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JP2007244724A - 電気掃除機 - Google Patents

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JP2007244724A
JP2007244724A JP2006074348A JP2006074348A JP2007244724A JP 2007244724 A JP2007244724 A JP 2007244724A JP 2006074348 A JP2006074348 A JP 2006074348A JP 2006074348 A JP2006074348 A JP 2006074348A JP 2007244724 A JP2007244724 A JP 2007244724A
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JP2006074348A
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Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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Abstract

【課題】プリーツフィルタに付着した細塵を振動により効果的に除塵できると共に、振動付与時にプリーツフィルタの波形状のヒダのフィルタ面に損傷を与えないようにできる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】電気掃除機は、集塵室13a及び該集塵室13aに吸込負圧を作用させる電動送風機4を有する掃除機本体1と、前記集塵室13aと前記電動送風機4の吸込口4aとの間に配設され且つ断面形状が波形状の複数のヒダ24を有するプリーツフィルタ19と、前記プリーツフィルタ19の塵落とし手段(除塵装置29)を備えている。しかも、この電気掃除機は、前記複数のヒダ24の配列方向に複数配列され且つ前記複数のヒダ24の頂部24bをそれぞれ直接叩き可能に設けられた叩き部材30と、前記複数の叩き部材30を前記複数のヒダ24の頂部24bに対してそれぞれ進退駆動させる叩き部材駆動手段31を備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、集塵室と電動送風機の吸込口との間にプリーツフィルタが配設された電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機には、掃除機本体の前部に集塵室を設け、この集塵室に吸込負圧を作用させる電動送風機を掃除機本体の後部内に設け、この集塵室と電動送風機の吸込口との間に細塵を捕集させるプリーツフィルタを介装すると共に、このプリーツフィルタに付着した細塵を落とすための除塵手段を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような電気掃除機としては、プリーツフィルタに振動を付与して、フィルタに付着した細塵を除塵する振動付与手段(除塵手段)を設けたものも考えられている。
特開2005−261518号公報
このような振動付与手段を設けた電気掃除機では、プリーツフィルタに付着した細塵を振動により効果的に除塵できると共に、振動付与時にプリーツフィルタの波形状のヒダのフィルタ面に損傷を与えないようにできることが望ましい。
そこで、この発明は、プリーツフィルタに付着した細塵を振動により効果的に除塵できると共に、振動付与時にプリーツフィルタの波形状のヒダのフィルタ面に損傷を与えないようにできる電気掃除機を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、集塵室及び該集塵室に吸込負圧を作用させる電動送風機を有する掃除機本体と、前記集塵室と前記電動送風機の吸込口との間に配設され且つ断面形状が波形状の複数のヒダを有するプリーツフィルタと、前記プリーツフィルタの塵落とし手段とを備える電気掃除機であって、
前記複数のヒダの配列方向に複数配列され且つ前記複数のヒダの頂部をそれぞれ直接叩き可能に設けられた叩き部材と、前記複数の叩き部材を前記複数のヒダの頂部に対してそれぞれ進退駆動させる叩き部材駆動手段を備える電気掃除機としたことを特徴とする。
