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JP2007301297A - シャワーヘッドの内部流路部材の固定構造 - Google Patents

シャワーヘッドの内部流路部材の固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】
パイプの先端側接続部に取り付けられる部材の取付作業の作業性を向上させることができること。また、シャワーヘッド本体の強度を向上させ、シャワーヘッドの品質感を向上させること。
【解決手段】
パイプ30の長手方向の軸心周りにおける位置決めをなす突条40をパイプ30に、突条40が嵌合する凹部13をジョイント10に設けてパイプ30の位置決めをした。また、突条40を、シャワーヘッド1の把持部3の内周面に当接支持可能な形状・高さに設けて把持部3を補強した。
【選択図】 図1

Description

本発明はシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造に関する。
従来、シャワーヘッドの内部流路部材をシャワーヘッド本体側に固定する固定構造として、シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントに、内部に湯水を流通可能な内部流路部材を固定することとして、内部流路部材をジョイントを介してシャワーヘッド本体に固定する固定構造が知られている。例えば、図8及び図9を参照して説明すると、シャワーヘッド1の本体2の基端側の開口部7内に、ブッシュ11によって本体2に嵌合されるジョイント10が挿嵌固定されており、このジョイント10の基端側には、図示しないシャワーホースの接続金具が接続固定される接続口18からシャワーヘッド1側に湯水が供給される。ジョイント10の先端側には、内部流路部材であるパイプ30に挿嵌接続される接続口14が突設されており、この接続口14外周面にはパイプ30内周面との水密を図るシール部材33が装着されている。そして、パイプ30の基端側接続部32内に接続口14が挿嵌されるようにパイプ30を接続して、シャワーヘッド1の本体2に固定されたジョイント10に対してパイプ30が取付固定される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−128872号公報(図1及び図2)
ところで、シャワーヘッド1の組み立て作業においては、このようにジョイント10及びパイプ30をシャワーヘッド1の本体2に固定した後、パイプ30の先端側接続部35に、シャワーヘッド1のヘッド部4内に収容されるインナー50などの部材を取り付けることが多い。しかし、前述した従来の内部流路部材の固定構造では、パイプ30の軸心回り方向の位置決めが正しくなく、よって、パイプ30先端側接続部35の位置がインナー50を取り付ける際に本来位置すべき向きからずれてしまうことがある。特に図8のように、シャワーヘッド1の本体2が屈曲形成されるためにこれに合わせてパイプ30の先端側も屈曲形成などされているような場合、パイプ30の軸心周りの位置決めの僅かな狂いによっても、先端側接続部35の位置が大きく首を振るようにずれてしまう。また、パイプ30が屈曲形成などされていない場合であっても、パイプ30に対してインナー50などの部材を正確に取り付ける必要がある場合、パイプが正規の向きから回転してしまうことは望ましくない。さらにまた、パイプ30の軸心回り方向の位置決めが正確な場合であっても、ジョイント10の接続口18に対して固定されたパイプ30が接続口18を支点として揺動し、パイプ30先端側接続部35の位置が、インナー50を取り付ける際に本来位置すべき場所からずれてしまうことがある。
これらの場合、パイプ30先端に取り付けるインナー50などの取付作業が困難となり作業性が悪化する原因となっていた。
また、近年、デザイン上の要求から、シャワーヘッド1の本体2の断面が扁平に形成されたり、シャワーヘッド1の本体2の肉厚が薄くされたりしたシャワーヘッド1が用いられることがある。このため、材質によっては、シャワーヘッド1本体表面に強い力を加えると表面が撓んでしまうなど、本体表面の強度を十分に確保できず、シャワーヘッド1の品質感が低下するなどの問題が生じていた。
本発明は上記した従来のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造の問題点を解消するものであり、ジョイントに対してその基端側接続部が固定されるパイプの先端側接続部の位置決めをより正確にすることにより、パイプの先端側接続部に取り付けられる部材の取付作業の作業性を向上させることのできるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造を提供することを目的とする。また、特に、請求項3から請求項5の発明においては、シャワーヘッド本体の強度を向上させ、シャワーヘッドの品質感を向上させることも目的とする。更に、シャワーヘッドの質感を向上させることも目的とする。また、特に、請求項4の発明では、内部流路部材の正確な位置決め及びシャワーヘッド本体の強度向上を同時に実現するとともに、このような固定構造の製造費用を低減させることも目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造は、シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、前記流路部材の長手方向の軸心周りにおける位置決めをなす嵌合部又は被嵌合部のいずれかが前記流路部材側に、他方が前記ジョイント側に設けられたことを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造(請求項1)である。
