以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1にかかるトレーニング用サポーターについて、図1乃至図4を参照して説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態1にかかるトレーニング用サポーターを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。図2は人体の肛門が引き締められた場合に臀部に生ずる左右1対の笑窪様の小さい窪みの位置を示す模式図である。図3(a)は本発明の実施の形態1にかかるトレーニング用サポーターの縫付けの手順を示す正面図、(b)は背面図である。
図4(a)は本発明の実施の形態1の第1変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態1の第2変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態1の第3変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(f)は背面図、(g)は本発明の実施の形態1の第4変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(h)は背面図である。
図1(a)に示されるように、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1は、伸縮性を有する生地としてのサテンネット(ストレッチサテン)からなる表地に、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる裏地を縫い合わせてなるサポーター本体2を中心として構成されている。サポーター本体2は、正面中央部から股下を通って股下部分で分岐してサポーター本体2の背面部に縫付けられる股部3と、正面から背面に続いて設けられている開口部5と、この開口部5の下のサポーター本体2がそのままの幅で伸びて後中心BC部分で交差する1対のクロス部分4a,4bとを有している。
図1(b),(c)に示されるように、開口部5は、裏側から通風生地としての目の粗いパワーネット6が縫付けられることによって塞がれている。なお、図1において、通風生地としての目の粗いパワーネット6の部分のみに網目模様のハッチングを施したのは、サポーター本体2,股部3及びクロス部分4a,4bと区別し易くするためであり、網目模様の大きさは通風生地としての目の粗いパワーネット6の網目の大きさを表すものではない(以下の各図においても同様である。)。
図1(a),(b)に示されるように、1対のクロス部分4a,4bは、後中心BC部分で交差してから正面まで回り込んで、サポーター本体2の前中心FCまで達し、前中心FCにおいてジグザグ縫い4cによってサポーター本体2に縫付けられている。1対のクロス部分4a,4bの交差部分には、クロス部分4a,4bの自由な伸縮を封じることなく、互いに離れることを防止するために、クロス部分4bの裏側にループ7の両端が縫付けられており、クロス部分4aはこのループ7の中を潜っている。
さらに、ループ7は目の粗いパワーネット6に両端を縫付けられた、より小さいループ8の中を潜って取付けられている。また、クロス部分4a,4bは両脇部において、糸ループ9によってサポーター本体2に縫付けられている。これらによって、1対のクロス部分4a,4bが自らの重みによってサポーター本体2から離れてしまう事態が防止され、トレーニング用サポーター1の着用がより容易になるという作用効果が得られる。
さらに、トレーニング用サポーター1を裏返した状態を示す図1(c),(d)に示されるように、股部3の分岐部分3a,3bはステッチ縫い3iによって、サポーター本体2の背面下端に縫付けられている。ステッチ縫い3iの縫い止まり点は、分岐部分3a,3bの内側においては、分岐点3cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、分岐部分3a,3bの外側においては、内側のステッチ縫い5iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図1(d)に示されるように、股部3の分岐部分3a,3bは、トレーニング用サポーター1を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが分岐部分3a,3bの間の分岐点3cの近傍(分岐点3cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた点)に位置するように縫付けられている。
これによって、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1を下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部3の分岐部分3a,3bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
トレーニング用サポーター1を着用することによる作用効果について、図2を参照して、さらに説明する。図2に示されるように、人体HBにおいて肛門HCが引き締められると、臀部HDに左右1対の笑窪様の小さい窪みHEが生ずる。これらの小さい窪みHEを押えることによって、臀部HDが引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
図1(b),(d)に示されるように、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1においては、これらの小さい窪みHEの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター1においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部5を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット6で塞いでいるため、開口部5から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部5から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1の縫付けの手順について、図3を参照して説明する。図3(a),(b)に示されるように、まずサポーター本体2を構成するサテンネットからなる表地とパワーネットからなる裏地を上端部で裏側へ折り返し、この折り返し部分2aをステッチ2bで縫い合わせ、サポーター本体2の後中心BCも縫い合わせる。次に、股部3の分岐部分3a,3bをサポーター本体2の背面下端に縫付け、さらに開口部5の裏側から目の粗いパワーネット6を縫付ける。
それから、クロス部分4bの裏側にループ7の両端を縫付け、ループ7により小さいループ8を通して小さいループ8の両端を目の粗いパワーネット6を縫付けた後に、まずループ7の中にクロス部分4aを潜らせて、糸ループ9によってサポーター本体2の左脇部に支持し、続いて矢印で示されるようにクロス部分4bを前方へ回り込ませて、同様に糸ループ9で支持する。そして、前中心FCでクロス部分4aとクロス部分4bを互いに縫い合わせた後に、クロス部分4a,4bの中心をジグザグ縫い4cでサポーター本体2に縫付ければ、トレーニング用サポーター1が完成する。
勿論、以上述べた縫製の手順は標準的な手順の一例を説明したものであり、これ以外にも種々の手順によってトレーニング用サポーター1を縫製することが可能である。また、小さいループ8でループ7を目の粗いパワーネット6に留めるとともに、糸ループ9でクロス部分4a,4bを支持することによって、トレーニング用サポーター1の着用がより容易になるが、小さいループ8のみまたは糸ループ9のみを用いることによっても、トレーニング用サポーター1の着用が容易になるという作用効果が得られる。
さらに、糸ループ9でクロス部分4a,4bを支持する位置は、両脇部に限られず、両脇部より正面側でも背面側でも良い。
次に、本実施の形態1の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター1Aについて、図4(a),(b)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター1Aの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター1と同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4(a)に示されるように、本実施の形態1の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター1Aが上記トレーニング用サポーター1と異なるのは、1対のクロス部分4Aa,4Abの長さが1対のクロス部分4a,4bよりも短く、サポーター本体2の前中心まで到達していない点のみである。
したがって、本実施の形態1の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター1Aを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部3の分岐部分3a,3bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター1Aを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図4(b)に示されるように、本実施の形態1の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター1Aにおいては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Aa,4Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
次に、本実施の形態1の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター1Bについて、図4(c),(d)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター1Bの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター1Aと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4(d)に示されるように、本実施の形態1の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター1Bが上記トレーニング用サポーター1Aと異なるのは、サポーター本体2の背面部が1対のクロス部分4Aa,4Abを除いて、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bで構成されている点のみである。
したがって、本実施の形態1の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター1Bを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部3Bの分岐部分3Ba,3Bbには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター1Bを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図4(d)に示されるように、本実施の形態1の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター1Bにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Aa,4Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態1の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター1Cについて、図4(e),(f)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター1Cの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター1Bと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4(e)に示されるように、本実施の形態1の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター1Cが上記トレーニング用サポーター1Bと異なるのは、1対のクロス部分4a,4bの長さが1対のクロス部分4Aa,4Abよりも長く、サポーター本体2Bの前中心まで到達している点のみである。
したがって、本実施の形態1の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター1Cを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部3Bの分岐部分3Ba,3Bbには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター1Cを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図4(f)に示されるように、本実施の形態1の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター1Cにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態1の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター1Dについて、図4(g),(h)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター1Dの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター1Cと同様である。
図4(g)に示されるように、本実施の形態1の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター1Dが上記トレーニング用サポーター1Cと異なるのは、1対のクロス部分4Da,4Dbの長さが1対のクロス部分4a,4bよりも短く、サポーター本体2Dの両脇部までしか到達していない点のみである。また、図4(h)に示されるように、トレーニング用サポーター1Dにおいては、背面部の通風生地としての目の粗いパワーネット6Dが二枚の生地から構成されているが、実質的な相違ではない。
したがって、本実施の形態1の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター1Dを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部3Dの分岐部分3Da,3Dbには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター1Dを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図4(h)に示されるように、本実施の形態1の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター1Dにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Da,4Dbによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Dの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
このようにして、本実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1,1A,1B,1C,1Dにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター1,1A,1B,1C,1Dにおいては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4b,4Aa,4Ab,4Da,4Dbによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部5,5Bを設けて通風生地としての目の粗いパワーネット6,6B,6Dで塞いでいるため、開口部5,5Bから腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部5,5Bから放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかるトレーニング用サポーターについて、図5を参照して説明する。図5(a)は本発明の実施の形態2にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態2にかかるトレーニング用サポーターを構成する一体の元地を示す展開図である。
図5(a),(b),(c)に示されるように、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10は、全体が伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及びパワーネット(裏地)を縫い合わせてなる元地10Aから構成されており、上記実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1と同様に、正面中央部から股下を通って股下部分で分岐して背面部に縫付けられる股部10Bと、正面から背面に続いて設けられている開口部10gの下のサポーター本体がそのままの幅で伸びて後中心部分で交差する1対のクロス部分10d,10eを有している。
また、股部10Bの分岐部分10a,10bの先端がステッチ縫い10iで背面部に縫付けられており、1対のクロス部分10d,10eが後中心部分で交差してから正面まで回り込んで前中心FCまで達し、前中心FCにおいてジグザグ縫い10FCによって縫付けられている。1対のクロス部分10d,10eの交差部分には、クロス部分10d,10eの自由な伸縮を封じることなく、互いに離れることを防止するために、クロス部分10eの裏側にループ7の両端が縫付けられており、クロス部分10dはこのループ7の中を潜っている。
これらの点については、上記実施の形態1にかかるトレーニング用サポーター1と同様である。本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10に特有な点は、図5(c)に示されるように、かかる構成が、ループ7を除いて、一体の元地10Aから作り上げられている点である。
即ち、図5(c)に示される形状に切り出した伸縮性を有する生地としてのサテンネットからなる表地と、図5(c)に示される形状に切り出した伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる裏地とを重ねて、ステッチ縫い10fで前中心FCの左右部分10R,10Lを除いて縁に沿って縫付け、前中心FCの左右部分10R,10Lから手を入れて裏返すことによって、二枚の生地の袋縫いからなる一体の元地10Aが作成される。
この袋縫いからなる元地10Aを、二点鎖線で示される右脇下10SR,左脇下10SL,右脇上10UR,左脇上10ULの各位置で折り曲げて、1対のクロス部分10d,10eを交差させ、元地10Aの両端FCR,FCLを突き合わせて、図5(a)に示されるようにジグザグ縫い10FCで縫い合わせ、前中心FCの左右部分10R,10Lをその下にステッチ縫い10hで縫付ける。
また、図5(b)に示されるように、股部10Bの分岐部分10a,10bを1対のクロス部分10d,10eの下端にそれぞれステッチ縫い10iで縫い付ける。そして、ループ7でクロス部分10dを包むようにしてループ7の両端をクロス部分10eの裏側に縫付ければ、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10が完成する。
ここで、図5(b)に示されるように、股部10Bの分岐部分10a,10bを縫付けているステッチ縫い10iの縫い止まり点は、分岐部分10a,10bの内側においては、股部10Bの分岐点10cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、分岐部分10a,10bの外側においては、内側のステッチ縫い10iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図5(b)に示されるように、股部10Bの分岐部分10a,10bは、トレーニング用サポーター10を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが分岐部分10a,10bの間の分岐点10cの近傍(分岐点10cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた点)に位置するように縫付けられている。
これによって、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10を下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部10Bの分岐部分10a,10bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図5(b)に示されるように、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分10d,10eによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター10においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分10d,10eによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。さらに、開口部10gを設けているため、汗が開口部10gから放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターについて、図6乃至図10を参照して説明する。
図6(a)は本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。
図7(a)は本発明の実施の形態3の第1変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態3の第2変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態3の第3変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(f)は背面図、(g)は本発明の実施の形態3の第4変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(h)は背面図である。
図8(a)は本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターに用いられる羽根部材と肛門の位置及び左右1対の小さい窪みの位置との位置関係を示す図、(b)は羽根部材と肛門の位置及び左右1対の小さい窪みの位置との別の位置関係を示す図、(c)は羽根部材と肛門の位置及び左右1対の小さい窪みの位置とのさらに別の位置関係を示す図、(d)は異なる羽根部材と肛門の位置との位置関係を示す図である。
図9(a)〜(j)は本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターに用いられる羽根部材の様々な形状を示す図である。図10(a)は本発明の実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターに用いられる羽根部材の縫付け方法を示す図、(b)は羽根部材の異なる縫付け方法を示す図、(c)は羽根部材のさらに異なる縫付け方法を示す図である。
図6(a)に示されるように、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11は、伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及び伸縮性を有する生地としてのパワーネット(裏地)からなるサポーター本体12を中心に構成されており、サポーター本体12は、腰周りを覆う腹巻き状の部分に股部の前半分のみを形成するための突出部12aが一体となったものであり、後中心BCにおいて縫い合わされており、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13を縫付けることによって初めて股部が形成される。
したがって、サポーター本体12は、本発明における「着用者の股下に当接する股部を有しないサポーター本体」に相当する。また、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11は、「伸縮性を有する生地からなるサポーター本体と、略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用サポーター」に相当する。
そして、図6(d)に示されるように、トレーニング用サポーター11を裏返すと、サポーター本体12の臀部裏側には、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13が直接縫付けられている。羽根部材13は、後述するように(図10(a)に示されるように)二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分13a,13bの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13iによって、目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けられている。
一方、図6(c)に示されるように、サポーター本体12の突出部12aの裏側には、羽根部材13の分岐していない側13dの先端13eがステッチ縫い13hによって縫付けられている。したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの先端13eがサポーター本体12の突出部12aに縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bの先端及びその周囲の部分が目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点は、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点は、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図6(d)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用サポーター11を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
本発明者は、羽根部材13についての1対の分岐部分13a,13bの先端及びその周囲の部分が縫付けられている端(縫い止まり点)から1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cまでの所定長さの最適範囲、及び着用者の肛門が当接する位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間にある場合の当該位置HCPから分岐点13cまでの長さの最適範囲について、鋭意実験研究を重ねた結果、所定長さについては3cmから10cmの範囲内、より好ましくは5cmから8cmの範囲内であり、当該位置HCPから分岐点13cまでの長さについては0.5cmから3.0cmの範囲内、より好ましくは1.0cmから2.0cmの範囲内である場合に、最も適切に着用者の肛門を効果的に引き締め、肛門が軽く上に引き上げられて姿勢を正しくする効果が得られることを見出したものである。
さらに、縫い止まり点から1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cまでの所定長さが約7cm(6.0cm〜8.0cm)の場合、及び当該位置HCPから分岐点13cまでの距離が約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)の場合が最も効果的に着用者の肛門を効果的に引き締め、肛門が軽く上に引き上げられて姿勢を正しくする効果が得られることを見出した。
これによって、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図6(d)に示されるように、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター11においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部5を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット6で塞いでいるため、開口部5から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部5から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11の縫付けの手順について、図6を参照して説明する。図6(a),(b),(c),(d)に示されるように、まずサポーター本体12を構成するサテンネットからなる表地とパワーネットからなる裏地を上端部で裏側へ折り返し、この折り返し部分をステッチで縫い合わせ、サポーター本体12の後中心BCも縫い合わせる。さらに、開口部5の裏側から目の粗いパワーネット6を縫付ける。