この構成によれば、プリーツフィルタの複数のヒダの頂部を複数の叩き部材でそれぞれ直接叩くことにより、プリーツフィルタに振動を付与するようにしたので、複数のヒダにこれらの頂部を通る面と直交する方向に振動を付与することができる。これにより、プリーツフィルタの上流側の面のヒダの谷底側に付着した塵埃が上流側に弾き出されるので、プリーツフィルタに付着した細塵を振動により効果的に落とすこと(除塵)ができる。
しかも、振動付与手段としての叩き部材はプリーツフィルタのヒダのフィルタ面を叩いたり弾いたりしないので、振動付与時にプリーツフィルタの波形状のヒダのフィルタ面に損傷を与えることがなく、プリーツフィルタの機能を長期に渡って発揮できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1において、1は電気掃除機の掃除機本体、2は掃除機本体1のケース本体である。このケース本体2は、下ケース2aと、この下ケース2aの後上部に取り付けられた上ケース2bを有する。この下ケース2aと上ケース2bとの間には、図2に示したように送風機室3が形成され、この送風機室3内には電動送風機4が配設されている。
また、図2,図3に示したように下ケース2aの前部には上方に開放する容器収納凹部(容器収納部)5が形成され、上ケース2bには容器収納凹部5の上部を覆う上蓋(容器カバー)6が配設されている。この上蓋6は、後端部を中心に前部側が上下に開閉(回動)可能に上ケース2bの後部に取り付けられている。しかも、下ケース2aの前端部にはホース接続口7が形成されている。
尚、上蓋6の前端下部には、図1,図2に示したように下ケース2aの前端上部に係止させる図示しないクランプ手段が設けられている。このクランプ手段には周知の構成を採用できるのでその詳細な説明は省略する。
更に、図1に示したようにホース接続口7には集塵ホース8の一端部に一体に設けた接続筒体8aが着脱自在に嵌合接続され、この集塵ホース8の他端部には手元操作パイプ(手元操作管)9が一体に設けられている。この手元操作パイプ9には延長パイプ(延長管)10を介して吸込口体11が接続されている。この吸込口体11の下面には、図示しない吸込室の吸込開口(図示せず)が設けられている。
また、手元操作パイプ9には操作パネル9aが設けられ、操作パネル9aの操作により電動送風機4のON・OFF操作や電動送風機4の吸込力(吸込負圧)の「強」,「弱」の切換を行うことができるようになっている。
<集塵容器>
更に、容器収納凹部5には、図2,図3に示したように集塵容器12の下部が着脱可能に収納されている。
この集塵容器12は、図2に示したように下方に開口する集塵室(集塵部)13aが下部に設けられた容器本体(容器)13と、集塵室13aの下方を開閉する底蓋14を有する。
この容器本体13の上部には、図2に示したように複数の連通口(開口)15aを有する円錐状の筒部15と、筒部15の周囲に位置する負圧室16が設けられている。
また、この筒部15の一端はホース接続口7に連通させられ、筒部15の他端は集塵室13aに連通させられている。この集塵室13aの後部壁13bには負圧室16に連通する連通口17が形成されている。
しかも、筒部15の連通口15aには円錐筒状の第1のネットフィルタ(第1の一次フィルタ)F1が取り付けられ、連通口17には第2のネットフィルタ(第2の一次フィルタ)F2が取り付けられている。
さらに、容器本体13の後部には負圧室16を後方に開放する開口端部18が形成され、この開口端部18にはプリーツフィルタ(細塵フィルタ)19が取り付けられている。この負圧室16は、図2に示したように集塵容器12の下部が容器収納凹部5に配設された(装着された)状態で、プリーツフィルタ19を介して電動送風機4の吸込開口4aに連通させられようになっている。
<プリーツフィルタ19>
このプリーツフィルタ19は、図4〜図9に示したように略方形状の筒状のフィルタ枠20と、このフィルタ枠20に周縁部がインサート成形により埋設保持されたフィルタ部材21を有する。
このフィルタ部材21は、図10に示したように横断面形状が波形状に形成されたフィルタ本体22と、このフィルタ本体22の上流側の面(負圧室16側の面)を被覆している塵埃剥離用多孔質薄膜層23を有する。
尚、この塵埃剥離用多孔質薄膜層23は、例えば孔径が0.1〜10μm程度の微細孔を有するポリテトラフルオロエチレンやポリフッ化ビニリデン等から表面が滑らかに形成されている。
