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JP2007322606A - 楽音装置及び楽音装置の生産方法 - Google Patents

楽音装置及び楽音装置の生産方法 Download PDF

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JP2007322606A
JP2007322606A JP2006151287A JP2006151287A JP2007322606A JP 2007322606 A JP2007322606 A JP 2007322606A JP 2006151287 A JP2006151287 A JP 2006151287A JP 2006151287 A JP2006151287 A JP 2006151287A JP 2007322606 A JP2007322606 A JP 2007322606A
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Kenji Kamata
健二 鎌田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】
振動して音を出す響板と響板の取付け部材とがぶつかりあうことがなくなり、異常振動/異常音が防止される。
【解決手段】
音を出す響板1の両面に、響板1より柔らかく固有振動数の無い奥接合シート5と前接合シート7とが接合され、さらにこの両外面に、奥接合シート5と前接合シート7とより硬い奥取付け具3と前取付け具9とが接合され、奥取付け具3と前取付け具9とが連結ねじ13…で連結挟持される。響板1が、柔らかい接合シート5、7によって、硬質の取付け具3、9から隔離して遊離されるから、響板1の音響特性が不用意に変化せず、響板1が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生しない。
【選択図】図2

Description

本件発明は、楽音装置または楽音装置の生産方法に関し、特に、楽器の響板の取付け構造に関わり、楽器の響板を振動させて、この響板から楽音を発音・放音させるものに関する。
従来、このような響板(振動板)を振動させるものでは、ピアノの響板に電磁駆動体を固定し、この電磁駆動体に楽音信号を送り込んで、電磁駆動体ではなく、響板を振動させて、この響板から楽音を発音・放音させている。このような響板はフレームなどの取付け部材に取り付けられていた。
実開平1−25297号公報 特開平8−146949号公報 特開平8−111896号公報 特開平4−156799報 特開昭53−69624号公報 特開平4−56996号公報 特開平5−80748号公報 特開平5−73039報
しかしながら、このような響板(振動板)を電磁駆動体の駆動部分で駆動してみると、響板が振動してフレームなどの取付け部材にぶつかってしまい、響板(振動板)と取付け部材とが振動でぶつかりあって、共振しあって、異常振動/異常音が発生してしまうことがあった。
上記目的を達成するために、本件発明は、 振動されて音を放射する楽器の響板の両面に接合され、当該響板より硬度が低く、当該響板より柔らかい板状の接合部材と、 この両接合部材の上記響板と反対側に接合され、当該接合部材より硬度が高く、当該接合部材より硬い板状の取付け部材と、 上記響板と上記両接合部材とを挿通し、両取付け部材を互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を挟んで固定する複数の固定部材とを備えた。
これにより、響板と取付け部材との間に、当該響板より硬度が低く、当該響板より柔らかい板状の接合部材が介在されるので、響板と取付け部材とがぶつかりあって「ビリビリ」とか「ガリガリ」といったような共振による異常振動/異常音が発生してしまうことがなくなり、響板から発せられる楽音がクリアになり、響板から放音される音質が劣化しなくなる。
また、音を出す響板が、柔らかい接合部材によって、硬質の取付け部材とから隔離して遊離されるから、響板の音響特性が不用意に変化してしまうことがないし、響板が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生してしまうことがなく、響板から放音される音質が劣化しなくなる。
