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JP2007268579A - リフト機構及びそれを搭載した金型 - Google Patents

リフト機構及びそれを搭載した金型 Download PDF

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JP2007268579A JP2006099029A JP2006099029A JP2007268579A JP 2007268579 A JP2007268579 A JP 2007268579A JP 2006099029 A JP2006099029 A JP 2006099029A JP 2006099029 A JP2006099029 A JP 2006099029A JP 2007268579 A JP2007268579 A JP 2007268579A
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Abstract

【課題】ワークが内部を移動する金型において、容易に載置することができると共にベース部材の払い出し方向に沿った長さに対して長いストローク量を確保することができる。
【解決手段】リフト機構70では、第1及び第2ガイドピン72,76がそれぞれ移動距離L1,L2だけワーク押圧台71をガイド可能である。この移動距離L1,L2はそれぞれベース厚さXよりも短く設定されており、移動距離L1,L2との和はベース厚さXよりも長く設定されている。そして、設備ピン43により押出ピン73が押圧されると、ワーク押圧台71は、第1ガイドピン72によりガイドされて払い出し方向(鉛直上方)に移動し、中段プレート75の鍔部75cに設備ピン43が当接すると、設備ピン43により押圧された中段プレート75が第1ガイドピン72を含んだ状態でワーク押圧台71と共に第2ガイドピン76に導かれて払い出し方向に移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、リフト機構及びそれを搭載した金型に関する。
従来、金型としては、ワークの外側に当接する歯形形状が形成されたダイスを含む上型とワークの内側に当接する歯形形状が形成されたダイスを含む下型とを備え、ワークを、上型と共に下型の方向へ移動させ上型と下型とで挟み込むことによりワークの外周に歯形を成形するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−170236号公報(図4)
ところで、ワークを上下に移動させて加工を行う金型では、ワークを固定したワーク押圧台を正確に上下動させると共に、ワークの払い出し時にワーク押圧台を払い出し方向に導くガイドピンを用いることがある。このような金型では、例えばプレス装置での金型交換時に金型下部に位置するベース部材などの下面からガイドピンが突出していると引っ掛かったりしてプレス装置に載置させにくいため、金型から払い出すときに必要なワークのストローク量と同等の長さのガイドピンを収容する厚みを金型のベース部材に持たせる必要があった。また、ワークの加工に寄与しないベース部材を薄くして金型のコンパクト化を図ろうとすると、金型の外側にガイドピンが突出することがあった。つまり、プレス装置における上型の接続部であるスライダと下型の接続部であるボルスタとの間の空間等の制約の下で、ベース部材の払い出し方向に沿った長さに対して比較的長いワークのストローク量を確保したものは今までなかった。また、ワークの加工に直接寄与しないベース部材が厚いとプレス装置で加圧する際の作業スペースが損なわれてしまう問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ワークが内部を移動する金型において、容易に載置することができると共にベース部材の払い出し方向に沿った長さに対して長いストローク量を確保することができるリフト機構及びそれを搭載した金型を提供することを目的の一つとする。また、容易に載置することができると共に、よりコンパクト化を図ることができる金型を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
加圧装置の圧力を利用してワークを金型から払い出し可能なリフト機構であって、
前記ワークと当接し該ワークを押圧可能なワーク押圧台と、
前記加圧装置の圧力を受けて前記金型の払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に第1移動距離だけガイドする第1ガイド部材と、
前記加圧装置の圧力を受けて前記払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台を前記第1ガイド部材が前記第1移動距離だけガイドしたあと、前記加圧装置の圧力を受けて前記払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に前記第1ガイド部材も含めて第2移動距離だけガイドする第2ガイド部材と、
前記加圧装置の圧力を受けていない状態の前記第1及び第2ガイド部材を前記ワーク押圧台が配置される面とは反対側の面であるベース裏面からはみ出すことのないように収納可能なベース部材と、
を備え、
前記第1移動距離と前記第2移動距離との和が前記ベース部材の前記払い出し方向に沿った長さであるベース厚さよりも大きく、且つ、前記第1移動距離及び前記第2移動距離がいずれも該ベース厚さよりも小さくなるように設定されているものである。