また、波形状のフィルタ本体22は、上下に延び且つ左右に配列された多数のヒダ24を有する。このヒダ24は、負圧室16側から見たときの頂部24aと、電動送風機4側から見た頂部24bを有する。そして、頂部24aの裏面は電動送風機4側から見た谷部25となり、頂部24bの裏面は負圧室16側から見た谷部26となる。
そして、谷部25には頂部24aに沿って延びる樹脂製の線状枠27が固着され、谷部26には頂部24bに沿って延びる樹脂製の線状枠28が固着されている。この線状枠27,28の長手方向両端部は筒状のフィルタ枠20と一体に形成されていて、フィルタ部材21を波形状に保形している。
このようなプリーツフィルタ19の下流側(電動送風機4側)と掃除機本体1との間には、図4に概略的に示した除塵装置(除塵手段)29が介装されている。
<除塵装置29>
この除塵装置29は、プリーツフィルタ19の下流側(電動送風機4側)の上下方向の略中間部に配設され且つ多数(複数)のヒダ24の頂部24bの配列方向に向けて配設された複数の叩き部材30と、この各叩き部材30を複数のヒダ24の頂部24bに対してそれぞれ進退駆動させる叩き部材駆動手段31を有する。各叩き部材30は、図4〜図10に示したように隣接するヒダ24,24に跨って配設されていると共に、側面形状がL字状に係合突部30aを有する。
また、叩き部材駆動手段31は、各叩き部材30に対応する一対一組の線状バネ(弾性部材)32,32(図4〜図9参照)と、左右に延びる細幅のカム軸支持部材33と、このカム軸支持部材33に沿って配設されたカム軸(叩き部材移動手段)34を有する。
各線状バネ32は、丸棒状のバネ部材から形成されていると共に、プリーツフィルタ19のヒダ24の各頂部24bに対向し且つこの頂部24bに沿って上下に向けて配設されている。しかも、各叩き部材30に対応する一対の線状バネ32,32は、一端部(基端部,上端部)がフィルタ枠20の上壁20aに固定されている。また、この一対の線状バネ32,32の他端部(先端部,自由端部,下端部)には叩き部材30が固定されている(例えば、図4A,図8参照)。これにより、一対の一組の線状バネ32,32は、叩き部材30をフィルタ枠20の上壁20aに支持させている。
また、カム軸支持部材33は、複数の叩き部材30の下方に隣接する位置に配設されていると共に、両端部がフィルタ枠20の左右の側壁20b,20bに固定されている。このカム軸支持部材33の左右両端部には軸受突部33a,33aが一体に形成されている。
この軸受突部33a,33aには、カム軸34の両端部が回転自在に保持されている。このカム軸34には、複数の叩き部材30にそれぞれ対応する複数のカム突部34aが突設されている。
この複数のカム突部34aは、カム軸34の周方向に少しずつずれて設けられている。これにより多数(複数)のカム突部34aは、図13(a)に示したカム軸34の矢印A1方向(時計回り方向)への回転に伴って、複数の叩き部材30の係合突部30aに時間をずらして順にプリーツフィルタ19側から係合するように回転させられるようになっている。
この係合後、カム軸34が図13(b)のように更に回転させられると、カム突部34aは叩き部材30を線状バネ32のバネ力に抗してプリーツフィルタ19から離反する方向に移動させる。この移動により、線状バネ32が撓められて、この線状バネ32に弾性戻り力が蓄えられる。
そして、回転に伴いカム突部34aが図13(c)の如く叩き部材30の係合突部30aから弾くようにして外れると、叩き部材30は線状バネ32の弾性戻り力によりプリーツフィルタ19の隣接するヒダ24,24の頂部に高速で衝突させられるようになっている。
また、叩き部材駆動手段31は、図11,図12に示したようにカム軸34の一端部に固定されたピニオン35と、送風機室3内に配設された駆動モータ(カム軸回転駆動手段)36を有する(図4参照)。この駆動モータ36は、送風機室3と容器収納凹部5とを区画している隔壁37の一側部に着脱可能に固定されている。しかも、この駆動モータ36の出力軸36aは隔壁37の一側部を貫通して容器収納凹部5内の一側に突出している。更に、叩き部材駆動手段31は、駆動モータ36の出力軸36aに取り付けられ且つピニオン35が上方から噛合するウオームギヤ38を有する。
尚、駆動モータ36は、操作パネル9の操作により電動送風機4の作動を停止させてから所定時間経過したときに、図示を省略した制御回路(制御手段)により設定時間駆動されるようになっている。
