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JP2007232123A - 牽引治具およびそれを用いたインサーション工法 - Google Patents

牽引治具およびそれを用いたインサーション工法 Download PDF

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JP2007232123A
JP2007232123A JP2006056000A JP2006056000A JP2007232123A JP 2007232123 A JP2007232123 A JP 2007232123A JP 2006056000 A JP2006056000 A JP 2006056000A JP 2006056000 A JP2006056000 A JP 2006056000A JP 2007232123 A JP2007232123 A JP 2007232123A
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Japan
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line
tube
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JP2006056000A
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Takatomo Harada
孝知 原田
Yoshishige Akeboshi
良重 明星
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Kubota CI Co Ltd
Original Assignee
Kubota CI Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【構成】牽引治具10は、インサーション管14の先端に装着される第1係合部材12およびその奥に配置される第2係合部材18を有する。この第1係合部材12に装着される牽引線46を牽引することにより、インサーション管14は既設管路16に挿入される。また、第2係合部材18は、インサーション管14に係合可能であって、引き寄せ線20が取り付けられる。この第2係合部材18を係合させた後、引き寄せ線20を牽引することにより、第2係合部材18は第1係合部材12の方向に引き寄せられ、第1係合部材12と第2係合部材18との間のインサーション管14が縮められる。
【効果】伸びることによるインサーション管14の白化および破断が防止される。
【選択図】 図6

