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JP2000321858A - ロータリ式現像装置 - Google Patents

ロータリ式現像装置

Info

Publication number
JP2000321858A
JP2000321858A JP11132050A JP13205099A JP2000321858A JP 2000321858 A JP2000321858 A JP 2000321858A JP 11132050 A JP11132050 A JP 11132050A JP 13205099 A JP13205099 A JP 13205099A JP 2000321858 A JP2000321858 A JP 2000321858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
container
surplus
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11132050A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Kikuchi
睦 菊池
Shintaro Kaneko
伸太郎 金子
Ryuji Hattori
龍治 服部
Hirohisa Kono
裕久 河野
Akira Yukita
暁 弓気田
Shino Yokoyama
志野 横山
Tetsuji Okamoto
哲二 岡本
Shigemi Murata
重美 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP11132050A priority Critical patent/JP2000321858A/ja
Publication of JP2000321858A publication Critical patent/JP2000321858A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白黒画像を多数枚プリントする際、余剰現像
剤貯溜面に貯溜された余剰現像剤量が貯溜可能現像剤量
以上になった時の現像装置の回転動作回数を少なくする
こと。 【解決手段】 現像容器支持部材Hに支持されて、前記
感光体表面の各色成分の潜像をトナー像に現像する現像
位置P1に順次停止するとともに、2成分現像剤が攪拌
される現像剤攪拌・搬送領域18+19と、余剰現像剤
が所定の貯溜可能現像剤量まで貯溜可能で且つK(黒)
の貯溜可能現像剤量が多くなるように構成された余剰現
像剤貯溜面31aを有する余剰現像剤貯溜部材31とを
有する各トナー色に現像する現像容器Vと、現像容器V
が前記現像位置P1から回転した時に前記余剰現像剤貯
溜面31aの現像剤が現像剤排出路1に排出するように
構成された前記余剰現像剤貯溜部材31とから構成され
たロータリ式現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等、電子写真方式の画像形成装置の感光体(感光体)上
に形成された潜像をトナー像に現像するロータリ式現像
装置に関し、特に、異なる色の現像剤をそれぞれ収容す
る複数の現像容器が、回転する現像容器支持部材に支持
されて、順次現像位置に移動、停止して現像を行うよう
に構成されたロータリ式現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記ロータリ式の現像装置としては従来
下記の技術(J01)が知られている。 (J01)図31に示す技術 図31は従来のロータリ式現像装置の説明図である。図
31に示すロータリ式現像装置は、本出願人が先に出願
した特願平10−158076号(特開平 −号)、特
願平10−239154号(特開平 − 号)、特
願平10−298922号(特開平 −
号)等に記載されている。図31において、回転移動
する感光体PRの表面は、図示しない帯電部材により一
様に帯電されてから図示しない潜像書込装置により静電
潜像が形成され、前記静電潜像は現像領域Q2に移動し
てきたときにロータリ式現像装置Gによりトナー像に現
像される。前記ロータリ式現像装置Gは、回転軸GAお
よび前記回転軸GAに装着された現像器GY,GM,G
C,GKを有している。各現像器GY,GM,GC,G
Kは、順次前記現像領域Q2に回転移動して前記感光体
PR表面の静電潜像を、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(黒)のトナー像に現像する。
【0003】各現像器GY,GM,GC,GKはそれぞ
れ、現像容器V、現像ロールR0、第1攪拌搬送部材R
1、第2攪拌搬送部材R2を有している。前記各現像容器
Vは容器本体V1および容器カバーV2を有し、容器カバ
ーV2には現像剤排出口Vaが形成されている。前記現像
剤排出口Vaは現像容器Vが前記現像領域Q2に移動した
ときに上方に配置される。前記現像剤排出口Vaの内側
には重力の作用により回動可能なシャッタ01が設けら
れている。図31から分かるように、現像容器Vが前記
現像領域Q2に移動した状態では、前記シャッタ01は
現像容器V内側に回動して前記現像剤排出口Vaが開口
する開口位置に保持される。現像容器Vが前記現像領域
Q2から回転移動する際、前記シャッタ01は重力の作
用および容器内現像剤量の移動により前記現像剤排出口
Vaを閉塞する閉塞位置に回転移動する。
【0004】現像容器V内の現像剤はキャリアおよびト
ナーにより構成されている。前記各現像器GY,GM,
GC,GKの現像動作により現像容器V内のトナーは消
費される。前記トナーの消費に応じて新たなトナーおよ
びキャリアが前記現像容器V内に補給される。前記第1
攪拌搬送部材R1および第2攪拌搬送部材R2は、前記キ
ャリアおよびトナーを互いに逆極性に帯電(例えばトナ
ーは−(マイナス)、キャリアは+(プラス)に帯電)
させるために、前記現像剤を現像容器V内で攪拌しなが
ら循環させる。
【0005】例えばK(黒)のトナー像を連続して現像
する場合、K(黒)の現像器GKが前記現像領域Q2に
移動して現像動作が行われと、前記現像動作に伴い現像
容器V内のトナーが消費され、新たなトナーおよびキャ
リアが現像容器V内に補給される。前記現像容器V内に
補給されたキャリアの量が増加すると現像容器V内の現
像剤量(容器内現像剤量)が増加し、容器内現像剤の上
面位置が上昇する。このとき、循環する現像剤の一部が
前記シャッタ01上面に移動する。前記シャッタ01上
面に移動して貯溜された現像剤は、前記シャッタ01の
前記開口位置から閉塞位置への回動時(前記回転軸GA
の回転時すなわち、現像容器Vの現像領域Q2からの回
転移動時)に、前記現像容器V外へ排出される。
【0006】前記現像容器Vから排出された現像剤は前
記回転軸GA内部に形成された排出現像剤搬送路GA1
を通って図示しない回収容器に搬送される。前述のよう
にして、ロータリ式現像装置Gの各現像容器V内の現像
剤は適切な所定量に保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術(J01)
において、白黒画像を多数枚プリントする場合、K
(黒)の現像器GKを現像領域Q2に移動した状態で現
像動作を連続して行う。このとき、K(黒)の現像容器
Vのシャッタ01上面に移動して貯溜した現像剤量が所
定量(貯溜可能現像剤量の上限)に達すると、それ以上
の現像剤をシャッタ01上面に貯溜させることができな
くなる。この場合、前記K(黒)の現像器GKの現像動
作を続行するとK(黒)の現像容器V内の現像剤量が増
加して、容器内現像剤量が適切な範囲から外れてしま
い、画質に悪影響が生じる。
【0008】そこで、前記従来技術(特願平10−29
8922号(特開平 −号公報)に記載の技術)で
は、現像領域Q2に停止した現像容器Vの連続現像動作
時に、現像剤補給時間Tと設定時間(現像剤連続補給許
容時間)T0とを比較し、T≧T0になった時に、現像容
器Vを回転軸GAとともに回転させて、前記シャッタ0
1上面に貯溜した現像剤を排出させている。前記現像剤
連続補給許容時間T0が短い場合には、白黒画像を多数
枚プリントする時に頻繁にロータリ式現像装置Gを回転
させる必要が生じる。その場合はプリント画像の生産効
率が低下するという問題点がある。
【0009】ところが、従来のロータリ式現像装置Gの
各現像器GY,GM,GC,GKは同様に構成されてい
るため、前記各現像器GY,GM,GC,GKのシャッ
タ01上の貯溜可能現像剤量は各現像器GY,GM,G
C,GKで同一に構成されている。このため、連続プリ
ントを頻繁に行うK(黒)の現像容器Vの前記シャッタ
01上の貯溜可能現像剤量は、他の色の現像器GY,G
M,GCの現像容器Vと同様に比較的少なく設定されて
いる。したがって、従来は、白黒画像を多数枚プリント
する時に頻繁にロータリ式現像装置Gを回転させる必要
が生じ、プリント画像の生産効率が低いという問題点が
あった。このため、プリントジョブが終了するまでに要
する時間が長くなり生産性が低下するという問題があ
る。
【0010】本発明は、前述の事情に鑑み、回転する現
像容器支持部材に支持された複数の現像容器を順次現像
位置に回転移動させて現像動作を行うロータリ式の現像
装置であって、現像動作中の現像容器への補給現像剤に
より増加した容器内現像剤を容器上壁に設けた余剰現像
剤貯溜部に貯溜するように構成され、貯溜された余剰現
像剤量が貯溜可能現像剤量以上になったときに現像容器
を回転させて前記貯溜された余剰現像剤を現像剤排出路
に排出するロータリ式現像装置において、次の記載内容
(O01)を技術的課題とする。 (O01)白黒画像を多数枚プリントする際、余剰現像剤
貯溜部に貯溜された余剰現像剤量が貯溜可能現像剤量以
上になった時の現像装置の回転動作回数を少なくするこ
と。
【0011】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の
構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構
成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号であ
る。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。
【0012】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明のロータリ式現像装置は、次の要件(A01)〜(A
07)を備えたことを特徴とする、(A01)画像書込装置
(ROS)により画像情報に応じたY(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各色成分の潜
像が順次書き込まれ且つ回転移動する感光体表面に隣接
して配置されるとともに、固定フレーム(F1,F2)に
より回転可能に支持された回転軸(GA)を有する現像
容器支持部材(H)、(A02)前記現像容器支持部材
(H)に支持され、前記回転軸(GA)の回転移動およ
び停止に伴って前記感光体表面の各色成分の潜像を各色
のトナー像に現像する現像位置(P1)に順次停止する
とともに、現像ロール収容部(17)と、前記現像ロー
ル収容部(17)に隣接しトナーおよびキャリアから成
る2成分現像剤が攪拌・搬送されながら循環する現像剤
攪拌・搬送領域(18+19)と、前記現像剤攪拌・搬
送領域(18+19)に2成分現像剤を補給する現像剤
補給口(36)と、前記現像位置(P1)での現像動作
中の現像剤補給により容器内現像剤量が所定量以上にな
って余剰現像剤が生じると前記攪拌・搬送される余剰現
像剤が所定の貯溜可能現像剤量まで貯溜可能な余剰現像
剤貯溜部(31a)と、前記攪拌・搬送される余剰現像
剤を前記余剰現像剤貯溜部(31a)に移送可能な貯溜
部移送接続口(32,32)とを有する前記各色のトナ
ー像に現像する各現像容器(V)、(A03)前記現像容
器(V)が前記現像位置(P1)から回転した時に前記
余剰現像剤貯溜部(31a)に貯溜された現像剤が現像
剤排出路(1)に排出されるように構成された前記余剰
現像剤貯溜部(31a)、(A04)前記現像剤攪拌・搬
送領域(18+19)に収容されて、前記2成分現像剤
を攪拌・搬送するとともに前記現像ロール収容部(1
7)に前記2成分現像剤を供給する攪拌搬送部材(R1
+R2)、(A05)前記現像ロール収容部(17)に収
容されて、現像容器(V)が前記現像位置(P1)に移
動したとき前記感光体(PR)上の潜像をトナー像に現
像する現像領域(Q2)に前記2成分現像剤を搬送する
現像ロール(R0)、(A06)前記現像剤排出路(1)
に排出した現像剤を排出現像剤回収容器(VT)に搬送
する排出現像剤搬送部材(11)、(A07)前記Y(イ
エロー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜可能現
像剤量よりもK(黒)の貯溜可能現像剤量が多くなるよ
うに構成された前記各余剰現像剤貯溜部(31a)。
【0013】(本発明の作用)前述の特徴を備えた本発
明のロータリ式現像装置では、現像容器支持部材(H)
は、画像書込装置(ROS)により画像情報に応じたY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(黒)の各色成分の潜像が順次書き込まれ且つ回転移動
する感光体表面に隣接して配置される。前記現像容器支
持部材(H)の回転軸(GA)は、固定フレーム(F
1,F2)により回転可能に支持される。前記現像容器支
持部材(H)に支持された各色に対応する各現像容器
(V)は、前記回転軸(GA)の回転移動および停止に
伴って前記感光体表面の各色成分の潜像を各色のトナー
像に現像する現像位置(P1)に順次停止する。
【0014】現像容器(V)の現像ロール収容部(1
7)に隣接する現像剤攪拌・搬送領域(18+19)に
収容された攪拌搬送部材(R1+R2)は、トナーおよび
キャリアから成る2成分現像剤を攪拌・搬送するととも
に前記現像ロール収容部(17)に前記2成分現像剤を
