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JP2007269704A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】
使用時の泡の起泡力、泡のキメ細かさに優れ、また柔らかく弾力性のある泡を持続することができ、なおかつ後肌のしっとり感にも優れた皮膚洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】
次の成分(a)〜(c):
(a)高級脂肪酸塩
(b)ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体
(c)ジグリセリン骨格を有する油剤
を配合することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
更に、成分(d)として、アルキロイル基の炭素数が8〜16であるアルキロイルメチルタウリン塩が配合されていることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
更に、全組成量中の成分(b)の配合量が0.1〜1.0質量%、成分(c)の配合量が0.5〜4.0質量%であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。

Description

本発明は、高級脂肪酸塩、ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体、ジグリセリン骨格を有する油剤を配合せしめた皮膚洗浄剤組成物に関するものであり、さらに詳細には、使用時の泡の起泡力、泡のキメ細かさに優れ、また柔らかく弾力性のある泡を持続することができ、なおかつ後肌のしっとり感にも優れた皮膚洗浄剤組成物に関するものである。
近年、皮膚洗浄剤組成物は、本来の機能である清浄作用に加えて、高い起泡性や洗い上がりの肌感触といった使用品質面での要求が高まっている。そのため、従来より洗浄基剤である各種界面活性剤に水溶性高分子や油剤などを配合することで肌感触の調整を行ってきた。
この中でも、水溶性高分子の例をとると、高級脂肪酸塩などのような界面活性剤と水溶性高分子を併用し、気泡間の液膜の粘性を上げることで泡の持続性を設計している例が多く見受けられる。しかしながら、単に水溶性高分子を配合しただけでは泡の持続性を上げることはできるが、その粘性により起泡力が弱くなるか、あるいは後肌がヌルつくという問題点があった。
また、皮膚洗浄剤組成物は、界面活性剤を主成分とすることで皮脂、汗などの汚れを除去することができると同時に、皮膚に必要な油分も取り去ってしまう。そのため、後肌をしっとりさせるために油剤を配合している例もある。しかしながら、油剤を配合すると後肌のしっとり感は得ることができるが、泡立ちが悪くなってしまうという問題点があった。
これらの問題点を解決するため、カチオン化セルロースやポリ塩化ジメチルジアリルアンモニウムなどのカチオン性水溶性高分子、アクリル酸と塩化ジメチルジアリルアンモニウム及びアクリルアミドの共重合体のような両性水溶性高分子を配合し、良好な起泡性を得る技術(例えば、特許文献1、2参照)やポリエキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのようなノニオン界面活性剤やトリグリセリドのような油剤を配合して後肌のつっぱり感を軽減する技術(例えば、特許文献3、4参照)などが開発されてきた。
特開2001−64678号公報 特開平5−156299号公報 特開2001−213761号公報 特許第3250341号公報
しかしながら、カチオン性や両性の水溶性高分子を配合した特許文献1記載の皮膚洗浄剤組成物においては、起泡性こそ優れるものの、泡のキメ細かさや弾力性のある泡を持続することができるという泡質と持続性、及び後肌のしっとり感において十分満足のいくものではなかった。また、カチオン性水溶性高分子を配合した特許文献2記載の皮膚洗浄剤組成物においては、起泡性、泡の持続性こそ優れるものの、泡のキメ細かさや泡の弾力感という泡質、及び後肌のしっとり感において十分満足のいくものではなかった。
また、ポリエキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのようなノニオン界面活性剤及び油剤を配合した特許文献3記載の皮膚洗浄剤組成物においては、後肌のしっとり感こそ優れるものの、起泡性、泡のキメ細かさや泡の弾力感、泡の持続性において十分満足のいくものではなかった。カチオン性水溶性高分子及びトリグリセリドのような油剤を配合した特許文献4記載の皮膚洗浄剤組成物においては、起泡性、後肌のしっとり感こそ優れるものの、泡のキメ細かさや泡の弾力感、泡の持続性において十分満足のいくものではなかった。
そのため、使用時の起泡力、泡のキメ細かさに優れ、また柔らかく弾力性のある泡を持続することができ、なおかつ後肌のしっとり感にも優れた皮膚洗浄剤組成物の開発が切望されていた。
上記実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、高級脂肪酸塩、ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体、ジグリセリン骨格を有する油剤を皮膚洗浄剤組成物に配合することで、上記問題点が解決できることを見出した。
すなわち本発明は、次の成分(a)〜(c):
(a)高級脂肪酸塩
(b)ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体
(c)ジグリセリン骨格を有する油剤
を配合することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