さらに、固定部材は響板を挿通するだけで、響板は固定部材から隔離して遊離されるから、響板の音響特性が不用意に変化してしまうことがないし、響板が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生してしまうことがなく、響板から放音される音質が劣化しなくなる。
上記固定部材を強固に固定しすぎても、取付け部材は撓むものの、この固定しすぎによる挟持、押圧、加圧は、接合部材で吸収され、響板には伝わらないので、響板が撓んだり歪んだり変形したりすることがなく、響板の音響特性が変化してしまったり、響板が取付け部材に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板から放音される音質が劣化しなくなる。
(1)響板1
響板1は、木製の方形板状であり、電子ピアノ、電子オルガン、消音ピアノなどの、電子楽器またはアコースティック楽器またはこれらの結合楽器といった、実際の楽器の響板である。この響板1は、振動されて音を放射する。この響板1の材質は、乾燥されたまたは水分を含んだ木材または樹脂が含浸された、含浸されていない木材、合板、集成材、ガラスまたは硬質樹脂(アクリル)などである。
この響板1は、通常のアコースティックなピアノ・オルガンなどの鍵盤楽器、消音ピアノ、電子ピアノ、電子オルガンなどの電子的な鍵盤楽器に使われる木材と同じものが用いられる。なお、チェロ、バイオリンなどの弦楽器の前板、裏板、側板、胴、指板など、木琴・太鼓などの打楽器の発音体、膜、胴などの木製部分などと同じ材質でもよい。
上記響板1の材質は、アルミニウム、ステンレス、鉄、チタン、マグネシウム、真鍮、プラチナまたはこれらの合金、冷間圧延鋼板などの鋼板、ガラス、硬質樹脂(アクリル)などでもよい。なお、フルート、オーボエなどの管楽器の管、本体など、シンバル、トライアングルなどの打楽器の発音体、胴などの金属製部分などと同じ材質でもよい。
ところで、響板1は平坦で、表面は平面になっている。したがって、これら響板1から発音・放音される音は平面波となり、球面波の場合に比べて、耳の位置によって左右の耳に音圧の差が生じることがないし、広い範囲にわたって音像位置が一定位置で形成されることができ、響板1に対する耳の位置がかなりずれても、左右の耳に音圧の差を感じないし、音像がずれない。
このような響板1は、複数に分離され、それぞれが水平方向に延びるようにそろって配置され、それぞれから高音、中音、低音が放射されれば、高音、中音、低音が縦に並んで配置され、しかもこれら各音が平面波なので、各高音、中音、低音につき、耳の位置が左右にずれても上下にずれても、左右の耳に音圧の差を感じにくいし、耳の位置によって 音像位置がずれることがなく、聴覚上違和感が生じない。
なお、響板1…が垂直方向に延びるように横に並んで配置されてもよいが、そうすると、高音、中音、低音の各音域の左右の耳への音圧に差が生じるし、各音域の音像位置も耳の位置によってずれることとなり、聴覚上違和感が生じる。
(2)響板1の取付け構造/響板1の取付け方法/楽音装置生産方法
図1、図2及び図3は、上記響板1の取付け構造/響板1の取付け方法/楽音装置生産方法を示す。奥取付け具3は、楽器の側板、枠木、側面の響板、支柱、骨組、屋根、底板、棚、フレームなど、またはこれら楽器の側板、枠木、側面の響板、支柱、骨組、屋根、底板、棚、フレームに固定されている。
この金属製の奥取付け具3は、断面「L字状」の板状で、水平方向に細長く延びており、上下に一対互いに対称に対向するように配置される。この奥取付け具3、3のL字型の一方の面の前面には、それぞれ板状の奥接合シート5、5が重ねられ接合されている。この奥接合シート5、5の幅は、奥取付け具3、3のL字型の一方の面の幅より小さい。
上記奥接合シート5、5の前面には、一枚の上記響板1が重ねられ接合されている。この響板1の幅は、上記両奥接合シート5、5の上下縁の間隔にほぼ一致している。この響板1の前面の上下縁には、板状の前接合シート7、7が重ねられ接合されている。この前接合シート7、7の幅は、上記奥接合シート5、5の幅とほぼ一致し、奥取付け具3、3のL字型の一方の面の幅より小さい。
上記前接合シート7、7それぞれの前面には、板状の前取付け具9、9が重ねられ接合されている。この前取付け具9、9の幅は、上記前接合シート7、7及び上記奥接合シート5、5の幅とほぼ一致し、奥取付け具3、3のL字型の一方の面の幅より小さい。
