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JP2007333875A - トナー容器および画像形成装置 - Google Patents

トナー容器および画像形成装置 Download PDF

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JP2007333875A
JP2007333875A JP2006163566A JP2006163566A JP2007333875A JP 2007333875 A JP2007333875 A JP 2007333875A JP 2006163566 A JP2006163566 A JP 2006163566A JP 2006163566 A JP2006163566 A JP 2006163566A JP 2007333875 A JP2007333875 A JP 2007333875A
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Abstract

【課題】トナー容器のトナー容量を多くしつつトナー漏れに強くし且つデッドスペースを減らして画像形成装置を小型化すること。
【解決手段】トナー収容室(12f)と、内側トナー排出口(12e)とが形成された内側ハウジング(12)と、外側トナー排出口(21a)が形成され、前記内側ハウジング(12)に固定支持された外側ハウジング(21)と、前記内側ハウジング(12)と前記外側ハウジング(21)との間に配置され、前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)とを連通する連通位置と、前記連通を遮断する遮蔽位置との間を移動するシャッタ部材(18)と、前記シャッタ部材(18)に連結され、前記シャッタ部材(18)を前記連通位置と前記遮蔽位置との間で移動させるシャッタ移動部材(19)とを備えたことを特徴とするトナー容器(TC)。
【選択図】図10

Description

本発明は、トナーが収容されるトナー容器および前記トナー容器を備えた画像形成装置に関し、特に、トナー容器の排出口を開放、遮蔽するシャッタ部材を有するトナー容器および前記トナー容器を備えた画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、プリントにより消費されるトナーを補給するために、着脱可能なトナーカートリッジが広く採用されている。前記トナーカートリッジには、取り外された状態では中のトナーが漏れ出さないようにシャッタ部材でトナー排出口が遮蔽され、画像形成装置本体に装着された状態でトナー排出口が開放されるように構成されている。
前記シャッタ部材を備えたトナーカートリッジに関する技術として、下記の従来技術(J01)〜(J03)が公知である。
(J01)特許文献1(特開平9−120206号公報)記載の技術
特許文献1には、トナー補給容器(1)の下面のほぼ全体に開口(1d)が形成され、一対のプレート状のシャッタ上(2)およびシャッタ下(3)と、シャッタ上(2)とシャッタ下(3)との間に挟まれてシャッタ上(2)を巻き込むように配置され且つトナー補給容器(1)の開口を密閉するトナーシール(4)とにより開口(1d)が開閉されるトナー容器が記載されている。特許文献1記載の技術では、トナーシール(4)を引っ張り出すことで、シャッタ(2,3)を巻き込んで引き出しつつ、トナーシール(4)を剥離させ、前記開口(1d)を開放している。
(J02)特許文献2(特開2002−270384号公報)記載の技術
特許文献2には、円筒状のトナーカートリッジ本体の外周面に沿ってスライド移動可能なシャッタ部材が支持され、円筒状のトナーカートリッジの長手方向(軸方向)に沿って画像形成装置本体に装着した後、シャッタに対してトナーカートリッジ本体を周方向に相対的に回転させてトナー排出口を開放する技術が記載されている。
(J03)特許文献3(特開2004−109367号公報)記載の技術
特許文献3には、四角筒状のトナーカートリッジの長手方向に沿ってスライド移動可能なシャッタ部材が支持され、長手方向に沿って着脱される際にトナー排出口が開放される技術が記載されている。
特開平9−120206号公報(「0026」、「0043」、「0049」、図11) 特開2002−270384号公報 特開2004−109367号公報
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01)技術では、開口を開放する際に、トナーシールを引っ張り出すためのスペースが必要となり、シャッタも外側に引き出されているので、必要なスペースが多くなるという問題がある。したがって、画像形成装置全体が大型化する恐れがあり、画像形成装置を小型化しつつトナー容量を大きくすることは困難であるという問題がある。また、シャッタにトナーシールを巻き込むため、構成が複雑化する問題もある。
前記従来技術(J02)では、画像形成装置本体への装着時に回転させる必要があるため、トナーカートリッジの形状が円筒状に限定されてしまい、画像形成装置本体内にデッドスペースが多くなり、トナー容量を多くすることは困難であると共に画像形成装置の小型化の障害になるという問題がある。特に、近年、環境面やコスト面から、できるだけ多くのトナーを充填したトナーカートリッジが求められると共に、限られた設置スペースに設置できるように画像形成装置を小型化することが求められている。
また、前記従来技術(J02)、(J03)では、シャッタがトナーカートリッジの外周面に配置されているため、トナーカートリッジの搬送や着脱作業時に、誤ってトナーカートリッジをぶつけてしまいシャッタが破損してトナーが漏れだしたり、開閉できなくなったりする問題があった。
近年、デッドスペースをへらしつつ容量を増やすために、複雑な形状(異形)のトナーカートリッジも使用されているが、形状が複雑になると、シャッタを開閉させるための機構も複雑化する問題がある。シャッタ構造が複雑化すると、輸送時の振動や衝撃、ユーザの取り扱い等により破損しやすく、トナー漏れが発生しやすくなるという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)トナー容器のトナー容量を多くしつつトナー漏れに強くすること。