この所定時間は、集塵室13a内又は電動送風機4の吸込側の負圧が所定値まで上がって、プリーツフィルタ19の除塵をしたときに、プリーツフィルタ19から落とされる細塵が下方に落下できるような時間である。
[作用]
次に、このような構成の電気掃除機の作用を説明する
このような構成において清掃開始前には、上蓋6の前端部の図示しないクランプ手段による下ケース2aの前端部へのクランプを解除して、上蓋6を上方に開き、容器収納凹部5を露出させ、この容器収納凹部5内に集塵容器12の下部を配設する。この際、プリーツフィルタ19のカム軸34に設けたピニオン35が容器収納凹部5内の一側部のウオームギヤ38に噛合させられる。
この後、上蓋6を閉じて、上蓋6の前端部を下ケース2aの前端部へクランプ手段により保持させることにより、集塵容器12の上部を上蓋6で覆うと共に上蓋6で押さえる。
この状態で、手元操作パイプ9の操作パネル9aを操作することにより電動送風機4を駆動させて、電動送風機4の吸込負圧を細塵フィルタ19を介して集塵容器12の負圧室16に作用させる。
この負圧室16に作用する吸込負圧は、ネットフィルタF1,F2、集塵ホース8,手元操作パイプ9及び延長パイプ10を介して吸込口体11に作用する。これにより、吸込口体11の図示しない吸込開口から塵埃を含む空気が吸い込まれる。
この吸い込まれた塵埃及び空気は、延長パイプ10,手元操作パイプ9及び集塵ホース8を介して集塵容器12の吸込口15bから筒部15内に流入する。この流入する空気は、周囲の一部がネットフィルタF1を介して負圧室16内に流入し、大半が塵埃と共に集塵室13a内に流入した後にネットフィルタF2を介して負圧室16内に流入する。この際、空気に含まれる塵埃の大半は、ネットフィルタF1,F2で捕捉されて、最終的には集塵室13aに捕集される。
一方、ネットフィルタF1,F2を空気と共に通過した細塵は細塵フィルタ19に捕捉され、細塵が除去された空気は電動送風機4内に吸い込まれて内部を冷却した後に図示しない排気孔から大気に排気される。
そして、図示しない制御回路は、操作パネル9を操作して電動送風機4の作動を停止させると、この停止から所定時間経過したときに、駆動モータ36を作動させて出力軸36aを回転駆動させる。この駆動モータ36の出力軸36aの回転は、ウオームギヤ38及びピニオン35を介してカム軸34に伝達され、カム軸34が回転させられる。
この回転により、カム軸34に設けられた多数(複数)のカム突部34aは、図13(a)のように複数の叩き部材30の係合突部30aに時間をずらして順にプリーツフィルタ19側から係合するように回転させられる。
この係合後、図13(b)のようにカム軸34が更に回転させられると、係合突部30aに係合したカム突部34aは矢印A2のように係合突部30aが設けられた叩き部材30を線状バネ32のバネ力に抗してプリーツフィルタ19から離反する方向に移動させる。この移動により、線状バネ32が撓められて、この線状バネ32に弾性戻り力が蓄えられる。
そして、回転に伴いカム突部34aが図13(c)の如く叩き部材30の係合突部30aから弾くようにして外れると、叩き部材30は線状バネ32の弾性戻り力により矢印A3で示すようにプリーツフィルタ19の隣接するヒダ24,24の頂部24b,24bに高速で衝突させられる。
この叩き部材30が隣接するヒダ24,24の頂部24b,24bに高速で衝突させられると、隣接するヒダ24,24が頂部24b,24bの裏面の谷部26,26に設けた線状枠28を介して全体的に前方向(負圧室16側)に衝撃力で移動させられた後、小刻みに前後に振動する。そして、この衝撃力により、谷部26,26側の塵埃剥離用多孔質薄膜層23に付着した細塵が塵埃剥離用多孔質薄膜層23から剥離されて落下し除塵される。この際、細塵は、表面が滑らかな塵埃剥離用多孔質薄膜層23に付着しているので、叩き部材30による衝撃力で容易に塵埃剥離用多孔質薄膜層23から剥離する。
このようにしてプリーツフィルタ19の多数のヒダ24の除塵は、多数のカム突部34aにより時間をずらして2つずつ順次実行されるので、全ての叩き部材30の線状バネ32に駆動モータ36により弾性戻り力を蓄えさせるようにした場合に比べて、駆動モータ36により線状バネ32に弾性戻り力を蓄える際の駆動力を小さなものとすることができる。
