[go: up one dir, main page]

JP2007273532A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007273532A
JP2007273532A JP2006094351A JP2006094351A JP2007273532A JP 2007273532 A JP2007273532 A JP 2007273532A JP 2006094351 A JP2006094351 A JP 2006094351A JP 2006094351 A JP2006094351 A JP 2006094351A JP 2007273532 A JP2007273532 A JP 2007273532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil device
electrode film
core
winding
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006094351A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Urabe
大輔 占部
Takashi Nagasaka
孝 長坂
Toshiaki Yamashita
俊朗 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006094351A priority Critical patent/JP2007273532A/ja
Publication of JP2007273532A publication Critical patent/JP2007273532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させたコイル装置を提供すること。
【解決手段】コア2は、巻芯部21と、巻芯部21の両端に形成される一対のつば部23、25とを備えている。つば部23は、巻芯部21とは反対側に位置する外端面233と、外端面233の周囲を取り巻く周面235とを有している。巻線4は、巻芯部21に巻かれている。電極膜61は、つば部23の外端面233及び周面235に設けられ、周面235では、周面235を巡ってみて非連続となる態様で設けられている。もう一つの電極膜63についても、電極膜61と同様である。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル装置に関する。
コイル装置として、従来より種々のタイプのものが知られている。例えば、特許文献1に開示されたコイル装置では、巻芯部と、巻芯部の両端に形成される一対のつば部を備えたコアを用いる。そして、コアの巻芯部にコイルの巻線を巻き回すとともに、コアのつば部に電極膜を設け、電極膜に巻線の端末を接続した構成となっている。
特許第3319697号公報
出願人が検討したところ、巻線に電流を流すと、コイル装置の周囲には、コアの一方のつば部から出てコアの他方のつば部に入るような閉磁路が生じる。これに伴い、つば部に形成された電極膜には、当該閉磁路の逆起電力が発生する。
特許文献1では、つば部の外端面及び周面の全体に電極膜が形成された構造となっている。このため、電極膜に、閉磁路の逆起電力が発生すると、電極膜に、つば部の周面を取り巻くような電流が流れる。この電流は、閉磁路の磁界を打ち消すような逆向きの磁界を生じ、コイル装置としてのインダクタンス特性を劣化させることになる。
また、コイル装置を回路基板に実装する場面について検討すると、コイル装置の電極膜は、回路基板の導体パターンに接合するための領域として用いられる。インダクタンス特性の向上を図ったとしても、その代わりに、回路基板に対する接合強度が低下してしまうのは好ましくない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させたコイル装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る第1の態様のコイル装置は、コアと、巻線と、電極膜とを含む。前記コアは、巻芯部と、前記巻芯部の両端に形成される一対のつば部とを備えており、前記つば部は、前記巻芯部とは反対側に位置する外端面と、前記外端面の周囲を取り巻く周面とを有している。前記巻線は、前記巻芯部に巻かれている。前記電極膜は、前記つば部の前記外端面及び前記周面に設けられ、前記周面では、前記周面を巡ってみて非連続となる態様で設けられている。
コイル装置を回路基板に実装する際、コイル装置の電極膜は、回路基板の導体パターンに接合するための領域として用いられる。本発明に係る第1の態様のコイル装置では、電極膜は、つば部の外端面及び周面に設けられているから、回路基板に実装する際の接合強度を確保することができる。
しかも、電極膜は、つば部の周面では、その周面を巡ってみて非連続となる態様で設けられているから、電極膜に、閉磁路の逆起電力が発生しても、電極膜に電流が流れることを制限することができる。従って、閉磁路の磁界を打ち消すような逆向きの磁界を生じることを抑制することができる。よって、回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させることができる。