供給する。前記現像ロール収容部(17)に収容された
現像ロール(R0)は、現像容器(V)が前記現像位置
(P1)に移動したとき前記感光体(PR)上の潜像を
トナー像に現像する現像領域(Q2)に前記2成分現像
剤を搬送する。前記トナー像の現像により現像容器
(V)内の現像剤が減少するのに応じて、前記現像容器
(V)の現像剤補給口(36)から、現像剤攪拌・搬送
領域(18+19)に前記2成分現像剤が補給される。
前記補給された2成分現像剤のトナーは前記現像動作に
より消費されるが、前記補給された2成分現像剤のキャ
リアは消費されず現像容器(V)内に残るので、容器内
現像剤量が所定量以上になって余剰現像剤が生じる。
【0015】前記現像容器(V)の貯溜部移送接続口
(32,32)は、前記攪拌・搬送される余剰現像剤を
余剰現像剤貯溜部(31a)に移送する。前記余剰現像
剤貯溜部(31a)には、前記攪拌・搬送される余剰現
像剤が所定の貯溜可能現像剤量まで貯溜可能である。し
かし、前記余剰現像剤貯溜部(31a)に貯溜される貯
溜現像剤量が多くなって貯溜可能現像剤量に近づくと、
前記余剰現像剤貯溜部(31a)へ前記余剰現像剤が移
動し難くなるので、前記現像容器(V)内の余剰現像剤
は排出されず増加する。このため、前記余剰現像剤貯溜
部(31a)の貯溜現像剤を現像容器(V)外へ排出す
る必要がある。前記余剰現像剤貯溜部(31a)の貯溜
現像剤は、前記現像容器(V)が前記現像位置(P1)
から回転した時に現像剤排出路(1)に排出される。排
出現像剤搬送部材(11)は、前記現像剤排出路(1)
に排出した現像剤を排出現像剤回収容器(VT)に搬送
する。
【0016】前記各余剰現像剤貯溜部(31a)は、前
記Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯
溜可能現像剤量よりもK(黒)の貯溜可能現像剤量が多
くなるように構成されている。このため、前記K(黒)
の画像の連続プリント時に、前記K(黒)の余剰現像剤
貯溜部(31a)の貯溜可能現像剤が多くなって、前記
余剰現像剤貯溜部(31a)へ前記余剰現像剤が移動し
難くなるまでの時間が長くなる。このため、前記余剰現
像剤が移動し難くなる度に実行される前記K(黒)の現
像容器(V)の回転動作の間隔を長くすることができ
る。したがって、本発明のロータリ式現像装置(G)
は、前記K(黒)の画像の連続プリント時に前記K
(黒)の現像容器(V)の回転動作回数が少なく生産性
が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明のロータ
リ式現像装置の実施の形態1は、前記本発明において次
の要件(A08)〜(A010)を備えたことを特徴とす
る、(A08)前記現像位置(P1)に停止したときの前
記現像剤攪拌・搬送領域(18+19)の容器上壁(V
2b)に形成された現像剤排出口(27a)、(A09)前
記現像剤排出口(27a)が上向きのときには、重力の
作用により前記現像剤排出口(27a)の内面から容器
内側に離隔して前記現像剤排出口(27a)を開口する
開口位置に回動し、前記現像剤排出口(27a)が下向
きのときには、重力の作用により前記現像剤排出口(2
7a)の内面に当接して前記現像剤排出口(27a)を閉
塞する閉塞位置に回動するシャッタ(31)により構成
された余剰現像剤貯溜部材(31)、(A010)前記シ
ャッタ(31)上面により構成された前記余剰現像剤貯
溜部(31a)。
【0018】(実施の形態1の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態1では、現
像剤排出口(27a)は、前記現像位置(P1)に停止し
たときの前記現像剤攪拌・搬送領域(18+19)の容
器上壁(V2b)に形成され、前記現像位置(P1)で
は、前記現像剤排出口(27a)は前記現像容器(V)
内からみて上向きとなる。前記余剰現像剤貯溜部材(3
1)を構成するシャッタ(31)は、前記現像剤排出口
(27a)が上向きのときには、重力の作用により開口
位置に回動して前記現像剤排出口(27a)の内面から
容器内側に離隔し前記現像剤排出口(27a)を開口す
る。前記開口位置に回動したシャッタ(31)の、前記
余剰現像剤貯溜部(31a)を構成する前記シャッタ
(31)上面には、前記攪拌・搬送される余剰現像剤が
所定の貯溜可能現像剤量まで貯溜可能である。しかし、
前記余剰現像剤貯溜部(31a)に貯溜する貯溜現像剤
量が多くなると、前記余剰現像剤貯溜部(31a)へ前
記余剰現像剤が移動し難くなるので、前記現像容器
(V)内の余剰現像剤が増加する。このため、前記余剰
現像剤貯溜部(31a)の前記貯溜現像剤を現像容器
(V)外へ排出する必要がある。
【0019】前記現像容器(V)が前記現像位置(P
1)から回転して前記現像剤排出口(27a)が下向きの
ときには、前記シャッタ(31)が重力の作用により閉
塞位置に回動する。前記シャッタ(31)の閉塞位置へ
の回動時、前記シャッタ(31)上面(前記余剰現像剤
貯溜部(31a))に貯溜していた現像剤は前記現像剤
排出路(1)へ排出される。前記閉塞位置に回動したシ
ャッタ(31)は、前記現像剤排出口(27a)の内面
に当接して前記現像剤排出口(27a)を閉塞する。こ
の実施の形態1においても、前記余剰現像剤貯溜部材
(31)であるシャッタ(31)上面により形成される
余剰現像剤貯溜部(31a)は、前記Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜可能現像剤量より
もK(黒)の貯溜可能現像剤量が多くなるように構成さ
れているので、K(黒)の画像を多数枚プリントする
際、前記シャッタ(31)上の前記貯溜現像剤が多くな
って前記シャッタ(31)へ余剰現像剤が移動し難くな
る度に実行される前記K(黒)の現像容器(V)の回転
動作の間隔を長くすることができる。
【0020】(実施の形態2)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態2は、前記本発明において次の要件
(A011),(A012)を備えたことを特徴とする、(A
011)前記現像位置(P1)に停止したときの前記現像剤
攪拌・搬送領域(18+19)の容器上壁(V2b)に形
成された現像剤排出口(27a)、(A012)前記現像剤
排出口(27a)と対向して前記現像剤排出口(27a)
の内側に配置された前記余剰現像剤貯溜部(31a)に
前記容器内現像剤を移送可能な貯溜部移送接続路(3
0,30)を前記現像剤排出口(27a)の外周部の容
器上壁(V2b)内面との間に形成し且つ前記貯溜部移送
接続路(30,30)上流端に前記貯溜部移送接続口
(32,32)を形成する移送路形成部(29a)を有
する貯溜部移送接続部材(29)。
【0021】前記実施の形態2のロータリ式現像装置に
おいて、前記「余剰現像剤貯溜部(31a)」は、前記
現像剤排出口(27a)の内側に配置された内側現像剤
排出口(29b)を開閉する回動可能なシャッタ(余剰
現像剤貯溜部材)(31)の上面に形成したり、回動不
能な固定されたプレート部材(余剰現像剤貯溜部材)の
上面に形成することが可能である。また、前記余剰現像
剤現像剤貯溜部(31a)上の貯溜可能現像剤量は、前
記貯溜部移送接続路(30,30)や現像剤排出口(2
7a)の断面積を変えたり、余剰現像剤貯溜部(31a)
の面積を変えたりすることにより調節可能である。
【0022】(実施の形態2の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態2では、現
像剤排出口(27a)は、前記現像位置(P1)に停止し
たときの前記現像剤攪拌・搬送領域(18+19)の容
器上壁(V2b)に形成されている。貯溜部移送接続部材
(29)の移送路形成部(29a)は、貯溜部移送接続
路(30,30)を前記現像剤排出口(27a)の外周
部の容器上壁(V2b)内面との間に前記貯溜部移送接続
路(30,30)を形成するとともに前記貯溜部移送接
続路(30,30)上流端に前記貯溜部移送接続口(3
2,32)を形成する。前記貯溜部移送接続口(32,
32)に流入した容器内現像剤は、前記貯溜部移送接続
路(30,30)により前記現像剤排出口(27a)と
対向して前記現像剤排出口(27a)の内側に配置され
た前記余剰現像剤貯溜部(31a)に移送されて貯溜さ
れる。前記余剰現像剤貯溜部(31a)に貯溜した現像
剤は、前記所定の貯溜可能現像剤量に達すると前記現像
容器(V)が前記現像位置(P1)から回転して前記回
転時に前記貯溜された前記余剰現像剤貯溜部(31a)
上の現像剤が現像剤排出路(1)に排出される。この排
出により前記余剰現像剤貯溜部(31a)上が空にな
り、前記空になった余剰現像剤貯溜部(31a)上へ余
剰現像剤が搬送され易くなる。この実施の形態2におい
ても前記余剰現像剤貯溜部材(31)は、前記Y(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜可能現像
剤量よりもK(黒)の貯溜可能現像剤量が多くなるよう
に構成されているので、前記本発明と同様の作用を奏す
る。
【0023】(実施の形態3)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態3は、前記実施の形態2において次の
要件(A013)〜(A015)を備えたことを特徴とする、
(A013)前記現像剤排出口(27a)と対向する位置に
形成された内側現像剤排出口(29b)を有する前記貯
溜部移送接続部材(29)、(A014)前記内側現像剤
排出口(29b)が上向きのときには、重力の作用によ
り前記内側現像剤排出口(29b)の内面から容器内側
に離隔して前記内側現像剤排出口(29b)を開口する
開口位置に回動し、前記内側現像剤排出口(29b)が
下向きのときには、重力の作用により前記内側現像剤排
出口(29b)の内面に当接して前記内側現像剤排出口
(29b)を閉塞する閉塞位置に回動するシャッタ(3
1)により構成された余剰現像剤貯溜部材(31)、
(A015)前記シャッタ(31)上面により構成された
前記余剰現像剤貯溜部(31a)。
【0024】(実施の形態3の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態3では、貯
溜部移送接続部材(29)の内側現像剤排出口(29
b)は、前記現像剤排出口(27a)と対向する位置に形
成される。前記現像位置(P1)では、前記容器上壁
(V2b)に形成される現像剤排出口(27a)は、前記
現像容器(V)内からみて上向きとなり、前記現像剤排
出口(27a)と対向する位置に形成された内側現像剤
排出口(29b)も上向きとなる。
【0025】前記余剰現像剤貯溜部材(31)を構成す
るシャッタ(31)は、前記内側現像剤排出口(29
b)が上向きのときには、重力の作用により開口位置に
回動して前記内側現像剤排出口(29b)の内面から容
器内側に離隔して前記内側現像剤排出口(29b)を開
口する。前記攪拌・搬送される余剰現像剤は、前記開口
位置に回動したシャッタ(31)上面(余剰現像剤貯溜
部(31a))に移送されて貯溜されるが、前記余剰現
像剤貯溜部(31a)に前記余剰現像剤が多くなると、
前記余剰現像剤貯溜部(31a)に前記余剰現像剤が移
送され難くなる。
【0026】そこで、前記現像容器(V)を前記現像位
置(P1)から回転させて前記内側現像剤排出口(29
b)を下向きにすると、前記シャッタ(31)が重力の
作用により閉塞位置に回動する。前記シャッタ(31)
の閉塞位置への回動時、前記シャッタ(31)上面に貯
溜していた現像剤は前記現像剤排出路(1)へ排出さ
れ、前記閉塞位置へ回動したシャッタ(31)は、前記
内側現像剤排出口(29b)の内面に当接して前記内側
現像剤排出口(29b)を閉塞する。この実施の形態3
においても、前記余剰現像剤貯溜部材(31)であるシ
ャッタ(31)は、前記Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の貯溜可能現像剤量よりもK(黒)
の貯溜可能現像剤量が多くなるように構成されているの
で、前記実施の形態2と同様の作用を奏する。
【0027】また、前記現像容器(V)内の余剰現像剤
の増加により前記シャッタ(31)が前記内側現像剤排
出口(29b)へ押し上げられて前記内側現像剤排出口
(29b)が閉塞された場合、前記増加した容器内現像
剤は、前記貯溜部移送接続部材(29)の移送路形成部
(29a)と前記現像剤排出口(27a)の外周部の容器
上壁(V2b)内面との間に形成された前記貯溜部移送接
続口(32,32)および貯溜部移送接続路(30,3
0)を経て前記前記内側現像剤排出口(29b)を閉塞
しているシャッタ(31)上面である余剰現像剤貯溜部
(31a)に移送され貯溜される。
【0028】(実施の形態4)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態4は、前記実施の形態2において次の
要件(A016)を備えたことを特徴とする、(A016)前
記現像剤排出口(27a)と対向する位置に形成され且
つ前記貯溜部移送接続口(32,32)から移送される
余剰現像剤が貯溜される余剰現像剤貯溜部(31a)が
上面に形成された前記余剰現像剤貯溜部材(31)を有
する前記貯溜部移送接続部材(29)。
【0029】(実施の形態4の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態4では、前
記貯溜部接続部材(29)の余剰現像剤貯溜部材(3
1)上面に形成された余剰現像剤貯溜部(31a)は、
前記現像剤排出口(27a)と対向する位置に配置され
る。前記余剰現像剤貯溜部(31a)には、前記貯溜部
移送接続口(32,32)から移送される余剰現像剤が
貯溜される。前記余剰現像剤貯溜部(31a)に貯溜さ
れた余剰現像剤は前記現像容器(V)の回転時に現像剤
排出路(1)に排出される。
【0030】(実施の形態5)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態5は、前記実施の形態2ないし6にお
いて次の要件(A017)を備えたことを特徴とする、