Description

この発明は、牽引治具およびそれを用いたインサーション工法に関し、特にたとえば、曲部を有する既設管路内にコルゲート管を挿入するために用いられる、牽引治具およびそれを用いたインサーション工法に関する。
従来のインサーション工法の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1では、波付管の端部に引留部材を取り付けてから、リードワイヤを引っ張って、波付管を既設管路内に挿入する。
特開平7−71651号公報[F16L 1/00、H02G 3/04]
特許文献1の従来技術では、多くの曲部を有する既設管路内に波付管を挿入すると、波付管が曲部を通る際に波付管と曲部の内面との間で摩擦が生じるため、曲部を通過する数が多くなるに伴い、波付管の移動抵抗が増す。このような状況で波付管の端部を牽引すると、波付管の移動はこの牽引力に追随できなくなり、波付管の先端部は引き伸ばされて、塑性変形し白化したり、破断したりする恐れがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、インサーション管の白化や破断などを防止することができる、牽引治具およびそれを用いたインサーション工法を提供することである。
請求項1の発明は、軸方向に伸縮可能なインサーション管を既設管路に挿入するための牽引治具であって、インサーション管の先端に係合する第1係合部材、第1係合部材をインサーション管の外部からその軸方向に牽引する牽引線、インサーション管の中で第1係合部材より奥に配置され、かつインサーション管の内面に係合および離脱可能な第2係合部材、および第2係合部材に取り付けられ、かつインサーション管の外部から第2係合部材を第1係合部材の方向へ引き寄せるための引き寄せ線を備え、インサーション管の内面に第2係合部材を係合させて、引き寄せ線を引き寄せることによって、第1係合部材と第2係合部材との間のインサーション管を縮める、牽引治具である。
請求項1の発明では、牽引治具は、第1係合部材およびそれより奥に配置される第2係合部材を備える。第1係合部は、インサーション管の先端に係合し、牽引線によりインサーション管の軸方向に牽引される。第2係合部材は、インサーション管の内面に係合および離脱可能であって、引き寄せ線を有する。
この牽引治具が取り付けたインサーション管を既設管路に挿入し、牽引線により第1係合部材を牽引すると、インサーション管は既設管路、特に曲部の内面と摩擦しながら移動し、この摩擦力が大きくなるに伴い、インサーション管は伸びる。このため、第2係合部材をインサーション管の内面に係合させて、引き寄せ線をインサーション管の外部から第1係合部材の方向へ引き寄せると、第1係合部材と第2係合部材との間のインサーション管は縮められる。これにより、インサーション管が軸方向に伸びることによるインサーション管の白化や破断などは防がれる。
請求項2の発明は、請求項1の牽引治具を用いたインサーション工法であって、インサーション管の中で第1係合部材より奥に第2係合部材を配置し、第1係合部材を牽引してインサーション管を既設管路内に挿入し、インサーション管の内面に第2係合部材を係合させ、そして引き寄せ線を牽引し、第2係合部材を引き寄せる、牽引治具を用いたインサーション工法である。
請求項2の発明では、請求項1の発明と同様の作用を示す。
この発明によれば、第2係合部材をインサーション管に係合し、引き寄せ線を牽引することにより、インサーション管の白化や破断などは防がれる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例である牽引治具10は、軸方向に伸縮可能なインサーション管14を既設管路16の中に挿入するために用いられ、第1係合部材12、第2係合部材18およびそれに取り付けられた引き寄せ線20を備える。
図1および図2に示すように、第1係合部材12は、インサーション管14の先端に装着され、たとえば2つの球48a、48bを有する。2つの球48a、48bはそれぞれ、その中心に貫通孔50a、50bが形成され、貫通孔50a、50bを通して牽引線46が第1係合部材12に取り付けられる。
第2係合部材18は、空気を密封できる風船状のもので、ゴムなど弾性材料で形成される。第2係合部材18に空気を供給すると、第2係合部材18は膨張し、第2係合部材18から空気を抜き取ると、第2係合部材18は収縮する。この膨張した第2係合部材18の大きさは、インサーション管14の内径より大きく、後述するインサーション管14の内周面の凹部に嵌まる大きさに設定される。一方、収縮した第2係合部材18の大きさはインサーション管14の内径より小さく設定され、収縮した第2係合部材18はインサーション管14の中に挿入される。このため、第2係合部材18はインサーション管14に係合および離脱することができる。また、第2係合部材18は吸排気口22を有し、吸排気口22に引き寄せ線20が取り付けられる。
引き寄せ線20は、チューブなどで形成され、第2係合部材18を牽引する強度を有する。その一方開口は吸排気口22に接続され、他方開口は、空気を供給することができるエアーポンプ(図示せず)などに接続される。
インサーション管14はポリオレフィン樹脂、ナイロン樹脂、またはポリエチレンテレフタレート樹脂などの合成樹脂で形成される。インサーション管14は、円筒形状に形成され、インサーション管14の外径は既設管路16の内径と同じまたはそれより小さく設定される。インサーション管14にはコルゲート管や波付き管などが用いられ、インサーション管14の管壁は波形状に形成される。管壁の内周面に凹部24および凸部26が管軸方向に沿って交互に設けられ、管壁の外周面に凹部24に対応する凸部28および凸部26に対応する凹部30が管軸方向に沿って交互に設けられる。凹部24、30および凸部26、28は、管軸方向に対して直角またはほぼ直角に延びるものであれば、独立したリング状のものであってもよいし、連続する螺旋状のものであってもよい。そして、この凹部24、30および凸部26、28によりインサーション管14は軸方向に伸縮する。
既設管路16は、図3に示すように、主管32およびそれからチーズなど第1継手34により分岐された分岐管36を含む。分岐管36は、複数、この実施例では4本の直管38を複数、この実施例では3つの第1〜第3継手40、42、44で連結して形成され、主管32と住宅(図示せず)などとの間を繋ぐ。第1〜第3継手40、42、44にはエルボやベントなどが用いられる。分岐管36は、第1継手34から水平方向に延び、第2継手40で方向を変えて、さらに水平方向に延びる。それから、第3継手42で再び方向を変えて水平方向に延び、第4継手44で立ち上り、垂直方向に延びて、住宅などへ延びる。このため、既設管路16は第1〜第4継手34、40、42、44による複数、この実施例では4つの曲部45を有する。
インサーション管14を既設管路16に挿入する場合、図1および図3に示すように、まず引き寄せ線20および牽引線46を既設管路16に通し、既設管路16の住宅側の開口16aに配置したエアポンプに引き寄せ線20を接続する。そして、既設管路16の主管32側の開口16bにインサーション管14を配置して、インサーション管14に第1係合部材12および1つの牽引治具10を装着する。
すなわち、牽引線46を貫通孔50a、50bに通し第1係合部材12に取り付ける。次に、引き寄せ線20を第1係合部材12の貫通孔50a、50bに通し、引き寄せ線20の先を第2係合部材18の吸排気口22に接続する。このとき、第2係合部材18を収縮させておく。そして、収縮した第2係合部材18をインサーション管14の開口から中に挿入し、次に第2係合部材18と間隔を隔てて第1係合部材12をインサーション管14の中に挿入する。それから、インサーション管14の先端部は縮径し、その先端開口52の内径を第1係合部材12の外径より小さく形成する。これにより、第1係合部材12はインサーション管14の先端に係合し、第2係合部材18はインサーション管14の中で第1係合部材12から間隔を隔てて奥に配置される。また、引き寄せ線20は、第2係合部材18から第1係合部材12の方向へ延びて、牽引線46とともに先端開口52から外側へ出て、既設管路16の住宅側の開口16aへ延びる。
インサーション管14に第1係合部材12および第2係合部材18を装着した後、既設管路16の住宅側の開口16aから牽引線46および引き寄せ線20を牽引し、インサーション管14の外部からその軸方向に第1係合部材12を牽引することにより、インサーション管14が既設管路16に挿入される。そして、インサーション管14は既設管路16、特に曲部45の内側の内面と摩擦しながら移動する。この摩擦力は各曲部45でインサーション管14に作用するため、インサーション管14が曲部45を通過するごとにインサーション管14の移動抵抗、つまりインサーション管14の全長に亘って作用する摩擦力は増加する。そして、移動抵抗が増加するに従ってインサーション管14は第1係合部材12に追随できなくなり、図4に示すように、インサーション管14は軸方向に伸びる。
インサーション管14が軸方向に伸び過ぎて塑性変形すると、インサーション管14は白化したり、破断したりする。これを防止するため、インサーション管14が塑性変形する前、たとえば、インサーション管14が第3継手42の曲部45を通過した際に移動抵抗が急に大きくなると、第2係合部材18が曲部45を曲がり終えたところで、図5に示すように、第2係合部材18を膨張させ、第2係合部材18をインサーション管14の凹部24に嵌めて係合させる。それから、引き寄せ線20を引き寄せると、図6に示すように、第2係合部材18は第1係合部材12の方向に引き寄せられ、第1係合部材12と第2係合部材18との間のインサーション管14の伸びた部分は伸びる前の状態に戻る。これにより、塑性変形によるインサーション管14の白化や破断などは防がれる。
このように、インサーション管14が塑性変形する前に牽引治具10によりインサーション管14を縮めると、インサーション管14の白化や破断が防止される。これにより、白化や破断などの欠陥がない状態でインサーション管14を既設管路16に挿入し、そのインサーション管14により既設管路16を更生するため、更生された既設管路16の信頼性は向上する。また、インサーション管14の白化や破断などの欠陥部分を取り除く必要がないため、施工性および経済性に優れる。
なお、インサーション管14に1つの第2係合部材18を挿入したが、複数の第2係合部材18を挿入することもできる。これにより、既設管路16の曲部45が多い場合でも、複数の第2係合部材18を順番に膨張させると、複数の箇所で引き寄せることができる。
また、引き寄せ線20に空気を供給するエアポンプを接続したが、空気を供給および排出することができるエアポンプを代わりに接続してもよい。このエアポンプによれば、第2係合部材18を膨張した後、一度第2係合部材18を収縮させて、再び必要なところで第2係合部材18を膨張させることもできる。
さらに、引き寄せ線20に、チューブを用い、第2係合部材18を牽引する役割および第2係合部材18に空気を供給する役割を持たせていたが、引き寄せ線20を、第2係合部材18を牽引する線と空気を供給するチューブとに分けることもできる。この場合、第2係合部材18に牽引線を取り付け、第2係合部材18の吸排気口22にチューブを結合する。このように、引き寄せ線20を分けることにより、チューブに第2係合部材18を牽引するための強度を必要としない。
この発明の一実施例の牽引治具をインサーション管に取り付け、インサーション管を既設管ロに挿入した状態を示す断面図である。 図1に示す牽引治具の第2係合部材を膨張させた状態を示す断面図である。 既設管路を示す図解図である。 牽引治具を装着したインサーション管が伸びた状態を示す断面図である。 第2係合部材を膨張させた状態を示す断面図である。 引き寄せ線により第2係合部材を牽引して、第1係合部材と第2係合部材との間のインサーション管を縮めた状態を示す断面図である。
符号の説明
10…牽引治具
12…第1係合部材
14…インサーション管
16…既設管路
18…第2係合部材
20…引き寄せ線
24…凹部
46…牽引線