(O02)デッドスペースを減らして画像形成装置を小型化すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために第1発明のトナー容器(TC)は、
内部にトナーを収容するトナー収容室(12f)と、トナー収容室(12f)のトナーが排出される内側トナー排出口(12e)とが形成された内側ハウジング(12,31)と、
前記内側トナー排出口(12e)と連通する外側トナー排出口(21a)が形成され、前記内側ハウジング(12,31)に固定支持された外側ハウジング(21)と、
前記内側ハウジング(12,31)と前記外側ハウジング(21)との間に配置され、前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)とを連通する連通位置と、前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)との連通を遮断する遮蔽位置との間を移動するシャッタ部材(18)と、
前記シャッタ部材(18)に連結され、前記シャッタ部材(18)を前記連通位置と前記遮蔽位置との間で移動させるシャッタ移動部材(19)と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明のトナー容器(TC)では、内側ハウジング(12,31)の内部には、トナーを収容するトナー収容室(12f)が形成されている。また、内側ハウジング(12,31)には、トナー収容室(12f)のトナーが排出される内側トナー排出口(12e)が形成されている。前記内側トナー排出口(12e)と連通する外側トナー排出口(21a)が形成された外側ハウジング(21)は、前記内側ハウジング(12,31)に固定支持されている。前記内側ハウジング(12,31)と前記外側ハウジング(21)との間に配置されたシャッタ部材(18)は、前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)とを連通する連通位置と、前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)との連通を遮断する遮蔽位置との間を移動する。前記シャッタ部材(18)に連結されたシャッタ移動部材(19)は、前記シャッタ部材(18)を前記連通位置と前記遮蔽位置との間で移動させる。
したがって、第1発明のトナー容器(TC)は、シャッタ部材(18)の外側に外側ハウジング(21)が配置されているので、外力等に対してシャッタ部材(18)が保護され、シャッタ部材(18)の破損等を低減できる。この結果、トナー漏れを低減することができる。また、内側ハウジング(12,31)と外側ハウジング(21)との間に配置されたシャッタ部材(18)を移動させるだけの構成であるため、外側ハウジング(21)が配置されていない部分の内側ハウジング(12,31)の形状を任意の形状とすることができる。この結果、内側ハウジング(12,31)の形状を大型化してトナー容器(TC)のトナー容量を大きくすることができる。さらに、内側ハウジング(12,31)の形状を任意の形状とすることができるので、デッドスペースを減らすことができ、画像形成装置の小型化にも貢献できる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1のトナー容器(TC)は、前記第1発明において、
円弧状の前記外側ハウジング(21)と、
前記円弧状の外側ハウジング(21)に沿って円弧状に移動する前記シャッタ部材(18)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1のトナー容器(TC)では、前記シャッタ部材(18)が、円弧状の前記外側ハウジング(21)に沿って円弧状に移動するため、外側ハウジング(21)によりシャッタ部材(18)をガイドすることができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2のトナー容器(TC)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、
前記内側トナー排出口(12e)が形成された排出口形成部材(32)と、前記排出口形成部材(32)とは別体に構成され且つ前記排出口形成部材(32)に支持され、内部が前記排出口形成部材(32)と連通する収容室形成部材(33)とを有し、前記排出口形成部材(32)および前記収容室形成部材(33)に囲まれた空間により前記トナー収容室(12f)が構成される前記内側ハウジング(12,31)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2のトナー容器(TC)では、内側ハウジング(12,31)の排出口形成部材(32)には、内側トナー排出口(12e)が形成されている。前記排出口形成部材(32)とは別体に構成され且つ前記排出口形成部材(32)に支持された収容室形成部材(33)は、内部が前記排出口形成部材(32)と連通する。前記トナー収容室(12f)は、前記排出口形成部材(32)および前記収容室形成部材(33)に囲まれた空間によりが構成される。したがって、排出口形成部材(32)を共通化し、排出口形成部材(32)とは別体に構成された収容室形成部材(33)を交換するだけで、トナー容器(TC)の形状やトナー容量を臨機応変に変えることができる。また、排出口形成部材(32)を共通化できるので、コストを低減することができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3のトナー容器(TC)は、前記第1発明および第1発明の形態1,2のいずれかにおいて、
