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JP2007511548A - 重篤な骨量減少疾患におけるカテプシンk阻害剤の使用 - Google Patents

重篤な骨量減少疾患におけるカテプシンk阻害剤の使用 Download PDF

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JP2007511548A
JP2007511548A JP2006540184A JP2006540184A JP2007511548A JP 2007511548 A JP2007511548 A JP 2007511548A JP 2006540184 A JP2006540184 A JP 2006540184A JP 2006540184 A JP2006540184 A JP 2006540184A JP 2007511548 A JP2007511548 A JP 2007511548A
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Abstract

本発明は概してカテプシンK阻害剤および骨成長におけるその使用に関する。特に本発明はそれを必要とする患者において新たな骨形成を刺激するためのカテプシンK阻害剤の使用に関する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は概してカテプシンK阻害剤および骨成長におけるその使用に関する。特に本発明はそれを必要とする患者において新たな骨形成を刺激するためのカテプシンK阻害剤の使用に関する。
カテプシンKはクローン化され、そして特に破骨細胞において発現されることが見出されている(Tezuka, K. et al., 1994, J Biol Chem 269:1106-1109; Shi, G. P. et al., 1995, FEBS Lett 357:129-134; Bromme, D. and Okamoto. K., 1995, Biol Chem Hoppe Seyler 376:379-384-, Bromme, D. et al., 1996, J Biol Chem 271:2126-2132; Drake, F. H. et al., 1996, J Biol Chem 27 1: 12511- 12516)。クローニングと同時に、骨吸収の低下を伴う大理石骨病表現型を特徴とする常染色体劣性疾患、ピクノディスオストーシスがカテプシンK遺伝子に存在する変異にマッピングされた。今日では、カテプシンK遺伝子で同定されるすべての変異は不活性タンパク質に至ることが解っている(Gelb, B. D. et al., 1996, Science 273:1236- 1213)8: Johnson, M. R. et al., 1996, Genome Res 6:1050-1055。カテプシンKは'37kDaのプレプロ酵素として合成され、これはリソソーム画分に局在し、そしてここでおそらく低pHで成熟27kDa酵素に自己活性化される(McQueney, M. S. et al., 1997, J Biol Chem 272:13955-13960; Littlewood-Evans, A. et al., 1997, Bone 20:81-86)。カテプシンKはカテプシンSに最も密接に関連し、アミノ酸レベルで56%の配列同一性を有する。カテプシンKのS2P2基質特異性はカテプシンSの特異性に類似し、アルギニンのように正に荷電した残基およびフェニルアラニンまたはロイシンのように疎水性残基に関して各々P1およびP2位置で選択性を有する(Bromme, D. et al., 1996, J Biol Chem 271: 2126-2132; Bossard, M. J. et al., 1996)J Biol Chem 271:12517-12524)。カテプシンKは広範なpH範囲で活性であり、pH4−8の間で有意な活性を有し、したがって、pHが約4−5である破骨細胞の吸収窩において良好な触媒活性が可能になる。骨の主要なコラーゲンであるヒトI型コラーゲンはカテプシンKの良好な基質である(Kafienah, W., et al., 1998, Biochem J 331:727-732)。カテプシンKに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いるインビトロ実験では、恐らくカテプシンK mRNAの翻訳の低下のためにインビトロで骨吸収が低減されることが示されている(Inui, T., et al., 1997, J Biol Chem 272:8109-8112)。カテプシンKの結晶構造(McGrath, M. E., et al., 1997, Nat Struct Biol 4:105- 109; Zhao, B., et al., 1997, Nat Struct Biol 4: 109-11)および選択的ペプチド基盤のカテプシンKの阻害剤(Bromme, D., et al., 1996, Biochem J 315:85-89-, Thompson, S. K., et al.,1997, Proc Natl Acad Sci U S A 94:14249-14254)は解明されており、そして非ペプチド基盤のカテプシンKの阻害剤(WO03/020721)が開発されている。骨吸収は最初は多核巨細胞である破骨細胞において実施される。破骨細胞が骨を吸収するメカニズムは骨組織への初期細胞付着、続く細胞外画分または骨小窩の形成による。骨小窩は低pHでプロトン−ATPポンプにより維持される。酸性環境により骨の初期脱ミネラル化、続いてシステインプロテアーゼのようなプロテアーゼによる骨タンパク質またはコラーゲンの分解が可能になる(Delaisse, J. M. et al., 1980, Biochem J 192:365-368; Delaisse, J. et al., 1984, Blochem Biophys Res Commun:441-447; Delaisse, J. M. et al., 1987, Bone 8:305- 313)。コラーゲンは骨の有機マトリックスの95%を構成する。したがって、コラーゲン分解に関与するカテプシンKのようなプロテアーゼは骨ターンオーバーの重要な成分である。骨格は新しい骨に蓄えられる骨芽細胞および骨を分解または吸収する破骨細胞との間の均衡により絶えず再形成されている。いくつかの疾患状態および加齢では、骨形成および吸収の間の均衡が崩壊し;骨はより早い速度で除去される。かかる吸収の不均衡が長期間にわたって延長されると骨構造が弱化し、そして骨折の危険性が高くなる。
本発明によれば、今驚くべきことに、カテプシンK阻害剤がインビボ動物モデルにおいて骨形成効果を発揮することが見出された(実施例1参照)。例えばカテプシンK阻害剤を卵巣切除(OVX)カニクイザルに1日2回、18か月間経口投与する場合、特定の骨における骨形成効果、例えば骨ミネラル密度(BMD)の増加および骨強度の増加が観察される。
したがってカテプシンK阻害剤は、例えば骨粗鬆症、骨減少症、腫瘍(特に腫瘍浸潤および骨転移(BM))、腫瘍により誘起される高カルシウム血症(TIH)および多発性骨髄腫(MM)を含む、重篤な形態の種々の骨量減少障害の処置に特に有用である。
したがって、本発明は患者に有効量カテプシンK阻害剤を投与することを含む、かかる処置を必要とする患者における重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための方法を提供する。
本発明はさらに哺乳動物、例えばヒトにおける重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための医薬品の調製におけるカテプシンK阻害剤の使用を提供する。
本発明はなおさらに哺乳動物、例えばヒトにおける重篤な形態の骨量減少疾患を処置するためのカテプシンK阻害剤および骨量減少疾患の処置に有用なその他の薬剤の使用を提供する。
好ましくは、カテプシンK阻害剤を用いて骨成長を刺激する疾患および医学的症状の処置に本発明を用いる。例えば過剰のまたは不適切な骨量減少に関与する、例えば不適切な骨代謝の結果としての疾患および症状の処置に本発明を用いることができる。かかる疾患および症状の実例には、種々の起源の骨粗鬆症、歯周疾患のような良性の疾患および症状;ならびに種々の癌、例えば乳房、前立腺、肺、腎臓、卵巣の癌、または骨肉腫に関連するMMおよびTIHおよびBMのような特に悪性の疾患の重篤な形態が挙げられる。一般に、カテプシンK阻害剤を用いることができる別の環境においてでも、例えばカテプシンK阻害剤を骨折治療、骨壊死またはプロテーゼの緩みの処置に用いる場合に、本発明を用いて重篤な骨量減少疾患を処置することができる。カテプシンK阻害剤は特に骨粗鬆症、変形性関節炎およびその他の炎症性関節炎、および年齢に関係する骨量減少を含む一般的な骨量減少、ならびに特に歯周疾患を含む骨代謝の疾患の重篤な形態を処置するために有用である。
さらにカテプシンK阻害剤は驚くべきことに、その抗吸収効果(これは予測され、そして文献から公知である)を介するのみならず、その驚くべき骨形成効果を介するために、骨強度を改善する。好ましくは、カテプシンK阻害剤は背骨および大腿骨ミネラル密度(BMD)および骨強度を増加させる。
したがって、本発明は骨粗鬆症、例えば重篤な骨粗鬆症の危険性があるか、またはそれを有している哺乳動物、例えばヒト、さらに好ましくは閉経後の女性における骨折、好ましくは背骨および大腿骨の骨折の危険性を低減させるための医薬品の製造のためのカテプシンK阻害剤の使用に関する。その医薬品を用いて外傷の可能性のある部位、または実際の外傷の部位での剛性および/または強靱性を増加させることができる。外傷は一般的には骨折、外科的外傷、関節置換術、整形外科的処置等を含む。骨強靱性および/または剛性の増加には一般的に特定の骨、例えば脊椎および長骨の骨膜下部位のミネラル密度の増加、骨強度の増加等が含まれる。一般的に骨折の発生の低下には未処置対照集団に比較した対象の骨折の可能性または実際の発生の低下が含まれる。さらに大腿骨ミネラル密度により一般的な骨折の長期間の危険性を予測することができる(Melton et al, J. of Bone and Miner Res, 2003; 18(2):312-318)。
本発明の使用および方法は、例えばビスホスホナートを用いて骨転移の進行または過剰な骨吸収を予防または阻止する骨量減少疾患の既存の治療に対する、およびリウマチ性関節炎および骨関節炎のような炎症性疾患の治療、ならびに骨粗鬆症および骨減少症のための全ての形態の治療に関して改善を表す。
したがって本発明の記載において、「処置」または「処置する」なる用語は重篤な骨量減少疾患の防止的または予防的処置、および治療または処置の双方、特に重篤な骨粗鬆症の処置を意味する。
