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JP2007232064A - 有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法及び該成形方法によって作られるピストン - Google Patents

有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法及び該成形方法によって作られるピストン Download PDF

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JP2007232064A JP2006053466A JP2006053466A JP2007232064A JP 2007232064 A JP2007232064 A JP 2007232064A JP 2006053466 A JP2006053466 A JP 2006053466A JP 2006053466 A JP2006053466 A JP 2006053466A JP 2007232064 A JP2007232064 A JP 2007232064A
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幸雄 岩田
Shigenori Matsumoto
茂徳 松本
Fumio Takemori
文雄 竹盛
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Abstract

【課題】開口端部の肉厚を確保しつつ、加工時間が長くコストアップにつながり、かつ削り粉が発生する切削加工を省略することができる有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法を提供すること。
【解決手段】金属素材を鍛造により、防塵ブーツ用凹溝34の形成される開口端部20b側がピストン本体20a側よりも小径であって、全体が略均一の肉厚を有する有底円筒ピストン20を成形し、その後、開口端部20bの先端からピストン本体側に向けてしごき加工することにより、開口端部に肉盛部20cを設けて防塵ブーツ用凹溝34を成形する。
【選択図】図 5

Description

本発明は、鍛造により成形した有底円筒ピストンの開口端部近傍に防塵ブーツ用溝を成形する有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法に関する。
例えば図8に示すような従来の有底円筒ピストン1を備えたディスクブレーキは、有底円筒ピストン1の開口端部1aが液圧シリンダ2の端部から延出して摩擦パッド組立体3に衝合し、前記摩擦パッド組立体3を前記有底円筒ピストン1によって制動円板4に摩擦係合させることにより制動力を付与するように構成されている。しかし液圧シリンダ2から延出する部分は埃等の侵入が激しいため、防塵ブーツ5を液圧シリンダ2と有底円筒ピストン1の開口端部1a近傍に係止させている。そして、防塵ブーツ5を開口端部1a近傍に係止させるため、開口端部1a側はピストン本体側1bに比べ小径とする必要があり、通常バイトによる切削加工により開口端部1a近傍が小径部に形成されている。このようにして小径部を切削加工により形成した後、防塵ブーツ用の溝6を再度切削加工により成形している。したがって、防塵ブーツ用の溝6を成形するのに、小径部の強度上の肉厚の確保が問題となると共に、2回の切削加工を要するためにコストアップになるばかりでなく加工時間が長くかかる難点があり、しかも削り粉が発生する問題も生じていた。
このような切削加工による防塵ブーツ用の溝成形方法を避けるため、転造による方法も既に開発されている(例えば、特許文献1参照)。図9(a)は転造ロールによる溝形成を説明する概略図であり、図9(b)は溝成形後の最終製品としての有底円筒ピストンの断面図であって、図9(a)に示すように、鋼塊から鍛造によって成形された有底円筒ピストン7の開口端部7aにおいて、端面から僅かに離れた部分を転造ロール8により外周から外力を加えながら有底円筒ピストン7を回転させ、有底円筒ピストン7の外周面に環状の凹部9を形成する。このとき有底円筒ピストン7の内周面側からもロール10を押し付けて開口端部7aの径の縮小を抑えて強度上の肉厚を確保している。そして図9(b)に示すように、環状の凹部9を形成した後、この凹部9を切削加工により防塵ブーツを係止するための凹溝9aを整形加工している。
実願昭50−9981(実開昭51−92540号公報)のマイクロフィルム(第5頁、第6頁、第5図、第6図)