前記内側トナー排出口(12e)の外側周縁に支持され、前記遮蔽位置に移動した前記シャッタ部材(18)が接触してトナーの漏れを防止する弾性シール部材(13)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3のトナー容器(TC)では、前記内側トナー排出口(12e)の外側周縁に支持された弾性シール部材(13)は、前記遮蔽位置に移動した前記シャッタ部材(18)が接触してトナーの漏れを防止する。したがって、トナー漏れを更に低減できる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4のトナー容器(TC)は、前記第1発明の形態3において、
前記シャッタ移動部材(19)に連結される板状の移動部材連結部(18a)と、前記遮蔽位置において前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)との間に配置される板状の遮蔽部(18b)と、を有し、前記移動部材連結部(18a)よりも板厚が薄い前記遮蔽部(18b)を有する前記シャッタ部材(18)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態4のトナー容器(TC)では、前記シャッタ部材(18)の遮蔽部(18b)は、前記遮蔽位置において前記内側トナー排出口(12e)と前記外側トナー排出口(21a)との間に配置され、移動部材連結部(18a)よりも板厚が薄いので、遮蔽位置に移動する際に弾性シール部材(13)との間でトナーを擦り切ることができ、トナー漏れを低減できる。
(第2発明)
前記技術的課題を解決するために第2発明の画像形成装置(U1)は、
前記第1発明および第1発明の形態1〜4のいずれかのトナー容器(TC)を備えたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の画像形成装置(U1)は、第1発明および第1発明の形態1〜4のいずれかのトナー容器(TC)を備えているので、シャッタ部材(18)の外側に外側ハウジング(21)が配置されている。したがって、外力等に対してシャッタ部材(18)が保護され、シャッタ部材(18)の破損等を低減できる。この結果、トナー漏れを低減することができる。また、内側ハウジング(12,31)と外側ハウジング(21)との間に配置されたシャッタ部材(18)を移動させるだけの構成であるため、外側ハウジング(21)が配置されていない部分の内側ハウジング(12,31)の形状を任意の形状とすることができる。この結果、内側ハウジング(12,31)の形状を大型化してトナー容器(TC)のトナー容量を大きくすることができる。さらに、内側ハウジング(12,31)の形状を任意の形状とすることができるので、デッドスペースを減らすことができ、画像形成装置(U1)の小型化にも貢献できる。
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)トナー容器のトナー容量を多くしつつトナー漏れに強くすることができる。
(E02)デッドスペースを減らして画像形成装置を小型化することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の粉体収容部材の実施例1のトナーカートリッジが装着される画像形成装置の説明図である。
図1において、複写機により構成された画像形成装置U1の上端のプラテンガラスPG上面には自動原稿搬送装置U2が載置されている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置U2は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記複写機U1に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く際に上方に回動される。
前記画像形成装置U1は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
画像形成装置U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、常時はホーム位置に停止している。
前記自動原稿搬送装置U2によりプラテンガラスPG上面の露光位置を通過する原稿Giまたは手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿Giからの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力される前記RGBの電気信号をK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の画像データに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。
感光体(像担持体)PRは矢印YA方向に回転しており、その表面は、帯電器(チャージコロトロン)CCにより一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(潜像形成装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像のみが形成される。
前記静電潜像が形成された感光体PR表面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領域Q3を順次通過する。
ロータリ式の現像装置Gは、回転軸GAの回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するK(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の現像器GK,GY,GM,GCを有している。前記各色の現像器GK,GY,GM,GCは、前記現像領域Q2にトナーを搬送する現像ロールGRを有しており、現像領域Q2を通過する感光体PR上の静電潜像をトナー像に現像する。
前記感光体PRの下方には中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、アイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含む複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、1次転写ロールT1と、それらを支持するベルトフレーム(図示せず)とを有している。
そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印YB方向に回転移動可能に支持されている。
フルカラー画像を形成する場合、潜像書込位置Q1において第1色目の静電潜像が形成され、現像領域Q2において1色目のトナー像Tnが形成される。このトナー像Tnは、1次転写領域Q3を通過する際に、1次転写ロールT1によって中間転写ベルトB上に静電的に1次転写される。その後同様にして、第1色目のトナー像Tnを担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3色目、第4色目のトナー像Tnが順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB上に形成される。
単色のモノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを使用し、単色トナー像が中間転写ベルトB上に1次転写される。
1次転写後、感光体PR表面は、残留トナーが除電器JRにより除電され、感光体クリーナCL1によりクリーニングされる。
前記バックアップロールT2aの下方には、2次転写ロールT2bが前記バックアップロールT2aに対して離隔した位置と接触した位置との間で移動可能に配置されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bの接触領域により2次転写領域Q4が形成されている。
前記2次転写ロールT2bには、現像装置Gで使用するトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が電源回路Eから供給され、前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
給紙トレイTR1またはTR2に収容された記録シートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、給紙路SH1の複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4において前記2次転写器T2は、中間転写ベルトB上のトナー像を記録シートSに静電的に2次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCL2により残留トナーが除去される。
なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCL2は、中間転写ベルトBと離接(離隔および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。なお、前記2次転写ロールT2bをクリーニングする2次転写ロールクリーナCL3は、前記2次転写ロールT2bと一緒に中間転写ベルトBに対して離接移動を行う。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより定着領域Q5に搬送される。定着領域Q5は定着装置Fの加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域(ニップ)であり、定着領域Q5を通過する記録シートSは、定着装置Fにより加熱定着される。前記加熱ロールFhの外周面で、定着領域Q5よりも回転方向上流側には、オイル塗布装置によりシート剥離用のオイルが塗布される。前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpの周りで、定着領域Q5よりも回転方向下流側には、加熱ロールFh表面をクリーニングするクリーニング装置が接触配置されている。
図1において、定着領域Q5下流側にはシート排出路SH2およびシート反転路SH3が設けられており、その分岐点には切替ゲートGT1が設けられている。シート排出路SH2に搬送された記録シートSは、複数の搬送ローラRaによりシート排出ローラRhに搬送され、画像形成装置U1の上端部に形成されたシート排出口Kaから排紙トレイTR3に排出される。
前記シート反転路SH3にはシート循環路SH4が接続されており、その接続部にはシート状部材により構成されたマイラゲートGT2が設けられている。前記マイラゲートGT2は前記切替ゲートGT1からシート反転路SH3を搬送されてきた記録シートSをそのまま通過させるとともに、一旦通過してからスイッチバックして来た記録シートSを、シート循環路SH4側に向かわせる。シート循環路SH4に搬送された記録シートSは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。前記符号SH1〜SH4で示された要素によりシート搬送路SHが構成されている。
(ロータリ式現像装置)
図2は図1の画像形成装置のロータリ式現像装置の要部拡大断面図である。
画像形成装置本体U1の固定フレームにはロータリ式現像装置Gの回転軸GAが回転自在に支持されている。前記回転軸GAの4つの側面には、4色のK,Y,M,Cの現像器GK,GY,GM,GCがそれぞれ支持されており、回転軸GAの回転に伴って、これらの現像器GK,GY,GM,GCは現像位置P1に順次回転するようになっている。各現像器GK,GY,GM,GCは現像容器Vとトナー補給筒1とをそれぞれ有している。現像容器Vの内部には、トナーと、トナーを現像領域Q2に搬送する現像ロールGRと、トナーを攪拌、搬送する第1攪拌搬送部材R1、第2攪拌搬送部材R2とがそれぞれ収容されている。
前記トナー補給筒1は、現像容器Vよりも前方に突出した突出部を有しており、この突出部には、現像器GK,GY,GM,GCが現像位置P1に移動した時に、トナー補給路2K〜2C(図2、図3参照)に接続されるように構成されている。なお、このようなロータリ式現像装置は、たとえば特開2000―131942、特開2000―231250公報等に記載されている。
