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JP2007278847A - 取水口堆積土砂監視システム及び監視方法 - Google Patents

取水口堆積土砂監視システム及び監視方法 Download PDF

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JP2007278847A JP2006105641A JP2006105641A JP2007278847A JP 2007278847 A JP2007278847 A JP 2007278847A JP 2006105641 A JP2006105641 A JP 2006105641A JP 2006105641 A JP2006105641 A JP 2006105641A JP 2007278847 A JP2007278847 A JP 2007278847A
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Akira Sugai
明 菅井
Yuji Adachi
祐二 足立
Hiroshi Asahi
宏 朝日
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Abstract

【課題】作業者が出向くことなく水力発電所の取水口内の土砂堆積状況を容易に且つ正確に把握することが可能な監視システムを提供する。
【解決手段】水力発電所内に設置された監視装置1と、取水口近傍に設置され、堆積土砂の測定と管理を行う堆積土砂測定/管理装置30とを備え、堆積土砂測定/管理装置30は超音波センサ31aから発信される超音波を利用して取水口内の堆積土砂厚を測定する超音波測定器31と、超音波測定器31により測定した測定信号を画像信号に変換する画像処理部33と、画像処理部33により画像処理された画像信号を監視装置1に監視装置1に伝送する伝送部34とを備え、監視装置1は超音波測定器31及び画像処理部33を夫々制御して取水口の画像信号を取得する監視用パソコン2と取得した画像信号を表示するディスプレイを備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、水力発電所の取水口堆積土砂監視システム及び監視方法に関するものである。
河川から発電用水を取り込み、水車を回転させることにより発電を行う水力発電所においては、河川を流れる河川水を、図6に示すような取水口に一旦取り込んだ後、導水路を介して発電用の水車に導くようにしている。ところで、上記したような取水口は、コンクリート構造物により構成されているため、その底面には河川から土砂が流入して徐々に堆積する。堆積した土砂が取水口から水力発電所内に流入すると導水路や水車が摩耗するため、取水口内に堆積している土砂が発電所側に流入しないように土砂の堆積状況を把握しておく必要がある。
そこで、従来の水力発電所では、作業員が定期的に取水口まで出向いて行き、目視等により堆積している土砂の状況を把握するようにしていた。
なお、特許文献1には、常時監視が可能で熟練を必要とせず、水深及び水位などを容易に測定できる水中測定装置が開示されている。また、特許文献2には、土砂崩れや河川の氾濫などによって、実際に地形変化が生じているか否かを判別することができる地形変化監視システムが開示されている。
特開平11−23704号公報 特開2004−361157公報
しかしながら、取水口の水位(水深)は、通常2〜3m程度あるため、水が濁っていたり、或いは澱んでいたりすると、目視により土砂の堆積状況を把握することができない。このため、測量等を行って土砂の堆積状況を把握する必要があり、堆積土砂の測定に時間がかかるという欠点があった。
また取水口内の土砂の堆積状況は一様でないため、取水口全体の土砂の堆積状況を把握するためには、測量箇所を多くする必要があり、測量に時間がかかるという欠点があった。
さらに取水口内の土砂の堆積状況を把握するには、作業員が定期的に取水口まで行く必要があり、リアルタイムで把握することができないという欠点があった。このため、例えば大雨時など作業員が取水口に近づいて堆積状況を把握できないような状況下では、水力発電所内の導水路や水車に多量の土砂が流入するおそれがあった。
そこで、本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、作業者が取水口に出向くことなく取水口内の土砂堆積状況を容易に且つ正確に把握することが可能な水力発電所の取水口堆積土砂監視システム及び監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明は、水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚を測定する堆積土砂測定装置と、を備え、前記堆積土砂測定装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定して測定信号を出力する超音波測定手段と、該超音波測定手段からの測定信号を画像信号に変換する画像処理手段と、該画像処理手段により画像処理した画像信号を前記監視装置に伝送する伝送手段と、を有し、前記監視装置は、前記超音波測定手段、及び前記画像処理手段を夫々制御して前記取水口の画像信号を