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JP2007256162A - バルブシート隙間計測装置 - Google Patents

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JP2007256162A
JP2007256162A JP2006082832A JP2006082832A JP2007256162A JP 2007256162 A JP2007256162 A JP 2007256162A JP 2006082832 A JP2006082832 A JP 2006082832A JP 2006082832 A JP2006082832 A JP 2006082832A JP 2007256162 A JP2007256162 A JP 2007256162A
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gap
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Mitsuhiro Kanisawa
光浩 蟹沢
Mitsuo Tsuboki
光男 坪来
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】削り残し部及び微細なバリを含むバルブシート付近を検査対象として、隙間を精度よく計測することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】ST01で、隙間が10μmでありサンプルを準備する。ST02でサンプルを撮影することで、カラー画像を取得する。ST03でカラー画像を、色相:100番〜200番、彩度:10番〜50番、明度:30番以下の条件で2値化処理する。すなわち、3つの条件を満足した画素には「白」を与え、それ以外は「地の色」のままとする。ST04で、白点の総画素数を求め、取得する。ST05:隙間10μmに対応する白点総画素数を決定する。
【効果】色相を評価することで材質がほぼ認識でき、彩度を評価することで隙間と他の部分との差別化を図り、明度を評価することで濃淡による2値化の精度を高める。
【選択図】図6

Description

本発明は、シリンダヘッドにバルブシートを圧入した後に、バルブシートと座との間に発生する隙間を計測するバルブシート隙間計測装置に関する。
エンジンのシリンダヘッドには吸排気ポートが設けられる。これらの吸排気ポートは、吸気弁や排気弁で開閉される。吸気弁や排気弁が直接接触する部材をバルブシート(弁座)と呼ぶが、これらのバルブシートは耐久性を付与する必要がある。例えば、アルミニウム合金鋳物製のシリンダヘッドに鋼製のバルブシートを圧入した構造が採用される。
すなわち、シリンダヘッド側に座を切削形成し、この座にバルブシートを圧入する。圧入が不十分であると、バルブシートと座との間に隙間が発生する。この隙間は無いことが望ましいが、加工のばらつきがあるため、ある程度(例えば10μm)までは許容される。
圧入が終了したら、バルブシートと座との間に発生する隙間を計測し、隙間が許容隙間以内であることを確認することが重要となる。
隙間の確認を自動的に実施できれば、確認作業の時間短縮が図れて好ましい。そこで、従来は三角錐プリズムミラー及びカメラを用いた検査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−286824号公報(図1、図14)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図9は従来の技術の基本原理を説明する図であり、(a)に示すように、従来の技術は、三角錐プリズムミラー101と、細長い形状の検査部を撮像する撮像手段102と、この撮像手段102により撮像された濃淡画像を2値化処理する2値化処理手段103と、2値化画像を等価楕円に置換する置換手段104と、得られた等価楕円の短軸長さを算出する算出手段105とを備えている。
