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JP2008013399A - 窒化アルミニウム質焼結体およびこれを用いたガスノズル - Google Patents

窒化アルミニウム質焼結体およびこれを用いたガスノズル Download PDF

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Masahiro Okumura
雅弘 奥村
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Abstract

【課題】脱粒粉塵の発生が少ない窒化アルミニウム質焼結体、例えばガスノズルを提供すること。
【解決手段】少なくとも表面部が窒化アルミニウムを主成分とする粒子を焼結してなり、周囲を前記窒化アルミニウムを主成分とする粒子により囲まれて表面側に開口する複数の凹部を有した基材と、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物から成り、一部が前記凹部内に充填され、他部が前記凹部間を連結するように前記基材の表面部上に形成された被膜と、を含むこと。
【選択図】図1

Description

本発明は窒化アルミニウム質焼結体、およびこれを用いたガスノズルに関するものである。
従来、窒化アルミニウム質焼結体は、CVD(chemical vapor deposition)装置などの薄膜形成装置に反応ガスを供給するためのガスノズルや静電チャックあるいはSiチップを吸着しながら搬送して半導体パッケージに実装するための吸着用ノズル等に用いられている。
このような窒化アルミニウム質焼結体の製造方法としては、例えば、窒化アルミニウム粉末と焼結助剤とを含む成形体を焼成し、得られた窒化アルミニウム質焼結体を研磨などの機械的加工後、焼成温度よりも50℃以上低い温度で熱処理するという方法が知られており、このように熱処理することで、窒化アルミニウム質焼結体の加工部に形成されたマイクロクラック(ファインクラック)に焼結助剤の液相が充填されて強度を向上することができるとされている(特許文献1参照)。
特開2001−102476号公報
しかしながら、特許文献1の製造方法で製造された窒化アルミニウム質焼結体は、図4の従来の窒化アルミニウム質焼結体の断面図で示されるように、研磨などの機械加工によって、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3が脱粒して形成された凹部4が観察される。
この凹部4を起点として、周囲の窒化アルミニウムを主成分とする粒子3が、連鎖的に脱粒し易い状態になるという問題があった。
本発明の窒化アルミニウム質焼結体は、少なくとも表面部が窒化アルミニウムを主成分とする粒子を焼結してなり、周囲を前記窒化アルミニウムを主成分とする粒子により囲まれて表面側に開口する複数の凹部を有した基材と、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物から成り、一部が前記凹部内に充填され、他部が前記凹部間を連結するように前記基材の表面部上に形成された被膜と、を含むものである。
さらに前記被膜は、平面視して前記基材の表面部上で網目状パターンをなすように形成されていることを特徴とする。
また前記被膜の他部は、窒化アルミニウムを主成分とする粒子の粒界に沿って配置されていることを特徴とする。
また前記基材の内部で、窒化アルミニウムを主成分とする粒子の粒界に、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物が存在しており、該複合酸化物が前記被膜と連結されていることを特徴とする。
さらに前記基材の内部に存在する複合酸化物中の希土類元素濃度が、前記基材の表面側に近づくにしたがって高くなるように設定されていることを特徴とする。
さらに前記被膜を形成する複合酸化物中の希土類元素がイットリウムまたはエルビウムであることを特徴とする。
さらに上記窒化アルミニウム質焼結体により少なくとも内壁面を形成してなるガスノズルとしたものである。
本発明によれば、窒化アルミニウムを主成分とする粒子の脱粒を抑制することができる。
そして本発明の窒化アルミニウム質焼結体を少なくとも内壁面に用いたガスノズルとすれば、ガスノズルから放出されるガス中への脱粒量を減らすことができるので、基板にピンホールの少ない薄膜を形成することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の窒化アルミニウム質焼結体の表面を拡大した結晶の写真であり、図2は本発明の窒化アルミニウム質焼結体の断面図である。