このような嵌合部・被嵌合部を設けることによって内部流路部材の軸心回りにおける位置ずれを防止することができる。また、嵌合部と被嵌合部が嵌合することにより、嵌合する方向においては内部流路部材の揺動を防止することもできる。よって、内部流路部材の先端側接続部に取り付ける別部材の取付作業を容易にすることができる。具体的には、例えば、内部流路部材であるパイプの先端側接続部が正規の取付の向きから回転して位置ずれを生じたり、パイプ基端側を支点として揺動することを防止できるので、先端側接続部に接続されるインナーやシャワーフェイスユニットなどの部品の接続作業を容易にすることができる。
「嵌合部」と「被嵌合部」とは、ジョイントに対して挿嵌接続された前記流路部材がその軸心回りにおける位置決めをなすために必要な形状であれば足り、例えば、突起や突条とこれが嵌合する凹部などを例示することができる。「内部流路部材」は前述したパイプなどの内部に湯水を流通可能な部材を指す。
また、前述した発明を、前記内部流路部材の先端側が屈曲又は湾曲形成されたシャワーヘッドに適用することとしても良い(請求項2)。
内部流路部材の先端側が屈曲形成又は湾曲形成されている場合、内部流路部材の軸心回り方向の位置決めが僅かにずれた場合でも、その先端側接続部の位置が大きく首を振るようにずれてしまうが、本発明の内部流路部材の固定構造を適用することにより、このような不具合の可能性を大きく改善することができるので好適である。
また、別の内部流路部材の固定構造(請求項3)は、シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、前記流路部材の外周面に、シャワーヘッド本体の内周面側を支持可能な当接部が形成されたことを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造である。
このような当接部を形成することにより、シャワーヘッド内部から、シャワーヘッド本体の内周面を当接部により支持し、本体の強度を向上させることができ、本体表面の撓みなどを防止することができる。前述したように、特に、扁平な断面形状のシャワーヘッドや、ボディ自体が肉薄に形成されたシャワーヘッド本体に用いると有効である。なお、当接部はシャワーヘッド本体の内周面側を「支持可能」であれば足り、予め支持する当接部に限らず、シャワーヘッド本体外側から力が加わり本体が撓もうとする場合に初めて支持し、それ以上大きく撓まないようにする当接部も含む。また、シャワーヘッド本体の「内周面側」を支持可能であれば足り、内周面に直接当接して支持する場合の他、何らかの部材を介して支持する態様も含む。
また、シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、請求項3に記載の前記当接部が、請求項1又は請求項2に記載の前記嵌合部又は前記被嵌合部であることを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造とすることもできる(請求項4)。
前記当接部を、内部流路部材に形成される嵌合部又は被嵌合部により構成し、これらを兼用することにより、内部流路部材の正確な位置決め及びシャワーヘッド本体の強度向上を同時に実現するとともに、このような固定構造の製造費用を低減させることができる。具体的には、例えば、内部流路部材外周面に形成された突起などを、シャワーヘッド本体に当接可能な形状・高さに形成したものなどを例示することができる。
また、前記当接部が、シャワーヘッド本体の内周面側に常に当接可能に形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造とすることもできる(請求項5)。
このように、当接部が、シャワーヘッド本体の内周面側に常に当接するように設けることにより、当接方向におけるパイプの揺動の余地を無くし、揺動が確実に防止される。また、当接部が、シャワーヘッド本体の内周面側を常に支持することができるので、シャワーヘッド本体表面の撓みをより確実に低減させることができる。
本発明の請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造は前述のように構成され、内部流路部材の軸心回り方向の位置決めをなすことができるので、内部流路部材の先端側接続部に接続される別部材の取付作業を容易にすることができる。また、請求項3から請求項5のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造では、内部流路部材の先端側の揺動を防止することができるので、内部流路部材の先端側接続部に接続される別部材の取付作業を容易にすることができる。また、請求項3から請求項5のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造では、シャワーヘッド本体の内周面側を当接部が支持するので、シャワーヘッド本体の強度を向上させることができ、シャワーヘッドの品質感を向上させることができる。また、請求項4のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造では、内部流路部材の正確な位置決め及びシャワーヘッド本体の強度向上を同時に実現するとともに、このような固定構造の製造費用を低減させることができる。