次に、図6(d)に示されるように、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の臀部の下にステッチ縫い13iで縫付け、図6(c)に示されるように、羽根部材13の分岐していない側13dの端13eをサポーター本体12の突出部12aにステッチ縫い13hで縫付ける。
それから、クロス部分4bの裏側にループ7の両端を縫付け、ループ7により小さいループ8を通して小さいループ8の両端を目の粗いパワーネット6を縫付けた後に、まずループ7の中にクロス部分4aを潜らせて、糸ループ9によってサポーター本体12の左脇部に支持し、続いてクロス部分4bを前方へ回り込ませて、同様に糸ループ9で支持する。そして、前中心FCの上でクロス部分4aとクロス部分4bを互いに縫い合わせた後に、クロス部分4a,4bの中心をジグザグ縫い4cでサポーター本体12に縫付ければ、トレーニング用サポーター11が完成する。
勿論、以上述べた縫製の手順は標準的な手順の一例を説明したものであり、これ以外にも種々の手順によってトレーニング用サポーター11を縫製することが可能である。また、小さいループ8でループ7を目の粗いパワーネット6に留めるとともに、糸ループ9でクロス部分4a,4bを支持することによって、トレーニング用サポーター11の着用がより容易になるが、小さいループ8のみまたは糸ループ9のみを用いることによっても、トレーニング用サポーター11の着用が容易になるという作用効果が得られる。
さらに、糸ループ9でクロス部分4a,4bを支持する位置は、両脇部に限られず、両脇部より正面側でも背面側でも良い。
次に、本実施の形態3の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター11Aについて、図7(a),(b)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター11Aの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター11と同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7(a)に示されるように、本実施の形態3の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター11Aが上記トレーニング用サポーター11と異なるのは、1対のクロス部分4Aa,4Abの長さが1対のクロス部分4a,4bよりも短く、サポーター本体12の前中心まで到達していない点のみである。
したがって、本実施の形態3の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター11Aを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター11Aを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図7(b)に示されるように、本実施の形態3の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター11Aにおいては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Aa,4Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
次に、本実施の形態3の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター11Bについて、図7(c),(d)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター11Bの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター11Aと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7(d)に示されるように、本実施の形態3の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター11Bが上記トレーニング用サポーター11Aと異なるのは、サポーター本体12の背面部が1対のクロス部分4Aa,4Abを除いて、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bで構成されている点のみである。
したがって、本実施の形態3の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター11Bを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる羽根部財13の1対の分岐部分13a,13bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター11Bを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図7(d)に示されるように、本実施の形態3の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター11Bにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Aa,4Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態3の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター11Cについて、図7(e),(f)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター11Cの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター11Bと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7(e)に示されるように、本実施の形態3の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター11Cが上記トレーニング用サポーター11Bと異なるのは、1対のクロス部分4a,4bの長さが1対のクロス部分4Aa,4Abよりも長く、サポーター本体12Bの前中心まで到達している点のみである。
したがって、本実施の形態3の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター11Cを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる羽根部財13の1対の分岐部分13a,13bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター11Cを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図7(f)に示されるように、本実施の形態3の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター11Cにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態3の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター11Dについて、図7(g),(h)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター11Dの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター11Cと同様である。
図7(g)に示されるように、本実施の形態3の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター11Dが上記トレーニング用サポーター11Cと異なるのは、1対のクロス部分4Da,4Dbの長さが1対のクロス部分4a,4bよりも短く、サポーター本体12Dの両脇部までしか到達していない点のみである。また、図7(h)に示されるように、トレーニング用サポーター11Dにおいては、背面部の通風生地としての目の粗いパワーネット6Dが二枚の生地から構成されているが、実質的な相違ではない。
したがって、本実施の形態3の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター11Dを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる羽根部財13の1対の分岐部分13a,13bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター11Dを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図7(h)に示されるように、本実施の形態3の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター11Dにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4Da,4Dbによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット6Dの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
このようにして、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dにおいては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4b,4Aa,4Ab,4Da,4Dbによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部5,5Bを設けて通風生地としての目の粗いパワーネット6,6B,6Dで塞いでいるため、開口部5,5Bから腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部5,5Bから放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
次に、これらのトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dに用いられている羽根部財13の肛門の引き締め効果と肛門との位置関係について、図8を参照して説明する。
図8(a)に示されるように、トレーニング用サポーター11等を着用した場合には、着用者の肛門の位置HCPは羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの間にあり、着用者の肛門の位置HCPは羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから1.5cmの位置にある。また、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さは、7cmである。そして、左右1対の笑窪様の小さい窪みの位置HEPは、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって覆われている。
したがって、図8(a)に示されるように、羽根部材13には、ステッチ縫い5hによって分岐していない側13dの先端13eが縫付けられた部分とステッチ縫い5iによって目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けられた1対の分岐部分13a,13bとの間が縫付けられていないため、矢印で示されるように伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められる。そして、肛門が引き締められると臀部に生ずる小さい窪みの位置HEPが1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
また、図8(b)に示される羽根部材13においても、着用者の肛門の位置HCPは羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの間にあり、着用者の肛門の位置HCPは羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから2.0cmの位置にある。また、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さは、8cmである。そして、左右1対の笑窪様の小さい窪みの位置HEPは、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって覆われている。
したがって、図8(b)に示されるように、羽根部材13には、ステッチ縫い5hによって分岐していない側13dの先端13eが縫付けられた部分とステッチ縫い5iによって目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けられた1対の分岐部分13a,13bとの間が縫付けられていないため、矢印で示されるように伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められる。そして、肛門が引き締められると臀部に生ずる小さい窪みの位置HEPが1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
これに対して、図8(c)に示される羽根部材13においては、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間になく、羽根部材13の下に位置しているため、着用者の肛門を引き締める効果がやや弱くなる。しかし、着用者の肛門の位置HCPが分岐点13cの近傍に位置しているため、効果は多少低下するが、矢印で示されるように伸縮性による引っ張り力がかかり、やはり着用者の肛門を引き締める効果が得られ、これによって臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置HEPが1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
また、図8(d)に示される羽根部材13Bは、本実施の形態3にかかる羽根部材13と形状は異なるものの、やはり伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなり、左右1対の分岐部分13Ba,13Bbを有し、それらの間に着用者の肛門の位置HCPが位置しており、1対の分岐部分13Ba,13Bbの分岐点13Bcから1.0cmの位置にある。また、羽根部材13Bの1対の分岐部分13Ba,13Bbを縫付けるステッチ縫い13Biの先端から分岐点13Bcまでの長さは、5cmである。
したがって、羽根部材13Bを有するトレーニング用サポーターを着用した場合には、着用者の肛門が効果的に引き締められる。そして、肛門が引き締められると臀部に生ずる小さい窪みは羽根部材13Bによって直接は押えられないが、サポーター本体を介して間接的に押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
その他にも、本実施の形態3にかかる羽根部材13を用いてトレーニング用サポーターを作製し、着用者の肛門の位置HCPが羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから0.5cmの位置にある場合、3.0cmの位置にある場合について、また羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さが3cmの場合、10cmの場合について肛門引き締め効果の実験を行った。
その結果、いずれの場合にも、着用者の肛門が効果的に引き締められることが判明した。したがって、着用者の肛門の位置HCPが羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから0.5cmから3.0cmの範囲内にある場合、及び羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さが3cmから10cmの範囲内にある場合が、肛門引き締め効果について好ましい。
さらに、着用者の肛門の位置HCPが羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから1.0cm,1.5cm,2.0cmの距離にある場合、及び羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さが5cm,7cm,8cmの場合に、着用者の肛門がより効果的に引き締められることが判明した。
したがって、着用者の肛門の位置HCPが羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bの分岐点13cから1.0cmから2.0cmの範囲内にある場合、及び羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bを目の粗いパワーネット6の裏側に縫付けるステッチ縫い13iの先端から分岐点13cまでの長さが5cmから8cmの範囲内にある場合が、肛門引き締め効果についてより好ましい。
次に、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dに用いることができる羽根部材の形状のバリエーションについて、図9を参照して説明する。図9(a)〜(j)に示されるように、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dの羽根部材としては、略Y字形の様々な形状のものを用いることができる。
図9(a)に示される羽根部材13Cは、1対の分岐部分13Ca,13Cbの先端が尖った形状となっている。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ca,13Cbの間の分岐点13Ccの近傍にあり、1対の小さい窪みの位置HEPが1対の分岐部分13Ca,13Cbで押えられる位置にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(b)に示される羽根部材13Dは、1対の分岐部分13Da,13Dbが小さいため、1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分5Da,5Dbの間の分岐点5Dcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(c)に示される羽根部材13Eも、1対の分岐部分13Ea,13Ebが小さいため、1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ea,13Ebの間の分岐点13Ecの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(d)に示される羽根部材13Fも、1対の分岐部分13Fa,13Fbが小さいため、1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。また、1対の分岐部分13Fa,13Fbの先端が丸みのある形状となっているため、縫製を短時間で行うことができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Fa,13Fbの間の分岐点13Fcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(e)に示される羽根部材13Gは、1対の分岐部分13Ga,13Gbが太いが短いため、やはり1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ga,13Gbの間の分岐点13Gcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(f)に示される羽根部材13Hは、1対の分岐部分13Ha,13Hbの長さは長いが縦に伸びた形状をしているため、1対の小さい窪みの位置HEPを覆っておらず、やはり1対の小さい窪みを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ha,13Hbの間の分岐点13Hcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(g)に示される羽根部材13Jも、1対の分岐部分13Ja,13Jbの長さは長いが横に拡がった形状をしているため、1対の小さい窪みの位置HEPを覆っておらず、やはり1対の小さい窪みを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ja,13Jbの間の分岐点13Jcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(h)に示される羽根部材13Kは、1対の分岐部分13Ka,13Kbが四角い形状をしているが長さが短いため、やはり1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ka,13Kbの間の分岐点13Kcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(i)に示される羽根部材13Lは、1対の分岐部分13La,13Lbがさらにそれぞれ部分13La1,13La2と部分13Lb1,13Lb2の二つに分岐しているが、肛門を引き締める効果に変わりはない。また、やはり1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13La,13Lbの間の分岐点13Lcの近傍にあるため、着用者の肛門を効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
図9(j)に示される羽根部材13Mは、1対の分岐部分13Ma,13Mbがさらにそれぞれ部分13Ma1,13Ma2,13Ma3と部分13Mb1,13Mb2,13Mb3の三つに分岐しているが、肛門を引き締める効果に変わりはない。また、やはり1対の小さい窪みの位置HEPを直接押えることはできないが、目の粗いパワーネット6を介して間接的に押えることができる。そして、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ma,13Mbの間の分岐点13Mcの近傍にあるため、着用者の肛門HCを効果的に引き締めることができ、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果も得られる。
なお、これらの図8及び図9(a)〜(j)に示される羽根部材13,13B,13C,13D,13E,13F,13G,13H,13J,13K,13L,13Mの形状は例示に過ぎず、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dの羽根部材としては、1対の分岐部分を有する略Y字形のものであれば、これら以外にも様々な形状のものを用いることができる。
次に、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dに用いられる羽根部材の縫製の方法について、図10を参照して説明する。図10(a)に示されるように、本実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11,11A,11B,11C,11Dに用いられる羽根部材13は、二枚のパワーネット生地をいわゆる袋縫いすることによって縫製されている。
即ち、図10(a)に示される同じ形状の二枚のパワーネット生地を切り出し、重ねて生地の縁に沿って1対の分岐部分13a,13bの裏側、分岐点13cの裏側、分岐していない側13dの裏側をステッチ縫い(ミシン縫い)13fで縫い合わせる。そして、縫い合わされていない分岐していない側の端13eから手を入れてひっくり返すことによって、図10(a)に示されるように、ステッチ縫い(ミシン縫い)13fの縫い目が表側に出ない袋縫いによる二枚のパワーネット生地からなる強い伸縮性を有する羽根部材13が完成する。
図10(b)に示される羽根部材13Nは、形状は羽根部材13と同様であるが、一枚のパワーネット生地を図10(b)に示される形状に切り出して、1対の分岐部分10Na,10Nb、分岐点10Nc、分岐していない側10Ndにおいて生地の縁をジグザグ縫い10Nfで裁ち目かがりしたものである。このように一枚のパワーネット生地からなる羽根部材13Nであっても、十分な肛門の引き締め効果が得られる。
なお、裁ち目かがりの方法としては、ジグザグ縫い13Nfに限られず、ロック縫い等によっても良い。また、同じ形状の二枚のパワーネット生地を重ねて、縁をジグザグ縫い13Nfで縫付けることによって、二枚のパワーネット生地からなる羽根部材を縫製することもできる。さらに、同じ形状の三枚以上のパワーネット生地を重ねて、縁をジグザグ縫い13Nfで縫付けることによって、三枚以上のパワーネット生地からなる羽根部材を縫製することも可能である。これによって、より強力な肛門の引き締め効果を得ることができる。
図10(c)に示される羽根部材13Pは、全体の形状は羽根部材13と同様であるが、中心線で分割された二つの部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものである。即ち、図10(c)に示される形状を中心接ぎ縫い13Pgの部分で左右対称に分割した形状のパワーネット生地をそれぞれ二枚ずつ切り出して、1対の分岐部分13Pa,13Pb、分岐点13Pc、分岐していない側13Pdの外側の裏側をステッチ縫い(ミシン縫い)13Pfで縫い合わせる。
そして、縫い合わされていない分岐していない側13Pdの内側から手を入れてひっくり返すことによってできた袋縫いの左右対称の部分を、図10(c)に示されるように、中心接ぎ縫い13Pgで縫い合わせることによって、羽根部材13Pが完成する。この縫製方法は、中心接ぎ縫い13Pgを行わなければならないため工数は掛かるが、ステッチ縫い(ミシン縫い)13Pfが容易で、ひっくり返す作業も行い易いという利点がある。
なお、本実施の形態3においては、伸縮性を有する生地としてパワーネットを使用した場合について説明したが、サテンネット、ストレッチレースを始めとして他の伸縮性を有する生地を用いても良い。また、サポーター本体12と羽根部材13とをそれぞれ異なる種類の伸縮性を有する生地から作製しても良い。
実施の形態4
次に、本発明の実施の形態4にかかるトレーニング用サポーターについて、図11及び図12を参照して説明する。
図11(a)は本発明の実施の形態4にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態4にかかるトレーニング用サポーターを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。
図12(a)は本発明の実施の形態4の第1変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態4の第2変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態4の第3変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(f)は背面図、(g)は本発明の実施の形態4の第4変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(h)は背面図である。
図11(a)に示されるように、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16は、伸縮性を有する生地としてのサテンネットからなる表地に、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる裏地を縫い合わせてなるサポーター本体17を中心として構成されている。サポーター本体17は、正面中央部から股下を通って股下部分で分岐してサポーター本体17の背面部に縫付けられる股部18と、正面から背面に続いて設けられている開口部20と、この開口部20の下のサポーター本体17がそのままの幅で伸びて後中心BC部分で交差する1対のクロス部分19a,19bとを有している。
そして、図11(a),(c)に示されるように、股部18の正面中央部分には前部開口部18fが設けられており、その両側が前部分岐部分18d,18eとなっている。したがって、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16は、上記実施の形態1〜実施の形態3にかかるトレーニング用サポーターと同様に、男性・女性を問わず使用することができるが、特に男性が使用する場合に便利な構造になっている。
図11(b),(c)に示されるように、開口部20は、裏側から通風生地としての目の粗いパワーネット21が縫付けられることによって塞がれている。なお、図11において、通風生地としての目の粗いパワーネット21の部分のみに網目模様のハッチングを施したのは、サポーター本体17,股部18及びクロス部分19a,19bと区別し易くするためであり、網目模様の大きさは通風生地としての目の粗いパワーネット21の網目の大きさを表すものではない(以下の各図においても同様である。)。