したがって、本発明の実施態様は特に:患者に有効量のカテプシンK阻害剤を投与することを含むかかる処置を必要とする患者における重篤な形態の骨量減少の処置のための方法;1つのまたは複数の重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための医薬品の調製におけるカテプシンK阻害剤の使用;または1つのまたは複数の重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための薬剤としてのカテプシンK阻害剤の使用を提供する。
これらの適応に関して、適切な用量は、もちろん例えば用いる特定のカテプシンK阻害剤、宿主、投与様式、ならびに処置される症状の性質および重篤度に依存して異なる。しかしながら一般に、動物において約1から約300mg/kg動物体重の1日用量で満足のできる結果が得られることが示されている。大型哺乳動物、例えばヒトでは、指示される1日用量は本発明による化合物の約0.01から約2gの範囲であり、便宜的に例えば分割用量で1日4回まで投与される。カテプシンK阻害剤を任意の通常の様式で、例えば経口的に、例えば錠剤もしくはカプセルの形態で、または非経腸的に、例えば注射用溶液もしくは溶液の形態で投与することができる。
本発明はまた重篤な形態の骨量減少疾患の処置において使用するための、カテプシンK阻害剤を少なくとも1つの医薬用担体または希釈剤と共に含む医薬組成物をも提供する。かかる組成物を慣用される様式で製造することができる。単位投与量形態は例えば約2.5mgから約1000mgのカテプシンK阻害剤を含有することができる。
別の態様では、本発明は有効で、そして耐性がよい、すなわち摂取する患者にとって安全である具体的なカテプシンK阻害剤、すなわちN−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド(化合物A)に関して特有の用量範囲を提供する。好ましい用量範囲は1と50mgの間の化合物Aまたは、化合物Aの塩基の量が成人すなわち20歳以上のヒトで1日あたり1と50mgの間である薬学的に許容されるその塩である。さらに好ましい用量は50.1mg以下の化合物Aもしくは、化合物Aの塩基の量が50.1mg未満、例えば1mg、5mg、10mg、25mg、50mg;なおさらに好ましくは1から50mgの間、例えば1mg、5mg、10mg、25mg、50mg;なおさらに好ましくは5から50mgの間、例えば5mg、10mg、25mg、50mg;なおさらに好ましくは5から25mgの間、例えば5mg、10mg、25mgである薬学的に許容される塩であるか;またはその他の好ましい用量は1、5、10、25もしくは50mgの化合物Aもしくは、ここで化合物Aの塩基の量が1、5、10、25もしくは50mgである薬学的に許容されるその塩である。化合物Aの好ましい塩はマレイン酸塩である。例えば好ましい範囲は、1と64.1mgの間、例えば64.2mg未満の化合物Aのマレイン酸塩である。
本発明で用いるカテプシンK阻害剤は典型的には骨を形成する、特に骨膜下部位、すなわち脊椎および長骨で皮質骨形成を刺激するものである。好ましくは、医薬組成物および本発明の処置方法において用いるカテプシンK阻害剤は典型的には、例えばWO9523222、WO9630353、WO9640737、WO9716433、WO9801133、WO9805336、WO9808802、WO9846582、WO9848799、WO9849152、WO9850342、WO9850533、WO9850534、WO9911637、WO9924460、WO9948911、WO9959526、WO9959570、WO9964399、WO9966925、WO0029408、WO0038687、WO0039115、WO0048993、WO0049011、WO0054769、WO0055124、WO0055125、WO0055126、WO0055144、WO0058296、WO0059881、WO0109110、WO0109169、WO0119808、WO0119816、WO0134153、WO0134154、WO0134155、WO0134156、WO0134157、WO0134158、WO0320721、WO0320278、WO0313518、WO02100849、WO0298406、WO0296892、WO0292563、WO0288106、WO0280920、WO0270519、WO0270517、WO0269992、WO0269901、WO0257270、WO0257249、WO0257248、WO0257246、WO0158886、WO0155123に開示されるカテプシンK阻害剤、または式V:
Figure 2007511548
(式中、Rは場合によって置換されていてよく(アリール、アリール−低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−低級アルキル);
およびRは一緒になって、それが結合する炭素原子とで環を形成するように、場合によってはO、SまたはNRにより介在されてよい低級アルキレンを表し、そしてRは水素、低級アルキルまたはアリール−低級アルキルであり;
およびRは別個にHもしくは場合によっては置換されてよい(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)、−C(O)ORまたは−C(O)NRであり、ここでRは場合によっては置換されていてよく(低級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、ビシクロアルキルまたはヘテロシクリル)、そしてRはHもしくは場合によっては置換されてよい(低級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、ビシクロアルキルまたはヘテロシクリル)か;または
およびRは一緒になって、それが結合する炭素原子とで環を形成するように、場合によってはO、SもしくはNRにより介在されてよい低級アルキレンを表し、そしてRは水素、低級アルキルもしくはアリール−低級アルキルであるか;または
はHもしくは場合によっては置換されてよい低級アルキルであり、そしてRは式−X−(Y−(Ar)−Q−Z
(式中、YはO、S、SO、SO、N(R)SO、N−R、SONR、CONRまたはNRCOであり;
Nは0または1であり;
Pは0または1であり;
は低級アルキレンであるか:またはnが0である場合、XはまたO、S、SO、SO、NR、SONR、CONRもしくはNRCOにより介在されるC−C−アルキレンでもあり、そしてRは水素、低級アルキルまたはアリール−低級アルキルであり;
Arはアリーレンであり;
Zはヒドロキシル、アシルオキシ、カルボキシル、エステル化カルボキシル、アミド化カルボキシル、アミノスルホニル(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)アミノスルホニルもしくは(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)スルホニルアミノカルボニルであるか;またはZはテトラゾリル、トリアゾリルもしくはイミダゾリルであり;
Qは直接結合、低級アルキレン、Y−低級アルキレンまたはYにより介在されるC−C−アルキレンである)
の置換基であり;
は−C(O)−、−C(S)−、−S(O)−、−S(O)−または−P(O)(OR)−であり、そしてRは前記で定義したとおりであり;
Yは酸素またはイオウであり;
Lは場合によっては置換されていてよい−Het−、−Het−CH−または−CH−Het−であり、そしてHetはO、NまたはSから選択されるヘテロ原子であり;および
Xは0または1であり;ならびに
前記の定義のアリールは炭素環式または複素環式アリールを表す)
の化合物または生理学的に許容されるおよび切断可能なそのエステルもしくは塩を含む。
式Vの特定の化合物は、例えば置換基は場合によっては置換されていてよい窒素含有複素環式置換基(=HetIV)であるが、Rは置換されたフェニルである化合物である。この置換基はフェニル環の2−または3−位でよいが、好ましくは4−位である。HetIVは少なくとも1個の窒素原子、2から10個、好ましくは3から7個、最も好ましくは4または5個の炭素原子、および場合よってはO、Sまたは好ましくはNから選択される1つまたはそれより多いさらなるヘテロ原子を含有する複素環式環系を表す。
HetIVは不飽和、例えば芳香族、窒素含有複素環を含み得るが;好ましくは飽和窒素含有複素環を含む。特に好ましい飽和窒素含有複素環はピペラジニル、好ましくはピペラジン−1−イルまたはピペリジニル、好ましくはピペリジン−4−イルである。
HetIVは、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、場合によっては置換されていてよいC1−4アルキル(例えばヒドロキシにより置換されたアルキル、アルキルオキシ、アミノ、場合によっては置換されていてよいアルキルアミノ、場合によっては置換されていてよいジアルキルアミノ、アリールまたはヘテロシクリル)、C1−4アルコキシから別個に選択される1つまたはそれより多い置換基、例えば5個までの置換基により置換され得る。好ましくはHetIVは窒素原子で置換され、最も好ましくは窒素原子で一置換される。HetIVに関する好ましい置換基はC−C低級アルキル、C−C低級アルコキシ−C−C低級アルキル、C−C10アリール−C−C低級アルキル、またはC−Cシクロアルキルである。
本発明の特に好ましい実施態様は式VI:
Figure 2007511548
(式中、XはCHまたはNであり、そして
はH、C−C低級アルキル、C−C低級アルコキシ−C−C低級アルキル、C−C10アリール−C−C低級アルキル、またはC−Cシクロアルキルである)
の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはエステルを提供する。
したがってRのC−C低級アルキルとしての特定の実例はメチル、エチル、n−プロピル、またはi−プロピルが好ましい。RのC−C低級アルコキシ−C−C低級アルキルとしての特定の実例はメトキシエチルである。RのC−C10アリール−C−C低級アルキルとしての特定の実例はベンジルである。RのC−Cシクロアルキルとしての特定の実例はシクロペンチルである。式VIの特定の化合物の実例は:N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−[4−(1−プロピル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(1−プロピル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−[1−(2−メトキシ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(1−シクロペンチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド;N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ベンズアミド、およびN−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(ピペリジン−4−イル)−ベンズアミドである。