これら前取付け具9、9、前接合シート7、7、奥接合シート5、5、奥取付け具3、3、響板1の複数の同じ箇所には貫通穴11…が貫通されている。この貫通穴11…の奥取付け具3、3の箇所の内面にはねじ溝が形成され、前取付け具9、9、前接合シート7、7、奥接合シート5、5、響板1の貫通穴11…にはねじ溝が形成されず、奥取付け具3、3の貫通穴11…よりやや太くなっていている。
これら、貫通穴11…には、前取付け具9、9の手前から、連結ねじ13…が挿通され、奥取付け具3、3の貫通穴11…に螺合固定される。連結ねじ13…の頭部14…は各貫通穴11…の内径より大きい。前取付け具9、9、前接合シート7、7、奥接合シート5、5、響板1の貫通穴11…は、奥取付け具3、3の貫通穴11…よりやや太く、隙間があったり、連結ねじ13…が接触しなかったりして、連結ねじ13…が螺合/螺着/係合しない。
したがって、連結ねじ13…は、響板1、前接合シート7、7、奥接合シート5、5を挿通/遊嵌するだけで、これらに螺合/螺着/係合しないので、これら響板1などが、連結ねじ13…の連結/固定によって撓んだり歪んだり変形したりすることがない。これにより、響板1の音響特性が変化してしまったり、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
また、響板1の振動が連結ねじ13…に伝わることも無い。これにより、響板1の音響特性が不用意に変化してしまうことがないし、響板1と連結ねじ13…との間に共振が生じて異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
これにより、上記響板1、上記奥接合シート5、5、前接合シート7、7、奥取付け具3、3、前取付け具9、9を、複数の連結ねじ13…が挿通し、これらの連結ねじ13…の螺合によって、奥取付け具3、3と前取付け具9、9とが複数個所で互いに接近され、奥取付け具3、3及び前取付け具9、9の間の響板1及び奥接合シート5、5、前接合シート7、7が複数個所で挟まれて固定される。
前取付け具9、9は複数の連結ねじ13…にまたがって連続して繋がっていて、連結ねじ13…の周囲付近だけに存在せず断続していないから、響板1や前接合シート7、7への前取付け具9、9の固定、挟持、押圧、加圧が均一となり、これら響板1などが撓んだり歪んだり変形したりすることがない。これにより、響板1の音響特性が変化してしまったり、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
同様に、奥取付け具3、3は複数の連結ねじ13…にまたがって連続して繋がっていて、連結ねじ13…の周囲付近だけに存在せず断続していないから、響板1や前接合シート7、7への奥取付け具3、3の固定、挟持、押圧、加圧が均一となり、これら響板1などが撓んだり歪んだり変形したりすることがない。これにより、響板1の音響特性が変化してしまったり、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
また、連結ねじ13…は、上記響板1、奥接合シート5、5、前接合シート7、7、奥取付け具3、3、前取付け具9、9の複数個所で、固定、挟持、押圧、加圧するから、これら響板1などへの固定、挟持、押圧、加圧にアンバランスが生じることがなく、均一となり、これら響板1などが撓んだり歪んだり変形したりすることがない。これにより、響板1の音響特性が変化してしまったり、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
さらに、上記奥接合シート5、5、前接合シート7、7は、響板1の両面に接合され、上記奥取付け具3、3、前取付け具9、9は、奥接合シート5、5、前接合シート7、7の上記響板1と反対側に接合される。
上記響板1、上記奥接合シート5、5、前接合シート7、7、奥取付け具3、3、前取付け具9、9の各水平方向の長さはほぼ同じである。しかし、異なっていてもよい。前取付け具9、9の厚さは、響板1の厚さより若干薄い。しかし、ほぼ同じでも、厚くてもよい。奥接合シート5、5、前接合シート7、7、奥取付け具3、3の厚さはほぼ同じで、前取付け具9、9の厚さより若干薄い。しかし、ほぼ同じでも、厚くてもよい。
以上のような楽音装置の生産方法は、奥取付け具3、3、奥接合シート5、5、響板1、前接合シート7、7、前取付け具9、9の順番で接合・固定されていく。しかし、以下の方法で生産されてもよい。