前記特許文献1に記載の従来の転造による防塵ブーツ用溝成形方法は、環状の凹部9の形成過程において、切削加工を施していないので、有底円筒ピストンの開口端部の肉厚が確保される利点はあるが、有底円筒ピストン7を回転させて製造するため加工時間が長くかかる難点があり、しかも凹部9形成後に凹溝9aを切削加工により整形加工しなければならず、削り粉が発生する問題は避けられなかった。
本発明はこのような問題点に着目して成されたもので、開口端部の肉厚を確保しつつ、加工時間が長くコストアップにつながり、かつ削り粉が発生する切削加工を省略することができる有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、鍛造により成形した有底円筒ピストンの開口端部に防塵ブーツ用凹溝を成形する有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法において、金属素材を鍛造により前記有底円筒ピストンを成形し、その後、前記防塵ブーツ用凹溝の形成される開口端部側がピストン本体側よりも小径であって、全体が略均一の肉厚を有する有底円筒ピストンを口元絞り加工により成形し、その後さらに、開口端部の先端からピストン本体側に向けてしごき加工することにより、開口端部に肉盛部を設けて防塵ブーツ用溝を成形する。
本発明の請求項2に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、請求項1に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法であって、前記肉盛部の少なくとも一カ所に防塵ブーツ用凹溝と連通する切欠き部が形成されている。
本発明の請求項3に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、請求項1または2に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法であって、前記しごき加工前に、防塵ブーツ用溝成形予定箇所に割り型をセットする。
本発明の請求項1に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、防塵ブーツ用溝を成形するに際し、しごき加工で開口端部の先端側の余肉を移動させて防塵ブーツ用凹溝の壁を成形することができるので、開口端部の肉厚を確保しつつ、加工時間が長くコストアップにつながり、かつ削り粉が発生する切削加工を省略することができる。
本発明の請求項2に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、組立時、有底円筒ピストンをシリンダ内に押し込んだ際に生じる封入エアーを切り欠きから逃して防塵ブーツの浮き上がりを抑えることができる。
本発明の請求項3に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法は、防塵ブーツ用溝を精度良く成形できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例1における有底円筒ピストンを備えたディスクブレーキの断面図、図2(a)(b)は鍛造による有底円筒ピストンの成形過程を示す断面図、図3は有底円筒ピストンの小径の開口端部側を成形する(口元絞り加工する)パンチングマシンの概略図、図4は開口端部近傍に防塵ブーツ用溝を成形するパンチングマシンの概略図、図5は成形後の有底円筒ピストンの断面図である。
図1に示すように、ディスクブレーキに適用された本発明の有底円筒ピストン20は、キャリパ22に形成された液圧シリンダ24に摺動自在に嵌挿され、ピストン本体部20aと開口端部20bとで構成されている。液圧シリンダ24にブレーキ液圧が適用されると、有底円筒ピストン20が作動してこの有底円筒ピストン20の開口端部20b先端側が一方の摩擦パッド26を支持するプレッシャプレート28と衝合すると共に、キャリパ22を介して他方の摩擦パッド27が制動円板30を押圧して制動作用が行われる。
液圧シリンダ24の端部から延出した有底円筒ピストン20の先端側は、埃等にさらされるために、液圧シリンダ24と有底円筒ピストン20の開口端部20b間に防塵ブーツ32が装着されている。このため、ピストン本体部20aよりも外形寸法を小径にした開口端部20bには、防塵ブーツ32の内端部を受け入れる防塵ブーツ用凹溝34が形成され、液圧シリンダ24には、この防塵ブーツの外端部を受け入れる凹溝36が形成され、防塵ブーツ32はこれら両凹溝34,36に嵌入されている。
