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JP2007259010A - 無線通信システム - Google Patents

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JP2007259010A
JP2007259010A JP2006080046A JP2006080046A JP2007259010A JP 2007259010 A JP2007259010 A JP 2007259010A JP 2006080046 A JP2006080046 A JP 2006080046A JP 2006080046 A JP2006080046 A JP 2006080046A JP 2007259010 A JP2007259010 A JP 2007259010A
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Tsuneyuki Minowa
常幸 箕輪
Kazuya Abe
和也 阿部
Junkichi Futaki
淳吉 二木
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Kokusai Denki Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】複数の基地局装置A1、A2のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置1と無線により通信する無線通信システムで、移動局装置の通信可能状態を確保する。
【解決手段】基地局装置では、チャネル管理手段が自装置により使用する複数の通信用チャネルの使用状況を管理し、変更要求送信手段が管理内容に基づいて自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に自装置により収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信する。移動局装置では、変更要求受信手段が自装置が収容される基地局装置から無線送信された基地局変更要求を受信し、接続先変更手段が基地局変更要求が受信されたことに応じて自装置の接続先を他の基地局装置へ変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動局装置と基地局装置とが無線により通信する無線通信システムに関し、特に、移動局装置の通信可能状態を確保する無線通信システムに関する。
例えば、市町村における消防・救急などの無線通信システムでは、複数の基地局装置を異なる場所に設置して設けるとともに、複数の移動局装置を設け、各移動局装置が通信可能な場所(例えば、近辺)に存在する基地局装置と無線により通信することで、上位の装置(例えば、通話卓)と移動局装置との間或いは複数の移動局装置の間で音声やデータなどを通信することが行われている。
また、基地局装置では、複数の通信用チャネルを使用して、マルチチャネルアクセス(MCA:Multi Channel Access)方式により、移動局装置との間で無線通信することが行われる。
図3には、無線通信システムの一例として、移動局装置21と、2個の基地局装置A21、A22と、上位の装置である通話卓22を示してある。
図3を参照して、通話卓22から移動局装置21を呼び出すが失敗する場合の動作例を示す。
通話卓22においてオペレータ(人)により呼出操作d21が行われると、通話卓22は呼出信号z21を呼出対象となる移動局装置21が接続している基地局装置A21へ送信する。この基地局装置A21では、通信用チャネルが全て使用中の状態b21であり、ビジー通知z22を通話卓22へ送信(返送)する。これに応じて、通話卓22は呼出失敗表示d22を行い、処理を終了する。ここで、他の基地局装置A22では、通信用チャネルの空きがある状態c21であった。
このように、各基地局装置A21、A22に複数の通信用チャネルを設ける無線通信システムでは、移動局装置21に対する呼出発信時に当該移動局装置21が接続している基地局装置A21の通信用チャネルが全て使用中であると、ビジー通知(通信用チャネルが全使用中であることの通知)を発信局へ通知し、この呼出は失敗で終了する。
図4には、無線通信システムの一例として、移動局装置31と、2個の基地局装置A31、A32を示してある。
図4を参照して、移動局装置31から呼び出しを行うが失敗する場合の動作例を示す。