まず、響板1の両面に、奥接合シート5、5、前接合シート7、7を接合させて重ね、さらに、奥取付け具3、3、前取付け具9、9を接合させて重ね、連結ねじ13…を螺合させて、これらを一体に固定する。この裏面に、電磁駆動ユニット21を固定し、これを楽器に取り付ける。
この場合でも、奥取付け具3、3、奥接合シート5、5、響板1、前接合シート7、7、前取付け具9、9の順番で接合して重ね、連結ねじ13…を螺合させて、これらを一体に固定してもよい。
(3)響板1、上記奥接合シート5、前接合シート7、奥取付け具3、前取付け具9の材質/硬度/固有振動数
上記響板1の材質は上述したとおり木製などである。
上記奥取付け具3、前取付け具9の材質は、冷間圧延鋼板などの鋼板であるが、アルミニウム、ステンレス、鉄、チタン、マグネシウム、真鍮、プラチナまたはこれらの合金、冷間圧延鋼板などの鋼板などの金属製、ガラス、硬質樹脂(アクリル)などでもよい。なお、フルート、オーボエなどの管楽器の管、本体など、シンバル、トライアングルなどの打楽器の発音体、胴などの金属製部分などと同じ材質でもよい。
上記奥接合シート5、5、前接合シート7、7の材質は、発泡ウレタン製、ウレタンエラストマー製、スチレン系ポリマー、エポキシ、塩化ビニール、酢酸ビニール、合成ゴムなどの可撓性のある軟質樹脂製、布、紙、パルプなどで、密度は690kg/m3、25%圧縮強さは1.06Mpa、引張り強度は2.67Mpa、伸びは150%、引裂強度は8.60N/mm、圧縮永久歪みは7.6%である。
この奥接合シート5、前接合シート7は、上記響板1、奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13…、振動板23より、密度は小さく、25%圧縮強さは小さく、引張り強度は小さく、伸びは大きく、引裂強度は小さく、圧縮永久歪みは大きい。
上記奥接合シート5、前接合シート7は、上記響板1より硬度(硬さ)が低く、当該響板1より柔らかい。奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23は、奥接合シート5、前接合シート7より硬度(硬さ)が高く、当該奥接合シート5、前接合シート7より硬い。奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23は、上記響板1より硬度(硬さ)が高く、当該響板1より硬いか、または上記響板1とほぼ同じ硬度(硬さ)で、当該響板1とほぼ同じ硬さである。
このような硬度(硬さ)は、一定荷重で圧子を押し込み、その深さ、荷重をくぼみの面積で割った値で表わされる。場合によって、この硬度(硬さ)は、上記密度、25%圧縮強さ、引張り強度、伸び、引裂強度、圧縮永久歪みのいずれか、またはこれらの一部または全部の加算値/乗算値などで表わされる。
このような奥接合シート5、前接合シート7の硬度(硬さ)は、上記響板1、奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23の硬度(硬さ)の2/3乃至1/10、望ましくは1/2乃至1/5、より望ましくは1/3乃至1/4とされる。これにより、響板1と奥取付け具3、前取付け具9とがぶつかりあって共振による異常振動/異常音が発生してしまうことがなくなり、響板から発せられる楽音がクリアになり、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
この奥接合シート5、前接合シート7の硬度(硬さ)の値と、上記響板1、奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23の硬度(硬さ)の値とが、近いと、振動板23から響板1への振動/音の伝達損失が大きくなるが、振動板23と響板1との共振による異常振動/異常音が少なくなり、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。これらの値の差が大きくなると、振動板23から響板1への振動/音の伝達損失が小さくなるが、振動板23と響板1との共振による異常振動/異常音が増え、響板1から放音される音質が劣化する。
奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23の固有振動数と上記響板1の固有振動数とは、同形同大において、ほぼ同じまたは近似している。また、上記奥接合シート5、前接合シート7の固有振動数と上記響板1の固有振動数または奥取付け具3、前取付け具9、連結ねじ13、振動板23の固有振動数とは、同形同大において、数倍または大きく異なっている。