このリフト機構では、ワーク押圧台が加圧装置の圧力を受け第1ガイド部材に導かれてワークと共に払い出し方向に第1移動距離だけ移動したあと、この第1ガイド部材も含めてワーク押圧台が加圧装置の圧力を受け第2ガイド部材に導かれてワークと共に払い出し方向に第2移動距離だけ移動する。このように、ワーク押圧台が移動する総移動距離のガイドを、第1ガイド部材と第2ガイド部材とに分担させるのである。また、第1ガイド部材の第1移動距離及び第2ガイド部材の第2移動距離がいずれもベース厚さよりも短く、ベース部材は、第1及び第2ガイド部材をベース裏面からはみ出すことのないように収納可能であり、このベース裏面が平らになるため、加圧装置に載置しやすい。また、ワーク押圧台の総移動距離は、第1ガイド部材にガイドされる第1移動距離と第2ガイド部材にガイドされる第2移動距離との和となるため、ベース厚さよりも大きいものとなる。したがって、容易に載置することができると共にベース部材の払い出し方向に沿った長さよりも長いワーク押圧台の移動距離を確保することができる。ここで、本発明のリフト機構は、3以上のガイド部材を設け、すべてのガイド部材のガイド可能な移動距離の和が前記ベース部材のベース厚さよりも大きく、且つ、それぞれのガイド部材のガイド可能な移動距離がいずれもベース厚さよりも小さくなるように設定されるものとしてもよい。こうすれば、ガイド部材を多段として、容易に載置することができると共にベース部材の払い出し方向に沿った長さに対して長いワーク押圧台の移動距離を確保することができる。
本発明のリフト機構において、前記第2ガイド部材には、ガイド用貫通孔が設けられ、前記第1ガイド部材は、前記ワーク押圧台に固定され前記ガイド用貫通孔に挿入されて前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に第1移動距離だけガイドするものとしてもよい。こうすれば、第1ガイド部材を第2ガイド部材の内側に設けることが可能であるため、コンパクト化を図ることができる。
本発明のリフト機構は、前記ワーク押圧台に設けられ前記ベース裏面からはみ出すことのない長さに形成され前記加圧装置の圧力を受けて該ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能な押出部材、を備えたものとしてもよい。こうすれば、押圧する面がベース裏面に近くなるため加圧装置によって押圧しやすい。このとき、前記第2ガイド部材には、押出用貫通孔が設けられ、前記押出部材は、前記押出用貫通孔に挿入され前記加圧装置の圧力を受けて該押出用貫通孔を通って前記ワーク押圧台を前記第1移動距離だけ押し出すものとしてもよい。こうすれば、押出部材を第2ガイド部材の内側に設けることが可能であるため、コンパクト化を図ることができる。
前記押出部材を備えていない態様の本発明のリフト機構において、前記第1ガイド部材は、前記加圧装置の圧力を受けて該ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能であるものとしてもよい。こうすれば、ワーク押圧台を払い出し方向へガイドする部材がワーク押圧台を押圧する部材の機能を兼ね備えているため、構成を簡素なものとすることができる。
本発明のリフト機構において、前記第2ガイド部材は、前記加圧装置の圧力を受けて前記第1ガイド部材も含めて前記ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能な板状体と、該板状体に設けられ前記第1ガイド部材も含めて前記ワーク押圧台を前記払い出し方向にガイドするガイドピンと、を備えているものとしてもよい。こうすれば、板状体によって加圧装置の圧力を確実に受けると共にガイドピンによってワーク押圧台を払い出し方向に確実にガイドすることができる。このとき、前記ベース部材には前記ガイドピンが挿入され前記ワーク押圧台を前記払い出し方向にガイド可能なガイド孔が設けられており、前記第2ガイド部材は、前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入されていてもよい。こうすれば、ベース部材によって第2ガイド部材を払い出し方向へ確実にガイドすることができる。
本発明の金型は、ワークが内部を移動することにより該ワークを加工する加工部材と、前記加工部材によって加工されたワークを加圧装置の圧力を利用して払い出し可能な上述したいずれかに記載のリフト機構と、を備えたものである。上述した金型用リフト機構は、容易に載置することができると共にベース部材の払い出し方向に沿った長さよりも長いストローク量を確保することができるものであるから、本発明の金型は、同様の効果を奏する。また、ベース部材の厚さを変えずにワーク押圧台のストローク量をより長くすることができることから、ワーク押圧台のストローク量をより長くするのにベース部材を厚くするものに比べて容易に載置することができると共に、よりコンパクト化を図ることができる。
