JP2007264211A - 色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】色順次表示方式における色割れを最善に軽減しうる色順次表示方式液晶表示装置の色表示方法を提供する。
【解決手段】R,G,Bに代表される3原色の組を順次表示する色順次表示方式液晶表示装置の色表示方法において、前記3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組を順次表示する。
【選択図】図1
【解決手段】R,G,Bに代表される3原色の組を順次表示する色順次表示方式液晶表示装置の色表示方法において、前記3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組を順次表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法に関する。
フィールドシーケンシャルカラー(FSC;色順次表示方式)薄膜トランジスタ(TFT)液晶(LC)は、原色である赤(R),緑(G),青(B)をLCDの同じ画素上に1フレーム内に順次表示し、その画素は、通常のカラーフィルタ(CF)型LCD内の画素に普通に用いられている色サブ画素を使用しないというタイプのディスプレイである。周知のように、FSCディスプレイが抱える最大の難点は「色割れ(カラーブレイクアップ)」が生ずることである。すなわち、ある表示物体がFSCスクリーン上で動いていると、その前端と後端が虹色に見える。この色割れが実用上問題ない程度に抑えられれば、FSC LCDはきわめて有望なディスプレイとなる。
本発明は、この色割れの軽減を目指すものである。なお、参考とした文献を以下に掲げる。これらは発明の開示の項で引用される。
H.Yamakita,et al.,"Field-Sequential Color LCD driven by Optimized Method for Color Breakup Reduction,"IDW'05,no.LCT6-2,2005. K.Sekiya,et al.,"Spatio-Temporal Scanning LED Backlight for Large Size Field Sequential Color LCD,"IDW'05,no.FMC7-2,2005. K.Sekiya,et al.,"Eye-trace Integration Effect on The Perception of Moving Pictures and A New Possibility for Reducing Blur on Hold-Type Displays,"SID'02,no.29.3,2002. K.Kalantar,et al.,"Spatio-temporal scanning backlight for field-sequential-color optically-compensated-bebd-mode liquid-crystal display,"J.SID,Vol.14,pp.151-159,Feb.2006. K.Sekiya,et al.,"On The Effect of Motion Interpolation and Blancking on Color-Field Sequential LCDs,"IDW2003,no.VHF2-4,Dec.2003. P.C.Baron,et al.,"Can Motion Compensation Eliminate Color Breakup of Moving Objects in Field-Sequential Color Displays?,"SID1996,no.36.4,1996.
H.Yamakita,et al.,"Field-Sequential Color LCD driven by Optimized Method for Color Breakup Reduction,"IDW'05,no.LCT6-2,2005. K.Sekiya,et al.,"Spatio-Temporal Scanning LED Backlight for Large Size Field Sequential Color LCD,"IDW'05,no.FMC7-2,2005. K.Sekiya,et al.,"Eye-trace Integration Effect on The Perception of Moving Pictures and A New Possibility for Reducing Blur on Hold-Type Displays,"SID'02,no.29.3,2002. K.Kalantar,et al.,"Spatio-temporal scanning backlight for field-sequential-color optically-compensated-bebd-mode liquid-crystal display,"J.SID,Vol.14,pp.151-159,Feb.2006. K.Sekiya,et al.,"On The Effect of Motion Interpolation and Blancking on Color-Field Sequential LCDs,"IDW2003,no.VHF2-4,Dec.2003. P.C.Baron,et al.,"Can Motion Compensation Eliminate Color Breakup of Moving Objects in Field-Sequential Color Displays?,"SID1996,no.36.4,1996.
