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JP2007331767A - 可撓袋 - Google Patents

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JP2007331767A JP2006162550A JP2006162550A JP2007331767A JP 2007331767 A JP2007331767 A JP 2007331767A JP 2006162550 A JP2006162550 A JP 2006162550A JP 2006162550 A JP2006162550 A JP 2006162550A JP 2007331767 A JP2007331767 A JP 2007331767A
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Keiji Abe
啓二 阿部
Shinichi Inaba
真一 稲葉
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Kao Corp
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Abstract

【課題】材料の使用量や製造工程が増えるのを抑制しつつ詰替え時における把持のし易さを改良することができ、詰替え時に内容物を注ぎ出し易くして本体容器への詰替え性を向上させることのできる可撓袋を提供する。
【解決手段】2枚の側面フィルム11を周縁部でシールして胴部1を形成すると共に、底面フィルム12を側面フィルム11の間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を側面フィルム11にシールすることで底部3を形成することにより袋とし、袋の上部に注出口部2を備える詰替え用の可撓袋10であって、胴部1の側縁シール部14に、縦方向に延設するスリット15が、その中央15aを胴部1の高さ方向Yの中央1aよりも底部3側に配置して形成される。注出口部2は、片側に寄せて設けられており、スリット15は、幅方向中央を挟んだ注出口部2とは反対側の側縁シール部14に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓袋に関し、特に、液体、粉体等の内容物を注出可能とする可撓袋に関する。更に詳しくは、例えば本体容器の詰替え容器として、本体容器に内容物を詰替えやすくし、経済的で環境に配慮した可撓袋に関する。
スタンディングパウチ等のフィルム材料により形成された可撓袋は、液体や粉粒体等からなる洗剤、食品等を密封状態で収容する袋状の容器として、その経済性、環境性から本体容器の詰替え容器として多用されており、今後は容量の大型化を図ることが必要とされている。このような状況の中で、容量の大型化に伴って、可撓袋から本体容器へ内容物を詰替える際の詰替え性を向上させる工夫も種々なされている(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。
特許文献1の可撓袋は、袋の両側の側部シール部に、外側に突出する延長シール部を設け、この延長シール部に指や手を挿入して袋を把持するための穴を形成し、持ち易さを改善したものである。特許文献2の可撓袋は、注出用口部の反対側の側縁シール部に、指や手を挿入して袋を把持するための把持用孔を設けたものである。特許文献3の可撓袋は、袋の表側面または表裏両側面の胴部あるいはくびれた胴部の適宜の場所に、任意の形状の穴や切れ目線が施されている帯状部材を貼設あるいは周設したものである。特許文献4の可撓袋は、袋上部のシートを接合することにより把手部が設けられ、この把手部に指や手を挿入して袋を把持するための穴を開口形成すると共に、穴の開口周縁部分にシールされていない非シール部分を設けて、大型化された可撓袋を持ち歩く際の持ち手への負担を軽減できるようにしたものである。
また、可撓袋のシール部にパンチ加工等による孔(穴)を設けることなく、スリットやスリットを形成させる弱化線を設けて、吊り下げ用の係止部や、取っ手穴を形成できるようにした可撓袋も開示されている(例えば、特許文献5,6参照)。
特開2002−179095号公報 特開平9−183442号公報 特開2005−88927号公報 特開平10−297650号公報 特開2002-179097号公報 特開2005−212884号公報
しかしながら、上記従来の可撓袋では、シール部に穴(孔)を形成する特許文献1〜4のものは、シール部における所望の強度を保持するために、パンチ加工等によって穴が形成される部分のシール部の面積を大幅に増やす必要を生じたり、穴を形成した別部材を取り付ける必要を生じることになって、材料の使用量が増加すると共に袋の製造工程も煩雑になり、経済性や環境性に劣ることになる。