図2に基づき、鍛造による有底円筒ピストン20―1の成形方法について説明する。図2(a)に示すように、所定の長さに切断した炭素鋼棒材を有底円筒ピストン20の外径寸法と同じ長さR1の内径を有する凹型40に挿入し、常温のもとで押型(ポンチ)42により加圧して、両端が平滑な素材38を成形する。素材38に必要に応じ焼鈍処理を施した後、図2(b)に示すよう、凹型40と同型の凹型44に素材38を挿入する。次に、有底円筒ピストン20の内径寸法と同じ長さR2の頭部寸法を有する押型(ポンチ)46によって素材38を押し出すことにより、全部分がほぼ均一な肉厚tで外径寸法がR1,内径寸法がR2の有底円筒ピストン20―1が得られる。
次に、図3に基づき、鍛造により成形された有底円筒ピストン20―1に、均一の肉厚を有する小径の開口端部20bの成形方法(口元絞り加工方法)について説明する。図3に示すように、パンチングマシン48は下のベースに固定された上下のダイス50a,50b、及びインナパンチ52と、インナパンチ52内を上下動可能なエジェクトピン54と、上のベースに固定されたアウタパンチ56で構成されている。
先ず図3の加工前(但し、左半分のみ)に示すように、有底円筒ピストン20―1の開口部側を下向きにして上下のダイス50a,50b内に有底円筒ピストン20―1の開口端部を当接させる。アウタパンチ56により下向きの力を加えると、アウタパンチ56、有底円筒ピストン20―1が下降し、図3の加工後(但し、左半分のみ)に示すように、有底円筒ピストン20―1の先端部分が上のダイス50aとインナパンチ52に挟まれピストン本体部20aより小径の開口端部20bが口元絞り加工により形成され、小径の開口端部20bを有する有底円筒ピストン20―2が得られる。その後、エジェクトピン54を押し上げることにより、有底円筒ピストン20―2がダイス50a,50bから上方に外される。
このようにして得られた有底円筒ピストン20―2の開口端部20bに防塵ブーツ32の内端部を係止するための防塵ブーツ用凹溝34の成形方法について、図4に基づき説明する。図4に示すように、有底円筒ピストン20―2の開口端部20bにしごき加工を施すパンチングマシン58は、下のベースに固定された上下のダイス60a,60bと、インナパンチ62と、インナパンチ62内を上下動可能なエジェクトピン64と、上のベースに固定されたアウタパンチ66で構成されている。
先ず図4の加工前(但し、左半分のみ)に示すように、有底円筒ピストン20―2の開口端部20b側を下向きにして該有底円筒ピストンを上下のダイス60a,60b内に挿入しインナパンチ62と嵌合させ、アウタパンチ66に下向きの力を加えると、アウタパンチ66、有底円筒ピストン20―2が下降する。そして所定位置まで下降すると、図4の加工後(但し、左半分のみ)に示すように、有底円筒ピストン20―2の開口端部20bの先端部分が該開口端部の外径より小さい内径の下ダイス60bとインナパンチ62に挟まれ開口端部20bに肉盛部20cが成形される。このようにしごき加工で開口端部20bの先端側の余肉を移動させて肉盛部20cを成形することで、防塵ブーツ用凹溝34の壁ができ防塵ブーツ32の内端部を係止させることができる。その後、エジェクトピン64を押し上げることにより、有底円筒ピストン20がダイス60a,60bから上方に外される。
パンチングマシン58によって成形された有底円筒ピストン20は、図5に示すように、開口端部20bの先端部分Aがしごき加工によりBに移動したもので、開口端部20bの肉厚tとピストン本体部20aの肉厚tがほぼ同じであり、開口端部20bが強度的に低下することはない。
図6は実施例1の有底円筒ピストンの変形例を示す説明図であって、図6(a)は有底円筒ピストンの正面図であり、図6(b)は図6(a)のA−A断面図である。図6(a),(b)に示すように、有底円筒ピストン70の肉盛部70cが円周方向3カ所で切り欠かれており、防塵ブーツ用凹溝74が切欠き部72を介して外方、即ち開口端部70bの開口側と連通している。
そしてブレーキ組立や、パッド交換時に、防塵ブーツ32を装着した状態で有底円筒ピストン70を液圧シリンダ24内に挿入するとき、防塵ブーツ32の内部が正圧状態になり防塵ブーツ32がふくらんで防塵ブーツ用凹溝74から外れそうな場合に、防塵ブーツ用凹溝74が切欠き部72を介して外方と連通するので、液圧シリンダ24内の正圧空気がこの切り欠き部72より外方に逃げることができ、防塵ブーツ32の内端部が防塵ブーツ用凹溝74から外れるのを防止できる。
図7(a)は実施例2であり、実施例1とは別のしごき加工を行うためのパンチングマシンの断面図であり、図7(b)は2分割された割型の平面図である。図7(a)に示すように、しごき加工を施すパンチングマシン78は、下のベースに固定された上下のダイス80a,80bと、インナパンチ82と、インナパンチ82内を上下動可能なエジェクトピン84と、上のベースに固定されたアウタパンチ86で構成されている。