図11(a),(b)に示されるように、1対のクロス部分19a,19bは、後中心BC部分で交差してから正面まで回り込んで、サポーター本体17の前中心FCまで達し、前中心FCにおいてジグザグ縫い19cによってサポーター本体17に縫付けられている。1対のクロス部分19a,19bの交差部分には、クロス部分19a,19bの自由な伸縮を封じることなく、互いに離れることを防止するために、クロス部分19bの裏側にループ22の両端が縫付けられており、クロス部分19aはこのループ22の中を潜っている。
さらに、ループ22は目の粗いパワーネット21に両端を縫付けられた、小さいループ23の中を潜って取付けられている。また、クロス部分19a,19bは両脇部において、糸ループ9によってサポーター本体17に縫付けられている。これらによって、1対のクロス部分19a,19bが自らの重みによってサポーター本体17から離れてしまう事態が防止され、トレーニング用サポーター16の着用がより容易になるという作用効果が得られる。
さらに、トレーニング用サポーター16を裏返した状態を示す図11(c),(d)に示されるように、股部18の分岐部分18a,18bはステッチ縫い18iによって、サポーター本体17の背面下端に縫付けられている。ステッチ縫い18iの縫い止まり点は、分岐部分18a,18bの内側においては、分岐点18cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、分岐部分18a,18bの外側においては、内側のステッチ縫い18iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図11(d)に示されるように、股部18の分岐部分18a,18bは、トレーニング用サポーター16を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが分岐部分18a,18bの間の分岐点18cの近傍(分岐点18cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた点)に位置するように縫付けられている。
これによって、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16を下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部18の分岐部分18a,18bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図11(d)に示されるように、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16においては、肛門が引き締められたときに生ずる1対の小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター16においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部20を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット21で塞いでいるため、開口部20から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部20から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16の縫付けの手順について、図11を参照して説明する。図11(a),(b),(c),(d)に示されるように、まずサポーター本体17を構成するサテンネットからなる表地とパワーネットからなる裏地を上端部で裏側へ折り返し、この折り返し部分をステッチで縫い合わせ、サポーター本体17の後中心BCも縫い合わせる。次に、股部18の分岐部分18a,18bをサポーター本体17の背面下端に縫付け、さらに開口部20の裏側から目の粗いパワーネット21を縫付ける。
それから、クロス部分19bの裏側にループ22の両端を縫付け、ループ22に小さいループ23を通して小さいループ23の両端を目の粗いパワーネット21に縫付けた後に、まずループ22の中にクロス部分19aを潜らせて、糸ループ9によってサポーター本体17の左脇部に支持し、続いてクロス部分19bを前方へ回り込ませて、同様に糸ループ9で支持する。そして、前中心FCでクロス部分19aとクロス部分19bを互いに縫い合わせた後に、クロス部分19a,19bの中心をジグザグ縫い19cでサポーター本体17に縫付ければ、トレーニング用サポーター16が完成する。
勿論、以上述べた縫製の手順は標準的な手順の一例を説明したものであり、これ以外にも種々の手順によってトレーニング用サポーター16を縫製することが可能である。また、小さいループ23でループ22を目の粗いパワーネット21に留めるとともに、糸ループ9でクロス部分19a,19bを支持することによって、トレーニング用サポーター16の着用がより容易になるが、小さいループ23のみまたは糸ループ9のみを用いることによっても、トレーニング用サポーター16の着用が容易になるという作用効果が得られる。
さらに、糸ループ9でクロス部分19a,19bを支持する位置は、両脇部に限られず、両脇部より正面側でも背面側でも良い。
次に、本実施の形態4の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター16Aについて、図12(a),(b)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター16Aの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター16と同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図12(a)に示されるように、本実施の形態4の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター16Aが上記トレーニング用サポーター16と異なるのは、1対のクロス部分19Aa,19Abの長さが1対のクロス部分19a,19bよりも短く、サポーター本体17の前中心まで到達していない点、及び前部開口部18Afの形状が前部開口部18fと異なる点のみである。
したがって、本実施の形態4の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター16Aを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部18Aの分岐部分18Aa,18Abには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター16Aを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図12(b)に示されるように、本実施の形態4の第1変形例にかかるトレーニング用サポーター16Aにおいては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19Aa,19Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
次に、本実施の形態4の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター16Bについて、図12(c),(d)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター16Bの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター16Aと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図12(d)に示されるように、本実施の形態4の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター16Bが上記トレーニング用サポーター16Aと異なるのは、サポーター本体17Bの背面部が1対のクロス部分19Aa,19Abを除いて、通風生地としての目の粗いパワーネット21Bで構成されている点、及び前部開口部18Bfの形状が前部開口部18Afと異なる点のみである。
したがって、本実施の形態4の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター16Bを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部18Bの分岐部分18Ba,18Bbには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター16Bを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図12(d)に示されるように、本実施の形態4の第2変形例にかかるトレーニング用サポーター16Bにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19Aa,19Abによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット21Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態4の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター16Cについて、図12(e),(f)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター16Cの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター16Bと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図12(e)に示されるように、本実施の形態4の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター16Cが上記トレーニング用サポーター16Bと異なるのは、1対のクロス部分19a,19bの長さが1対のクロス部分19Aa,19Abよりも長く、サポーター本体17Cの前中心まで到達している点、及び前部開口部18Afの形状が前部開口部18Bfと異なる点のみである。
したがって、本実施の形態4の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター16Cを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部18Aの分岐部分18Aa,18Abには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター16Cを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図12(f)に示されるように、本実施の形態4の第3変形例にかかるトレーニング用サポーター16Cにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット21Bの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
次に、本実施の形態4の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター16Dについて、図12(g),(h)を参照して説明する。なお、トレーニング用サポーター16Dの構成は、一部を除いて上記トレーニング用サポーター16Cと同様である。
図12(g)に示されるように、本実施の形態4の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター16Dが上記トレーニング用サポーター16Cと異なるのは、1対のクロス部分19Da,19Dbの長さが1対のクロス部分19a,19bよりも短く、サポーター本体17Dの両脇部までしか到達していない点、及び前部開口部18Dfの形状が前部開口部18Afと異なる点のみである。また、図12(h)に示されるように、トレーニング用サポーター16Dにおいては、背面部の通風生地としての目の粗いパワーネット21Dが二枚の生地から構成されているが、実質的な相違ではない。
したがって、本実施の形態4の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター16Dを下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部18Dの分岐部分18Da,18Dbには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、トレーニング用サポーター16Dを着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、図12(h)に示されるように、本実施の形態4の第4変形例にかかるトレーニング用サポーター16Dにおいても、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19Da,19Dbによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。また、通風生地としての目の粗いパワーネット21Dの占める面積が大きいため、より汗がこもり難くなり、より爽やかにトレーニングを行うことができる。
このようにして、本実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16,16A,16B,16C,16Dにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター16,16A,16B,16C,16Dにおいては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19b,19Aa,19Ab,19Da,19Dbによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部20を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット21,21B,21Dで塞いでいるため、開口部20から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部20から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
実施の形態5
次に、本発明の実施の形態5にかかるトレーニング用サポーターについて、図13を参照して説明する。図13(a)は本発明の実施の形態5にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態5にかかるトレーニング用サポーターを構成する一体の元地を示す展開図である。
図13(a),(b),(c)に示されるように、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25は、全体が伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及びパワーネット(裏地)を縫い合わせてなる元地25Aから構成されており、上記実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16等と同様に、正面中央部から股下を通って股下部分で分岐して背面部に縫付けられる股部25Bと、正面から背面に続いて設けられている開口部25gの下のサポーター本体がそのままの幅で伸びて後中心部分で交差する1対のクロス部分25d,25eを有している。
また、股部25Bの分岐部分25a,25bの先端がステッチ縫い25iで背面部に縫付けられており、1対のクロス部分25d,25eが後中心部分で交差してから正面まで回り込んで前中心FCまで達し、前中心FCにおいてジグザグ縫い25FCによって縫付けられている。1対のクロス部分25d,25eの交差部分には、クロス部分25d,25eの自由な伸縮を封じることなく、互いに離れることを防止するために、クロス部分25eの裏側にループ7の両端が縫付けられており、クロス部分25dはこのループ7の中を潜っている。
これらの点については、上記実施の形態4にかかるトレーニング用サポーター16等と同様である。本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25に特有な点は、図13(c)に示されるように、かかる構成が、ループ7を除いて、一体の元地25Aから作り上げられている点である。この点については、上記実施の形態2にかかるトレーニング用サポーター10と同様であるが、股部25Bの前部が大きく開口しており、その結果図13(a)に示されるように、前部開口部25gが形成される点において異なる。
したがって、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25は、上記実施の形態1〜実施の形態4にかかるトレーニング用サポーターと同様に、男性・女性を問わず使用することができるが、特に男性が使用する場合に便利な構造になっている。かかるトレーニング用サポーター25の製造の手順について説明する。
即ち、図13(c)に示される形状に切り出した伸縮性を有する生地としてのサテンネットからなる表地と、図13(c)に示される形状に切り出した伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる裏地とを重ねて、ステッチ縫い25fで股部25Bの分岐部分25a,25bの先端25r,25lを除いて縁に沿って縫付け、分岐部分25a,25bの先端25r,25lから手を入れて裏返すことによって、二枚の生地の袋縫いからなる一体の元地25Aが作成される。
この袋縫いからなる元地25Aを、二点鎖線で示される右脇下25SR,左脇下25SL,右脇上25UR,左脇上25ULの各位置で折り曲げて、1対のクロス部分25d,25eを交差させ、元地25Aの両端FCR,FCLを突き合わせて、図13(a)に示されるようにジグザグ縫い25FCで縫い合わせ、前中心FCの左右部分25R,25Lをその下にステッチ縫い25hで縫付ける。
また、図13(b)に示されるように、股部25Bの分岐部分25a,25bを1対のクロス部分25d,25eの下端にそれぞれステッチ縫い25iで縫い付ける。そして、ループ7でクロス部分25dを包むようにしてループ7の両端をクロス部分25eの裏側に縫付ければ、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25が完成する。
ここで、図13(b)に示されるように、股部25Bの分岐部分25a,25bを縫付けているステッチ縫い25iの縫い止まり点は、分岐部分25a,25bの内側においては、股部25Bの分岐点213から約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、分岐部分25a,25bの外側においては、内側のステッチ縫い25iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図13(b)に示されるように、股部25Bの分岐部分25a,25bは、トレーニング用サポーター25を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが分岐部分25a,25bの間の分岐点213の近傍(分岐点213から約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた点)に位置するように縫付けられている。
これによって、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25を下着の上に単独で、またはズボン(パンツ)・スカート等のボトムズの下に、或いはトレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上から着用することによって、伸縮性を有する生地からなる股部25Bの分岐部分25a,25bには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図13(b)に示されるように、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分25d,25eによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態5にかかるトレーニング用サポーター25においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター25においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分25d,25eによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。さらに、開口部25jを設けているため、汗が開口部25jから放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
実施の形態6
次に、本発明の実施の形態6にかかるトレーニング用サポーターについて、図14を参照して説明する。図14(a)は本発明の実施の形態6にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態6にかかるトレーニング用サポーターを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。
図14(a)に示されるように、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26は、伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及び伸縮性を有する生地としてのパワーネット(裏地)からなるサポーター本体27を中心に構成されており、サポーター本体27は、腰周りを覆う腹巻き状の部分を形成するものであり、後中心BCにおいて縫い合わされており、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる略X字形の羽根部材28を縫付けることによって初めて股部が形成される。
したがって、サポーター本体27は、本発明における「着用者の股下に当接する股部を有しないサポーター本体」に相当する。また、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26は、「伸縮性を有する生地からなるサポーター本体と、略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用サポーター」に相当する。
そして、図14(d)に示されるように、トレーニング用サポーター26を裏返すと、サポーター本体27の前部裏側及び臀部裏側には、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材28が直接縫付けられている。羽根部材28は、上記羽根部材13と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の前部分岐部分28d,28eの先端がステッチ縫い28hによって、及び1対の分岐部分28a,28bの先端がステッチ縫い28iによって、それぞれサポーター本体27の前部裏側及び臀部裏側に縫付けられている。
したがって、羽根部材28は、ステッチ縫い28hによって1対の前部分岐部分28d,28eがサポーター本体27の前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い28iによって1対の分岐部分28a,28bがサポーター本体27の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分28a,28bの内側におけるステッチ縫い28iの縫い止まり点は、羽根部材28の分岐点28cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分28a,28bの外側におけるステッチ縫い28iの縫い止まり点は、内側のステッチ縫い28iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図14(d)に示されるように、羽根部材28は、トレーニング用サポーター26を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分28a,28bの間の分岐点28cの近傍(分岐点28cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26を着用することによって、羽根部材28には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図14(d)に示されるように、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター26においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部20を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット21で塞いでいるため、開口部20から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部20から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
また、トレーニング用サポーター26においては、略X字形の羽根部材28には1対の前部分岐部分28d,28eがサポーター本体27の前部裏側に縫付けられることによって、前部開口部28fが形成されている。したがって、本実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26は、上記実施の形態1〜実施の形態5にかかるトレーニング用サポーターと同様に、男性・女性を問わず使用することができるが、特に男性が使用する場合に便利な構造になっている。
実施の形態7
次に、本発明の実施の形態7にかかるトレーニング用サポーターについて、図15及び図16を参照して説明する。図15(a)は本発明の実施の形態7にかかるトレーニング用サポーターの調節機能付き接続具を外した状態の全体構成を示す正面図、(b)は本発明の実施の形態7にかかるトレーニング用サポーターの調節機能付き接続具を嵌合させた状態の全体構成を示す正面図、(c)は背面図、(d)は本発明の実施の形態7にかかるトレーニング用サポーターを裏返した場合の全体構成を示す背面図である。
図16(a)は本発明の実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーターの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーターを裏返して調節機能付き接続具の一方を外した状態の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーターに用いられる羽根部材の形状を示す図である。
図15(a)に示されるように、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30は、伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及び伸縮性を有する生地としてのパワーネット(裏地)からなるサポーター本体31を中心に構成されており、サポーター本体31は、腰周りを覆う腹巻き状の部分に股部の前半分のみを形成するための突出部31aが一体となったものであり、後中心BCにおいて縫い合わされている点においては、上記実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11と同様である。
また、一部を除いて、その他の部分についても同様であるため、上記実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11と同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
異なるのは、図15(a)に示されるように、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13の分岐していない側13dが突出部31aに縫付けられておらず、突出部31aに縫付けられた3段の接続位置に取付けられた2個ずつの凹側ホック32aを有する雌側接続具32Aと、羽根部材13の分岐していない側13dに縫付けられた2個の凸側ホック32bを有する雄側接続具32Bとからなる1組の調節機能付き接続具32A,32Bを有する点である。
そして、調節機能付き接続具32A,32Bは、2個の凸側ホック32bをどの接続位置の2個の凹側ホック32aに嵌合させるかを選択でき、それによって伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13による引っ張り力を調節することができ、図15(b)に示されるように、嵌合させることによって羽根部材13によって初めて股部が形成される。
したがって、サポーター本体31は、本発明における「着用者の股下に当接する股部を有しないサポーター本体」に相当する。また、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるサポーター本体と、略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用サポーター」に相当する。さらに、1組の調節機能付き接続具32A,32Bは、本発明における「羽根部材の分岐していない側と、サポーター本体の前部とに取付けられた複数の接続位置を選択できる1組の調節機能付き接続具」に相当する。