更に、成分(d)アルキロイル基の炭素数が8〜16であり、アルキル基がメチル基であるアルキロイルメチルタウリン塩が含有されていることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
更に、全組成量中の成分(b)の配合量が0.1〜1.0質量%、成分(c)の配合量が0.5〜4.0質量%であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、使用時の起泡力、泡のキメ細かさに優れ、また柔らかく弾力性のある泡を持続することができ、なおかつ後肌のしっとり感にも優れたものである。
本発明の皮膚洗浄剤組成物に配合する成分(a)の高級脂肪酸塩は、使用時の気泡を形成し、起泡性、洗浄性を良好にする目的で含有されるものであり、予め中和された脂肪酸塩であっても、脂肪酸と塩基を製造工程内で中和することにより脂肪酸塩を形成させて配合しても良い。このような成分(a)に用いられる高級脂肪酸塩としては、特に限定されないが、例えば炭素数8〜18の脂肪酸の塩基塩、飽和、不飽和もしくは直鎖、分岐いずれの脂肪酸塩を挙げることができる。脂肪酸としては例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などの単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸が挙げられる。また塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオールなどのアルカノールアミン、リジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられ、この中で無機塩基およびトリエタノールアミン塩が好ましく、特に起泡性等の観点から水酸化カリウムが好ましい。これらはあらかじめ中和物して配合してもよいし、別々に配合して中和しても構わない。尚、一部未中和の脂肪酸が存在する場合には、pHの上昇が抑えられ、皮膚刺激抑制の観点からも好ましいことから、中和率は50〜95%が好ましい。
本発明で用いられる高級脂肪酸塩の配合量は、特に制限はされないが、5〜50質量%(以下、単に「%」と表す。)であり、単独でも二種以上を併用しても良い。
この範囲であれば、使用時に充分な起泡力を持ち、洗浄後の後肌もつっぱり感を感じることのない皮膚洗浄剤組成物を得ることができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物に配合する成分(b)のジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体は、カチオン性のポリマーであり弾力性のある泡を持続し、また後肌のしっとり感を付与する目的で配合されるものであり、下記一般式(1)
(式中、R、Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基、R、Rは炭素数1〜18のアルキル基または水素原子、Xは陰イオンである。また、s、tは0または1、かつ、s+t=1であり、m、lはm≧1かつl≧1で、m+lは化合物の分子量を10、000〜1、500、000にする数である。)で表されるものが例示される。具体的な例としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体などが挙げられる。これらは、マーコート550(カルゴン社製)、リポフローMN(ライオン社製)などとして市販されている。
本発明で用いられる成分(b)のジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体は必要に応じて単独または2種以上を併用して用いることができる。その配合量は弾力性のある泡を持続し、後肌のしっとり感を付与するため、皮膚洗浄剤組成物全量中、0.1〜1.0%が好ましく、より好ましくは0.15〜0.6%である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物に配合する成分(c)のジグリセリン骨格を有する油剤は、使用時の泡のキメ細かさと後肌のしっとり感を付与する目的で配合されるものであり、ジグリセリンと脂肪酸とのエステル化物であり、脂肪酸の部分は炭素数8〜20の飽和、不飽和もしくは直鎖、分岐いずれの脂肪酸でも良く、臭いや皮膚刺激性の観点から特にイソステアリン酸が好ましい。また、成分(c)の粘度値としては、25℃にて1〜50000mPa・sの範囲であることが好ましい。
本発明で用いられる成分(c)のジグリセリン骨格を有する油剤として市販されているものとしては、例えば、コスモール41、コスモール42、コスモール43(いずれも日清オイリオ社製)、ニッコールDGMO、DGDO、DGMIS(いずれも日光ケミカルズ社製)等が挙げられ、単独でも二種類以上を併用しても良い。
本発明で用いられる成分(c)のジグリセリン骨格を有する油剤の配合量は、泡のキメ細かさと後肌のしっとり感を付与するため、0.5〜4.0%が好ましく、より好ましくは0.8〜3.0%である。
本発明においては、上記必須成分に加えて、さらに成分(d)のアルキロイル基の炭素数が8〜16であり、アルキロイルメチルタウリン塩を配合させることが望ましい。具体的には、下記の式(3)で示されるようなアルキロイルメチルタウリン塩を配合することにより、より起泡性と泡のキメ細かさに優れた皮膚洗浄剤組成物が得られる。