また、上記奥接合シート5、前接合シート7の固有振動数は、選択する材質よっては、無いこともある。このような各部材の固有振動数は、各部材に力が働かないときでも減衰がない振動周波数である。この固有振動数そのもの、またはこの固有振動数付近で共振が起きる。この固有振動数は、上記部材の材質によって変化するし、部材の大きさ、幅、厚さ、形状によっても変化するので、固有振動数を対比するときは、同形同大で対比する必要がある。
上記響板1より硬度(硬さ)が低く、当該響板1より柔らかく、固有振動数が無いまたは響板1及び/または奥取付け具3、前取付け具9と固有振動数が異なる奥接合シート5、5、前接合シート7、7で、当該響板1は挟まれているから、振動して音を出す響板1の振動が、奥取付け具3、3、前取付け具9、9に伝わることがないし、響板1の振動と奥取付け具3、3、前取付け具9、9の振動とが共振しあってしまうことがない。よって、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9と、共振してぶつかり合って、異常振動/異常音が発生してしまうことがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
軟質の奥接合シート5、5、前接合シート7、7によって、硬質の奥取付け具3、3と前取付け具9、9とから、音を出す響板1を隔離して遊離させたから、響板1の音響特性が不用意に変化してしまうことがないし、響板1が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生してしまうことがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
また、響板1の貫通穴11…が連結ねじ13…より若干太いので、響板1は貫通穴11…から隔離して遊離されるから、響板1の音響特性が不用意に変化してしまうことがないし、響板1が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生してしまうことがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
上記連結ねじ13…を強く締めすぎると、奥取付け具3または前取付け具9が撓んだり、奥取付け具3または前取付け具9が響板1から浮き上がったりすることがあるが、この締めすぎによる固定、挟持、押圧、加圧、当該撓み、当該浮き上がりは、奥接合シート5、5、前接合シート7、7で吸収され、響板1には伝わらない。
これにより、響板1が撓んだり歪んだり変形したりすることがなく、響板1の音響特性が変化してしまったり、響板1が奥取付け具3、3、前取付け具9、9に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったり、奥取付け具3または前取付け具9が響板1から浮き上がって振動時に響板1にぶつかって異常振動/異常音が発生しまったりすることがなく、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。
(4)電磁駆動ユニット21の構造
電磁駆動ユニット21の外形は円柱状の本体ケース22とこの本体ケース22の下面に設けられている円形の平坦な振動板23とからなっている。電磁駆動ユニット21の中にはコイルと磁石とが内蔵され、上記本体ケース22及び振動板23の一方にコイルが連結され他方に磁石が連結される。
上記コイルに複数種類の楽音からなる楽音信号が流れると、コイルに生じる磁界と磁石の磁界との相互作用によって、コイルまたは磁石が振動/駆動/変位し、本体ケース22に対して振動板23が振動/駆動/変位する。本体ケース22つまりコイルと磁石のうち一方を、上記響板1より重い楽器本体側に固定し、振動板23つまり他方を上記響板1に直接または連結部材を介して接合(取付け/連結/接着を含む)させる。
これにより、楽器本体に対して振動板23及び響板1の方を電磁駆動させて振動させることができる。電磁駆動ユニット21は、スピーカーとは異なり、それ自体は発音/放音せず、接合された他の物体を電磁駆動させて振動させ発音/放音させるものである。このような電磁駆動ユニット11…は、特開平8−146949号公報、特開平8−111896号公報などに開示されている。