前記トナー補給路2K〜2Cから前記トナー補給筒1に補給されたトナーは、トナー補給筒1内部に配置したトナー搬送部材3によって現像容器V内部に補給されるとともに、前記トナー容器Vに補給されて劣化したトナーは回転軸GA内部に形成した排出路4から排出されるようになっている。前記トナー容器Vに補給される現像剤はトナーのみの1成分現像剤、または、トナーとキャリアからなる2成分現像剤によって構成することが可能である。
(トナー供給経路)
図3は実施例1のカートリッジ装着部に装着されたトナーカートリッジおよび現像位置にある現像器等の概略断面図である。
なお、以下の説明では4色のカートリッジ装着部Hk,Hy,Hm,Hcは構成が同一となっているので、K(黒)のカートリッジ装着部Hkについてのみ説明する。
図3において、カートリッジ装着部(収容部材装着部)Hkは、トナーカートリッジTCkを支持する半円筒状のカートリッジ支持部6を有する。
また、前記カートリッジ支持部6には上下方向に延びるトナー受け入れ孔6aが形成されている。
各カートリッジ装着部Hy,Hm,Hc,Hkはそれぞれ、同じ構成のトナーリザーブ容器7(供給容器)の上面に支持されている。各トナーリザーブ容器7の構成は同一なので、カートリッジ装着部Hkが支持されるトナーリザーブ容器7についてのみ説明する。
トナーリザーブ容器7は、上部に前記トナーリザーブ容器7全体を覆い、カートリッジ装着部Hkを支持するリザーブ容器蓋部材7aを有している。前記リザーブ容器蓋部材7aの後部にはカートリッジ装着部Hkのトナー受け入れ孔6bと連通するトナー流入口7bが形成されている。
トナーリザーブ容器7の内側下部には、左右方向(Y軸方向)に離れて配置され、前後方向(X軸方向)に延びる一対の仕切壁7c,7cが形成されている。
前記仕切壁7c,7cによって、前記トナーリザーブ容器7は、前記トナー流入口7bの下方に配置された第1撹拌搬送室7d、第1撹拌搬送室7dと前後両端部で連通する第2撹拌搬送室7e、および、第1撹拌搬送室7dと第2撹拌搬送室7eとの間に配置されたトナー排出室7fとに仕切られている。前記トナー排出室7fにはトナー排出口7gが形成されている。前記トナーリザーブ容器7の側壁には、前記トナーリザーブ容器7内のトナー量を検出するセンサSNが支持されている。
前記トナーリザーブ容器7は、前記符号7a〜7gで示された要素により構成されている。
前記トナーリザーブ容器7内の第1撹拌搬送室7d、第2撹拌搬送室7e、およびトナー排出室7fには、それぞれ第1搬送部材8a、第2搬送部材8b、およびトナー搬出用オーガ8cが収容されている。
前記第1搬送部材8aと第2搬送部材8bとはトナーの搬送方向が逆向きとなっており、前記第1撹拌搬送室7dと第2撹拌搬送室7eとからなる循環搬送室(7d+7e)内でトナーが攪拌されながら循環し、搬送されるようになっている。
また、前記循環し、搬送されるトナーの一部は、前記トナー搬出用オーガ8cによって前記トナー排出室7fのトナー排出口7gから排出される。
したがって、トナーカートリッジTCkによってトナーリザーブ容器7に供給された新しいトナーは、循環搬送室(7d+7e)内で前記第1搬送部材8aと第2搬送部材8bとによって撹拌されて循環され、一部が前記トナー搬出用オーガ8cにより前記トナー排出室7fのトナー排出口7gに搬送され、トナー排出口7gから排出される。
各色のトナーリザーブ容器7の下方には、それぞれトナー供給パイプ9が配置されている。前記トナー供給パイプ9の内部は、トナーリザーブ容器7のトナー排出口7gと連通している。
前記トナー供給パイプ9内にはそれぞれ供給用スクリュー11が回転自在に配設されている。前記各供給用スクリュー11の軸には、トナー供給搬送用モータM3(供給駆動装置)によりギヤ列、クラッチ等を介して回転駆動されるギヤG5y,G5m,G5c,G5kが装着されている。
したがって、前記トナー供給搬送用モータM3によって前記供給用スクリュー11が回転することにより、前記各トナー供給パイプ9に供給されたトナーは、前記トナー供給路2(2C+2Y+2M+2K)に搬送され、前記トナー供給路2(2C+2Y+2M+2K)を介して現像器Gに補給される。
なお、前記トナー供給搬送用モータM3による供給用スクリュー11の回転は、供給用スクリュー11の軸に固着された前記ギヤG5y,G5m,G5c,G5kに噛合わされた図示しない複数のギヤによってトナーリザーブ容器7内の第1搬送部材8a、第2搬送部材8b、およびトナー搬出用オーガ8cに伝達される。
したがって、前記トナー供給搬送用モータM3が回転することにより、前記第1搬送部材8a、第2搬送部材8b、トナー搬出用オーガ8c、および供給用スクリュー11が回転することができる。
前記トナーリザーブ容器7、トナー供給パイプ9、トナー供給路2によってトナー供給経路(2+7+9)が構成されている。なお、実施例1の前記トナーリザーブ容器7、トナー供給パイプ9、トナー供給路2は、特開2000―131942号公報や、特開2000―231250号公報記載の構成と同様に構成されている。
(トナーカートリッジ)
図4は実施例1のトナーカートリッジの説明図であり、図4Aは斜視図であり、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。
図5は図4の矢印V方向から見た図である。
図6は図4の矢印VI方向から見た図である。
図7は図6の状態から下側ハウジング部材を取り除いたときの分解斜視図である。
図8は図7の状態からシャッタ部材を取り除いたときの分解斜視図である。
なお、以下の説明では4色のトナーカートリッジ(トナー容器)TCk,TCy,TCm,TCcは構成が同一となっているので、K(黒)のトナーカートリッジTCkについてのみ説明する。
図3、図4、および図5において、実施例1のトナーカートリッジTCkは、トナー容器本体としての内側ハウジング部材(内側ハウジング)12を有する。