本発明で用いられる成分(d)のアルキロイル基の炭素数が8〜16であるアルキロイルメチルタウリン塩としては、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等が挙げられ、市販品として、ニッコールMMT(日光ケミカルズ社製)やネオスコープCN-30(東邦化学工業社製)等が挙げられ、単独でも二種類以上を併用しても良い。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は上記成分に加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、多価アルコール、多糖類、蛋白質誘導体、薬剤、無機酸またはその塩類、有機酸またはその塩類、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素、無機顔料、香料などの成分を添加してもよい。
ここで多価アルコールとしては、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビタン、ソルビトール、マルチトール、グルコース、スクロース等が挙げられる。
多糖類としては、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸およびこれらの塩類やカラギーナン、ローカストビーンガムなどが挙げられる。
薬剤としては、ビタミンC類、ビタミンE類、アミノ酸類、生薬、抗炎症剤、殺菌剤等の化粧料に汎用される薬剤を配合することができる。
無機酸またはその塩類としては、塩酸、硫酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられる。
有機酸またはその塩類としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸三ナトリウム、乳酸ナトリウム等が挙げられる。
無機顔料としてはマイカ、タルク、カオリン、酸化チタン等が挙げられる。
以下に実施例をもって本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、乳液状、クリーム状、固形状いずれでも良く、洗顔料、シャンプー、ボディー用洗浄料等に適用することができる。
本発明品1〜6及び比較品1〜6:洗顔クリーム
表1〜表3に示す組成の洗顔クリームを下記製造方法により調整し、(1)起泡力、(2)泡のキメ細かさ、(3)泡の弾力感、(4)泡の持続性、(5)後肌のしっとり感の各項目にについて、以下に示す評価方法及び判定基準により評価判定し結果を併せて表1〜表3に示した。
(製造方法)
A.成分(1)〜(8)、(17)、(18)を75℃で加熱溶解し、均一攪拌する。
B.成分(9)〜(16)を添加し、混合した後、均一分散する。
C.Bを冷却後、充填し、洗顔クリームを得た。
(評価方法1)起泡力
起泡力の評価方法は、各試料1.5gを30℃の精製水12gで溶かしながら専門パネル20名による泡立てを行い、パネル各人が下記評価基準にて7段階に評価し評点を付け、試料ごとにパネル全員の評点から、その平均値を算出し、下記判定基準により4段階で判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(判定基準)
(評点の平均点) :(判定)
5.0以上 : ◎(非常に良好)
3.5以上5.0未満: ○(良好)
1.5以上3.5未満: △(普通)
1.5未満 : ×(不良)
以下の評価(2)、(3)及び(4)に用いる使用方法としては、試料10gを半径2.5cm、高さ10cmの円柱ガラス瓶にとり、20℃の水を20g加えて、溶かしながら50回振とうしてできる泡を用いて評価した。
(評価方法2)泡のキメ細かさ
泡立てた各試料に黒い隠ぺい力試験紙を挿入し、付着した泡のキメ細かさを専門パネル20名にて目視評価を行い、パネル各人が下記評価基準にて7段階で評点を付け、試料ごとにパネル全員の評点から、その平均値を算出し、下記判定基準により4段階で判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(判定基準)
(評点の平均点) :(判定)
5.0以上 : ◎(非常に良好)
3.5以上5.0未満: ○(良好)
1.5以上3.5未満: △(普通)
1.5未満 : ×(不良)
(評価方法3)泡の弾力感
本発明者らは、泡立てた各試料の中からプレートを取り出す時の抵抗値が高いほど、張力が強いことから、この張力値を泡の弾力性の指標として考えることができるとした。そこで、泡立てた各試料を表面張力試験機DCA−100(ORIENTEC社製)にてガラスプレート(MATUNAMI社製;W=18.0mm、t=0.15mm)を用いて動的接触角測定3回測定し、測定される後進張力値の平均値を算出し、下記判定基準により4段階で判定した。
(判定基準)
(測定値の平均) :(判定)
55dyn/cm以上 : ◎(非常に良好)
45dyn/cm以上55dyn/cm未満 : ○(良好)
35dyn/cm以上45dyn/cm未満 : △(普通)
35dyn/cm未満 : ×(不良)
(評価方法4)泡の持続性
泡立てた各試料に黒い隠ぺい力試験紙を挿入し、付着した泡について2分経過後の残り具合を専門パネル20名が目視評価を行い、下記評価基準にて判定を行った。
(評価基準)
(判定):(評価)
◎:専門パネラー20名中、16名以上がほぼ泡が減っていないと認めた。
○:専門パネラー20名中、10〜15名がほぼ泡が減っていないと認めた。
△:専門パネラー20名中、5〜9名がほぼ泡が減っていないと認めた。
×:専門パネラー20名中、4名以下がほぼ泡が減っていないと認めた。
図1、図2より発明品の泡はキメ細かく、経時においても泡がはじけて大きくなっている様子がほとんど見られず、持続性は良好であった。これに対して比較品の泡ではキメが粗く、経時においては泡がはじけて更に大きくなっている様子が見られる結果であった。
(評価方法5)後肌のしっとり感
