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JP2007331503A - 車両の動力切替制御方法 - Google Patents

車両の動力切替制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動力源としてモータとエンジンとを備え、低車速時はモータにより走行し、高速などになるとエンジンに切り替えて走行する車両では、車速を高くするためにアクセルペダルを急操作した後、車速を調節しようとアクセルペダルの操作を戻すと、動力源を一旦エンジンに切り替えた後に再度モータに切り替えるので、燃費を低減することが困難であった。
【解決手段】発電可能な電動機と内燃機関とを備え、運転者の要求する要求トルクが低いときには電動機の出力を動力にして走行する車両において、電動機の出力による走行中に、第一のトルク条件を超える要求トルクが第一の継続時間条件を満たして継続する場合に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力源として電動機(以下、モータと称する)と内燃機関(以下、エンジンと称する)とを備えるいわゆるハイブリッド車両において、走行状態に応じて動力を選択する車両の動力切替制御方法に関するものである。
従来、モータとエンジンとを備え、車両の速度つまり車速が低い場合にはモータの出力を動力として走行し、アクセル開度の変化量が所定値以上になる場合つまり車両の運転者が必要とする要求トルクが大きくなっている場合にモータの出力とエンジンの出力とを併用して走行する車両が知られている。このようなハイブリッド車両において、アクセル開度の変化量が大きいときには小さいときよりも小さなアクセル開度でモータとエンジンとを併用する併用走行に切り替えることにより、運転者の急加速意思に対応した加速を実施するものが、特許文献1に開示されている。
特許第3228438号明細書
ところで、加速時にアクセルペダルを急に操作した後、踏力を緩めながら車速を調節した場合、高トルクが必要な運転状態はわずかな期間だけである。このような場合においては、高トルクでの運転状態が短期間であるので、動力としてはモータの出力のみで対応し得る場合がある。
ところが、上述の特許文献1に記載のものであると、このようなラフな、つまり荒っぽいアクセルペダルの操作に対しては、アクセル開度の変化量が大きいことを検出して、併用走行に切り替える制御を行うものとなる。このため、エンジンが頻繁に使用されることになり、その結果として燃費が低下する可能性が生じた。
またこのことは、モータのための蓄電池の電池残量が許す限りモータの出力を動力にする走行を実施する車両においては、好ましい運転状態ではない。すなわち、上述のようなラフなアクセルペダルの操作に応じて直ちにエンジンを始動すると、モータのみの出力で対応し得る運転状態であるにもかかわらずエンジンを運転することにより、燃費が低下するものとなる。
そこで本発明は、このような不具合を解消することを目的としている。
すなわち、本発明の車両の動力切替制御方法は、発電可能な電動機と内燃機関とを備え、運転者の要求する要求トルクが低いときには電動機の出力を動力にして走行する車両において、電動機の出力による走行中に、第一のトルク条件を超える要求トルクが第一の継続時間条件を満たして継続する場合に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えることを特徴とする。
このような構成によれば、電動機の出力を動力にして走行している際に、第一のトルク条件を超える状態で第一の継続時間条件を満たして要求トルクが継続している場合に、電動機の出力による走行から、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える。このため、電動機の出力を動力にして走行している場合に、車両を加速すべく急激に要求トルクを第一のトルク条件を超える変化をさせても、その要求トルクが第一の継続時間条件を満たして継続しないと内燃機関の出力を動力にする走行に切り替わらない。それ故、運転者がトルク増加を真に求めた場合にのみ内燃機関に負荷がかかるので、燃料の消費を抑制することが可能になるとともに、排気ガス中の不要物質の排出量を低減することが可能になる。
加速性を低下させないためには、電動機の出力による走行中に、第二のトルク条件を超える要求トルクが第二の継続時間条件を満たして継続しているにもかかわらず、車速が所定速度を超えないときに、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えるものが好ましい。このような構成であれば、登り坂を走行する場合など、電動機の出力による走行では速度の上昇が見込めない場合に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えるので、運転者の意図を反映するように加速性を保つことが可能である。
また、運転者の意図を確実に走行に反映させるためには、電動機の出力による走行中に、第三のトルク条件を超える要求トルクが第三の継続時間条件を満たして継続しているにもかかわらず、車両の加速度が所定値を超えないときに、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えるものが好ましい。