移動局装置31においてユーザ(人)により呼出操作a31が行われると、移動局装置31は呼出信号z31を接続している基地局装置A31へ無線送信する。この基地局装置A31では、通信用チャネルの空きがあった状態b31から通信用チャネルが全て使用中の状態b32となっており、ビジー通知z32を移動局装置31へ無線送信(無線返送)する。これに応じて、移動局装置31は、呼出失敗表示a32を行い、処理を終了する。ここで、他の基地局装置A32では、通信用チャネルの空きがある状態c31であった。
このように、各基地局装置A31、A32に複数の通信用チャネルを設ける無線通信システムでは、移動局装置31からの呼出発信時に当該移動局装置31が接続している基地局装置A31の通信用チャネルが全て使用中であると、ビジー通知(通信用チャネルが全使用中であることの通知)を発信局へ通知し、この呼出は失敗で終了する。
特開平11−355239号公報 ARIB STD−T61、「狭帯域デジタル通信方式(SCPC/FDMA)」、社団法人電波産業会 ARIB STD−T79、「市町村デジタル移動通信システム」、社団法人電波産業会
しかしながら、上述のような無線通信システムでは、移動局装置が接続している基地局装置において通信用チャネルが全て使用中であると呼出が失敗で終了するため、例えば、隣接の基地局装置において通信用チャネルに空きがある場合においても、これを使用した通信を行うことができなかった。また、呼出失敗後に、再度、通話卓又は移動局装置が呼出を行っても、同一の基地局装置に対して呼出を行うため、再び呼出失敗で終了する可能性が大きかった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、移動局装置の通信可能状態を確保することができる無線通信システムを提供することを目的とする。具体的には、例えば、移動局装置が接続している基地局装置において通信用チャネルが全て使用中であるときにおいても、他の基地局装置を使用することにより通信接続を可能にする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線通信システムでは、複数の基地局装置のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置と無線により通信するに際して、次のような処理を行う。
すなわち、前記基地局装置では、チャネル管理手段が自装置(当該基地局装置)により使用する複数の通信用チャネルの使用状況を管理し、また、変更要求送信手段が、前記チャネル管理手段による管理内容に基づいて、自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に、自装置により収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信する。
前記移動局装置では、変更要求受信手段が自装置(当該移動局装置)が収容される基地局装置から無線送信された前記基地局変更要求を受信し、また、接続先変更手段が、前記変更要求受信手段により前記基地局変更要求が受信されたことに応じて、自装置の接続先を他の基地局装置へ変更する。
従って、移動局装置が接続している基地局装置において通信用チャネルが全て使用中である場合に、その旨が基地局装置から移動局装置へ通知されて、移動局装置が他の基地局装置へ接続先を変更することが行われるため、例えば、移動局装置が接続している基地局装置において通信用チャネルが全て使用中であるときにおいても、他の基地局装置を使用することにより通信接続を可能にすることができ、移動局装置の通信可能状態を確保することができる。
ここで、基地局装置は、例えば、2以上の移動局装置のグループとの通信或いは個別の移動局装置との通信に、使用可能な複数の通信用チャネルを適宜割り当てながら、無線通信を行う。
また、基地局装置では、複数の通信用チャネルの使用状況としては、通信用チャネルの空きの有無が管理され、例えば、更に、各通信用チャネルの割当先などが管理される。
また、基地局装置では、無線により通信可能な領域に存在して管理対象となる移動局装置を収容して管理し、この場合、当該移動局装置は当該基地局装置と接続される。
また、所定の基地局変更要求の信号としては、種々な信号が用いられてもよい。
また、移動局装置では、基地局変更要求を受信したことに応じて、現在において接続している基地局装置とは別の基地局装置であって通信可能なものがある場合に、当該別の基地局装置へ接続先を変更する。
なお、移動局装置では、基地局変更要求を受信した場合に、接続先となり得る別の基地局装置が存在しないとき或いは存在しても接続先として好ましくないようなときには、必ずしも接続先を変更しなくてもよい。