図15(b)においては、3段の接続位置に取付けられた2個ずつの凹側ホック32aのうち、中段の2個の凹側ホック32aに2個の凸側ホック32bを嵌合させた状態が示されている。したがって、羽根部材13による引っ張り力は中くらいの強さに調節されている。このようにして、着用者の体型によって微妙に異なる羽根部材13による引っ張り力を最適な強さに調節することができる。
図15(d)に示されるように、1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点は、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点は、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図15(d)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用サポーター30を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30を着用することによって、羽根部材13には最適に調節された伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門がより効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図15(d)に示されるように、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態7にかかるトレーニング用サポーター30においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター30においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分4a,4bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部5を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット6で塞いでいるため、開口部5から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部5から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
次に、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33について、図16を参照して説明する。図16(a)に示されるように、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33は、伸縮性を有する生地としてのサテンネット(表地)及び伸縮性を有する生地としてのパワーネット(裏地)からなるサポーター本体34を中心に構成されており、サポーター本体34は、腰周りを覆う腹巻き状の部分を形成するものであり、後中心BCにおいて縫い合わされている点においては、上記実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26と同様である。
また、一部を除いて、その他の部分についても同様であるため、上記実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26と同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
異なるのは、図16(c)に示されるように、羽根部材35の前部分岐部分35d,35eの先端がサポーター本体34の前部裏側に縫付けられておらず、サポーター本体34の前部裏側に縫付けられた2段の接続位置に取付けられた2個ずつの凹側ホック36aを有する雌側接続具36Aと、羽根部材35の前部分岐部分35d,35eに縫付けられた2個の凸側ホック36bを有する雄側接続具36Bとからなる2組の調節機能付き接続具36A,36Bを有する点である。
そして、調節機能付き接続具36A,36Bは、2個の凸側ホック36bをどの接続位置の2個の凹側ホック36aに嵌合させるかを選択でき、それによって伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材35による引っ張り力を調節することができ、図16(a)に示されるように、嵌合させることによって、図16(e)に示される略X字形の羽根部材35によって初めて股部が形成される。
したがって、サポーター本体34は、本発明における「着用者の股下に当接する股部を有しないサポーター本体」に相当する。また、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるサポーター本体と、略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用サポーター」に相当する。さらに、2組の調節機能付き接続具36A,36Bは、本発明における「羽根部材の前部分岐部分と、サポーター本体の前部とに取付けられた複数の接続位置を選択できる2組の調節機能付き接続具」に相当する。
そして、図16(d)に示されるように、トレーニング用サポーター33を裏返すと、サポーター本体34の臀部裏側には、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材35が直接縫付けられている。羽根部材35は、上記羽根部材28と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分35a,35bの先端がステッチ縫い35iによって、サポーター本体34の臀部裏側に縫付けられている。
したがって、羽根部材35は、調節機能付き接続具36A,36Bによって1対の前部分岐部分35d,35eがサポーター本体34の前部裏側に接続された部分と、ステッチ縫い35iによって1対の分岐部分35a,35bがサポーター本体34の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分35a,35bの内側におけるステッチ縫い35iの縫い止まり点は、羽根部材35の分岐点35cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分35a,35bの外側におけるステッチ縫い35iの縫い止まり点は、内側のステッチ縫い35iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図16(d)に示されるように、羽根部材35は、トレーニング用サポーター33を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分35a,35bの間の分岐点35cの近傍(分岐点35cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33を着用することによって、羽根部材35には最適に調節された伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図16(d)に示されるように、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下や、トレーニングパンツ・スパッツ等のトレーニングウェアの上に着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、トレーニング用サポーター33においては、伸縮性を有する生地からなる1対のクロス部分19a,19bによって大臀筋が締め付けられるとともに大転子が押えられるため、着用してトレーニングをすることによってより効果的に大臀筋が鍛えられ、骨盤が矯正されるとともに上半身と下半身の間にひねりが生じて、意識しなくてもウォーキングの際に広い歩幅で一直線上を歩くことができて、大臀筋が引き締まり中臀筋が鍛えられるという作用効果が得られる。
さらに、開口部20を設けて通風生地としての目の粗いパワーネット21で塞いでいるため、開口部20から腹部または臀部の一部がはみ出ることを防ぎつつ、汗が開口部20から放散されて爽やかにトレーニングを行うことができるという作用効果が得られる。
また、トレーニング用サポーター33においては、略X字形の羽根部材35には1対の前部分岐部分35d,35eがサポーター本体34の前部裏側に接続されることによって、前部開口部35fが形成される。したがって、本実施の形態7の変形例にかかるトレーニング用サポーター33は、上記実施の形態1〜実施の形態6にかかるトレーニング用サポーターと同様に、男性・女性を問わず使用することができるが、特に男性が使用する場合に便利な構造になっている。
本実施の形態7においては、3段の位置に2個ずつの凹側ホック32aを取付けた雌側接続具32Aと、その2個ずつの凹側ホック32aのいずれにも係合する2個の凸側ホック32bを有する雄側接続具32Bとを組にした調節機能付き接続具32A,32B、及び2段の位置に2個ずつの凹側ホック36aを取付けた雌側接続具36Aと、その2個ずつの凹側ホック36aのいずれにも係合する2個の凸側ホック36bを有する雄側接続具36Bとを組にした調節機能付き接続具36A,36Bについて説明したが、凹側ホックの段数や個数及び凸側ホックの個数については、これらに限定されるものではない。
さらに、調節機能付き接続具としては、他にも複数の位置にメンカンを取付けたものとその複数のメンカンのいずれにも係合するカギホックを布地に取付けたものとを組にしたもの、複数の位置に凹側のドット釦を取付けたものとその複数の凹側のドット釦のいずれにも嵌合する凸側のドット釦を布地に取付けたものとを組にしたもの、1組の接続布(マジックテープ(登録商標))、複数の位置に凹側のスプリングホックを取付けたものとその複数の凹側のスプリングホックのいずれにも嵌合する凸側のスプリングホックを布地に取付けたものとを組にしたもの、等をも用いることができる。
また、本実施の形態7においては、上記実施の形態3にかかるトレーニング用サポーター11及び上記実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26について、調節機能付き接続具を適用した例についてのみ説明したが、上記実施の形態19,4,5にかかる各トレーニング用サポーターについても、同様にして調節機能付き接続具を適用することが可能である。
実施の形態8
次に、本発明の実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツについて、図17を参照して説明する。図17(a)は本発明の実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の上部の構成を示す正面図、(d)は背面図である。
図17(a),(b)に示されるように、本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40は、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41の裏側に、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネットを袋縫いしてなる羽根部材13を縫付けてなるものである。
本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40を裏返した状態を示す図17(c),(d)に示されるように、羽根部材13の分岐していない側13dの端13eは、ステッチ縫い13hによってスパッツ本体41の股下前部裏側に直接縫付けられており、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bは、ステッチ縫い13iによってスパッツ本体41の臀部裏側に直接縫付けられている。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの端13eがスパッツ本体41の股下前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bがスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点13kとほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図17(d)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用スパッツ40を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40を着用することによって、羽根部材40には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40を着用して、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図17(d)に示されるように、本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態8にかかるトレーニング用スパッツ40においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
実施の形態9
次に、本発明の実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツについて、図18を参照して説明する。
図18(a)は本発明の実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の上部の構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
なお、本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態8にかかる図17に示されるトレーニング用スパッツ40と同様であるため、同一部分には図17と同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図18(a),(b)に示されるように、本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツ55は、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41の裏側に、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネットを袋縫いしてなる羽根部材13Aを縫付けてなるものである。
さらに、図18(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55を裏返すと、スパッツ本体41の裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13が、スパッツ本体41に直接縫付けられている。そして、羽根部材13は、スパッツ本体41の股部の裏側に取付けられた股下当て布56の中を潜って、スパッツ本体41に縫付けられている。
なお、股下当て布56を構成する生地は、パワーネット以外の、トリコット、ニット生地、ポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、サテンネット、ストレッチレース等の伸縮性を有する生地でも、ポリエステル生地、アクリル生地を始めとする伸縮性を有しない生地でも良い。股下当て布56は、着用者の股部に当接するものなので、できるだけ肌触りが良く、弾力性を有するものが好ましい。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツ55は、「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用スパッツ」に相当し、さらに「羽根部材はスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
即ち、図18(d)に示されるように、前述したように二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなる羽根部材13は、1対の分岐部分13a,13bの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13iによってスパッツ本体41の臀部裏側に直接縫付けられており、羽根部材13の分岐していない側13dの先端13eが、ステッチ縫い13hによってスパッツ本体41の裏側に縫付けられている。
そして、図18(e)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材13を縫付けずに羽根部材13を覆うように、その両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材13が直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材13は股下当て布56の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの先端が縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図18(d)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用スパッツ55を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツ55を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。
このようにして、本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツ55においては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
上記実施の形態8及び本実施の形態9にかかるトレーニング用スパッツ40,55においては、羽根部材として羽根部材13を用いた例について説明したが、上述した羽根部材13B,13C,13D,13E,13F,13G,13H,13J,13K,13L,13M,13N,13Pを始めとして、伸縮性を有する生地からなる略Y字形の羽根部材であれば、どのような形状のものを用いても良い。
また、羽根部材として、上記実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26におけるパワーネットからなる略X字形の羽根部材28を始めとする、伸縮性を有する生地からなる略X字形の羽根部材を縫付けても良い。これによって、意識しなくても着用するだけで肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、特に男性が前面にファスナー等の開閉具が設けられたトレーニングパンツ等の下に伸縮性を有する生地からなる略X字形の羽根部材を縫付けたトレーニング用スパッツを着用した場合には、排尿時に一々トレーニング用スパッツを下ろす必要がなく、非常に使い勝手が良いという作用効果が得られる。
実施の形態10
次に、本発明の実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツについて、図19を参照して説明する。
図19(a)は本発明の実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の上部の構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
なお、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態8にかかる図17に示されるトレーニング用スパッツ40と同様であるため、同一部分には図17と同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図19(a),(b)に示されるように、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。
また、図19(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Aを裏返すと、スパッツ本体41の裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13Aが直接縫付けられている。ここで、羽根部材13Aは、分岐していない側13Adの端13Aeが、スパッツ本体41の裏側の前部の上端にステッチ縫い13Ahによって縫付けられている。そして、羽根部材13Aは、スパッツ本体41の股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる股下当て布56の中を潜って、スパッツ本体41に縫付けられている。
なお、股下当て布56を構成する生地は、パワーネット以外の、トリコット、ニット生地、ポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、サテンネット、ストレッチレース等の伸縮性を有する生地でも、ポリエステル生地、アクリル生地を始めとする伸縮性を有しない生地でも良い。股下当て布56は、着用者の股部に当接するものなので、できるだけ肌触りが良く、弾力性を有するものが好ましい。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aは、「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用スパッツ」に相当する。
さらに、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aは、「羽根部材の分岐していない側の先端がスパッツ本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当し、また「羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
また、羽根部材13Aは、羽根部材13と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分13Aa,13Abの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13Aiによってスパッツ本体41の臀部に縫付けられており、羽根部材13Aの分岐していない側13Adの先端13Aeが、ステッチ縫い13Ahによってスパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材13Aの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材13Aによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図19(e)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材13Aを縫付けずに羽根部材13Aを覆うように、その両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材13Aが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材13Aは股下当て布56の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13Aは、ステッチ縫い13Ahによって分岐していない側13Adの先端13Aeがスパッツ本体41の裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13Aiによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13Aa,13Abの内側におけるステッチ縫い13Aiの縫い止まり点13Akは、羽根部材13Aの分岐点13Acから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13Aa,13Abの外側におけるステッチ縫い13Aiの縫い止まり点13Akは、内側のステッチ縫い13Aiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図19(d)に示されるように、羽根部材13Aは、トレーニング用スパッツ55Aを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Aa,13Abの間の分岐点13Acの近傍(分岐点13Acから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aを着用することによって、羽根部材13Aには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが羽根部材13Aの1対の分岐部分13Aa,13Abによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aにおいては、羽根部材13Aの分岐していない側13Adが股下当て布56を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材13Aについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態10にかかるトレーニング用スパッツ55Aにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態11
次に、本発明の実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツについて、図20及び図21を参照して説明する。
図20(a)は本発明の実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の上部の構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図21(a)は本発明の実施の形態11の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(b)は股下部分の内部構造を示す部分拡大図、(c)は本発明の実施の形態11の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は本発明の実施の形態11の第3変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図である。
なお、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態10にかかる図19に示されるトレーニング用スパッツ55Aと同様であるため、同一部分には図19と同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図20(a),(b)に示されるように、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。
また、図20(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Bを裏返すと、スパッツ本体41の裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13Qが直接縫付けられている。ここで、羽根部材13Qは、分岐していない側13Qdの端13Qeが、スパッツ本体41の裏側の前部の上端にステッチ縫い13Qhによって縫付けられている。
さらに、羽根部材13Qは、スパッツ本体41の股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる股下当て布56の中を潜って、スパッツ本体41に縫付けられている。そして、羽根部材13Qには1対の枝部分13Qjが設けられており、羽根部材13Qが股下当て布56を潜って取付けられる際に、1対の枝部分13Qjが股下当て布56の内部においてスパッツ本体41の股部の裏側及び股下当て布56に縫付けられている。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bは、「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用スパッツ」に相当し、「羽根部材の分岐していない側の先端がスパッツ本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
さらに、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bは、「羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用スパッツ」に相当し、また「羽根部材には1対の枝部分が設けられており、羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられる際に枝部分が股下当て布の内部においてスパッツ本体の股部の裏側及び股下当て布に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