起泡力の評価に用いた各試料1.5gを30℃の精製水12gで溶かしながら泡立て泡で専門パネラー20名により全顔を用いて使用テストを行い、すすぎ直後の肌感触を以下の基準に従い判定を行った。
(判定):(評価)
◎:専門パネラー20名中、16名以上がしっとり感を感じて良好であると認めた。
○:専門パネラー20名中、10〜15名がしっとり感を感じて良好であると認めた。
△:専門パネラー20名中、5〜9名がしっとり感を感じて良好であると認めた。
×:専門パネラー20名中、4名以下がしっとり感を感じて良好であると認めた。
本発明品1〜6の洗顔クリームは、良好な起泡力を有し、出来た泡はキメ細かく、モッチリと弾力感にとみ、持続性にも優れた泡質であり、使用後の後肌のしっとり感に優れたものが得られた。一方、成分(b)、(c)、(d)を配合していない比較品1では、泡のキメ細かさ、持続性、後肌のしっとり感において劣っていた。成分(a)の高級脂肪酸塩を配合していない比較品2では起泡力が低く、泡質、後肌の感触において良好でなく、成分(a)の代わりに他のアニオン性界面活性剤を配合した比較品3では起泡力こそ高いものの、泡質、後肌の感触に劣っていた。また、成分(b)を配合していない比較品4、成分(b)の代わりに他のカチオン性高分子を配合した比較品5、ノニオン性高分子を配合した比較品6および両性高分子を配合した比較品7では泡の弾力感、持続性、後肌のしっとり感において十分満足のいくものが得られず、さらに成分(c)を配合していない比較品8及び成分(c)の代わりにモノグリセリン骨格を有する油剤を配合した比較品9及びポリグリセリン骨格を有する界面活性剤を配合した比較品10でも起泡力、泡のキメ細かさなどにおいて十分満足のいくものが得られなかった。
ボディー用洗浄料
(成分) (%)
1.ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム 9
2.ラウリン酸カリウム 7
3.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5
4.ココイルメチルタウリントリエタノールアミン 0.5
5.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3
6.ジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体(注1)0.48
7.ジイソステアリン酸ジグリセリル 1
8.精製水 5
9.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
10.1,3−ブチレングリコール 3
11.防腐剤 適量
12.香料 適量
13.精製水 残量
(注1)マーコート550 (8%)(カルゴン社製)(配合量は純ポリマー成分の量として記載)
(製造方法)
A.成分(1)〜(5)、(11)、(13)を均一に混合する。
B.成分(8)〜(10)を均一に加熱混合する。
C.AにB、(6)、(7)、(12)を添加後、均一に混合し、ボディー用洗浄料を得た。
実施例2のボディー用洗浄料は、良好な起泡力を有し、出来た泡はキメ細かく、モッチリと弾力感にとみ、持続性にも優れた泡質であり、使用後の後肌のしっとり感に優れたものであった。
液状洗顔料
(成分) (質量%)
1.N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン 10
2.ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1
3.ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン 5
4.ココイルメチルタウリントリエタノールアミン 0.5
5.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3
6.ジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体(注1) 0.32
7.モノオレイン酸ジグリセリル 0.5
8.精製水 残量
9.防腐剤 適量
10.1,3−ブチレングリコール 3
(製造方法)
A.成分(1)〜(5)、(8)〜(10)を均一に混合する。
B.Aに(6)、(7)を添加後、均一に混合し、液状洗顔料を得た。
実施例3の液状洗顔料は、良好な起泡力を有し、出来た泡はキメ細かく、モッチリと弾力感にとみ、持続性にも優れた泡質であり、使用後の後肌のしっとり感に優れたものであった。
発明品1の泡持続性として2分経過後の状態観察写真。 比較品1の泡持続性として2分経過後の状態観察写真。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)〜(c):
    (a)高級脂肪酸塩
    (b)ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体
    (c)ジグリセリン骨格を有する油剤
    を配合することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  2. 更に、成分(d)アルキロイル基の炭素数が8〜16であるアルキロイルメチルタウリン塩を配合することを特徴とする請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 更に、全組成量中の成分(b)の配合量が0.1〜1.0質量%、成分(c)の配合量が0.5〜4.0質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物。
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