また、移動局装置では、接続先となり得る別の基地局装置が2以上存在する場合には、例えば、無線通信レベルがより高い方の基地局装置を新たな接続先にするなど、接続先を決定するための任意の判定が用いられてもよい。
本発明に係る無線通信システムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記基地局装置に備えられた前記変更要求送信手段は、自装置(当該基地局装置)により収容する移動局装置について当該移動局装置からの呼出があったとき又は上位の装置から当該移動局装置への呼出があったときに、自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に、当該移動局装置に対して前記基地局変更要求を無線送信する。
従って、移動局装置からの呼出があったことを契機として、又は、上位の装置から移動局装置への呼出があったことを契機として、移動局装置の接続先を他の基地局装置へ変更することができ、特に必要なタイミングで接続先の変更を実行することができる。
ここで、移動局装置からの呼出では、例えば、上位の装置や、或いは、他の移動局装置などが呼出対象となる。
また、上位の装置としては、例えば、複数の基地局装置を統括する通話卓など、種々なものが用いられてもよい。
本発明は、方法として実現することも可能である。
一例として、本発明に係る無線通信方法では、複数の基地局装置のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置と無線により通信するに際して、前記基地局装置は自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に自装置により収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信し、前記移動局装置は前記基地局変更要求を受信したことに応じて自装置の接続先を他の基地局装置へ変更する。
従って、移動局装置の通信可能状態を確保することができる。
以上説明したように、本発明によると、複数の基地局装置のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置と無線により通信するに際して、基地局装置は全ての通信用チャネルが使用中である場合に収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信し、移動局装置は基地局変更要求を受信したことに応じて接続先を他の基地局装置へ変更するようにしたため、例えば、移動局装置が接続している基地局装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合においても、他の基地局装置における空いている通信用チャネルを利用することにより、移動局装置の通信可能状態を確保することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例として、移動局装置1と、2個の基地局装置A1、A2と、上位の装置である通話卓(例えば、指令装置の操作部)2を示してある。
本例の基地局装置A1、A2では、複数の通信用チャネルを使用して、マルチチャネルアクセス(MCA)方式により、移動局装置1との間で無線通信することが行われる。
図1を参照して、通話卓2から移動局装置1を呼び出す場合の動作例を示す。
通話卓2においてオペレータ(人)により呼出操作d1が行われると、通話卓2は呼出信号z1を呼出対象となる移動局装置1が接続している基地局装置A1へ送信する。この基地局装置A1では、通信用チャネルが全て使用中の状態b1であり、ビジー通知z2を通話卓2へ送信(返送)すると同時に基地局変更要求z3を移動局装置1へ無線送信する。これに応じて、通話卓2は呼出失敗表示d2を行う。ここで、基地局装置A1に隣接して移動局装置1との間で無線通信が可能な他の基地局装置A2では、通信用チャネルの空きがある状態c1であるとする。
移動局装置1では、基地局変更要求z3を受信したことに応じて、他基地局選定中(他の基地局装置を選定中であること)を示す情報a1を画面に表示して、他基地局選定処理(他の基地局装置を選定する処理)a2を開始する。ここで、移動局装置1は、他の基地局装置A2を選定して、当該他の基地局装置A2と接続している状態(当該他の基地局装置A2により収容されて管理されている状態)a3になったとする。