また、羽根部材13Qは、羽根部材13と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分13Qa,13Qbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13Qiによってスパッツ本体41の臀部に縫付けられており、羽根部材13Qの分岐していない側13Qdの先端13Qeが、ステッチ縫い13Qhによってスパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材13Qの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材13Qによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図20(e)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材13Qの枝部分13Qjのみを縫付けて、羽根部材13Qを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材13Qが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材13Qは股下当て布56の中で枝部分13Qjのみが縫付けられることによって、長い羽根部材13Qの中間部分を羽根部材13Qの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材13Qの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。さらに、羽根部材13Qは股下当て布56の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13Qは、ステッチ縫い13Qhによって分岐していない側13Qdの先端13Qeがスパッツ本体41の裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13Qiによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は、枝部分13Qjのみが縫付けられており、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分13Qa,13Qbの内側におけるステッチ縫い13Qiの縫い止まり点13Qkは、羽根部材13Qの分岐点13Qcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13Qa,13Qbの外側におけるステッチ縫い13Qiの縫い止まり点13Qkは、内側のステッチ縫い13Qiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図20(d)に示されるように、羽根部材13Qは、トレーニング用スパッツ55Bを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Qa,13Qbの間の分岐点13Qcの近傍(分岐点13Qcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bを着用することによって、羽根部材13Qには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが羽根部材13Qの1対の分岐部分13Qa,13Qbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bにおいては、羽根部材13Qの分岐していない側13Qdが股下当て布56を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材13Qについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
次に、本実施の形態11の変形例にかかるトレーニング用スパッツについて、図21を参照して説明する。なお、本実施の形態11の変形例にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態11にかかるトレーニング用スパッツ55Bと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図21(a)に示されるように、本実施の形態11の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Cは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。本実施の形態11の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Cが上記トレーニング用スパッツ55Bと異なるのは、図21(a)に示されるように、羽根部材54Cの形状のみである。
即ち、本実施の形態11の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Cにおいても、羽根部材13A,13Qのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材54Cの分岐していない側54Cdの先端54Ceが、ステッチ縫い54Chによってスパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。そして、羽根部材54Cの分岐していない側54Cdは、上記トレーニング用スパッツ55Bにおける羽根部材13Qよりも大きくなっている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Cの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Cによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図21(b)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材54Cの枝部分54Cjのみを縫付けて、羽根部材54Cを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Cが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Cは股下当て布56の中で枝部分54Cjのみが縫付けられることによって、長い羽根部材54Cの中間部分を羽根部材54Cの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Cの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図21(c)に示されるように、本実施の形態11の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Dも、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。本実施の形態11の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Dが上記トレーニング用スパッツ55B,55Cと異なるのは、図21(c)に示されるように、羽根部材54Dの形状のみである。
即ち、本実施の形態11の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Dにおいては、羽根部材54Cのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材54Dの分岐していない側54Ddの先端54Deが、スパッツ本体41の裏側の前部の上端までは届いておらず、上端から少し下がった位置において、ステッチ縫い54Dhによってスパッツ本体41の裏側に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Dの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Dによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布56は、羽根部材54Dの枝部分54Djのみを縫付けて、羽根部材54Dを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Dが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Dは股下当て布56の中で枝部分54Djのみが縫付けられることによって、長い羽根部材54Dの中間部分を羽根部材54Dの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Dの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図21(d)に示されるように、本実施の形態11の第3変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Eも、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。本実施の形態11の第3変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Eが上記トレーニング用スパッツ55B,55C,55Dと異なるのは、図21(d)に示されるように、羽根部材54Eの形状のみである。
即ち、本実施の形態11の第3変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Eにおいては、羽根部材54C,54Dのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材54Eの分岐していない側54Edの面積がさらに広くなっており、分岐していない側54Edの先端54Eeが、スパッツ本体41の裏側の前部の上端まで届いているのみならず、スパッツ本体41の裏側の両脇部分にまで達しており、ステッチ縫い54Ehによってスパッツ本体41の裏側に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Eの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Eによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布56は、羽根部材54Eの枝部分54Ejのみを縫付けて、羽根部材54Eを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Eが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Eは股下当て布56の中で枝部分54Ejのみが縫付けられることによって、長い羽根部材54Eの中間部分を羽根部材54Eの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Eの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
このようにして、本実施の形態11の変形例にかかるトレーニング用スパッツ55C,55D,55Eにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態12
次に、本発明の実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツについて、図22を参照して説明する。
図22(a)は本発明の実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図22(a),(b)に示されるように、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。
また、図22(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Fを裏返すと、スパッツ本体41の裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材54Fが直接縫付けられている。ここで、羽根部材54Fは略X字形を有しており、前部分岐部分54Fd,54Feの先端が、スパッツ本体41の裏側の前部の上端にステッチ縫い54Fjによって縫付けられている。そして、羽根部材54Fは、スパッツ本体41の股部の裏側に取付けられた股下当て布56の中を潜って、スパッツ本体41に縫付けられている。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fは、「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体と、1対の分岐部分と1対の前部分岐部分とを有する略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用スパッツ」に相当する。
さらに、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fは、「羽根部材の前部分岐部分の先端がスパッツ本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当し、また「羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
また、羽根部材54Fは、羽根部材54C,54D,54Eと同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分54Fa,54Fbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い54Fiによってスパッツ本体41の臀部に縫付けられており、羽根部材54Fの前部分岐部分54Fd,54Feの先端が、ステッチ縫い54Fjによってスパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Fの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Fによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図22(e)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材54Fを縫付けずに羽根部材54Fを覆うように、その両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Fが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材54Fは股下当て布56の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材54Fは、ステッチ縫い54Fjによって前部分岐部分54Fd,54Feの先端がスパッツ本体41の裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い54iによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分54Fa,54Fbの内側におけるステッチ縫い54Fiの縫い止まり点54Fkは、羽根部材54Fの分岐点54Fcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分54Fa,54Fbの外側におけるステッチ縫い54Fiの縫い止まり点54Fkは、内側のステッチ縫い54Fiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図22(d)に示されるように、羽根部材54Fは、トレーニング用スパッツ55Fを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分54Fa,54Fbの間の分岐点54Fcの近傍(分岐点54Fcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fを着用することによって、羽根部材54Fには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPがスパッツ本体41を介して羽根部材54Fの1対の分岐部分54Fa,54Fbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fにおいては、羽根部材54Fが股下当て布56を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材54Fについては、羽根部材54Cのように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態13
次に、本発明の実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツについて、図23及び図24を参照して説明する。
図23(a)は本発明の実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。図24(a)は本発明の実施の形態13の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(b)は本発明の実施の形態13の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図である。
なお、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態12にかかるトレーニング用スパッツ55Fと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図23(a),(b)に示されるように、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。
また、図23(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Gを裏返すと、スパッツ本体41の裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材54Gが直接縫付けられている。ここで、羽根部材54Gは略X字形状を有しており、前部分岐部分54Gd,54Geの先端が、スパッツ本体41の裏側の前部の上端にステッチ縫い54Gjによって縫付けられている。そして、羽根部材54Gは、スパッツ本体41の股部の裏側に取付けられた股下当て布56の中を潜って、スパッツ本体41に縫付けられている。
さらに、羽根部材54Gには1対の枝部分54Gmが設けられており、羽根部材54Gが股下当て布56を潜って取付けられる際に、1対の枝部分54Gmが股下当て布56の内部においてスパッツ本体41の股部の裏側及び股下当て布56に縫付けられている。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gは、「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体と、1対の分岐部分と1対の前部分岐部分とを有する略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用スパッツ」に相当し、「羽根部材の前部分岐部分の先端がスパッツ本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
さらに、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gは、「羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用スパッツ」に相当し、また「羽根部材には1対の枝部分が設けられており、羽根部材がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布とスパッツ本体の股部との間を潜って取付けられる際に枝部分が股下当て布の内部においてスパッツ本体の股部の裏側及び股下当て布に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
ここで、羽根部材54Gは、羽根部材54Fと同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分54Ga,54Gbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い54Giによってスパッツ本体41の臀部に縫付けられており、羽根部材54Gの前部分岐部分54Gd,54Geの先端が、ステッチ縫い54Gjによってスパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Gの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Gによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図23(e)に示されるように、股下当て布56は、羽根部材54Gの枝部分54Gmのみを縫付けて、羽根部材54Gを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Gが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Gは股下当て布56の中で枝部分54Gmのみが縫付けられることによって、羽根部材54Gの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Gの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
したがって、羽根部材54Gは、ステッチ縫い54Gjによって前部分岐部分54Gd,54Geの先端がスパッツ本体41の裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い54Giによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は、枝部分54Gmのみが縫付けられており、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分54Ga,54Gbの内側におけるステッチ縫い54Giの縫い止まり点54Gkは、羽根部材54Gの分岐点54Gcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分54Ga,54Gbの外側におけるステッチ縫い54Giの縫い止まり点54Gkは、内側のステッチ縫い54Giの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図23(d)に示されるように、羽根部材54Gは、トレーニング用スパッツ55Gを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分54Ga,54Gbの間の分岐点54Gcの近傍(分岐点54Gcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gを着用することによって、羽根部材54Gには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPがスパッツ本体41を介して羽根部材54Gの1対の分岐部分54Ga,54Gbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gにおいては、羽根部材54Gが股下当て布56を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材54Gについては、羽根部材54C,54D,54E,54Fのように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
次に、本実施の形態13の変形例にかかるトレーニング用スパッツについて、図24を参照して説明する。なお、本実施の形態13の変形例にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態13にかかるトレーニング用スパッツ55Gと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付すとともに、トレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図及び背面図、トレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す背面図については、図23(a),(b),(d)を参照して、一部説明を省略する。
図24(a)に示されるように、本実施の形態13の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Hは、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。本実施の形態13の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Hが上記トレーニング用スパッツ55Gと異なるのは、図24(a)に示されるように、羽根部材54Hの形状のみである。
即ち、本実施の形態13の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Hにおいても、羽根部材54Gのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材54Hの前部分岐部分54Hd,54Heの先端が、スパッツ本体41の裏側の前部の上端まで伸びて、ステッチ縫い54Hjによって脇部に縫付けられている。そして、羽根部材54Hの前部分岐部分54Hd,54Heは、上記トレーニング用スパッツ55Gにおける羽根部材54Gよりも大きく広がっている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Hの引っ張り力がまろやかになって全体に広がり、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Hによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布56は、羽根部材54Hの枝部分54Hmのみを縫付けて、羽根部材54Hを覆うようにその両縁がスパッツ本体41の股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Hが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Hは股下当て布56の中で枝部分54Hmのみが縫付けられることによって、羽根部材54Hの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Hの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図24(b)に示されるように、本実施の形態13の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Jも、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。
本実施の形態13の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Jが上記トレーニング用スパッツ55G,55Hと異なるのは、図24(b)に示されるように、スパッツ本体が二つの部材54A,54Bから構成されている点と、羽根部材54Jの形状のみである。
即ち、本実施の形態13の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Jにおいては、羽根部材54G,54Hのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材54Jの前部分岐部分54Jd,54Jeの先端が、スパッツ本体54A,54Bの裏側の前部の上端まで届いているとともに、二つの部材54A,54Bを縫い合わせるステッチ縫い54Jjによってスパッツ本体54A,54Bの裏側に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材54Jの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材54Jによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布56は、羽根部材54Jの枝部分54Jmのみを縫付けて、羽根部材54Jを覆うようにその両縁がスパッツ本体54A,54Bの股部の裏側に、ステッチ縫い56aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材54Jが直接当接することが防止され、股下当て布56を介して当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材54Jは股下当て布56の中で枝部分54Jmのみが縫付けられることによって、羽根部材54Jの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材54Jの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
このようにして、本実施の形態13の変形例にかかるトレーニング用スパッツ55H,55Jにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態14
次に、本発明の実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツについて、図25乃至図27を参照して説明する。
