JP2007324225A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007324225A JP2007324225A JP2006150381A JP2006150381A JP2007324225A JP 2007324225 A JP2007324225 A JP 2007324225A JP 2006150381 A JP2006150381 A JP 2006150381A JP 2006150381 A JP2006150381 A JP 2006150381A JP 2007324225 A JP2007324225 A JP 2007324225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- semiconductor device
- impurity layer
- breakdown voltage
- channel dope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
【課題】MOS構造のトランジスタから構成される半導体装置に関し、デザインルールの変更により耐圧を所望の耐圧に制御できる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】MOS構造を有する半導体装置において、チャネルドープ層と、チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレインを形成する不純物層とを有し、不純物層とチャネルドープ層との重なりを制御することにより所定の耐圧に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】MOS構造を有する半導体装置において、チャネルドープ層と、チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレインを形成する不純物層とを有し、不純物層とチャネルドープ層との重なりを制御することにより所定の耐圧に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は半導体装置及びその製造方法に係り、特に、MOS構造のトランジスタから構成される半導体装置及びその製造方法に関する。
電源装置などの制御用トランジスタとしてMOSFETなどの半導体装置が用いられている。このような半導体装置には、高耐圧化が求められている。
MOSFETのドレインソース間耐圧は、ドレインの低濃度不純物層とバックゲートの不純物層との濃度に影響される。このため、MOSFETにおいて所望の耐圧を得るためにはドレイン層及びバックゲート層の不純物濃度を変更することにより行っていた(特許文献1参照)。
特開平5−160400号公報
しかるに、従来の半導体装置で所望の耐圧を得るためにはドレイン層及びバックゲート層の不純物濃度を変更することにより行っていた。このため、製造プロセスの条件を変更する必要があるため、製造工程が増加し、あるいは、製造装置を調整する作業が必要となり、製造効率が悪かった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、デザインルールの変更により耐圧を所望の耐圧に制御できる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、MOS構造を有する半導体装置において、チャネルドープ層と、チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレイン又はソース領域を形成する不純物層とを有し、不純物層とチャネルドープ層との重なり又は距離を制御することにより所定の耐圧に設定されていることを特徴とする。
不純物層とチャネルドープ層との重なり又は距離は、不純物層の形状により制御したことを特徴とする。
不純物層の形状は、不純物層のデザインルールに基づいて制御することを特徴とする。
チャネルドープ層と、チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレインを形成する拡散層とを有するMOS構造を有する半導体装置の製造方法において、デザインルールを耐圧に応じて変更することにより、不純物層とチャネルドープ層との重なりを制御し、耐圧を所定の耐圧に設定することを特徴とする。
拡散層とチャネルドープ層との重なりは、不純物層の形状を制御することにより設定されることを特徴とする。
本発明によれば、耐圧に応じてデザインルールを変更し、チャネルドープ層に近接して形成される不純物層とチャネルドープ層との重なり又は距離を制御することにより所定の耐圧を所望の耐圧に設定することにより、プロセスを変更することなく、耐圧を所望の耐圧に設定することが可能となる。
図1は本発明の一実施例の構成図を示す。図1(A)は平面図、図1(B)は断面図を示す。
本実施例の半導体装置100は、p型半導体基板111に形成された低濃度p型ウェル層112上に搭載されるnチャネルMOS電界効果トランジスタであり、低濃度n型不純物層113、チャネルドープ層114、高濃度n型不純物層115、ゲート酸化膜116、LOCOS(local oxidation of silicon)酸化膜117、ゲート電極118を含む構成とされている。
低濃度n型不純物層113は、ドレイン及びソース領域を構成する不純物拡散層であり、チャネル領域A1を挟んで、チャンネル領域A1の両側に形成されている。
チャネルドープ層114は、チャネル領域A1のゲート酸化膜116の直下に形成された薄い低濃度n型不純物層であり、トランジスタの特性を安定化させている。
高濃度n型不純物層115は、低濃度n型不純物層113のドレイン及びソースの開口部121の形成されており、電極とドレイン及びソース領域との接続を安定化させる。
ゲート酸化膜116は、チャネル領域A1の上部に形成されている。
LOCOS酸化膜117は、SiO2から構成されており、素子を分離、保護し、素子の特性を安定化している。ゲート電極118は、ポリシリコンなどから構成されており、ゲート酸化膜116上に配線され、ゲート電位を制御している。
本実施例は、低濃度n型不純物層113の横方向、矢印X1,X2方向の広がりを制御して、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との距離を制御し、これによって、耐圧を所望の耐圧に制御している。
このとき、低濃度n型不純物層113の横方向、矢印X1、X2方向の広がりは、例えば、低濃度n型不純物層113の形成時に使用するレジスト201の開口部211の形状によって制御している。
このため、低濃度n型不純物層113の形成時に使用するレジスト201の開口部211のデザインルールを任意に設定することにより、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との距離を制御できる。低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との距離を制御することにより耐圧が変化する。
図2はドレイン、ソース領域を構成する不純物層113とチャネルドープ層114との距離に対する耐圧BVの特性を示す図である。
図2に示すように不純物層113とチャネルドープ層114との距離Lが大きくなると、ホットキャリアの発生を抑制できるため、耐圧BVを高くすることができる。
次に半導体装置100の製造方法を説明する。
図3、図4は半導体装置100の製造工程を説明するための図を示す。
まず、図3(A)に示すようにp型半導体基板111に低濃度p型ウェル層112を形成し、開口部121を有するLOCOS酸化膜117を形成する。
次に、図3(B)に示すように開口部211を有するレジスト201を形成し、不純物をイオン注入することによって、低濃度n型拡散層113を形成する。このとき、低濃度n型不純物層113のチャネル領域A1方向側の端部の位置はレジスト201の開口部211の形状を変更することにより、変更できる。これによって、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との重なり、あるは、距離を変更可能となる。低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との重なり、あるは、距離を変更することによって、耐圧を所望の耐圧に設定することが可能となる。
次に、図4(A)に示すようにチャネル領域A1にゲート酸化膜116及びチャネルドープ層114が形成される。
次に図4(B)に示すようにチャネル領域A1の上部にゲート電極118が形成される。
さらに、図4(C)に示すように開口部121の領域に高濃度n型不純物層115が形成される。
以上のようにして、半導体装置100が製造される。
本実施例によれば、耐圧に応じてデザインルールを変更し、チャネルドープ層に近接して形成される不純物層とチャネルドープ層との重なりを制御することにより所定の耐圧を所望の耐圧に設定することにより、プロセスを変更することなく、耐圧を所望の耐圧に設定することが可能となる。
なお、本実施例では、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との距離を制御することにより耐圧を設定する例について説明したが、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114との重なりを制御することにより耐圧を設定するようにしてもよい。