次に、本発明のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1及び図2に示すのは、シャワーヘッド1の「内部流路部材」の一例であるパイプ30をシャワーヘッド1の本体2に固定するための固定構造Xである。シャワーヘッド1全体は、ヘッド部4がやや屈曲形成された縦長の有底筒状に形成されており、その断面が長円形状に形成されて全体として扁平な形状に形成されている。シャワーヘッド1には、シャワーフェイスカバー80と、シャワーフェイス70と、インナー50と、シャワーヘッド1の本体2とが備えられている。また、本体2の把持部3内には、本体2のヘッド部4方向に湯水を供給するためのパイプ30と、このパイプ30を把持部3基端側内に収容固定するジョイント10が備えられている。そしてこのジョイント10の基端側の接続口18には、図示しないシャワーホースが接続されて、シャワーヘッド1に湯水が供給される。
ジョイント10は、断面が長円形状の円筒状に形成されており、シャワーヘッド1の本体2の把持部3内に摺接嵌合する形状に形成され、把持部3内に収容保持可能に設けられている。ジョイント10の基端側にはジョイント10の本体外径よりも小径に形成された周溝12が設けられている。また、先端側の端部には、後述するパイプ30の突条40が嵌合する凹部13が設けられている。この凹部13は本発明の「被嵌合部」の一例である。凹部13は、ジョイント10の断面短手方向の対向する位置に二つ、それぞれジョイント10の軸心方向に沿って所定の長さに凹設されている。
また、図2に示すように、周溝12が設けられた部位よりもやや先端側のジョイント10内部には、パイプ30の基端側接続部32が挿嵌接続可能に設けられた接続口14が形成されている。接続口14の奥側内周面には内方向に突設された突起16が設けられており、パイプ30が接続口14に挿嵌接続される際には、パイプ30基端側の端面がこの突起16に係止されることにより、接続口14の挿通方向におけるパイプ30の位置決めがなされる。また、周溝12よりも基端側のジョイント10の外周面には、係止突条17が突設されており、ジョイント10が把持部3内に挿嵌される際に、係止突条17が把持部3基端側の段部8に係止されることにより、把持部3の軸心方向におけるジョイント10の位置決めがなされる。また、ジョイント10の基端側には、図示しないシャワーホースの接続金具が固定可能に設けられた接続口18が設けられている。
パイプ30は、本発明に言う「内部流路部材」の一例であり、把持部3に対して屈曲形成されたヘッド部4内に取り付けられるインナー50の接続部52の挿嵌方向に沿うように、先端に、屈曲形成された屈曲部34を備えた筒状の全体形状に形成されている。また、基端側接続部32外周面には、前述したジョイント10の接続口14との水密を図るシール部材33が、先端側接続部35外周面には、インナー50の接続部52との水密を図るシール部材33がそれぞれ取り付けられている。また、屈曲部34の基端外周面には、屈曲部34が挿嵌接続される接続部52に対して、挿嵌方向における位置決めを行うために、接続部52端面に当接可能な突条36が周設されている。
また、パイプ30のストレート部38のほぼ中央付近外周面の上下には、前述したジョイント10の凹部13と嵌合する突条40が、ストレート部38の軸心方向に沿ってそれぞれ突設されている。この突条40は本発明の「嵌合部」の一例であるとともに「当接部」の一例でもある。突条40は、細長の矩形の板状に形成されており、その長さは、図2及び図3に示すように、パイプ30をジョイント10の接続口14に対して奥端まで挿嵌接続した際に、基端側接続部32側に、凹部13の奥端との間に僅かな隙間Yが生じるとともに、屈曲部34側に、凹部13から僅かに突出するように設けられている。また、その高さは、図4に示すように、二つの対向する突条40の先端がジョイント10の短手方向における外周面の距離と同じになるとともに、また同時に、シャワーヘッド1の把持部3内周面間の距離と同じになるように設けられており、把持部3内周面に当接して把持部3を支持し、把持部3を、その短手方向において補強することができるように設けられている。
そして、図3及び図4に示すように、ジョイント10及びパイプ30は、前述したように、パイプ30の基端側接続部32がジョイント10の接続口14に挿嵌接続されるとともに、突条40が凹部13に嵌合されることによりジョイント10に対するパイプ30の軸心周り方向の位置決めがなされつつ、固定される。
図1に示すように、このようにして固定されたパイプ30とジョイント10は、パイプ30先端側よりシャワーヘッド1の把持部3基端側の開口部7から把持部3内に挿嵌される。ジョイント10は、開口部7奥側に収容保持されるが、この際に、把持部3の取付孔5よりブッシュ11が周溝12に嵌合取り付けされて、把持部3に対するジョイント10の抜け止めを行う。