このようにして捕集された塵埃を捨てる場合には、先ず上蓋6の前端部の図示しないクランプ手段による下ケース2aの前端部へのクランプを解除して、上蓋6を上方に開き、容器本体13の取手13e(図3参照)を掴んで集塵容器12を容器収納凹部5から取り出す。この際、プリーツフィルタ19のカム軸34に設けたピニオン35が容器収納凹部5内の一側部のウオームギヤ38から離反させられる。この後、底蓋14を下方に開いて、集塵容器12の集塵室13aに捕集された塵埃を落下させ、塵埃をゴミ箱等に捨てる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の電気掃除機は、集塵室13a及び該集塵室13aに吸込負圧を作用させる電動送風機4を有する掃除機本体1と、前記集塵室13aと前記電動送風機4の吸込口4aとの間に配設され且つ断面形状が波形状の複数のヒダ24を有するプリーツフィルタ19と、前記プリーツフィルタ19の塵落とし手段(除塵装置29)を備えている。しかも、この電気掃除機は、前記複数のヒダ24の配列方向に複数配列され且つ前記複数のヒダ24の頂部24bをそれぞれ直接叩き可能に設けられた叩き部材30と、前記複数の叩き部材30を前記複数のヒダ24の頂部24bに対してそれぞれ進退駆動させる叩き部材駆動手段31を備えている。
この構成によれば、プリーツフィルタ19の複数のヒダ24の頂部24bを複数の叩き部材30でそれぞれ直接叩くことにより、プリーツフィルタ19に振動を付与するようにしたので、複数のヒダ24にこれらの頂部24bを通る面と直交する方向に振動を付与することができる。これにより、プリーツフィルタ19の上流側の面のヒダ24の谷部26側に付着した塵埃が上流側に弾き出されるので、プリーツフィルタ19に付着した細塵を振動により効果的に落とすこと(除塵)ができる。
しかも、振動付与手段としての叩き部材30はプリーツフィルタ19のヒダ24のフィルタ面を叩いたり弾いたりしないので、振動付与時にプリーツフィルタ19の波形状のヒダ24のフィルタ面(表面)に損傷を与えることがなく、プリーツフィルタ19の機能を長期に渡って発揮できる。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記叩き部材駆動手段31は、前記複数の叩き部材30が時間をずらして前記複数の頂部を異なるタイミングでそれぞれ叩き可能に、前記複数の叩き部材30を前記複数の頂部24bに対してそれぞれ駆動可能に設けられている。
この構成によれば、叩き部材駆動手段31から複数の叩き部材30に付与される駆動力を分散できるので、叩き部材駆動手段31の駆動力は小さなもので良い。この結果、叩き部材駆動手段31の駆動源として駆動モータ36を用いた場合、駆動モータ36の駆動トルクを小さくできるので、小型の駆動モータ36でプリーツフィルタに付着した細塵を効果的に除塵できる。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記叩き部材駆動手段31は、前記叩き部材30を前記頂部24bに対して付勢する弾性部材(線状バネ32)と、前記叩き部材30を前記弾性部材(線状バネ32)の弾性力に抗して前記頂部24bから離反する方向に移動力を前記弾性部材(線状バネ32)に作用させた後に前記移動力を解除させる叩き部材移動手段(カム軸34)を備えている。
この構成によれば、弾性部材(線状バネ32)に力を蓄積して、この蓄積した力で叩き部材30をプリーツフィルタ19のヒダ24に瞬間的に衝突させるので、プリーツフィルタ19の複数のヒダ24にこれらの頂部を通る面と直交する方向に除塵のための効果的な振動を付与することができる。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記弾性部材は丸棒状の線状バネ32である。この構成によれば、線状バネ32の空気抵抗は小さいので、集塵室13aからプリーツフィルタ19を透過して電動送風機4に流れる空気の流れを線状バネが阻害せず、集塵効率の低下がない。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記線状バネ32は前記頂部24bに沿って配設されている。この構成によれば、プリーツフィルタ19のヒダ24の頂部は空気が透過しないので、線状バネ32が空気抵抗になることはない。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記プリーツフィルタ19の各ヒダ24には、前記頂部24bに沿って樹脂製の線状枠28が形成されている。この構成によれば、各叩き部材30から各ヒダ24の頂部24bに付与される振動発生力が線状枠28を介して各ヒダ24全体にそれぞれ伝達されるので、プリーツフィルタ19の各ヒダ24の上流側の面に付着した細塵を全面にわたって剥離できる。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の前記プリーツフィルタ19の上流側の面には、多孔質で表面が滑らかな塵埃剥離用多孔質薄膜23が設けられている。この構成によれば、各ヒダに振動を付与したときに、各ヒダの上流側の面に付着した細塵を更に効果的に剥離できる。