また、シール部に穴を形成することなくスリットや弱化線を設けて、吊り下げ用の係止部や取っ手穴を形成できるようにした特許文献5,6のものは、スリットや弱化線は、パンチ加工等による大きな欠損部分を生じないので、シール部の剛性や形状安定性に与える影響は少ないが、これらのスリットや弱化線は、袋の上縁シール部や下縁シール部に設けられており、可撓袋の持ち運び時や吊り下げ時には有効な手段となる一方で、注出口から内容物を注ぎ出す際の作業性を向上させる工夫はなされておらず、本体容器への内容物の詰替え性を向上させるものではない。
本発明は、材料の使用量や製造工程が増えるのを抑制しつつ詰替え時における把持のし易さを改良することができ、経済性や環境性に優れると共に、詰替え時に内容物を注ぎ出し易くして本体容器への詰替え性を向上させることのできる可撓袋を提供するものである。
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。即ち、本発明は、2枚の側面フィルムを周縁部でシールして胴部を形成すると共に、該胴部の下部において底面フィルムを前記2枚の側面フィルムの間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を前記側面フィルムにシールすることで底部を形成することにより袋とし、該袋の上部に注出口部を備える詰替え用の可撓袋であって、前記胴部の側縁シール部又は該側縁シール部の内側に並んで設けられた内側シール部に、縦方向に延設するスリット又はスリット形成線が、その中央を前記胴部の高さ方向中央よりも底部側に配置して形成されている。
本発明の可撓袋によれば、材料の使用量や製造工程が増えるのを抑制しつつ詰替え時における把持のし易さを改良することができ、経済性や環境性に優れると共に、詰替え時に内容物を注ぎ出し易くして本体容器への詰替え性を向上させることができる。
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る可撓袋10は、2枚の側面フィルム11,11を周縁部で例えばヒートシールによりシールして胴部1を形成すると共に、この胴部1の下部において底面フィルム12を2枚の側面フィルム11,11の間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を側面フィルム11,11にシールすることでガセット状の底部3を形成することにより袋とし、この袋の上部に注出口部2を備える詰替え用の袋容器である。本第1実施形態の可撓袋10では、注出口部2は、例えば袋の上部の片側に寄せて設けられており、胴部1の側縁シール部13,14のうち、胴部1の幅方向Xの中央を挟んだ注出口部2とは反対側の側縁シール部14に、縦方向に延設するスリット15が、その中央15aを胴部1の高さ方向Yの中央1aよりも底部3側に配置して形成されている。
側面フィルム11,11や底面フィルム12に用いるフィルム材料は、主にプラスチックを主体とする積層フィルムを用いるが、特に限定はされず、液状などの内容物の包装用袋に用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用することができ、充填する内容物の種類や充填後の加熱処理の有無など、使用条件に応じて適する材料を自由に選択して使用することができる。
本第1実施形態では、側面フィルム11,11の側縁部をシールする側縁シール部13,14は、注出口部2とは反対側に配置される側縁シール部14の方が、注出口部2側の側縁シール部13よりも広い幅で設けられ、この広い幅の側縁シール部14にスリット15が形成される。スリット15は、側縁シール部14の略中央を縦方向に縦断するようにして、直線状に切り込んで形成される。スリット15の上下の両端部には、例えば丸穴を設けることにより、割れ止め19が形成される。またスリット15は、その割れ止め19が形成された上端を、胴部1の高さ方向Yの中央1aよりも底部3側に配置して形成される。
なお、本第1実施形態では、スリット15が形成される側縁シール部14に最小限必要な強度を確保するために、側縁シール部14のシール幅を他の周縁シール部よりも広く形成する必要があるが、パンチ加工等によって把持用の穴を開口形成する場合と比較して、線状のスリット15は側縁シール部14の強度や剛性に与える影響が少ないので、把持用の穴を開口形成する場合よりもシール幅の増大を少なくして、材料の使用量が増えるのを抑制することが可能になる。また、袋の外観等のデザインを考慮して、注出口部2側の側縁シール部13をスリット15が形成された側縁シール部14と同等の幅に形成することもできる。ヒートシールされた側縁シール部13,14の幅は、内容物が充填されたときの可撓袋10の起立性を良好にする効果があり、側縁シール部13,14の幅を大きくすることによって、起立性を向上させることが可能になる。
上述の構成を備える本第1実施形態の可撓袋10では、図2に示すように、使用者が可撓袋10を手で持って、本体容器20に内容物として例えば液体洗剤等を詰め替えようとする際に、例えば注出口部2と反対側の側縁シール部14に設けられたスリット15に手を通して袋10を握るようにしたり、スリット15より外側部分の側縁シール部14aを取っ手のように把持することによって、可撓袋10を支えるようにしながら安定した状態で手に持つことが可能になる。これによって、注出口部2の先端を切り取って形成した注出口2aから、本体容器20の注入口20aに向けて、液こぼれ等を生ずることなく内容物を正確に注ぎ出すことが可能になると共に、詰替え性を向上させることが可能になる。また、可撓袋10の購入時においても、スリット15に手を通したり、取っ手のように把持することによって、持ち運び易さを改善することが可能になる。