図25(a)は本発明の実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図26(a)は本発明の実施の形態14の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態14の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態14の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図27(a)は本発明の実施の形態14の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツの全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態14の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態14の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツの股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
なお、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツの構成は、一部を除いて上記実施の形態12,13にかかるトレーニング用スパッツ55F,55G,55Hと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図25(a),(b)に示されるように、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ55Kも、伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて前中心FCと後中心BCで縫い合わせてなるスパッツ本体41を中心に構成されている。ここで、図25(c),(d)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Kの裏側には、股下当て布56(伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる)が縫付けられている。
そして、図25(d),(e)に示されるように、トレーニング用スパッツ55Kの裏側臀部には、1対の分岐部分と分岐点を含む根元部分のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる後部羽根部材54Kの1対の分岐部分54Ka,54Kbがステッチ縫い54Kiで縫付けられており、根元部分54Keが股下当て布56の後部の端にステッチ縫い54Khで縫付けられている。
したがって、スパッツ本体41は、本発明における「伸縮性を有する生地からなるスパッツ本体」に相当する。また、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ55Kは、「羽根部材が1対の分岐部分と分岐点を含む根元部分のみからなる伸縮性を有する生地からなる後部羽根部材であって、後部羽根部材は根元部分がスパッツ本体の股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地からなる股下当て布の後部の端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
ここで、後部羽根部材54Kは、羽根部材54Cと同様に、二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものである。これによって、着用者の股部には股下当て布56が当接するため、股下当て布56がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。そして、股下当て布56は、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる。
したがって、後部羽根部材54Kは、ステッチ縫い54Khによって根元部分54Keが股下当て布56の後部の端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い54Kiによってスパッツ本体41の臀部裏側に縫付けられた部分との間は、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分54Ka,54Kbの内側におけるステッチ縫い54Kiの縫い止まり点54Kkは、後部羽根部材54Kの分岐点54Kcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分54Ka,54Kbの外側におけるステッチ縫い54Kiの縫い止まり点54Kkは、内側のステッチ縫い54Kiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図25(d)に示されるように、後部羽根部材54Kは、トレーニング用スパッツ55Kを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分54Ka,54Kbの間の分岐点54Kcの近傍(分岐点54Kcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ55Kを着用することによって、後部羽根部材54Kには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPがスパッツ本体41を介して羽根部材54Kの1対の分岐部分54Ka,54Kbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ55Kにおいては、股下当て布56が着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、後部羽根部材54Kについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
次に、本実施の形態14の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Lについて、図26を参照して説明する。図26(a),(b),(d)に示されるように、第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Lの背面側の構成については、上記トレーニング用スパッツ55Kの構成と同様である。
異なるのは、図26(c),(e)に示されるように、第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ106の前面裏側には、羽根部材の分岐していない側のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる前部羽根部材54Lが縫付けられている点である。前部羽根部材54Lの分岐していない側54Ldの先端54Leは、ステッチ縫い54Lhによってスパッツ本体41の裏側の前部上端に縫付けられ、反対側の端54Laは、ステッチ縫い54Liによって股下当て布56の前部の端に縫付けられている。
したがって、本実施の形態14の第1変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Lは、本発明における「後部羽根部材とともに羽根部材の分岐していない側のみからなる伸縮性を有する生地からなる前部羽根部材を有し、前部羽根部材の分岐していない側の先端はスパッツ本体の裏側の前部に縫付けられており、前部羽根部材の反対側の端は股下当て布の前部の端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
これによって、上記トレーニング用スパッツ55Kにおける効果に加えて、伸縮性を有する生地からなる股下当て布56を介してではあるが、後部羽根部材54Kが前部羽根部材54Lによって引っ張られるために後部羽根部材54Kが肛門を引き締める効果が向上するとともに、前部羽根部材54Lによって下腹部が押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
なお、前部羽根部材54Lについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
次に、本実施の形態14の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Mについて、図27を参照して説明する。図27(a),(b),(d)に示されるように、第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Mの背面側の構成については、上記トレーニング用スパッツ55K,55Lの構成と同様である。
異なるのは、図27(c),(e)に示されるように、第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Mの前面裏側には、羽根部材の1対の前部分岐部分のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる前部羽根部材54Mが縫付けられている点である。前部羽根部材54Mの1対の前部分岐部分54Md,54Meの先端は、ステッチ縫い54Mjによってスパッツ本体41の裏側の前部上端に縫付けられ、反対側の端54Maは、ステッチ縫い54Mhによって股下当て布56の前部の端に縫付けられている。
したがって、本実施の形態14の第2変形例にかかるトレーニング用スパッツ55Mは、本発明における「後部羽根部材とともに羽根部材の1対の前部分岐部分のみからなる伸縮性を有する生地からなる前部羽根部材を有し、前部羽根部材の1対の前部分岐部分の先端はスパッツ本体の裏側の前部に縫付けられており、前部羽根部材の反対側の端は股下当て布の前部の端に縫付けられているトレーニング用スパッツ」に相当する。
これによって、上記トレーニング用スパッツ55Kにおける効果に加えて、伸縮性を有する生地からなる股下当て布56を介してではあるが、後部羽根部材54Kが前部羽根部材54Mによって引っ張られるために後部羽根部材54Kが肛門を引き締める効果が向上するとともに、前部羽根部材54Mによって下腹部が押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
なお、前部羽根部材54Mについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、二枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも良い。
このようにして、本実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ55K,55L,55Mにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
上記実施の形態8乃至実施の形態14にかかるトレーニング用スパッツ40,55,55A,55B,55C,55D,55E,55F,55G,55H,55J,55K,55L,55Mにおいては、羽根部材を構成する伸縮性を有する生地としてパワーネットを用いた例について説明したが、サテンネット、ストレッチレース、トリコット、ニット生地、ポリウレタンが1%から30%混入されたポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、ストレッチレース、を始めとする他の伸縮性を有する生地を用いても良い。
また、スパッツ本体41が伸縮性を有する生地としてのサテンネットを二枚重ねて縫い合わせてなる場合について説明したが、一枚のサテンネットを縫い合わせてなるものでも良い。さらに、伸縮性を有する生地としてサテンネット以外にも、パワーネット、ストレッチレース、トリコット、ニット生地、ポリウレタンが1%から30%混入されたポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、ストレッチレース、を始めとする他の伸縮性を有する生地を用いることもできる。さらに、これらの伸縮性を有する生地を二種類重ねて縫い合わせることによって、スパッツ本体を構成しても良い。
実施の形態15
次に、本発明の実施の形態15にかかるトレーニング用水着について、図28及び図29を参照して説明する。
図28(a)は本発明の実施の形態15にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態15にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の下部の構成を示す背面図である。図29(a)は本発明の実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の下部の構成を示す背面図である。
図28(a),(b)に示されるように、本実施の形態15にかかるトレーニング用水着45は、伸縮性を有する生地からなる脚部46A,46Bを有するワンピース型水着の水着本体46と、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなる羽根部材13とから構成されている。図28(a)に示されるように、水着本体46は前明きのファスナー47と伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地48を有している。水着本体46の表地は、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地から構成されている。
そして、図28(a)に示されるように、羽根部材13の分岐していない側13dの端13eは、ステッチ縫い13hによって水着本体46の裏地48の股下前部裏側に縫付けられており、図28(c)に示されるように、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bは、ステッチ縫い13iによって水着本体46の裏地48の臀部裏側に縫付けられている。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの端13eが水着本体46の裏地48の股下前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bが水着本体46の裏地48の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点13kとほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図28(c)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用水着45を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態15にかかるトレーニング用水着45を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態15にかかるトレーニング用水着45を着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図28(c)に示されるように、本実施の形態15にかかるトレーニング用水着45においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態15にかかるトレーニング用水着45においては、意識しなくても着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
次に、本発明の実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着について、図29を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態15にかかる図28に示されるトレーニング用水着45と同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図29(a),(b)に示されるように、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57は、伸縮性を有する生地からなる脚部46A,46Bを有するワンピース型水着の水着本体46と、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなる羽根部材13とを具備している。図29(a)に示されるように、水着本体46は前明きのファスナー47と伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地48を有している。水着本体46の表地は、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地から構成されている。
本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57が、上記実施の形態15にかかるトレーニング用水着45と異なるのは、特に図29(c)に示されるように、裏地48の股下部分に、パワーネット生地からなる股下当て布58が縫付けられている点である。この股下当て布58は、羽根部材13を縫付けることなく羽根部材13を覆うように縫付けられており、羽根部材13は、裏地48の股部の裏側に取付けられた股下当て布58の中を潜って裏地48に縫付けられている。
なお、股下当て布58を構成する生地は、パワーネット以外のトリコット、ニット生地、ポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、サテンネット、ストレッチレース等の伸縮性を有する生地でも、ポリエステル生地、アクリル生地を始めとする伸縮性を有しない生地でも良い。股下当て布58は、着用者の股部に当接するものなので、できるだけ肌触りが良く、弾力性を有するものが好ましい。
したがって、水着本体46は、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57は、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当し、さらに「羽根部材は水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当する。
これによって、着用者の股部に羽根部材13が直接当接することが防止され、股下当て布58を介して当接するため、股下当て布58がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材13は股下当て布58の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの端13eが水着本体46の裏地48の股下前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bが水着本体46の裏地48の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点13kとほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図29(c)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用水着57を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57を着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図29(c)に示されるように、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態15の変形例にかかるトレーニング用水着57においては、意識しなくても着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地が良く長時間着用しても違和感を覚えることがない。
実施の形態16
次に、本発明の実施の形態16にかかるトレーニング用水着について、図30及び図31を参照して説明する。
図30(a)は本発明の実施の形態16にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態16にかかるトレーニング用水着の水着ボトムを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。図31(a)は本発明の実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着の水着ボトムを裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図である。
図30(a),(b)に示されるように、本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50は脚部を有するセパレート型水着の水着トップ50Aと水着ボトム50Bとからなり、伸縮性を有する生地からなる水着トップ本体51Aと伸縮性を有する生地からなる水着ボトム本体51Bとを中心として構成されている。
そして、図30(a),(b)に示されるように、水着ボトム本体51Bの裏側には、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなる羽根部材13が縫付けられている。図30(c),(d)に示されるように、水着ボトム本体51Bは、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有しており、水着ボトム本体51Bの表地は、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地から構成されている。
なお、水着トップ本体51Aも、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなる表地と、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地とから構成されている。
そして、図30(c)に示されるように、羽根部材13の分岐していない側13dの端13eは、ステッチ縫い13hによって水着ボトム本体51Aの裏地52の股下前部裏側に縫付けられており、図30(d)に示されるように、羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bは、ステッチ縫い13iによって水着ボトム本体51Aの裏地52の臀部裏側に縫付けられている。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの端13eが水着ボトム本体51Aの裏地52の股下前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bが水着ボトム本体51Aの裏地52の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
図30(d)に示されるように、1対の分岐部分13a,13bの内側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、羽根部材13の分岐点13cから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13a,13bの外側におけるステッチ縫い13iの縫い止まり点13kは、内側のステッチ縫い13iの縫い止まり点13kとほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図30(d)に示されるように、羽根部材13は、トレーニング用水着45を着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13a,13bの間の分岐点13cの近傍(分岐点13cから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50を着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図30(d)に示されるように、本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50においては、意識しなくても着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
次に、本発明の実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着について、図31を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態16にかかる図30に示されるトレーニング用水着50と同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図31(a),(b)に示されるように、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60は脚部を有するセパレート型水着の水着トップ50Aと水着ボトム61とからなり、伸縮性を有する生地からなる水着トップ本体51Aと伸縮性を有する生地からなる水着ボトム本体51Bとを中心として構成されている。
そして、図31(a),(b)に示されるように、水着ボトム本体51Bの裏側には、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなる羽根部材13が縫付けられている。図31(c),(d)に示されるように、水着ボトム本体51Bは、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有しており、水着ボトム本体51Bの表地は、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地から構成されている。
なお、水着トップ本体51Aも、ポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなる表地と、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地とから構成されている。
本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60が、上記実施の形態16にかかるトレーニング用水着50と異なるのは、図31(c),(d)に示されるように、裏地52の股下部分に、パワーネット生地からなる股下当て布62が縫付けられている点である。この股下当て布62は、羽根部材13を縫付けることなく羽根部材13を覆うように縫付けられており、羽根部材13は、裏地52の股部の裏側に取付けられた股下当て布62の中を潜って裏地52に縫付けられている。
なお、股下当て布62を構成する生地は、パワーネット以外のトリコット、ニット生地、ポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、サテンネット、ストレッチレース等の伸縮性を有する生地でも、ポリエステル生地、アクリル生地を始めとする伸縮性を有しない生地でも良い。股下当て布62は、着用者の股部に当接するものなので、できるだけ肌触りが良く、弾力性を有するものが好ましい。
したがって、水着ボトム本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60は、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当し、さらに「羽根部材は水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当する。
これによって、着用者の股部に羽根部材13が直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材13は股下当て布62の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13は、ステッチ縫い13hによって分岐していない側13dの端13eが水着本体51Bの裏地52の股下前部裏側に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13iによって1対の分岐部分13a,13bが水着本体51Bの裏地52の臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
これによって、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60を着用することによって、羽根部材13には伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60を着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、図31(d)に示されるように、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60においては、小さい窪みの位置HEPが伸縮性を有する生地からなる羽根部材13の1対の分岐部分13a,13bによって押えられるため、小尻になってヒップアップの効果も得られ、より美しいプロポーションを得ることができる。
このようにして、本実施の形態16の変形例にかかるトレーニング用水着60においては、意識しなくても着用するだけで、最適な引き締め力で肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地が良く長時間着用しても違和感を覚えることがない。
本実施の形態16にかかるトレーニング用水着50,60においては、羽根部材として羽根部材13を用いた例について説明したが、上述した羽根部材13B,13C,13D,13E,13F,13G,13H,13J,13K,13L,13M,13N,13Pを始めとして、伸縮性を有する生地からなる略Y字形の羽根部材であれば、どのような形状のものを用いても良い。