本発明の金型において、前記加工部材は、前記ワークが内部を移動する間に複数の加工を行うものとしてもよい。こうすれば、ワークが移動中に1つの加工を行うものに比べてワークの移動距離が長くなりガイド部材でガイドする長さも長くなるため、本発明を適用する意義が高い。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例としての金属部品を成形するプレス機20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、プレス機20に固定された金型10の説明図であり、図3は、金型10が備えるリフト機構70の斜視図であり、図4は、金型10が備えるリフト機構70の上視図である。このプレス機20は、金型10を固定してワークの成形を行う加圧装置として構成されており、図1における最下部の左右に設置された設置部21から上方に立つフレーム22,22と、このフレーム22,22の最上部に水平に固定された板状体の梁24と、梁24の下側にフレーム22,22に上下動可能に支持された上部メインスライド31と、上部メインスライド31の下部に上部固定板設けられた上部固定板59に固定された金型10の上型50と、上部メインスライド31より下側にフレーム22,22に水平に固定された盤状体である固定盤26と、固定盤26の上部に設けられたボルスタ28に固定された金型10の下型60と、最下部に設置された下側固定部49と、を備えている。
上部メインスライド31は、梁24に固定された上部メインモータ34,34により上部メインシャフト35,35を介して上下動可能に支持されている。上部メインスライド31の上側には、梁24に固定されたインナモータ36,36によりインナシャフト37,37を介して上下動可能に支持された板状体のインナスライド32が設けられている。インナスライド32は、その中央下側に上部インナ32aが固定されている。上部インナ32aの下側には、インナスライド32の上下動の圧力を伝えるインナピン52が固定されている。このインナスライド32の中央及び上部インナ32aの中央にはそれぞれ上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、インナスライド32の上部に固定された上部コアモータ38により上下動可能な棒状体である上部コア23がインナピン52と共にそれぞれの貫通孔を通り下側に向かって突出している。
固定盤26は、その略中央に上下方向に貫通する空間である貫通部26aが形成されており、この貫通部26aの上方を渡るように盤状体であるボルスタ28が固定されている。また、固定盤26の下側には、下側固定部49に固定された下部メインモータ44,44から上方に形成された下部メインシャフト45,45によって上下動可能に下支えされた板状体である下部メインスライド41が設けられている。この下部メインスライド41は、その上部中央に貫通部26aに出し入れ可能な下部スライド42が設けられている。下部スライド42の上側には、下部メインスライド41の上下動の圧力を伝える設備ピン43が設けられている。この下部メインスライド41の中央及び下部スライド42の中央にはそれぞれ上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、下側固定部49に固定された下部コアモータ46により下部コアシャフト47を介して上下動可能な棒状体である下部コア48がそれぞれの貫通孔を通り上側に向かって突出している。また、実施例のプレス機20では、モータによって上部メインスライド31や下部メインスライド41に圧力を付与するものとしたが、油圧によって圧力を付与するものとしてもよい。
金型10は、図2に示すように、上型50と下型60により構成されている。上型50は、上部メインスライド31から突出したインナピン52とインナピン52の先端に接続された円盤状のインナプレート58とを内包した円筒形の固定部51によって上部固定板59を介して上部メインスライド31に固定されている。固定部51には、その下部に固定板51aを介してワークの成形を行う部材である歯形形成部材55と上側パンチ56とが固定されている。歯形形成部材55は、その中央下部に円筒状の空間が形成された円柱状の部材であり、その側面に歯形形成溝55aが形成されており、下型60に挿入されたときに板状のワークをカップ状に成形したあとこのワークの側面に歯形を形成する部材である。上側パンチ56は、円柱状の部材であり、上部コア23の先端に固定され歯形形成部材55の下部の内側に嵌り込んで配置されている。この上側パンチ56には、ワークの底面に段差を形成する凸状部56aが設けられている。この歯形形成部材55及び上側パンチ56の外周には、円筒状の外部パンチ54が配置されている。この外部パンチ54の下部には、ワークをカップ状に形成する際にその内側の形状を整える円筒部54aが形成されている。この外部パンチ54は、固定板51aに形成された貫通孔から歯形形成部材55及び上側パンチ56の外側で上下動可能に突出したアウタピン53の下端に固定されている。このアウタピン53は、その上端がインナプレート58に接続されており、このインナプレート58の上下動に伴って上下動する。このように、歯形形成部材55及び上側パンチ56は、上部メインモータ34(図1参照)による上部メインスライド31の上下動に伴って上下動し、外部パンチ54は、インナモータ36(図1参照)によるインナピン52の上下動に伴って上下動する。なお、上側パンチ56は、上部コア23に接続されているが、説明の便宜により、本実施例では、歯形形成部材55と共に上下動するものとして説明する。また、図2以降では、理解の容易のため、外部パンチ54及びそれの動作に関わる部材(インナピン52,アウタピン53及びインナプレート58)に同様の模様を付してある。
