JP2007290308A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
複雑な機構を用いることなくゴムキャップからのインク漏れを防止し、また、ゴムキャップからのインク吸引によって引き起こされる印字不良や廃液タンクからのインク漏れの不具合を無くした信頼性の高いインクジェット記録装置の回復方法を提供する。
【解決手段】
キャップ内に排出されたインクの吸引ポンプによる吸引量は、ヘッド内圧測定手段によるヘッド内圧測定結果を基に吸引量を変化させることにより問題を解決する。また、ヘッド内圧測定手段の検知した内圧が所定の圧力範囲内にない場合にはエラー表示させ、回復動作を停止することでインク漏れを確実に防止することが出来る。
【選択図】 図9
複雑な機構を用いることなくゴムキャップからのインク漏れを防止し、また、ゴムキャップからのインク吸引によって引き起こされる印字不良や廃液タンクからのインク漏れの不具合を無くした信頼性の高いインクジェット記録装置の回復方法を提供する。
【解決手段】
キャップ内に排出されたインクの吸引ポンプによる吸引量は、ヘッド内圧測定手段によるヘッド内圧測定結果を基に吸引量を変化させることにより問題を解決する。また、ヘッド内圧測定手段の検知した内圧が所定の圧力範囲内にない場合にはエラー表示させ、回復動作を停止することでインク漏れを確実に防止することが出来る。
【選択図】 図9
Description
本発明は、記録ヘッドによってインクを吐出し記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッドの回復方法・インクリサイクルに関するものである。
記録媒体の記録面に対してインクを吐出する吐出口が複数形成される吐出口形成面を有する記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置においては、記録中や待機中に記録ヘッドのノズルや吐出口の周りに増粘したインクやゴミが溜まったり、記録ヘッドの液室内に泡が溜まったりして、吐出不良や記録の乱れといった不具合が発生する。
このような不具合を解決する為に、インクジェット記録装置においては、記録ヘッド内のインクを強制的に排出させ、記録ヘッド内に溜まった泡や、吐出口形成面に付着した増粘インクやゴミを取り除いたり、弾性体からなるワイパーブレードにより吐出口形成面を払拭する方法など
が知られている。
が知られている。
特に長尺ヘッドでは、記録ヘッドの液室内の泡を排出させるために加圧回復によりインクを排出させる機構が用いられることが多い。加圧回復により記録ヘッドからインクを排出して記録ヘッドの液室内の泡を排出する方法においては、記録ヘッドから排出されるインク量が多くなり、その排出されたインクを廃インクとしてしまうと、インクが無駄になりランニングコストが高くなってしまう。
そこで、一度記録ヘッドからゴムキャップに排出されたインクを、フィルターを通してポンプによりサブタンクに戻し、それをヘッドに送って再利用する方法が取られている。
しかしながら、インクをフィルターを通して再利用する時、このフィルターがゴミや増粘したインクにより詰まり抵抗が大きくなり、ポンプによりキャップからサブタンクなどにリサイクルされるインクの単位時間当たりの流量が減少してくる。
そして最悪の場合、記録ヘッドから排出される単位時間当たりのインク量が、リサイクルされる単位時間当たりのインク量を上回ってしまい、ゴムキャップからインクが漏れ出してしまうことがある。
ゴムキャップからのインクの漏れ出しに関しては、キャップにインク量検知手段を設けてキャップからのインクの漏れ出しを防止する手段が知られている。しかしながらインク量検知手段をキャップ内に設ける為には電極等の複雑な機構を必要とし、信頼性に欠けるという問題点もある。
さらにまた、インクを吸引ポンプによってサブタンクに戻す際に、キャップからサブタンクにリサイクルされるインクの単位時間当たりの流量は、記録ヘッドから排出される単位時間あたりのインク量よりも大きく設定されていることから、吸引ポンプはインクを吸引すると同時、多量の空気も吸引する事になる。
そして吸引ポンプから吸引された空気がサブタンクに入ると、空気が泡となってサブタンクを満杯にしてしまい、最悪の場合、印字不良を発生させ、サブタンクの大気連通口からインクが漏れ出してしまうことがある。
一方、一度記録ヘッドからゴムキャップに排出されたインクを、廃液タンク等に収容する場合においても、吸引ポンプはインクを吸引すると同時、多量の空気も吸引する事になる。
そして吸引ポンプから吸引された空気が廃液タンクに入ると、空気が泡となって廃液タンクを一杯にしてしまい、最悪の場合、インク漏れ等を起こしてしまう可能性がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、複雑な機構を用いることなくゴムキャップからのインク漏れを防止し、また、ゴムキャップからのインク吸引によって引き起こされる印字不良や廃液タンクからのインク漏れの不具合を無くした信頼性の高いインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の回復方法を提供するものである。