上ダイス80aの防塵ブーツ用溝が成形予定箇所に、図7(b)で示す一対の割型88a,88bが装着され、これらはカム機構等によって半径方向に可動することができる。この一対の割型88a,88bを装着することにより、アウタパンチ86、有底円筒ピストン20―2が下降して、図7(a)の加工後(但し、左半分のみ)に示すように、有底円筒ピストン20―2の開口端部20bの先端部分が該開口端部の外径より小さい内径の下ダイス80bとインナパンチ82に挟まれ開口端部20bに肉盛部20cが成形される。この際、肉盛部20cの成形と割型88a,88bの内周への移動のタイミングを調整することで防塵ブーツ用溝を精度よく成形できる。なお、これら割型は図7(c)のように3個以上で構成しても良い。
このように本発明は鍛造工程と、絞り工程、しごき工程で有底円筒ピストンに防塵ブーツ用溝を成形したので、開口端部の肉厚を確保しつつ、切削加工を省略することができ、加工時間の短縮化が図れ、かつ削り粉が発生する問題を解決することができる。
以上、本発明の実施例1,2を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、例えば、本実施例ではディスクブレーキに適応した例で説明したが、防塵ブーツを備えた一般のピストン作動装置に適用できることは言うまでもない。また最終製品として得られた防塵ブーツ用溝を備えた有底円筒ピストンは腐食防止や、耐久性の向上等の使用目的に応じ化学メッキ等を施こすことが好ましい。
また、変形例として切欠き部を肉盛り部に円周方向3カ所設けた例で説明したが、切欠き部の数や大きさは適宜最適なものを選択して設定することが好ましい。
は本発明の実施例1における有底円筒ピストンを備えたディスクブレーキの断面図である。 (a),(b)は鍛造による有底円筒ピストンの成形過程を示す断面図である。 は有底円筒ピストンの小径の開口端部側を成形する(口元絞り加工する)パンチングマシンの概略図である。 は開口端部近傍に防塵ブーツ用溝を成形するパンチングマシンの概略図である。 は成形後の有底円筒ピストンの断面図である。 は実施例1の有底円筒ピストンの変形例を示す説明図であって、(a)は有底円筒ピストンの正面図であり、(b)は図6(a)のA−A断面図である。 (a)は実施例2であり、実施例1とは別のしごき加工を行うためのパンチングマシンの断面図であり、(b)は2分割された割型の平面図、(c)は3分割された割型の平面図である。 は従来の有底円筒ピストンを備えたディスクブレーキの断面図である。 は従来の転造による防塵ブーツ用溝成形方法を示した有底円筒ピストンの断面図で、(a)は転造ロールによる溝形成を説明する概略図であり、(b)は溝成形後の最終製品としての有底円筒ピストンの断面図である。
符号の説明
20 有底円筒ピストン
20a ピストン本体部
20b 開口端部
20c 肉盛部
22 キャリパ
24 液圧シリンダ
26,27 摩擦パッド
28 プレッシャプレート
30 制動円板
32 防塵ブーツ
34 防塵ブーツ用凹溝
36 凹溝
38 素材
40 凹型
42 押型
44 凹型
46 押型
48 パンチングマシン
50a,50b 上下のダイス
52 インナパンチ
54 エジェクトピン
56アウタパンチ
58 パンチングマシン
60a,60b 上下のダイス
62 インナパンチ
64 エジェクトピン
66アウタパンチ
70 有底円筒ピストン
70b 開口端部
70c 肉盛部
72 切欠き部
74 防塵ブーツ用凹溝
78 パンチングマシン
80a,80b 上下のダイス
82 インナパンチ
84 エジェクトピン
86アウタパンチ
88a,88b 一対の割型

Claims (3)

  1. 鍛造により成形した有底円筒ピストンの開口端部に防塵ブーツ用凹溝を成形する有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法において、金属素材を鍛造により有底円筒体ピストンを成形し、その後、前記防塵ブーツ用凹溝の形成される開口端部側がピストン本体側よりも小径であって、全体が略均一の肉厚を有する有底円筒ピストンを口元絞り加工により成形し、さらにその後、開口端部の先端からピストン本体側に向けてしごき加工することにより、開口端部に肉盛部を設けて防塵ブーツ用凹溝を成形する有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法。
  2. 前記肉盛部の少なくとも一カ所に防塵ブーツ用凹溝と連通する切欠き部が形成されている請求項1に記載の有底円筒ピストンの防塵ブーツ用溝成形方法。
  3. 前記しごき加工前に、防塵ブーツ用溝成形予定箇所に割り型をセットする請求項1または2に記載の有底円筒ピストンのブーツ用溝成形方法。
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