(A017)Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の貯溜部移送接続路(30,30)の断面形状より
もK(黒)の貯溜部移送接続路(30,30)の断面形
状が大きく形成された前記貯溜部移送接続部材(2
9)。
【0031】(実施の形態5の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態5では、貯
溜部移送接続部材(29)は、Y(イエロー),M(マ
ゼンタ),C(シアン)の貯溜部移送接続路(30,3
0)の断面形状よりもK(黒)の貯溜部移送接続路(3
0,30)の断面形状が大きく形成される。前記貯溜部
移送接続路(30,30)から前記現像剤排出口(27
a)に対向する余剰現像剤貯溜部へ移送された容器内現
像剤は、貯溜部移送接続路(30,30)を塞ぐ状態で
貯溜される。前記貯溜部移送接続路(30,30)の断
面形状が小さい場合には、前記現像剤排出口(27a)
を塞ぐ状態で貯溜した現像剤により容器内現像剤は前記
余剰現像剤貯溜部に移動し難くなる。このため、前記容
器内の余剰現像剤は、増加してすぐに適切な範囲の量を
外れるので、前記容器内現像剤を排出するための現像容
器の回転が頻繁に行われる。しかし、この実施の形態5
では、K(黒)の貯溜部移送接続路(30,30)の断
面形状が大きく形成されているので、前記貯溜部移送接
続路(30,30)から前記余剰現像剤貯溜部(31
a)へ移送される容器内現像剤量が多くなり、前記K
(黒)の容器内の余剰現像剤の増加速度が低くなる。し
たがって、前記容器内現像剤を排出するためのK(黒)
の現像容器(V)の回転が頻繁に行われないので、前記
K(黒)の画像の連続プリント時に、前記K(黒)の現
像容器(V)の回転動作の間隔を長くすることができ
る。
【0032】(実施の形態6)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態6は、前記実施の形態2ないし5にお
いて次の要件(A018)を備えたことを特徴とする、
(A018)Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の貯溜部移送接続路の長さよりもK(黒)の貯溜部
移送接続路の長さが短く形成された前記貯溜部移送接続
部材。
【0033】(実施の形態6の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態6では、貯
溜部移送接続部材は、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の貯溜部移送接続路の長さよりもK
(黒)の貯溜部移送接続路の長さが短く形成されてい
る。このため、前記K(黒)の貯溜部移送接続路から前
記余剰現像剤貯溜部に移送される前記容器内現像剤が、
前記Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の
余剰現像剤貯溜部に移送される前記容器内現像剤に比べ
て移送され易くなり、K(黒)の容器内現像剤の貯溜可
能現像剤量が多くなる。したがって、K(黒)の容器内
現像剤が、適切な範囲を外れる量まですぐには増加せ
ず、前記容器現像剤を容器外へ排出するための現像容器
の回転が頻繁に行われない。
【0034】(実施の形態7)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態7は、前記実施の形態2ないし6にお
いて次の要件(A019)を備えたことを特徴とする、
(A019)前記貯溜部移送接続部材(29)に対向する
前記容器上壁(V2b)内面に形成された現像剤移送用凹
溝(27d,27d)により構成された前記貯溜部移送接
続路(30,30)。
【0035】(実施の形態7の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態7では、前
記貯溜部移送接続路(30,30)は、前記貯溜部移送
接続部材(29)に対向する前記容器上壁(V2b)内面
に形成された現像剤移送用凹溝(27d,27d)により
構成され、前記容器内現像剤は現像剤移送用凹溝(27
d,27d)に沿って前記余剰現像剤貯溜部(31a)へ
移送される。
【0036】(実施の形態8)本発明のロータリ式現像
装置の実施の形態8は、前記本発明または前記実施の形
態1ないし7において次の要件(A020)を備えたこと
を特徴とする、(A020)Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の攪拌搬送部材の前記余剰現像剤貯
溜部への容器内現像剤を移送する現像剤移送力よりもK
(黒)の攪拌搬送部材の前記現像剤移送力が大きく設定
された前記攪拌搬送部材。
【0037】(実施の形態8の作用)前述の構成を備え
た本発明のロータリ式現像装置の実施の形態8では、攪
拌部材は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の攪拌搬送部材の前記余剰現像剤貯溜部への容器内
現像剤を移送する現像剤移送力よりもK(黒)の攪拌搬
送部材の前記現像剤移送力が大きく設定されている。こ
のため、前記K(黒)の余剰現像剤貯溜部に移送されて
貯溜される貯溜可能現像剤量が、前記Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)より多くなる。したがっ
て、K(黒)の容器内現像剤が、適切な範囲を外れる量
まですぐには増加せず、前記容器現像剤を容器外へ排出
するための現像容器の回転が頻繁に行われない。
【0038】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例
に限定されるものではない。なお、以後の説明の理解を
容易にするために、図面において、前後方向をX軸方
向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢
印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す
側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、
または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙
面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。
【0039】(実施例1)図1は本発明の実施例1のロ
ータリ式現像装置を備えた画像形成装置の全体説明図で
ある。図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテ
ンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本
体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガ
ラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置
(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2を備えて
いる。前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする
複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1
を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複
数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置
を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成
されている。前記自動原稿搬送装置U2は、その後端部
(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示
せず)により前記複写機U1に対して回動可能であり、
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場
合に上方に回動される。
【0040】前記複写機U1は、UI(ユーザインタフ
ェース)と、前記プラテンガラスPGの下方に順次配置
された画像読取部としてのIIT(イメージインプット
ターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT
(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITお
よびIOT間に設けられたIPS(イメージプロセッシ
ングシステム)とを有している。前記UIは、画像形成
装置Uのユーザがコピースタート等の作動指令信号を入
力操作するコピースタートキー、コピー設定枚数入力キ
ー(図示せず)等の入力操作部材と、画像形成装置Uの
現在の設定状態に関する情報の表示等が行われる表示部
(図示せず)とを有している。
【0041】前記自動原稿搬送装置(オートドキュメン
トフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの
場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態
で、プラテンガラスPG上の複写位置を順次通過する各
原稿Giを露光する。原稿Giを作業者が手でプラテンガ
ラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、
露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原
稿(図示せず)を露光走査する。露光された前記原稿G
iからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD
(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その
撮像面上に収束された原稿反射光をR(赤)、G
(緑)、B(青)の電気信号に変換する。
【0042】また、IPSは、前記IITのCCDから
入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変
換してIOTのレーザ駆動信号出力装置DLに出力す
る。前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画
像データに応じたレーザ駆動信号をROS(画像書込装
置)に出力する。前記ROSの下方に配置された感光体
ドラムからなる感光体PRは、矢印A方向に回転する。
前記感光体PR表面は帯電器CCにより一様に帯電され
た後、潜像書込位置Q1において前記ROS(潜像書込
装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像
が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、K
(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、
モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像
のみが形成される。前記感光体PRへのレーザビームL
による潜像書込は、中間転写ベルトBの非画像部に設け
られた基準マークBmをベルト位置センサSNbが検知し
てから所定の時間経時後に開始される。フルカラー画像
の場合は、各色を重ね合わせるので、前記ベルト位置セ
ンサSNbが基準マークBmを検知してからレーザビーム
Lによる潜像書込開始までの時間は各色同一である。前
記静電潜像が形成された感光体PR表面は回転移動して
現像領域Q2、1次転写領域Q3を順次通過する。
【0043】前記現像領域Q2において前記静電潜像を
現像するロータリ式現像装置Gは、回転軸GAと前記回
転軸GAの周囲に装着されたK(黒),Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の現像器G
K,GY,GM,GCを有している。前記各色の現像器
GK,GY,GM,GCの中のいずれかの現像器が、前
記現像領域Q2を通過する静電潜像をトナー像に現像す
る。なお、前記現像領域Q2および一次転写領域Q3の間
には、感光体PR上に形成された小さな面積の濃度検出
用トナー像(すなわち、パッチ)の濃度を検出するトナ
ー像濃度センサSNdが配置されている。前記1次転写領
域Q3は、矢印A方向に回転移動する中間転写ベルトB
がロール状の1次転写器T1により感光体PR表面に圧
接される領域である。前記1次転写器T1にはロータリ
式現像装置Gで使用される現像用のトナーの帯電極性と
逆極性の1次転写電圧が電源回路Eから供給される。前
記電源回路EはコントローラCにより制御される。
【0044】前記感光体PR表面に現像されたトナー像
Tnは前記1次転写領域Q3において、1次転写器T1に
より中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後、
感光体PR表面は除電器JRにより除電され、前記感光
体PR表面の残留トナーは感光体クリーナCL1によりク
リーニングされる。前記矢印A方向に回転移動する中間
転写ベルトBは、駆動ロールRd、テンションロールR
t、ウォーキングロールRw、フリーロール(アイドラロ
ール)RfおよびバックアップロールT2aにより回転可
能に支持されている。バックアップロールT2aには中間
転写ベルトBを挟んで2次転写ロールT2bが離隔および
圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次転写
ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニッ
プ)により2次転写領域Q4が形成されている。また、
前記バックアップロールT2aには前記トナーの帯電極性
と同極性の2次転写電圧が電源回路Eから供給される。