本発明に係る第2の態様のコイル装置は、コアと、巻線と、電極膜とを含む。前記コアは、巻芯部と、前記巻芯部の両端に形成される一対のつば部とを備えており、前記つば部は、前記巻芯部とは反対側に位置する外端面と、前記外端面の周囲を取り巻く周面とを有している。前記巻線は、前記巻芯部に巻かれている。前記電極膜は、前記つば部の前記外端面及び前記周面に設けられ、前記周面では、前記周面を巡ってみて広幅部と、前記広幅部よりも幅が狭い狭幅部とを有する態様で設けられている。
第2の態様のコイル装置でも、第1の態様のコイル装置と同様、電極膜は、つば部の外端面及び周面に設けられている。従って、回路基板に実装する際の接合強度を確保することができる。
しかも、電極膜は、つば部の周面では、周面を巡ってみて広幅部と、広幅部よりも幅が狭い狭幅部とを有する態様で設けられている。従って、電極膜に、閉磁路の逆起電力が発生しても、電極膜の狭幅部が、つば部の周面を取り巻くように流れる電流を制限するための領域として機能する。よって、閉磁路の磁界を打ち消すような逆向きの磁界が生じることを抑制することができる。従って、回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させることができる。
上述した第1、第2の態様の何れにおいても、次のような実施態様を採用することができる。
一つの実施態様では、外層樹脂が、一対のつば部の間に、巻芯部に巻かれた巻線を覆うような態様で設けられ、フェライト粉を含有する樹脂からなる。
もう一つの実施態様では、つば部の外形は、角型形状である。
更にもう一つの実施態様では、つば部は、面取りされた部分を有する。
以上述べたように、本発明によれば、回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させたコイル装置を提供することができる。
図1は本発明に係る第1の態様のコイル装置を示す外観斜視図、図2は図1のII−II線に沿った断面図である。図示されたコイル装置は、コア2と、巻線4と、電極膜61、63とを含む。
図3は図1及び図2に示したコイル装置において、コア及び電極膜だけを示す斜視図である。図2及び図3に示すように、コア2は、フェライトなどの磁性材料から構成され、巻芯部21と、一対のつば部23、25とを備えたドラム形状となっている。図示の場合、巻芯部21の、幅方向Y及び高さ方向Zに平行な断面が四角形状となっているが、円形状であってもよい。
つば部23、25は、長さ方向Xでみた巻芯部21の両端に備えられている。図示の場合、つば部23、25の、幅方向Y及び高さ方向Zに平行な断面が四角形状となっているが、円形状であってもよい。つば部23は、巻芯部21と同じ側に位置する内端面231と、巻芯部21とは反対側に位置する外端面233と、内端面231及び外端面233の間に位置し、外端面233の周囲を取り巻く周面235を有する。
同様に、もう一つのつば部25も、巻芯部21とは同じ側に位置する内端面251と、巻芯部21とは反対側に位置する外端面253と、内端面251と外端面253との間に位置し、外端面253の周囲を取り巻く周面255とを有する。
巻線4は、コア2の巻芯部21に巻き付けられ、巻線4の端末41、43が、それぞれ、つば部23、25の周面235、255に引き出されている。更に、内層樹脂81及び外層樹脂83が、つば部23、25の間で、巻芯部21に巻き付けられた巻線4を覆うような態様で設けられている。外層樹脂83は、内層樹脂81からみて外層の位置にあり、フェライト粉を含有する樹脂から構成される。
電極膜61は、つば部23の外端面233及び周面235に設けられている。詳しくは、電極膜61は、外端面233及び周面235に跨って延びるように設けられている。外端面233に限ってみて、図示の電極膜61は、外端面233のほぼ全面を覆う態様になっているが、図示と異なり、外端面233の一部分を覆う態様になっていてもよい。
次に、周面235では、電極膜61は、周面235を巡ってみて非連続となる態様になっている。本明細書において、電極膜61が周面235を巡ってみて連続とは、電極膜61が、周面235の、内端面231側の端縁232及び外端面233側の端縁234の間の領域内で、周面235を巡ってつながっているという意味である。これとは逆に、電極膜61が周面235を巡ってみて非連続とは、電極膜61が設けられずにコア素地が露出する空白領域A1が、周面235の端縁232から端縁234までの幅W1を全て占有する態様で存在するという意味である。このような空白領域A1は、コア素地に電極膜61を設けた後、空白領域とすべき領域に研磨加工を施し、その領域に存在する電極膜61を除去することにより形成することができる。
もう一つの電極膜63については、上述の電極膜61と同様であり、重複説明を省略する。電極膜63には、巻線4の他方の端末43が接続される。
電極膜61、63は、単層構造または多層構造の何れであってもよい。例えば、多層構造の一例として、コア素地の上に第1のAg膜、第2のAg膜、Cu膜、Ni膜及びSn膜を順次積層した構造を挙げることができる。以下、この構造の電極膜61、63を備えたコイル装置の製造工程について説明する。
まず、巻芯部21と、一対のつば部23、25とを備えたコア2を用意する。次に、デップ(浸漬)により、つば部23、25の外端面233、253及び周面235、255にAgペーストを付着させた後、乾燥させ、第1のAg膜を形成する。
次に、巻芯部21に巻線4を巻き付け、巻線4の端末41、43を、つば部23、25の周面235、255において第1のAg膜の上に熱圧着する。