そして、シリンダヘッド107に設けた座108に、バルブシート109を圧入した後、座108とバルブシート109との間の隙間111に、三角錐プリズムミラー101を臨ませて、撮像し、2値化処理して、(b)に示すような横長図形Dを得る。この横長図形Dを等価楕円化処理することで、等価楕円Eが得られ、この等価楕円Eの短軸長さが隙間相当値とする。この短軸長さが、許容隙間値以下であれば合格、許容隙間値を超えていれば不合格の判定を行うことができる。
本発明者らが、特許文献1の技術を試したところ次の問題が発生した。
横長図形Dの大きさが、安定しない。この結果、求めた短軸長さが隙間111の大きさと、大きく異なった。そのため、検査の信頼性が低くなった。
図10は従来の技術の問題点を説明する図であり、(a)は基本断面図、(b)は(a)のb部拡大図、(c)は(b)のc部拡大図、(d)は加工前の断面図である。
(a)に示す隙間111の付近を拡大したところ、(b)に示すように鋳肌の削り残し部112・・・(・・・は複数を示す。以下同じ)が存在していた。削り残し部112を拡大すると(c)に示すように微細なバリ113が残っていた。この理由は(d)に示すように鋳肌114を、切削線115に沿って切削したことによる。
材料の歩留まりを優先すると、削り残し部112・・・は残さざるを得ない。また、微細なバリ113を、完全に除去するには工数が嵩むため、実施が難しい。
(c)であれば、光が削り残し部112・・・で乱反射して、輝部と影部とが発生し、バリ113は影部を発生し、影部が隙間111に類似した暗部となる。この結果、横長図形の大きさが不安定となると考えられる。
本発明は、削り残し部及び微細なバリを含むバルブシート付近を検査対象として、隙間を精度よく計測することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンの吸排気ポートに、各々座を形成し、これらの座にバルブシートを圧入した後に、前記バルブシートと前記座との間に発生する隙間を計測するバルブシート隙間計測装置であって、
このバルブシート圧入検査装置は、筒体と、この筒体の一端に設けられ照射軸が前記筒体の軸に直交している白色発光ダイオードと、筒体の一端に設けられ光軸を45°曲げるミラーと、前記筒体の基部に設けられたCCDカメラと、このCCDカメラで取得したカラー画像情報を2値化処理するカラー画像処理部とからなり、このカラー画像処理部では、色相と彩度と明度の三要素で各画素の色を評価して2値化処理を行わせることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、色相は、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色に中間色を加えて256通りの色相を決め、赤を1番、赤紫を256番としたときに、100番〜200番の範囲を色相評価範囲とし、彩度は、最も地味な鮮やかさを1番、最も派手な鮮やかさを256番としたときに、10番〜50番の範囲を彩度評価範囲とし、明度は、黒が1番で白が256番としたときに、30番以下を明度評価範囲とし、カラー画像処理部では、前記色相評価範囲と彩度評価範囲と明度評価範囲との三条件を満たす色に0を付与し、それ以外の色に1を付与するところの2値化処理を行わせることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、筒体と白色発光ダイオードとミラーとCCDカメラは、ロボットアームに装着することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、照射軸を撮像対象面に直交させる。この結果、削り残し部に暗部が発生しにくくなり、微細なバリによる暗部も発生しにくくなる。
加えて、照明は白色発光ダイオードを採用した。詳細な比較データは後述するが、赤、青又は緑色発光ダイオードに比較してノイズとしての暗部の発生率が低かった。
そして、色相を評価することで材質がほぼ認識でき、彩度を評価することで隙間と他の部分との差別化を図り、明度を評価することで濃淡による2値化の精度を高める。
以上の結果、削り残し部や微細なバリを含むバルブシート付近を検査対象とした場合であっても、隙間を精度よく計測することができる技術を提供することができる。
請求項2に係る発明では、色相は、赤を1番、赤紫を256番としたときに、100番〜200番の範囲を色相評価範囲とした。白色発光ダイオードで検査対象面を照らすと、鉄やアルミニウムであれば青色の画像が得られる。150番が青色にほぼ合致し、青色を中央にして、青緑、青、青紫の画像に絞ることで、他の材質を排除することができる。