前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成さ
れている。
【0045】フルカラー画像を形成する場合、潜像書込
位置Q1において第1色目の静電潜像が形成され、現像
領域Q2において1色目のトナー像Tnが形成される。こ
のトナー像Tnは、1次転写領域Q3を通過する際に、1
次転写器T1によって中間転写ベルトB上に静電的に1
次転写される。その後同様にして、第1色目のトナー像
Tnを担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3
色目、第4色目のトナー像Tnが順次重ねて1次転写さ
れ、最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベル
トB上に形成される。単色のモノカラー画像を形成する
場合には1個の現像器のみを使用して、単色トナー像が
中間転写ベルトB上に1次転写される。
【0046】給紙トレイTR1〜TR4に収容された記録シ
ートSは、シート供給路SH1により前記2次転写領域Q
4に搬送される。すなわち、前記各トレイTR1〜TR4の
記録シートSは、所定のタイミングでピックアップロー
ルRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分
離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに
搬送される。前記レジロールRrに搬送された記録シー
トSは、前記前記1次転写された多重トナー像または単
色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミン
グを合わせて、転写前シートガイドSG1から2次転写領
域Q4に搬送される。前記2次転写領域Q4において前記
2次転写器T2は、中間転写ベルトB上のトナー像を記
録シートSに静電的に一括して2次転写する。2次転写
後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCL2により残留
トナーが除去される。
【0047】なお、前記ベルトクリーナCL2は、中間転
写ベルトBと離接(離隔および圧接)自在に配設されて
おり、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着
トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中
間転写ベルトBから離隔している。トナー像が2次転写
された前記記録シートSは、シートガイドSG2、シート
搬送ベルトBHにより定着領域Q5に搬送され、定着領域
Q5を通過する際に加熱ロールFhおよび加圧ロールFp
を有する定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装
置Fにより未定着トナー像が加熱定着された記録シート
Sは、排紙ローラRhから排紙トレイTR4に排出される
ようになっている。
【0048】定着装置Fの下流側に配置された切替ゲー
トGT1は、前記定着装置Fを通過した記録シートSの搬
送方向を排出トレイTR4に接続されたシート排出路SH2
またはシート反転路SH3のいずれかの方向に切り替え
る。シート反転路SH3に沿って複数のシート搬送ロール
Raが配置されている。前記シート反転路SH3およびシ
ート循環路SH4の接続部に設けられたシート状且つ櫛の
歯状のマイラーゲートGT2は、通過する記録シートSが
下方に搬送される際には弾性変形により記録シートSの
下方への移動を許し、マイラーゲートGT2を通過した記
録シートSがスイッチバックして上方に搬送される場合
にはシート循環路SH4の方向に向かわせるように構成さ
れている。前記シート循環路SH4に沿って複数のシート
搬送ロールRaが配置されている。両面複写の場合には
1面目のトナー像が転写されて定着された記録シートS
はシート反転路SH3で反転されてから、前記2次転写領
域Q4に再送され、2面目にトナー像が転写される。な
お、前記符号SH1〜SH4,Rp,Rs,Rr,Ra,GT1,
GT2等で示す構成要素からシート搬送装置SHが構成さ
れる。
【0049】(ロータリ式現像装置)図2は本発明のロ
ータリ式現像装置の実施例1の要部の拡大断面図であ
る。図3は本発明のロータリ式現像装置の実施例1の前
記図2と異なる部分の拡大断面図である。図2、図3に
おいて、現像容器支持部材Hは、前記各現像器GK〜G
Yが装着される前後一対の後述する回転プレートPL
1,PL2(図5参照)と回転軸GAとを有する。
【0050】画像形成装置Uの動作時には、前記現像容
器支持部材Hの回転にともなって、前記各現像器GK〜
GYは前記感光体PRと対向する第1停止位置(現像位
置)P1、前記第1停止位置P1から時計回り方向に90
°回転した第2停止位置P2、180°回転した第3停
止位置P3、および270°回転した第4停止位置P4に
順次回転し、停止する。前記第1停止位置P1に停止し
た現像器GK,GY,GM,GCの現像ロールR0には
回転力が伝達され、現像動作の実行が可能となる。ま
た、前記第1停止位置P1に停止した現像器GK,G
Y,GM,GCには新しい現像剤の補給が行われ、ま
た、劣化した現像剤の排出が可能となる。これらについ
ては後述する。
【0051】図4は実施例1で使用する現像容器支持部
材の斜視図である。図5は同実施例の現像器を、回転す
る現像容器支持部材に装着した状態を示す図である。図
6は本発明の実施例1のロータリ式現像装置に備えられ
た回転軸の拡大断面図で、図6Aは前記図5のVIA−
VIA線断面図、図6Bは前記図6AのVIB−VIB線
断面図である。図7は回転移動するロータリ式現像装置
に回転力を伝達するための固定側回転力伝達部材の説明
図である。
【0052】図4〜図7において、画像形成装置本体U
1は前側固定フレームF1および後側固定フレームF2を
有しており、前記前側固定フレームF1の前面には固定
円筒部材F1a(後述)が固定されている。前記ロータリ
式現像装置Gの回転軸GAは軸方向中央部の断面外形が
四角の角筒部GA0、軸方向前側部分の前側円筒部GA
1、および軸方向後側部分の後側円筒部GA2を有してい
る。前記前側円筒部GA1および後側円筒部GA2はそれ
ぞれ、ベアリングBR1およびBR2を介して前記固定円
筒部材F1aおよび後側固定フレームF2に回転自在に支
持されている。
【0053】前記角筒部GA0の前端および後端には、
前側回転プレートPL1および後側回転プレートPL2が
固着されている。前記回転軸GA、前側回転プレートP
L1および後側回転プレートPL2により、前記K,Y,
M,Cの4色の各現像器GK,GY,GM,GCを支持
して回転する現像容器支持部材Hが構成されている。前
記後側回転プレートPL2の後面には4本のスタッドS
TD(図7参照)を介してリングギヤG1(図5、図7参
照)が固定されている。リングギヤG1は後側固定フレ
ームF2に支持された現像容器支持部材回転駆動モータ
M1(図7参照)の出力軸に連結されたギヤG2と噛み合
っている。したがって、リングギヤG1は、現像容器支
持部材回転駆動モータM1の回転時に回転し、前記リン
グギヤG1の回転に伴って前記現像容器支持部材Hが回
転する。
【0054】前記回転軸GAには軸方向に貫通する断面
円形の現像剤排出路1(図6A参照)が形成されてい
る。前側円筒部GA1の前端部側面には回収容器連通口
2(図5、図6A参照)が形成されている。図5、図6
において、前記回転軸GAの角筒部GA0の後端部に
は、軸方向に延びる4つの側面から前記現像剤排出路1
に連通する排出現像剤流入孔3(図3参照)が形成され
ている。前記角筒部GA0の各側面にはそれぞれピン挿
入孔4(図2、図5参照)が形成されている。前記ピン
挿入孔4は、各現像器GK,GY,GM,GCの突出ピ
ン(後述)が挿入される孔であり、各現像器を位置決め
固定するために使用される孔である。
【0055】図6において、前記回転軸GAの現像剤排
出路1内には現像剤排出筒7が配置されている。前記現
像剤排出筒7の後端部(−X端部)は後側排出筒固定部
材F2aに固定され、前記後側排出筒固定部材F2aは前記
後側固定フレームF2に固定されている。前記現像剤排
出筒7の前端部(X端部)はベアリング8を介して回転
軸GAの現像剤搬送孔1に支持されており、前記現像剤
排出筒7の前端は、この実施例1において前記回転軸G
Aの前端より軸方向で短く形成されている。図6Bにお
いて、前記現像剤排出筒7の後端(−X方向の端)側で
上部には流入路接続口7aが形成されており、前記流入
路接続口7aは、前記回転軸GAの角筒部GA0の各排出
現像剤流入孔3(図3、図6A参照)と軸方向の位置が
同じである。前記現像剤排出筒7の前端(X方向の端)
には排出筒流出口7bが形成されている。
【0056】図6Bにおいて、前記固定支持された現像
剤排出筒7の外周面で前記流入路接続口7aに隣接した
部分には、マグネットシール9が接着されて固定されて
いる。前記マグネットシール9にはシート連通口9a
(図6B参照)が形成されており、常時、前記現像剤排
出筒7の流入路接続口7aと連通している。前記マグネ
ットシール9の外周面と前記回転軸GAの内周面(現像
剤排出路1)との間には前記回転軸GAの回転時に接触
摩擦抵抗が発生しないようにわずかな隙間を設けてあ
る。前記マグネットシール9は、現像剤が前記現像剤排
出筒7の外周面と前記回転軸GAの内周面との間の隙間
を通って前記回転軸GAの他の排出現像剤流入孔3へ移
動するのを防止するための部材である。
【0057】図6Bにおいて、前記現像剤排出筒7内に
は、排出用回転軸11aおよび前記排出用回転軸11aの
外周に固着された回転翼11bを有する排出現像剤搬送
部材(排出現像剤搬送スクリュー)11が配置されてい
る。前記排出現像剤搬送部材11の前記排出用回転軸1
1aの後端部は搬送部材後端支持部材12(図5、図6
A参照)に回転自在に支持されており、前記搬送部材後
端支持部材12は前記現像剤排出筒7の後端部に固定さ
れている。前記排出用回転軸11aの前端部は、前記回
転軸GAの前端に回転自在に支持されている。前記排出
現像剤搬送部材11の前記排出用回転軸11aは、前記
搬送部材後端支持部材12を貫通して後方(−X)に延
びており、その後端にはギヤG3(図5、図6A参照)
が固着されており、前記ギヤG3には回転力伝達用のギ
ヤG4(図5参照)が噛み合っている。前記ギヤG4には
現像剤排出モータ(図示せず)の回転力が伝達されてお
り、前記現像剤排出モータの駆動時には前記ギヤG3、
ギヤG4および排出用回転軸11aが一体的に回転駆動さ
れる。なお、この実施例1において前記排出現像剤搬送
部材11は、前記現像器GK〜GYが第1停止位置P1
以外の位置に停止しているときは回転を停止している。
【0058】図4、図5、図7において後側回転プレー
トPL2には前記各現像器GK〜GCに応じて4個の入
力ギヤG5および前記各入力ギヤG5と一体的に回転する
4個の一体回転ギヤG6が設けられている。入力ギヤG5
は後側回転プレートPL2の後面側に配置されており、
前記4個の各一体回転ギヤG6は後側回転プレートPL2
の前面側に設けられている。前記入力ギヤG5は対応す
る現像器GK〜GCが第1停止位置P1に移動した時に
はギヤG7と接続し、第1停止位置P1から離れると前記
ギヤG7から離脱する。前記ギヤG7の回転軸の後端部は
前記リングギヤG1の内側を通って、前記リングギヤG1
後側の前記後側回転プレートPL2に回転可能に支持さ
れており、前記後側回転プレートPL2後面側の前記ギ
ヤG7と同軸のギヤG8は、回転駆動用のギヤG9と噛合
っている。前記ギヤG9には現像器駆動用モータ(図示
せず)の回転力が伝達されている。前記入力ギヤG5と
一体的に回転する前記4個の各一体回転ギヤG6に隣接
して補給用搬送軸装着孔13(図4に1個のみ図示)が
設けられている。補給用搬送軸装着孔13は後述の補給
用回転軸15aの後端を回転自在に支持する部材であ
る。
【0059】図8は前記図5に示す現像容器の斜視図
で、図8Aは前記現像容器から現像剤補給筒が取り外さ
れている状態を示す図、図8Bは前記図8Aの現像容器
の後端部に設けたギヤの配置を示す図、図8Cは前記現
像容器に現像剤補給筒が取り付けられている状態を示す
図である。図9は前記図3のIX−IX線断面図である。
図10は現像容器支持部材への現像器の装着構造の説明
図で、図10Aは前記現像容器支持部材の後側回転プレ
ートの前面図、図10Bは前記図10AのXB−XB線
断面図である。
【0060】前記第1停止位置P1に移動した前記各現
像器GK〜GYの現像容器V内への新規現像剤の補給を
行う現像剤補給部材Th(図5、図8C参照)は、現像
剤補給筒14および前記現像剤補給筒14内の補給現像
剤を搬送する補給現像剤搬送部材15を有している。現
像剤補給筒14は、その前端(X軸方向端)に開口する
現像剤搬入口14aおよび前記現像容器Vに接続する補
給用接続口14b(図2参照)を有している。図8Cに
おいて前記補給現像剤搬送部材15は、補給用回転軸1
5aおよび前記補給用回転軸15a周囲に固着されたスク
リュー15bを有している。
【0061】前記補給用回転軸15aの前端(X方向の
端)は、前記現像剤補給筒14の前端(X軸方向端)の
開口(現像剤搬入口)14aよりも前方に延びており、
図8Cに示すようにベアリング16が装着されている。
補給用回転軸15aの後端は前記補給用搬送軸装着孔1
3(図4参照)に回転自在に装着される。また、前記補
給用回転軸15aの後端部にはギヤG10が装着されてお
り、補給用回転軸15aの後端が前記補給用搬送軸装着
孔13に装着された状態では、前記ギヤG10は前記ギヤ
G6(図4参照)と噛み合う。また、前記補給用回転軸
15a前端のベアリング16は、前記固定円筒部材F1a
内に回転自在に支持される後述の各回転円筒部材Bk,
By,Bm,Bcのベアリング収容孔68c(図22参照)
に収容に装着される。その状態で前記現像剤搬入口14
aから現像剤が搬入されるようになっている。なお、詳
細は後述する。
【0062】前記各現像器GK,GY,GM,GCはそ