加えて、上記の構成において、急な加速に対応するためには、低車速時には、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えるか否かを高車速時よりも低いトルクで判定することが好ましい。あるいは、要求トルクが低いときには、高トルクが要求される場合よりも長い継続時間条件を満たした時に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える構成とするものが好適である。
電動機の出力による走行から内燃機関の出力による走行への切替を電動機の能力に応じて設定するためには、要求トルクが第二のトルク条件を超えたときの車速が高車速である場合には、低車速で要求トルクが所定値を超えたときよりも、第二の継続時間条件を短くする構成、及び、要求トルクが第三のトルク条件を超えたときの車速が高車速である場合には、低車速で要求トルクが所定値を超えたときよりも加速度条件を低い加速度とする構成が好ましい。
運転者が望む減速の意図に対応して燃費を向上させるためには、少なくとも内燃機関の出力を動力にする走行中に、要求トルクが第四のトルク条件を下回る状態で第四の継続時間条件を満たして継続する場合に、内燃機関の出力を動力にする走行から電動機の出力による走行に切り替える構成、及び、少なくとも内燃機関の出力を動力にする走行中に、要求トルクが第五のトルク条件を下回る状態で第五の継続時間条件を満たして継続し、かつ車速が所定速度を下回ったときに内燃機関の出力を動力にする走行から電動機の出力による走行に切り替える構成が好ましい
本発明は、以上説明したような構成であり、電動機の出力を動力にして走行している場合に、車両を加速すべく急激に要求トルクを第一のトルク条件を超える変化をさせても、その要求トルクが第一の継続時間条件を満たして継続しないと内燃機関の出力を動力にする走行に切り替わらないため、運転者がトルク増加を真に求めた場合にのみ内燃機関に負荷がかかるので、燃料の消費を抑制することが可能になるとともに、排気ガス中の不要物質の排出量を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この第一実施形態の車両100は、発電可能な電動機であるモータジェネレータ1と、内燃機関であるエンジン2とを備え、モータジェネレータ1及びエンジン2の出力により駆動車輪3が駆動されて走行する構成である。具体的には、運転者の要求する要求トルクが低い場合は、車両100はモータジェネレータ1の出力を動力にして走行し、このような走行において運転者がアクセルペダル4を操作して要求トルクが高くされる、つまり加速時や登坂時などにおいてアクセルペダル4が踏み込まれて要求トルクが高くなっており、かつ以下で説明する諸条件が成立した場合は、エンジン2の出力を動力にして走行する構成である。また、以下に説明する各実施形態においては、燃費を考慮して、モータジェネレータ1の出力を動力にして走行している場合は、エンジン2を停止する構成である。なお、モータジェネレータ1の出力を動力として走行している場合であっても、エンジン2の運転を継続するものであってもよい。
車両100は、モータジェネレータ1及びエンジン2の運転状態を制御するために、モータ制御部5及びエンジン制御部6を備えるとともに、モータジェネレータ1の電源となるバッテリ7、トルクコンバータ8、クラッチ9、トランスミッション10、そのトランスミッション10を制御するトランスミッション制御部11、車両の走行状態を制御する車両制御部12を備えている。
モータジェネレータ1は、エンジン2あるいは駆動車輪3により駆動されることにより発電機としても作動するものである。このように、発電機として回生動作するモータジェネレータ1が発生する電力は、モータ制御部5を介してバッテリ7に印加されてバッテリ7を充電するものである。モータジェネレータ1は、発電が可能であるものであれば、特にその形式などは限定されるものではない。
エンジン2は、当該分野でよく知られている各種のものを適用することができるもので、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンが挙げられる。エンジン2は、トルクコンバータ8、クラッチ9及びトランスミッション10を介してその出力を駆動車輪3に伝達するものである。トルクコンバータ8、クラッチ9及びトランスミッション10は、エンジン2同様、当該分野で広く知られているものを適用することができるので、説明を割愛する。
モータ制御部5、エンジン制御部6、トランスミッション制御部11及び車両制御部12はそれぞれ、マイクロコンピュータを主体にして構成してあり、制御信号やデータなどを相互に通信し得るものである。モータ制御部5は、バッテリ7とモータジェネレータ1とに接続されて、バッテリ7の状態や車両100の走行状態などに基づいて、また車両制御部からの信号に基づいてモータジェネレータ1を制御するとともに、バッテリ7の充電状態を制御する。エンジン制御部6は、エンジン回転数、吸入空気量、冷却水温などに基づいて燃料供給量を設定し、また車両制御部12からの信号に基づいてエンジン2の運転状態を制御するものである。トランスミッション制御部11は、車両制御部12からの信号に基づいて、車両100の走行状態に応じてモータジェネレータ1の出力とエンジン2の出力とを個別に、あるいは同時に駆動車輪3に伝達するよう、トランスミッション10を制御するものである。