下型60は、ボルスタ28にダイス保持部材62を固定するベース部材61と、ダイス保持部材62の上部に保持され上側パンチ56が挿入されたときにワークをカップ状に形成する円筒状の空間を有する絞りダイス63と、絞りダイス63の下側でダイス保持部材62に保持され円筒状の空間を有する歯形形成ダイス64と、ワークを載置し設備ピン43により上方へ払い出し可能なリフト機構70と、により構成されている。ベース部材61は、ダイス保持部材62を固定するダイホルダとして構成され、後述する第1及び第2ガイドピン72,76と押出ピン73とをその裏面(以下ベース裏面とする)から突出しないよう収容する板状の部材である。このベース部材61は、ワークの払い出し方向(ここでは鉛直上方)の長さが所定の長さX(以下ベース厚さXとする)で形成されている。このベース部材61には、後述するリフト機構70の第1ガイドピン72が挿入される第1挿入孔61aと、第2ガイドピン76が挿入される第2挿入孔61bと、押出ピン73が挿入される貫通孔61cとが設けられている。絞りダイス63には、その上部の内径よりも小さい内径を有する縮管部63aが形成されている。歯形形成ダイス64には、ワークの外側面に歯形を形成する内側の空間に突き出た歯形形成溝64aが形成されている。リフト機構70は、下部メインモータ44(図1参照)による下部メインスライド41の上下動に伴って上下動する。なお、歯型形成ダイス64の下側には固定ダイス65が配置されており、この固定ダイス65の裏面に形成された抜け止め部65aが後述するリフト機構70の中段プレート75の上面に当接することにより中段プレート75が抜け出るのを防止している。
リフト機構70は、図2〜4に示すように、ダイス保持部材62、絞りダイス63及び歯形形成ダイス64によって形成された円筒状の空間の下部に設けられ、ワークを載置して上下動可能なワーク押圧台71と、ワーク押圧台71を払い出し方向に導く第1ガイドピン72と、設備ピン43の圧力によりワーク押圧台71を押圧する押出ピン73と、設備ピン43の圧力によりワーク押圧台71と共に上下動可能な中段プレート75と、中段プレート75と第1ガイドピン72とを含めてワーク押圧台71を払い出し方向に導く第2ガイドピン76と、を備えている。なお、図2〜4では、ワーク押圧台71及び押出ピン73を網掛け処理して示してある。また、第1ガイドピン72や後述する第2ガイドピン76などは、複数設けられているが、理解の容易のため、図2や図5以降の図ではそのうち1つだけを示すものとした。
ワーク押圧台71は、円盤状の部材であり、その上面に凸状部56aをはめ込み可能な円状の窪みである凹状部71aが設けられワークの底面の成型をも行う部材である。このワーク押圧台71の下面の中心に第1ガイドピン72が鉛直下方に固定され、その外側に3本の押出ピン73が鉛直下方に固定されている(図3参照)。第1ガイドピン72は、円柱の部材であり、中段プレート75の中心に設けられたガイド孔75aに固定された第1ガイドブッシュ77を通過してベース部材61に設けられた孔に挿入されている。この第1ガイドピン72は、ベース部材61のベース厚さXよりも短い第1移動距離L1だけワーク押圧台71をガイド可能である。なお、この第1ガイドピン72の下部には中段プレート75に形成された鍔部75cに当接する図示しない抜け止め部が形成されており、ワーク押圧台71が中段プレート75から抜け出ないようになっている。押出ピン73は、円柱の部材であり、中段プレート75の中心より外周側に設けられた押出孔75bを通過しベース部材61に設けられた孔に各々が挿入されている。この第1ガイドピン72及び押出ピン73は、ベース裏面から突出することなくベース部材61に収容されている。
中段プレート75は、円盤状の部材であり、ワーク押圧台71の下側に配置されている。この中段プレート75に形成された押出孔75bの下面には、設備ピン43の先端を受け設備ピン43による圧力を受けることが可能な鍔部75cが設けられている。また、中段プレート75の下面の押出孔75bが形成されていない部分に3本の第2ガイドピン76が鉛直下方に固定されている(図4参照)。この第2ガイドピン76は、円柱の部材であり、ベース部材61に設けられた孔に第2ガイドブッシュ76aを介して挿入されている。この第2ガイドピン76は、ベース厚さXよりも短い第2移動距離L2だけワーク押圧台71及び中段プレート75をガイド可能である。そして、ワーク押圧台71は、ベース厚さXよりも長い距離である、第1移動距離L1と第2移動距離L2の和の長さだけ第1ガイドピン72と第2ガイドピン76とにガイドされるよう構成されている。
次に、このように構成されたプレス機20の動作、特にワークを複数の加工工程で成形する際の動作について説明する。図5は、成形待機時の金型10の説明図であり、図6は、絞り成形時の金型10の説明図であり、図7は、縮管成形時の金型10の説明図であり、図8は、歯形成形時の金型10の説明図であり、図9は、払い出し時の金型10の説明図であり、図10は、成形後のワーク80の説明図である。上述のように構成されたリフト機構70では、図2に示したように、ワーク押圧台71と中段プレート75が設備ピン43により押圧されていないときには、下型60の下部で、中段プレート75がベース部材61の上面に載置され、この中段プレート75の上面にワーク押圧台71が載置された状態となる。そして、設備ピン43からの圧力を押出ピン73が受けると、ワーク押圧台71が第1ガイドピン72に導かれて払い出し方向に移動し、設備ピン43が鍔部75cに当接すると第1ガイドピン72を含んだ状態でワーク押圧台71と共に中段プレート75が第2ガイドピン76に導かれて払い出し方向に移動する。ここで、成形待機時には、図5に示すように、設備ピン43によりワーク押圧台71を押圧させ、ワーク押圧台71の上面が絞りダイス63の上面に合うように下部メインモータ44を駆動させる。また、ワーク押圧台71に当接しない位置に上側パンチ56を移動させ且つ、外部パンチ54が上側パンチ56に並ぶよう上部メインモータ34及びインナモータ36を駆動させる。そして、凸状部56aの挿入可能な孔が形成されたドーナツ板状のワーク80を絞りダイス63の中心に配置する。