本発明において使用するための最も好ましいカテプシンK阻害剤はN−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−[4−(1−プロピル)−ピペラジン−1−イル]−ベンズアミドまたはその薬理学的に許容される塩である。
前記で記載した全てのカテプシンK阻害剤は文献から公知である。これにはその生成が含まれる(例えば米国特許第6353017B1号、15−17頁参照)。
本発明において使用するためのこれに代わるクラスのカテプシンK阻害剤化合物は式VII:
Figure 2007511548
(式中、
10はH、−R14、−OR14またはNR1314であり、
ここでR13はH、低級アルキルまたはCからC10シクロアルキルであり、そして
14は低級アルキルまたはCからC10シクロアルキルであり、そして
ここでR13およびR14は別個に、場合によってはハロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、CN、NO、または場合によっては一もしくは二低級アルキル置換されたアミノにより置換されていてよく;
11は−CO−NR1516、−NH−CO−R15、−CH−NH−C(O)−R15、−CO−R15、−S(O)−R15、−S(O)−R15、−CH−CO−R15または−CH−NR1516であり、
ここで、
15はアリール、アリール−低級アルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルキル−低級アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−低級アルキルであり、
16はH、アリール、アリール−低級アルキル、アリール−低級−アルケニル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルキル−低級アルキル、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクリル−低級アルキルであるか、または
ここでR15およびR16はそれが結合する窒素原子と一緒に結合してN−ヘテロシクリル基を形成し、
ここでN−ヘテロシクリルは3から8個の環原子を有し、場合によってはさらにN、NR17、O、S、S(O)またはS(O)(ここでR17はHもしくは場合によっては置換されていてよい(低級アルキル、カルボキシ、アシル(低級アルキルアシル、例えばホルミル、アセチルもしくはプロピオニル、またはアリールアシル、例えばベンゾイルの双方を含む)、アミド、アリール、S(O)またはS(O)である)から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する、その窒素原子を介して結合する飽和、特に不飽和または芳香族窒素含有複素環式部分を示し、そしてここでN−ヘテロシクリルは場合によっては、例えばベンゼンまたはピリジン環と二環式構造で融合していてよく、そしてここでN−ヘテロシクリルは場合によっては3から8員シクロアルキルまたは複素環式環とスピロ構造で連結されていてよく、ここで複素環式環は3から10個の環員を有し、そしてN、NR16、O、S、S(O)またはS(O)(ここでR16は前記で定義されるとおりである)から選択される1から3個のヘテロ原子を含有し、そして
ここでヘテロシクリルは3から10個の環員を有し、そしてN、NR17、O、S、S(O)またはS(O)(ここでR17は前記で定義されるとおりである)から選択される1から3個のヘテロ原子を含有する環を示し、そしてここでR15およびR16は別個に、場合によってはハロ、ヒドロキシ、オキソ、低級アルコキシ、CNもしくはNO、または場合によっては置換されていてよい(場合によっては一または二低級アルキル置換されたアミノ、低級アルコキシ、アリール、アリール−低級アルキル、N−ヘテロシクリルまたはN−ヘテロシクリル−低級アルキル(ここで場合による置換基は、ハロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−カルボニル、CN、NO、N−ヘテロシクリルもしくはN−ヘテロシクリル−低級アルキル、または場合によっては一もしくは二低級アルキル置換されたアミノから選択される1から3個の置換基を含む)から選択される1つまたはそれより多い基、例えば1−3個の基により置換されていてよく;
12は別個にHであるか、または場合によっては置換されていてよく(低級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルキル−低級アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−低級アルキル)、そして
ここでR2は場合によってはハロ、ヒドロキシ、オキソ、低級アルコキシ、CN、NO、または場合によっては一もしくは二低級アルキル置換されたアミノにより置換されていてよい)
の化合物または生理学的に許容される、および切断可能なそのエステルもしくは塩
を含む。
ハロまたはハロゲンはI、Br、ClまたはFを示す。
前記および後記で有機ラジカルまたは化合物と関連して言及している「低級」なる用語は、各々7個を含んで7個まで、好ましくは5個を含んで5個まで、そして有利には1、2または3個の炭素原子を有し、分岐しているかまたは分岐していないようなものと定義される。低級アルキル基は分岐しているかまたは分岐していないで、そして1から7個の炭素原子、好ましくは1−5個の炭素原子を含有する。低級アルキルは;例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピルイソブチル、3級ブチルまたはネオペンチル(2,2−ジメチルプロピル)を表す。
ハロ置換低級アルキルは6個までのハロ原子により置換されたC−C低級アルキルである。
低級アルコキシ基は分岐しているかまたは分岐していないで、そして1から7個の炭素原子、好ましくは1−4個の炭素原子を含有する。低級アルコキシは例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシ、イソブトキシまたは3級ブトキシを表す。
低級アルケン、アルケニルまたはアルケニルオキシ基は分岐しているかまたは分岐していないで、そして2から7個の炭素原子、好ましくは2−4個の炭素原子を含有し、そして少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含有する。低級アルケン低級アルケニルまたは低級アルケニルオキシは例えばビニル、プロプ−1−エニル、アリル、ブテニル、イソプロペニルまたはイソブテニルおよびそのオキシ均等物を表す。
低級アルケン、アルキニルまたはアルキニルオキシ基は分岐しているかまたは分岐していないで、そして2から7個の炭素原子、好ましくは2−4個の炭素原子を含有し、そして少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含有する。低級アルキンまたはアルキニルは例えばエチニル、プロプ−1−イニル、プロパルギル、ブチニル、イルプロピニルまたはイソブチニルおよびそのオキシ均等物を表す。
本発明の記載では、酸素含有置換基、例えばアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、カルボニル等はそのイオウ含有相同体、例えばチオアルコキシ、チオアルケニルオキシ、チオアルキニルオキシ、チオカルボニル、スルホン、スルホキシド等を包含する。
アリールは炭素環式または複素環式アリールを表す。
炭素環式アリールは単環式、二環式または三環式アリール、例えばフェニルまたは、低級アルキル、低級アルコキシ、アリール、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、低級アルキレンジオキシおよびオキシ−C−C−アルキレンならびにその他の置換基、例えば実施例に記載されるようなものから選択される1、2または3個のラジカルにより一、二または三置換されたフェニル;または1−もしくは2−ナフチル;または1−もしくは2−フェナントレニルを表す。低級アルキレンジオキシはフェニルの2個の隣接する炭素原子に結合した2価の置換基、例えばメチレンジオキシまたはエチレンジオキシである。オキシ−C−C−アルキレンもまたフェニルの2個の隣接する炭素原子に結合した2価の置換基、例えばオキシエチレンまたはオキシプロピレンである。オキシ−C−C−アルキレン−フェニルに関する実例は2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イルである。
炭素環式アリールとして好ましいのはナフチル、フェニルまたは場合によっては置換されていてよいフェニル、例えば実施例に記載されるようなもの、例えば低級アルコキシ、フェニル、ハロゲン、低級アルキルまたはトリフルオロメチルにより一または二置換されたものである。
複素環式アリールは単環式または二環式ヘテロアリール、例えばピリジル、インドリル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、フラニル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チエニル、または置換された任意の該ラジカル、特に前記で定義されるような一または二置換されたものを表す。
好ましくは複素環式アリールはピリジル、インドリル、キノリニル、ピロリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チエニル、または置換された任意の該ラジカル、特に前記で定義されるような一または二置換されたものである。
シクロアルキルは場合によっては低級アルキルにより置換されていてよい飽和環状炭化水素を表し、これは3から10個の環炭素を含有し、そして有利には場合によっては低級アルキルにより置換されていてよいシシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはクロオクチルである。
N−ヘテロシクリルは前記で定義されるとおりである。好ましいN−複素環式置換基は場合によっては置換されていてよいピロリジン、ピロール、ジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、ピリジン、ピリミジン、トリアジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、フタルイミド、ヒダントイン、オキサゾリジノンまたは2,6−ジオキソ−ピペラジンおよび、例えば後記の実施例に記載するようなものである。
別の実施態様では、本発明は式VIII:
Figure 2007511548
(式中、R12は前記で定義されるとおりであり、そしてR15'''およびR16'''は各々R15およびR16に関して定義されるとおりである)
の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはエステルを提供する。