れぞれ同様の構成を有しているので、以下、現像器GK
について説明する。図2、図3、図5、図8において、
現像器GKの現像容器Vは、容器下部を形成する容器本
体V1および容器上部を形成する容器カバーV2を連結し
て構成されており、容器内部に負極性に帯電されるトナ
ーおよび正極性に帯電される磁性キャリアから成る2成
分現像剤を収容している。図8Aにおいて、前記容器本
体V1はそれぞれその外側面に前後一対の突出ピンV1
a,V1aおよび係止爪V1b,V1b(図18B参照)を有
しており、前記一対の突出ピンV1a,V1aは、前記回転
軸GAのピン挿入孔4,4(図2、図5参照)に挿入さ
れている。前記突出ピンV1a,V1aは、現像容器Vを位
置決めするために使用される。
【0063】図2、図3において、前記現像容器Vは、
現像ロールR0を収容する現像ロール収容部17、前記
現像ロール収容部17に隣接する第1現像剤溜り18お
よび前記第1現像剤溜り18に隣接する第2現像剤溜り
19を有している。前記現像ロール収容部17内には、
前記現像ロールR0上の現像剤の層厚を規制するための
層厚規制部材20が配置されている。また、前記第1現
像剤溜り18には第1攪拌搬送部材R1が配置され、前
記第2現像剤溜り19には第2攪拌搬送部材R2が配置
されている。前記第1および第2の攪拌搬送部材R1,
R2により攪拌搬送部材(R1+R2)が構成されてい
る。また、前記第1現像剤溜り18および第2現像剤溜
り19により現像剤撹拌・搬送領域(18+19)が構
成される。
【0064】図9に示すように、前記第1現像剤溜り1
8および第2現像剤溜り19の間にはそれらの両端部以
外の部分に仕切壁21が設けられており、第1現像剤溜
り18および第2現像剤溜り19はその前後方向(X軸
方向)両端部の接続部Eにおいて接続している。図9に
おいて、前記第1現像剤溜り18に配置されている前記
第1攪拌搬送部材R1は、2成分現像剤の搬送方向に延
びる回転軸R1aと、前記回転軸R1aの外周に固着された
回転翼R1bとを有している。前記第2現像剤溜り19に
配置されている前記第2攪拌搬送部材R2も同様に回転
軸R2aおよび回転翼R2bを有しており、回転翼R2bは、
前記回転翼R1bと同じ搬送力の通常搬送部R2cおよび搬
送力の低い低搬送部R2dを有している。前記低搬送部R
2dは、容器カバーV2に形成された現像剤排出口(後
述)の現像剤搬送方向下流側に設けてある。
【0065】図2、図3、図9に示す前記現像ロールR
0は、磁石ロールの外側にスリーブを設けた従来公知の
ものである。そして前記第1現像剤溜り18の現像剤
は、前記磁石ロールの磁力によって前記現像ロールR0
の表面上に吸着され、現像領域Q2(図2、図3参照)
に搬送されるようになっている。
【0066】図2〜図4、図5、図8B、図9におい
て、前記現像ロールR0の回転軸(ロール軸)R0A(図
8B、図9参照)の両端部は現像容器Vの端壁から外方
に突出しており、前記ロール軸R0Aの外端にはベアリン
グR0B,R0Bが装着されており、ロール軸R0Aの後端部
にはギヤG11が装着されている。図9において、前記第
1攪拌搬送部材R1および第2攪拌搬送部材R2の回転軸
R1a,R2aの両端部は現像容器Vの端壁により回転可能
に支持されており、それらの軸R1a,R2aの後端部は外
方に突出している。前記第1、第2攪拌搬送部材R1、
R2の各軸R1a,R2aの後端部にはギヤG12およびG13
が固着されている。図8Bにおいて、前記ギヤG12およ
びG13は噛み合っており、前記ギヤG11およびG12は
中間ギヤG14を介して接続されている。
【0067】図11は前記現像容器の容器上壁に設けら
れた流入路形成部材の部分断面拡大図である。図12は
前記図11に示された流入路形成部材の平断面図であ
る。図13は前記図11に示された流入路形成部材の横
断面図で、図13Aは前記図12のXIIIA−XIIIA線
断面図、図13Bは前記図12のXIIIB−XIIIB線断
面図、図13Cは前記図12のXIIIC−XIIIC線断面
図である。図14は前記図11に示された流入路形成部
材の縦断面図で、前記図12のXIV−XIV線断面図で
ある。
【0068】前記図8において、前記容器カバーV2
は、前記現像ロール収容部17(図2、図3参照)を形
成するロール収容壁V2aと、前記容器本体V1の第2現
像剤溜り19上に配置される容器上壁V2bと、前記容器
上壁V2bの右側から下方に伸びて前記容器本体V1の側
壁に当接する被係止側壁V2cを有している。前記容器カ
バーV2が前記容器本体V1に装着された際には、前記容
器カバーV2の被係止側壁V2cに形成された係止口V2d
(図18B参照)が前記容器本体V1の外側面に形成さ
れた係止爪V1,V1(図18B参照)により係止され
る。図3において、前記現像位置(現像位置)P1で停
止している前記第2現像剤溜り19の容器上壁V2b後部
(−X側部分)には、上方へ膨出する凹部形成用上壁2
7を有している。図11、図13において、前記凹部形
成用上壁27の右側には下方突出部28が設けられてい
る。前記凹部形成用上壁27の中央部には現像剤排出口
27aが形成されており、前記現像剤排出口27aの左右
側縁には係止部27b,27b(図13B参照)が形成さ
れている。
【0069】図15は前記容器上壁に形成された現像剤
排出口および前記現像剤排出口に隣接した前記容器上壁
の内面側の説明図で、図15Aは前記図14の矢印XV
Aからみた図、図15Bは前記図15AのXVB−XV
B線断面図である。図16は前記現像剤排出口に装着さ
れる貯溜部移送接続部材および前記貯溜部移送接続部材
に回動可能に支持されたシャッタの説明図で、前記現像
剤排出口に装着される前の状態を示す図である。図17
は前記図16に示された貯溜部移送接続部材およびシャ
ッタが前記現像剤排出口に装着された状態を示す図であ
る。図18は前記現像剤排出口に装着された貯溜部移送
接続部材およびシャッタの現像容器内における状態を示
す図で、図18Aは縦断面図、図18Bは前記図18A
のXVIIIB−XVIIIB線断面図である。図19は前記
図16に示された貯溜部移送接続部材の説明図で、図1
9Aは前記図16の状態で下側の面(−Z側の面)から
みた平面図、図19Bは前記図19Aの矢印XIXBか
らみた図、図19Cは前記図16の状態で上側の面(Z
側の面)からみた平面図で前記図19Bの矢印XIXC
からみた図、図19Dは前記図19CのXIXD−XIX
D線断面図である。
【0070】図15A、図16において、前記現像剤排
出口27aの前後の上壁内面27cには上方に凹んだ現像
剤移送用凹溝27d,27dが形成されている。前記各現
像剤移送用凹溝27dの幅は前記現像剤排出口27aから
離れた位置で拡っている。図16〜図18において、前
記現像剤排出口27aの下側に、略長方形状の貯溜部移
送接続部材29が装着されている。図19において、前
記貯溜部移送接続部材29は、長方形の移送路形成部2
9aと、前記移送路形成部29aの中央部に形成されてい
る長方形の内側現像剤排出口29bとを有している。図
18Aに示すように、この実施例1では前記内側現像剤
排出口29bは前記現像剤排出口27aより大きく形成さ
れている。図18Aに示すように前記貯溜部移送接続部
材29が前記現像剤排出口27a内側に装着された状態
では、前記移送路形成部29aと前記移送路形成部29a
に対向する前記容器カバーV2内面に形成された現像剤
移送用凹溝27d,27dとの間には貯溜部移送接続路3
0,30が形成される。前記貯溜部移送接続路30,3
0は現像容器V内の余剰現像剤が前記現像剤排出口27
a側へ移送される移送路である。
【0071】図19Cにおいて、前記長方形の内側現像
剤排出口29bの両長辺側(左右側)で前記移送路形成
部29aの上面には、被係止部29c,29cが形成され
ている。前記被係止部29c,29cは、弾性により図1
8Bに示すように前記現像剤排出口27aの左右側縁の
係止部27b,27bに係止されるようになっている。図
19A、図19B、図19Dにおいて、前記移送路形成
部29aの下面の左端側には前後一対のシャッタ支持部
29d,29dが形成されており、前記シャッタ支持部2
9d,29dの中間部分にはシャッタ係止部29eが形成
されている。図16、図17において、前記シャッタ支
持部29d,29dにはシャッタ(余剰現像剤貯溜部材)
31の左端(−Y方向の端)側が回動可能に支持されて
いる。前記シャッタ31の上面には、余剰現像剤貯溜部
31a(図16参照)が設けられている。前記シャッタ
31の前記第2攪拌搬送部材R2の回転軸方向(X軸方
向)の幅をL1(図18A参照)とすると、この実施例
1では前記K(黒)の現像容器Vのシャッタ31の前記
幅L1は、前記Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の各シャッタ31幅L1の2倍の大きさに設
定されている。
【0072】前記シャッタ31は、前記シャッタ係止部
29eに係止される開口位置(図18B、図3の第1停
止位置P1参照)と前記内側現像剤排出口29bを閉塞す
る閉塞位置(図3の第3停止位置P3参照)との間で回
動するようになっている。前記開口位置に回動したシャ
ッタ31の余剰現像剤貯溜部31aには、増加して上面
高さが高くなった余剰現像剤が所定の貯溜可能現像剤量
まで貯溜可能である。前余剰現像剤貯溜部31aに載っ
た現像剤は前記シャッタ31が閉塞位置に回動するとき
前記内側現像剤排出口29bを経て現像剤排出口27aか
ら排出される。
【0073】図18Aに示すように、前記貯溜部移送接
続路30,30上流端に前記現像剤撹拌・搬送領域(1
8+19)と接続する貯溜部移送接続口32,32が形
成されている。図18Aにおいて、前記貯溜部移送接続
口32,32は現像位置である第1停止位置P1におい
て内側現像剤排出口29bより上方に設けられており、
常時開放状態となっている。前記現像容器V内の余剰現
像剤の増加により前記シャッタ31が前記内側現像剤排
出口29bへ押し上げられて前記内側現像剤排出口29b
が閉塞された場合、前記増加した容器内現像剤は、前記
貯溜部移送接続口32,32に達すると前記貯溜部移送
接続路30,30内に流入して前記現像剤排出口27a
を経て前記シャッタ31の余剰現像剤貯溜部31a上へ
移送されて、前記余剰現像剤貯溜部31a上に所定の貯
溜可能現像剤量まで貯溜されるようになっている。前記
内側現像剤排出口29bの前記第2攪拌搬送部材R2の回
転軸方向の幅をL2(図18A参照)とすると、この実
施例1では前記K(黒)の内側現像剤排出口29bの前
記回転軸方向の幅L2は、前記Y(イエロー),M(マ
ゼンタ),C(シアン)の各内側現像剤排出口29b幅
L2の2倍の大きさに設定されている。
【0074】図3、図6、図11〜図14において、前
記現像剤排出口27aの上側には、内側に排出現像剤一
時収容空間33が形成された流入路形成部材34が設け
られている。図11において、前記流入路形成部材34
の右端側には接続口34aが設けられており、前記接続
口34aは前記現像容器Vが現像容器支持部材H(図5
参照)に装着された際、前記回転軸GAの角筒部GA0
に形成された排出現像剤流入孔3(図3参照)に接続さ
れて前記回転軸GA内の現像剤排出筒7と連通するよう
になっている。前記排出現像剤一時収容空間33から排
出された現像剤は前記回転軸GA内の現像剤排出筒7を
経て前端側に配置されている排出現像剤回収容器VTに
回収されるように構成されている。
【0075】図11において、前記流入路形成部材34
内の排出現像剤一時収容空間33は、逆流防止用仕切壁
34bにより、前記現像剤排出口27aに接続する現像剤
排出空間33aと逆流現像剤貯溜空間33bに区切られて
いる。前記接続口34aから現像剤が逆流してきた場
合、逆流現像剤は前記逆流防止用仕切壁34bに沿って
前記逆流現像剤貯溜空間33b側に流入するようになっ
ている。
【0076】図3、図8、図9に示すように、前記第2
現像剤溜り19の上面で前記現像剤排出口27aから現
像剤搬送方向上流側には現像剤補給口36が形成されて
いる。なお、本実施例1では現像剤補給口36から補給
された新規な現像剤が補給直後すぐに前記現像剤排出口
27aから排出されないように現像剤補給口36と現像
剤排出口27aとが互いに遠く離れた位置に形成されて
いる。図8において前記現像容器V表面の前記現像剤補
給口36の前後には一対の筒受け用円弧面を有する補給
筒支持部材37が設けられている。前記補給筒支持部材
37の一対の筒受け用円弧面は、現像剤補給筒14の円
筒状外側面に当接する。なお、前記符号17〜37,G
11〜G14,R0,R1,R2,Vで示された要素から前記
各現像器GK,GY,GM,GCが構成されている。
【0077】図4、図10において前記前側回転プレー
トPL1および後側回転プレートPL2には4個のベアリ
ング装着溝41が形成されている。前記現像容器Vの一
対の突出ピンV1a,V1aは、前記回転軸GAのピン挿入
孔4,4(図2、図5参照)に挿入されて位置決めさ
れ、前記ロール軸R0A外端のベアリングR0B,R0Bは前
記各ベアリング装着溝41に装着されてクランパ42に
よりクランプされる。クランパ42はヒンジ軸42a周
りに回動可能な部材で、クランパ42のネジ貫通孔42
b(図10B参照)に貫通するネジ(図示せず)がクラ
ンパ固定部材43のネジ孔43a(図10B参照)に螺
合して前記クランパ固定部材43に固定される。
【0078】このようにして各現像器GK〜GCを前記
現像容器支持部材H(前記回転軸GA、前側回転プレー
トPL1および後側回転プレートPL2により構成される
部材)に装着した状態では、前記ロール軸R0Aの後端部
のギヤG11が一体回転ギヤG6と噛み合う。このため、
入力ギヤG5に回転力が入力されると、前記入力ギヤG5
と一体的に回転するギヤG6からロール軸R0Aの後端部
のギヤG11に回転力が伝達され、ギヤG11から順次ギヤ
G14,G12,G13に回転力が伝達される。ギヤG11,G
12,G13が回転すると、前記現像ロールR0および攪拌
搬送部材(R1+R2)が回転する。前記攪拌搬送部材
(R1+R2)の回転により、前記第1および第2現像剤