本発明は少なくとも表面部5が窒化アルミニウムを主成分とする粒子を焼結してなり、周囲を前記窒化アルミニウムを主成分とする粒子3により囲まれて表面側に開口する複数の凹部4を有した基材と、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物から成り、一部2aが前記凹部4内に充填され、他部2bが前記凹部4間を連結するように前記基材の表面部5上に形成された被膜2と、を含む窒化アルミニウム質焼結体1であることが重要である。ここで窒化アルミニウムを主成分とする粒子とは、窒化アルミニウムが50質量%以上を占める粒子のことである。また凹部4とは、研磨などによる加工工程で脱粒するなどして形成される。また希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物の組成は一定ではないが、例えばREAl12などからなり(ここでREは希土類金属「Rare Earth」の略号)、この希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物からなる一部2aが凹部4内に充填され、他部2bが凹部4間を連結するように基材の表面部5上に形成されて被膜2をなすというものである。
さらに本発明は、被膜2が平面視して基材の表面部5上で網目状パターンをなすように形成されたものであることが好ましい。ここで網目状パターンは、被覆2の他部2bが凹部4間を連結するように基材の表面部5上に形成されるため、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3を部分的に被覆して脱粒を抑制するような形となっている。また、網目状パターンであるため応力開放しやすいため、内部応力を緩和することにより被覆2が剥離することを防止できる。
またさらに本発明は、被膜2の他部2bが、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3の粒界6に沿って配置されたものであることが好ましい。すなわち被膜2は、再焼成によって凹部4内部から析出した複合酸化物が、基材の表面側に延出し、粒界6に沿って配置されていくというものであるが、これは基材の表面部5に露出している粒界6と複合酸化物のぬれ性が良好であるからである。ここで、上記被膜2の基材の表面部5に対する被覆2の面積占有率は、40×50μmの視野範囲にて20〜80%であることが望ましい。ここで面積占有率が20%未満であると窒化アルミニウムを主成分とする粒子3のうち、被膜2で全く覆われていない部分が急激に発生するため、脱粒の発生を低減させるには20%以上であることが望ましい。また面積占有率が80%を超えると被膜2が厚くなり始めるとともに、全面均一に被覆される部分を有する基材の表面部5が増加し、これにより被膜2の内部応力も増大して密着性に影響するため80%未満であることが望ましい。
またさらに本発明は、基材内部で、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3の粒界6に、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物が存在しており、この複合酸化物が被膜2と連結されたものであることが好ましい。ここで基材の表面部5に露出している粒界6の複合酸化物は、被膜2と連結するとともに、基材内部の複合酸化物と連通しており、よって被膜2は基材に杭打ちされたような形(アンカー効果と同様)となるため、被膜2は基材の表面部5との密着性を向上することができるのである。
さらに、本発明の窒化アルミニウム質焼結体1は、基材内部に存在する複合酸化物中の希土類元素濃度が、基材の表面側に近づくにしたがって高くなるように設定されていることが好ましい。これは再焼成を焼結助剤の融点にあわせて適時制御すれば、表面側ほど希土類元素の濃度を高くすることができ、これにより、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物が表面側に容易に形成されるので、効果的に窒化アルミニウムを主成分とする粒子3の脱粒を防ぐことができる。
さらに本発明の窒化アルミニウム質焼結体1は、被膜2を形成する複合酸化物中の希土類元素がイットリウムまたはエルビウムであることが好ましい。希土類元素がイットリウムまたはエルビウムであることで、再焼成における焼結助剤を表面に析出させつつも蒸発を抑制し、希土類元素の濃度を基板の表面側で高めることができる。これにより、被膜2が網目状パターンに形成され易くなり、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3の脱粒が効果的に抑制されて、脱粒の発生を少なくすることができる。
そして本発明は、窒化アルミニウム質焼結体により少なくとも内壁面を形成してなるガスノズルとしたものであることが好ましい。
図3に本発明の窒化アルミニウム質焼結体を内壁面に用いたガスノズルの断面図を示す。
一般的にガスノズルは、ガスを噴出する口である噴射孔7、そしてその内壁面8、ガスを供給する供給孔9を有するものである。
本発明のガスノズルは脱粒の発生を少なくできるので、ガスノズルから放出されるガス中への脱粒量を減らすことができる。これにより例えば、本発明のガスノズルをウェハー上に薄膜を形成させるCVD装置用のガスノズルとして用いた場合、ピンホールの少ない高品質の薄膜が形成されたウェハーを製造することができる。
次に本発明の窒化アルミニウム質焼結体1の製造方法を以下に説明する。
AlN粉末とRE粉末とを含有する筒状成形体を、窒素雰囲気中1700〜1800℃で焼成して相対密度96%以上に緻密化した後、室温まで一旦冷却し、焼成後に噴射孔7の内壁面8側をワイヤーで研磨すると、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3が脱粒して、研磨面に凹部4が形成される。