12は好ましくはR12'であり、これは低級アルキル、例えば直鎖状またはさらに好ましくは分岐鎖状のC−Cアルキル、例えば特に2−エチルブチル、イソブチル、もしくは2,2−ジメチルプロピル;またはC−Cシクロアルキル、特にシクロプロピル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルである。
15'''およびR16'''は、R15'''およびR16'''が、それが結合する窒素原子と一緒に結合してN−ヘテロシクリル基を形成するようなものでよい。R15'''は好ましくは、場合によっては置換されていてよい(アリール−低級アルキル、ヘテロシクリル−アリール、N−ヘテロシクリル−アリールまたはアリール−N−ヘテロシクリル(ここでN−ヘテロシクリルは前記で定義されるとおりである))。R15'''は好ましくは、場合によってはハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシまたは低級アルコキシ−低級アルキルから選択される1−4個の置換基により置換されていてよい。例えばR15'''は4−メトキシ−ベンジル、3−メトキシ−ベンジル、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンジル、4−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−ベンジル、1−メチル−1−フェニル−エチル、2−(4−メトキシ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチル、2−(4−フルオロ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチル、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−エチル、2−[4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1,1−ジメチル−エチル、2−{4−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1,1−ジメチル−エチル、2−{3−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1,1−ジメチル−エチル、2−[3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1,1−ジメチル−エチル、2−[3−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−1,1−ジメチル−エチル、1,1−ジメチル−2−(3−ピロリジン−1−イル−フェニル)−エチル、2−{3−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−1,1−ジメチル−エチル、2−(4−メトキシ−フェニル)−エチル、2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−エチル、2−[4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−エチル、2−{4−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−エチル、2−(3−メトキシ−フェニル)−エチル、2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−エチル、2−[4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−エチル、2−ピロール−1−イル−エチル、3−ピペリジン−1−イル−プロピル、2−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−プロピル、2−メチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−プロピル、2−[4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−2−メチル−プロピル、2−{4−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−2−メチル−プロピル、2−{4−[ピリミジン−1−イル]−フェニル}−2−メチル−プロピル、4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル−メチル、4−(4−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル−メチル、1−メチル−1−(1−フェニル−シクロプロピル)−エチルである。例えばそれが結合する窒素原子と一緒に結合してN−ヘテロシクリル基を形成するR15'''およびR16'''は4−(2−ピリジン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル、[4−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル、4−ピリジン−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル、4−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル、4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル、4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル、4−(3−ジエチルアミノ−プロピル)−ピペラジン−1−イル、4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イル、4−ピロリジン−1−イル−ピペリジン−1−イル、4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルである。
好ましい実施態様では、本発明は式IX:
Figure 2007511548
(式中、R12は前記で定義されるとおりであり、そしてR15'はR15に関して前記で定義されるとおりである)
の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはエステルの本発明による使用を提供する。
12は好ましくはR12'であり、これは低級アルキル、例えば直鎖状またはさらに好ましくは分岐鎖状のC−Cアルキル、例えば特に2−エチルブチル、イソブチルもしくは2,2−ジメチルプロピル;またはC−Cシクロアルキル、特にシクロプロピル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルである。
15'は好ましくは場合によっては置換されていてよい(アリール−低級アルキル、ヘテロシクリル−アリール、N−ヘテロシクリル−アリールまたはアリール−N−ヘテロシクリル(ここでN−ヘテロシクリルは前記で定義されるとおりである))。R15'は好ましくは場合によっては、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシ−カルボニルまたは低級アルコキシ−低級アルキルから選択される1−4個の置換基により置換されていてよい。例えばR15'は4−メトキシ−フェニル、4−(1−プロピル−ピペリジン−4−イル)−フェニル、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、4−[1−(2−メトキシ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−フェニル、4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−プロピオニル、3−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−プロピオニル、4−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、4−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル、4−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル、4−ピペラジン−1−イル−フェニル、4−[4−(カルボン酸tert−ブチルエステル)ピペラジノ−1−イル−]−フェニル、3−[4−(カルボン酸tert−ブチルエステル)ピペラジノ−1−イル−]−フェニル、3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル,3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、3−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル、3−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル、3−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル、3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル、3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−4−メトキシ−フェニル、4−ジメチルアミノメチル−フェニル、4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル、4−[1−(2−メトキシ−エチル)−ピペリジン−4−イルメチル]−フェニル、4−メトキシ−3−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル、3−[4−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−2,2−ジメチル−プロピオニル、3−[4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−プロピオニル、3−(4−ピロリジン−1−イル−フェニル)−プロピオニル、3−[3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−2,2−ジメチル−プロピオニル、3−{3−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−2,2−ジメチル−プロピオニル、3−{3−[4−(2−エトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−フェニル}−2,2−ジメチル−プロピオニル、3−(3−ピロリジン−1−イル−フェニル)−プロピオニル、2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−イソブチル、2−(4−メトキシ−フェニル)−アセチル、2−(3−メトキシ−フェニル)−アセチル、2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−アセチル、2−[4−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−アセチル、2−[4−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−アセチル、2−(4−ピロリジン−1−イル−フェニル)−アセチル、2−[4−(2−ジエチルアミノ−エチルアミノ)−フェニル]−イソブチル、2−(4−ピロリジン−1−イル−フェニル)−イソブチルである。