溜り18,19内の現像剤は互いに逆方向に搬送されな
がら、循環する。また、前記補給用回転軸15a後端の
ギヤG10も前記一体回転ギヤG6と噛み合っているので
補給用回転軸15aにも回転力が伝達される。
【0079】図20は同様の構成を有するK,Y,M,
C用のリング状連結部材とその内部に回転可能に支持さ
れた回転円筒部材の説明図で、図20Aは前記図5のX
XA−XXA線断面図、図20Bは前記図5のXXB−
XXB線断面図である。図21は前記図20AのXXI
−XXI線断面図である。図22は前記図20AのXXI
I−XXII線断面図である。図5、図21、図22にお
いて、前記現像剤補給筒14の前方(X方向)側である
前記前側固定フレームF1の前面側(X側)には、固定
円筒部材F1aが固定されている。前記固定円筒部材F1a
は、現像容器Vへ補給する各色のトナーが混色しないよ
うにシールされた複数のリング状の部材を前後方向に連
結して構成されている。すなわち、前記固定円筒部材F
1aは、前側固定フレームF1の前面に接続されるフレー
ム固定用リング状連結部材Lb、その前面側に順次接続
されて前記現像容器Vへ各色の現像剤を補給するための
K(黒)用リング状連結部材Lk(図20A、図21、
図22参照)、Y(イエロー)用リング状連結部材L
y、M(マゼンタ)用リング状連結部材Lm、C(シア
ン)用リング状連結部材Lc(図20B、図21、図2
2参照)、および前壁用リング状連結部材Lfにより構
成されている。
【0080】図5、図21、図22において、前記K,
Y,M、C用の各リング状連結部材Lk,Ly,Lm,Lc
は、リング状連結部材本体56を有し、フレーム固定用
リング状連結部材Lbは厚みの薄いリング状連結部材本
体56′を有しており、前壁用リング状連結部材Lfは
円筒部Lf1を有している。図20、図21、図22にお
いて、前記各リング状連結部材本体56,56′は、そ
の外周に3つの連結固定部56a,56a′が形成されて
おり、前記円筒部Lf1にも3つの連結固定部56a″が
形成されている。前記各リング状連結部材本体56,5
6′および円筒部Lf1は3本のネジN1を使用して連結
され且つ前記前側固定フレームF1に固定されている。
また、前記K,Y,M、C用のリング状連結部材本体5
6外周面には、現像剤供給部56b(図20参照)が一
体成形されており、前記現像剤供給部56bの内側には
補給現像剤供給口56c(図20、図18参照)が形成
されている。前記補給現像剤供給口56cの開口端面
(上端面)にはスポンジ製の筒状の搬送パイプ受け部材
57(図20A参照)が接着されている。前記搬送パイ
プ受け部材57は現像剤補給ケースTc(図23、図2
4参照、後述)と接続されている。
【0081】図21、図22において、前記リング状連
結部材本体56内面の軸方向の両端部には弾性を有する
リング状のシール部材58,58が装着されている。前
記K,Y,M,C用の各リング状連結部材Lk,Ly,L
m,Lcはそれぞれ、リング状連結部材本体56と、搬送
パイプ受け部材57(図20参照)と、前記リング状連
結部材本体56の内周面に装着される前記一対の前記シ
ール部材58,58とにより構成される。前記各リング
状連結部材Lk,Ly,Lm,Lcの隣接するリング状連結
部材本体56,56の接続部の内面には前記シール部材
58,58に挟まれるようにリング状のスペーサ59
(図21、図22参照)が配置される。
【0082】図5、図21、図22において、前記前壁
用リング状連結部材Lfは、前記リング状連結部材本体
56と同径の円筒部Lf1を有し、前記円筒部Lf1の前端
面には平板部Lf2を有している。前記円筒部Lf1および
平板部Lf2は一体成形されている。前記各ネジN1の頭
部は前記円筒部Lf1の連結固定部56a″から前方に突
出している。また、前記前壁用リング状連結部材Lfの
平板部Lf2の中心部には前記回転軸GAの前側円筒部G
A1が貫通しており、前記ベアリングBR1により回転可
能に支持されている。前記各リング状連結部材Lb,L
k,Ly,Lm,Lc,Lfにより前記固定円筒部材F1aが
構成されている。
【0083】図5、図20、図21、図22において、
前記固定円筒部材F1aの内側には複数の回転円筒部材B
k,By,Bm,Bc,Bfにより構成される回転円筒部材
Bが配置されている。前記回転円筒部材Bは、その中心
部が前記回転軸GAの前側円筒部GA1に嵌合して支持
され、前記回転軸GAと一体的に回転するようになって
いる。前記回転円筒部材Bは、前記回転軸GAの前側円
筒部GA1に沿って、各トナー色の現像容器Vの現像剤
補給筒14先端部を支持するK(黒)用円筒部材Bk、
Y(イエロー)用円筒部材By、M(マゼンタ)用円筒
部材Bm、C(シアン)用円筒部材Bcおよび前側円筒部
材Bfが順次連結されて構成されている。
【0084】前記各円筒部材Bk,By,Bm,Bcは円筒
部材本体60(図20、図22参照)を有している。円
筒部材本体60は、外筒部61を有し、前記外筒部61
は後側大径外筒部62と、前側小径外筒部63とを有し
ている。前記前側小径外筒部63の外径は前記後側大径
外筒部62の内径と同じ大きさに形成されており、図2
1、図22に示すように、前記Y用円筒部材Byが他の
円筒部材と前後に連結される際には、前側小径外筒部6
3が前記後側大径外筒部62内に嵌合される。前記前側
小径外筒部63の側面には、補給現像剤受入口63a
(図20〜図22参照)が形成されており、前記補給現
像剤受入口63aの円周方向の両側の位置には、図20
に示すように先端が中心方向に延びて屈曲している内側
屈曲部63bおよび先端が外側に延びて屈曲している外
側屈曲部63cが形成されている。前記符号63a,63
b,63cで示された要素を有する前記前側小径外筒部6
3、現像剤補給筒14、補給用回転軸15、およびベア
リング16等により回転側現像剤補給部材(14〜16
+63)が構成されている。
【0085】円筒部材本体60は、その中心部に内筒部
64を有し、内筒部64(図21、図22参照)は円筒
状の前側大径内筒部66および後側小径内筒部67を有
している。前記後側小径内筒部67の外径は前記前側大
径内筒部66の内径と同じ大きさに形成されており、図
21、図22に示すように、前記Y用円筒部材Byが他
の円筒部材Bc,Bkと前後に連結される際には、後側小
径内筒部67が前記前側大径内筒部66内に嵌合して、
内筒部64の前側大径内筒部66の端面どうしが当接し
て前後方向の位置決めが行われる。また、円筒部材本体
60は、前記外筒部61および内筒部64を連結するリ
ング状の連結壁68(図20、図21参照)および前記
連結壁68の前側面(X側の面)に、90°毎に合計4
個形成された強度補強用の4枚のリブ69(図20参
照)を有している。
【0086】前記内筒部64にはその後側部分に回転軸
嵌合孔64a(図21、図22参照)が形成され、前側
部分に小径内筒部嵌合孔64bが形成されている。図2
1に示すように、前記回転軸嵌合孔64aは前記回転軸
GAの前側円筒部GA1に嵌合して装着されており、前
記小径内筒部嵌合孔64bは前記後側小径内筒部67
(図22参照)と嵌合している。
【0087】前記連結壁68には、前記4個の各リブ6
9により4個に分割される各壁部分に補給筒貫通孔68
aが形成されており、1個の壁部分には1回り内径の小
さなベアリング貫通孔68b(図22参照)が形成され
ている。図22において前記ベアリング貫通孔68bの
前側(X側)には、補給現像剤受入口63aが形成さ
れ、その前側には、前記ベアリング貫通孔68bの内径
と同径のベアリング収容孔68c(図22参照)が形成
されている。このベアリング収容孔68cは前記図8C
に示すベアリング16を収容する孔である。図22にお
いて、前記現像剤補給筒14およびベアリング16は、
前記補給筒貫通孔68aを後から前に貫通し、前記ベア
リング16はベアリング貫通孔68bを貫通して前記ベ
アリング収容孔68cに収容される。このとき、現像剤
補給筒14は、前記ベアリング貫通孔68bを貫通でき
ないので、現像剤補給筒14前端は前記ベアリング貫通
孔68bが形成されている連結壁68に当接して位置決
めされる。このとき、前記図22に示すベアリング貫通
孔68bとベアリング収容孔68cとの間の前記補給現像
剤受入口63aには前記図8Cに示す現像剤搬入口14a
が配置されている。
【0088】図20、図22において、前記円筒部材本
体60の後側大径外筒部62の外側面にはリングカバー
70が装着されている。そして、前記K,Y,M,C用
円筒部材Bk,By,Bm,Bcはそれぞれ、前記円筒部材
本体60およびリングカバー70により構成されてい
る。
【0089】図21、図22から分かるように、前記各
リング状連結部材Lk,Ly,Lm,LcはX軸に沿って後
方から前方に向かって順番に配置されており、また、前
記各リング状連結部材Lk,Ly,Lm,Lcの図20に示
す補給現像剤供給口56cはX軸方向に沿って順番に配
置されている。そして、前記各リング状連結部材Lk,
Ly,Lm,Lcのそれぞれの内側に配置された前記各円
筒部材Bk,By,Bm,Bcのそれぞれの補給現像剤受入
口63a(図20A、図20B参照)は、前記回転軸G
A回りに90°づつずれて配置されている。
【0090】すなわち、例えば図20Aに示すように、
前記円筒部材Bkの補給現像剤受入口63aが前記補給現
像剤供給口56cに接続する状態では、円筒部材Bcの補
給現像剤受入口63aは、補給現像剤供給口56cに接続
する位置(図20Aに示す位置)から反時計回りに、2
70°回転した位置(図20B参照)に配置されてい
る。また、その他の各円筒部材ByおよびBmの補給現像
剤受入口63aは、それらの補給現像剤供給口56cに接
続する位置(図20A参照)から反時計回りに、90°
および180°回転した位置(図示せず)に配置されて
いる。そして図20において、前記回転軸GAが90°
づつ時計方向に回転するに伴い、前記各円筒部材By、
Bm、Bcの補給現像剤受入口63aが補給現像剤供給口
56c(図20参照)に接続する位置に順次移動するよ
うになっている。
【0091】前記図20の補給現像剤供給口56cから
供給された現像剤は前記前側小径外筒部63の側面に形
成された補給現像剤受入口63a(図20、図21、図
22)から、現像剤搬入口14a(図22参照)に補給
され、その現像剤は前記補給現像剤搬送部材15により
現像剤補給筒14を後方(−X方向)に搬送される。図
5、図6において、前記現像剤補給筒14内を後方(−
X方向)に搬送された現像剤は前記補給用接続口14b
(図2参照)および現像剤補給口36から現像容器V内
部に補給されるようになっている。
【0092】図5、図21、図22において、前記前側
円筒部材Bfは、C用円筒部材Bcの前面に配置されてお
り、4本の固定ネジN2(図20〜図22参照)により
前記Bc,Bm,By,Bkと一体的に連結されている。固
定ネジN2の先端は前記前側回転プレートPL1に固定し
たナット(図示せず)に螺合している。前記回転する各
円筒部材Bk,By,Bm,Bcおよび前記固定支持された
各リング状連結部材Lk,Ly,Lm,Lcの間の空間は、
前記シール部材58によって、各円筒部材Bk,By,B
m,Bc毎にシールされている。このため、前記補給現像
剤供給口56cから前記補給現像剤受入口63aに補給さ
れる新しいキャリおよびトナーを有する2成分現像剤
が、前記各円筒部材Bk,By,Bm,Bcおよび各リング
状連結部Lk,Ly,Lm,Lcの間の空間において他の円
筒部材の方へ移動しないようになっている。
【0093】(現像剤排出部の説明)図4において、前
記排出筒流出口7bから排出されて、前記回収容器連通
口2(図5、図6A参照)から排出される現像剤を回収
する排出現像剤回収容器VTは、前記固定円筒部材F1a
の側面に設けた回収容器装着用部材71および回収容器
下側支持部材72等により、図4に示す位置に着脱可能
に装着される。前記回収容器連通口2は、前記現像容器
支持部材Hの回転とともに前記回転軸GAの軸回りに回
転して、前記回収容器連通口2が下向きのとき前記回転
軸GA内の現像剤が前記排出現像剤回収容器VT内に排
出される。なお、排出現像剤回収容器VTの構成および
着脱方法はどのような方法でも構わない。
【0094】図23は現像剤供給ケースと現像剤補給装
置の位置関係を示す説明図である。図24は前記図23
の矢印XIVから見た部分断面図である。図23、図2
4において、前記固定円筒部材F1aの上方には現像剤補
給ケースTcが配置されている。前記現像剤補給ケース
Tcは、K(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
およびC(シアン)のトナーおよびキャリアを含む2成
分現像剤が貯蔵された現像剤貯蔵容器76k,76y,7
6m,76cおよびその下方に設けた現像剤撹拌容器77
k,77y,77m,77cを有している。前記現像剤貯蔵
容器76k〜76cに貯蔵された2成分現像剤は本実施例
1ではトナー濃度の高い2成分現像剤(以下「高濃度現
像剤」という)を用いている。
【0095】前記現像剤貯蔵容器76k〜76cから現像
剤撹拌容器77k〜77cに供給された高濃度現像剤は、
それぞれ現像剤撹拌容器77k〜77c内で循環しながら
撹拌される。前記現像剤撹拌容器77k〜77cで撹拌さ
れた高濃度現像剤は、パイプ接続孔78k,78y,78
m,78cから現像剤補給パイプ79k,79y,79m,
79cに供給される。前記各現像剤補給パイプ79k〜7
9c内にはそれぞれ補給用スクリュー81k,81y,8
1m,81c(図24参照)が回転自在に配置されてい
る。前記各補給用スクリュー81k〜81cの軸(搬送
軸)には、前記各現像剤補給パイプ79k〜79cの端部
(図23参照)において電磁クラッチCLk,CLy,C
Lm,CLcを介してギヤ82k,82y,82m,82cが
装着されている。前記ギヤ82kには現像剤補給モータ
M4の回転力が伝達されており、前記各ギヤ82k〜82
cは順次噛み合っている。したがって、前記現像剤補給
モータMhが回転すると前記各ギヤ82k〜82cが回転
する。
【0096】そして、前記電磁クラッチCLk〜CLcの
