JP2007249217A - 光学フィルムの製造方法 - Google Patents
光学フィルムの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007249217A JP2007249217A JP2007076476A JP2007076476A JP2007249217A JP 2007249217 A JP2007249217 A JP 2007249217A JP 2007076476 A JP2007076476 A JP 2007076476A JP 2007076476 A JP2007076476 A JP 2007076476A JP 2007249217 A JP2007249217 A JP 2007249217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coat layer
- hard coat
- optical film
- base material
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】基材上にハードコート層を設けた光学フィルムにおいて、ハードコート層と基材の界面近傍の屈折率が連続的に変化することを特徴とする光学フィルムと、基材を溶解もしくは膨潤させる溶剤を用いてハードコート層を該基材に塗布することを特徴とする光学フィルムの製造方法を提供する。
【選択図】図1
Description
このような構成にすることで、基材とハードコート層界面からの反射が無くなり、干渉ムラ無くすことができる。
ポリエステルは安価で入手し易いため、干渉ムラの無い光学フィルムを安価に提供でき、酢酸セルロースは、ポリエステルに比較して価格は高いが、光学的に複屈折が少なく、透明性が高く、Hazeを低く出来るなどの利点があるため、光学特性の良い光学フィルムを提供できる。
このような製造方法により干渉ムラの無い光学フィルムを簡便且つ安価に製造することができる。
基材上にハードコート層を形成した光学フィルムを図1に示す。
光学フィルムを形成する基材1としては、種々の有機高分子からなるフィルムもしくはシートを用いることができる。通常ディスプレイ等の光学部材に使用される基材は、透明性や光の屈折率等の光学特性、さらには耐衝撃性、耐熱性、耐久性などの諸物性を考慮して、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナルタレート等)、セルロース系(酢酸セルロース(トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース等)、セロファン等)、ポリアミド系(ナイロン−6、ナイロン−66等)、アクリル系(PMMA等)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール等の有機高分子が用いられる。
また、基材の厚みは光学フィルムを用いる用途によって適宜選択することができ、25〜300μmが好ましい。しかしこれに限定するものではない。
ここでは、基材を溶解する溶剤をハードコート層の塗液に入れているが、ハードコート層の塗液を塗布する直前に基材を溶解する溶剤を事前に塗布しておく方法をとることも可能である。
紫外線の光源としては、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプまたはメタルハライドランプが使用できる。またランプの形態としては有電極ランプ、および無電極ランプがあるが、どちらを使用してもよい。紫外線の照射量は、硬化させるハードコート層の樹脂組成および膜厚によって異なるが、100〜5000mJ/cm2が適当であり好ましくは500〜2000mJ/cm2である。
<実施例1>
基材として厚み188μmのポリエチレンテレフタレートを用いて、
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5重量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 5重量部
イルガキュアー184 0.3重量部
メチルエチルケトン 9重量部
ヘキサフルオロイソプロパノール 1重量部
を攪拌、混合した塗布液を、グラビアコーティング法によりWET膜厚10μm(乾燥後のDRY膜厚5μm)になるように塗布、乾燥させ、高圧水銀灯により1000mJの紫外線を照射しハードコート層を形成し、光学フィルムを作製した。
基材として厚み80μmトリアセチルセルロースを用いて、
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5重量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 5重量部
イルガキュアー184 0.3重量部
メチルエチルケトン 5重量部
酢酸メチル 5重量部
を攪拌、混合した塗布液を、グラビアコーティング法によりWET膜厚10μm(乾燥後のDRY膜厚5μm)になるように塗布、乾燥させ、高圧水銀灯により1000mJの紫外線を照射しハードコート層を形成し、光学フィルムを作製した。
基材として厚み188μmのポリエチレンテレフタレートを用いて、
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5重量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 5重量部
イルガキュアー184 0.3重量部
メチルエチルケトン 10重量部
を攪拌、混合した塗布液を、グラビアコーティング法によりWET膜厚10μm(乾燥後のDRY膜厚5μm)になるように塗布、乾燥させ、高圧水銀灯により1000mJの紫外線を照射しハードコート層を形成し、光学フィルムを作製した。
基材として厚み80μmトリアセチルセルロースを用いて、
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5重量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 5重量部
イルガキュアー184 0.3重量部
メチルエチルケトン 10重量部
を攪拌、混合した塗布液を、グラビアコーティング法によりWET膜厚10μm(乾燥後のDRY膜厚5μm)になるように塗布、乾燥させ、高圧水銀灯により1000mJの紫外線を照射しハードコート層を形成し、光学フィルムを作製した。
耐擦傷性・・・#0000のスチールウールを用いて、250g/cm2の荷重をかけながら10回往復摩擦し、キズの発生の有無を評価した。
密着性・・・ハードコート層表面を1mm角100点カット後、セロハンテープ[ニチバン(株)製、工業用24mm幅粘着テープ]により密着させ、その後セロハンテープを剥がし、剥離数を評価した。
外観・・・光学フィルムのハードコート層が形成された反対の面を、サンドペーパーで擦り、その後艶消しの黒色塗料を塗布し、ハードコート層形成側から光学フィルムを観察した。
2・・・ハードコート層
3・・・屈折率曲線
Claims (4)
- 基材上にハードコート層を設けた光学フィルムにおいて、ハードコート層と基材の界面近傍の屈折率が連続的に変化することを特徴とする光学フィルム。
- 基材がポリエステルからなる請求項1記載の光学フィルム。
- 基材が酢酸セルロースからなる請求項1記載の光学フィルム。