また、隙間の彩度は、50番以下のくすんだ色であった。そこで、10番〜50番の範囲を彩度評価範囲とすることで、隙間を特定できるようにした。
彩度を10番〜50番に制限した上で、明度を調べると隙間の明度は30番以下であった。
色相評価範囲を100番〜200番、彩度評価範囲を10番〜50番、明度評価範囲を30番以下とする、三条件を満たす色に0を付与し、それ以外の色に1を付与するところの2値化処理を行わせることで、シリンダヘッドに圧入したバルブシートに係る隙間をより高い精度で計測することができる。
請求項3に係る発明では、筒体と白色発光ダイオードとミラーとCCDカメラは、ロボットアームに装着することを特徴とし、筒体などを人手で吸排気ポートに挿入する必要がないため、計測作業の自動化及び迅速化を容易に達成することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るバルブシート隙間計測装置とシリンダヘッドとの関係を示す図であり、エンジンのシリンダヘッド11は動弁室12が下になるように、天地逆の状態にして、吸気ポート13及び排気ポート14にバルブシート隙間計測装置20の要部を挿入して隙間の計測を行う。
なお、吸気ポート13にはシリンダヘッド11側を切削して座15を設け、この座にバルブシート16が圧入されている。排気ポート14も同様である。
図2は本発明に係るバルブシート隙間計測装置の構造図であり、バルブシート隙間計測装置20は、筒体21と、この筒体21の一端(図では下端)に設けられた略三角形断面のミラー収納室22と、このミラー収納室22の周囲に設けられ照射軸23が筒体の軸24に直交している白色発光ダイオード25と、ミラー収納室22に設けられ光軸26を45°曲げるミラー27と、筒体21の基部(図では上端)に設けられたCCDカメラ28と、このCCDカメラ28で取得したカラー画像情報を2値化処理するカラー画像処理部29とからなる。
図3は図2の3−3矢視図であり、ミラー収納室22の外周に複数の白色発光ダイオード25・・・が、白色光を図面手前に照射するように取付けられている。
LEDと略記される発光ダイオードは、直進性に優れた光を発射する電子部品であり、赤色、青色、緑色、白色の各種発光ダイオードが、実用に供されている。
以上の4色の発光ダイオードを実験で比較したので、その結果を次に説明する。
図4は照射光の比較実験の方法を説明する図であり、赤色、青色、緑色又は白色の発光ダイオードで照射しながら、(a)に示すように、隙間31をほぼ中央にしてバルブシート16とシリンダヘッド11の一部を撮影することで、一定の大きさの撮像画33を得る。この撮像画33の画素数は72万画素である。
撮像画33は拡大すると(b)に示すように全体はほぼ地色部分34であり、この地色部分34の中央に白帯35が現れ、この白帯35の上方(シートリングの範囲)に僅かな白点36、36が現れ、白帯35の下方(シリンダヘッドの範囲)に無数の白点37・・・が現れた。そこで、白帯35、白点36、36、37・・・の画素数を集計した。この集計値を白点総画素数と呼ぶ。
次ぎに、(c)に示すように、隙間の範囲とシートリングの範囲とシリンダヘッドの範囲に区分して分割画41、42、43とする。
上の分割画41及び下の分割画43は隙間以外の部位を表しているため、白点36、36、37・・・は隙間でないものを誤って検出したことを意味する。そこで、上の分割画41に存在する白点36、36と、下の分割画43に存在する白点37・・・の画素数を集計する。この集計値を誤検出画素数と呼ぶ。
次表は、赤色、青色、緑色、白色発光ダイオードを用い、他の条件は共通にして、白点総画素数及び誤検出画素数を調べた結果を示す。
Figure 2007256162
実験番号1は、赤色発光ダイオードを使用した。全体の画素数は72万であり、その中に白点総画素数は7万が存在した。このうち、誤検出画素数は5.3万であった。(5.3/7)×100=76の計算により、誤検出率は76%であった。
同様にして、実験番号2(青色発光ダイオードを使用した場合)は、誤検出率が44%、実験番号3(緑色発光ダイオードを使用した場合)は、誤検出率が26%であった。