色割れの軽減を目指して、これまでにいくつもの提案がなされている。純FSC(すなわちCFなし)LCDにおける通念は、RGBフレーム体系に違う色のサブフィールドを付加することである。それらの提案は、主観的評価のみに基づいて検討されていた(非特許文献1)。そのため、色割れの客観的、定量的評価ができず、色割れ軽減のための最善の方法は不明であった。
そこで、本発明は、純FSC LCDにおける色割れを最善に軽減しうる色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法を提供することを目的とする。
LCD上の動きぼけ(モーションブラー)は、スクリーン輝度の視線追随積分(アイトレースインテグレーション)によって模擬できること(非特許文献3)が知られている。視線追随積分は、横軸にスクリーン面内の1方向(例えば水平方向)座標、縦軸に時間をとった座標系上で、移動する標的の輝度を該標的の移動方向に沿って1フレームの範囲で積分したものである。ここで標的には視線が正しく追随するものとしている。これによれば、標的に視線を追随させた眼の網膜座標上の像すなわち視認像の輝度分布を計算できる。
そこで、発明者らは、視線追随積分の理論計算方法をFSC LCDに適用して、視認像の輝度分布のみならず色分布をも理論計算することにより、種々の色表示方法における色割れの発現を定量的に比較評価し、その結果に基づいて本発明をなした。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
1.R,G,Bに代表される3原色を順次表示する色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法において、前記3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組内の色を順次表示することを特徴とする色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
1.R,G,Bに代表される3原色を順次表示する色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法において、前記3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組内の色を順次表示することを特徴とする色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
2.前記黒色の表示は、液晶を黒状態に駆動すること、または、液晶表示装置内のバックライトを消すことにより行うことを特徴とする前項1に記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
3.黒をKで表すものとして、前記黒色を付加した組内の表示順が、RGBKKK,KRGBKK,KKRGBK,KKKRGBのいずれかであることを特徴とする前項1または2に記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
3.黒をKで表すものとして、前記黒色を付加した組内の表示順が、RGBKKK,KRGBKK,KKRGBK,KKKRGBのいずれかであることを特徴とする前項1または2に記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
4.前記R,G,Bに代表される3原色に代えて、R,G,B以外の3原色とした前項1〜3のいずれかに記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
5.前記R,G,Bに代表される3原色に代えて、4以上の多原色とした請求項1〜3のいずれかに記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
6.前項1〜5のいずれかに記載の色表示方法の実行機能を有する色順次表示方式液晶表示装置。
5.前記R,G,Bに代表される3原色に代えて、4以上の多原色とした請求項1〜3のいずれかに記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
6.前項1〜5のいずれかに記載の色表示方法の実行機能を有する色順次表示方式液晶表示装置。
本発明によれば、表示色の種類にかかわらず色割れを最善に低減できるとともに、動きボケ(モーションブラー)の小さい(すなわち視認像の幅が小さい)擬似インパルス駆動の実現が可能になる。