請求項1の発明は、インクを記録媒体に吐出して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面を覆うことが可能なキャップと、キャップ内に排出されたインクを吸引する吸引ポンプと、ヘッド内圧を測定するヘッド内圧測定手段とを備え、前記記録ヘッドの回復動作において、キャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引量は、前記ヘッド内圧測定手段によるヘッド内圧測定結果を基に吸引量を変化させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクは、前記吸引ポンプによって前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクまたはサブタンクにインクを供給するインクタンクに戻されリサイクルされることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクは、前記吸引ポンプによって廃液タンクに収容されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引は、吸引ポンプの稼動時間で吸引量を変化させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1,2,3のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引は、吸引ポンプの吸引力を制御することによって吸引量を変化させることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜4のインクジェット記録装置において、前記ヘッド内圧測定手段は前記記録ヘッドの回復動作において、前記記録ヘッドの内圧が所定の圧力範囲内にない場合にエラー表示を行い、回復動作を停止することを特徴とする。
このインクジェット記録装置によれば、あらかじめ回復動作時のヘッド内圧変化によってヘッドやフィルターの状態を把握しておけば(例えばヘッド内のインクを強制加圧排出する場合、流路内のフィルター等の詰まりがある場合にはヘッド内圧が高くなり排出されるインク量も増える等)その状態に応じたキャップ内インクの吸引ができ、ゴムキャップからのインク漏れを防止し、またゴムキャップからのインク吸引によって引き起こされる印字不良や廃液タンクからのインク漏れの不具合を無くした信頼性の高いインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置を提供することが出来る。
また、ヘッド内圧測定手段の検知した内圧が所定の圧力範囲内にない場合にはエラー表示させ、回復動作を停止することでインク漏れを確実に防止することが出来る。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の透視図である。
ホストパソコン12と接続された記録装置10は、記録ヘッドとして例えばブラック22K、シアン22C、マゼンタ22M、イエロー22Y、計4本のラインヘッドを内蔵している。記録ヘッド22の安定した吐出を維持する為のキャッピング機構50は後述するワイパーブレード、ワイパーブレード保持部材、キャップ等から構成されている。キャッピング機構50は各記録ヘッドごとに独立している。
ホストパソコン12と接続された記録装置10は、記録ヘッドとして例えばブラック22K、シアン22C、マゼンタ22M、イエロー22Y、計4本のラインヘッドを内蔵している。記録ヘッド22の安定した吐出を維持する為のキャッピング機構50は後述するワイパーブレード、ワイパーブレード保持部材、キャップ等から構成されている。キャッピング機構50は各記録ヘッドごとに独立している。
被記録媒体11はロール供給ユニット13から供給され、記録装置10本体に具備された搬送部26によって連続的に搬送される。搬送部26は主として搬送モータ26b、搬送ベルト26aにより構成される。
画像形成は、用紙を搬送しながら用紙の記録開始位置がブラックの記録ヘッド22Kの下に到達してから記録データに従ってしたがってブラックインクを選択的に吐出する。同様にシアン22C、マゼンタ22M、及びイエローの記録ヘッド22Yの順に、各色のインクを吐出して行われる。
記録装置10はこの他、記録ヘッドに供給するインクを貯蔵するインクカートリッジ28、記録ヘッドへのインク供給や回復動作のためのポンプユニット(不図示)、等から構成されている。
次に本発明に係る記録装置10の電気的な構成のブロック図を図2に示す。
ホストパソコン12から送信された記録データ、コマンドはインターフェイスコントローラ102を介して受信される。CPU100は記録装置10の記録データの受信、記録動作、用紙のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。