また、本第1実施形態では、スリット15は、その中央15aを胴部1の高さ方向Yの中央1aよりも底部3側に配置して形成されており、特に、その割れ止め19が設けられた上端を胴部1の高さ方向Yの中央1aよりも底部3側に配置して形成されているので、本体容器20への詰替え時に、例えば片方の手で袋10の注出口2aを本体容器20の注入口20aに誘導すると共に、スリット15を介してもう片方の手で袋10のお尻側の部分を容易に把持することが可能になり、これによって、可撓袋10の容量が大きい場合であっても、例えば内容物を本体容器20へ注ぎ出しながら、袋10のお尻側の部分を上方に持ち上げつつ、可撓袋10を徐々に倒立させるように傾けて、内容物の詰替え操作をよりスムーズに行うことが可能になる。
さらに、本第1実施形態では、スリット15の上下の端部に割れ止め19が設けられているので、可撓袋10の容量が大きく、スリット15を介して持ち上げる際の可撓袋10の重量が相当のものとなる場合でも、スリット15がその両端から裂け始めるのを回避して、可撓袋10が破損するのを効果的に回避することが可能になる。
図3は、本第1実施形態の可撓袋10の変形例を示すものである。図3の可撓袋10では、側縁シール部14のスリット15が形成される部分に未シール部16が設けられており、スリット15は、この未シール部16の中央部分に沿って形成されている。スリット15が未シール部16に形成されることにより、スリット15による把持用開口の開口周縁に未シールのシートが残置されて、手や指に対する当たりが軟らかくなり、これによって、可撓袋10の重量が相当のものとなる場合でも、内容物の詰替え操作を行う際に、スリットに通した手や指へ負荷される負担を効果的に軽減することが可能になる。
図4もまた、本第1実施形態の可撓袋10の変形例を示すものである。図4の可撓袋10では、側縁シール部14に形成されるスリット17は、上下両端の割れ止め19の間において、外側に弧状に湾曲する形状で設けられている。スリット17を弧状に湾曲する形状で形成することにより、スリット17による把持用開口の開口周縁に手や指を沿わせや易くなる。このように、スリットは、把持のし易さ等を鑑みて直線以外のその他の形状に形成することができるが、直線以外の形状に形成する場合には、側縁シール部14における幅bが10mm以内の当該側縁シール部14と平行な帯状領域18に収まるように形成されることが好ましい(弧状のスリット17の場合は帯状領域18に収まるようにその曲率半径を大きくする。)。スリットが形成される帯状領域18の幅bが大きくなると、側縁シール部14の強度や剛性を保持するために、側縁シール部14の幅を過度に大きくする必要を生じることになり、材料の使用量を抑制する効果が低減する。
図5もまた、本第1実施形態の可撓袋10の変形例を示すものである。図5の可撓袋10では、図4の可撓袋10における弧状に湾曲するスリット17に換えて、スリット形成線21を設けたものである。スリット形成線21は、当該スリット形成線21に沿って例えば手作業で側縁シール部14を切り裂くことにより、ハサミやナイフ等の器具を用いることなく、スリットを容易に形成することを可能にする線状部分である。スリット形成線21は、好ましくはミシン目等によって形成することができる。スリット17に換えてスリット形成線21を設けることにより、流通時における可撓袋10の取り扱いが容易になると共に、可撓袋10の美観を向上させることが可能になる。また、本体容器20への詰め替え時には、スリット形成線21を破断することによりスリットを形成して、上述と同様に、詰替え作業を容易に行うことが可能になる。
そして、本第1実施形態の可撓袋10によれば、材料の使用量や製造工程が増えるのを抑制しつつ詰替え時における把持のし易さを改良することができ、経済性や環境性に優れると共に、詰替え時に内容物を注ぎ出し易くして本体容器20への詰替え性を向上させることができる。すなわち、本第1実施形態によれば、胴部1の側縁シール部14に設けられた縦方向に延設する細幅のスリット15又はスリット形成線21によって、詰替え時に可撓袋10を把持するための開口が形成されるので、パンチ加工等によって側縁シール部14に把持用の大きな穴を開口形成する場合等と比較して、側縁シール部14の強度や剛性に与える影響が少なく、側縁シール部14の面積を大幅に増やす必要がないので、材料の使用量が増えるのを抑制することが可能になる。また、ヒートシールパターンの変更とスリットを設ける部分のカッターの追加のみによって、従来の可撓袋と同様の製造工程で可撓袋10を製造することが可能になる。