また、羽根部材として、上記実施の形態6にかかるトレーニング用サポーター26におけるパワーネットからなる略X字形の羽根部材28を始めとする、伸縮性を有する生地からなる略X字形の羽根部材を縫付けても良い。これによって、意識しなくても着用するだけで肛門が引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
さらに、特に股部前面に開閉部分が設けられた男性用の水着を水着本体として、伸縮性を有する生地からなる略X字形の羽根部材を縫付けたトレーニング用水着として応用した場合には、排尿時に一々トレーニング用水着を脱ぐ必要がなく、非常に使い勝手が良いという作用効果が得られる。
実施の形態17
次に、本発明の実施の形態17にかかるトレーニング用水着について、図32を参照して説明する。
なお、以下の各実施の形態にかかるトレーニング用水着においては、上記実施の形態16にかかるトレーニング用水着50,60と同様のセパレート型水着ではあるが、水着トップ50Aの構成についてはトレーニング用水着50,60と同一であるため図示を省略し、水着ボトムのみを図示してこれらの水着ボトムを「トレーニング用水着」と呼ぶこととする。また、伸縮性を有する生地からなる水着ボトム本体51Bを「水着本体」と呼ぶこととする。
図32(a)は本発明の実施の形態17にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態17にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の上部の構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態17にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図32(a),(b)に示されるように、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。
また、図32(c),(d)に示されるように、トレーニング用水着61Aを裏返すと、水着本体51Bの裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13Rが、裏地52に縫付けられている。ここで、羽根部材13Rは、分岐していない側13Rdの端13Reが、水着本体51Bの裏側の前部の上端にステッチ縫い13Rhによって縫付けられている。そして、羽根部材13Rは、水着本体51Bの股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる股下当て布62の中を潜って、裏地52に縫付けられている。
なお、股下当て布62を構成する生地は、パワーネット以外のトリコット、ニット生地、ポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、サテンネット、ストレッチレース等の伸縮性を有する生地でも、ポリエステル生地、アクリル生地を始めとする伸縮性を有しない生地でも良い。股下当て布62は、着用者の股部に当接するものなので、できるだけ肌触りが良く、弾力性を有するものが好ましい。
したがって、水着本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aは、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当する。
さらに、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aは、「羽根部材の分岐していない側の先端が水着本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当し、また「羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当する。
羽根部材13Rは、羽根部材13と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分13Ra,13Rbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13Riによって裏地52の臀部に縫付けられており、羽根部材13Rの分岐していない側13Rdの先端13Reが、ステッチ縫い13Rhによって水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材13Rの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材13Rによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図32(e)に示されるように、股下当て布62は、羽根部材13Rを縫付けずに羽根部材13Rを覆うように、その両縁が裏地52の股部の裏側に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材13Rが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材13Rは股下当て布62の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13Rは、ステッチ縫い13Rhによって分岐していない側13Rdの先端13Reが水着本体51Bの裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13Riによって水着本体51Bの臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分13Ra,13Rbの内側におけるステッチ縫い13Riの縫い止まり点13Rkは、羽根部材13Rの分岐点13Rcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13Ra,13Rbの外側におけるステッチ縫い13Riの縫い止まり点13Rkは、内側のステッチ縫い13Riの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図32(d)に示されるように、羽根部材13Rは、トレーニング用水着61Aを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Ra,13Rbの間の分岐点13Rcの近傍(分岐点13Rcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aを着用することによって、羽根部材13Rには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aを着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが羽根部材13Rの1対の分岐部分13Ra,13Rbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aにおいては、羽根部材13Rの分岐していない側13Rdが股下当て布62を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材13Rについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態17にかかるトレーニング用水着61Aにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態18
次に、本発明の実施の形態18にかかるトレーニング用水着について、図33及び図34を参照して説明する。
図33(a)は本発明の実施の形態18にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態18にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態18にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図34(a)は本発明の実施の形態18の第1変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(b)は股下部分の内部構造を示す部分拡大図、(c)は本発明の実施の形態18の第2変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は本発明の実施の形態18の第3変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図である。
なお、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態17にかかる図32に示されるトレーニング用水着61Aと同様であるため、同一部分には図32と同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図33(a),(b)に示されるように、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。
また、図33(c),(d)に示されるように、トレーニング用水着61Bを裏返すと、水着本体51Bの裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材13Sが裏地52に縫付けられている。ここで、羽根部材13Sは、分岐していない側13Sdの端13Seが、水着本体51Bの裏側の前部の上端にステッチ縫い13Shによって縫付けられている。
さらに、羽根部材13Sは、水着本体51Bの股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる股下当て布62の中を潜って、水着本体51Bの裏地52に縫付けられている。そして、羽根部材13Sには1対の枝部分13Sfが設けられており、羽根部材13Sが股下当て布62を潜って取付けられる際に、1対の枝部分13Sfが股下当て布62の内部において水着本体51Bの股部の裏地52及び股下当て布62に縫付けられている。
したがって、水着本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bは、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分を有する略Y字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当し、「羽根部材の分岐していない側の先端が水着本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
さらに、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bは、「羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当し、また「羽根部材には1対の枝部分が設けられており、羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられる際に枝部分が股下当て布の内部において水着本体の股部の裏側及び股下当て布に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
羽根部材13Sは、羽根部材13と同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分13Sa,13Sbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い13Siによって水着本体51Bの裏地52の臀部に縫付けられており、羽根部材13Sの分岐していない側13Sdの先端13Seが、ステッチ縫い13Shによって水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材13Sの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材13Sによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図33(e)に示されるように、股下当て布62は、羽根部材13Sの枝部分13Sfのみを縫付けて、羽根部材13Sを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏地52に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材13Sが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材13Sは股下当て布62の中で枝部分13Sfのみが縫付けられることによって、長い羽根部材13Sの中間部分を羽根部材13Sの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材13Sの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。さらに、羽根部材13Sは股下当て布62の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材13Sは、ステッチ縫い13Shによって分岐していない側13Sdの先端13Seが水着本体51Bの裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い13Siによって水着本体51Bの臀部裏側に縫付けられた部分との間は、枝部分13Sfのみが縫付けられており、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分13Sa,13Sbの内側におけるステッチ縫い13Siの縫い止まり点13Skは、羽根部材13Sの分岐点13Scから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分13Sa,13Sbの外側におけるステッチ縫い13Siの縫い止まり点13Skは、内側のステッチ縫い13Siの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図33(d)に示されるように、羽根部材13Sは、トレーニング用水着61Bを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分13Sa,13Sbの間の分岐点13Scの近傍(分岐点13Scから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bを着用することによって、羽根部材13Sには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bを着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが羽根部材13Sの1対の分岐部分13Sa,13Sbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bにおいては、羽根部材13Sの分岐していない側13Sdが股下当て布62を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材13Sについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができるとともに、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
次に、本実施の形態18の変形例にかかるトレーニング用水着について、図34を参照して説明する。なお、本実施の形態18の変形例にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態18にかかるトレーニング用水着61Bと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図34(a)に示されるように、本実施の形態18の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Cは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。本実施の形態18の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Cが上記トレーニング用水着61Bと異なるのは、図34(a)に示されるように、羽根部材65Cの形状のみである。
即ち、本実施の形態18の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Cにおいても、羽根部材13R,13Sのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材65Cの分岐していない側65Cdの先端65Ceが、ステッチ縫い65Chによって水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。そして、羽根部材65Cの分岐していない側65Cdは、上記トレーニング用水着61Bにおける羽根部材13Sよりも大きくなっている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Cの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Cによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図34(b)に示されるように、股下当て布62は、羽根部材65Cの枝部分65Cjのみを縫付けて、羽根部材65Cを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏地52に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Cが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Cは股下当て布62の中で枝部分65Cjのみが縫付けられることによって、羽根部材65Cの中間部分を羽根部材65Cの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Cの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図34(c)に示されるように、本実施の形態18の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Dも、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。本実施の形態18の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Dが上記トレーニング用水着61B,61Cと異なるのは、図34(c)に示されるように、羽根部材65Dの形状のみである。
即ち、本実施の形態18の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Dにおいては、羽根部材65Cのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材65Dの分岐していない側65Ddの先端65Deが、水着本体51Bの裏側の前部の上端までは届いておらず、上端から少し下がった位置において、ステッチ縫い65Dhによって水着本体51Bの裏側の裏地52に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Dの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Dによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布62は、羽根部材65Dの枝部分65Djのみを縫付けて、羽根部材65Dを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏地52に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Dが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Dは股下当て布62の中で枝部分65Djのみが縫付けられることによって、羽根部材65Dの中間部分を羽根部材65Dの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Dの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図34(d)に示されるように、本実施の形態18の第3変形例にかかるトレーニング用水着61Eも、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。本実施の形態18の第3変形例にかかるトレーニング用水着61Eが上記トレーニング用水着61B,61C,61Dと異なるのは、図34(d)に示されるように、羽根部材65Eの形状のみである。
即ち、本実施の形態18の第3変形例にかかるトレーニング用水着61Eにおいては、羽根部材65C,65Dのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材65Eの分岐していない側65Edの面積がさらに広くなっており、分岐していない側65Edの先端65Eeが、水着本体51Bの裏側の前部の上端まで届いているのみならず、水着本体51Bの裏側の両脇部分にまで達しており、ステッチ縫い65Ehによって水着本体51Bの裏側の裏地52に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Eの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Eによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布62は、羽根部材65Eの枝部分65Ejのみを縫付けて、羽根部材65Eを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏側に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Eが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Eは股下当て布62の中で枝部分65Ejのみが縫付けられることによって、羽根部材65Eの中間部分を羽根部材65Eの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Eの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
このようにして、本実施の形態18の変形例にかかるトレーニング用水着61C,61D,61Eにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態19
次に、本発明の実施の形態19にかかるトレーニング用水着について、図35を参照して説明する。
図35(a)は本発明の実施の形態19にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態19にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態19にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図35(a),(b)に示されるように、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。
また、図35(c),(d)に示されるように、トレーニング用水着61Fを裏返すと、水着本体51Bの裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材65Fが裏地52に縫付けられている。ここで、羽根部材65Fは略X字形を有しており、前部分岐部分65Fd,65Feの先端が、水着本体51Bの裏側の前部の上端にステッチ縫い65Fjによって縫付けられている。そして、羽根部材65Fは、水着本体51Bの股部の裏側の裏地52に取付けられた股下当て布62の中を潜って、水着本体51Bに縫付けられている。
したがって、水着本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fは、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分と1対の前部分岐部分とを有する略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当する。
さらに、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fは、「羽根部材の前部分岐部分の先端が水着本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当し、また「羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当する。
羽根部材65Fは、羽根部材65C,65D,65Eと同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分65Fa,65Fbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い65Fiによって水着本体51Bの裏地52の臀部に縫付けられており、羽根部材65Fの前部分岐部分65Fd,65Feの先端が、ステッチ縫い65Fjによって水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Fの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Fによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図35(e)に示されるように、股下当て布62は、羽根部材65Fを縫付けずに羽根部材65Fを覆うように、その両縁が水着本体51Bの股部の裏地52に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Fが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。また、羽根部材65Fは股下当て布62の中で自由に伸縮することができる。
したがって、羽根部材65Fは、ステッチ縫い65Fjによって前部分岐部分65Fd,65Feの先端が水着本体51Bの裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い65iによって水着本体51Bの臀部裏側に縫付けられた部分との間は縫付けられておらず、フリーの状態になっている。
1対の分岐部分65Fa,65Fbの内側におけるステッチ縫い65Fiの縫い止まり点65Fkは、羽根部材65Fの分岐点65Fcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分65Fa,65Fbの外側におけるステッチ縫い65Fiの縫い止まり点65Fkは、内側のステッチ縫い65Fiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図35(d)に示されるように、羽根部材65Fは、トレーニング用水着61Fを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分65Fa,65Fbの間の分岐点65Fcの近傍(分岐点65Fcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fを着用することによって、羽根部材65Fには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fを着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが水着本体51Bを介して羽根部材65Fの1対の分岐部分65Fa,65Fbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fにおいては、羽根部材65Fが股下当て布62を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材65Fについては、羽根部材65Cのように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態20
次に、本発明の実施の形態20にかかるトレーニング用水着について、図36及び図37を参照して説明する。
図36(a)は本発明の実施の形態20にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態20にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態20にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。図37(a)は本発明の実施の形態20の第1変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(b)は本発明の実施の形態20の第2変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図である。