鋳肌の削り残し及び微細なバリ(参照)の悪影響が、赤色は顕著に現れたと思われる。青色及び緑色は若干改善できたものの、削り残し及び微細なバリの悪影響が残っていると考えられる。
実験番号4は、白色発光ダイオードを使用した。全体の画素数は72万であり、その中に白点総画素数は1万が存在した。このうち、誤検出画素数は僅か44であった。(44/10000)×100=0.44の計算により、誤検出率は0.4%であった。白色発光ダイオードであれば、削り残し及び微細なバリの影響を十分に排除できることが確認できた。
次ぎに、白色発光ダイオードを使用して、カラー画像を得、このカラー画像を色相、彩度、明度の三要素について検討した。
バルブシートは鉄系材料で構成し、機械加工を施すことで、表面は鏡に近い平滑面となる。一方、シリンダヘッドはアルミニウム合金鋳物で構成し、吸排気ポートには機械加工を施すが、表面には削り残しや微細なバリが存在している。
以上のバルブシート及びシリンダヘッドを白色発光ダイオードで照射して、カラー画像を得たところ、画像の色相は「青」に近似していた。仮に、撮影対象が銅系材料であれば、「赤」に近似する。
鉄系材料と鉄系材料の組合せや、鉄系材料とアルミニウム系材料の組合せであれば「青」に近似する。そして、計測に際して機械加工の度合いや材料の組合せを確認することは好ましいことである。
色相は、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色に中間色を加えて256通りの色相を決め、赤を1番、赤紫を256番としたときに、青を中心として範囲である100番〜200番(青緑、青、青紫の範囲)を色相評価範囲とする。
次に、隙間の部分を観察したところ、青みを帯びた鈍い色であった。
彩度を、最も地味な鮮やかさを1番、最も派手な鮮やかさを256番としたときに、複数の実験を重ねた結果、青みを帯びた鈍い色は10番〜50番の範囲にあった。50番を超えると、隙間以外の輝点(バルブシートやシリンダヘッド)を拾う危険性が増す。
そこで、彩度評価範囲を、10番〜50番の範囲とする。
以上の検討により、色相は100番〜200番、彩度は10番〜50番の条件を付すことにして、明度の検討を行った。
図5は明度と誤検出画素数の相関を調べたグラフであり、白色発光ダイオードを使用し、色相は100番〜200番、彩度は10番〜50番に範囲設定したカラー画像に対して、明度を変化させて、誤検出画素の出現状況を調べた。
なお、明度は、黒が1番で白が256番とした。
すると、明度27番以下では誤検出は認められなかった。一方、明度40番以上では誤検出画素数が1000を超えた。上述の表に示す実験4では白色総画素数が1万であったので、許容できる誤検出率を1%とすれば、1万×0.01=100の計算により、100程度の誤検出は許容できる。
グラフの縦軸100は、明度30番に相当する。
そこで、明度評価範囲は、30番以下、望ましくは27番以下、さらに望ましくは25番以下にする。
これで、誤検出が除外でき、計測の信頼性を高めることができる。
次に、合否判定基準の作成法を説明する。
図6は本発明に係る合否判定基準の作成フロー図である。
ステップ番号(以下、STと略記する)01では、隙間が5μm(図4(a)参照)、隙間が10μm又は隙間が20μmであるように調整したサンプル(バルブリング及びシリンダヘッド)を準備する。
ST02で各サンプルを撮影することで、カラー画像を取得する。
ST03でカラー画像を、色相:100番〜200番、彩度:10番〜50番、明度:30番以下の条件で2値化処理する。すなわち、3つの条件を満足した画素には「白」を与え、それ以外は「地の色」のままとする(図4(b)参照)。
ST04で、白点の総画素数を求め、取得する。
ST05:隙間が5μmの白点総画素数と、10μmの白点総画素数と、20μmの白点総画素数とを参照して、隙間10μmに対応する白点総画素数を決定する。この決定した白点総画素数が合否判定基準となり、決定した白点総画素数以下であれば合格、決定した白点総画素数を超えれば不合格と判定すればよい。
なお、隙間が5μmの白点総画素数と、20μmの白点総画素数は、10μmの白点総画素数の確からしさを調べるための補助データであるから必須ではない。
図7は本発明に係るバルブシート隙間計測装置をラインに装置したときの構成図であり、コンベアーライン45に分岐ライン46を併設し、分岐ライン46の近傍にロボット47及びカラー画像処理部29を設ける。ロボット47のロボットアーム48に複数の筒体21・・・などを設ける。