移動局装置1が他の基地局装置A2へ接続を変更した後に、通話卓2において再度オペレータにより呼出操作d3が行われると、通話卓2は呼出信号z4を呼出対象となる移動局装置1が接続している基地局装置A2へ送信する。この基地局装置A2では、通信用チャネルに空きがある状態c1であり、呼出信号z5を移動局装置1へ無線送信する。これにより、呼出が成立して、移動局装置1と基地局装置A2との間で無線による通信z6が可能となる。
以上のように、本例の無線通信システムでは、複数の基地局装置A1、A2を備え、それぞれの基地局装置A1、A2に複数の通信用チャネルを設けて、MCA方式により移動局装置1による無線通信を制御するに際して、移動局装置1に対する呼出実行時に当該移動局装置1が接続していて通信に使用しようとする基地局装置A1の通信用チャネルが全て使用中である場合には、このことを当該移動局装置1へ通知し、当該移動局装置1は当該通知を受信したことに応じて他の基地局装置A2へ接続を変更する。
従って、呼出対象となる移動局装置1が接続している基地局装置A1に通信用チャネルの空きが無い場合には、当該基地局装置A1から当該移動局装置1へ基地局変更要求を通知し、当該移動局装置1が他の基地局装置A2へ接続を変更することが行われるため、変更先の基地局装置A2に通信用チャネルの空きがあれば、次回の呼出において当該移動局装置1による通信を実行することができる。このように、空き通信用チャネルを有効利用することができ、回線接続率の向上を図ることができる。
なお、本例の基地局装置A1、A2では、それぞれが使用する複数の通信用チャネルについて空きの有無などの使用状況を例えばメモリに記憶して管理する機能によりチャネル管理手段が構成されており、上位の装置(本例では、通話卓2)から移動局装置1への呼出があったときに全ての通信用チャネルが使用中である場合に当該移動局装置1へ基地局変更要求の信号を無線送信する機能により変更要求送信手段が構成されている。
また、本例の移動局装置1では、基地局装置A1、A2から基地局変更要求の信号を受信する機能により変更要求受信手段が構成されており、基地局変更要求の信号を受信したことに応じて接続先を他の基地局装置A1、A2へ変更する機能により接続先変更手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図2には、本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例として、移動局装置11と、2個の基地局装置A11、A12を示してある。
本例の基地局装置A11、A12では、複数の通信用チャネルを使用して、マルチチャネルアクセス(MCA)方式により、移動局装置11との間で無線通信することが行われる。
図2を参照して、本例の無線通信システムにおいて行われる動作例を示す。
移動局装置11が接続している基地局装置A11において、通信用チャネルに空きがある状態b11から通信用チャネルが全て使用中の状態b12になると、当該移動局装置11に対して基地局変更要求z11を無線送信する。移動局装置11では、基地局変更要求z11を受信したことに応じて、他基地局選定中(他の基地局装置を選定中であること)を示す情報a11を画面に表示して、他基地局選定処理(他の基地局装置を選定する処理)a12を開始する。
ここで、基地局装置A11に隣接して移動局装置11との間で無線通信が可能な他の基地局装置A12では、通信用チャネルの空きがある状態c11であるとする。そして、移動局装置11は、他の基地局装置A2を選定して、当該他の基地局装置A12と接続している状態(当該他の基地局装置A12により収容されて管理されている状態)a13になったとする。
移動局装置11が他の基地局装置A12へ接続を変更した後に、移動局装置11においてユーザ(人)により呼出操作a14が行われると、移動局装置11は基地局装置A12へ呼出信号z12を無線送信する。これに応じて、基地局装置A12では、通信用チャネルの空きがあれば、呼出応答z13を移動局装置11へ無線送信する。これにより、呼出が成立して、移動局装置11と基地局装置A12との間で無線による通信z14が可能となる。
以上のように、本例の無線通信システムでは、複数の基地局装置A11、A12を備え、それぞれの基地局装置A11、A12に複数の通信用チャネルを設けて、MCA方式により移動局装置11による無線通信を制御するに際して、基地局装置A11の通信用チャネルが全て使用中である場合には、このことを接続している移動局装置11へ通知し、当該移動局装置11は当該通知を受信したことに応じて他の基地局装置A12へ接続を変更する。