車両制御部12は、アクセルペダル4の操作量を検出するアクセルセンサ13から出力されるアクセル信号、ブレーキペダル14の操作量を検出するブレーキセンサ15から出力されるブレーキ信号、車両100の走行速度(以下、車速と称する)、さらには加速度などに基づいて車両を運転する運転者の意思や車両の走行状態を判断する。そして、その判断結果に基づいて、車両制御部12はモータ制御部5、エンジン制御部6及びトランスミッション制御部11と相互に制御信号やデータなどの授受を行い、それぞれの制御部を介してモータジェネレータ1、エンジン2及びトランスミッション10を制御するものである。この車両制御部12は、基本的には、モータジェネレータ1の出力を動力とする場合と、エンジン2の出力を主たる動力とする場合とをバッテリ容量に応じて切り替える構成である。
すなわち、車両制御部12は、バッテリ容量を検出し、検出したバッテリ容量が半分を上回っている間はモータ制御部5に対してモータジェネレータ1を駆動するように信号を出力する。そして、バッテリ容量が半分以下になったことを検出すると、バッテリ性能上使用が可能である最低限界容量に達するまでの間は、モータジェネレータ1の出力とエンジン2の出力とを併用して走行するように、モータ制御部5、エンジン制御部6及びトランスミッション制御部11に信号を出力する。このようにモータジェネレータ1とエンジン2とを併用している際に、余剰トルクが生じると、その余剰トルクによる回生動作で得られる回生電力によりバッテリ7を充電するように車両制御部12は充電制御を実行する。
以上の構成において、車両制御部12は、以下に説明する手順により、少なくともアクセル信号に基づいてモータ制御部5及びエンジン制御部6を制御するものである。この場合、アクセル信号は、運転者が操作するアクセルペダル4の操作量に比例して変化する信号となるので、このアクセル信号の変化から、運転者の要求によるトルクの変化を示す要求トルクを計算するものである。なお、以下に説明する動力切替制御においては、モータジェネレータ1の出力を動力にして車両が走行している場合を前提とするものである。
図2に示す動力制御切替制御プログラムの制御手順において、まずステップS1において運転者の要求トルクを判定するための第一のトルク条件、及びその第一のトルク条件を超えている状態で要求トルクが継続していることを判定するための第一の継続時間条件をそれぞれ計算する。第一のトルク条件及び第一の継続時間条件は、例えば代表値を記録したそれぞれのマップに基づいて計算するものである。
第一のトルク条件は、モータジェネレータ1が出し得るトルクの範囲内で、車速及び要求トルクに基づいて計算されて設定される。具体的には、第一のトルク条件は、図3に示すように、車速が低いほど低く、車速が高くなるに応じて高くなるように設定される。これは、低車速時においてアクセルペダル4が操作されたことから、運転者の意図が車速を短時間の内に上げたい操作であると推測し、迅速な加速を実施し得るようにするためである。
一方、第一の継続時間条件は、図4に示すように、要求トルクが低い場合ほど長く、高くなるに応じて短くなるように計算されて設定される。これは、要求トルクが低いことは、アクセルペダルの操作量が少ないことに対応するもので、運転者が早急な加速を意図していないと判断し得るものであることに起因している。このような運転状態にあっては、モータジェネレータ1の出力にて対応し得る可能性もあるので、モータジェネレータ1の出力による走行を可能な限り持続するようにするためである。
ステップS2においては、ステップS1にて算出した第一のトルク条件を要求トルクが超えている(上回っている)か否かを判定する。ステップS3では、要求トルクが第一のトルク条件を超えている間の時間が第一の継続時間条件を上回ったか否か、つまり要求トルクが第一のトルク条件を超えている状態が継続している時間が第一の継続時間条件を上回ったか否かを判定する。
ステップS4では、エンジン2の出力が駆動車輪3に伝達されるように、トランスミッション制御部11を制御して、モータジェネレータ1の出力からエンジン2の出力に動力を切り替える。この実施形態にあっては、この動力切り替え直前の時点においてエンジン2を始動するものである。ステップS5では、エンジン2の出力を動力とする走行を実施する。ステップS6では、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行を実施する。
このような構成において、車両100がモータジェネレータ1の出力を動力として走行している場合に、運転者がアクセルペダル4を操作したとする。アクセルペダル4が操作されたことによりアクセル信号が変化し、そのアクセル信号に基づいて車両制御部12は要求トルクを計算する。そして、ステップS1及びステップS2を実行し、算出した要求トルクが第一のトルク条件を超えているかどうかを判定し、超えていない場合はステップS6に進んでモータジェネレータの出力を動力とする走行を維持する。つまり、運転者がアクセルペダル4を操作したものの、その操作量が小さい場合には、車速を急激に上げることを意図していないと推測して、モータジェネレータ1の出力による走行を維持するものである。