さらに、本第1実施形態によれば、スリット17又はスリット形成線21は、その高さ方向の中央を胴部1の高さ方向中央1aよりも底部3側に配置して形成されているので、手で袋10のお尻側の部分を把持して上方に持ち上げつつ、可撓袋10を徐々に倒立させるように傾けながら、内容物を本体容器20へ注ぎ出すことができるので、内容物を注ぎ出し易くして詰替え性を向上させることが可能になる。
図6は、本発明の好ましい第2実施形態に係る可撓袋30を示すものである。本第2実施形態の可撓袋30は、上記第1実施形態に係る可撓袋10と同様に、2枚の側面フィルム31,31を周縁部で例えばヒートシールによりシールして胴部33形成すると共に、この胴部33の下部において底面フィルム32を2枚の側面フィルム31,31の間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を側面フィルム31,31にシールすることでガセット状の底部34を形成することにより袋とし、この袋の上部に注出口部35を備える詰替え用の袋容器である。
また、本第2実施形態の可撓袋30では、上記第1実施形態に係る可撓袋10とは異なり、注出口部35は、袋の上部の中央に設けられており、スリット36は、胴部33の両側の側縁シール部37に、その高さ方向Yの中央36aを胴部33の高さ方向Yの中央33aよりも底部34側に配置して各々形成されている。さらに、本第2実施形態の可撓袋30では、各スリット36の上下の両端部には、例えば丸穴を設けることにより、割れ止め38が各々形成されている。
上述の構成を備える本第2実施形態の可撓袋30では、図7に示すように、使用者が可撓袋30を手で持って、本体容器20に内容物として例えば液体洗剤等を詰め替えようとする際に、例えば胴部33の中央33aよりも底部34側において両側の側縁シール部37に形成された一対のスリット36を、合わせて握るようにしながら可撓袋30を把持することにより、可撓袋30を支持しつつ安定した状態で手に持つことが可能になる。また、注出口部35の先端を切り取って形成した注出口35aが大きく開口するように促すことも可能になる。さらに、可撓袋30のお尻側の部分を上方に持ち上げつつ、可撓袋30を徐々に倒立させるように傾けて、内容物の詰替え操作をよりスムーズに行うことが可能になり、これらによって、上記本第1実施形態の可撓袋10と同様の作用効果を奏することになる。
そして、本第2実施形態の可撓袋30においても、その変形例として、例えば図8(a)に示すように、側縁シール部37のスリット36が形成される部分に未シール部39を設け、この未シール部39の中央部分に沿ってスリット36を設けることもできる。また、例えば図8(b)に示すように、側縁シール部37に形成されるスリット40を、外側に弧状に湾曲する形状で設けることもできる。さらに、例えば図8(c)に示すように、側縁シール部37に、スリット36,40に換えて、好ましくはミシン目等からなるスリット形成線41を設けることもできる。
図9は、本発明の好ましい第3実施形態に係る可撓袋50を示すものである。本第3実施形態の可撓袋50は、上記第1実施形態に係る可撓袋10と同様に、2枚の側面フィルム51,51を周縁部で例えばヒートシールによりシールして胴部53形成すると共に、この胴部53の下部において底面フィルム52を2枚の側面フィルム51,51の間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を側面フィルム51,51にシールすることでガセット状の底部54を形成することにより袋とし、この袋の上部に注出口部55を備える詰替え用の袋容器である。本第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、注出口部55は、袋の上部の片側に寄せて設けられている。
また、本第3実施形態の可撓袋50では、上記第1実施形態に係る可撓袋10とは異なり、胴部53の側縁シール部56,57のうち、胴部53の幅方向Xの中央を挟んだ注出口部55とは反対側の側縁シール部57の内側に平行に並んで、例えば縦長略楕円形状の内側シール部58が、側縁シール部57と間隔をおいて、その高さ方向Yの中央を胴部53の高さ方向Yの中央53aよりも底部54側に配置して設けられている。この内側シール部58に、縦方向に延設するスリット59が、その高さ方向Yの中央59aを胴部53の高さ方向Yの中央53aよりも底部54側に配置して形成されている。またスリット59の上下の両端部には、例えば丸穴を設けることにより、割れ止め60が各々形成されている。
上述の構成を備える本第3実施形態の可撓袋50では、図10に示すように、使用者が可撓袋50を手で持って、本体容器20に内容物として例えば液体洗剤等を詰め替えようとする際に、例えば胴部53の中央53aよりも底部54側において内側シール部58に設けられたスリット59に手や指を通して側縁シール部57との間の部分を握るようにしたり、取っ手のように把持することによって、可撓袋50を支持しつつ安定した状態で手に持つことが可能になる。また、可撓袋50のお尻側の部分を上方に持ち上げつつ、可撓袋50を徐々に倒立させるように傾けて、内容物の詰替え操作をよりスムーズに行うことが可能になり、これらによって、上記本第1実施形態の可撓袋10と同様の作用効果を奏することになる。また、可撓袋50の購入時においても、例えばスリット59に手を通して取っ手のように把持することにより、持ち運び易さを改善することが可能になる。