これを、窒素ガス中1700〜1850℃で再焼成すると、焼結体の内部から希土類元素、アルミニウム、酸素を含む液相が基材の表面部5や凹部4へ物質移動して被膜2となり、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3が脱粒することを抑制することができるのである。
この再焼成の温度は焼成温度より高くし、また、焼成および再焼成の際に用いる容器の材質は、容器から炭素を含むガスが発生しにくい高純度で緻密な窒化アルミニウム焼結体とすることが好ましい。
さらに、焼成温度よりも再焼成の温度を20℃以上高くすることで、基板の表面側ほど希土類元素の濃度が高い窒化アルミニウム質焼結体1を製造することができる。この理由は、再焼成の際に粒界6中の余剰な希土類元素の液相が、焼結体の内部から表面側へ物質移動するからである。またこれに伴って、基材の表面側での複合酸化物の占める割合も高くなる。
また、希土類元素がイットリウムまたはエルビウムとすれば、焼結助剤を析出させるとともに蒸発を低減でき、表面側での希土類元素の濃度を高めることができるので、脱粒の発生がさらに少ない窒化アルミニウム質焼結体1を製造することができる。
次に本発明の窒化アルミニウム質焼結体の各種測定方法について説明する。
窒化アルミニウム質焼結体1が窒化アルミニウムを主成分とすることは、X線回折により窒化アルミニウム質焼結体1の結晶相を分析し、最大のX線回折ピークが窒化アルミニウムの結晶相に帰属すること等により確認できる。
窒化アルミニウムを主成分とする粒子3間に形成される凹部4に、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物を充填されていることは、次のようにして分析することができる。
筒状の窒化アルミニウム質焼結体1の貫通孔全体に樹脂を充填して硬化させた後、樹脂と共に断面を研磨し、好ましくは、錫定盤でペースト状のダイヤモンド砥粒を少量加えながら鏡面加工を行う。鏡面加工の際、ダイヤモンド砥粒は粒径サイズが2μm以下の砥粒を使用することが好ましい。
そして内壁面8側を含む断面部分を走査型電子顕微鏡(日本電子製JXA−8100)の反射電子像で観察すると、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物は、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3よりも相対的に白っぽく写る。さらに、この相対的に白っぽく写る部分をX線マイクロアナライザー(日本電子製JXA−8100波長分散型EPMA)で観察すると、アルミニウム、酸素、希土類元素からなり、それ以外の粒子はアルミニウムと窒素を含むことがわかる。
希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物が窒化アルミニウム質焼結体1の表面に存在することは、次のようにして確認することができる。窒化アルミニウム質焼結体の表面を走査型電子顕微鏡(日本電子製JXA−8100)の反射電子像で観察すると、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物は、窒化アルミニウムを主成分とする粒子3よりも相対的に白っぽく写り、網目状パターンに見える。さらに、この相対的に白っぽく写る部分をX線マイクロアナライザー(日本電子製JXA−8100波長分散型EPMA)で観察すると、希土類元素とアルミニウムとを含むことを確認することができる。
希土類元素の元素をさらに特定するには、窒化アルミニウム質焼結体1に含まれる希土類元素をICP発光分光分析により特定する方法、あるいはX線回折により希土類元素を含む結晶相を特定する方法などを用いる。
以下に本発明の実施例を説明する。
本発明の実施例の試料は以下の要領で作成した。
粒径1〜2μmの窒化アルミニウム粉末94質量%と、希土類元素の酸化物からなる粉末(RE粉末)6質量%からなる混合粉末を出発原料として、この混合粉末に有機バインダーおよびエタノールを添加混合してスラリーを作製した。得られたスラリーを噴霧乾燥し、この顆粒をCIP成形(冷間等方加圧成形)し、得られた成形体を切削加工して筒状の成形体を作製した。この筒状の成形体を窒素ガス中、700℃で3時間熱処理して脱脂した後、高純度の緻密質窒化アルミニウム焼結体からなる焼成用容器に成形体を載置し、窒素ガス中、1750℃、5時間で焼成することにより、ガスノズルの噴射孔7の粗孔をもつ窒化アルミニウム質の筒状焼結体を得た。
次に粗孔の穴径を精度良く仕上げるために、焼成後に室温まで冷却した後、タングステン製ワイヤー(線径φ0.398mm)に平均粒径サイズ1μmのダイヤモンド砥粒を塗布して、外径12mm、長さ45mmの筒状焼結体の噴射孔7の孔径が内径φ0.4±0.0004mmとなるように内壁面8をワイヤーで研磨加工した。ワイヤー研磨加工後、高純度の緻密質窒化アルミニウム焼結体からなる焼成用容器にワイヤー研磨加工したものを載置し、窒素ガス中で1,770℃、5時間で再焼成を行い、本発明の実施例の試料No.1〜4を得た。本発明の実施例の試料No.1〜4には、希土類元素としてイットリビウム(Yb)、ディスプロシウム(Dy)、イットリウム(Y)、エルビウム(Er)をそれぞれ1種ずつ選択したもので、それ以外の条件は同様としたものである。