次に、つば部23、25の間で、巻芯部21に巻き付けられた巻線4を覆うように、内層樹脂81及び外層樹脂83を、モールドなどにより形成する。
次に、巻線4の端末41、43の熱圧着部を含むように第1のAg膜の上にAgペーストを付着させ、第2のAg膜を形成する。その後、電解めっきを用い、第2のAg膜の上にCu膜、Ni膜及びSn膜を順次に形成する。これにより、図4に示すように、電極膜61、63が、つば部23、25の外端面233、253及び周面235、255の全体に形成された態様として得られる。
最後に、サンドペーパー、やすり等により、つば部23、25の周面235、255に研磨加工を施す。具体的には、周面235、255の角部に、コア素地が露出するまで研磨加工(面取り)を施し、周面235、255の角部に存在する電極膜を除去する。これにより、図1〜図3に示したコイル装置が得られる。
図5は図1〜図3に示したコイル装置を回路基板に実装した状態を示す図である。コイル装置を回路基板に実装するにあたっては、まず、図示のように、回路基板9にコイル装置を、コイル装置の電極膜61、63が回路基板9の導体パターン91、93上に位置する態様で配置する。そして、この状態ではんだ付けを行い、電極膜61、63と、導体パターン91、93とを、はんだ8を介して接合する。
コイル装置を回路基板9に実装する際、コイル装置の電極膜61は、回路基板9の導体パターン91に接合するための領域として用いられる。図1〜図3に示したコイル装置では、電極膜61は、つば部23の外端面233及び周面235に設けられているから、導体パターン91に接合するための領域として充分な領域を確保することができる。電極膜63についても同様である。従って、コイル装置全体としてみた回路基板9への接合強度を確保することができる。
更に、出願人が検討したところ、巻線4に電流を流すと、コイル装置の周囲には、コア2の一方のつば部23から出て他方のつば部25に入るような閉磁路M1が生じる(図2及び図3参照)。これに伴い、つば部23、25に形成された電極膜61、63には、閉磁路M1の逆起電力E1が発生する。
図1〜図3に示したコイル装置の場合、電極膜61は、つば部23の周面235では、周面235を巡ってみて非連続となる態様で設けられている(図3参照)。従って、電極膜61に、閉磁路M1の逆起電力E1が発生しても、電極膜61に電流が流れることを制限することができる。もう一つの電極膜63についても同様である。よって、閉磁路M1の磁界を打ち消すような逆向きの磁界を生じることを抑制することができ、これにより、回路基板9に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させることが可能となる。
更に、フェライト粉を含有する樹脂からなる外層樹脂83が、つば部23、25の間に、巻芯部21に巻かれた巻線4を覆うような態様で設けられている(図2参照)。かかる態様によれば、一方のつば部23から出て他方のつば部25に入るような閉磁路M1の磁気特性を向上させることができる。
更に、つば部23、25の外形は、角型形状である。かかる態様によれば、コイル装置の製造工程において、つば部23、25に電極膜61、63を形成した後、つば部23、25の角に研磨加工(面取り)を施すことにより、つば部23、25に形成された電極膜61、63を選択的に除去することができる。
更に、つば部23、25は、面取りされた部分237、257を有する。面取りされた部分237、257は、コイル部品を回路基板に表面実装する際、コイル部品の方向性を識別するための指標として用いることができる。
次に、コイル装置の電気的特性を、電極膜61、63の形状によって向上させることができることを、実験データで説明する。
<実験1>
まず、図4に示した態様のコイル装置を用意した。このコイル装置について、インダクタンス値(以下、加工前のインダクタンス値L0と称する)を測定した。インダクタンス値を測定する際の周波数は、2.52MHzとした。
次に、図4に示したコイル装置に、先に説明した研磨加工を施し、図1〜図3に示した態様のコイル装置を得た。このコイル装置について、インダクタンス値(以下、加工後のインダクタンス値L1と称する)を測定した。
更に、加工前のインダクタンス値L0及び加工後のインダクタンス値L1から、インダクタンス変化率(△L/L0)を求めた。測定サンプル数については、4とした。
実験結果を、下記の表1に示す。
Figure 2007273532
表1に記載されたサンプル1〜4の何れについても、加工前のインダクタンス値L0との対比でみて、加工後のインダクタンス値L1が大きくなっている。従って、電極膜が、つば部の外端面及び周面の全体に形成されている態様(図4)との対比でみて、電極膜が、つば部の周面ではその周面を巡ってみて非連続となる態様で形成されている態様(図1〜図3)によれば、インダクタンス値を向上させることができることがわかる。表1に記載されたサンプル1〜4の場合、インダクタンス値を3%程度向上させることができた(表1に記載されたインダクタンス変化率を参照)。
<実験2>
まず、図4に示した態様のコイル装置について、周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性(以下、加工前の周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性と称する)を測定した。