このような電磁駆動ユニット21の振動板23は、ボルト、ねじ、溶接、接着剤などで、上記響板1の裏面に接合固定されている。振動板23と響板1とは、共にほぼ平坦で互いにほぼ平行になっている。ほぼ平行であれば、平面のほか、球面、円筒面、その他の湾曲した面、多面体の面であってもよい。このように平行であれば、振動板23から響板1への音響伝達/振動伝達の特性が均一となって、響板1から放音される音質が劣化しなくなる。なお、場合によって、振動板23と響板1とは平行でなくてもよい。
上記電磁駆動体ユニット21の振動板23はスピーカーのコーンや平板振動板などと異なり、重量があって駆動させるのにパワーのある信号が供給され、それ自体は音を出すものではなく、響板1といった他の物体に振動を伝えて音を出させるものである。
上記電磁駆動体ユニット21の振動板23自身は音を放射しないので、音の放射にあたっては、電磁駆動体ユニット21の振動板23からの発生音も考慮する必要がなくなり、響板1からの発生音だけを考慮すればよく、楽音装置全体からの発生音の分析・解析が容易になる。なお、電磁駆動体ユニット21の振動板23自身からも音が放射されてもよい。
(5)他の実施の形態
本件発明は上記実施例に限定されず、本件発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記奥接合シート5、5、前接合シート7、7のうち、いずれか一方または一部が省略されてもよいし、さらに増やされてもよい。
上記奥取付け具3、3、前取付け具9、9のうち、いずれか一方または一部が省略されてもよいし、さらに増やされてもよい。奥接合シート5、5は、一枚に繋がって、響板1の裏面全面を覆ってもよい。
上記連結ねじ13…の周囲に、奥接合シー5、前接合シート7と同じシートが巻かれて、このシートが連結ねじ13…と響板1との間に介在されてもよい。これにより、響板1と連結ねじ13とが共振してぶつかり合って、異常振動/異常音が発生してしまうことがない。
上記電磁駆動ユニット21…の大きさ及び振動板23…の大きさは種々変更可能である。上記響板1…は、平坦であるが、凹条に湾曲していても良いし、凸状に湾曲していてもよい。これにより、響板1…から発生される楽音の波形は平面波ではなく、球面波になる。
上記複数種類の楽音からなる楽音信号は、複数種類の楽器、音色、音高または/及びタッチの楽音の信号からなっており、ポリフォニックに発音される楽音の信号であり、低音、中音、高音の各周波数帯域の楽音が含まれている。このような楽音信号には、楽器の弦自体、管自体、打自体の部分の楽音の信号ほか、響板部分の楽音の信号も含まれるが、弦自体、管自体、打自体の部分の楽音の信号のみでもよいし、響板部分の楽音の信号のみでもよい。
上記連結ねじ13…は、振動板23、奥取付け具3、3または前取付け具9、9と同じ材質、同じ固有振動数または同じ硬度(硬さ)でもよい。振動板23は、奥取付け具3、3または前取付け具9、9と同じ材質、同じ固有振動数または同じ硬度(硬さ)でもよい。これにより、振動板23、連結ねじ13…、奥取付け具3、3または前取付け具9、9の間で振動/音の反射ロスが少なくなる。むろん、これらは、異なる材質、異なる固有振動数または異なる硬度(硬さ)としてもよい。
振動板23は響板1と同じ材質、同じ固有振動数または同じ硬度(硬さ)でもよい。これにより、振動板23は響板1との接触面で振動/音の反射ロスが少なくなる。むろん、これらは、異なる材質、異なる固有振動数または異なる硬度(硬さ)としてもよい。
上記連結ねじ13…は、場合によって1つでもよい。また上記連結ねじ13…は、奥取付け具3、3と前取付け具9、9とを連結して挟持できれば、奥取付け具3と前取付け具9の両端でこれを連結して挟持する万力のような挟持機構であってもよい。
上記奥取付け具3、3または前取付け具9、9は、上記複数の連結ねじ13…ごとに複数に分離されていてもよい。これに応じて、奥接合シー5、5、前接合シート7、7も上記複数の連結ねじ13…ごとに複数に分離されていてもよい。奥取付け具3、3、前取付け具9、9、奥接合シー5、5、前接合シート7、7、響板1の長さは、それぞれ異なっていてもよい。
上記奥取付け具3、3、前取付け具9、9、奥接合シー5、5、前接合シート7、7は、平坦であるが、板状であれば、凹条に湾曲していても良いし、凸状に湾曲していてもよい。これに応じて、響板1も上述のように湾曲される。
奥取付け具3、3、前取付け具9、9は、奥接合シー5、5、前接合シート7、7より厚くても薄くても同じ厚さでもよく、響板1より厚くても薄くても同じ厚さでもよい。奥接合シー5、5、前接合シート7、7は、響板1より厚くても薄くても同じ厚さでもよい。