この発明にかかる電気掃除機の概略斜視図である。 図1の掃除機本体の上蓋を開いた状態の概略斜視図である。 図1の掃除機本体を部分的に断面して示した側面図である。 図2の集塵容器とプリーツフィルタとの関係を示す斜視図である。 図2の叩き部材と線状バネとの関係を示す要部拡大説明図である。 図4のプリーツフィルタを斜め下側から見た斜視図である。 図5のプリーツフィルタを斜め側部から見たの斜視図である。 図5のプリーツフィルタを斜め上側から見たの斜視図である。 図7のプリーツフィルタの左側部の部分拡大図である。 図6のプリーツフィルタの右側部の部分拡大図である。 図4のプリーツフィルタと叩き部材との関係を示す断面図である。 図4の叩き部材駆動手段の一部である駆動モータの取付状態を示す部分断面図である。 図4の叩き部材駆動手段の一部である駆動モータの取付状態を示す部分断面図である。 (a)〜(c)は、図4のカム軸のカム突部による叩き部材の動作を説明する作用説明図である。
符号の説明
1…掃除機本体
4…電動送風機
4a…吸込口
13a…集塵室
19…プリーツフィルタ
23…塵埃剥離用多孔質薄膜
24…ヒダ
24b…頂部
26…谷部
28…線状枠
29…除塵装置(塵落とし手段)
30…叩き部材
31…叩き部材駆動手段
32…線状バネ
34…カム軸

Claims (7)

  1. 集塵室及び該集塵室に吸込負圧を作用させる電動送風機を有する掃除機本体と、前記集塵室と前記電動送風機の吸込口との間に配設され且つ断面形状が波形状の複数のヒダを有するプリーツフィルタと、前記プリーツフィルタの塵落とし手段とを備える電気掃除機であって、
    前記複数のヒダの配列方向に複数配列され且つ前記複数のヒダの頂部をそれぞれ直接叩き可能に設けられた叩き部材と、
    前記複数の叩き部材を前記複数のヒダの頂部に対してそれぞれ進退駆動させる叩き部材駆動手段を備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1に記載の電気掃除機において、前記叩き部材駆動手段は、前記複数の叩き部材が時間をずらして前記複数の頂部を異なるタイミングでそれぞれ叩き可能に、前記複数の叩き部材を前記複数の頂部に対してそれぞれ駆動可能に設けられていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1又は2に記載の電気掃除機において、前記叩き部材駆動手段は、前記叩き部材を前記頂部に対して付勢する弾性部材と、前記叩き部材を前記弾性部材の弾性力に抗して前記頂部から離反する方向に移動力を前記弾性部材に作用させた後に前記移動力を解除させる叩き部材移動手段を備えることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の電気掃除機において、前記弾性部材は丸棒状の線状バネであることを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項4に記載の電気掃除機において、前記線状バネは前記頂部に沿って配設されていることを特徴とする電気掃除機。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の電気掃除機において、前記プリーツフィルタの各ヒダには、前記頂部に沿って樹脂製の線状枠が形成されていることを特徴とする電気掃除機。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の電気掃除機において、前記プリーツフィルタの上流側の面には、多孔質で表面が滑らかな塵埃剥離用多孔質薄膜が設けられていることを特徴とする電気掃除機。
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