次に、図4に示したコイル装置に、先に説明した研磨加工を施し、図1〜図3に示した態様のコイル装置を得た。このコイル装置について、周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性(以下、加工後の周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性と称する)を測定した。
得られた周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性を、それぞれ、図6、図7に示す。図6において横軸は周波数(MHz)であり、縦軸はインダクタンス値(μH)である。また、曲線U30及びU31は、それぞれ、加工前の周波数−インダクタンス特性、及び、加工後の周波数−インダクタンス特性を示している。
また、図7において横軸は図6と同様である。縦軸はQ値である。また、曲線U40及びU41は、それぞれ、加工前の周波数−Q特性、及び、加工後の周波数−Q特性を示している。
まず、図6を参照する。加工前の周波数−インダクタンス特性(曲線U30)との対比でみて、加工後の周波数−インダクタンス特性(曲線U31)は、周波数0.5MHz〜20MHzの範囲でインダクタンス値が大きくなり、周波数−インダクタンス特性が改善されている。
次に、図7を参照する。加工前の周波数−インダクタンス特性(曲線U40)との対比でみて、加工後の周波数−Q特性(曲線U41)は、周波数0.1MHz〜2MHzの範囲でQ値が大きくなり、周波数−Q特性が改善されている。
従って、電極膜が、つば部の外端面及び周面の全体に形成されている態様(図4)との対比でみて、電極膜が、つば部の周面ではその周面を巡ってみて非連続となる態様で形成されている態様(図1〜図3)によれば、周波数−インダクタンス特性及び周波数−Q特性を改善できることがわかる。
図8は本発明に係る第2の態様のコイル装置を示す外観斜視図、図9は図8に示したコイル装置において、コア及び電極膜だけを示す斜視図である。図示において、先の図1〜図3に現れた構成部分と同一性ある構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略することがある。
電極膜61が、つば部23の外端面233及び周面235に設けられる点については、図1〜図3に示したコイル装置と同様である。図8及び図9に示したコイル装置の特徴は、電極膜61が、つば部23の周面235では、周面235を巡ってみて広幅部611と、広幅部611よりも幅が狭い狭幅部613とを有する態様で設けられている点にある。狭幅部613は、周面235の端縁232及び端縁234の間で、端縁232から端縁234までの幅W1よりも小さい幅W2で定義される領域である。狭幅部613は、周面235の一部分に研磨加工を施し、電極膜を部分的に除去することにより形成することができる。広幅部611は、狭幅部613の幅W2よりも大きく、かつ、周面235の端縁232から端縁234までの幅W1を超えない幅で定義される領域である。
もう一つの電極膜63については、上述の電極膜61と同様であり、重複説明を省略する。
また、電極膜61、63が、単層構造または多層構造の何れであってもよい点についても、図1〜図3に示したコイル装置と同様である。
図8及び図9に示したコイル装置でも、電極膜61は、つば部23の外端面233及び周面235に設けられているから、回路基板の導体パターンに接合するための領域として充分な領域を確保することができる。電極膜63についても同様である。従って、コイル装置全体としてみた回路基板への接合強度を確保することができる。
更に、図8及び図9に示したコイル装置の場合、電極膜61は、つば部23の周面235では、周面235を巡ってみて広幅部611と、広幅部611よりも幅が狭い狭幅部613とを有する態様で設けられている(図9参照)。従って、電極膜61に、閉磁路M1の逆起電力E1が発生しても、電極膜61の狭幅部613が、つば部23の周面235を取り巻くように流れる電流を制限するための領域として機能する。もう一つの電極膜63についても同様である。よって、閉磁路M1の磁界を打ち消すような逆向きの磁界が生じることを抑制することができ、これにより、回路基板に実装する際の接合強度を維持しながら、インダクタンス特性を向上させることが可能となる。
本発明に係る第1の態様のコイル装置を示す外観斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1及び図2に示したコイル装置において、コア及び電極膜だけを示す斜視図である。 図1〜図3に示したコイル装置の製造工程を説明する図である。 図1〜図3に示したコイル装置を回路基板に実装した状態を示す図である。 周波数−インダクタンス特性を示すグラフである。 周波数−Q特性を示すグラフである。 本発明に係る第2の態様のコイル装置を示す外観斜視図である。 図8に示したコイル装置において、コア及び電極膜だけを示す斜視図である。
符号の説明
2 コア
21 巻芯部
23、25 つば部
231、251 内端面
232、234 端縁
233、253 外端面
235、255 周面
237、257 面取りされた部分
4 巻線
41、43 巻線4の端末
61、63 電極膜
611 広幅部
613 狭幅部
8 はんだ
81 内層樹脂
83 外層樹脂
9 回路基板
91、93 導体パターン

Claims (5)

  1. コアと、巻線と、電極膜とを含むコイル装置であって、
    前記コアは、巻芯部と、前記巻芯部の両端に形成される一対のつば部とを備えており、前記つば部は、前記巻芯部とは反対側に位置する外端面と、前記外端面の周囲を取り巻く周面とを有しており、