取得する制御手段と、取得した画像信号を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚の管理を行う堆積土砂管理装置と、を備え、前記堆積土砂管理装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する超音波測定手段と、該超音波測定手段による堆積土砂の測定を定期的に実行させると共に、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する管理手段と、を有し、前記監視装置は、前記管理手段からの警報信号に基づいて警報を出力する警報出力手段を有することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚の測定と管理を行う堆積土砂測定/管理装置と、を備え、前記堆積土砂測定/管理装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定して測定信号を出力する超音波測定手段と、該超音波測定手段からの測定信号を画像信号に変換する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理した画像信号を前記監視装置に伝送する伝送手段と、前記超音波測定手段による堆積土砂の測定を定期的に実行させると共に、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する管理手段と、を有し、前記監視装置は、前記超音波測定手段、及び前記画像処理手段を夫々制御して前記取水口の画像信号を取得する制御手段と、取得した画像信号を表示する表示手段と、前記管理手段からの警報信号に基づいて警報を出力する警報出力手段と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の取水口堆積土砂監視システムにおいて、前記超音波センサを前記取水口に沿って移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の取水口堆積土砂監視システムにおいて、前記超音波センサを前記取水口に沿って複数配置したことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視方法であって、超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する測定ステップと、前記測定ステップにより測定した測定信号を画像信号に変換する画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理した画像信号を表示する表示ステップと、を有することを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視方法であって、超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する測定ステップと、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する警報出力ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、超音波測定手段を用いて取水口内に堆積する土砂厚を測定するので、河川が濁っていたり、或いは澱んでいたりした場合でも土砂の堆積状況を短時間で正確に測定することができる。
また本発明は、水力発電所内に設置された監視装置の制御装置により、取水口近傍に設置した堆積土砂測定装置の超音波測定手段及び画像処理手段を夫々制御して取水口の画像信号を取得し、取得した画像信号を表示手段に表示するようにしているので、水力発電所において取水口内に堆積する土砂の状況をリアルタイムで把握することができる。
また本発明は、取水口近傍に設置した堆積土砂管理装置の管理手段の制御により、超音波測定手段により取水口内の堆積土砂厚を定期的に測定し、取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上となったときに監視装置に設けられている警報出力手段に対して警報信号を出力するようにしているので、取水口内の堆積土砂が導水路に流入する前に水力発電所の作業者に土砂が導水路に流入する虞があることを知らせることが可能になる。
また本発明は、超音波センサを取水口に沿って移動させる移動手段を備えるようにすると、1つの超音波センサで取水口全体の土砂の堆積状況を短時間で把握することが出来る。
また超音波センサを取水口に沿って複数配置しても取水口全体の土砂の堆積状況を短時間で把握することが出来る。また、この場合は、超音波センサが複数個必要になるが、超音波センサを取水口に沿って移動させる移動手段が不要になるので移動手段のメンテナンス等を行う必要がなく、コスト面から有利になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態である水力発電所の取水口堆積土砂監視システムの構成を示した図である。
この図1に示す水力発電所の取水口堆積土砂監視システムは、水力発電所内に設置される監視装置1と、河川の取水口の近傍に設置される堆積土砂測定/管理装置30とから構成される。
監視装置1には制御手段である監視用パーソナルコンピュータ(以下、「監視用パソコン」という)2と警報出力手段である警報装置3が設けられている。