特に好ましい化合物はWO03/020278A1、17−52頁に開示されるような実例である。
本発明における使用のためのこれに代わるクラスのカテプシンK化合物として前記で記載した全てのカテプシンK阻害剤は文献から公知である。これには生成が含まれる(例えばWO03/020278A1、9−12頁参照)。
カテプシンK阻害剤を単独の活性成分として、または例えば補助剤として別の治療薬(他薬剤)と組み合わせて投与することができる。他薬剤の実例には、限定するものではないが、骨吸収疾患、腫瘍性疾患、関節炎、高カテプシンK活性の存在により悪化する疾患またはカテプシンK阻害剤の存在により改善される疾患を処置または予防する;骨細胞におけるカテプシンKの機能を活性化する;癌細胞におけるカテプシンKの機能を阻止する;細胞におけるカテプシンKの発現を阻止する;および腫瘍細胞の成長を阻止するのに有用な薬剤が含まれる。他薬剤をカテプシンK阻害剤の前、後または同時に投与することができる。これらの実施態様では、カテプシンK阻害剤が患者においてその治療効果を発揮する時点は、他薬剤が患者においてその治療効果を発揮する時点と重複する。
1つの実施態様では、他薬剤は骨量減少疾患(例えば骨粗鬆症)の処置または予防に有用である。骨量減少疾患の処置または予防に有用である他薬剤には、限定するものではないが、第1のカテプシンK阻害剤以外のカテプシンK阻害剤(例えば以下参照)、ビスホスホナート(例えばエイトドロネート、パミドロネート、アレンドロネート、リセドロネート、ゾレドロン酸、イバンドロネート、クロドロネートまたはチルドロネート)、タモキシフェン、ラロキシフェン、メドロキシプロゲステロン、ダニゾールおよびゲストリノンのような選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、副甲状腺ホルモン(“PTH”)またはそのフラグメントもしくは類似体、内因性PTHを放出する化合物(例えばPTH放出化合物)およびカルシトニンまたはそのフラグメントもしくは類似体が挙げられる。
別の実施態様では、他薬剤は腫瘍性疾患の処置または予防に有用である。1つの実施態様では、他の治療薬は癌(例えば乳房、卵巣、子宮、前立腺または視床下部の癌)の処置または予防に有用である。癌または腫瘍性疾患の処置または予防に有用である他の治療薬には、限定するものではないが、アルキル化剤(例えばニトロソウレア)、代謝拮抗剤(例えばメトトレキサートまたはヒドロキシウレア)、エトポシド、カンパテシン(campathecins)、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、コルヒチン、イリノテカン、カンプトテシン、シクロホスファミド、5−フルオロウラシル、シスプラチン、カルボプラチン、メトトレキサート、トリメトレキサート、エルビタックス、サリドマイド、タクソール、ビンカアルカロイド(例えばビンブラスチンまたはビンクリスチン)または微小管安定剤(例えばエポチロン)が挙げられる。
癌の処置または予防に有用である他薬剤のさらに説明するための実例には、限定するものではないが:アシビシン;アクラルビシン;塩酸アコダゾール;アクロニン;アドゼレシン;アルデスロイキン;アルトレタミン;アンボマイシン(ambomycin);酢酸アメタントロン;アミノグルテチミド;アムサクリン;アナストロゾール;アンスラマイシン;アスパラギナーゼ;アスペルリン(asperlin);アザシチジン;アゼテパ(azetepa);アゾトマイシン(azotomycin);バチマスタット;ベンゾデパ;ビカルタミド;塩酸ビサントレン;二メシル酸ビスナフィド;ビゼレシン;硫酸ブレオマイシン;ブレキナルナトリウム;ブロピリミン;ブスルファン;カクチノマイシン(cactinomycin);カルステロン;カラセミド;カルベチマー;カルボプラチン;カルムスチン;塩酸カルビシン(carubicin);カルゼレシン;セデフィンゴール;クロラムブシル;シロルマイシン(cirolemycin);シスプラチン;クラドリビン;メシル酸クリスナトール;シクロホスファミド;シタラビン;ダカルバジン;ダクチノマイシン;塩酸ダウノルビシン;デシタビン;デキソルマプラチン;デザグアニン;メシル酸デザグアニン;ジアジコン;ドセタキセル;ドキソルビシン;塩酸ドキソルビシン;ドロロキシフェン;クエン酸ドロロキシフェン;プロピオン酸ドロモスタノロン;デュアゾマイシン(duazomycin);エダトレキセート;塩酸エフロルニチン;エルサミトルシン(elsamitrucin);エンロプラチン;エンプロマート;エピプロピジン;塩酸エピルビシン;エルブロゾール(erbulozole);塩酸エソルビシン(esorubicin);エストラムスチン;エストラムスチンリン酸ナトリウム;エタニダゾール;エトポシド;リン酸エトポシド;エトプリン(etoprine);塩酸ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フロクスウリジン;リン酸フルダラビン;フルオロウラシル;フルロシタビン;ホスキドン;ホストリエシンナトリウム;ゲムシタビン;塩酸ゲムシタビン;ヒドロキシウレア;塩酸イダルビシン;イホスファミド;イルモホシン;ImiDs;インターロイキンII(組換えインターロイキンIIすなわちrIL2を含む)、インターフェロン−2a;インターフェロンアルファ−2b;インターフェロンアルファ−n1;インターフェロンアルファ−n3;インターフェロンベータ−Ia;インターフェロンガンマ−Ib;イプロプラチン;塩酸イリノテカン;酢酸ランレオチド;レトロゾール;酢酸ロイプロリド;塩酸リアロゾール;ロメトレキソールナトリウム;ロムスチン;塩酸ロソキサントロン;マソプロコール;マイタンシン;塩酸メクロレタミン;酢酸メゲストロール;酢酸メレンゲストロール;メルファラン;メノガリル;メルカプトプリン;メトトレキサート;メトトレキサートナトリウム;メトプリン;メツレデパ;ミチンドミド;マイトカルシン(mitocarcin);マイトクロミン;マイトギリン(mitogillin);マイトマルシン(mitomalcin);マイトマイシン;ミトスペル(mitosper);ミトタン;塩酸ミトキサントロン;ミコフェノール酸;ノコダゾール;ノガラマイシン;オルマプラチン;オキシスラン;パクリタキセル;ペグアスパラガーゼ;ペリオマイシン(peliomycin);ペンタムスチン(pentamustine);硫酸ペプロマイシン;ペルホスファミド;ピポブロマン;ピポスルファン;塩酸ピロキサントロン;プリカマイシン;プロメスタン;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニムスチン(prednimustine);塩酸プロカルバジン;ピューロマイシン;塩酸ピューロマイシン;ピラゾフリン;リボプリン;ログレチミド;サフィンゴール;塩酸サフィンゴール;SelCid;セムスチン;シムトラゼン;スパルホサート(sparfosate)ナトリウム;スパルソマイシン;塩酸スピロゲルマニウム;スピロムスチン;スピロプラチン;ストレプトニグリン;ストレプトゾシン;スロフェヌル;タリソマイシン;テコガランナトリウム;テガフール;塩酸テロキサントロン;テモポルフィン;テニポシド;テロキシロン;テストラクトン;チアミプリン;チオグアニン;テモゾロマイド;テモダール;チオテパ;チアゾフリン;チラパザミン;クエン酸トレミフェン;酢酸トレストロン(trestolone);リン酸トリシリビン;トリメトレキサート;グルクロン酸トリメトレキサート;トリプトレリン;塩酸ツブロゾール;ウラシルマスタード;ウレデパ;バプレオチド;ベルテポルフィン;硫酸ビンブラスチン;硫酸ビンクリスチン;ビンデシン;硫酸ビンデシン;硫酸ビネピジン(vinepidine);ビングリシナート(vinglycinate);硫酸ビンロイロシン(vinleurosine);酒石酸ビノレルビン;硫酸ビンロシジン(vinrosidine);硫酸ビンゾリジン(vinzolidine);ボロゾール;ゼニプラチン;ジノスタチン;塩酸ゾルビシンが挙げられる。
癌の処置または予防に有用である他薬剤には、限定するものではないが:20−エピ−1,25ジヒドロキシビタミンD3;5−エチニルウラシル;アビラテロン;アクラルビシン;アシルフルベン;アデシペノール(adecypenol);アドゼレシン;アルデスロイキン;ALL−TKアンタゴニスト;アルトレタミン;アンバムスチン;アミドクス(amidox);アミホスチン;アミノレブリン酸;アムルビシン;アムサクリン;アナグレライド;アナストロゾール;アンドログラフォロイド;血管形成阻害剤;アンタゴニストD;アンタゴニストG;アンタレリクス(antarelix);抗背側化形態形成タンパク質−1;抗アンドロゲン、前立腺癌;抗エストロゲン;抗新生物薬;グリシン酸アフィジコリン;アポトーシス遺伝子モジュレーター;アポトーシス調節剤;アプリン酸;ara−CDP−DL−PTBA;アルギニンデアミナーゼ;アスラクリン(asulacrine);アタメスタン;アトリムスチン;アキシナスタチン(axinastatin)1;アキシナスタチン2;アキシナスタチン3;アザセトロン;アザトキシン(azatoxin);アザチロシン;バッカチンIII誘導体;バラノール(balanol);バチマスタット;BCR/ABLアンタゴニスト;ベンゾクロリン;ベンゾピラノン、ベンゾイルスタウロスポリン;ベータラクタム誘導体;ベータアレチン(beta-alethine);ベータクラマイシンB;ベツリン酸;bFGF阻害剤;ビカルタミド;ビサントレン;ビスアジリジニルスペルミン;ビスナフィド;ビストラテン(bistratene)A;ビゼレシン;ブレフラート(breflate);ブロピリミン;ブドチタン;ブチオニンスルホキシミン;カルシポトリオール;カルホスチンC;カンプトテシン誘導体;カナリーポックスIL−2;カペシタビン;カルボキサミド−アミノ−トリアゾール;カルボキシアミドトリアゾール;CaRest M3;CARN 700;軟骨由来阻害剤;カルゼレシン;カゼインキナーゼ阻害剤(ICOS);細胞サイクル阻害剤(例えばフラボピリドールA、トリプロスタチンB、p19ink4D);