前記内側ハウジング部材12は、下向き凹型の収容室形成部12aと、前記収容室形成部12aの下端に連続して一体的に形成された半円筒状の排出口形成部12bと、前記排出口形成部12bの前端部に形成された円筒状の前端収容部12c(図4B参照)とを有する。前記収容室形成部12aと排出口形成部12bとの境界には、外方に突出し且つ前後方向(X軸方向)に延びるフランジ部12dが形成されている。
図3、図8において、前記排出口形成部12bの後側下部には、内側トナー排出口12eが形成されている。また、排出口形成部12bの外面には前記内側トナー排出口12eの周囲を囲む形状で弾性材料製の弾性シール部材13が固着されている。
図3において、前記内側ハウジング部材12の内部にはトナー収容室12fが形成されている。
図3、図4Bにおいて、前記トナー収容室12fにはコイル状のトナー攪拌搬送部材14が収容されている。
前記内側ハウジング部材12の後端面は開放されており、内側ハウジング部材12の後端には、前記トナー攪拌搬送部材14の後端を回転可能に支持する後側ハウジング装着部材16が装着(支持)されている。前記後側ハウジング装着部材16の後側には、前記トナー攪拌搬送部材14に連結され、回転を伝達するカップリング17が配置されている。
前記カップリング17の後面には4個の爪が形成されており、トナーカートリッジ装着時には図示しないもう一対の駆動側カップリングと噛合っている。前記駆動側カップリングが図示しないモータの駆動により回転すると、前記駆動側カップリングと噛合う前記カップリング17および前記カップリング17と連結されたトナー攪拌搬送部材14が回転し、前記内側ハウジング部材12内のトナーを前記トナー排出口12dに向けて攪拌しながら搬送する。
図7において、前記排出口形成部12bの下方にはシャッタ部材18が配置されている。前記シャッタ部材18は、前記排出口形成部12bの下面に沿って前端から後端まで延びる円弧板状のハンドル連結部(移動部材連結部)18aと、前記ハンドル連結部18aの左側後部から周方向に延びる円弧板状の遮蔽部18bとによって形成されている。なお、実施例1の前記遮蔽部18bは、前記ハンドル連結部18aよりも板厚が薄く形成されている。
図4B、図7において、前記前端収容部12cには、円筒状のハンドル部材19(シャッタ移動部材)が回転可能に装着(支持)されている。前記ハンドル部材19は、円筒状の円筒部19aと、前記円筒部19aの前端に形成され、ユーザが把持して操作するための操作部19bとを有する。
前記円筒部19aの後端には前記シャッタ部材18のハンドル連結部18bが連結されている。
図6、図7において、前記排出口形成部12bおよびシャッタ部材18の外側には外側ハウジング部材(外側ハウジング)21が配置されている。
前記外側ハウジング部材21は、前記排出口形成部12bおよび前記シャッタ部材18を囲むように、前端から後端まで延びる半円筒状に形成されている。
前記外側ハウジング部材21の後側下部には、前記内側ハウジング部材12の内側トナー排出口12eに対応する位置に外側トナー排出口21aが形成されている。
また、前記排出口形成部21aの上端部には、外方に突出し且つ前後方向(X軸方向)に延びるフランジ部21bが形成されている。前記フランジ部21bは前記内側ハウジング部材12のフランジ部12dに固定支持されている。なお、実施例1のフランジ部12d,21bは、前記トナーカートリッジTCkを前記カートリッジ支持部6に着脱する際のガイドとしての機能も有する。
(実施例1の作用)
図9は実施例1のトナーカートリッジのシャッタ部材が遮蔽位置に移動した状態の要部説明図である。
図10は実施例1のトナーカートリッジのシャッタ部材が連通位置に移動した状態の要部説明図である。
図9において、前記構成を備えた実施例1のトナーカートリッジを備えた画像形成装置U1では、前記トナーカートリッジTCkが画像形成装置U1から取り外された状態では、前記シャッタ部材18は、遮蔽位置に保持される。前記遮蔽位置では、前記シャッタ部材18の遮蔽部18bは、前記内側トナー排出口12eと前記外側トナー排出口21aとの間を遮断する。この状態では、前記シャッタ部材18の遮蔽部18bは、前記弾性材料製の弾性シール部材13と当接し、前記内側トナー排出口12eが密封されている。
前記シャッタ部材18が前記遮蔽位置の状態では、前記シャッタ部材18の遮蔽部18bと弾性シール部材13とがトナーを密閉し、前記内側ハウジング部材12内のトナーを封止することができる。
したがって、前記トナーカートリッジTCkのトナー漏れを防止することができる。
図9、図10において、前記トナーカートリッジTCkを画像形成装置U1に挿入して、前記操作部19bを操作して前記ハンドル部材19を連通方向YC(図4参照)に回転させると、前記ハンドル部材19に連結された前記シャッタ部材18も回転し、図9に示す前記遮蔽位置から図10に示す連通位置に移動する。
したがって、前記内側トナー排出口12eと外側トナー排出口21aと、前記トナー流入口7bとが連通する。この状態で前記トナー攪拌搬送部材14が回転すると、前記内側トナー排出口12e、外側トナー排出口21aから前記トナーリザーブ容器7にトナーが補給される。
また、前記トナーカートリッジTCkが使用済となり、画像形成装置U1本体から取り外される場合(前方向に引き出される場合)、ユーザにより前記ハンドル部材19が遮蔽方向YD(図4参照)に回転されると、前記シャッタ部材18が前記連通位置から前記遮蔽位置に移動する。このとき、前記シャッタ部材18の遮蔽部18bと弾性シール部材13とによって、前記内側トナー排出口12e近傍のトナーが擦り切られながら前記シャッタ部材18が遮蔽位置に移動し、再び封止される。
したがって、前記トナーカートリッジTCkを取り外した時の前記トナーカートリッジTCk内のトナー漏れを防止することができる。
また、実施例1の画像形成装置Uでは、前記シャッタ部材18は、前記ハンドル部材19を回転し、前記遮蔽位置と前記連通位置との間を移動するときに、前記内側ハウジング部材12および外側ハウジング部材21とによってガイドされるように構成されている。
したがって、前記トナーカートリッジTCkは、前記シャッタ部材18の外側が前記外側ハウジング部材21によりカバーされているので、前記シャッタ部材18が外側に露出している従来技術よりも衝撃等の外力に強いため、輸送時の振動や衝撃、ユーザの取り扱い等によるシャッタ部材18の破損を防止することができる。