本発明では、3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組内の色を順次表示する。例えば、3原色がR,G,B(赤,緑,青)でこの順に表示され、黒色をKで表すとして、RGBK,KRGB,KRGBKなどのいずれかの表示順とする。RGBの組の内部にKを挿入する(すなわち、RKGB,RGKBなどとする)のは、色割れおよび動きボケの軽減効果に乏しい。
ところで、既存の2倍速FSC LCDでは、通常1フレームでRGBRGBと表示(各色フィールドが2巡回)するから、これの例えば後半のRGBをKKKに変更してRGBKKKと表示するようにすれば、色表示制御系の大幅な設計変更の必要がなくて好ましい。なお、KRGBKK,KKRGBK,KKKRGBとしても同様である。
本発明において、3原色は、通常用いられる代表的なR,G,Bのほか、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)でもよく、またこれ以外の3原色であってもよい。また、3原色の表示順は、その計6種の順列のいずれであってもよい。さらに、3原色に代えて、4以上の多原色としてもよい。
本発明において、3原色は、通常用いられる代表的なR,G,Bのほか、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)でもよく、またこれ以外の3原色であってもよい。また、3原色の表示順は、その計6種の順列のいずれであってもよい。さらに、3原色に代えて、4以上の多原色としてもよい。
色順次表示方式液晶表示装置(FSC LCD)におけるLCDとしては、液晶の応答が速いものが好ましく、例えば、OCB(光学補償ベンド)モードLCD(セルギャップ≒5μm)、強誘電性液晶モードLCD(セルギャップ≒1〜2μm)、TNモードLCD(セルギャップ≒2μm)などが挙げられる。これらのうち、製造容易性の観点からすれば、セルギャップを比較的大きくしうる、OCBモードLCDが、より好ましく用いうる。製造容易性の観点からすれば、液晶はTFT駆動型でアモルファスシリコンTFTが好ましい。
FSC LCDに装備されるバックライトとしては、LED(発光ダイオード)で構成される3原色走査バックライト(これの明滅タイミングについては非特許文献2,4参照)が、制御性の点で好ましい。ただし、これに限定されず、例えば色分けした回転円盤で構成したバックライト、あるいは反射型液晶に対するフロントライトでもよい。
以下、種々の色表示方法について、視線追随積分により視認像の特性評価を行った結果を述べる。なお、3原色はR,G,Bとし、色表示順はこの順(RGB)とした。
以下、種々の色表示方法について、視線追随積分により視認像の特性評価を行った結果を述べる。なお、3原色はR,G,Bとし、色表示順はこの順(RGB)とした。
(比較例1)
比較例1は、LEDからなる走査バックライトを備えた最も単純なFSC LCDの場合である。色表示方法は1倍速(シングルレート)単純FSCである。黒色背景内で幅W画素(すなわち、幅方向の画素数がWになる幅)の白色(輝度V)矩形標的がスクリーンの左から右へ、速さS画素/フレーム(すなわち、1フレーム毎の移動画素数がSになる速さ)で動き、眼はこの標的に正しく追随するものとする。動きの遅い標的(遅動標的)に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその結果を図2に示す。図2の上部のグラフに示すように、1フレームは一組のR,G,B色フィールドからなる。ビデオ入力は60フレーム/秒の映像(イメージストリーム)をもつと仮定されるから、1倍速FSCでは180フィールド/秒の書替え速度になる。1色フィールドあたりの1LEDのTOD(ターンオンデューティ=点灯時間/1フィールド)をA’とする。0<A’<1である。積分計算は1フレーム内で矢印の方向に行う。
比較例1は、LEDからなる走査バックライトを備えた最も単純なFSC LCDの場合である。色表示方法は1倍速(シングルレート)単純FSCである。黒色背景内で幅W画素(すなわち、幅方向の画素数がWになる幅)の白色(輝度V)矩形標的がスクリーンの左から右へ、速さS画素/フレーム(すなわち、1フレーム毎の移動画素数がSになる速さ)で動き、眼はこの標的に正しく追随するものとする。動きの遅い標的(遅動標的)に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその結果を図2に示す。図2の上部のグラフに示すように、1フレームは一組のR,G,B色フィールドからなる。ビデオ入力は60フレーム/秒の映像(イメージストリーム)をもつと仮定されるから、1倍速FSCでは180フィールド/秒の書替え速度になる。1色フィールドあたりの1LEDのTOD(ターンオンデューティ=点灯時間/1フィールド)をA’とする。0<A’<1である。積分計算は1フレーム内で矢印の方向に行う。