比較例としては、本発明の範囲外の試料No.5、6を作製し、試料No.5は再焼成しなかったもの、試料No.6は最初の焼成と同じ1,750℃、5時間で再焼成したものであり、いずれも希土類金属としてエルビウム(Er)を選択した。それ以外の条件は実施例と同様としたものである。
次に、得られた試料の洗浄に伴って発生する脱粒の発生量は、次のようにして測定した。まず、クラス1000より高いレベルのクリーンルームで28kHz、1200Wの洗浄漕に、本発明の試料と純水を入れ、粗洗浄と仕上げ洗浄とに分けて順に各5分間超音波洗浄を行った。超音波洗浄機(本多電子W-113)の浴槽に0.1μmフィルターを通して十分脱気した純水3Lを注ぎ、仕上げ洗浄後の試料を、樹脂製の釣り糸でぶらさげて超音波洗浄機の浴槽に触れないように純水中に浸着させた。このように浸漬させた状態で、周波数45kHz、30秒間超音波を印加した。超音波印加後に浴槽内にある脱粒による脱粒粉塵を含む純水をサンプリングした。サンプリングした水に含まれる脱粒による脱粒粉塵の個数を、液中パーティクル測定装置(PARTICLE MEASURING SYSTEMS CLS−700)を用いて測定した。この測定において、粒径が0.2μm以上、0.3μm以上、0.5μm以上、1.0μm以上のそれぞれの脱粒粉塵の個数の測定を行った。測定した脱粒粉塵の個数は、試料表面の面積1cm当たりの脱粒粉塵の発生個数に換算し、脱粒粉塵の発生量(個数/cm)とした結果を以下に示す。
本発明の実施例である試料No.1〜4は、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物から成り、被膜2の一部2aが凹部4内に充填され、被膜2の他部2bが凹部4間を連結するように基材の表面部5上に形成されたものとなっており、脱粒粉塵の発生量が低減された。特に、試料No.3,4は、被覆2が網目状パターンを有し、また被膜2の他部2bが粒界6上に配置しており、また基材内部の複合酸化物と被膜2との連結が確認されており、さらに内壁面8側に近いほど希土類元素の濃度が高いというものとなっており、脱粒粉塵の発生量は試料No.1,2よりもさらに少ないものであった。
一方、比較例の試料No.5のワイヤー研磨加工した面には、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物が存在しておらず、研磨の際に形成された傷や凹部4が観察され、脱粒粉塵の発生量は本発明の試料No.1〜4に比べて非常に多いものであった。また、比較例の試料No.6のワイヤー研磨加工した面には、希土類元素とアルミニウムとの複合酸化物が点状に見受けられる部分もあるが、各凹部4間が複合酸化物で連結している部分はなく、脱粒粉塵の発生量は、本発明の試料No.1〜4に比べてやはり多いものであった。
本発明の窒化アルミニウム質焼結体の表面を拡大した結晶写真である。 本発明の窒化アルミニウム質焼結体の断面図である。 本発明の窒化アルミニウム質焼結体を内壁面に用いたガスノズルの断面図である。 従来の窒化アルミニウム質焼結体の断面図である。
符号の説明
1:窒化アルミニウム質焼結体
2:(希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物からなる)被膜
2a:一部
2b:他部
3:窒化アルミニウムを主成分とする粒子
4:凹部
5:(基材の)表面部
6:粒界
7:噴射孔
8:内壁面
9:供給孔

Claims (7)

  1. 少なくとも表面部が窒化アルミニウムを主成分とする粒子を焼結してなり、周囲を前記窒化アルミニウムを主成分とする粒子により囲まれて表面側に開口する複数の凹部を有した基材と、
    希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物から成り、一部が前記凹部内に充填され、他部が前記凹部間を連結するように前記基材の表面部上に形成された被膜と、を含む窒化アルミニウム質焼結体。
  2. 前記被膜は、平面視して前記基材の表面部上で網目状パターンをなすように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  3. 前記被膜の他部は、窒化アルミニウムを主成分とする粒子の粒界に沿って配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  4. 前記基材の内部で、窒化アルミニウムを主成分とする粒子の粒界に、希土類元素とアルミニウムとを含む複合酸化物が存在しており、該複合酸化物が前記被膜と連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  5. 前記基材の内部に存在する複合酸化物中の希土類元素濃度が、前記基材の表面側に近づくにしたがって高くなるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  6. 前記被膜を形成する複合酸化物中の希土類元素がイットリウムまたはエルビウムであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の窒化アルミニウム質焼結体により少なくとも内壁面を形成してなるガスノズル。
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