サイクリン依存性キナーゼ阻害剤(例えばロスコビチン、オロムシン(olomucine)およびブリン類似体);MAPキナーゼ阻害剤(CNI−1493);カスタノスペルミン;セクロピンB;セトロレリクス;クロルンズ(chlorlns);クロロキノキサリンスルホンアミド;シカプロスト;シス−ポルフィリン;クラドリビン;クロミフェン類似体;クロトリマゾール;コリスマイシン(collismycin)A;コリスマイシンB;コンブレタスタチンA4;コンブレタスタチン類似体;コナゲニン;クランベシジン816;クリスナトール;クリプトフィシン(cryptophycin)8;クリプトフィシンA誘導体;キュラシンA;シクロペントアントラキノン;シクロプラタム(cycloplatam);シペマイシン(cypemycin);シタラビンオクホスファート;細胞溶解因子;サイトスタチン;ダクリキシマブ(dacliximab);デシタビン;デヒドロジデムニンB;デスロレリン;デキサメタゾン;デキシホスファミド(dexifosfamide);デクスラゾキサン;デクスベラパミル;ジアジコン;ジデムニンB;ジドックス(didox);ジエチルノルスペルミン;ジヒドロ−5−アザシチジン;ジヒドロタクソール、9−;ジオキサマイシン(dioxamycin);ジフェニルスピロムスチン;ドセタキセル;ドコサノール;ドラセトロン;ドキシフルリジン;ドロロキシフェン;ドロナビノール;デュオカルマイシンSA;エブセレン;エコムスチン;エデルホシン;エドレコロマブ;エフロルニチン;エレメン;エミテフル;エピルビシン;エプリステリド;エストラムスチン類似体;エストロゲンアゴニスト;エストロゲンアンタゴニスト;エタニダゾール;リン酸エトポシド;エキセメスタン;ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フィルグラスチム;フィナステリド;フラボピリドール;フレゼラスチン;フルアステロン;フルダラビン;塩酸フルオロダウノルニシン(fluorodaunorunicin);ホルフェニメクス;ホルメスタン;ホストリエシン;フォテムスチン;ガドリニウムテキサフィリン;硝酸ガリウム;ガロシタビン;ガニレリックス;ゼラチナーゼ阻害剤;ゲムシタビン;グルタチオン阻害剤;ヘプスルファム(hepsulfam);ヘレグリン;ヘキサメチレンビスアセトアミド;ヒペリシン;イバンドロン酸;イダルビシン;イドキシフェン;イドラマントン;イルモホシン;イロマスタット;イミダゾアクリドン;イミキモド;免疫刺激ペプチド;インスリン様成長因子−1受容体阻害剤;インターフェロンアゴニスト;インターフェロン;インターロイキン;イオベングアン;ヨードドキソルビシン;イポメアノール、4−;イロプラクト(iroplact);イルソグラジン;イソベンガゾール(isobengazole);イソホモハリコンドリンB;イタセトロン;ジャスプラキノリド;カハラライドF;三酢酸ラメラリン−N;ランレオチド;レイナマイシン;レノグラスチム;硫酸レンチナン;レプトルスタチン(leptolstatin);レトロゾール;白血病阻止因子;白血球アルファインターフェロン;ロイプロリド+エストロゲン+プロゲステロン;ロイプロレリン;レバミゾール;リアロゾール;直鎖ポリアミン類似体;親油性二糖ペプチド;親油性白金化合物;リソクリナミド(lissoclinamide)7;ロバプラチン;ロンブリシン;ロメトレキソール;ロニダミン;ロソキサントロン;ロバスタチン;ロキソリビン;ルルトテカン(lurtotecan);ルテチウムテキサフィリン;リゾフィリン;細胞溶解性ペプチド;マイタンシン;マンノスタチンA;マリマスタット;マソプロコール;マスピン;マトリリシン阻害剤;マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤;メノガリル;メルバロン(merbarone);メテレリン;メチオニナーゼ;メトクロプラミド;MIF阻害剤;ミフェプリストン;ミルテホシン;ミリモスチム;誤対合二重鎖RNA;ミトグアゾン;ミトラクトール;マイトマイシン類似体;ミトナフィド(mitonafide);マイトトキシン繊維芽細胞成長因子−サポリン;ミトキサントロン;モファロテン;モルグラモスチム;モノクローナル抗体、ヒト絨毛ゴナドトロピン;モノホスホリルリピドA+ミオバクテリウム(myobacterium)細胞壁sk;モピダモール;多剤耐性遺伝子阻害剤;多発性腫瘍サプレッサー1−基盤治療;マスタード抗癌剤;ミカペルオキシド(mycaperoxide)B;ミコバクテリア細胞壁抽出物;ミリアポロン(myriaporone);N−アセチルジナリン;N−置換ベンズアミド;ナファレリン;ナグレスチップ(nagrestip);ナロキソン+ペンタゾシン;ナパビン(napavin);ナフテルピン;ナルトグラスチム;ネダプラチン;ネモルビシン(nemorubicin);ネリドロン酸;中性エンドペプチダーゼ;ニルタミド;ニサマイシン(nisamycin);一酸化窒素モジュレーター;窒素酸化物抗酸化剤;ニトルリン(nitrullyn);O6−ベンジルグアニン;オクトレオチド;オキセノン(okicenone);オリゴヌクレオチド;オナプリストン;オンダンセトロン;
オンダンセトロン;オラシン(oracin);口腔サイトカインインデューサー;オルマプラチン;オサテロン;オキサリプラチン;オキサウノマイシン(oxaunomycin);パクリタキセル;パクリタキセル類似体;パクリタキセル誘導体;パラウアミン;パルミトイルリゾキシン;パミドロン酸;パナキシトリオール;パノミフェン;パラバクチン(parabactin);パゼリプチン;ペグアスパルガーゼ;ペルデシン;ペントサン多硫酸ナトリウム;ペントスタチン;ペントロゾール(pentrozole);ペルフルブロン;ペルホスファミド;ペリリルアルコール;フェナジノマイシン;酢酸フェニル;ホスファターゼ阻害剤;ピシバニール;塩酸ピロカルピン;ピラルビシン;ピリトレキシム;プラセチン(placetin)A;プラセチンB;プラスミノーゲンアクチベーター阻害剤;白金複合体;白金化合物;白金−トリアミン複合体;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニゾン;プロピルビス−アクリドン;プロスタグランジンJ2;プロテアソーム阻害剤;プロテインA−基盤免疫モジュレーター;タンパク質キナーゼC阻害剤;(複数の)タンパク質キナーゼC阻害剤、微細藻類;タンパク質チロシンホスファターゼ阻害剤;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害剤;プルプリン;ピラゾロアクリジン;ピリドキシル化ヘモグロビンポリオキシエチレン包合体;rafアンタゴニスト;ラルチトレキセド;ラモセトロン;レチノイン酸(例えば9−シスRA);ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(例えば酪酸ナトリウム、スベロイルアニリドヒドロキサム酸);TRAIL;rasファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤;ras阻害剤;ras−GAP阻害剤;脱メチル化レテリプチン;レニウムRe186エチドロネート;リゾキシン;リボザイム;RIIレチナミド;ログレチミド;ロヒツキン(rohitukine);ロムルチド;ロキニメクス;ルビギノン(rubiginone)B1;ルボキシル(ruboxyl);サフィンゴール;サイントピン(saintopin);SarCNU;サルコフィトールA;サルグラモスチム;Sdi 1疑似物質;セムスチン;老化由来(senescence derived)阻害剤1;センスオリゴヌクレオチド;シグナル伝達阻害剤;シグナル伝達モジュレーター;一本鎖抗原結合タンパク質;シゾフィラン;ソブゾキサン;ナトリウムボロカプテイト;フェニル酢酸ナトリウム;ソルベロール(solverol);ソマトメジン結合タンパク質;ソネルミン;スパルホス酸;スピカマイシンD;スピロムスチン;スプレノペンチン(splenopentin);スポンジスタチン1;スクアラミン;幹細胞阻害剤;幹細胞分割阻害剤;スチピアミド(stipiamide);ストロメリシン阻害剤;スルフィノシン(sulfinosine);超活性血管活性腸管ペプチドアンタゴニスト;スラジスタ(suradista);スラミン;スワインソニン;合成グリコサミノグリカン;タリムスチン;タモキシフェンメチオジド;タウロムスチン;タザロテン;テコガランナトリウム;テガフール;テルラピリリウム(tellurapyrylium);テロメラーゼ阻害剤;テモポルフィン;テモゾロミド;テニポシド;テトラクロロデカオキシド;テトラゾミン(tetrazomine);タリブラスチン(thaliblastine);チオコラリン(thiocoraline);トロンボポエチン;トロンボポエチン疑似物質;チマルファシン;チモポエチン受容体アゴニスト;チモトリナン;甲状腺刺激ホルモン;スズエチルエチオプルプリン;チラパザミン;二塩化チタノセン;トプセンチン(topsentin);トレミフェン;全能性幹細胞因子;翻訳阻害剤;トレチノイン;トリアセチルウリジン;トリシリビン;トリメトレキサート;トリプトレリン;トロピセトロン;ツロステリド;チロシンキナーゼ阻害剤;チルホスチン;UBC阻害剤;ウベニメクス;尿生殖器洞由来成長阻害因子;ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト;バプレオチド;バリオリン(variolin)B;ベクター系、赤血球遺伝子治療;ベラレソール;ベラミン(veramine);ベルジン(verdins);ベルテポルフィン;ビノレルビン;ビンキサルチン;バイタクシン;ボロゾール;ザノテロン(zanoterone);ゼニプラチン;ジラスコルブ;およびジノスタチンスチマラマーが挙げられる。好ましいさらなる抗癌剤は5−フルオロウラシルおよびロイコボリンである。
前記にしたがって、本発明はさらに別の態様を提供する:
治療上有効量のカテプシンK阻害剤、および少なくとも1つの、例えば前記で示したような骨量減少疾患に対する治療薬である第2の薬物の、例えば同時または逐次的な同時投与を含む前記で定義したような方法。
または、治療上有効量のa)カテプシンK阻害剤、およびb)例えば前記で示したような骨量減少疾患に対する治療薬から選択される少なくとも1つの第2の物質を含む治療用組み合わせ、例えばキット(=包装)。キットはその投与のための指示書を含み得る。
カテプシンK阻害剤を骨量減少疾患に対するその他の治療薬と組み合わせて投与する場合、同時投与される組み合わせ化合物の用量は、用いる併用薬の型、例えばそれがビスホスホナート、SERM、カルシトニン、PTH、PTHフラグメントまたはPTH類似体等であるかどうか、用いる特定の薬物、処置される症状等に依存して異なる。カテプシンK阻害剤および第2の薬物を含む医薬組成物を従来の様式で製造することができる。本発明による組成物を任意の慣用される経路、例えば非経腸的に、例えば注射用溶液(例えばゾレドロン酸に関して)もしくは懸濁液、または経腸的に、好ましくは経口的に(例えば化合物Aに関して、実施例1参照)、例えば錠剤もしくはカプセルで投与することができる。
「カテプシンK阻害剤」は1つまたはそれより多い細胞または組織におけるカテプシンKに結合し、そして機能を阻害する化合物である。カテプシンKは例えばTetzuka et al., 1994, J Biol Chem 269: 1106-1109に開示されており、そしてそのアイソフォームまたは変異体、およびカテプシンKに少なくとも95%相同性を有するタンパク質を含む。