中のオンとなっているクラッチに対応する搬送スクリュ
ーのみが回転するようになっている。また、図示しない
が、回転する搬送スクリューの回転力は、その搬送スク
リューに対応する現像剤撹拌容器77k〜77c内の攪拌
部材(図示せず)に伝達される。前記各現像剤補給パイ
プ79k〜79cの補給用スクリュー81k〜81cの回転
によって現像剤貯蔵容器76k〜76cの新しい現像剤
は、前記補給現像剤供給口76cへ搬送される。前記符
号76〜82で示された要素により固定側現像剤補給部
材(76〜82)が構成されている。
【0097】(実施例1の作用)図25は現像位置に停
止した現像容器の縦断面図である。図26は現像剤排出
口および内側現像剤排出口が下向きになった状態を示す
図である。図27は何らかの理由で現像容器内の現像剤
が増加して、シャッタが押し上げられ、前記押し上げら
れたシャッタが内側現像剤排出口を閉塞した状態で、前
記現像容器内の現像剤が現像剤搬送方向の下流側の貯溜
部移送接続口から排出される状態を示す図である。図2
8は何らかの理由で現像容器内の現像剤が増加して、シ
ャッタが押し上げられ、前記押し上げられたシャッタが
内側現像剤排出口を閉塞した状態で、現像容器内の現像
剤が現像剤搬送方向の上下流側の貯溜部移送接続口から
排出される状態を示す図である。図2、図3において、
前記現像容器支持部材Hに支持された複数の現像器G
K,GY,GM,GCは、前記現像容器支持部材Hの回
転および停止に伴って前記像担持体PR表面の潜像をト
ナー像に現像する第1停止位置(現像位置、現像剤補給
位置)P1、第2停止位置(現像容器V内から現像剤が
排出される現像剤排出位置)P2、第3停止位置P3、お
よび第4停止位置P4に順次移動停止する。
【0098】(第1停止位置P1の動作)図5、図7に
おいて、前記現像器GK,GY,GM,GCの各現像容
器Vが前記第1停止位置P1(図2、図3参照)に停止
すると、現像ロールR0、第1攪拌搬送部材R1、第2攪
拌搬送部材R2、補給現像剤搬送部材15が回転する。
これらの部材の回転によりこの第1停止位置P1では次
の動作(1)〜(3)が行われる。
【0099】(1)現像動作 前記現像容器V内において、攪拌搬送部材(R1+R2)
は、現像ロールR0に現像剤を供給する。現像ロールR0
は、前記像担持体PR表面に対向する現像領域Q2にト
ナーおよびキャリアから成る2成分現像剤を搬送する。
このとき搬送されるトナーにより前記像担持体PR表面
の静電潜像がトナー像に現像される。この現像動作によ
り、現像容器V内のトナーは消費される。
【0100】(2)現像剤補給動作 現像剤補給ケースTc内の新規現像剤(高濃度現像剤)
は、前記各リング状連結部材Lk,Ly,Lm,Lcの補給
現像剤供給口56c(図23参照)へ搬送される。前記
補給現像剤供給口56cは前記円筒部材Bk,By,Bm,
Bcの補給現像剤受入口63aの内いずれか1個と連通
し、補給現像剤受入口63aから現像剤搬入口14a(図
8C、図22参照)を通って現像剤補給筒14内に供給
される。前記供給された現像剤は前記現像剤補給筒14
内の補給現像剤搬送部材15の回転駆動により現像容器
Vの現像剤補給口36(図5参照)へ搬送され、新規現
像剤が前記現像剤補給口36から現像容器V内に補給さ
れる。
【0101】前記補給された2成分現像剤のトナーは前
記現像動作により消費されるが、前記補給された2成分
現像剤のキャリアは消費されず現像容器内に残るので、
容器内現像剤量が所定量以上になって余剰現像剤が生じ
る。前記現像動作時の現像剤補給により増加した現像剤
(劣化したキャリアを含む余剰現像剤)を排出する現像
剤排出動作は第1、第2停止位置P1,P2で行われる。 (3)第1停止位置の現像剤排出動作 前記第1停止位置P1では前記第2現像剤溜り19の下
流側の前記内側現像剤排出口29bを開閉するシャッタ
31は自重で開口位置(図3参照)に回動し、前記内側
現像剤排出口29bが開口した状態となる。前記図3、
図9において、前記第2現像剤溜り19の上方の前記容
器上壁V2aに形成された現像剤排出口27aより下流側
に、前記第2現像剤溜り19の前記第2攪拌搬送部材R
2の回転翼R2bの低搬送部R2dが配置されている。前記
回転翼R2bの径の小さい低搬送部R2dは、前記回転軸R
2a上の他の部分である通常搬送部R2cより前記2成分現
像剤の搬送力が低くなっている。このため、前記第2現
像剤溜り19内の前記2成分現像剤は、前記低搬送部R
2dより上流側の前記現像剤排出口27aが配置された領
域に滞留して、図25の矢印Tdに示すように前記現像
剤排出口27aが配置された領域の現像剤上面高さが他
の領域よりも局所的に高くなる。図25において、前記
容器現像剤量が増加して前記容器内余剰現像剤の上面高
さが所定の高さになると、前記局所的に高くなった部分
の余剰現像剤が前記シャッタ31の余剰現像剤貯溜部3
1a上に載り上がる。また、前記局所的に高くなった部
分の余剰現像剤の一部は、前記貯溜部移送接続口32か
ら前記貯溜部移送接続路30を経て前記開口位置に回動
しているシャッタ31の余剰現像剤貯溜部31aに移送
される。
【0102】また、図27、図28に示すように前記シ
ャッタ31が、前記容器内の現像剤により押し上げられ
て前記内側現像剤排出口29bを閉塞している場合、前
記容器内の現像剤の上面が現像剤搬送方向下流側の貯溜
部移送接続口32,32に達し、前記現像剤が前記第
1、第2攪拌搬送部材R1,R2の回転による現像剤の移
送力で前記貯溜部移送接続路30,30内に押し込まれ
て前記内側現像剤排出口29bを閉塞しているシャッタ
31の余剰現像剤貯溜部31aに移送される。
【0103】(第2停止位置P2の現像剤排出動作)図
3において、前記現像器GK,GY,GM,GCの各現
像容器Vが前記第1停止位置P1から第2停止位置P2へ
移動、停止すると、前記第1停止位置P1において開口
位置に回動していたシャッタ31は、自重および現像容
器V内の現像剤の重力により前記閉塞位置へ回動して、
前記内側現像剤排出口29bを閉塞する。この閉塞時
に、前記第1停止位置P1において前記余剰現像剤貯溜
部31a上に貯溜した現像剤は、前記内側現像剤排出口
29bから現像剤排出口27aを経て現像容器V外である
前記排出現像剤一時収容空間33内に排出される。前記
排出現像剤一時収容空間33内に排出された現像剤は、
回転軸GAの現像剤排出筒7内を経て前記現像剤排出筒
7の先端側の前記排出現像剤回収容器VTへ回収され
る。
【0104】この実施例1では前記K(黒)のシャッタ
31の前記第2攪拌搬送部材R2の回転軸方向(X軸方
向)の幅L1は、前記Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)のシャッタ31の前記回転軸方向の
幅L1の2倍に設定されている。このため、K(黒)の
シャッタ31の貯溜可能現像剤量は、前記Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜可能現像剤
量よりも多くなる。また、前記K(黒)の内側現像剤排
出口27bの前記第2攪拌搬送部材R2の回転軸方向(X
軸方向)の幅L2も大きい。このため、前記シャッタ3
1が前記内側現像剤排出口27bを閉塞し、前記容器内
の現像剤が前記貯溜部接続路30から前記余剰現像剤貯
溜部31aに移送される場合でも、K(黒)のシャッタ
31の貯溜可能現像剤量は、前記K(黒)以外の他のト
ナー色のシャッタ31の貯溜可能現像剤量よりも多くな
る。このため、前記余剰現像剤貯溜部31aへ前記余剰
現像剤が移動し難くなるまでの時間が長くなる。したが
って、K(黒)の画像を多数枚プリントする際、前記シ
ャッタ31の余剰現像剤貯溜部31a上の前記貯溜現像
剤が多くなって前記余剰現像剤貯溜部31aへ容器内現
像剤が移送され難くなる度に実行される前記K(黒)の
現像容器Vの回転動作の間隔を長くすることができる。
【0105】(第3停止位置P3の動作)図3におい
て、前記第2停止位置P2の現像器GK,GY,GM,
GCが第3停止位置P3に移動、停止すると、前記内側
現像剤排出口29bは下向きとなるが、前記内側現像剤
排出口29bは、重力および前記現像容器V内の現像剤
の圧力を受けているシャッタ31により閉塞されている
ので、現像容器V内の現像剤は内側現像剤排出口29b
から排出されない。また、第3停止位置P3では図26
に示すように前記現像剤排出口27aは下向となって前
記貯溜部移送接続口32,32側に現像剤があるため、
前記貯溜部移送接続口32,32から前記貯溜部移送接
続路30,30に容器内の現像剤が流入する。しかし、
この場合、前記貯溜部移送接続路30,30を通過した
現像剤は、前記容器上壁V2bのS1部分(図26参照)
に貯溜される。したがって、前記貯溜部移送接続路3
0,30に流入した前記現像剤は、前記貯溜部移送接続
路30,30を通過しても直ぐに、現像剤排出口27a
から排出されることはない。
【0106】(第4停止位置P4の動作)図3におい
て、第4停止位置P4に移動、停止した前記現像器G
K,GY,GM,GCの前記シャッタ31は、前記現像
容器V内の現像剤の圧力を受けて開かず現像容器Vの現
像剤は排出されない。
【0107】(実施例2)次に前記図18Aを用いて本
発明のロータリ式現像装置の実施例2を説明する。この
実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違している
が、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図18Aにおいて、この実施例2では、前記Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜部移送接続
路30,30の断面形状よりも前記K(黒)の貯溜部移
送接続路30,30の断面形状が大きく形成されてい
る。すなわち、この実施例2においては前記容器上壁V
2内面(前記現像剤移送用凹溝27d,27dの底面)と
前記貯溜部移送接続部材29の移送路形成部29aの上
面との距離である前記貯溜部移送接続口32,32の開
口高さをL3(図18A参照)とすると、前記K(黒)
の貯溜部移送接続口32,32の開口高さL3は、前記
Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の前記
開口高さL3の2倍の大きさに設定されている。
【0108】このため、この実施例2では、前記シャッ
タ31が開口位置に移動した状態では、容器内現像剤が
増加すると、増加した余剰現像剤の一部は、シャッタ3
1上面に直接移送され、また他の一部は前記貯溜部移送
接続口32,32を通って移送される。前記K(黒)の
貯溜部移送接続路30,30の断面形状は大きく形成さ
れているので、前記余剰現像剤貯溜部31aへ移送され
易くなっている。このため、前記余剰現像剤貯溜部31
aに貯溜可能な現像剤量は、多くなる。このため、前記
K(黒)の現像容器V内の余剰現像剤量は、増加し難い
ので、K(黒)の画像を多数枚プリントする際、前記K
(黒)の現像容器V内の余剰現像剤を排出するための前
記現像容器Vの回転が頻繁に行われず、前記K(黒)の
現像容器Vの回転動作の間隔を長くすることができる。
【0109】(実施例3)図29は実施例3のロータリ
式現像装置の要部の拡大断面図で、前記図3に対応する
図である。図30は前記実施例3の現像容器の要部拡大
断面図で、前記図18Bに対応する図である。この実施
例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他
の点では前記実施例1と同様に構成されている。なお、
この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素
に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細
な説明を省略する。
【0110】図29、図30において、この実施例3で
は前記実施例1の貯溜部移送接続部材29は省略されて
おり、実施例3のシャッタ31の左端(−Y方向の端)
側は容器上壁V2bの内面に回転自在にヒンジ連結されて
いる。前記シャッタ31の右端(Y方向の端)側である
自由端側は、前記容器上壁V2bの内側に設けられた枠状
のシャッタ係止部材86の内側に配置されるようになっ
ている。前記シャッタ31は前記現像容器Vが前記第1
停止位置P1に停止した状態では重力の作用により前記
現像容器V内側へ開き、前記シャッタ係止部材86によ
り係止される。このとき、前記シャッタ31の第2攪拌
搬送部材R2の回転軸R2a方向両端部部分と前記容器上
壁V2b内面との間に貯溜部移送接続口32,32を形成
する。前記係止された位置では、前記第1、第2攪拌搬
送部材R1,R2により搬送された容器内現像剤が前記シ
ャッタ31の余剰現像剤貯溜部31aに貯溜されるよう
になっている。
【0111】この実施例3のK(黒)のシャッタ31
は、前記第2攪拌搬送部材R2の回転軸方向(X軸方
向)の幅L2が、K(黒)以外の他のトナー色のシャッ
タ31の回転軸方向(X軸方向)の幅L2の2倍に形成
されており、また、K(黒)の現像剤排出口27aの前
記回転軸方向(X軸方向)幅がK(黒)以外の前記現像
剤排出口27aの前記幅の2倍に形成されているので、
前記シャッタ31の余剰現像剤貯溜部31aの貯溜可能
現像剤量が多くなる。このため、この実施例3において
もK(黒)の画像を多数枚プリントする際、前記K
(黒)の現像容器Vの回転動作の間隔を長くすることが
できる。
【0112】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することな
く、種々設計変更を行うことが可能である。本発明の変
更実施例を下記に例示する。 (H01)本発明は、現像位置に停止した現像器の側面に
排出口が形成された現像装置(例えば特開平10−18
6854号公報参照)にも適用可能である。 (H02)前記実施例1,2において、前記貯溜部移送接
続部材29の内側現像剤排出口29bを開閉するシャッ
タ31の代わりに前記内側現像剤排出口29bを常時閉
塞する固定されたプレート部材を設け、前記容器内現像