また、シャワーヘッド1の本体2の先端側のヘッド部4は、把持部3に対して若干屈曲形成されているが、このヘッド部4の屈曲形成された部位の内側面には、インナー50などが収容される収容室6が開口されており、インナー50などは、この収容室6に収容される。
次いで、図1を参照して、インナー50、シャワーフェイス70及びシャワーフェイスカバー80について説明する。インナー50は、横断面がほぼ長円形状の円筒状の全体形状に形成されており、その下面には、前述したパイプ30の先端側が挿嵌接続される接続部52が突設されている。インナー50は、「内部流路部材」の一例であるパイプ30の先端側接続部に取り付けられる「別部材」の一例である。また、接続部52寄りのインナー50の軸心周り外周面には、インナー50に被せられるシャワーフェイス70との水密を図るためのシール部材54が装着されている。また、インナー50の側面には、ストレーナ56を取付固定するために僅かに凹設された矩形状の凹部58が形成されている。そして、この凹部58の中央付近に開口部60が開設されている。開口部60は、インナー50外側に向けて、縦長のほぼ矩形形状に開設されている。図2に示すように、この開口部60は、パイプ30の先端側接続部35が接続される接続部52と流入室62を介して連通されている。
シャワーフェイス70は、横断面がほぼ長円形状の円筒状の全体形状に形成されており、内部にインナー50を収容保持可能に、インナー50が底部開口部72から挿嵌可能な有底円筒状に形成されている。シャワーフェイス70の正面側には長円形状のフェイス部74が正面側に突設されている。このフェイス部74には65個の散水孔76がほぼ均一に配設されており、散水孔76全体も細長のほぼ長円形状に配設されている。また、このフェイス部74を挟んだシャワーフェイス70の本体の左右には、上下にそれぞれ、後述するシャワーフェイスカバー80の係止孔82に係止する係止突起78が設けられている。そして、ストレーナ56を取り付けられたインナー50がシャワーフェイス70に挿嵌され、これらが一体となったものが、ヘッド部4の開口部7から収容室6内へ収容されつつ、インナー50の接続部52内にパイプ30の先端部が挿嵌接続される。
シャワーフェイスカバー80は、横断面がほぼ長円形状の円筒を縦方向に半割した全体形状に形成されており、前述したシャワーフェイス70のフェイス部74側に被覆可能な形状に設けられている。シャワーフェイスカバー80の正面側中央には、フェイス部74が嵌合かつ露呈可能に開設された長円形状の開口部84が形成されている。
また、シャワーフェイスカバー80の左右側部には、上下にそれぞれ、前述したシャワーフェイス70の係止突起78が係止される係止孔82が設けられている。また、シャワーフェイスカバー80の上端面からシャワーフェイスカバー80後方に向かって舌片86が突設されており、この舌片86に、シャワーヘッド1の収容室6の開口部7付近の上部壁面から突設される係止突起9が係止される係止孔88が開設されている。また、シャワーフェイスカバー80の下端内側には、収容室6の開口部7下部に係止される係止突起90が二つ突設されている。シャワーフェイスカバー80は、係止孔82がシャワーフェイス70に係止され、係止孔88及び係止突起90がヘッド部4に係止されることにより、シャワーヘッド1に固定されている。
このように、パイプ30は、ジョイント10との組付の際に、突条40と凹部13とがその軸心回り方向において嵌合し、ジョイント10に対して、すなわちジョイント10が固定される把持部3に対して所定の向きに位置決めされることになるので、インナー50が接続される屈曲部34先端の位置が把持部3に対して所定の位置に定められ、把持部3先端のヘッド部4の収容室6内に収容されるインナー50に対して適切に位置決めがなされ、よって、インナー50の接続部52にパイプ30の先端側接続部32を挿嵌する接続作業が容易に行えることになる。
また、パイプ30は、ジョイント10に対して、ジョイント10の断面短手方向(対向する凹部13間の方向)においては、突条40が把持部3内周面に当接することにより、突条40が対向する方向への揺動が規制され、一方、ジョイント10の断面長手方向においては、突条40が凹部13に嵌合することにより、突条40が対向する方向に直交する方向への揺動が規制される。よって、この点からも、インナー50の接続部52の挿嵌接続作業が容易に行えることになる。また、ジョイント10との間にシール部材33が介在されてパイプ30とジョイント10とが挿嵌接続されている場合、シール部材33を介していることにより、ジョイント10に対するパイプの揺動が顕著になる傾向にあるので、このような場合の揺動防止に特に有効である。
また同時に、突条40が把持部3内周面に当接して把持部3を支持し、把持部3を、その短手方向において補強する。特に、パイプ30は、把持部3及びジョイント10に対して小径に形成され、断面もほぼ真円状に形成されているので、把持部3の短手方向において十分な強度を有するので、断面長円形状に形成された把持部3をその短手方向において補強するのに有効である。また、本例では、特に、突条40は把持部3の長手方向のほぼ中央に位置するようにパイプ30に設けられており、把持部3の長手方向のほぼ中央において把持部3を支持することにより、把持部3全体に渡って把持部3表面の撓みを有効に防止することが可能である。