これに対して、例えば発進時のように、アクセルペダル2を大きく操作した場合には、要求トルクが大きくなる。そしてその要求トルクが第一のトルク条件を超えた場合には、運転者が車速を上げることを意図していることを推測する(ステップS2において「N」の判定)。この場合に、要求トルクが第一のトルク条件を超えたその状態が、第一の継続時間条件を上回らない場合(ステップS3において「N」の判定)、つまり第一の継続時間条件が成立するまでに、短時間で要求トルクが第一のトルク条件以下になる運転状態であれば、モータジェネレータ1の出力により要求トルクに対応し得るとして、モータジェネレータ1の出力による走行を継続する(ステップS6)。したがって、要求トルクが増加しても、エンジン2は停止したままの状態を維持する。
これに対して、要求トルクが第一のトルク条件を超えた状態で、かつその超えた状態が第一の継続時間条件を上回っている場合(図5に示す)は、モータの出力による走行からエンジンの出力による走行に切り替える(ステップS1、ステップS2、ステップS3、ステップS4、ステップS5)。つまり、運転者が車速を上げることを意図していることを、要求トルクの大きさと上記した条件を満たしている状態の継続時間とに応じて推測するものである。このため、アクセルペダル4の操作を突発的に多くするような場合つまり要求トルクが第一のトルク条件を超えるが、その状態が持続しないようなアクセルペダルの操作(図6に示す)においては、モータジェネレータ1の出力による走行を継続するものである。したがって、エンジン2の出力による走行の実施が可能な限り遅らされることにより、エンジン2を運転する機会が減少し、よって燃料消費量を減少させることができるとともに、排気ガスの排出量を低減することができ、環境への影響を抑制することができる。
加えて、上述したように、第一のトルク条件は車速が低いほど低く、車速が高くなるに応じて高くなるように設定され、第一の継続時間条件は要求トルクが低い場合ほど長く、高くなるに応じて短くなるように設定されるので、例えば発進時のようにアクセルペダルの操作量が大きく、しかも車速が低い場合には、早期にエンジンの出力による走行に切り替えるものである。このため、運転者が急加速したいと欲している場合には、その意図を早期に実現できる。この一方で、アクセルペダルをおおざっぱに操作したような場合、つまり一時的に要求トルクが第一のトルク条件を超えて、第一の継続時間条件を満たさない場合にあっては、エンジン2の出力による走行に切り替えないので、燃費を向上させることができる。
次に、図7により、第二実施形態を説明する。この第二実施形態は、例えば登坂走行などにおいて、車速が低く要求トルクが大きく、モータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行への切替が遅れることにより、車速が上昇しにくい状況を解消するものである。このために、この第二実施形態は、上述の第一実施形態に、第二のトルク条件と第二の継続時間条件とを追加して、上記した登坂走行のような場合に好ましく動力の切り替えを実施するものである。
具体的には、まず、ステップS11において、第一及び第二のトルク条件と第一及び第二の継続時間条件とを計算する。第一のトルク条件と第一の継続時間条件とは上述の第一実施形態と同じである。一方、第二のトルク条件は、第一のトルク条件より低く設定するもので、第一のトルク条件を計算した後、その第一のトルク条件を基礎にして計算するものであってよい。同様に、第二の継続時間条件は、第一の継続時間条件と同じかもしくは第一の継続時間条件より短く設定するもので、第一の継続時間条件を計算した後、その第一の継続時間条件を基礎にして計算するものであってよい。
ステップS12において、要求トルクが第一のトルク条件を超えたか否かを判定する。ステップS13において、要求トルクが第一のトルク条件を超えて継続している状態が、第一の継続時間条件を上回って継続しているか否かを判定する。このステップS12及びステップS13の判定自体は、上述の第一実施形態のステップS1及びステップS2と同じである。
ステップS14においては、ステップS11にて算出した第二のトルク条件を要求トルクが超えている(上回っている)か否かを判定する。ステップS15では、要求トルクが第二のトルク条件を超えた時点以降における車速(以下、判定車速と称する)が、必要速度を超えているか否かを判定する。必要速度は、例えば平地を走行している場合の要求トルクの大きさに応じて設定するものであってよい。
