層118の上にはホール輸送層119が形成される。このホール輸送層119は陽極から供給されたホールをできるだけ抵抗無しに効率よく発光層118に運ぶ役割をもつ。ホール輸送層119はα―NPDを蒸着により50nmの厚さに形成する。ホール輸送層119の上にはホール注入層120が形成される。このホール注入層120は、陽極からのホールの注入を容易にするものである。ホール注入層120は銅フタロシアニンを蒸着により50nmの厚さに形成する。ホール注入層120の上に陽極である、上部電極12が形成される。なお、ホール注入層120と上部電極12の間に、バッファー層として透明金属酸化物をEB蒸着等によって15nmの厚さに形成する場合もある。このバッファー層としての金属酸化物の材料としてはV2O5、MoO3、WO、またはMoO等があげられる。バッファー層の主たる役割は陽極材料とスパッタリングするさいに、有機EL膜11がダメージを受けるのを防止するためである。
このようにして製作された表示装置を出荷前に防湿膜13に欠陥が無いか否かを検査用導電膜14および有機EL膜11の上部電極12を利用して検査する。検査方法は実施例1と同じである。さらに、防湿膜13を多層構造にする、あるいは、複数の材料を用いた多層構造にすることで、防湿膜13のピンホール等を防止して、防湿効果の信頼性を上げることが出来る点は実施例2に記載したことと同じである。
実施例1ないし3においては、本発明の利点を最大限生かすために、従来用いられてきた封止缶15、背面ガラス板17等は使用していない。しかし、有機EL膜11等を機械的に保護するために保護構造が必要な場合がある。
本実施例では図1の基板の平面図において、表示装置の有効画面部の周りに、端子部を検査用導電膜の端子部除いて、シール部を形成し、このシール部に保護部材を接着する。図7は保護部材として封止缶15を用いた例であり、図8は保護部材として背面透明板を用いた例である。図7も図8も乾燥剤19は用いていない。本実施例では防湿効果は主として、有機EL膜11の上部電極12の上に形成された防湿膜13に持たせているので、背面透明板はガラス板に限る必要は無く、重量の軽いプラスチックでもよい。また、図8において、封止枠18は柱上のものを図示したが、実施例での基板1と背面透明板との間隔は小さくてよいので、ビーズ状のスペーサでもよい。
本実施例においては、防湿効果は主として防湿膜13に持たせているので、表示装置の背面は機械的な保護を施せばよい。したがって、図7または図8のような、固定的な容器を用いる必要は無く、図9に示すような有機樹脂40をポッティングしてもよい。ただし、熱硬化性の樹脂を用いる場合、この樹脂40は80℃以下で効果するようなものであることが望ましい。また、紫外線硬化樹脂を用いる場合、有機EL膜11に紫外線が照射されないように注意する必要がある。紫外線は有機EL膜11を損傷させるからである。実施例1で示したようなボトムエミッションタイプの場合、有機EL膜11は金属膜である上部電極12によって覆われている。したがって、紫外線をポッティング樹脂40の方向から照射する場合は、上部電極12が有機EL膜11を保護することになるので、紫外線硬化樹脂を用いることは容易である。
実施例1なし5は有機EL膜11に対する防湿効果は有機EL膜11の上部電極12上に形成された防湿膜13のみに持たせた場合である。本発明は表示装置を薄くかつ軽量にできるという有機EL表示装置の利点を最大限にいかすことができるものである。そして、本発明では、この防湿膜13に欠陥があるか否かについても検査することができる。しかし、上部電極12の上に形成された防湿膜13のピンホール等を完全に除去できないような場合、表示装置の背面に封止缶15または、背面ガラス板17等を設置して封止をし、防湿効果をより完全にすることができる。
図10に封止手段として封止缶15を用いた場合、図11に背面ガラス板17を用いた場合を示す。図7および図8と異なる点は図10および図11では乾燥剤19を用いている点である。表示装置の内部の水分を除去するためである。本実施例では、有機EL膜11に対して、封止缶15または背面ガラス板17による封止と防湿膜13による封止の2重封止構造となっている。
本実施例においても、封止缶15、背面ガラス板17等を取り付ける前に、直流抵抗の測定による防湿膜13の欠陥の検出、交流電圧を印加することによるインピーダンスおよび位相差を測定することによる防湿膜13の欠陥および、防湿膜13の管理、PHEMOS法による防湿膜13に欠陥および欠陥位置の検出等を実施できることはいうまでもない。
本実施例は従来技術に比較して、防湿膜13の形成、検査用導電膜14の形成等、工程が多いだけ、コストが上昇するが、製品で最も重要な信頼性の確保ができる点で大きな効果がある。封止缶15、または、背面ガラス板17等による封止では、80℃以上の熱効果性樹脂を封着材16に用いることは困難なこと、紫外線効果樹脂を用いる場合は、有機ELに紫外線が照射されないようにする必要がある等、技術的に困難な課題があることを考慮すれば、2重封止の構造は実用上大きな効果がある。