計算結果は、図2の下部のグラフに示すように、網膜座標上の輝度分布で表される。この分布の全幅が視認像の幅になり、この場合、W+S(2+A’)/3 になる。また、分布には極大輝度のプラトーが1つだけ存在し、その幅は、W−S(2+A’)/3 になる。このプラトー域内は輝度VA’の正しい白色(コレクトホワイト)になる。プラトー域の両側は色割れが起こっている領域である。
遅い動きというのは、このように標的の色が視認像の単一極大輝度プラトー域で再現することに対応する。この遅い動きにおけるプラトー域の幅(遅動プラトー幅と呼ぶ)が大きいほど視認像の標的色再現能が高いので、遅動プラトー幅は大きいほど良い。
この例において遅動プラトー幅が正しい値になる条件は、W/S>(2+A’)/3 である。この不等式の右辺の値が「遅」と「速」の境界になる。これを「W/Sの閾値」(あるいは単に「閾値」)と呼ぶ。ただし、閾値の計算式は色表示方法により異なる。なお、一般に、遅動プラトー幅=W−閾値×S、視認像の幅=W+閾値×S である。
この例において遅動プラトー幅が正しい値になる条件は、W/S>(2+A’)/3 である。この不等式の右辺の値が「遅」と「速」の境界になる。これを「W/Sの閾値」(あるいは単に「閾値」)と呼ぶ。ただし、閾値の計算式は色表示方法により異なる。なお、一般に、遅動プラトー幅=W−閾値×S、視認像の幅=W+閾値×S である。
比較例1の1倍速単純FSCでは、Sが大きくなり(標的の動きが速くなり)、W/Sが閾値を下回る(遅動標的から速動標的に変わる)と、視認像に標的色が再現されず、視認像全域が色割れ領域になる(図3参照)。W/Sの閾値が小さいほど視認像全域にわたる色割れは生じにくいといえるから、この閾値は小さいほど良い。
また、視認像の幅が大きいとそれだけ動きボケが大きいことになるから、視認像の幅は小さいほど良い。
また、視認像の幅が大きいとそれだけ動きボケが大きいことになるから、視認像の幅は小さいほど良い。
上述のように、視線追随積分により、視認像の幅、W/Sの閾値および遅動プラトー幅を定量的に評価することができる。これら3つの量は、異なる色表示方法による動画の画質評価(すなわち色表示方法の相対比較)の重要な指標となる。
(比較例2)
比較例2は、1倍速単純FSC LCDにおいて動き補間(モーションインターポレーション)の機能(非特許文献5,6参照)を付加した場合である。動き補間を付加して色表示を行う場合の視線追随積分計算方法とその結果を図4に示す。動き補間で表示される映像は、3倍速(180Hzビデオ)の入力映像と同一であるが、単色データのみ抽出されてそれぞれの色フィールドに表示される。眼が標的動体に正しく追随する限りは、この動き補間の色表示方法により最善の動画質が得られ、色割れは生じない。視認像の幅は、W+SA’/3であり、A’が通常は0.5未満なので、CRTと同等の非常にくっきりした端部が得られる。ここでのW/Sの閾値はA’/3であり、これはあらゆる平面パネルディスプレイを通じて最小である。
(比較例2)
比較例2は、1倍速単純FSC LCDにおいて動き補間(モーションインターポレーション)の機能(非特許文献5,6参照)を付加した場合である。動き補間を付加して色表示を行う場合の視線追随積分計算方法とその結果を図4に示す。動き補間で表示される映像は、3倍速(180Hzビデオ)の入力映像と同一であるが、単色データのみ抽出されてそれぞれの色フィールドに表示される。眼が標的動体に正しく追随する限りは、この動き補間の色表示方法により最善の動画質が得られ、色割れは生じない。視認像の幅は、W+SA’/3であり、A’が通常は0.5未満なので、CRTと同等の非常にくっきりした端部が得られる。ここでのW/Sの閾値はA’/3であり、これはあらゆる平面パネルディスプレイを通じて最小である。
しかしながら、比較例2の動き補間に限らずFSCでは一般に、実用上避け難い問題がある。この問題は、例えば図5の上部のグラフに示すように、標的が右から左へ速さMで動き、一方、標的に対向する物体が左から右に速さSで動き、ある瞬間に標的と交差する機会に発生する。このような機会は動画において頻繁に起こるものである。このような交差の瞬間に観測者の眼は標的物体の動きを追い、視線が速さMで標的物体に追随するため、積分は標的物体に対する視線追随方向に沿って行われ、その結果、対向物体交差時の視認像の幅は、図5の下部のグラフに示すように、W+M(2+A’)/3+2S/3 になる。この対向物体の視認像は色割れを起こし、標的と対向物体の相対速度が大きいと、3つの分離した純色斑となる。