なお、ここで、例えば、深さ2μm程度の低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層114とが略0.4μm程度重ね合っている半導体装置では耐圧BVが32〔V〕であったものが、低濃度n型不純物層113とチャネルドープ層116とを距離L=略0.4μm程度離間させることにより略42〔V〕に上昇させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形例が考えられる。
100 半導体装置
111 P型半導体基板、112 低濃度p型ウェル層、113 低濃度n型不純物層
114 チャネルドープ層、115 高濃度n型不純物層、116 ゲート酸化膜
117 LOCOS酸化膜、118 ゲート電極、201 レジスト
211開口部
111 P型半導体基板、112 低濃度p型ウェル層、113 低濃度n型不純物層
114 チャネルドープ層、115 高濃度n型不純物層、116 ゲート酸化膜
117 LOCOS酸化膜、118 ゲート電極、201 レジスト
211開口部
Claims (5)
- MOS構造を有する半導体装置において、
チャネルドープ層と、
前記チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレイン又はソース領域を形成する不純物層とを有し、
前記不純物層と前記チャネルドープ層との重なり又は距離を制御することにより所定の耐圧に設定されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記不純物層と前記チャネルドープ層との重なり又は距離は、前記不純物層の形状により制御したことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記不純物層の形状は、前記不純物層のデザインルールに基づいて制御することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
- チャネルドープ層と、前記チャネルドープ層に隣接して配置され、ドレイン又はソース領域を形成する不純物層とを有するMOS構造を有する半導体装置の製造方法において、
デザインルールを耐圧に応じて変更することにより、前記不純物層と前記チャネルドープ層との重なり又は距離を制御し、耐圧を所定の耐圧に設定することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記不純物層と前記チャネルドープ層との重なりは、前記不純物層の形状を制御することにより設定されることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006150381A JP2007324225A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006150381A JP2007324225A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007324225A true JP2007324225A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38856780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006150381A Pending JP2007324225A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007324225A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101814437A (zh) * | 2009-02-23 | 2010-08-25 | 精工电子有限公司 | 半导体装置及其制造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137065A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-20 | Matsushita Electronics Corp | 半導体装置 |
JPH01264262A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-20 | Toshiba Corp | Mos型電界効果トランジスタ |
JPH09223793A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH10335641A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH11297992A (ja) * | 1998-04-06 | 1999-10-29 | Seiko Epson Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006150381A patent/JP2007324225A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137065A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-20 | Matsushita Electronics Corp | 半導体装置 |
JPH01264262A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-20 | Toshiba Corp | Mos型電界効果トランジスタ |
JPH09223793A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH10335641A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH11297992A (ja) * | 1998-04-06 | 1999-10-29 | Seiko Epson Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101814437A (zh) * | 2009-02-23 | 2010-08-25 | 精工电子有限公司 | 半导体装置及其制造方法 |
JP2010199138A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Seiko Instruments Inc | 半導体装置およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI393190B (zh) | 半導體裝置及其製造方法 | |
TWI382538B (zh) | 金屬氧化物半導體電晶體結構 | |
JP4785113B2 (ja) | 半導体装置 | |
US7994584B2 (en) | Semiconductor device having non-silicide region in which no silicide is formed on diffusion layer | |
JP6688653B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
TWI605586B (zh) | 橫向雙擴散金屬氧化物半導體元件及其製造方法 | |
JP2009055041A (ja) | 半導体素子及びその製造方法 | |
JP2006237224A (ja) | 半導体装置 | |
JP2010177292A (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP2007287798A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2007324225A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP4956351B2 (ja) | Dmosトランジスタの製造方法 | |
JP5517691B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2007019200A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2003045993A (ja) | 半導体集積回路装置の製造方法 | |
JP2006253334A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP4761032B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP6362936B2 (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
KR20040084427A (ko) | 고전압 소자 및 그 제조 방법 | |
KR20130073776A (ko) | 횡형 디모스 트랜지스터 및 이의 제조방법 | |
JP2005116891A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2009088187A (ja) | トレンチゲート型トランジスタ及びその製造方法 | |
JP2010028054A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
KR100975971B1 (ko) | 고전압 소자 및 그의 제조 방법 | |
JP2008166323A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110705 |