- 請求項1から3の何れかに記載の光学フィルムを製造する方法であって、基材を溶解または膨潤させる溶剤を用いてハードコート層を該基材に塗布することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007076476A JP2007249217A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 光学フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007076476A JP2007249217A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 光学フィルムの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001330533A Division JP2003131007A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 光学フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007249217A true JP2007249217A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38593500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007076476A Pending JP2007249217A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 光学フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007249217A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102053287A (zh) * | 2010-10-29 | 2011-05-11 | 明基材料有限公司 | 具有硬化层的膜材及其形成方法与光学膜的形成方法 |
US8691330B2 (en) | 2010-09-29 | 2014-04-08 | Fujifilm Corporation | Optical film having antistatic layer, antireflection film, polarizing plate and image display device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09201912A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-05 | Konica Corp | 偏光板用保護フィルム |
JP2000352620A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-19 | Konica Corp | 光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007076476A patent/JP2007249217A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09201912A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-05 | Konica Corp | 偏光板用保護フィルム |
JP2000352620A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-19 | Konica Corp | 光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8691330B2 (en) | 2010-09-29 | 2014-04-08 | Fujifilm Corporation | Optical film having antistatic layer, antireflection film, polarizing plate and image display device |
CN102053287A (zh) * | 2010-10-29 | 2011-05-11 | 明基材料有限公司 | 具有硬化层的膜材及其形成方法与光学膜的形成方法 |
CN102053287B (zh) * | 2010-10-29 | 2012-08-22 | 明基材料有限公司 | 具有硬化层的膜材及其形成方法与光学膜的形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4135364B2 (ja) | 光学フィルムの製造方法 | |
JP2003131007A (ja) | 光学フィルム及びその製造方法 | |
JP6609093B2 (ja) | ハードコートフィルム、偏光板及び画像表示装置 | |
KR101787131B1 (ko) | 하드 코트 필름, 편광판, 화상 표시 장치 및 하드 코트 필름의 제조 방법 | |
KR101686644B1 (ko) | 플라스틱 필름 적층체 | |
JP4983572B2 (ja) | ハードコートフィルムもしくはシートの製造方法、及び機能性無機薄膜付きハードコートフィルムもしくはシートの製造方法 | |
JP4552480B2 (ja) | ハードコートフィルム及びその製造方法 | |
TWI531810B (zh) | An antistatic hard coat film, a method for manufacturing the same, a polarizing plate, and an image display device | |
KR101637384B1 (ko) | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 | |
TWI534001B (zh) | 硬塗膜 | |
KR20040038779A (ko) | 하드코트필름 | |
KR20080055698A (ko) | 고경도 하드코팅 광학필름, 이를 포함하는 편광판 및표시장치 | |
JP2008012675A (ja) | 光学積層体、及びその製造方法 | |
JP6354124B2 (ja) | 反射防止フィルム | |
JP2000127281A (ja) | ハードコートフィルムもしくはシート | |
JP5047636B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP2001205179A (ja) | ハードコートフィルムの製造方法及びその方法を用いて得られるハードコートフィルム | |
TW201636216A (zh) | 透明導電性薄膜 | |
JP4765136B2 (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物及びこれを用いたプラスチックフィルム用塗料組成物及びハードコートフィルム | |
JP2007249217A (ja) | 光学フィルムの製造方法 | |
JP2009104054A (ja) | 光学フィルム | |
JP7315122B1 (ja) | ハードコートフィルムおよびその製造方法 | |
TWI389798B (zh) | 抗反射薄膜 | |
JP2015069071A (ja) | ハードコートフィルム、ハードコートフィルム付偏光板および透過型液晶ディスプレイ | |
JP4075498B2 (ja) | 防眩性積層体及び表示媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100902 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100915 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20101008 |