従って、移動局装置11が接続している基地局装置A11に通信用チャネルの空きが無い場合には、当該基地局装置A11から当該移動局装置11へ基地局変更要求を通知し、当該移動局装置11が他の基地局装置A12へ接続を変更することが行われるため、変更先の基地局装置A12に通信用チャネルの空きがあれば、次回の呼出において当該移動局装置11による通信を実行することができる。このように、空き通信用チャネルを有効利用することができ、回線接続率の向上を図ることができる。
なお、本例の基地局装置A11、A12では、それぞれが使用する複数の通信用チャネルについて空きの有無などの使用状況を例えばメモリに記憶して管理する機能によりチャネル管理手段が構成されており、それぞれが使用する全ての通信用チャネルが使用中となった場合に収容する移動局装置11へ基地局変更要求の信号を無線送信する機能により変更要求送信手段が構成されている。
また、本例の移動局装置11では、基地局装置A11、A12から基地局変更要求の信号を受信する機能により変更要求受信手段が構成されており、基地局変更要求の信号を受信したことに応じて接続先を他の基地局装置A11、A12へ変更する機能により接続先変更手段が構成されている。
次に、図5及び図6を参照して、本発明を適用することが可能なシステムの一例を示す。
図5には、防災デジタル無線システムの一例である消防デジタル無線システムの構成例を示してある。
本例の消防デジタル無線システムは、操作部81と表示部82と記憶部83を有する指令装置(指令卓)71と、回線制御装置(無線回線制御装置)72と、複数であるp個の基地局装置G1〜Gpと、複数であるp個の遠隔制御器H1〜Hpと、複数であるq個の移動局装置I1〜Iqを備えている。
各移動局装置I1〜Iqは、車載機91と携帯機92から構成されており、また、携帯機92を置くための置台93を有している。
本例の消防デジタル無線システムは、東京都など各都道府県の地域防災のために用いることができる。本例では、指令装置71や回線制御装置72は防災センタに設置されており、各基地局装置G1〜Gpは消防署内或いはビルの上や街中や山上などの外部に設置されており、各遠隔制御器H1〜Hpは消防署内に設置されており、各移動局装置I1〜Iqは消防車或いは救急車などの車両に設置されている。
各車両では、例えば、車載機91や置台93が当該各車両に取り付けられるなどして搭載されており、携帯機92は人により持ち運ぶことや置台93に置くことが可能になっている。
なお、図5に示されるのと同様なシステムを複数設けて、いずれかのシステムを運用するとともに他のシステムを予備として待機させ、運用しているシステムが故障したときに予備のシステムを運用させることで全体の運用を継続させるような構成とすることも可能である。
また、基地局装置G1〜Gpとの間で通信する配下の装置としては、例えば、固定機、半固定機、携帯機、可搬機など、種々なものが用いられてもよい。
本例の消防デジタル無線システムにおいて行われる動作の概要を示す。
指令装置71では、操作部81が人(指令者)により操作されることにより各種の指示や情報を入力し、表示部82が表示対象となる各種の情報を画面に表示出力し、メモリから構成された記憶部83が記憶対象となる各種の情報を記憶する。
指令者は、指令装置71から配下の装置(回線制御装置72、基地局装置G1〜Gp、遠隔制御器H1〜Hp、移動局装置I1〜Iq)へ各種の指示を送信することができる。また、指令者は、指令装置71が配下の装置から受信した各種の情報を画面表示により見ることができる。また、必要な情報は、記憶部83に保持される。
回線制御装置72は、例えば有線で指令装置71と複数の基地局装置G1〜Gpと接続されており、これらの間の通信を中継し、また、無線回線などに関する各種の制御を行う。
各基地局装置G1〜Gpは、通信可能な領域(エリア)に存在する移動局装置I1〜Iqとの間で無線により通信し、また、有線で接続された各遠隔制御器H1〜Hpとの間で通信する。
各遠隔制御器H1〜Hpは、有線で接続された各基地局装置G1〜Gpとの間で通信し、例えば、移動局装置と同様な機能を有しており、人(署員)により操作などされる。
各移動局装置I1〜Iqは、当該各移動局装置I1〜Iqが収容される基地局装置G1〜Gpとの間で無線により通信する。
図6には、車載機91の構成例及び携帯機92の構成例を示してある。
車載機91は、アンテナ101と、無線部102と、キー操作部103と、表示部104と、マイクを有するマイク部105と、例えば2つのスピーカを有するスピーカ部106と、メモリ107と、携帯インタフェース108と、制御部109を備えている。
携帯機92は、アンテナ111と、無線部112と、キー操作部113と、表示部114と、マイクを有するマイク部115と、スピーカを有するスピーカ部116と、メモリ117と、車載インタフェース118と、制御部119を備えている。