    前記巻線は、前記巻芯部に巻かれており、
    前記電極膜は、前記つば部の前記外端面及び前記周面に設けられ、前記周面では、前記周面を巡ってみて非連続となる態様で設けられている、
    コイル装置。
  2. コアと、巻線と、電極膜とを含むコイル装置であって、
    前記コアは、巻芯部と、前記巻芯部の両端に形成される一対のつば部とを備えており、前記つば部は、前記巻芯部とは反対側に位置する外端面と、前記外端面の周囲を取り巻く周面とを有しており、
    前記巻線は、前記巻芯部に巻かれており、
    前記電極膜は、前記つば部の前記外端面及び前記周面に設けられ、前記周面では、前記周面を巡ってみて広幅部と、前記広幅部よりも幅が狭い狭幅部とを有する態様で設けられている、
    コイル装置。
  3. 請求項1または2に記載されたコイル装置であって、更に、外層樹脂を含み、
    前記外層樹脂は、一対の前記つば部の間に、前記巻芯部に巻かれた巻線を覆うような態様で設けられ、フェライト粉を含有する樹脂からなる、
    コイル装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載されたコイル装置であって、
    前記つば部の外形は、角型形状である、
    コイル装置。
  5. 請求項4に記載されたコイル装置であって、
    前記つば部は、面取りされた部分を有する、
    コイル装置。
JP2006094351A 2006-03-30 2006-03-30 コイル装置 Pending JP2007273532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094351A JP2007273532A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 コイル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094351A JP2007273532A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 コイル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007273532A true JP2007273532A (ja) 2007-10-18

Family

ID=38676066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006094351A Pending JP2007273532A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 コイル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007273532A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056904A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Sumida Corporation 磁性コア、磁性部品および磁性コアの設計方法
JP2017143297A (ja) * 2017-04-21 2017-08-17 スミダコーポレーション株式会社 磁性コアおよび磁性部品
KR20180110592A (ko) 2017-03-29 2018-10-10 다이요 유덴 가부시키가이샤 코일 부품
JP2019135758A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社村田製作所 コイル部品
US11367553B2 (en) 2017-02-03 2022-06-21 Taiyo Yuden Co., Ltd. Wire-wound coil element

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176517U (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 株式会社村田製作所 チツプコイル
JPH0855728A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Taiyo Yuden Co Ltd インダクタ部品及びインダクタンス調整方法
JPH08279416A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Fuji Elelctrochem Co Ltd チップインダクター用コア
JPH10172832A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品
JP2000030952A (ja) * 1998-07-13 2000-01-28 Taiyo Yuden Co Ltd チップインダクタ
JP2001511313A (ja) * 1997-02-11 2001-08-07 パルス エンジニアリング、インコーポレイテッド モノリシックインダクタ及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176517U (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 株式会社村田製作所 チツプコイル