また、前記実施例1のトナーカートリッジTCkは、前記シャッタ部材18に連結された前記ハンドル部材19を回転させるだけで、前記シャッタ部材18を前記遮蔽位置と前記連通位置との間で移動されることができる。
したがって、前記トナーカートリッジTCkは、前記シャッタ部材18の前記遮蔽位置と前記連通位置との間を移動するための機構をシンプルにできる。よって構成が複雑化しないので、故障、破損に強く、コストも抑えることができる。
さらに、前記トナーカートリッジTCkでは、前記内側ハウジング部材12の収容室形成部12aを下向き凹型の形状で形成しても、前記シャッタ部材18は前記遮蔽位置と前記連通位置との間を移動可能であり、従来技術(J02)のようにトナーカートリッジ全体を円筒状に形成する必要はない。
したがって、前記トナーカートリッジTCkは、前記シャッタ部材18の前記遮蔽位置と前記連通位置との間を移動するための機構に関わらず、上側の内側ハウジング部材12の形状を自由に形成し、画像形成装置U1の形状に合わせて変形することができる。
その結果、前記トナーカートリッジTCkは、画像形成装置U1本体のデッドスペースを減少させることができる。よって、前記トナーカートリッジTCkは、デッドスペースが少ない状態で構成できるため、少ないスペースも有効に利用でき、画像形成装置U1の小型化に対応できる。また、少ないスペースを有効利用することで、トナーカートリッジTCのトナー容量を多くすることもできる。
図11は実施例2のトナーカートリッジの説明図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図11において、実施例2のトナーカートリッジTC(TCy+TCm+TCc+TCk)では、前記収容室形成部12aと排出口形成部12bとが一体に形成されていた実施例1の内側ハウジング部材12(図4参照)とは異なり、実施例2の内側ハウジング部材31は、内側トナー排出口12eが形成された半円筒状の排出口形成部材32と、前記排出口形成部材32とは別体に形成された収容室形成部材33とを有する。
前記排出口形成部材32の左右両上端部には、外方に突出し且つ前後方向(X軸方向)に延びる下側フランジ34が一体形成されている。
前記収容室形成部材33の左右両下端部には、外方に突出し且つ前後方向(X軸方向)に延びる上側フランジ36が一体形成されており、前記下側フランジ34と上側フランジ36とを接合することにより、前記収容室形成部材33が前記排出口形成部材32に固定支持される。
前記排出口形成部材32には、前記収容室形成部材33として、下向き凹型の標準型収容室形成部材33a、前記標準型収容室形成部材33aよりも高さが高い大容量収容室形成部材33b、台形筒状の台形型収容室形成部材33cのいずれかを装着できる。
したがって、実施例2のトナーカートリッジTCでは、前記排出口形成部材32と収容室形成部材33とにより囲まれた内部の空間によって、トナー収容室12fが構成される。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のトナーカートリッジTCでは、前記内側ハウジング部材(内側ハウジング)31が、前記排出口形成部材32と前記収容室形成部材33とによって別体で構成されており、前記収容室形成部材33は前記標準型収容室形成部材33a、前記大容量収容室形成部材33b、および前記台形型収容室形成部材33cに置き換えることが可能である。
したがって、前記トナーカートリッジTCは、前記画像形成装置U1の形状や用途に応じて自由に前記収容室形成部材33を構成することができる。よって、前記トナーカートリッジTCkは、画像形成装置U1本体のデッドスペースを減少させることができる。その結果、前記トナーカートリッジTCkは、デッドスペースが少ない状態で構成できるため、少ないスペースも有効に利用でき、画像形成装置U1の小型化に対応できる。また、少ないスペースを有効利用することで、トナーカートリッジTCのトナー容量を多くすることもできる。
また、前記排出口形成部材32は実施例1の前記排出口形成部12bと同様に構成されており、その他の構成部材も実施例1と同様に構成されている。
したがって、前記収容室形成部材33を変更するだけで、前記トナーカートリッジTCの形態を変更できる。その結果、前記内側ハウジング部材31の前記排出口形成部材32を共通化できるので、実施例1のシンプルな機構を維持しつつ、前記内側ハウジング部材31のコストを抑えることができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としての複写機を例示したが、これに限定されず、FAXやプリンタあるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能であり、いわゆるロータリ式の画像形成装置に限定されず、タンデム式等の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、前記シャッタ部材18の材料は外力に対する強度という観点から金属であることが望ましいが、金属に限定されず、その他の材料を使用可能である。例えば、前記シャッタ部材18をガラスやプラスチックや弾性ゴム等で構成する等、任意の材料に適用可能である。また、前記シャッタ部材18を強化ガラスやプラスチックや弾性ゴム等により透明な材料で構成した場合、トナー収容室12f内のトナーの色や残量等を確認することができる。
(H03)前記実施例において、前記トナーカートリッジTCの出荷時には、外側トナー排出口21aと露出した前記遮蔽部18bとにシールを貼り、外側トナー排出口を塞いでおくことも可能である。その場合、仮に何らかの原因でハンドル部材19が回転し、シャッタ部材18が遮蔽位置から連通位置に移動しても、前記シールによって外側トナー排出口は塞がれているため、出荷時のトナー漏れを防止することができる。