ホストパソコン12から送信された記録データ、コマンドはインターフェイスコントローラ102を介して受信される。CPU100は記録装置10の記録データの受信、記録動作、用紙のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。
受信したコマンドを解析後、CPU100は記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。記録前の動作処理として出力ポート114、モータ駆動部116を介してキャッピングモータ122と記録ヘッドアップダウンモータ118を駆動し、記録ヘッド22をキャッピング機構50から解除し、記録位置に移動させる。
さらに、出力ポート114、モータ駆動部116を介して用紙を繰り出すロールモータ(不図示)、及び低速度で用紙を搬送する搬送モータ26b等を駆動し用紙を記録位置に搬送する。定速度で搬送される用紙への記録タイミングを決定するための先端検知センサ(不図示)で用紙先端位置を検出する。
その後、用紙搬送に同期して、CPU100はイメージメモリ106から対応する色の記録データを順次読み出し、同時に記録ヘッド制御回路112を介して記録ヘッド22に読み出したデータを転送する。
CPU100の動作はプログラムROM104に記録された処理プログラムを基に実行される。プログラムROM104には、後述する制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。
又、作業用のメモリとしてワークRAM108を使用する。記録ヘッド22のクリーニング、回復動作時に、CPU100は出力ポート114、モータ駆動部を介してポンプモータ124を駆動し、インクの加圧、吸引等の制御を行う。
次に、本発明の記録装置10のインク供給、ヘッド回復系に関するブロック図を図3に示し、一般的な回復動作を説明する。矢印はインクの動きを示す。
CPU100の制御にてポンプモータ124が起動され、加圧ポンプ202が動作開始する。動作開始以前に回復弁204bは閉じ、リサイクル弁204cは開いている。
なお、加圧ポンプ202とほぼ同時にCPU100は吸引ポンプ204をも起動しておく。
加圧ポンプ204が動作すると、サブタンク206内のインクは加圧ポンプ202を経由して記録ヘッド22Kの共通液室22Ka側に向かうが,出口側の回復弁204bが閉じているので、加圧されたインクはすべて記録ヘッド22Kのノズル22Kbからキャッピング機構50へ押し出される。この時、各ノズルはゴミや増粘したインクが押し出され、正常な状態に回復されることになる。
キャッピング機構50内のキャップ62に押し出されたインクは吸引ポンプ204によってフィルター208、リサイクル弁204c、吸引ポンプ204の経路で吸引されてサブタンク206に戻り、リサイクルされる。上記一般的な回復動作とは別に回復弁204bを開いた状態でサブタンク206、記録ヘッド22K間でインクを循環させ共通液室22Ka内部で成長した気泡を取り除く等を目的にした種々の動作があるが、詳しくは省略する。
次に記録ヘッドの一般的な回復動作のフローチャートを図4に示す。回復動作の説明では、ヘッドのワイピング位置を示す断面図である図7も参照する。本フローはプログラムROM104に記憶された制御プログラムにのっとりCPU100により実行される。
まず、記録ヘッドをキャッピング位置から回復位置へ移動する(S401)。次に回復弁204bを閉じ(S402)、吸引ポンプ204及び加圧ポンプ202をONする(S403、S404)。インクは各ノズルから押し出され、キャッピング機構50下方のキャップ62へと導かれ、同時に動作中の吸引ポンプ204によりサブタンク206に戻り、リサイクルされる。
所定時間上記回復動作を継続し(S405)、加圧ポンプOFF(S406)、記録ヘッドをキャッピング位置に戻してから(S407)、予備的な吐出を所定発数行う(S408)。次にワイパーブレード66によって記録ヘッドのフェイス面22Ksをワイプして、インクを拭き取る(S409)。
さらに所定時間経過したら(S410)、吸引ポンプ204をOFFし、キャッピング機構50内キャップ62からのインク吸引動作を停止し(S411)、終了する。
次に、図5から図8を参照して上述した印字ヘッド22K、22C、22M、22Y、及びキャッピング機構50について説明する。
上述した記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、直方体状のヘッドホルダ30に着脱自在に装着されている。ヘッドホルダ30はヘッドアップダウンモータ118(図2参照)によって矢印B方向に上下動する。
ヘッドホルダ30は上下動する際に所定の4つの位置で停止できるように構成されており、この4つの位置として、キャッピング位置、ワイピング位置、回復位置、印字位置が設定されている。
キャッピング位置とは、各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yのノズル面22Ks、22Cs、22Ms、22Ys(不図示)がキャッピング機構50のキャップで塞がれている位置である。