Claims (2)

  1. 軸方向に伸縮可能なインサーション管を既設管路に挿入するための牽引治具であって、
    前記インサーション管の先端に係合する第1係合部材、
    前記第1係合部材を前記インサーション管の外部からその軸方向に牽引する牽引線、
    前記インサーション管の中で前記第1係合部材より奥に配置され、かつ前記インサーション管の内面に係合および離脱可能な第2係合部材、および
    前記第2係合部材に取り付けられ、かつ前記インサーション管の外部から前記第2係合部材を前記第1係合部材の方向へ引き寄せるための引き寄せ線を備え、
    前記インサーション管の内面に前記第2係合部材を係合させて、前記引き寄せ線を引き寄せることによって、前記第1係合部材と前記第2係合部材との間の前記インサーション管を縮める、牽引治具。
  2. 請求項1の牽引治具を用いたインサーション工法であって、
    前記インサーション管の中で前記第1係合部材より奥に前記第2係合部材を配置し、
    前記第1係合部材を牽引して前記インサーション管を前記既設管路内に挿入し、
    前記インサーション管の内面に前記第2係合部材を係合させ、そして
    前記引き寄せ線を牽引し、前記第2係合部材を引き寄せる、牽引治具を用いたインサーション工法。
JP2006056000A 2006-03-02 2006-03-02 牽引治具およびそれを用いたインサーション工法 Withdrawn JP2007232123A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111271596A (zh) * 2018-12-05 2020-06-12 丰田自动车株式会社 压力容器制造方法

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