なお、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態19にかかるトレーニング用水着61Fと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図36(a),(b)に示されるように、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。
また、図36(c),(d)に示されるように、トレーニング用水着61Gを裏返すと、水着本体51Bの裏側には伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる羽根部材65Gが裏地52に縫付けられている。ここで、羽根部材65Gは略X字形状を有しており、前部分岐部分65Gd,65Geの先端が、水着本体51Bの裏側の前部の上端にステッチ縫い65Gjによって縫付けられている。そして、羽根部材65Gは、水着本体51Bの股部の裏側の裏地52に取付けられた股下当て布62の中を潜って、水着本体51Bの裏地52に縫付けられている。
さらに、羽根部材65Gには1対の枝部分65Gmが設けられており、羽根部材65Gが股下当て布62を潜って取付けられる際に、1対の枝部分65Gmが股下当て布62の内部において水着本体51Bの股部の裏地52及び股下当て布62に縫付けられている。
したがって、水着本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gは、「伸縮性を有する生地からなる水着本体と、1対の分岐部分と1対の前部分岐部分とを有する略X字形の伸縮性を有する生地からなる羽根部材とを具備するトレーニング用水着」に相当し、「羽根部材の前部分岐部分の先端が水着本体の裏側の前部の上端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
さらに、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gは、「羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられているトレーニング用水着」に相当し、また「羽根部材には1対の枝部分が設けられており、羽根部材が水着本体の股部の裏側に取付けられた股下当て布と水着本体の股部との間を潜って取付けられる際に枝部分が股下当て布の内部において水着本体の股部の裏側及び股下当て布に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
ここで、羽根部材65Gは、羽根部材65Fと同様に二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものであり、1対の分岐部分65Ga,65Gbの先端及びその周囲の部分がステッチ縫い65Giによって水着本体51Bの裏地52の臀部に縫付けられており、羽根部材65Gの前部分岐部分65Gd,65Geの先端が、ステッチ縫い65Gjによって水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Gの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Gによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、図36(e)に示されるように、股下当て布62は、羽根部材65Gの枝部分65Gmのみを縫付けて、羽根部材65Gを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏側の裏地52に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Gが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Gは股下当て布62の中で枝部分65Gmのみが縫付けられることによって、羽根部材65Gの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Gの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
したがって、羽根部材65Gは、ステッチ縫い65Gjによって前部分岐部分65Gd,65Geの先端が水着本体51Bの裏側の前部の上端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い65Giによって水着本体51Bの臀部裏地52に縫付けられた部分との間は、枝部分65Gmのみが縫付けられており、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分65Ga,65Gbの内側におけるステッチ縫い65Giの縫い止まり点65Gkは、羽根部材65Gの分岐点65Gcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分65Ga,65Gbの外側におけるステッチ縫い65Giの縫い止まり点65Gkは、内側のステッチ縫い65Giの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図36(d)に示されるように、羽根部材65Gは、トレーニング用水着61Gを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分65Ga,65Gbの間の分岐点65Gcの近傍(分岐点65Gcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gを着用することによって、羽根部材65Gには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gを着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが水着本体51Bを介して羽根部材65Gの1対の分岐部分65Ga,65Gbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gにおいては、羽根部材65Gが股下当て布62を介して着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、羽根部材65Gについては、羽根部材65C,65D,65E,65Fのように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
このようにして、本実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gにおいては、意識しなくても単独で、またはズボン・パンツやスカート等の衣服の下に着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
次に、本実施の形態20の変形例にかかるトレーニング用水着について、図37を参照して説明する。なお、本実施の形態20の変形例にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態20にかかるトレーニング用水着61Gと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付すとともに、トレーニング用水着の全体構成を示す正面図及び背面図、トレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す背面図については、図36(a),(b),(d)を参照して、一部説明を省略する。
図37(a)に示されるように、本実施の形態20の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Hは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。本実施の形態20の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Hが上記トレーニング用水着61Gと異なるのは、図37(a)に示されるように、羽根部材65Hの形状のみである。
即ち、本実施の形態20の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Hにおいても、羽根部材65Gのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材65Hの前部分岐部分65Hd,65Heの先端が、水着本体51Bの裏側の前部の上端まで伸びて、ステッチ縫い65Hjによって脇部に縫付けられている。そして、羽根部材65Hの前部分岐部分65Hd,65Heは、上記トレーニング用水着61Gにおける羽根部材65Gよりも大きく広がっている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Hの引っ張り力がまろやかになって全体に広がり、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Hによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布62は、羽根部材65Hの枝部分65Hmのみを縫付けて、羽根部材65Hを覆うようにその両縁が水着本体51Bの股部の裏側に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Hが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Hは股下当て布62の中で枝部分65Hmのみが縫付けられることによって、羽根部材65Hの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Hの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
次に、図37(b)に示されるように、本実施の形態20の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Jは、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体65A,65Bを中心に構成されている。
本実施の形態20の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Jが上記トレーニング用水着61G,61Hと異なるのは、図37(b)に示されるように、水着本体が二つの部材65A,65Bから構成されている点と、羽根部材65Jの形状のみである。
即ち、本実施の形態20の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Jにおいては、羽根部材65G,65Hのように二枚の伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地を袋縫いにしてなる羽根部材65Jの前部分岐部分65Jd,65Jeの先端が、水着本体65A,65Bの裏側の前部の上端まで届いているとともに、二つの部材65A,65Bを縫い合わせるステッチ縫い65Jjによって水着本体65A,65Bの裏側に縫付けられている。
これによって、伸縮性を有する生地としての二枚のパワーネット生地からなる羽根部材65Jの引っ張り力がより強力になって、肛門が効果的に締付けられるとともに、下腹部が羽根部材65Jによって押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
そして、股下当て布62は、羽根部材65Jの枝部分65Jmのみを縫付けて、羽根部材65Jを覆うようにその両縁が水着本体65A,65Bの股部の裏側に、ステッチ縫い62aによって縫付けられている。これによって、着用者の股部に羽根部材65Jが直接当接することが防止され、股下当て布62を介して当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。
また、羽根部材65Jは股下当て布62の中で枝部分65Jmのみが縫付けられることによって、羽根部材65Jの自由な伸縮を妨げることなく、長い羽根部材65Jの中間部分が捩れたりずれたりして肛門を引き締める効果が半減するとともに穿き心地も悪くなる事態を、確実に防止することができる。
このようにして、本実施の形態20の変形例にかかるトレーニング用水着61H,61Jにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
実施の形態21
次に、本発明の実施の形態21にかかるトレーニング用水着について、図38乃至図40を参照して説明する。
図38(a)は本発明の実施の形態21にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態21にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態21にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図39(a)は本発明の実施の形態21の第1変形例にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態21の第1変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態21の第1変形例にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
図40(a)は本発明の実施の形態21の第2変形例にかかるトレーニング用水着の全体構成を示す正面図、(b)は背面図、(c)は本発明の実施の形態21の第2変形例にかかるトレーニング用水着を裏返した場合の全体構成を示す正面図、(d)は背面図、(e)は本発明の実施の形態21の第2変形例にかかるトレーニング用水着の股下部分の内部構造を示す部分拡大図である。
なお、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着の構成は、一部を除いて上記実施の形態19,20にかかるトレーニング用水着61F,61G,61Hと同様であるため、同一の部分には同一の符号を付して、一部説明を省略する。
図38(a),(b)に示されるように、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61Kも、表地がポリエステル85%,ポリウレタン15%からなる伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地からなり、伸縮性を有する生地としてのパワーネット生地からなる裏地52を有する水着本体51Bを中心に構成されている。ここで、図38(c),(d)に示されるように、トレーニング用水着61Kの裏側には、股下当て布62(伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる)が縫付けられている。
そして、図38(d),(e)に示されるように、トレーニング用水着61Kの裏側臀部には、1対の分岐部分と分岐点を含む根元部分のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる後部羽根部材65Kの1対の分岐部分65Ka,65Kbがステッチ縫い65Kiで縫付けられており、根元部分65Keが股下当て布62の後部の端にステッチ縫い65Khで縫付けられている。
したがって、水着本体51Bは、本発明における「伸縮性を有する生地からなる水着本体」に相当する。また、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61Kは、「羽根部材が1対の分岐部分と分岐点を含む根元部分のみからなる伸縮性を有する生地からなる後部羽根部材であって、後部羽根部材は根元部分が水着本体の股部の裏側に取付けられた伸縮性を有する生地からなる股下当て布の後部の端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
ここで、後部羽根部材65Kは、羽根部材65Cと同様に、二枚のパワーネット生地を袋縫いしてなるものである。これによって、着用者の股部には股下当て布62が当接するため、股下当て布62がクッションとなって穿き心地が向上し、長時間着用しても違和感を覚えることがなくなる。そして、股下当て布62は、伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる。
したがって、後部羽根部材65Kは、ステッチ縫い65Khによって根元部分65Keが股下当て布62の後部の端に縫付けられた部分と、ステッチ縫い65Kiによって水着本体51Bの臀部裏側に縫付けられた部分との間は、自由に伸縮することができる。
1対の分岐部分65Ka,65Kbの内側におけるステッチ縫い65Kiの縫い止まり点65Kkは、後部羽根部材65Kの分岐点65Kcから約7cm(6.0cm〜8.0cm)離れており、1対の分岐部分65Ka,65Kbの外側におけるステッチ縫い65Kiの縫い止まり点65Kkは、内側のステッチ縫い65Kiの縫い止まり点とほぼ対応する位置にあって、少なくとも着用者の肛門の位置HCPよりは上方にある。
そして、図38(d)に示されるように、後部羽根部材65Kは、トレーニング用水着61Kを着用したときに、着用者の肛門の位置HCPが1対の分岐部分65Ka,65Kbの間の分岐点65Kcの近傍(分岐点65Kcから約1.5cm(1.0cm〜2.0cm)離れた位置)にくるように縫付けられている。
これによって、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61Kを着用することによって、後部羽根部材65Kには伸縮性による引っ張り力がかかり、着用者の肛門が効果的に引き締められ、肛門が軽く上に引き上げられて骨盤を安定させる力が強くなり、座ったときに最も背筋が伸びるので正しい姿勢で座ることができ、かつ正しい姿勢で立ち、正しい姿勢で歩くことができる。
そして、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61Kを着用して、水中ウォーキング、スイミング、アクアビクス(アクアエクササイズ)、等のトレーニングをすることによって、筋肉に刺激が与えられ大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、美しいプロポーションを得ることができる。
また、肛門が引き締められると臀部に左右1対の笑窪様の小さい窪みが生じ、これらの小さい窪みの位置する点HEPが水着本体51Bを介して羽根部材65Kの1対の分岐部分65Ka,65Kbによって押えられるため、着用者の臀部が引き締まって小尻になるとともにヒップアップの効果が得られる。さらに、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61Kにおいては、股下当て布62が着用者の股下に当接するので、穿き心地が著しく向上するという利点が得られる。
なお、後部羽根部材65Kについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
次に、本実施の形態21の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Lについて、図39を参照して説明する。図39(a),(b),(d)に示されるように、第1変形例にかかるトレーニング用水着61Lの背面側の構成については、上記トレーニング用水着61Kの構成と同様である。
異なるのは、図39(c),(e)に示されるように、第1変形例にかかるトレーニング用水着106の前面裏側には、羽根部材の分岐していない側のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる前部羽根部材65Lが縫付けられている点である。前部羽根部材65Lの分岐していない側65Ldの先端65Leは、ステッチ縫い65Lhによって水着本体51Bの裏側の前部上端に縫付けられ、反対側の端65Laは、ステッチ縫い65Liによって股下当て布62の前部の端に縫付けられている。
したがって、本実施の形態21の第1変形例にかかるトレーニング用水着61Lは、本発明における「後部羽根部材とともに羽根部材の分岐していない側のみからなる伸縮性を有する生地からなる前部羽根部材を有し、前部羽根部材の分岐していない側の先端は水着本体の裏側の前部に縫付けられており、前部羽根部材の反対側の端は股下当て布の前部の端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
これによって、上記トレーニング用水着61Kにおける効果に加えて、伸縮性を有する生地からなる股下当て布62を介してではあるが、後部羽根部材65Kが前部羽根部材65Lによって引っ張られるために後部羽根部材65Kが肛門を引き締める効果が向上するとともに、前部羽根部材65Lによって下腹部が押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
なお、前部羽根部材65Lについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、羽根部材13Pのように袋縫いにして作製した左右対称の部分を中心接ぎ縫い13Pgで接いでなるものでも良い。
次に、本実施の形態21の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Mについて、図40を参照して説明する。図40(a),(b),(d)に示されるように、第2変形例にかかるトレーニング用水着61Mの背面側の構成については、上記トレーニング用水着61K,61Lの構成と同様である。
異なるのは、図40(c),(e)に示されるように、第2変形例にかかるトレーニング用水着61Mの前面裏側には、羽根部材の1対の前部分岐部分のみからなる伸縮性を有する生地としてのパワーネットからなる前部羽根部材65Mが縫付けられている点である。前部羽根部材65Mの1対の前部分岐部分65Md,65Meの先端は、ステッチ縫い65Mjによって水着本体51Bの裏側の前部上端に縫付けられ、反対側の端65Maは、ステッチ縫い65Mhによって股下当て布62の前部の端に縫付けられている。
したがって、本実施の形態21の第2変形例にかかるトレーニング用水着61Mは、本発明における「後部羽根部材とともに羽根部材の1対の前部分岐部分のみからなる伸縮性を有する生地からなる前部羽根部材を有し、前部羽根部材の1対の前部分岐部分の先端は水着本体の裏側の前部に縫付けられており、前部羽根部材の反対側の端は股下当て布の前部の端に縫付けられているトレーニング用水着」に相当する。
これによって、上記トレーニング用水着61Kにおける効果に加えて、伸縮性を有する生地からなる股下当て布62を介してではあるが、後部羽根部材65Kが前部羽根部材65Mによって引っ張られるために後部羽根部材65Kが肛門を引き締める効果が向上するとともに、前部羽根部材65Mによって下腹部が押え付けられるので、下腹部が引っ込んでより美しいプロポーションを得ることができる。
なお、前部羽根部材65Mについては、羽根部材13のように二枚の伸縮性を有する生地を袋縫いにしたものでも、羽根部材13Nのように一枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも、二枚の伸縮性を有する生地の縁を裁ちかがり縫いしたものでも良い。
このようにして、本実施の形態21にかかるトレーニング用水着61K,61L,61Mにおいては、意識しなくても着用するだけで肛門がより強力に引き締められて正しい姿勢をとることができ、さらに着用してトレーニングをするだけで筋肉に刺激を与え大臀筋・中臀筋が鍛えられて効果的にトレーニングをすることができ、さらに下腹部が引き締められるためより美しいプロポーションを得ることができ、穿き心地も良く長時間着用しても違和感を生ずることがない。
上記実施の形態15乃至実施の形態21にかかるトレーニング用水着45,50,57,60,61A,61B,61C,61D,61E,61F,61G,61H,61J,61K,61L,61Mにおいては、羽根部材を構成する伸縮性を有する生地としてパワーネットを用いた例について説明したが、サテンネット、ストレッチレース、トリコット、ニット生地、ポリウレタンが1%から30%混入されたポリウレタン混合生地、綿ストレッチ、スパンレックス、ストレッチレース、を始めとする他の伸縮性を有する生地を用いても良い。
また、上記実施の形態17乃至実施の形態21にかかるトレーニング用水着の構成を、上記実施の形態15にかかるワンピース型のトレーニング用水着に適用することも可能である。
さらに、水着本体46,51A,51Bが伸縮性を有する生地としてのポリウレタン混合生地を表地として伸縮性を有する生地としてのパワーネットを裏地として縫い合わせてなる場合について説明したが、伸縮性を有する生地としてポリウレタン混合生地及びパワーネット以外にも、サテンネット、ストレッチレース、トリコット、ニット生地、綿ストレッチ、スパンレックス、ストレッチレース、を始めとする他の伸縮性を有する生地を用いることもできる。
上記各実施の形態においては、サポーター本体を伸縮性を有する生地としてのサテンネットを表地としてパワーネットを裏地として構成した場合について説明したが、サポーター本体を構成する伸縮性を有する生地としては、サテンネット、パワーネット、ストレッチレース、トリコット、ニット生地、ポリウレタンが1%から30%混入されたポリウレタン混合生地、スパンレックス、ストレッチレース、を始めとする伸縮性を有する生地を単独で、または混合して用いても良い。
また、上記各実施の形態においては、羽根部材を構成する伸縮性を有する生地として、パワーネット生地を用いた例についてのみ説明したが、羽根部材を構成する伸縮性を有する生地としては、その他にもサテンネット、ストレッチレース、を始めとする他の伸縮性を有する生地を用いることもできる。
トレーニング用サポーター、トレーニング用スパッツ、トレーニング用水着のその他の部分の構造、形状、材質、数量、大きさ(幅・長さ・厚さ等)、接続関係等についても、上記各実施の形態に限定されるものではない。
1,1A,1B,1C,1D,10,11,11A,11B,11C,11D,16,16A,16B,16C,16D,25,26,30,33 トレーニング用サポーター
2,2B,2D,12,12B,12D,17,17B,17C,17D,27,31,34 サポーター本体
3,3B,3D,10B,18,18A,18B,18D,25B 股部
3a,3b,3Ba,3Bb,3Da,3Db,10a,10b,18a,18b, 18Aa,18Ab,18Ba,18Bb,18Da,18Db,25a,25b 股部の分岐部分
3c,3Bc,3Dc,10c,18c,18Ac,18Bc,18Dc,25c 股部の分岐点
4a,4b,4Aa,4Ab,4Da,4Db,10d,10e,19a,19b, 19Aa,19Ab,19Da,19Db,25d,25e クロス部分
5,5B,20 開口部
6,6B,6D,21,21B,21D 通風生地
7,22 ループ
13,13A,13B,13C,13D,13E,13F,13G,13H,13J,13K,13L,13M,13N,13P,13Q,13R,13S,28,35,54C,54D,54E,54F,54G,54H,54J,65C,65D,65E,65F,65G,65H,65J 羽根部材
13a,13b,13Aa,13Ab,13Ba,13Bb,13Ca,13Cb,13Da,13Db,13Ea,13Eb,13Fa,13Fb,13Ga,13Gb,13Ha,13Hb,13Ja,13Jb,13Ka,13Kb,13La,13Lb,13Ma,13Mb,13Na,13Nb,13Pa,13Pb,13Qa,13Qb,13Ra,13Rb,13Sa,13Sb,28a,28b,35a,35b,54Ca,54Cb,54Fa,54Fb,54Ga,54Gb,54Ka,54Kb,65Ca,65Cb,65Fa,65Fb,65Ga,65Gb,65Ka,65Kb 1対の分岐部分
13c,13Ac,13Bc,13Cc,13Dc,13Ec,13Fc,13Gc,13Hc,13Jc,13Kc,13Lc,13Mc,13Nc,13Pc,13Qc,13Rc,13Sc,28c,35c,54Cc,54Fc,54Gc,54Kc,65Cc,65Fc,65Gc,65Kc 分岐点
13d,13Ad,13Nd,13Pd,13Qd,13Rd,13Sd,54Cd,54Dd,54Ed,54Ld,65Cd,65Dd,65Ed,65Ld 分岐していない側
13e,13Ae,13Ne,13Pe,13Qe,13Re,13Se,54Ce,54De,54Ee,54Le,65Ce,65De,65Ee,65Le 分岐していない側の端
13k,13Bk 縫い止まり点
13Qj,13Sf,54Cj,54Dj,54Ej,54Gm,54Hm,54Jm,65Cj,65Dj,65Ej,65Gm,65Hm,65Jm 枝部分
18d,18e 股部の前部分岐部分
28d,28e,35d,35e,54Fd,54Fe,54Gd,54Ge,54Hd,54He,54Jd,54Je,54Md,54Me,65Fd,65Fe,65Gd,65Ge,65Hd,65He,65Jd,65Je,65Md,65Me 1対の前部分岐部分
32A,32B,36A,36B 調節機能付き接続具
40,55,55A,55B,55C,55D,55E,55F,55G,55H,55J,55K,55L,55M トレーニング用スパッツ
41,54A,54B スパッツ本体
45,50,57,60,61A,61B,61C,61D,61E,61F,61G,61H,61J,61K,61L,61M トレーニング用水着
46,65A,65B 水着本体
48,52 裏地
50A 水着トップ
50B,61 水着ボトム
51A 水着トップ本体
51B 水着ボトム本体(水着本体)
54K,65K 羽根部材(後部羽根部材)
54L,54M,65L,65M 羽根部材(前部羽根部材)
56,58,62 股下当て布
65Ke 根元部分
BC 後中心
FC 前中心
HC 肛門
HD 臀部
HE 小さい窪み
HCP 肛門の位置
HEP 小さい窪みの位置