ワイピング位置とは、ノズル面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysがブレード66(図6参照)で拭かれるときの位置である(図7で示す位置である)。
回復位置とは、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに加圧ポンプ202(図3参照)を駆動して圧力を与え、ヘッド内のインクを強制的にキャップ62に排出する位置である(図6で示す位置である)。
回復位置とは、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに加圧ポンプ202(図3参照)を駆動して圧力を与え、ヘッド内のインクを強制的にキャップ62に排出する位置である(図6で示す位置である)。
印字位置とは、各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yから記録媒体にインクを吐出する位置である(図8で示す位置である)。
ヘッドホルダ30には、キャップ62(図6参照)を塞ぐキャップ板32が取り付けられている。キャップ板32は、印字ヘッド22K、22C、22M、22Yが印字位置にあるときにキャップ62のリップ部を封止するようになっている。
尚、キャッピング機構50はスライド板52に取り付けられており、キャッピングモータ208(図2参照)によって矢印A、A'方向に移動できる構成となっている。スライド板52は矢印A、A'方向に移動する際にキャッピング位置(回復位置)と印字位置で停止するように構成されている。
また、スライド板52が矢印A'方向に移動することによりワイピング動作が行われる。
次に、本発明の記録装置10のインク供給、ヘッド回復系に関するブロック図を図3に示し、本発明を詳しく説明する。一般的な回復動作は前述の通りである。
記録ヘッドの回復動作には各種のモードが有る事は前述したが、一番頻度の高い回復動作としてはサブタンク206から記録ヘッド22Kを経由してサブタンク206へ繋がるインク流路のインクを循環させて流路内(記録ヘッド内)の気泡等をサブタンク206に戻す動作がある。加圧ポンプ202を動作させてサブタンク206からインクを上流フィルター1002を経由して記録ヘッド22Kに送る。
記録ヘッド22Kの共通液室22Ka内に入ったインクは共通液室22Ka内の気泡と共に下流フィルター1001を経由してサブタンク206に戻されると共に、ノズル22Kbからインクを排出する。
こうする事によって記録ヘッド22Kの共通液室22Ka内は気泡が除去されると同時にノズルに付着している増粘インク等も除去する事が出来る。
このとき回復弁204bは開いた状態になっている。このとき、流路内の微小なゴミ等が上流フィルター1002に蓄積していくと、上記の回復動作において加圧ポンプ202を動作させてインクを記録ヘッド22kに送ろうとしても上流フィルター1002が抵抗となり共通液室22Ka内に圧力が伝わりにくくなる。
回復性能を維持するには加圧動作時間を長くする等で対応できるが、共通液室22Ka内の圧力が低くなるために記録ヘッド22kから排出されるインク量は少なくなる。
この状態でキャッピング機構50に排出されたインクを吸引ポンプ204で一定量のインクを吸引すると、吸引ポンプ50能力は通常、記録ヘッド22Kから排出されるインク量を確実に吸引できるようにかなり高く設定されている為、インクと共に多量の空気が吸引され、その空気がサブタンクに入ると泡を多量に発生させ、サブタンク206の大気連通口204dを塞いでしまい印字不良を起こす可能性がある。
また、下流フィルター1001が流路内の微小なゴミ等で詰まってくると逆に記録ヘッド22kから排出されるインク量は多くなる。この場合、流路内の気泡が確実に除去できなくなる可能性が出てくる。
そこで共通液室22Ka内の圧力をヘッド内圧測定手段1003によって監視し、その圧力に応じた吸引ポンプ204動作を行うことで吸引量を調整する。
またヘッド内圧測定手段1003が規定の範囲外の圧力を検知した場合には回復性能を満足できず印字不良等を引き起こす可能性があるためエラー表示を行い回復動作を停止する。
例えば上流フィルター1002が完全に塞がってしまうと共通液室22Ka内には圧力が殆んど伝わらず回復性能を満足する事は出来ない。
また下流フィルター1001が完全に塞がってしまうと共通液室22Ka内の圧力は加圧ポンプ能力がそのまま伝わり非常に高くなる。しかし下流フィルター1002からサブタンク206の流路はインクが流れず回復性能を満足できない。このようなときにはエラーで回復動作を停止させる。
吸引ポンプ204の吸引量調整方法としては、吸引時間を変化させて調整する方法や回転ポンプ(チューブポンプ等)の場合にはその回転数を変化させる事によって調整してもよい。
図9に上記の制御のフローを示す。
回復動作が開始され循環回復動作が開始されると同時にヘッド内圧測定手段1003によって共通液室内の圧力を監視し始める。
回復動作が開始され循環回復動作が開始されると同時にヘッド内圧測定手段1003によって共通液室内の圧力を監視し始める。