剤を前記貯溜部接続口32,32および貯溜部移送路接
続路30,30のみから前記プレート部材上面(余剰現
像剤貯溜部)へ排出することが可能である。 (H03)前記実施例1,2において、前記K(黒)の容
器カバーV2内面に形成された現像剤移送用凹溝27d,
27dに対向する前記貯溜部移送接続部材29の移送路
形成部29aの部分を前記第2攪拌搬送部材R2の回転軸
R2b方向に短くして、K(黒)の貯溜部移送接続路3
0,30の長さを短くすることにより、前記余剰現像剤
貯溜部31aの貯溜可能現像剤量を調節することが可能
である。 (H04)前記実施例1〜3において、前記K(黒)の第
1、第2攪拌搬送部材R1,R2の回転数を高くして、前
記容器内現像剤が貯溜部移送接続路30,30内に押し
込まれて前記余剰現像剤貯溜部31aへ移送される現像
剤移送力を大きくすることにより、前記余剰現像剤貯溜
部31aの貯溜可能現像剤量を調節することが可能であ
る。 (H05)前記余剰現像剤貯溜部31aの貯溜可能現像剤
量は、トナーまたはキャリアの材料により調節可能であ
る。
【0113】
【発明の効果】前述の回転する現像容器支持部材に支持
された複数の現像容器を順次現像位置に回転移動させて
現像動作を行うロータリ式の現像装置であって、現像動
作中の現像容器への補給現像剤により増加した容器内現
像剤を容器上壁に設けた余剰現像剤貯溜部に貯溜するよ
うに構成され、貯溜された余剰現像剤量が貯溜可能現像
剤量以上になったときに現像容器を回転させて前記貯溜
された余剰現像剤を現像剤排出路に排出するロータリ式
現像装置において、下記の効果を奏することができる。 (E01)白黒画像を多数枚プリントする際、余剰現像剤
貯溜部に貯溜された余剰現像剤量が貯溜可能現像剤量以
上になった時の現像装置の回転動作回数を少なくするこ
とができる。
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1のロータリ式現像装
置を備えた画像形成装置の全体説明図である。
【図2】 図2は本発明のロータリ式現像装置の実施例
1の要部の拡大断面図である。
【図3】 図3は本発明のロータリ式現像装置の実施例
1の前記図2と異なる部分の拡大断面図である。
【図4】 図4は実施例1で使用する現像容器支持部材
の斜視図である。
【図5】 図5は同実施例の現像器を、回転する現像容
器支持部材に装着した状態を示す図である。
【図6】 図6は本発明の実施例1のロータリ式現像装
置に備えられた回転軸の拡大断面図で、図6Aは前記図
5のVIA−VIA線断面図、図6Bは前記図6AのVI
B−VIB線断面図である。
【図7】 図7は回転移動するロータリ式現像装置に回
転力を伝達するための固定側回転力伝達部材の説明図で
ある。
【図8】 図8は前記図5に示す現像容器の斜視図で、
図8Aは前記現像容器から現像剤補給筒が取り外されて
いる状態を示す図、図8Bは前記図8Aの現像容器の後
端部に設けたギヤの配置を示す図、図8Cは前記現像容
器に現像剤補給筒が取り付けられている状態を示す図で
ある。
【図9】 図9は前記図3のIX−IX線断面図である。
【図10】 図10は現像容器支持部材への現像器の装
着構造の説明図で、図10Aは前記現像容器支持部材の
後側回転プレートの前面図、図10Bは前記図10Aの
XB−XB線断面図である。
【図11】 図11は前記現像容器の容器上壁に設けら
れた流入路形成部材の部分断面拡大図である。
【図12】 図12は前記図11に示された流入路形成
部材の平断面図である。
【図13】 図13は前記図11に示された流入路形成
部材の横断面図で、図13Aは前記図12のXIIIA−
XIIIA線断面図、図13Bは前記図12のXIIIB−X
IIIB線断面図、図13Cは前記図12のXIIIC−XII
IC線断面図である。
【図14】 図14は前記図11に示された流入路形成
部材の縦断面図で、前記図12のXIV−XIV線断面図
である。
【図15】 図15は前記容器上壁に形成された現像剤
排出口および前記現像剤排出口に隣接した前記容器上壁
の内面側の説明図で、図15Aは前記図14の矢印XV
Aからみた図、図15Bは前記図15AのXVB−XV
B線断面図である。
【図16】 図16は前記現像剤排出口に装着される貯
溜部移送接続部材および前記貯溜部移送接続部材に回動
可能に支持されたシャッタの説明図で、前記現像剤排出
口に装着される前の状態を示す図である。
【図17】 図17は前記図16に示された貯溜部移送
接続部材およびシャッタが前記現像剤排出口に装着され
た状態を示す図である。
【図18】 図18は前記現像剤排出口に装着された貯
溜部移送接続部材およびシャッタの現像容器内における
状態を示す図で、図18Aは縦断面図、図18Bは前記
図18AのXVIIIB−XVIIIB線断面図である。
【図19】 図19は前記図16に示された貯溜部移送
接続部材の説明図で、図19Aは前記図16の状態で下
側の面(−Z側の面)からみた平面図、図19Bは前記
図19Aの矢印XIXBからみた図、図19Cは前記図
16の状態で上側の面(Z側の面)からみた平面図で前
記図19Bの矢印XIXCからみた図、図19Dは前記
図19CのXIXD−XIXD線断面図である。
【図20】 図20は同様の構成を有するK,Y,M,
C用のリング状連結部材とその内部に回転可能に支持さ
れた回転円筒部材の説明図で、図20Aは前記図5のX
XA−XXA線断面図、図20Bは前記図5のXXB−
XXB線断面図である。
【図21】 図21は前記図20AのXXI−XXI線断
面図である。
【図22】 図22は前記図20AのXXII−XXII線
断面図である。
【図23】 図23は現像剤供給ケースと現像剤補給装
置の位置関係を示す説明図である
【図24】 図24は前記図23の矢印XIVから見た
部分断面図である。
【図25】 図25は現像位置に停止した現像容器の縦
断面図である。
【図26】 図26は現像剤排出口および内側現像剤排
出口が下向きになった状態を示す図である。
【図27】 図27は何らかの理由で現像容器内の現像
剤が増加して、シャッタが押し上げられ、前記押し上げ
られたシャッタが内側現像剤排出口を閉塞した状態で、
前記現像容器内の現像剤が現像剤搬送方向の下流側の貯
溜部移送接続口から排出される状態を示す図である。
【図28】 図28は何らかの理由で現像容器内の現像
剤が増加して、シャッタが押し上げられ、前記押し上げ
られたシャッタが内側現像剤排出口を閉塞した状態で、
現像容器内の現像剤が現像剤搬送方向の上下流側の貯溜
部移送接続口から排出される状態を示す図である。
【図29】 図29は実施例3のロータリ式現像装置の
要部の拡大断面図で、前記図3に対応する図である。
【図30】 図30は前記実施例3の現像容器の要部拡
大断面図で、前記図18Bに対応する図である。
【図31】 図31は従来のロータリ式現像装置の説明
図である。
【符号の説明】
F1,F2…固定フレーム、GA…回転軸、GK,GY,
GM,GC…現像器、H…現像容器支持部材、ROS…
画像書込装置、PR…感光体、R1+R2…攪拌搬送部
材、P1…現像位置、V…現像容器、V2b…容器上壁、
VT…排出現像剤回収容器、1…現像剤排出路、11…
排出現像剤搬送部材、17…現像ロール収容部、18+
19…現像剤攪拌・搬送領域、27a…現像剤排出口、
27d,27d…現像剤移送用凹溝、29…貯溜部移送接
続部材、29a…移送路形成部、29b…内側現像剤排出
口、31…余剰現像剤貯溜部材(シャッタ)、31a…
余剰現像剤貯溜部、32,32…貯溜部移送接続口、3
6…現像剤補給口、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 龍治 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 裕久 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 弓気田 暁 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 横山 志野 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 岡本 哲二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 村田 重美 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AD07 AD12 AD16 AD17 BB24 BB38 BB42 BB54 BB56 BB63 2H077 AA12 AB02 AB14 AB15 AC02 AC16 AD02 AD06 AD13 AD18 BA01 BA03 BA08 BA09 CA02 CA19 DA04 DA05 DA47 DA63 DB02 EA01 GA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件(A01)〜(A07)を備えたこ
    とを特徴とするロータリ式現像装置、(A01)画像書込
    装置により画像情報に応じたY(イエロー),M(マゼ
    ンタ),C(シアン),K(黒)の各色成分の潜像が順
    次書き込まれ且つ回転移動する感光体表面に隣接して配
    置されるとともに、固定フレームにより回転可能に支持
    された回転軸を有する現像容器支持部材、(A02)前記
    現像容器支持部材に支持され、前記回転軸の回転移動お
    よび停止に伴って前記感光体表面の各色成分の潜像を各
    色のトナー像に現像する現像位置に順次停止するととも
    に、現像ロール収容部と、前記現像ロール収容部に隣接
    しトナーおよびキャリアから成る2成分現像剤が攪拌・
    搬送されながら循環する現像剤攪拌・搬送領域と、前記
    現像剤攪拌・搬送領域に2成分現像剤を補給する現像剤
    補給口と、前記現像位置での現像動作中の現像剤補給に
    より容器内現像剤量が所定量以上になって余剰現像剤が
    生じると前記攪拌・搬送される余剰現像剤が所定の貯溜
    可能現像剤量まで貯溜可能な余剰現像剤貯溜部と、前記
    攪拌・搬送される余剰現像剤を前記余剰現像剤貯溜部に
    移送可能な貯溜部移送接続口とを有する前記各色のトナ
    ー像に現像する各現像容器、(A03)前記現像容器が前
    記現像位置から回転した時に前記余剰現像剤貯溜部に貯
    溜された現像剤が現像剤排出路に排出されるように構成
    された前記余剰現像剤貯溜部、(A04)前記現像剤攪拌
    ・搬送領域に収容されて、前記2成分現像剤を攪拌・搬
    送するとともに前記現像ロール収容部に前記2成分現像
    剤を供給する攪拌搬送部材、(A05)前記現像ロール収
    容部に収容されて、現像容器が前記現像位置に移動した
    とき前記感光体上の潜像をトナー像に現像する現像領域
    に前記2成分現像剤を搬送する現像ロール、(A06)前
    記現像剤排出路に排出した現像剤を排出現像剤回収容器
    に搬送する排出現像剤搬送部材、(A07)前記Y(イエ
    ロー),M(マゼンタ),C(シアン)の貯溜可能現像
    剤量よりもK(黒)の貯溜可能現像剤量が多くなるよう
    に構成された前記各余剰現像剤貯溜部。
  2. 【請求項2】 次の要件(A08)〜(A010)を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリ式現像装置、
    (A08)前記現像位置に停止したときの前記現像剤攪拌
    ・搬送領域の容器上壁に形成された現像剤排出口、(A
    09)前記現像剤排出口が上向きのときには、重力の作用
    により前記現像剤排出口の内面から容器内側に離隔して
    前記現像剤排出口を開口する開口位置に回動し、前記現
    像剤排出口が下向きのときには、重力の作用により前記
    現像剤排出口の内面に当接して前記現像剤排出口を閉塞
    する閉塞位置に回動するシャッタにより構成された余剰
    現像剤貯溜部材、(A010)前記シャッタ上面により構
    成された前記余剰現像剤貯溜部。
  3. 【請求項3】 次の要件(A011),(A012)を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリ式現像装置、
    (A011)前記現像位置に停止したときの前記現像剤攪
    拌・搬送領域の容器上壁に形成された現像剤排出口、
    (A012)前記現像剤排出口と対向して前記現像剤排出
    口の内側に配置された前記余剰現像剤貯溜部に前記容器
    内現像剤を移送可能な貯溜部移送接続路を前記現像剤排
    出口の外周部の容器上壁内面との間に形成し且つ前記貯
    溜部移送接続路上流端に前記貯溜部移送接続口を形成す
    る移送路形成部を有する前記貯溜部移送接続部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110702B2 (en) 2003-05-02 2006-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus including a plurality of two-chamber developer containers wherein a ceiling height of the second chamber is higher near a discharge opening
JP2007279309A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および前記現像装置を備えた画像形成装置
US8774650B2 (en) 2010-11-10 2014-07-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Rotary developing device and image forming apparatus

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