そして、矢印のごとく移動するシリンダヘッド11に筒体21・・・の先端を挿入して隙間の計測を行う。そして、カラー画像処理部29を監視する検査員が不合格と判断したら、不合格のシリンダヘッド11を分岐ライン46へ払い出す。カラー画像処理部29で合否判定をさせることで、無人化することは差し支えない。
図8は図3の別実施例を説明する図である。図3ではミラー収納室22は角筒形状にしたが、図8ではミラー収納室22は円筒形状にした。円筒形状であれば、ミラー27の中心点から等しい距離に全ての白色発光ダイオード25・・・を配置することができ、むらのない綺麗な画像を得ることができる。
尚、請求項1においては、色相と彩度と明度の各評価範囲は、シリンダヘッドの材質、バルブシートの材質及び大きさを考慮して決定すればよく、請求項2に限定するものではない。
また、本発明はバルブシートと座の間の隙間を計測装置に好適であるが、隙間であれば種類に拘わらず計測することができる。したがって、バルブシート以外の金属部材と金属部材との間の隙間を計測する装置に、本発明を適用することは差し支えない。
本発明は、シリンダヘッドにバルブシートを圧入した後に、バルブシートと座との間に発生する隙間を計測するバルブシート隙間計測装置に好適である。
本発明に係るバルブシート隙間計測装置とシリンダヘッドとの関係を示す図である。 本発明に係るバルブシート隙間計測装置の構造図である。 図2の3−3矢視図である。 照射光の比較実験の方法を説明する図である。 明度と誤検出画素数の相関を調べたグラフである。 本発明に係る合否判定基準の作成フロー図である。 本発明に係るバルブシート隙間計測装置をラインに装置したときの構成図である。 図3の別実施例を説明する図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。 従来の技術の問題点を説明する図である。
符号の説明
11…エンジンのシリンダヘッド、13…吸気ポート、14…排気ポート、15…座、16…バルブシート、20…バルブシート隙間計測装置、21…筒体、23…照射軸、24…筒体の軸、25…白色発光ダイオード、26…光軸、27…ミラー、28…CCDカメラ、29…カラー画像処理部、31…隙間、48…ロボットアーム。

Claims (3)

  1. エンジンの吸排気ポートに、各々座を形成し、これらの座にバルブシートを圧入した後に、前記バルブシートと前記座との間に発生する隙間を計測するバルブシート隙間計測装置であって、
    このバルブシート圧入検査装置は、筒体と、この筒体の一端に設けられ照射軸が前記筒体の軸に直交している白色発光ダイオードと、筒体の一端に設けられ光軸を45°曲げるミラーと、前記筒体の基部に設けられたCCDカメラと、このCCDカメラで取得したカラー画像情報を2値化処理するカラー画像処理部とからなり、
    このカラー画像処理部では、色相と彩度と明度の三要素で各画素の色を評価して2値化処理を行わせることを特徴とするバルブシート隙間計測装置。
  2. 前記色相は、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色に中間色を加えて256通りの色相を決め、赤を1番、赤紫を256番としたときに、100番〜200番の範囲を色相評価範囲とし、
    前記彩度は、最も地味な鮮やかさを1番、最も派手な鮮やかさを256番としたときに、10番〜50番の範囲を彩度評価範囲とし、
    前記明度は、黒が1番で白が256番としたときに、30番以下を明度評価範囲とし、
    カラー画像処理部では、前記色相評価範囲と彩度評価範囲と明度評価範囲との三条件を満たす色に0を付与し、それ以外の色に1を付与するところの2値化処理を行わせることを特徴とする請求項1記載のバルブシート隙間計測装置。
  3. 前記筒体と白色発光ダイオードとミラーとCCDカメラは、ロボットアームに装着することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバルブシート隙間計測装置。
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