ステップS16では、要求トルクが第二のトルク条件を超えている間の時間が第二の継続時間条件を上回ったか否かを判定する。第二の継続時間条件は、図8に示すように、例えばマップを用いて計算することにより、判定車速が低い場合に長く、高くなるにしたがって短くなるように設定される。ステップS17では、エンジン2の出力が駆動車輪3に伝達されるように、トランスミッション制御部11を制御して、モータジェネレータ1の出力からエンジン2の出力に動力を切り替える。この実施形態にあっては、この動力切り替え直前の時点においてエンジン2を始動するものである。ステップS18では、エンジン2の出力を動力とする走行を実施する。ステップS19では、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行を実施する。
このような構成において、例えば乗車人数の違いにより、いつもと同様にアクセルペダル4を操作していてもいつものように車速があがらないことがある場合に、第一のトルク条件は成立しないが、第二のトルク条件が成立し、しかも車速が必要速度に達せずに第二の継続時間条件を満たすと、エンジン2の出力を動力とする走行に切り替えるものである。例えば、図9に示すように、要求トルクが第一のトルク条件を超えるまでに第二のトルク条件を超え、その超えた状態が第二の継続時間条件を超えて継続する場合を考えてみる。
このような運転状態にあっては、運転者がアクセルペダル4を操作して、少なくとも要求トルクが第二のトルク条件を超えるまでは、制御がステップS11、ステップS12、ステップS14、ステップS19と進み、モータジェネレータ1の出力による走行を継続する。したがって、最大限にモータジェネレータ1が活用され、燃料消費量を抑制するものである。
この後、要求トルクが上昇し、第二のトルク条件を超える状態(ステップS14において「N」の判定)となると、その時の車速つまり判定車速が必要速度を上回っている場合(ステップS15において「Y」と判定)にはモータジェネレータ1の出力による走行を継続する。これに対して、要求トルクが上昇して第二のトルク条件を超え、判定車速が必要速度を下回っており、かつ要求トルクが第二のトルク条件を超えた状態が第二の継続時間条件を超えて継続している場合には、制御はステップS11、ステップS12、ステップS14、ステップS15、ステップS16を順に実行し、ステップS17及びステップS18を実行してモータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行に切り替える。
このように、登坂走行や負荷(乗車人数)が普段とは異なる時の走行のように、要求トルクを高くしても車速がそのような運転手の意図を反映しない場合、第一のトルク条件及び第一の継続時間条件の成立を待たずして、エンジンの出力による走行に切り替えることにより、加速性を改善することができる。したがって、運転者が車速の上昇が鈍いと気づくまでにそのような状態が解消されるので、円滑な車両の流れを妨げるような走行を回避することができる。
次に、図10により、第三実施形態を説明する。この第三実施形態は、上述した第二実施形態における判定車速に代えて、加速度を判定条件にして動力切り替え制御を実施するものである。
具体的には、まず、ステップS21において、第一及び第三のトルク条件と第一及び第三の継続時間条件とを計算する。第一のトルク条件と第一の継続時間条件とは上述の第一実施形態と同じである。一方、第三のトルク条件は、第一のトルク条件より低く設定するもので、第一のトルク条件を計算した後、その第一のトルク条件を基礎にして計算するものであってよい。同様に、第三の継続時間条件は、第一の継続時間条件と同じかもしくは第一の継続時間条件より短く設定するもので、第一の継続時間条件を計算した後、その第一の継続時間条件を基礎にして計算するものであってよい。
ステップS22において、要求トルクが第一のトルク条件を超えたか否かを判定する。ステップS23において、要求トルクが第一のトルク条件を超えて継続している状態が、第一の継続時間条件を上回って継続しているか否かを判定する。このステップS22及びステップS23の判定自体は、上述の第一実施形態のステップS1及びステップS2と同じである。
ステップS24においては、ステップS21にて算出した第三のトルク条件を要求トルクが超えている(上回っている)か否かを判定する。ステップS25では、要求トルクが第三のトルク条件を超えた時点以降における加速度(以下、判定加速度と称する)が、必要加速度を超えているか否かを判定する。必要加速度は、例えば平地を走行している場合の要求トルクの大きさに応じて設定するものであってよい。
ステップS26では、要求トルクが第三のトルク条件を超えている間の時間が第三の継続時間条件を上回ったか否かを判定する。第三の継続時間条件は、上述した第二の継続時間条件と同じ傾向のものである。ステップS27では、エンジン2の出力が駆動車輪3に伝達されるように、トランスミッション制御部11を制御して、モータジェネレータ1の出力からエンジン2の出力に動力を切り替える。この実施形態にあっては、この動力切り替え直前の時点においてエンジン2を始動するものである。ステップS28では、エンジン2の出力を動力とする走行を実施する。ステップS29では、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行を実施する。
このような構成においても、上述の第二実施形態と同じ作用効果を得ることができる。