動き補間のない比較例1で同様の計算を行うと、対向物体交差時の視認像の幅は、W+M(2+A’)/3となる。すなわち、動き補間を付加すると、対向物体交差時の視認像の幅が2S/3だけ広くなる。
上述の、対向物体交差時の視認像の幅は、これが小さいほど、色割れ軽減および動きボケ軽減の両面で、画質が良いといえるから、前記3つの量(視認像の幅、W/Sの閾値および遅動プラトー幅)とともに、色表示方法の相対比較のための重要な指標となる。
(比較例3)
比較例3は、RGBの組にY(黄)フィールドまたはW(白)フィールドを付加する方法(すなわち四色単純FSC、略して四色法)である。この四色法には、RGB列へのYまたはWの付加後順列(列への挿入位置)と、RGB像データからのYまたはWの決定の仕方に多様性がある。
上述の、対向物体交差時の視認像の幅は、これが小さいほど、色割れ軽減および動きボケ軽減の両面で、画質が良いといえるから、前記3つの量(視認像の幅、W/Sの閾値および遅動プラトー幅)とともに、色表示方法の相対比較のための重要な指標となる。
(比較例3)
比較例3は、RGBの組にY(黄)フィールドまたはW(白)フィールドを付加する方法(すなわち四色単純FSC、略して四色法)である。この四色法には、RGB列へのYまたはWの付加後順列(列への挿入位置)と、RGB像データからのYまたはWの決定の仕方に多様性がある。
付加後順列に関して、例えばYBGRの場合でいうと、フィールドの1番目と2番目の2色であるYとBの合成で白ができるから、標的色が白の場合、他の付加後順列(RYGB,YRGB等)に比べて色割れ軽減面の改善になるが、標的色が、例えば白っぽいマゼンタのような、Y‐B線上にない色の場合、改善にならない。
RGB像データからの、WまたはYの決定の仕方に関して、例えばWの場合でいうと、色割れ低減の最善策はWフィールドに最大値を割り当てることである。すなわち、R,G,B,Wの中間調(グレイレベル)をr、g、b、wとすると、wの可能な最大値はMin.(r,g,b)で与えられる。これによると、標的色が白すなわちr=g=bならば、Wフィールドだけが輝度を与え、WRGB系に色割れは生じないが、例えば白っぽいマゼンタ色の速動標的の場合は、改善効果に乏しい。
RGB像データからの、WまたはYの決定の仕方に関して、例えばWの場合でいうと、色割れ低減の最善策はWフィールドに最大値を割り当てることである。すなわち、R,G,B,Wの中間調(グレイレベル)をr、g、b、wとすると、wの可能な最大値はMin.(r,g,b)で与えられる。これによると、標的色が白すなわちr=g=bならば、Wフィールドだけが輝度を与え、WRGB系に色割れは生じないが、例えば白っぽいマゼンタ色の速動標的の場合は、改善効果に乏しい。
なお、四色法は、OCBモードLCDに適用しにくいという難点を有する。OCBモードは光透過率制御にリタデーションを用いるので、可視波長全域にわたる一様な透過率をもたず、透過率は中間調により非線形に変化する。それゆえ、OCBモードに四色法を適用してr、g、bからwを算出するためには、上記のような単純な最小値抽出や、この他に必要な減算などの、線形計算機能では対応不可能であり、複雑な非線形計算機能をもつ計算回路が必要になるからである。
(比較例4)
比較例4は、RGB色フィールドの組を1フレーム中で2回繰り返す方法(すなわち2倍速(ダブルレート)単純FSC)である。この方法は、通常、FSC DMDプロジェクタに用いられる。この方法において速動標的に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその計算結果を図6に示す。2倍速では1倍速(比較例1)に比べ、強い色割れ領域はほぼ半分になるが、強い純色割れ領域の隣に白みがかった虹色領域が生じる。
(本発明例)
本発明例は、2倍速単純FSCにおいて、RGBRGBの2順目のRGBを黒(Kで表す)に変更し、RGBKKKとした方法である。この方法において速動標的に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその計算結果を図1に示す。図より、視認像の幅はW+S(2+A’)/6、W/Sの閾値は、(2+A’)/6である。
(比較例4)
比較例4は、RGB色フィールドの組を1フレーム中で2回繰り返す方法(すなわち2倍速(ダブルレート)単純FSC)である。この方法は、通常、FSC DMDプロジェクタに用いられる。この方法において速動標的に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその計算結果を図6に示す。2倍速では1倍速(比較例1)に比べ、強い色割れ領域はほぼ半分になるが、強い純色割れ領域の隣に白みがかった虹色領域が生じる。
(本発明例)