(6)他の発明の効果
[1]振動されて音を放射する楽器の響板と、 この響板の両面に接合され、当該響板より硬度が低く、当該響板より柔らかい板状の接合部材と、 この両接合部材の上記響板と反対側に接合され、当該接合部材より硬度が高く、当該接合部材より硬い板状の取付け部材と、 上記響板と上記両接合部材とを挿通し、両取付け部材を互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を挟んで固定する複数の固定部材とを備えたことを特徴とする楽音装置。
[2]上記取付け部材は、上記響板より硬度が高く、当該響板より硬い、または上記響板とほぼ同じ硬度で、当該響板とほぼ同じ硬さであり、 同形同大の上記取付け部材と上記響板との固有振動数は、ほぼ同じまたは近似しており、 同形同大の上記接合部材と上記響板または上記取付け部材との固有振動数は、数倍または大きく異なっている、または、 上記接合部材の固有振動数は無いことを特徴とする請求項1記載の楽音装置。
これにより、振動して音を出す響板の振動が、取付け部材に伝わることがないし、響板の振動と取付け部材の振動とが共振しあってしまうことがなく、響板が取付け部材と、共振してぶつかり合って、異常振動/異常音が発生してしまうことがない。
[3]上記複数の固定部材は、上記響板と上記両接合部材とを複数個所で挿通し、両取付け部材を複数個所で互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を複数個所で挟んで固定することを特徴とする請求項1または2記載の楽音装置。
この結果、取付け部材は複数の固定部材にまたがって連続して繋がることになり、固定部材の周囲付近だけに存在せず断続していないから、響板や接合部材への取付け部材の固定、挟持、押圧、加圧が均一となり、これら響板などが撓んだり歪んだり変形したりすることがなく、響板の音響特性が変化してしまったり、響板が取付け部材に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなくなる。
また、固定部材は、上記響板、接合部材、取付け部材の複数個所で、固定、挟持、押圧、加圧するから、これら響板などへの固定、挟持、押圧、加圧にアンバランスが生じることがなく均一となり、これら響板などが撓んだり歪んだり変形したりすることがなく、響板の音響特性が変化してしまったり、響板が取付け部材に部分的に強く当接して、共振して異常振動/異常音が発生してしまったりすることがなくなる。
[4]上記響板には電磁駆動体が取り付けられ、この電磁駆動体によって複数種類の楽音からなる楽音信号が機械的変化に変換されて、当該響板が駆動または振動されて音が放射され、 上記電磁駆動体の駆動部分の表面と、上記響板の表面とはほぼ平行であり、 電磁駆動体の駆動部分自身は音を放射しないことを特徴とする請求項1、2または3記載の楽音装置。
このように平行であれば、電磁駆動体の駆動部分から響板への音響伝達/振動伝達の特性が均一となって、響板から放音される音質が劣化しなくなる。また、電磁駆動体の駆動部分自身は音を放射しないので、音の放射にあたっては、連結部材からの発生音を考慮する必要がなくなるし、電磁駆動体の駆動部分からの発生音も考慮する必要がなくなり、響板からの発生音だけを考慮すればよく、楽音装置全体からの発生音の分析・解析が容易になる。
[5]上記響板は、水平方向に延びており、複数の響板が縦に並んで配置されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の楽音装置。これにより、各響板からの各音の発生体が縦に並んで配置され、しかもこれら各音が平面波なので、各音ごとにつき、耳の位置が左右にずれても上下にずれても、左右の耳に音圧の差を感じにくいし、耳の位置によって 音像位置がずれることがなく、聴覚上違和感が生じないし、たとえ上記異常振動/異常音が発生しても左右の耳に音圧の差として感じられず、この異常振動/異常音が目立たない。
[6] 振動されて音を放射する楽器の響板の両面に、当該響板より硬度が低く、当該響板より柔らかい板状の接合部材を接合させ、 この両接合部材の上記響板と反対側に、当該接合部材より硬度が高く、当該接合部材より硬い板状の取付け部材を接合させ、 上記響板と上記両接合部材とに複数の固定部材を挿通させ、当該複数の固定部材で上記両取付け部材を互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を当該複数の固定部材で挟んで固定させることを特徴とする楽音装置の生産方法。