すなわち、例えば登坂時において、アクセルペダル4を操作していても車速があがらないことがある場合に、第一のトルク条件は成立しないが、第三のトルク条件が成立し、しかも判定加速度が必要加速度に達せずに第三の継続時間条件を満たす状態となると、エンジン2の出力を動力とする走行に切り替えるものである。
このような運転状態にあっては、運転者がアクセルペダル4を操作して、少なくとも要求トルクが第三のトルク条件を超えるまでは、制御がステップS21、ステップS24、ステップS29と進み、モータジェネレータ1の出力による走行を継続する。したがって、最大限にモータジェネレータ1が活用され、燃料消費量を抑制するものである。
この後、要求トルクが上昇し、第三のトルク条件を超える状態(ステップS24において「N」の判定)となると、その時の車速つまり判定車速が必要速度を上回っている場合(ステップS25において「Y」と判定)にはモータジェネレータ1の出力による走行を継続する。これに対して、要求トルクが上昇して第三のトルク条件を超え、判定車速が必要速度を下回っており、かつ要求トルクが第三のトルク条件を超えた状態が第三の継続時間条件を超えて継続している場合には、制御はステップS21、ステップS22、ステップS24〜26を順に実行し、ステップS27及びステップS28を実行してモータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行に切り替える。
このように、登坂走行のように、要求トルクを高くしても加速がそのような運転手の意図を反映しない場合、第一のトルク条件及び第一の継続時間条件の成立を待たずして、エンジンの出力による走行に切り替えることにより、加速性を改善することができる。したがって、運転者が車速の上昇が鈍いと気づくまでにそのような状態が解消されるので、円滑な車両の流れを妨げるような走行を回避することができる。
図12及び図13に示す第四実施形態は、上述した第一〜第三実施形態を統合した構成のものである。すなわち、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行から、エンジン2の出力を動力とする走行に切り替えるに際して、第一〜第三のトルク条件、第一〜第三の継続時間条件、車速及び加速度の各条件を判断するのである。
具体的には、ステップS31、ステップS32及びステップS33は、第一実施形態のステップS1、ステップS2及びステップS3に相当するものである。ステップS34は、ステップS33の判定結果を受けて、第一の動力切替フラグをセット(=1)する。ステップS35では、第一の動力切替フラグをリセット(=0)する。このステップS31〜ステップS35までは、上述した第一実施形態の制御に相当するもので、第一実施形態においては第一の継続時間条件の成立に基づいて動力の切替を実行するものであったが、この第四実施形態においては、動力切替を実行するか否かを示すフラグを制御する構成である。
同様にして、ステップS36〜ステップS41は第二実施形態の制御に相当するものである。具体的には、ステップS36、ステップS37、ステップS38、ステップS39が、第二実施形態のステップS11、ステップS12、ステップS13、ステップS14に相当するものである。そして、ステップS39の判定結果を受けて、第二の動力切替フラグをセット(=1)する。ステップS35では、第二の動力切替フラグをリセット(=0)する。
ステップS42〜ステップS47は第三実施形態の制御に相当するものである。すなわち、ステップS42、ステップS43、ステップS44、ステップS45が、第三実施形態のステップS21、ステップS22、ステップS23、ステップS24に相当するものである。そして、ステップS46の判定結果を受けて、第三の動力切替フラグをセット(=1)する。ステップS47では、第三の動力切替フラグをリセット(=0)する。
ステップS48では、第一の動力切替フラグ、第二の動力切替フラグ及び第三の動力切替フラグのいずれかがセットされているか否かを判定する。そして、セットされている動力切替フラグがある場合は、ステップS49に進んで、走行のための動力を、それまでのモータジェネレータ1の出力からエンジン2の出力に切り替える。一方、いずれの動力切替フラグもセットされていない、つまりすべての動力切替フラグがリセットされている場合は、ステップS51に進んで、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行を継続する。
このような構成において、例えばアクセルペダル4の操作量が大きく、要求トルクが第一のトルク条件を超え、その状態が第一の継続時間条件を上回って継続している場合、つまり運転者が早急に車速を上げたいと考えている走行状態では、制御は、ステップS31〜ステップS34を実行して、第一の動力切替フラグをセットするものである。したがって、ステップS48において、動力切替フラグの一つ、つまり第一の動力切替フラグがセットされているので、その後ステップS49及びステップS50を実行して、モータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行に切り替える。