次に、上部メインモータ34及びインナモータ36を駆動して上型50を下方に移動させ、上側パンチ56とワーク押圧台71とが当接すると、そのまま、ワーク80を挟み込みながら、上側パンチ56と外部パンチ54とを下方に移動させると共にワーク押圧台71を下方に移動させる。このとき、ワーク押圧台71は、第1ガイドピン72及び中段プレート75を介して第2ガイドピン76により下方に導かれる。すると、図6に示すように、板状のワーク80は、絞りダイス63に引き込まれて底面の中央に穴を有するカップ状に形成される(絞り成形)。このとき、外部パンチ54の円筒部54aは、ワーク80の内側に入り込む。続いて、上側パンチ56、外部パンチ54を下方に移動させると共にワーク押圧台71を下方に移動させる。外部パンチ54が絞りダイス63の上面に当接する位置でインナモータ36の駆動を停止する。また、中段プレート75がベース部材61の上面に載置されると、設備ピン43の先端が鍔部75cから離れ、ワーク押圧台71は、押出ピン73が押出孔75bを通過しながら第1ガイドピン72によって下方に導かれる。
続いて、上側パンチ56とワーク押圧台71とにワーク80が挟まれた状態でこれらを下方に移動させ、絞りダイス63の縮管部63aをワーク80が通過すると、図7に示すように、ワーク80がカップの直径方向に縮められる(縮管成形)。そして、上側パンチ56とワーク押圧台71とにワーク80が挟まれた状態でこれらを下方に移動させ、歯形形成ダイス64の歯形形成溝64aをワーク80が通過すると、図8に示すように、この歯形形成溝64aと歯形形成部材55の歯形形成溝55aとに挟まれたカップ状のワーク80の側面に歯形が形成される(歯形成形)。このとき、押出ピン73が押出孔75bを通過しながら第1ガイドピン72によって下方に導かれたワーク押圧台71は、中段プレート75の上面に位置する。最後に、上側パンチ56とワーク押圧台71とにワーク80が挟まれた状態でこれらを上方に移動させ、下型60から成形後のワーク80を取り出す(払い出し処理)。このとき、ワーク押圧台71は、設備ピン43により押出ピン73を介して押圧され、第1ガイドピン72に導かれて払い出し方向に移動し、設備ピン43が中段プレート75の鍔部75cに当接すると、この設備ピン43により第1ガイドピン72を含んだ状態でワーク押圧台71と共に中段プレート75が第2ガイドピン76に導かれて払い出し方向に移動する。このとき、ワーク押圧台71は、ベース厚さXよりも長い、第1移動距離L1と第2移動距離L2との和の距離を第1ガイドピン72、中段プレート75及び第2ガイドピン76にガイドされる。こうして、図10に示すように、底面の中心に穴を有し、側面に歯形が形成されたカップ状の成形体が得られる。
ここで、本実施例の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施例のプレス機20が本発明の加圧装置に相当し、第1ガイドピン72が第1ガイド部材に相当し、中段プレート75及び第2ガイドピン76が第2ガイド部材に相当し、中段プレート75が板状体に相当し、第2ガイドピン76がガイドピンに相当し、押出ピン73が押出部材に相当し、絞りダイス63、歯形形成ダイス64が加工部材に相当する。また、ガイド孔75aがガイド用貫通孔に相当し、押出孔75bが押出用貫通孔に相当する。
以上詳述した本実施例の金型10によれば、ワーク押圧台71がプレス機20の圧力を受け第1ガイドピン72に導かれてワーク80と共に払い出し方向に第1移動距離L1だけ移動し、第1ガイドピン72が第1移動距離L1だけワーク押圧台71をガイドしたあと、この第1ガイドピン72も含めてワーク押圧台71がプレス機20の圧力を受け第2ガイドピン76に導かれてワーク80と共に払い出し方向に第2移動距離L2だけ移動する。このように、ワーク押圧台71が移動する総移動距離のガイドを、第1ガイドピン72と第2ガイドピン76とに分担させるのである。また、第1移動距離L1及び第2移動距離がいずれもベース厚さXよりも短く、ベース部材61は、第1及び第2ガイドピン72,76をこの裏面からはみ出すことのないように収納可能であり、このベース裏面が平らになるため、プレス機20に載置しやすい。また、ワーク押圧台71の総移動距離は、第1ガイドピン72にガイドされる第1移動距離L1と第2ガイドピン76にガイドされる第2移動距離との和となるため、ベース厚さXよりも長いものとなる。したがって、容易にボルスタ28上に載置することができると共にベース厚さXよりも長いワーク押圧台71の移動距離を確保することができる。また、ベース部材61の厚さを変えずにワーク押圧台71のストローク量をより長くすることができることから、ワーク押圧台71のストローク量をより長くするのにベース部材を厚くするものに比べて容易に載置することができると共に、よりコンパクト化を図ることができ、ひいては、より大きなワーク80の加工スペースを確保することができる。