本発明は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記前述した実施の形態では、パイプ30に突条40を、ジョイント10に凹部13を設けることとしているが、図5に示すように、本発明にいう「嵌合部」「被嵌合部」を逆にして、パイプ30側に凹部100を設け、ジョイント10側に突条102を設けるようにしても良い。
また、突条40を二つに限らず、図6に示すように、四つの突条40など二つ以外の数に設けても良い。この例では、突条40はほぼ等間隔に設けられており、パイプ30の上下左右において、シャワーヘッド1の本体2の上下左右を補強することができる。前述したシャワーヘッド1のように、把持部3の断面短手方向の補強のみが必要な場合に限らず、断面がほぼ真円形状に形成されているシャワーヘッドであるが、肉薄に形成されているために、断面の上下左右において補強が必要とされるようなシャワーヘッドに好適である。
また、図7に示すように、屈曲部を設けないパイプ104に適用することも可能である。また、本例では、本発明にいう「嵌合部」「被嵌合部」は備えてはいないが、シャワーヘッド1の本体2の内周面に当接する突条106がパイプ104の外周面に設けられており、シャワーヘッド1の本体2を補強することが可能である。このような場合においても、突条106が把持部3内周面に直接当接されるように設けることに限られず、ジョイント10内周面に当接することにより、ジョイント10を介して把持部3内周面を補強することとしても良い。また、このような場合、特に突条106の幅を広く設けておくことにより、シャワーヘッド1の本体2を安定的に支持することができ好適である。
本発明の内部流路部材の固定構造を用いたシャワーヘッドの分解斜視図である。 図1のシャワーヘッドの側面視縦断面図である。 パイプとジョイントの斜視図である。 図2のA−A’線断面図である。 別の内部流路部材の固定構造を用いたパイプとジョイントの斜視図である。 さらに別の内部流路部材の固定構造を用いたパイプとジョイントの斜視図である。 さらに別の内部流路部材の固定構造を用いたパイプとジョイントの斜視図である。 従来の内部流路部材の固定構造を用いたシャワーヘッドの側面視縦断面図である。 図8のシャワーヘッドの一部を示す分解斜視図である。
符号の説明
1;シャワーヘッド、2;本体、3;把持部、4;ヘッド部、5;取付孔、6;収容室、7;開口部、8;段部、9;係止突起、10;ジョイント、11;ブッシュ、12;周溝、13;凹部、14;接続口、16;突起、17;係止突条、18;接続口、30;パイプ、32;基端側接続部、33;シール部材、34;屈曲部、35;先端側接続部、36;突条、38;ストレート部、40;突条、50;インナー、52;接続部、54;シール部材、56;ストレーナ、58;凹部、60;開口部、62;流入室、70;シャワーフェイス、72;底部開口部、74;フェイス部、76;散水孔、78;係止突起、80;シャワーフェイスカバー、82;係止孔、84;開口部、86;舌片、88;係止孔、90;係止突起、100;凹部、102;突条、104;パイプ、106;突条、X;固定構造、Y;隙間。

Claims (5)

  1. シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、
    内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、
    前記流路部材の長手方向の軸心周りにおける位置決めをなす嵌合部又は被嵌合部のいずれかが前記流路部材側に、他方が前記ジョイント側に設けられたことを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造。
  2. 前記内部流路部材の先端側が屈曲又は湾曲形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造。
  3. シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、
    内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、
    前記流路部材の外周面に、シャワーヘッド本体の内周面側を支持可能な当接部が形成されたことを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造。
  4. シャワーヘッド本体に固定されるとともにシャワーホースが接続されるジョイントと、
    内部に湯水が流通可能であるともに、その先端側接続部には別部材が取り付けられ、その基端側接続部は前記ジョイントに対して挿嵌接続されて固定されるシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造であって、
    請求項3に記載の前記当接部が、請求項1又は請求項2に記載の前記嵌合部又は前記被嵌合部であることを特徴とするシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造。
  5. 前記当接部が、シャワーヘッド本体の内周面側に常に当接可能に形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシャワーヘッドの内部流路部材の固定構造。
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