監視用パソコン2は、社内回線網4を介して堆積土砂測定/管理装置30の伝送部34に接続され、堆積土砂測定/管理装置30から取水口内に堆積している土砂の画像信号を取得可能になっている。なお、監視装置1の監視用パソコン2と堆積土砂測定/管理装置30の伝送部34との間はローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)やインターネット等を介して接続してもよい。
図2は監視用パソコン2のハードウェアの構成例を示した図である。
この図2においてCPU(Central Processing Unit)11は、監視用パソコン2全体の制御を司る。ROM(Read Only Memory)12は、プログラムデータ等が記憶されており、必要に応じてバス10を介してCPU11が読み出しを行うことで、ここに格納されたプログラムに従った処理を実行する。RAM(Random Access Memory)13には、CPU11が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。ハードディスクドライブ(HDD)14は、記憶媒体としてハードディスク(HD)15を備えており、CPU11がHD15に対してデータやプログラム等の記録又は読み出しを行う。この場合、CPU11はHDD14のHD15に記憶されているアプリケーションプログラムを読み出し、RAM13に展開することで、そのアプリケーションプログラムに従った各種処理を実行する。
また内部バス10にはディスプレイ16が接続されると共に、入力手段であるキーボード17やマウス18が接続されている。また内部バス10にはモデム19が接続されており、モデム19を介して社内回線網4に接続される。また内部バス10にはプリンタI/Fを介してプリンタ20等の出力装置が接続されている。
このように構成される監視用パソコン2においては、作業者がキーボード17やマウス18により所要の操作を行うことで、堆積土砂測定/管理装置30から取水口内に堆積している土砂の画像信号を得ることができるため、取水口内に堆積している土砂の画像をディスプレイ16上にリアルタイムで表示することができる。一方、監視装置1の警報装置3は、例えばスピーカなどの音声出力装置や表示装置等により構成され、既存の設備である中継盤5及び遠方監視制御盤(TC盤)6を介して堆積土砂測定/管理装置30の堆積土砂管理部36から警報情報が送られてきた時に警報音を発生したり或いは警報画面を表示したりする。
堆積土砂測定/管理装置30は、超音波センサ31aを備えた超音波測定器(超音波測定手段)31、センサ駆動部(センサ移動手段)32、画像処理部(画像処理手段)33、伝送部(伝送手段)34、モデム35、及び堆積土砂管理部(管理手段)36を備え、取水口内に堆積している土砂の測定及び管理を行っている。
超音波測定器31は、超音波センサ31aから超音波を発信したときに河川の底面から発射されてくる反射音を受信して河川の底面に堆積している堆積土砂厚を測定する。
本実施形態では、超音波センサ31aに図示しない駆動装置等が取り付けられており、取水口の縦断面に沿って取り付けたレール41上を移動可能に構成されている。超音波センサ31aの移動はセンサ駆動部32により制御が行われる。
センサ駆動部32は、監視用パソコン2から伝送部34に伝送されてくる制御信号または堆積土砂管理部36からの制御信号により超音波センサ31aの駆動を制御するようにしている。
画像処理部33は、監視用パソコン2から伝送部34に伝送されてくる制御信号に基づいて超音波測定器31で測定した測定信号を画像信号に変換する。
図3は、画像処理部33において画像に変換された画像の一例を示した図である。
超音波センサ31aを用いて測定を行った場合は、河川底面のコンクリート等の堅い構造物とこの構造物51上に堆積した砂や泥等の堆積土砂とでは、超音波センサ31aから発信した発信波の反射強度が異なる。この結果、超音波測定器31で取水口内を測定した測定信号を画像処理部33で画像処理すると、図3に示すような、コンクリート構造部51上に堆積した堆積土砂52の画像を得ることができる。
伝送部34はモデム35を備えており、モデム35を介して監視用パソコン2から伝送されてくる制御信号をセンサ駆動部32や画像処理部33に伝送したり、監視用パソコン2の制御により画像処理部33において画像処理された画像信号を、モデム35を介して監視用パソコン2に伝送したりする。
堆積土砂管理部36は、例えばパーソナルコンピュータなどにより構成され、定期的に超音波測定器31とセンサ駆動部32の制御を行って取水口内に堆積している土砂厚の測定を実行させると共に、超音波測定器31で測定された堆積土砂の厚さが、取水口内の導水路や水車に土砂が流入する虞がある所定の厚さ以上になったときに、中継盤5及びTC盤6を介して監視装置1の警報装置3に警報信号を出力する。なお、堆積土砂管理部36から警報信号を出力する堆積土砂の厚さは任意に設定可能であることは言うまでもない。また、堆積土砂管理部36の主要なハード構成は図2と同じなので図示を省略する。
次に本実施形態の取水口堆積土砂監視システムによる堆積土砂の監視方法を説明する。
図4は本実施形態の取水口堆積土砂監視システムによる堆積土砂の監視方法の第1実施形態を示したフローチャートである。