また、中段プレート75には、ガイド孔75aが設けられ、第1ガイドピン72は、ガイド孔75aに挿入されてワーク押圧台71の移動を払い出し方向に導くため、ワーク押圧台71を導く第1ガイドピン72を中段プレート75の内側に設けることが可能であり、コンパクト化を図ることができる。更に、ベース部材61の裏面からはみ出すことのない長さに形成されプレス機20の圧力を受けてワーク押圧台71を払い出し方向へ押し出し可能な押出ピン73を備えているため、押圧する面がベース裏面に近くなり、押圧する面がワーク押圧台71近傍にあるものに比べてプレス機20の設備ピン43によって迅速に押圧しやすい。更にまた、中段プレート75には、押出孔75bが設けられ、押出ピン73は、押出孔75bに挿入されプレス機20の圧力を受けて押出孔75bを通ってワーク押圧台71を押し出すため、押出ピン73を中段プレート75の内側に設けることが可能であり、コンパクト化を図ることができる。そして、中段プレート75と第2ガイドピン76とにより第1移動距離L1だけガイドされたワーク押圧台71を払い出し方向に導くため、中段プレート75によってプレス機20の圧力を確実に受けると共に第2ガイドピン76によってワーク押圧台71を払い出し方向に確実にガイドすることができる。そして、第2ガイドピン76がベース部材61に設けられた第2挿入孔61bに挿入されてワーク押圧台71を払い出し方向にガイドするため、ベース部材61によって中段プレート75を払い出し方向へ確実にガイドすることができる。そしてまた、下型60は、ワーク80がワーク押圧台71と共に移動する間に複数の加工を行うものであるため、ワーク80が移動中に1つの加工を行うものに比べてワーク80の移動距離が長くなりガイド部材でガイドする長さも長くなることから、本発明を適用する意義が高い。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施例では、ワーク押圧台71を払い出し方向に導く第1ガイドピン72とワーク押圧台71を押圧する押出ピン73とをワーク押圧台71の下面に設けるものとしたが、図11に示すように、ワーク押圧台71を払い出し方向に導くと共に設備ピン43の圧力により押圧する押出ガイドピン172をワーク押圧台71の下面に設けるものとしてもよい。図11は、下型160のリフト機構170の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。なお、上述した実施例と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。このリフト機構170は、ワーク押圧台71の下面に3本の押出ガイドピン172が設けられ、中段プレートに押出ガイドピン172が通過可能な位置に3箇所の押出ガイド孔175aが設けられている。そして、押圧前の状態(図11(a)参照)から設備ピン43により押出ガイドピン172が押圧されると、ワーク押圧台71は、押出ガイドピン172により押圧されると共にガイドされて払い出し方向(鉛直上方)に移動し、中段プレート175の鍔部175cに設備ピン43が当接すると、この設備ピン43により押圧された中段プレート175が押出ガイドピン172を含んだ状態でワーク押圧台71と共に第2ガイドピン76に導かれて払い出し方向に移動する(図11(b)参照)。このとき、ワーク押圧台71は、ベース厚さXよりも長い第1移動距離L1と第2移動距離L2との和の距離を最長として第1ガイドピン72、中段プレート75及び第2ガイドピン76にガイドされる。こうすれば、ワーク押圧台71を押圧する部材とガイドする部材とを別々に設ける必要がないため、構成を簡略化することができる。
上述した実施例では、ワーク押圧台71を押圧する押出ピン73をワーク押圧台71の下面に設けるものとしたが、図12に示すように、これを省略してもよい。図12は、下型260のリフト機構270の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。このリフト機構270では、ワーク押圧台71の下面にその一端が接続された第1ガイドピン272の他端にガイド孔75aの通過を規制するストッパ272aが設けられており、中段プレート75に設備ピン43が通過可能な直径で押出孔75bが設けられている。リフト機構270では、第1ガイドピン272が第1移動距離M1,第2ガイドピン76が第2移動距離M2だけワーク押圧台71をガイド可能である。また、第1移動距離M1及び第2移動距離M2はそれぞれベース厚さYよりもそれぞれ短く設定されており、第1移動距離M1と第2移動距離M2との和はベース厚さYよりも長く形成されている。そして、押圧前の状態(図12(a)参照)から設備ピン43が押出孔75bを通過してワーク押圧台71に当接したあと、ワーク押圧台71は、設備ピン43により押圧されると共に第1ガイドピン272にガイドされて払い出し方向(鉛直上方)に移動し、ストッパ272aが中段プレート275の下面に当接すると、第1ガイドピン272により中段プレート275が引き上げられ、引き上げられた中段プレート275が押出ガイドピン272を含んだ状態でワーク押圧台71と共に第2ガイドピン76に導かれて払い出し方向に移動する(図12(b)参照)。このとき、ワーク押圧台71は、ベース厚さYよりも長い第1移動距離M1と第2移動距離M2との和の距離を最長として第1ガイドピン272、中段プレート75及び第2ガイドピン76にガイドされる。こうすれば、ワーク押圧台71を押圧する部材を省略可能であるため、構成を簡略化することができる。