同様にして、運転者のアクセルペダル4の操作状況、車速及び加速度に応じて、第二の動力切替フラグ又は第三の動力切替フラグがセットされた場合には、それらの動力切替フラグのタイミングによりモータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行に切り替える。第二の動力切替フラグ及び第三の動力切替フラグをセットする場合の要求トルクの変化はそれぞれ、上述した第二実施形態及び第三実施形態における動力切替の場合と同じであるので、説明は割愛する。
このような構成によれば、上述したそれぞれの実施形態における作用と効果とを発揮するものである。
以下に説明するものは、エンジン2の出力を動力とする走行を行っている場合の動力切替制御である。
この第五実施形態では、上述した第一実施形態〜第四実施形態において説明した、モータジェネレータ1の出力による走行からエンジン2の出力による走行に切り替えた後、運転者がアクセルペダル4の操作量を減少させる操作を行った場合、そのアクセルペダル4の操作が運転者の意図を確実に反映していると推定した時に動力を切り替える構成である。
まず、図14において、ステップS61では、第四のトルク条件及び第四の継続時間条件を計算する。この第四のトルク条件は、上述した第一のトルク条件と同じであってよい。あるいは第四のトルク条件は、第一のトルク条件より高いものであってもよい。この第四のトルク条件及び第四の継続時間条件は、上述の第一のトルク条件及び第一の継続時間条件の設定と同様の傾向を有するものであってよい。ステップS62では、要求トルクが第四のトルク条件を下回っているか否かを判定する。ステップS63では、第四のトルク条件を下回った要求トルクが、その状態で第四の継続時間条件を超えて継続しているか否かを判定する。
ステップS64では、モータジェネレータ1の出力が動力となるようにトランスミッション制御部11を制御する。ステップS65では、モータジェネレータ1の出力を動力とする走行を実施する。ステップS66では、エンジン2の出力による走行を継続する。なお、トランスミッション制御部11を制御してエンジン2の出力からモータジェネレータ1の出力に動力を切り替えた場合に、エンジン2は停止することなくアイドリング運転で運転を継続するもの、切替時点で停止するもののいずれを採用するものであってもよい。
このような構成であれば、例えば加速などでアクセルペダル4を操作し、エンジン2の出力による走行を行っている場合に、アクセルペダル4を戻すことで要求トルクが第四のトルク条件を下回っている状態が第四の継続時間条件を上回って継続している場合は、運転者が実際に要求トルクの減少を意図していると推定して、動力の切替を行うものである。すなわち、このような運転状態の場合、制御は、ステップS61〜63を順に実行し、要求トルクが第四のトルク条件を下回っており、かつその状態が第四の継続時間条件を上回って継続していると判断する(ステップS63において「Y」)ので、ステップS64及びステップS65を実行して、モータジェネレータ1の出力による走行に切り替えるものである。
これに対して、一時的にアクセルペダル4を戻す操作を行った場合では、そのアクセルペダル4を戻している時間が第四の継続時間条件より短ければ、エンジン2の出力による走行が継続されるものである。すなわち、要求トルクが第四のトルク条件を下回ったことを判定しても(ステップS62において「N」)、その下回っている状態、つまり下回っている時間が第四の継続時間条件以下(ステップS63において「N」)であれば、運転者が実際に要求トルクの減少を意図していないと判定して、動力の切替は行わないものである。
このように、運転者が要求トルクを減少させた場合であって、要求トルクの大きさと要求トルクに対するトルク条件(第四のトルク条件)と時間条件(第四の継続時間条件)とを満たした場合にのみ、運転者が真に要求トルクの減少を意図していると推測して動力を切り替えるので、アクセルペダル4を操作する毎に動力が頻繁に切り替わるといった不具合を確実に抑制することができる。したがって、燃料消費量を低減することができる。
次に、上述の第五実施形態と同様に、エンジン2の出力を動力とする走行を行っている場合の動力切替制御を行うものにおいて、運転者の減速意図を精度よく推定するために、車速を動力切替のための判定条件に加えた例を説明する。この第六実施形態によれば、運転者がアクセルペダル4を戻す操作や、その操作の後にさらにブレーキペダル14を操作したりして、要求トルクを減少させている場合に、減速していることを確実に推定するので、モータジェネレータ1の出力による走行に戻ることの必要性の判断を上述の第五実施形態のものよりも正確に判断することができる。
具体的には、図15に示すように、ステップS71では、第五のトルク条件、必要車速及び第五の継続時間条件を計算する。計算自体は、上述の第二実施形態における対応のものと同じであってよい。次のステップS72及びステップS73は、第五実施形態におけるステップS62及びステップS63に対応するものである。
ステップS74では、要求トルクが第五のトルク条件を下回っている時の車速つまり判定車速が、必要車速以下であるか否かを判定する。ステップS75、ステップS76及びステップS77は、第五実施形態におけるステップSステップS66、ステップS64及びステップS65に対応するものである。