ここで、車載機91が有する内部の処理機能と携帯機92が有する内部の処理機能は、例えばスピーカの数が異なるなどの相違はあるが、概略的には、同様である。
車載機91では、無線部102がアンテナ101により基地局装置G1〜Gpとの間で信号を無線送信や無線受信し、キー操作部103が人(使用者)からのキー操作を受け付け、表示部104が使用者に対して情報を画面に表示し、マイク部105が使用者などにより発せられる音(音声)を入力し、スピーカ部106が使用者に対して音(音声)を出力し、メモリ107が例えば呼び出されるための電話番号となる呼出情報(ID情報)を記憶し、携帯インタフェース108が携帯機92の車載インタフェース118との間で例えば光信号により通信し、制御部109が各種の制御を行う。
同様に、携帯機92では、無線部112がアンテナ111により基地局装置G1〜Gpとの間で信号を無線送信や無線受信し、キー操作部113が人(使用者)からのキー操作を受け付け、表示部114が使用者に対して情報を画面に表示し、マイク部115が使用者などにより発せられる音(音声)を入力し、スピーカ部116が使用者に対して音(音声)を出力し、メモリ117が例えば呼び出されるための電話番号となる呼出情報(ID情報)を記憶し、車載インタフェース118が車載機91の携帯インタフェース108との間で例えば光信号により通信し、制御部119が各種の制御を行う。
ここで、車載機91のメモリ107に記憶される呼出情報(ID情報)と携帯機92のメモリ117に記憶される呼出情報(ID情報)としては、同一の情報が設定される。
また、車載機91と携帯機92とは、携帯機92が置台93に置かれた状態では携帯インタフェース108と車載インタフェース118との間で通信することが可能であるが、例えば、携帯機92が置台93から取り外されて持ち運ばれる状態では携帯インタフェース108と車載インタフェース118との間では通信しない。
本例では、携帯機92が置台93にセットされている(置かれている)状態では、携帯機92は特に機能せず、基地局装置G1〜Gpからの受信や、基地局装置G1〜Gpへの送信や、キー入力や、表示出力や、音声入力や、音声出力などは全て車載機91により行われる。
一方、携帯機92が置台93から取り外された状態では、携帯機92により基地局装置G1〜Gpからの受信や、基地局装置G1〜Gpへの送信や、キー入力や、表示出力や、音声入力や、音声出力などの全てが行われ、この状態では、車載機91により基地局装置G1〜Gpからの受信や、表示出力や、音声出力のみが行われる。つまり、車載機91と携帯機92とは同一の呼出情報(ID情報)が設定されており、受信は両方で同時に行うことが可能であるが、送信は片方ずつ行う構成となっている。
なお、置台93から取り外された携帯機92は、車載機91を介さずに、基地局装置G1〜Gpとの間で直接的に無線通信する。この点は、通常の親子電話の子機とは異なる点であると考えられる。
また、携帯機92が置台93にセットされた状態や置台93から取り外された状態は、車載機91や携帯機92により検出されて、それぞれの制御部109、119によりそのときの状態に応じて実行可能な機能(或いは、実行不可能な機能)が設定される。
また、車載機91では、2つのスピーカを有しており、例えば、携帯機92が置台93から取り外された状態では、基地局装置G1〜Gpから携帯機92へ送信される通話の内容を一のスピーカから音声出力するとともに、携帯機92から基地局装置G1〜Gpへ送信される通話の内容を他のスピーカから音声出力する。
一例として、消防車などに移動局装置I1〜Iqが設けられており、当該消防車などが火災などの現場にいて、或る隊員が携帯機92を持って当該消防車などの外部に出て活動し、他の隊員が当該消防車などの内部で待機する際に、当該他の隊員は車載機91から出力される音声を聞くことにより、携帯機92と基地局装置G1〜Gpとの間で行われる通話の内容を聞くことができる。
なお、例えば、基地局装置G1〜Gpから移動局装置I1〜Iqへの下りの通信と、移動局装置I1〜Iqから基地局装置G1〜Gpへの上りの通信とでは、異なる周波数が用いられる。
また、基地局装置G1〜Gpの側(例えば、指令装置71)と移動局装置I1〜Iqとの間の通信としては、例えば、プレストーク通信が行われる構成が用いられてもよく、或いは、通常の携帯電話のような両方向同時通信が行われる構成が用いられてもよく、或いは、他の態様の通信が行われる構成が用いられてもよい。また、基地局装置G1〜Gpの側から移動局装置I1〜Iqへ報知のための情報を送信して、移動局装置I1〜Iqが当該情報の受信に応じて当該情報を(自動的に)出力するような構成を用いることもできる。