本発明例は、2倍速単純FSCにおいて、RGBRGBの2順目のRGBを黒(Kで表す)に変更し、RGBKKKとした方法である。この方法において速動標的に眼が正しく追随する場合の視線追随積分計算方法とその計算結果を図1に示す。図より、視認像の幅はW+S(2+A’)/6、W/Sの閾値は、(2+A’)/6である。
上述の比較例1〜4および本発明例について、視線追随積分により求めた、前述の4つの指標(視認像の幅、W/Sの閾値、遅動プラトー幅、対向物体交差時の視認像の幅)をまとめて表1に示す。
表1より、比較例2(動き補間)は、視認像の幅、W/Sの閾値、遅動プラトー幅の3指標には全例中最善の値を示すものの、もう1つの重要な指標である対向物体交差時の視認像の幅には全例中最悪の値を示す。すなわち、動き補間法は、標的動体に眼が正しく追随している状態での色割れおよび動きボケの低減には最善の方法であるが、動画表示中に頻繁に起こる標的と対向物体との交差状態にあっては、色割れおよび動きボケをむしろ助長してしまう。
一方、本発明例(RGBKKK)は、視認像の幅、W/Sの閾値、遅動プラトー幅の3指標には全例中比較例2に次ぐ良い値を示し、しかも対向物体交差時の視認像の幅には全例中最善の値を示す。この例からわかるように、本発明の色表示方法は、標的動体に眼が正しく追随している状態での色割れおよび動きボケの低減に有効であるばかりか、動画表示中に頻繁に起こる標的と対向物体との交差状態における色割れおよび動きボケを最も有効に軽減するものである。
前記した比較例1(1倍速単純FSC)、比較例3(四色法)、比較例4(2倍速単純FSC)、本発明例(RGBKKK)について、標的色を白、白っぽいマゼンタの2条件とし、各条件で標的の幅W画素と速さS画素/フレームを(W,S)=(12,6(遅))、(6,12(速))の2通り変えて、視線追随積分(この場合は交差物体なし)を行った。なお、比較例3(四色法)は、RYGB,YBGR,WRGBの3ケースについて計算した。計算は、これらの表示条件下の視認像の最大幅である18画素について行った。この計算から得られた視認像の幅方向の色分布パターンを表2に示す。
表2より、本発明例(RGBKKK)では、標的色、標的速さの如何にかかわらず、視認像に標的色が再現する(ただし、再現域の幅は速動標的の場合狭い)。これに対し、比較例では、速い動きの白っぽいマゼンタ標的に対し、全ての例の視認像に標的色が再現しない。また、比較例1(1倍速単純FSC)、比較例3(四色法)のRYGB、比較例4(2倍速単純FSC)では、速い動きの白標的に対しても、視認像に標的色が再現しない。
このように、本発明の色表示方法によれば、色種と標的の動きの速さによらず標的の色を視認像に再現することができる。なお、これらの例では、背景色は黒であるから、表2の色分布パターン中の黒は無視して参照し、黒領域が広いほど動きボケが小さいので良いといえる。本発明例は、白っぽいマゼンタ標的に対し、表2の全例中最も広い黒領域を示しており、動きボケが最も小さくなっている。
Claims (6)
- R,G,Bに代表される3原色を順次表示する色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法において、前記3原色の組の前および/または後に1または2以上のフィールド分の黒色を付加し、該付加した組内の色を順次表示することを特徴とする色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
- 前記黒色の表示は、液晶を黒状態に駆動すること、または、液晶表示装置内のバックライトを消すことにより行うことを特徴とする請求項1に記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
- 黒をKで表すものとして、前記黒色を付加した組内の表示順が、RGBKKK,KRGBKK,KKRGBK,KKKRGBのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
- 前記R,G,Bに代表される3原色に代えて、R,G,B以外の3原色とした請求項1〜3のいずれかに記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
- 前記R,G,Bに代表される3原色に代えて、4以上の多原色とした請求項1〜3のいずれかに記載の色順次表示方式液晶表示装置用の色表示方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の色表示方法の実行機能を有する色順次表示方式液晶表示装置。
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