このような構成において、要求トルクが第五のトルク条件を下回るまではエンジン2の出力による走行を継続する(ステップS71、ステップS72、ステップS75)。要求トルクが第五のトルク条件を下回るものの、その下回る状態が第五の継続時間条件を満たさない、つまり第五の継続時間条件を上回って継続しない場合、さらには下回る状態が第五の継続時間条件を満たすが、判定車速が必要車速を超えている場合もまた、エンジン2の出力による走行を継続する(ステップS71〜ステップS74、ステップS75)。
そして、要求トルクが、第五のトルク条件を下回る状態が第五の継続時間条件を満たし、かつ、判定車速が必要車速以下である場合は、エンジン2の出力による走行からモータジェネレータ1の出力による走行に切り替えるものである(ステップS71〜ステップS74、ステップS76、ステップS77)。
このように、要求トルクが第五のトルク条件を下回っている時の判定車速を判定することにより、車両が減速状態であることを確実に判定するものであり、要求トルクが第五のトルク条件を下回っているものの、運転者が積極的には減速していないような場合を区別することができる。このため、運転者が真に減速を意図している場合に、迅速にモータジェネレータ1の出力に動力を切り替えるので、燃料消費量を低減することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の実施形態における車両の構成説明図。 同実施形態の制御手順を示すフローチャート。 同実施形態の作用説明図 同実施形態の作用説明図 同実施形態の作用説明図 同実施形態の作用説明図 本発明の第二実施形態の制御手順を示すフローチャート。 同第二実施形態の作用説明図。 同第二実施形態の作用説明図。 本発明の第三実施形態の制御手順を示すフローチャート。 同第三実施形態の作用説明図。 本発明の第四実施形態の制御手順を示すフローチャート。 同第四実施形態の制御手順を示すフローチャート。 本発明の第五実施形態の制御手順を示すフローチャート。 本発明の第六実施形態の制御手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…モータジェネレータ
2…エンジン
5…モータ制御部
6…エンジン制御部
11…トランスミッション制御部
12…車両制御部

Claims (9)

  1. 発電可能な電動機と内燃機関とを備え、運転者の要求する要求トルクが低いときには電動機の出力を動力にして走行する車両において、
    電動機の出力による走行中に、第一のトルク条件を超える要求トルクが第一の継続時間条件を満たして継続する場合に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える車両の動力切替制御方法。
  2. 電動機の出力による走行中に、第二のトルク条件を超える要求トルクが第二の継続時間条件を満たして継続しているにもかかわらず、車速が所定速度を超えないときに、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える請求項1記載の車両の動力切替制御方法。
  3. 電動機の出力による走行中に、第三のトルク条件を超える要求トルクが第三の継続時間条件を満たして継続しているにもかかわらず、車両の加速度が所定値を超えないときに、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える請求項記1載の車両の動力切替制御方法。
  4. 低車速時には、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替えるか否かを高車速時よりも低いトルクで判定する請求項1、2又は3記載の車両の動力切替制御方法。
  5. 要求トルクが低いときには、高トルクが要求される場合よりも長い継続時間条件を満たした時に、内燃機関の出力を動力にする走行に切り替える請求項1、2又は3記載の車両の動力切替制御方法。
  6. 要求トルクが第二のトルク条件を超えたときの車速が高車速である場合には、低車速で要求トルクが所定値を超えたときよりも、第二の継続時間条件を短くする請求項2、4又は5記載の車両の動力切替制御方法。
  7. 要求トルクが第三のトルク条件を超えたときの車速が高車速である場合には、低車速で要求トルクが所定値を超えたときよりも加速度条件を低い加速度とする請求項3、4又は5記載の車両の動力切替制御方法。
  8. 少なくとも内燃機関の出力を動力にする走行中に、要求トルクが第四のトルク条件を下回る状態で第四の継続時間条件を満たして継続する場合に、内燃機関の出力を動力にする走行から電動機の出力による走行に切り替える請求項1〜7のいずれかに記載の車両の動力切替制御方法。
  9. 少なくとも内燃機関の出力を動力にする走行中に、要求トルクが第五のトルク条件を下回る状態で第五の継続時間条件を満たして継続し、かつ車速が所定速度を下回ったときに内燃機関の出力を動力にする走行から電動機の出力による走行に切り替える請求項1〜7のいずれかに記載の車両の動力切替制御方法。
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