上述した実施例では、中段プレート75、第1ガイドピン72及び第2ガイドピン76を利用して2段でワーク押圧台71を払い出し方向にガイドするものとしたが、図13に示すように、3段以上でワーク押圧台71を払い出し方向にガイドするものとしてもよい。図13は、下型360のリフト機構370の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。このリフト機構370は、ワーク押圧台71を押圧すると共に払い出し方向にガイドする押出ガイドピン372がワーク押圧台71の下面の中心に設けられ、ワーク押圧台71の下側に、上面により閉じられた円筒の下部の開口縁の外周に鍔部375aが設けられ上面に押出ガイド孔375bが設けられた形状の上段部材375と、上段部材375の外側に配置され上面により閉じられた円筒の下部の開口縁の外周に鍔部376aが設けられ上面に上段部材375の上面が挿入可能な部材孔376bが設けられた形状の中段部材376と、を備えている。この押出ガイドピン372、上段部材375及び中段部材376は、ワーク押圧台71を払い出し方向にガイドする機能を有しておりそれぞれ移動距離N1,N2,N3だけガイド可能となっている。また、移動距離N1,N2,N3はそれぞれベース厚さZよりも短く設定されており、移動距離N1,N2,N3のすべての和はベース厚さZよりも長く設定されている。この下型360では、ワーク押圧台71は、下部コアモータ46の圧力により上下動可能な下部コア48により押圧されるものとした。そして、押圧前の状態(図13(a)参照)から下部コア48により押出ガイドピン372が押圧されると、ワーク押圧台71は、押出ガイドピン372により押圧されると共にガイドされて払い出し方向(鉛直上方)に移動し、上段部材375の上面内側に押出ガイドピン372を介して下部コア48が当接すると、下部コア48により上段部材375が押圧され、押圧された上段部材375が押出ガイドピン372を含んだ状態でワーク押圧台71と共に鍔部375aが中段部材376の内壁に導かれて払い出し方向に移動する。続いて、鍔部375aが中段部材376の上面内側に当接すると、中段部材376が押し上げられ、押圧された上段部材375が押出ガイドピン372と中段部材376とを含んだ状態でワーク押圧台71と共に、鍔部376aがベース部材61の内壁に導かれて払い出し方向に移動する(図13(b)参照)。このとき、ワーク押圧台71は、ベース厚さXよりも長い移動距離N1,N2,N3すべての和の距離を最長としてリフト機構370にガイドされる。こうすれば、ワーク押圧台71をガイドする部材を3段にすることにより、容易にボルスタ28に載置することができると共にベース厚さZよりも長いワーク押圧台71の移動距離を確保することができ、ひいては更なるコンパクト化を図ることができる。
上述した実施例では、ワーク押圧台71を鉛直上方に移動してワーク80を払い出すものに適用するものとしたが、上型50にリフト機構70を設け、ワーク押圧台71を下方に移動してワーク80を払い出すものに適用しても構わない。あるいは、リフト機構70を水平に設け、ワーク押圧台71を水平に移動してワーク80を払い出すものに適用してもよい。
上述した実施例では、中段プレート75にガイド孔75aを設け、第1ガイドピン72がこのガイド孔75aに挿入されてガイドするものとしたが、中段プレート75にガイド孔75aを設けずに中段プレート75の外側に第1ガイドピン72が配置されてガイドするものとしてもよい。こうしても、第1ガイドピン72の設置スペースが必要となるが、容易にボルスタ28に載置することができると共にベース厚さXよりも長いワーク押圧台71の移動距離を確保することはできる。
上述した実施例では、中段プレート75に押出孔75bを設け、押出ピン73がこの押出孔75bに挿入されて設備ピン43により押圧されるものとしたが、中段プレート75に押出孔75bを設けずに中段プレート75の外側を押出ピン73が上下動するものとしてもよい。こうしても、押出ピン73の設置スペースが必要となるが、容易にボルスタ28に載置することができると共にベース厚さXよりも長いワーク押圧台71の移動距離を確保することはできる。
上述した実施例では、ワーク押圧台71が上側パンチ56との間でワーク80を挟み込んでこのワーク80を成形するものとしたが、ワーク押圧台71が上側パンチ56との間でワーク80を挟み込まずに成形するものとしてもよい。このとき、ワーク押圧台71の上部にワーク80を成形する他の部材を載置するものとしてもよい。
上述した実施例では、リフト機構70を備え、側面に歯形が形成されたワーク80を成形する金型10について説明したが、ワーク80を成形する金型は、特にこれに限定されず、例えば、他のカップ状成形体の成形金型や、シャフトなど長尺物の成形に用いられる成形金型や、CVTシーブなどの成形金型などに用いてもよいし、これらの、加工を行う加工金型としてもよい。こうしても上述の実施例と同じ効果が得られる。
上述した実施例では、ワーク80が金型10内部を移動する際に複数の加工工程を行うものについて説明したが、単一の加工工程を行うものに適用してもよい。
本発明の一実施例としてのプレス機20の構成の概略を示す構成図である。 プレス機20に固定された金型10の説明図である。 金型10が備えるリフト機構70の斜視図である。 金型10が備えるリフト機構70の上視図である。 成形待機中の金型10の説明図である。 絞り成形時の金型10の説明図である。 縮管成形時の金型10の説明図である。 歯形成形時の金型10の説明図である。 払い出し時の金型10の説明図である。 成形後のワーク80の説明図である。 下型160のリフト機構170の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。 下型260のリフト機構270の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。 下型360のリフト機構370の説明図であり、(a)が押圧前の図、(b)が成形前の待機時の図である。