ここでヘッド内圧測定手段1003が規定の範囲外の圧力を検知した場合には即座に回復動作を停止させエラー表示する。ヘッド内圧測定手段1003が規定の範囲内である場合には、その圧力に応じた吸引ポンプ動作を行う。
この場合は5秒おきにヘッド内圧をモニターし吸引量も5秒おきに変化させる。この動作を循環回復動作が終了するまで行う。
吸引ポンプによる吸引量の調整は各種条件(流路内圧力損失・ヘッドディメンジョン・フィルター能力等)をもとにあらかじめ決定されている必要がある。
10 記録装置
11 被記録媒体
13 ロール供給ユニット
22K、22C、22M、22Y 記録ヘッド
22Ks、22Cs、22Ms、22Ys ノズル面
26 搬送ユニット
26a 搬送ベルト
26b 搬送モータ
50 キャッピング機構
62 キャップ
1001 下流フィルター
1002 上流フィルター
1003 ヘッド内圧測定手段
11 被記録媒体
13 ロール供給ユニット
22K、22C、22M、22Y 記録ヘッド
22Ks、22Cs、22Ms、22Ys ノズル面
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50 キャッピング機構
62 キャップ
1001 下流フィルター
1002 上流フィルター
1003 ヘッド内圧測定手段
Claims (6)
- インクを記録媒体に吐出して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面を覆うことが可能なキャップと、キャップ内に排出されたインクを吸引する吸引ポンプと、ヘッド内圧を測定するヘッド内圧測定手段とを備え、前記記録ヘッドの回復動作において、キャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引量は、前記ヘッド内圧測定手段によるヘッド内圧測定結果を基に吸引量を変化させることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクは、前記吸引ポンプによって前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクまたはサブタンクにインクを供給するインクタンクに戻されリサイクルされることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクは、前記吸引ポンプによって廃液タンクに収容されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引は、吸引ポンプの稼動時間で吸引量を変化させることを特徴とする請求項1、2記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドからキャップ内に排出されたインクの前記吸引ポンプによる吸引は、吸引ポンプの吸引力を制御することによって吸引量を変化させることを特徴とする請求項1、2、3記載のインクジェット記録装置。
- 前記ヘッド内圧測定手段は前記記録ヘッドの回復動作において、前記記録ヘッドの内圧が所定の圧力範囲内にない場合にエラー表示を行い、回復動作を停止することを特徴とする請求項1〜4記載のインクジェット記録装置。
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JP2006123096A JP2007290308A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | インクジェット記録装置 |
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JP2006123096A JP2007290308A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | インクジェット記録装置 |
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JP (1) | JP2007290308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9643406B2 (en) | 2015-02-27 | 2017-05-09 | Hewlett-Packard Industrial Printing Ltd. | Printhead leak determination |
-
2006
- 2006-04-27 JP JP2006123096A patent/JP2007290308A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9643406B2 (en) | 2015-02-27 | 2017-05-09 | Hewlett-Packard Industrial Printing Ltd. | Printhead leak determination |
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