カテプシンK阻害剤に関連した「有効量」なる用語は骨量減少疾患、特に重篤な骨量減少疾患、好ましくは重篤な骨粗鬆症、好ましくは閉経後の女性の重篤な骨粗鬆症、腫瘍性疾患、関節炎、カテプシンK活性の存在により悪化する疾患、もしくはカテプシンK阻害剤の存在により改善する疾患を処置すること;骨細胞におけるカテプシンKの機能を活性化すること;癌細胞におけるカテプシンKの機能を阻止すること;細胞におけるカテプシンKの発現を阻止すること;または腫瘍細胞の成長を阻止することができる量を意味する。
別の治療薬に関連した「有効量」なる用語は骨量減少疾患、特に重篤な骨量減少疾患、好ましくは重篤な骨粗鬆症、好ましくは閉経後の女性の重篤な骨粗鬆症、腫瘍性疾患、関節炎、エストロゲンの存在により悪化する疾患、もしくはカテプシンK阻害剤の存在により改善する疾患を処置もしくは予防すること;骨細胞におけるカテプシンKの機能を活性化すること;癌細胞におけるカテプシンKの機能を阻止すること;細胞におけるカテプシンKの発現を阻止すること;または腫瘍細胞の成長を阻止することができる量を意味するが、カテプシンK阻害剤はその治療的または予防的効果を発揮する。
「重篤な形態の骨量減少疾患」なる用語は前記で定義されるような1つの重篤な形態の骨量減少疾患を意味するか、またはいくつかの重篤な形態の骨量減少疾患を意味し得る。
「重篤な骨粗鬆症」なる用語はWHOにしたがって理解されており、すなわち重篤な骨粗鬆症は、骨ミネラル含量に関する値が若年成人の平均以下で2.5SD以上であり、そして少なくとも1つのいわゆる脆弱性骨折(わずかな外傷の結果として生じるので骨粗鬆症に関連すると考えられる骨折)がある場合に存在すると考えられる。
「骨ミネラル密度」すなわちBMDなる用語は、骨の特定の面積におけるミネラル量を測定することを意味する。ミネラルが多いほど骨密度が高い。ミネラルはグラムで測定される;面積を平方センチメートルで測定する−そしてBMDを平方センチメートルあたりのグラムとして記載する。
「T−スコア」なる用語は骨密度を平均的な35歳の健常若年成人女性の骨密度と比較する。T−スコアは標準偏差(SD)と称される統計的手段に基づき、これは平均スコアからの差を反映する。
「患者」は限定するものではないが、ウシ、サル、ウマ、ヒツジ、ブタ、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、ネコ、イヌ、マウス、ラット、ウサギ、およびモルモットのような動物を含む動物、1つの実施態様では哺乳動物、別の実施態様ではヒトである。
以下の実施例での説明により本発明をさらに記載する。
実施例1:N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド(化合物A)18か月間毎日経口処置後の卵巣切除(OVX)カニクイザルにおける骨ミネラル密度(BMD)に及ぼす陽性効果および生体力学:
ここでは、骨粗鬆症のヒト以外の霊長類モデルにおける骨に及ぼす化合物Aの影響を評価するために18か月の長期試験を実施する。いくつかの試験で骨減少症および骨強度の低下が示されているのでOVXカニクイザルを選択する(Jermoe CP, Peterson PE(2001)Bone; 29(1): 1-6)。
方法
専用に飼育された、成長板が閉じた12−13歳の100匹の雌カニクイザル(マカカ・ファスキクラリス)をGLPに準じて行われるこの試験に用いる。80匹の動物で両側の卵巣切除を行い、そして偽群(S)に割り当てられたサルには偽手術を行った。これらは経口ガベージによりベヒクル(蒸留水)または化合物Aマレイン酸塩(化合物A−AF)を1日2回18か月間投与する(表1)。
表1:処置群
Figure 2007511548
腰椎および大腿骨のDXA(二重エネルギーX線吸収法)を処置の前に2回および処置の間3か月の間隔で実施する。第3腰椎の圧縮試験および大腿骨骨幹中部(midshaft femur)の3点曲げ試験を標準的な手順にしたがって実施する。簡単には、各椎体の頭側および尾側の末端を切断して2つの平行した表面を有するおよそ7mmの高さの椎体標本を得る。各標本を2つのプレートの間に置き、そしてInstron Mechanical Testing Machineで破断まで6mm/分の一定の移動速度で負荷を与える。Instron Mechanical Testing Machineで前面を下向きにして3点曲げの固定部の下部支持体上に大腿を置く。破断まで12mm/分の一定の移動速度で負荷を与える。
全群のデータを最初にチェックしてこれらがパラメータ解析に関する仮定に合致することを確認する(正規性、等分散性)。必要により、データを変換してできるだけ緊密に仮定に合致させる。変換したデータを用いた結果を解釈に用いる。一般に、試験の処置相の間に1回だけ評価された変量に関してはデータを一元配置分散分析(一元ANOVA)により分析する。処置相の間に反復評価された変量に関しては、定時の反復測定値での共分散の二元(群、時間)分析(ANCOVA)を用いる。各々のANCOVA評価に関して、個々の動物に関する平均基本データを共変量として用いる。結果を平均±SEM(平均の標準誤差)として表す。
結果
化合物は一般に耐性が良好である。
腰椎(LV)1−4の基本骨ミネラル密度(BMD)は群間で有意な差はない。LV BMDは6−9か月までS群において増加し、そしてその後安定したままである(図1)。対照的に、LV BMDはO群では変化せず、そして3か月から試験の終わりまでS群よりも有意に低い。
3用量の化合物A全てが腰椎LV1−4BMDに及ぼすOVXの影響を阻止する。H群は効果が弱い傾向があり、これは食物摂取および体重増加に及ぼす影響により説明され得る。
図1参照:腰椎BMD(変化パーセント)、腰椎1−4BMDの基本値からの変化パーセント;平均±SEM、n=19−20;反復測定分析による全群に関して対OVXでp<0.05。
脊椎とは対照的に、大腿骨のBMDはS群動物では時間と共に増加せず(図2)、そしてOVXは有意な低下を引き起こした。化合物Aの3用量レベル全てがO群と比較して18か月間全体にわたって全大腿BMDで有意な増加を引き起こす(図2)。これは大腿近位および遠位に関して最も顕著であるが(図示せず)、大腿骨骨幹中部でも認められる。
化合物A処置群の全大腿骨BMD値はほとんどの時点でさらに偽群を超え、そして絶対値に関する差はLおよびH群に関しては9か月で、そしてM群に関しては18か月で有意である。大腿骨骨幹中部の前後方向の直径はLおよびH群ではSおよびO群よりも大きくなる傾向がある(表3)。
図2参照:全大腿骨BMD(変化パーセント)、全大腿骨BMDの基本値からの変化パーセント;平均±SEM、n=19−20;12か月の偽群を除く全群および時点に関して、対OVXでp<0.05。
腰椎3(LV3)の生体力学的試験は、O群に比較してS群で最大負荷の高値が実証されるが、差は統計的に有意ではない(図3)。全化合物A処置群は最大負荷を増加させ、そして効果はH群に関して有意である。この群に関して最大負荷はS群のレベルを超えてさらに増加する。全群に関してBMDと最大負荷との間で高度に有意な相関性が得られる(図4)。
左大腿骨骨幹中部の3点曲げ試験に関して、S群およびO群で類似の結果が得られ、これは卵巣切除が機能的特性に有意な影響力を有さないことを示している(表2)。L、M、およびH群に関する値はO群よりも高いが、統計的に有意であるのはエネルギーおよび強靱性に関してLおよびH群のみである。最大負荷およびBMDは高度に有意であり、全群に関して相関する(図5)。
図3参照:腰椎最大負荷−LV3圧縮試験の最大負荷;平均±SEM、n=19−20;対OVXで**p<0.01、対偽群で#p<0.05。
図4参照:腰椎BMD対最大負荷−18か月でのLV3最大負荷のLV3 BMDとの相関性;全群に関してp<0.01。
Figure 2007511548
図5参照:大腿骨骨幹中部BMD対最大負荷−大腿骨骨幹中部最大負荷の大腿骨骨幹中部BMDとの相関性、18か月にインビボDXAにより測定;全群に関してp<0.01。
図6参照:石灰化速度(Mineral Apposition Rate)(MAR)
骨形成の指標である石灰化速度(MAR)は中および高用量により大腿骨頸部の海綿骨で低下し(図6)、骨ターンオーバーの阻害剤の活性に一致する。しかしながら予想外なことに、MARは大腿骨頸部の骨膜側で有意に増加し、そして低用量でさえこの部位で活性がある(MARの測定に関しては:Parfitt AM et al., J. Bone Miner Res 1987; 2: 595-610参照)。
要旨
卵巣切除(OVX)カニクイザルを化合物Aマレイン酸塩3、10または50/30mg/kgを1日2回(bid)18か月間経口投与により処置する。化合物A処置は3および10mg/kg bidで耐性が良好である。50mg/kg bidは食物摂取および体重の低下に至ったので、1か月後に30mg/kg bidに減らす。体重増加は回復したが、骨パラメーターに影響を与え得る試験の終わりまで有意に低いままである。
OVX動物は18か月後のDXAにより測定されるように、偽の操作をおこなったものよりも腰椎LV1−4(−7%)および全大腿骨(−7.7%)でBMDが有意に低い。OVXは大腿骨BMDの基本値からの低下を引き起こすが、これは偽群動物で認められる脊椎のBMDの増加を妨げる。BMDに並行して骨強度が低下するが、腰椎(圧縮試験)においても大腿骨骨幹中部(3点曲げ試験)においても有意な差は認められない。
化合物Aの3用量群全てがLV1−4 BMDに及ぼすOVXの効果を阻止するのに有効である。これらはまた18か月の全期間にわたってOVX群に比較して全大腿BMDの有意な増加を引き起こす。これは近位および遠位大腿骨で最も顕著であるが、大腿骨骨幹中部においても認められる。予想外なことに、化合物A処置群の全大腿骨BMD値はほとんどの時点に関してさらに偽群を超える。骨ミネラル含量の変化はBMDの変化に並行する。OVX対照と比較して、化合物A処置は腰椎および大腿骨骨幹中部における骨強度を増加させるが、生体力学的パラメーターにおける全ての差が統計的有意に達するわけではない。しかしながら、脊椎および大腿骨BMDならびに強度(最大負荷)は3用量レベル全てにおいて個々の対照動物および化合物A処置群で高度に有意に相関する。
結論として、化合物Aは背骨および大腿骨BMDならびに骨強度に及ぼすOVXの負の効果を妨げる。後者の部位では、偽の操作を行った動物を超えてさらにBMD増加を引き起こす。BMDは骨強度と有意に相関し、これは化合物A処置動物の正常な骨質を示している。骨形成は骨膜(peristoeal)部位で増加するが、海綿骨で低下する。
実施例2:化合物Aは骨吸収マーカー(sCTX1)に強力および迅速に作用する
a)硬ゼラチンカプセル(mg)を含むプラセボおよび化合物Aの組成物
Figure 2007511548
(1)5mg遊離塩基に相当
(2)25mg遊離塩基に相当
(3)50mg遊離塩基に相当
12週処置では、化合物Aで多施設、二重盲検、無作為、プラセボ対照、並行群間、用量範囲決定、安全性、耐容性および有効性試験を閉経後女性において3週間追跡調査を伴って実施する。