そして、本第3実施形態の可撓袋50においても、その変形例として、例えば図11(a)に示すように、内側シール部58のスリット59が形成される部分に未シール部61を設け、この未シール部61の中央部分に沿ってスリット59を設けることもできる。また、例えば図11(b)に示すように、内側シール部58に形成されるスリット62を、外側に弧状に湾曲する形状で設けることもできる。さらに、例えば図11(c)に示すように、内側シール部58に、スリット59,62に換えて、好ましくはミシン目等からなるスリット形成線63を設けることもできる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、スリット又はスリット形成線の両端部に設けられる割れ止めは、丸穴以外のその他に形状に形成することもできる。また割れ止めをスリット又はスリット形成線の両端部に設ける必要は必ずしもない。
本発明の好ましい第1実施形態に係る可撓袋を模式的に示す側面図である。 第1実施形態の可撓袋から本体容器に内容物を注ぎ出す状況を説明する模式図である。 第1実施形態の可撓袋の変形例を模式的に示す側面図である。 第1実施形態の可撓袋の変形例を模式的に示す側面図である。 第1実施形態の可撓袋の変形例を模式的に示す側面図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る可撓袋を模式的に示す側面図である。 第2実施形態の可撓袋から本体容器に内容物を注ぎ出す状況を説明する模式図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態の可撓袋の変形例を模式的に示す側面図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係る可撓袋を模式的に示す側面図である。 第3実施形態の可撓袋から本体容器に内容物を注ぎ出す状況を説明する模式図である。 (a)〜(c)は、第3実施形態の可撓袋の変形例を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1,33,53 胴部
1a,33a,53a 胴部の高さ方向の中央
2,35,55 注出口部
2a,35a 注出口
3,34,54 底部
10,30,50 可撓袋
11,31,51 側面フィルム
12,32,52 底面フィルム
13,14,37,56,57 側縁シール部
15,17,36,40,59,62 スリット
15a,36a,59a スリットの高さ方向の中央
16,39,61 未シール部
18 スリットが形成される帯状領域
19,38,60 割れ止め
20 本体容器
20a 本体容器の注入口
21,41,63 スリット形成線
58 内側シール部
b スリットが形成される帯状領域の幅
X 胴部の幅方向
Y 胴部の幅方向

Claims (8)

  1. 2枚の側面フィルムを周縁部でシールして胴部を形成すると共に、該胴部の下部において底面フィルムを前記2枚の側面フィルムの間に挟みかつ内側に折り込んだ状態でその周縁部を前記側面フィルムにシールすることで底部を形成することにより袋とし、該袋の上部に注出口部を備える詰替え用の可撓袋であって、
    前記胴部の側縁シール部又は該側縁シール部の内側に並んで設けられた内側シール部に、縦方向に延設するスリット又はスリット形成線が、その中央を前記胴部の高さ方向中央よりも底部側に配置して形成された可撓袋。
  2. 前記注出口部は、袋の上部の片側に寄せて設けられており、前記スリット又は前記スリット形成線は、前記胴部の幅方向中央を挟んだ前記注出口部とは反対側の前記側縁シール部又は前記内側シール部に形成される請求項1記載の可撓袋。
  3. 前記側縁シール部に形成された前記スリット又は前記スリット形成線は、その上端を前記胴部の高さ方向中央よりも底部側に配置して形成される請求項2記載の可撓袋。
  4. 前記注出口部は、袋の上部の中央に設けられており、前記スリット又は前記スリット形成線は、前記胴部の両側の前記側縁シール部に各々形成される請求項1記載の可撓袋。
  5. 前記スリット形成線はミシン目である請求項1〜4のいずれかに記載の可撓袋。
  6. 前記スリット又は前記スリット形成線の両端部に割れ止めが形成される請求項1〜5のいずれかに記載の可撓袋。
  7. 前記スリット又は前記スリット形成線は、前記側縁シール部又は前記内側シール部における幅10mm以内の帯状領域に収まるように形成される請求項1〜8のいずれかに記載の可撓袋。
  8. 前記側縁シール部又は前記内側シール部の前記スリット又は前記スリット形成線が形成される部分に未シール部が設けられており、前記スリット又は前記スリット形成線は、該未シール部の中央部分に沿って形成される請求項1〜7のいずれかに記載の可撓袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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