(H04)前記実施例において、前記トナーカートリッジTCは、前記画像形成装置U1に挿入するまで前記ハンドル部材19を前記遮蔽位置でロックすることも可能である。例えば、前記シャッタ部材18の後端を前記遮蔽位置で係止する可動な爪を設け、前記画像形成装置U1本体に装着されたときに前記爪が本体のロック解除部材に係合して、前記シャッタ部材18の後端の係止を解除する構成とすることができる。その場合、前記ハンドル部材19を回転し、前記シャッタ部材18を前記遮蔽位置から前記連通位置へと移動できないため、前記トナーカートリッジTCを画像形成装置U1に装填するまでのトナー漏れを防止することができる。
(H05)前記実施例において、前記トナーカートリッジTCは、前記画像形成装置U1から取り外す場合、前記シャッタ部材18が前記連通位置では前記トナーカートリッジTCを引き抜くことができず、前記遮蔽位置に移動しないと引き抜けないようにするロック機構を組み込むことも可能である。例えば、前記シャッタ部材18と一体的に回転可能なピンを設け、前記画像形成装置U1本体のフレームに前記遮蔽位置では前記ピンと係合せず、前記連通位置では前記ピンと係合する抜け止めを設けることができる。その場合、前記ハンドル部材19を回転し、シャッタ部材18を遮蔽位置から連通位置へと移動するまで、トナーカートリッジTCを画像形成装置U1から引き抜くことができないため、内側トナー排出口12eと外側トナー排出口21aとが連通した状態で前記トナーカートリッジTCが引き出されて、トナーで汚れてしまうことを防止できる。
(H06)前記実施例において、前記シャッタ部材18を前記ハンドル連結部18aと遮蔽部18bとにより構成し、前記遮蔽部18bを前記ハンドル連結部18aよりも薄く形成したが、前記遮蔽部18bを前記ハンドル部材18aと同じ厚さに形成することも可能である。
(H07)前記実施例において、前記内側トナー排出口に前記弾性シール部材13を設けることにより、前記シャッタ部材18の遮蔽部18bと当接させて、トナー収容室12f内のトナーを密封したが、省略することも可能である。
図1は本発明の粉体収容部材の実施例1のトナーカートリッジが装着される画像形成装置の説明図である。 図2は図1の画像形成装置のロータリ式現像装置の要部拡大断面図である。 図3は実施例1のカートリッジ装着部に装着されたトナーカートリッジおよび現像位置にある現像器等の概略断面図である。 図4は実施例1のトナーカートリッジの説明図であり、図4Aは斜視図であり、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。 図5は図4の矢印V方向から見た図である。 図6は図4の矢印VI方向から見た図である。 図7は図6の状態から下側ハウジング部材を取り除いたときの分解斜視図である。 図8は図7の状態からシャッタ部材を取り除いたときの分解斜視図である。 図9は実施例1のトナーカートリッジのシャッタ部材が遮蔽位置に移動した状態の要部説明図である。 図10は実施例1のトナーカートリッジのシャッタ部材が連通位置に移動した状態の要部説明図である。 図11は実施例2のトナーカートリッジの説明図である。
符号の説明
12,31…内側ハウジング
12e…内側トナー排出口
12f…トナー収容室
13…弾性シール部材
18…シャッタ部材
18a…移動部材連結部
18b…遮蔽部
19…シャッタ移動部材
21a…外側トナー排出口
21…外側ハウジング
32…排出口形成部材
33…収容室形成部材
TC…トナー容器
U1…画像形成装置

Claims (6)

  1. 内部にトナーを収容するトナー収容室と、トナー収容室のトナーが排出される内側トナー排出口とが形成された内側ハウジングと、
    前記内側トナー排出口と連通する外側トナー排出口が形成され、前記内側ハウジングに固定支持された外側ハウジングと、
    前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとの間に配置され、前記内側トナー排出口と前記外側トナー排出口とを連通する連通位置と、前記内側トナー排出口と前記外側トナー排出口との連通を遮断する遮蔽位置との間を移動するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材に連結され、前記シャッタ部材を前記連通位置と前記遮蔽位置との間で移動させるシャッタ移動部材と、
    を備えたことを特徴とするトナー容器。
  2. 円弧状の前記外側ハウジングと、
    前記円弧状の外側ハウジングに沿って円弧状に移動する前記シャッタ部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記トナー排出口が形成された排出口形成部材と、前記排出口形成部材とは別体に構成され且つ前記排出口形成部材に支持され、内部が前記排出口形成部材と連通する収容室形成部材とを有し、前記排出口形成部材および前記収容室形成部材に囲まれた空間により前記トナー収容室が構成される前記内側ハウジング、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  4. 前記内側トナー排出口の外側周縁に支持され、前記遮蔽位置に移動した前記シャッタ部材が接触してトナーの漏れを防止する弾性シール部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトナー容器。
  5. 前記シャッタ移動部材に連結される板状の移動部材連結部と、前記遮蔽位置において前記内側トナー排出口と前記外側トナー排出口との間に配置される板状の遮蔽部と、を有し、前記移動部材連結部よりも板厚が薄い前記遮蔽部を有する前記シャッタ部材、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のトナー容器。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のトナー容器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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