[7]上記接合部材の硬度(硬さ)は、上記響板、取付け部材、固定部材、電磁駆動体の駆動部分の硬度(硬さ)の2/3乃至1/10、望ましくは1/2乃至1/5、より望ましくは1/3乃至1/4であることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の楽音装置。これにより、響板と取付け部材とがぶつかりあって共振による異常振動/異常音が発生してしまうことがなくなり、響板から発せられる楽音がクリアになる。
振動して音を出す響板と響板の取付け部材とがぶつかりあうことがなくなり、異常振動/異常音が防止される。音を出す響板1の両面に、響板1より柔らかく固有振動数の無い奥接合シート5と前接合シート7とが接合され、さらにこの両外面に、奥接合シート5と前接合シート7とより硬い奥取付け具3と前取付け具9とが接合され、奥取付け具3と前取付け具9とが連結ねじ13…で連結挟持される。響板1が、柔らかい接合シート5、7によって、硬質の取付け具3、9から隔離して遊離されるから、響板1の音響特性が不用意に変化せず、響板1が他の部材と共振して異常振動/異常音が発生しない。
響板1の取付け構造/響板1の取付け方法/楽音装置生産方法の正面を示す。 響板1の取付け構造/響板1の取付け方法/楽音装置生産方法の平面を示す。 響板1の取付け構造/響板1の取付け方法/楽音装置生産方法の側面を示す。
符号の説明
1…響板、3…奥取付け具(取付け部材)、
5…奥接合シート(接合部材)、7…前接合シート(接合部材)、
9…前取付け具(取付け部材)、11…貫通穴、
13…連結ねじ(固定部材)、14…頭部、
21…電磁駆動ユニット(電磁駆動体)、
22…本体ケース、23…振動板(駆動部分)。

Claims (6)

  1. 振動されて音を放射する楽器の響板と、
    この響板の両面に接合され、当該響板より柔らかい板状の接合部材と、
    この両接合部材の上記響板と反対側に接合され、当該接合部材より硬い板状の取付け部材と、
    上記響板と上記両接合部材とを挿通し、両取付け部材を互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を挟んで固定する複数の固定部材とを備えたことを特徴とする楽音装置。
  2. 上記取付け部材は、当該響板より硬い、または当該響板とほぼ同じ硬さであり、
    同形同大の上記取付け部材と上記響板との固有振動数は、ほぼ同じまたは近似しており、
    同形同大の上記接合部材と上記響板または上記取付け部材との固有振動数は、数倍または大きく異なっている、または、
    上記接合部材の固有振動数は無いことを特徴とする請求項1記載の楽音装置。
  3. 上記複数の固定部材は、上記響板と上記両接合部材とを複数個所で挿通し、両取付け部材を複数個所で互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を複数個所で挟んで固定することを特徴とする請求項1または2記載の楽音装置。
  4. 上記響板には電磁駆動体が取り付けられ、この電磁駆動体によって複数種類の楽音からなる楽音信号が機械的変化に変換されて、当該響板が駆動または振動されて音が放射され、
    上記電磁駆動体の駆動部分の表面と、上記響板の表面とはほぼ平行であり、
    電磁駆動体の駆動部分自身は音を放射しないことを特徴とする請求項1、2または3記載の楽音装置。
  5. 上記響板は、水平方向に延びており、複数の響板が縦に並んで配置されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の楽音装置。
  6. 振動されて音を放射する楽器の響板の両面に、当該響板より硬度が低く、当該響板より柔らかい板状の接合部材を接合させ、 この両接合部材の上記響板と反対側に、当該接合部材より硬度が高く、当該接合部材より硬い板状の取付け部材を接合させ、 上記響板と上記両接合部材とに複数の固定部材を挿通させ、当該複数の固定部材で上記両取付け部材を互いに接近させ、両取付け部材の間の上記響板及び上記両接合部材を当該複数の固定部材で挟んで固定させることを特徴とする楽音装置の生産方法。
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