符号の説明
10 金型、20 プレス機、21 設置部、22 フレーム、23 上部コア、24 梁、26 固定盤、26a 貫通部、28 ボルスタ、31 上部メインスライド、32 インナスライド、32a 上部インナ、34 上部メインモータ、35 上部メインシャフト、36 インナモータ、37 インナシャフト、38 上部コアモータ、41 下部メインスライド、42 下部スライド、43 設備ピン、44 下部メインモータ、45 下部メインシャフト、46 下部コアモータ、47 下部コアシャフト、48 下部コア、49 下側固定部、50 上型、51 固定部、51a 固定板、52 インナピン、53 アウタピン、54 外部パンチ、54a 円筒部、55 歯形形成部材、55a 歯型形成溝、56 上側パンチ、56a 凸状部、58 インナプレート、59 上部固定板、60,160,260,360 下型、61 ベース部材、61a 第1挿入孔、61b 第2挿入孔、61c 貫通孔、62 ダイス保持部材、63 絞りダイス、63a 縮管部、64 歯型形成ダイス、64 歯形形成溝a、65 固定ダイス、65a 抜け止め部、70,170,270,370 リフト機構、71 ワーク押圧台、71a 凹状部、72,272 第1ガイドピン、73 押出ピン、75,175,275 中段プレート、75a ガイド孔、75b 押出孔、75c,375a,376a 鍔部、76 第2ガイドピン、76a 第2ガイドブッシュ、77 第1ガイドブッシュ、80 ワーク、172,372 押出ガイドピン、175a,375b 押出ガイド孔、376b 部材孔、272a ストッパ、375 上段部材、376 中段部材。

Claims (9)

  1. 加圧装置の圧力を利用してワークを金型から払い出し可能なリフト機構であって、
    前記ワークと当接し該ワークを押圧可能なワーク押圧台と、
    前記加圧装置の圧力を受けて前記金型の払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に第1移動距離だけガイドする第1ガイド部材と、
    前記加圧装置の圧力を受けて前記払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台を前記第1ガイド部材が前記第1移動距離だけガイドしたあと、前記加圧装置の圧力を受けて前記払い出し方向に押圧された前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に前記第1ガイド部材も含めて第2移動距離だけガイドする第2ガイド部材と、
    前記加圧装置の圧力を受けていない状態の前記第1及び第2ガイド部材を前記ワーク押圧台が配置される面とは反対側の面であるベース裏面からはみ出すことのないように収納可能なベース部材と、
    を備え、
    前記第1移動距離と前記第2移動距離との和が前記ベース部材の前記払い出し方向に沿った長さであるベース厚さよりも大きく、且つ、前記第1移動距離及び前記第2移動距離がいずれも該ベース厚さよりも小さくなるように設定されている、
    リフト機構。
  2. 前記第2ガイド部材には、ガイド用貫通孔が設けられ、
    前記第1ガイド部材は、前記ワーク押圧台に固定され前記ガイド用貫通孔に挿入されて前記ワーク押圧台の移動を該払い出し方向に第1移動距離だけガイドする、請求項1に記載のリフト機構。
  3. 請求項1又は2に記載のリフト機構であって、
    前記ワーク押圧台に設けられ前記ベース裏面からはみ出すことのない長さに形成され前記加圧装置の圧力を受けて該ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能な押出部材、を備えたリフト機構。
  4. 前記第2ガイド部材には、押出用貫通孔が設けられ、
    前記押出部材は、前記押出用貫通孔に挿入され前記加圧装置の圧力を受けて該押出用貫通孔を通って前記ワーク押圧台を前記第1移動距離だけ押し出す、請求項3に記載のリフト機構。
  5. 前記第1ガイド部材は、前記加圧装置の圧力を受けて該ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能である、請求項1又は2に記載のリフト機構。
  6. 前記第2ガイド部材は、前記加圧装置の圧力を受けて前記第1ガイド部材も含めて前記ワーク押圧台を前記払い出し方向へ押し出し可能な板状体と、該板状体に設けられ前記第1ガイド部材も含めて前記ワーク押圧台を前記払い出し方向にガイドするガイドピンと、を備えている、請求項1〜5のいずれかに記載のリフト機構。
  7. 前記ベース部材には前記ガイドピンが挿入され前記ワーク押圧台を前記払い出し方向にガイド可能なガイド孔が設けられており、
    前記第2ガイド部材は、前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入されている、請求項6に記載のリフト機構。
  8. ワークが内部を移動することにより該ワークを加工する加工部材と、
    前記加工部材によって加工されたワークを加圧装置の圧力を利用して払い出し可能な請求項1〜7のいずれかに記載のリフト機構と、
    を備えた金型。
  9. 前記加工部材は、前記ワークが内部を移動する間に複数の加工を行う、請求項8に記載の金型。
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