この図4に示す堆積土砂の監視方法は、作業者が監視用パソコン2のキーボード17やマウス18を操作してCPU11がHD15に予め記録されているプログラムを実行することにより実現される。
この場合、監視用パソコン2は、先ず、伝送部34を介して超音波測定器31に制御信号を出力し、取水口内に堆積している堆積土砂厚を測定させる(S1)。次に、伝送部34を介して画像処理部33を制御する制御信号を出力し、超音波測定器31で測定された測定信号を画像信号に変換させる(S2)。次に、監視用パソコン2は、伝送部34に対して制御信号を出力して画像処理部33において変換した画像信号を監視用パソコン2へ伝送させる(S3)。そして、伝送された画像信号を監視用パソコン2のディスプレイ16上に表示させる。
図5は、本実施形態の取水口堆積土砂監視システムによる堆積土砂の監視方法の第2実施形態を示したフローチャートである。
この図5に示す堆積土砂の監視方法は、堆積土砂測定/管理装置30の堆積土砂管理部36のCPUがHDに予め記録されているプログラムを実行することにより実現される。
この場合、堆積土砂管理部36は、先ず、超音波測定器31を制御して取水口内に堆積している堆積土砂厚を測定させる(S11)。次に、超音波測定器31で測定された堆積土砂厚が所定の厚さ以上か否かの判別を行い、所定厚以上であると判別したときは(S12でY)、監視装置1の警報装置3に対して警報信号を出力する(S13)。
一方、超音波測定器31で測定された堆積土砂厚が所定の厚以上でなければ(S12でN)、監視装置1の警報装置3に対して警報信号を出力することなく処理を終えるようにする。なお、本実施形態では、堆積土砂管理部36からの警報信号を監視装置1の警報装置3に対してのみ出力する場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、堆積土砂管理部36からの警報信号を監視装置1の監視用パソコン2に出力し、監視用パソコン2において警報信号に応じた警報画面を画像処理部33からの画像信号と併せて表示しても良い。
このように本実施形態の取水口堆積土砂監視システムにおいては、超音波測定器(超音波測定手段)31を利用して取水口内に堆積している土砂の厚さを測定するようにしているので、河川が濁っていたり或いは澱んでいたりする場合でも、取水口内の土砂の堆積状況を短時間で正確に把握することができる。
また水力発電所内に設置された監視装置1の監視用パソコン2により、取水口近傍に設置した堆積土砂測定/管理装置30の超音波測定器31、センサ駆動部32及び画像処理部33を夫々制御して取水口の画像信号を取得し、取得した画像信号を監視用パソコン2のディスプレイ(表示手段)16に表示するので、水力発電所において取水口内に堆積する土砂の状況をリアルタイムで把握することができる。
また本実施形態の取水口堆積土砂監視システムにおいては、取水口近傍に設置した堆積土砂測定/管理装置30の堆積土砂管理部(管理手段)36の制御により超音波測定器31により取水口内の堆積土砂厚を定期的に測定し、取水口内の堆積土砂の厚さが所定の厚さ以上となったときに、監視装置1内に設けられている警報装置(警報出力手段)3に対して警報信号を出力するようにしている。これにより、取水口内の堆積土砂が導水路に流入する前に水力発電所の作業者に土砂が流入する虞があることを知らせることが可能になる。また、このように構成すると大雨等が降って河川からの流入が増大する出水時等においても、取水口内の土砂の流入状況を十分に把握することができ、水力発電所内の導水路や水車へ多量の土砂が流入するのを防ぐことができる。
さらに本実施形態では取水口の縦断面に沿って取り付けたレール41に沿って超音波センサ31aを駆動可能に構成したことで、レール41に沿って超音波センサ31aを移動させるセンサ移動手段を備えたことで、取水口全体の土砂の堆積状況を短時間で把握することが出来る。
なお、センサ移動手段の代わりに超音波センサ31aを取水口に沿って複数配置するようにしても同様の効果が得られる。また、この場合は超音波センサ31aが複数個必要になるが、超音波センサ31aを取水口に沿って移動させるためのレール41や駆動装置等が不要になると共に、これらのメンテナンス等も不要になるため、超音波センサ31aが複数個配置した方がセンサ移動手段を備える場合に比べてコスト的に有利になる。
また本実施形態では、監視装置1の監視パソコン2により取水口内の堆積土砂厚を測定する堆積土砂測定装置と、堆積土砂管理部36により堆積土砂厚を定期的に測定して管理を行う堆積土砂管理装置とが一体的に構成されている場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、堆積土砂測定装置と堆積土砂管理装置とは別体で構成されていても良いことは言うまでもない。
本発明の実施形態である水力発電所の取水口堆積土砂監視システムの構成を示した図。 監視用パソコン2のハードウェアの構成例を示した図。 画像処理部において画像に変換された画像の一例を示した図。 本実施形態の取水口堆積土砂監視システムによる堆積土砂の監視方法の第1実施形態を示したフローチャート。 本実施形態の取水口堆積土砂監視システムによる堆積土砂の監視方法の第2実施形態を示したフローチャート。 水力発電所の取水口の構造を示した図。
符号の説明