JPH0855728A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Taiyo Yuden Co Ltd インダクタ部品及びインダクタンス調整方法
JPH08279416A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Fuji Elelctrochem Co Ltd チップインダクター用コア
JPH10172832A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品
JP2001511313A (ja) * 1997-02-11 2001-08-07 パルス エンジニアリング、インコーポレイテッド モノリシックインダクタ及びその製造方法
JP2000030952A (ja) * 1998-07-13 2000-01-28 Taiyo Yuden Co Ltd チップインダクタ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056904A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Sumida Corporation 磁性コア、磁性部品および磁性コアの設計方法
CN105957683A (zh) * 2012-09-12 2016-09-21 胜美达集团株式会社 磁心以及使用此磁心的磁性元器件
CN105957683B (zh) * 2012-09-12 2018-05-25 胜美达集团株式会社 磁心以及使用此磁心的磁性元器件
US11367553B2 (en) 2017-02-03 2022-06-21 Taiyo Yuden Co., Ltd. Wire-wound coil element
US11901106B2 (en) 2017-02-03 2024-02-13 Taiyo Yuden Co., Ltd. Wire-wound coil element
KR20180110592A (ko) 2017-03-29 2018-10-10 다이요 유덴 가부시키가이샤 코일 부품
CN108695039A (zh) * 2017-03-29 2018-10-23 太阳诱电株式会社 线圈部件
US11101062B2 (en) 2017-03-29 2021-08-24 Taiyo Yuden Co, , Ltd. Coil component
CN108695039B (zh) * 2017-03-29 2022-06-03 太阳诱电株式会社 线圈部件
JP2017143297A (ja) * 2017-04-21 2017-08-17 スミダコーポレーション株式会社 磁性コアおよび磁性部品
JP2019135758A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社村田製作所 コイル部品
JP7027922B2 (ja) 2018-02-05 2022-03-02 株式会社村田製作所 コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6863553B2 (ja) コイル電子部品及びその製造方法
JP5761248B2 (ja) 電子部品
KR101474166B1 (ko) 칩 전자부품 및 그 제조방법
CN1937115A (zh) 片式电感器
KR20150108518A (ko) 칩 전자부품 및 그 제조방법
JPWO2010050627A1 (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP6797676B2 (ja) コイル部品
JP3204112U (ja) 電子構成部品
KR20150105787A (ko) 칩 전자부품 및 그 제조방법
US10984943B2 (en) Electronic device
CN101405821A (zh) 感应器
KR20180023506A (ko) 인덕터 어레이 부품 및 그의 실장 기판
JP2007273532A (ja) コイル装置
US11749443B2 (en) Coil component and manufacturing method for the same
JP5169856B2 (ja) コモンモードフィルタ
JP6668931B2 (ja) コイル部品
JP4636014B2 (ja) 巻線型電子部品
JP2022034593A (ja) コイル部品
JP2007266413A (ja) コイル装置
JP2005116666A (ja) 磁性素子
US20220059281A1 (en) Coil component
JP2021040044A (ja) 電子部品およびその製造方法
JP2008130942A (ja) 巻線型電子部品の製造方法
WO2017115603A1 (ja) 表面実装インダクタ及びその製造方法
US11387032B2 (en) Coil component manufacturing method, coil component, and DC-to-DC converter

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100317