消防車の場合には、例えば、プレストーク通信が用いられ、指令装置71から複数の消防車の移動局装置I1〜Iqを呼び出してグループ通信(例えば、事業リンクでのグループ通信)し、このグループ内でプレストーク通信することにより、これら複数の消防車により同一の火災現場の処置を行うことができる。
救急車の場合には、例えば、通常の電話のような通信が用いられ、発話(発呼)及び受話により通話を行うことができる。
また、例えば、車載機91と携帯機92との間で離れた所でも無線により通信することが可能な機能を車載機91及び携帯機92に設けることも可能である。この場合、一例として、トンネル内などの不感地帯で携帯機92を車両の外部に持ち出すときに、車載機91と携帯機92をトランシーバのように用いて互いに通話することができる。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係る無線通信システムにおける処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る無線通信システムにおける処理の手順の一例を示す図である。 無線通信システムにおける呼出と失敗に関する処理の手順の一例を示す図である。 無線通信システムにおける呼出と失敗に関する処理の手順の一例を示す図である。 消防デジタル無線システムの構成例を示す図である。 車載機及び携帯機の構成例を示す図である。
符号の説明
1、11、21、31・・移動局装置、 2、22・・通話卓、 A1、A2、A11、A12、A21、A22、A31、A32・・基地局装置、
71・・指令装置、 72・・回線制御装置、 81・・操作部、 82、104、114・・表示部、 83・・記憶部、 91・・車載機、 92・・携帯機、 93・・置台、 G1〜Gp・・基地局装置、 H1〜Hp・・遠隔制御器、 I1〜Iq・・移動局装置、 101、111・・アンテナ、 102、112・・無線部、 103、113・・キー操作部、 105、115・・マイク部、 106、116・・スピーカ部、 107、117・・メモリ、 108・・携帯インタフェース、 109、119・・制御部、 118・・車載インタフェース、

Claims (3)

  1. 複数の基地局装置のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置と無線により通信する無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、自装置により使用する複数の通信用チャネルの使用状況を管理するチャネル管理手段と、
    前記チャネル管理手段による管理内容に基づいて自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に自装置により収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信する変更要求送信手段と、を備え、
    前記移動局装置は、自装置が収容される基地局装置から無線送信された前記基地局変更要求を受信する変更要求受信手段と、
    前記変更要求受信手段により前記基地局変更要求が受信されたことに応じて自装置の接続先を他の基地局装置へ変更する接続先変更手段と、を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置に備えられた前記変更要求送信手段は、自装置により収容する移動局装置について当該移動局装置からの呼出があったとき又は上位の装置から当該移動局装置への呼出があったときに、自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に、当該移動局装置に対して前記基地局変更要求を無線送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 複数の基地局装置のそれぞれが複数の通信用チャネルを使用して移動局装置と無線により通信する無線通信方法において、
    前記基地局装置は、自装置における全ての通信用チャネルが使用中である場合に、自装置により収容する移動局装置に対して所定の基地局変更要求を無線送信し、
    前記移動局装置は、前記基地局変更要求を受信したことに応じて、自装置の接続先を他の基地局装置へ変更する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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