本発明の表示装置の平面図である。 実施例1における画素の断面図である。 実施例1における有機EL膜の膜構造である。 本発明を用いた検査方法に概念図である。 実施例3における画素の断面図である。 実施例3における有機EL膜の膜構造である。 実施例4の例による断面模式図である。 実施例4の他の例による断面模式図である。 実施例4のさらに他の例による断面模式図である。 実施例4の例による断面模式図である。 実施例4の他の例による断面模式図である。 従来例による断面模式図である。 他の従来例による断面模式図である。
符号の説明
1…基板、2…アンダーコート、 3…半導体膜、 4…ゲート絶縁膜、 5…ゲート電極、 6…層間絶縁膜、 7…SD配線、 8…パッシベーション膜、 9…下部電極、 10…バンク、 11…有機EL膜、 12…上部電極、 13…防湿膜、 14…検査用導電膜、 15…封止缶、 16…封着材、 17…背面ガラス板、 18…封止枠、 19…乾燥剤、 141…検査用導電膜端子、 191…両面粘着テープ

Claims (19)

  1. 基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
    前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有していることを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 前記基板はガラス基板であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL装置。
  3. 前記有機EL表示装置はボトムエミッションタイプであることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  4. 前記有機EL表示装置はトップエミッションタイプであることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  5. 前記導電膜は透明導電膜であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  6. 前記導電膜はITO膜であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  7. 前記防湿膜は透明絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  8. 前記防湿膜はSiOxNyで形成されており、xおよびyは任意の数であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  9. 前記防湿膜は多層構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  10. 基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
    前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有しており、前記EL表示装置が動作しているときは、前記導電膜に所定の電位が供給されていることを特徴とする有機EL表示装置。
  11. 前記所定の電位は表示装置のフレームの電位と同じであることを特徴とする請求項10に記載の有機EL表示装置。
  12. 前記所定の電位は前記上部電極に印加される電位と同じであることを特徴とする請求項10に記載の有機EL装置。
  13. 基板に有機EL膜がマトリクス状に配置され、前記有機EL膜は下部電極と上部電極の間に存在して、前記下部電極と前記上部電極間に電圧を印加することによって発光して前記基板の画面に画像を形成する有機EL表示装置であって、
    前記上部電極および下部電極は電圧を供給するための端子と接続し、前記上部電極を覆って防湿膜が形成され、前記防湿膜の上には導電膜が形成され、前記導電膜は電圧を供給するための端子を有しており、前記有機EL膜が形成された範囲には機械的な保護部材が形成されていることを特徴とする有機EL表示装置。
  14. 前記機械的な保護部材はポッティングによって形成された有機樹脂であることを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
  15. 前記機械的な保護部材は缶状の金属部材であることを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
  16. 前記機械的な保護部材はガラス板状のものを含むことを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
  17. 前記機械的な保護部材は透明プラスチック板状のものを含むことを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
  18. 前記機械的な保護部材である缶状の金属部材の内側は気密封止され、かつ、乾燥剤が設置されていることを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
  19. 前記ガラス板状のものを含む機械的な保護部材の内側は気密封止され、かつ、乾燥剤が設置されていることを特徴とする請求項13に記載の有機EL表示装置。
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