1…監視装置、2…監視用PC、3…警報装置、4…社内回線網、5…中継盤、6…TC盤、10…内部バス、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…HDD、15…HD、16…ディスプレイ、17…キーボード、18…マウス、19…モデム、20…プリンタ、30…堆積土砂測定/管理装置、31…超音波測定器、31a…超音波センサ、32…センサ駆動部、33…画像処理部、34…伝送部、35…モデム、36…堆積土砂管理部、41…レール、51…コンクリート構造部、52…堆積土砂

Claims (7)

  1. 水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、
    水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚を測定する堆積土砂測定装置と、を備え、
    前記堆積土砂測定装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定して測定信号を出力する超音波測定手段と、該超音波測定手段からの測定信号を画像信号に変換する画像処理手段と、該画像処理手段により画像処理した画像信号を前記監視装置に伝送する伝送手段と、を有し、
    前記監視装置は、前記超音波測定手段、及び前記画像処理手段を夫々制御して前記取水口の画像信号を取得する制御手段と、取得した画像信号を表示する表示手段と、を有することを特徴とする取水口堆積土砂監視システム。
  2. 水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、
    水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚の管理を行う堆積土砂管理装置と、を備え、
    前記堆積土砂管理装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する超音波測定手段と、該超音波測定手段による堆積土砂の測定を定期的に実行させると共に、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する管理手段と、を有し、
    前記監視装置は、前記管理手段からの警報信号に基づいて警報を出力する警報出力手段を有することを特徴とする取水口堆積土砂監視システム。
  3. 水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視システムであって、
    水力発電所内に設置された監視装置と、前記取水口近傍に設置され、堆積土砂厚の測定と管理を行う堆積土砂測定/管理装置と、を備え、
    前記堆積土砂測定/管理装置は、超音波センサを有し該超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定して測定信号を出力する超音波測定手段と、該超音波測定手段からの測定信号を画像信号に変換する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理した画像信号を前記監視装置に伝送する伝送手段と、前記超音波測定手段による堆積土砂の測定を定期的に実行させると共に、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する管理手段と、を有し、
    前記監視装置は、前記超音波測定手段、及び前記画像処理手段を夫々制御して前記取水口の画像信号を取得する制御手段と、取得した画像信号を表示する表示手段と、前記管理手段からの警報信号に基づいて警報を出力する警報出力手段と、を有することを特徴とする取水口堆積土砂監視システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の取水口堆積土砂監視システムにおいて、前記超音波センサを前記取水口に沿って移動させる移動手段を備えたことを特徴とする取水口堆積土砂監視システム。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の取水口堆積土砂監視システムにおいて、前記超音波センサを前記取水口に沿って複数配置したことを特徴とする取水口堆積土砂監視システム。
  6. 水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視方法であって、
    超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する測定ステップと、前記測定ステップにより測定した測定信号を画像信号に変換する画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理した画像信号を表示する表示ステップと、を有することを特徴とする取水口堆積土砂監視方法。
  7. 水力発電用水を取水する取水口内に堆積した土砂を監視する水力発電所の取水口堆積土砂監視方法であって、
    超音波センサから発信される超音波を利用して前記取水口内の堆積土砂厚を測定する測定ステップと、前記取水口内の堆積土砂厚が所定の厚さ以上のときに警報信号を出力する警報出力ステップと、を有することを特徴とする取水口堆積土砂監視方法。
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