本治験の主目的は骨吸収および骨形成の生化学的マーカーに及ぼす化合物Aの効果を評価し、そしてその安全性および耐容性プロフィールを判断することである。第2の目的は処置が終わった後の生化学的マーカーにおける変化を評価し、そして12週間の処置の間および後の化合物Aの薬物動態およびその代謝を試験することである。対象の集団は健常閉経後女性である。骨減少症の女性を調査しなかった理由は以下のとおりである:試験の有効性評価項目は骨ターンオーバーの生化学的マーカーである。これらの変量は直接的にはヒトにおけるBMDに相関しない。したがって、BMDを評価する必要はなく、そして正常な閉経後女性を含めることができる。彼女たちは少なくとも閉経後5年であり、主な理由は閉経期よりもこれらの女性においてバイオマーカーの変動が少ないと予測されるからである。故に試験に含めた対象はなんら利益を享受せず、そして試験はむしろ、便潜血およびPKを含む多くの評価項目を伴い厳しい。
5、10、25および50mg(経口)の4用量を試験する。試験期間は12週間で3週間の追跡調査を伴う。12週処置により骨吸収および骨形成の双方のバイオマーカーの時間経過を評価し、そしてバイオマーカーの定常状態が達成されることを確認することが可能になる。
結果
図7参照:化合物Aは骨形成マーカーにあまり影響せずに骨吸収マーカー(sCTX1)に強力および迅速に作用する。
140人の閉経後女性(全群で対象28人)。
二重盲検、プラセボ対照第IIA相試験。
全用量(5mgを除く)は全時点でプラセボに対して有意な差(p<0.001)を示した(5mgおよび25mgに関するデータは示していない)。
全時点でのプラセボに対する用量−応答性の関係。
その他の吸収バイオマーカーからの結果(血清NTX、尿NTX)は血清CTXで認められた結果を支持する。
骨形成マーカー(血清オステオカルシン、BSAP)に関しては時間と共に、抑制の低下は骨吸収マーカーで認められたものよりも小さい。
要旨:結果は骨成長に影響することなく骨吸収が妨げられることが示唆される。
腰椎(LV)1−4の基本骨ミネラル密度(BMD)は群間で有意な差はない。LV BMDは6−9か月までS群において増加し、そしてその後安定したままである。対照的に、LV BMDはO群では変化せず、そして3か月から試験の終わりまでS群よりも有意に低い。3用量の化合物A全てが腰椎LV1−4BMDに及ぼすOVXの影響を阻止する。H群は効果が弱い傾向があり、これは食物摂取および体重増加に及ぼす影響により説明され得る。腰椎BMD(変化パーセント)、腰椎1−4BMDの基本値からの変化パーセント;平均±SEM、n=19−20;反復測定分析による全群に関して対OVXでp<0.05。 脊椎とは対照的に、大腿骨のBMDはS群動物では時間と共に増加せず、そしてOVXは有意な低下を引き起こした。化合物Aの3用量レベル全てがO群と比較して18か月間全体にわたって全大腿BMDで有意な増加を引き起こす。全大腿骨BMD(変化パーセント)、全大腿骨BMDの基本値からの変化パーセント;平均±SEM、n=19−20;12か月の偽群を除く全群および時点に関して、対OVXでp<0.05。 腰椎3(LV3)の生体力学的試験は、O群に比較してS群で最大負荷の高値が実証されるが、差は統計的に有意ではない。腰椎最大負荷−LV3圧縮試験の最大負荷;平均±SEM、n=19−20;対OVXで**p<0.01、対偽群で#p<0.05。 全化合物A処置群は最大負荷を増加させ、そして効果はH群に関して有意である。この群に関して最大負荷はS群のレベルを超えてさらに増加する。全群に関してBMDと最大負荷との間で高度に有意な相関性が得られる。腰椎BMD対最大負荷−18か月でのLV3最大負荷のLV3 BMDとの相関性;全群に関してp<0.01。 L、M、およびH群に関する値はO群よりも高いが、統計的に有意であるのはエネルギーおよび強靱性に関してLおよびH群のみである。最大負荷およびBMDは高度に有意であり、全群に関して相関する。大腿骨骨幹中部BMD対最大負荷−大腿骨骨幹中部最大負荷の大腿骨骨幹中部BMDとの相関性、18か月にインビボDXAにより測定;全群に関してp<0.01。 石灰化速度(Mineral Apposition Rate)(MAR)。骨形成の指標である石灰化速度(MAR)は中および高用量により大腿骨頸部の海綿骨で低下し、骨ターンオーバーの阻害剤の活性に一致する。 化合物Aは骨形成マーカーにあまり影響せずに骨吸収マーカー(sCTX1)に強力および迅速に作用する。140人の閉経後女性(全群で対象28人)。二重盲検、プラセボ対照第IIA相試験。全用量(5mgを除く)は全時点でプラセボに対して有意な差(p<0.001)を示した(5mgおよび25mgに関するデータは示していない)。全時点でのプラセボに対する用量−応答性の関係。その他の吸収バイオマーカーからの結果(血清NTX、尿NTX)は血清CTXで認められた結果を支持する。骨形成マーカー(血清オステオカルシン、BSAP)に関しては時間と共に、抑制の低下は骨吸収マーカーで認められたものよりも小さい。結果は骨成長に影響することなく骨吸収が妨げられることが示唆される。

Claims (12)

  1. 有効量のカテプシンK阻害剤を患者に投与することを含むかかる処置を必要とする患者における重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための方法。
  2. 重篤な形態の骨量減少疾患の処置のための医薬品の調製におけるカテプシンK阻害剤の使用。
  3. 重篤な形態の骨量減少疾患の処置における使用のための活性薬剤としてカテプシンK阻害剤を組み込んだ医薬組成物。
  4. カテプシンK阻害剤を用いてかかる処置を必要とする患者における骨成長を刺激する請求項1から3のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  5. 疾患が重篤な形態の骨粗鬆症、骨関節炎または骨転移である請求項1から4のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  6. 疾患が重篤な骨粗鬆症である請求項1から6のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  7. 疾患が閉経後女性における重篤な骨粗鬆症である請求項1から7のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  8. カテプシンK阻害剤が以下の式V:
    Figure 2007511548
    (式中、Rは場合によって置換されていてよく(アリール、アリール−低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−低級アルキル);
    およびRは一緒になって、それが結合する炭素原子とで環を形成するように、場合によってはO、SまたはNRにより介在されてよい低級アルキレンを表し、そしてRは水素、低級アルキルまたはアリール−低級アルキルであり;
    およびRは別個にHもしくは場合によっては置換されてよい(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)、−C(O)ORまたは−C(O)NRであり、ここでRは場合によっては置換されていてよく(低級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、ビシクロアルキルまたはヘテロシクリル)、そしてRはHもしくは場合によっては置換されてよい(低級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、ビシクロアルキルまたはヘテロシクリル)か;または
    およびRは一緒になって、それが結合する炭素原子とで環を形成するように、場合によってはO、SもしくはNRにより介在されてよい低級アルキレンを表し、そしてRは水素、低級アルキルもしくはアリール−低級アルキルであるか;または
    はHもしくは場合によっては置換されてよい低級アルキルであり、そしてRは式−X−(Y−(Ar)−Q−Z
    (式中、YはO、S、SO、SO、N(R)SO、N−R、SONR、CONRまたはNRCOであり;
    Nは0または1であり;
    Pは0または1であり;
    は低級アルキレンであるか:またはnが0である場合、XはまたO、S、SO、SO、NR、SONR、CONRもしくはNRCOにより介在されるC−C−アルキレンでもあり、そしてRは水素、低級アルキルまたはアリール−低級アルキルであり;
    Arはアリーレンであり;
    Zはヒドロキシル、アシルオキシ、カルボキシル、エステル化カルボキシル、アミド化カルボキシル、アミノスルホニル(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)アミノスルホニルもしくは(低級アルキルまたはアリール−低級アルキル)スルホニルアミノカルボニルであるか;またはZはテトラゾリル、トリアゾリルもしくはイミダゾリルであり;
    Qは直接結合、低級アルキレン、Y−低級アルキレンまたはYにより介在されるC−C−アルキレンである)
    の置換基であり;
    は−C(O)−、−C(S)−、−S(O)−、−S(O)−または−P(O)(OR)−であり、そしてRは前記で定義したとおりであり;
    Yは酸素またはイオウであり;
    Lは場合によっては置換されていてよい−Het−、−Het−CH−または−CH−Het−であり、そしてHetはO、NまたはSから選択されるヘテロ原子であり;および
    Xは0または1であり;ならびに
    前記の定義のアリールは炭素環式または複素環式アリールを表す)
    の化合物もしくは薬学的に許容されるその塩、またはその任意の水和物から選択される請求項1から8のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  9. カテプシンK阻害剤がN−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミドまたは薬学的に許容されるその塩、例えばマレイン酸塩形態またはその任意の水和物である請求項1から9のいずれかに記載の方法、使用または組成物。
  10. N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド50.1mg未満または塩基形態の量が50.1mg未満である薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物。
  11. N−[1−(シアノメチル−カルバモイル)−シクロヘキシル]−4−(4−プロピル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミドマレイン酸塩64.2mg未満を含む請求項11に記載の医薬組成物。
  12. 特に実施例を参照して実質的に本明細書に記載するような全ての新規化合物、過程、医薬組成物、方法および使用。

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