[go: up one dir, main page]

JP2007232004A - 自在継手と軸の結合構造 - Google Patents

自在継手と軸の結合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007232004A
JP2007232004A JP2006052007A JP2006052007A JP2007232004A JP 2007232004 A JP2007232004 A JP 2007232004A JP 2006052007 A JP2006052007 A JP 2006052007A JP 2006052007 A JP2006052007 A JP 2006052007A JP 2007232004 A JP2007232004 A JP 2007232004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
universal joint
holding plate
yoke
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006052007A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Shimokawara
慎 下河原
Shinichi Fuchigami
伸一 渕上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006052007A priority Critical patent/JP2007232004A/ja
Publication of JP2007232004A publication Critical patent/JP2007232004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】構造が簡単で、組み付け作業が容易であり、軸とヨークを正規の組み付け位置に確実に位置決めすると共に、ヨークに軸を締付けボルトで結合する作業が完了するまで、軸がヨークから抜け出さないようにした自在継手と軸の結合構造を提供する。
【解決手段】図7(3)に示すように、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されると、締付けボルト81は軸6の突起部64には干渉しないため、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込むことが可能となる。さらに締付けボルト81をねじ込めば、ナット71が回転し、ナット71の偏心カム部711が、軸6の上部平坦面65を下方に押し付け、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させる。
【選択図】図7

Description

本発明はステアリング装置、特に、ステアリング装置のステアリングシャフトとステアリングギヤの入力軸とを結合する自在継手に関する。
ステアリング装置では、ステアリングシャフトをステアリングギヤの入力軸であるピニオン軸に結合するために自在継手を使用している。このような自在継手をステアリング装置に組み込むときは、自在継手の一方のヨークをステアリングシャフトの端部に溶接等によって固定し、十字軸を介して連結された他方のヨークをピニオン軸に結合する。
この他方のヨークとピニオン軸との結合は、一方のヨークが固定されたステアリングシャフトを車体に取り付けた後、ステアリングシャフトと他方のヨークをピニオン軸に結合することができるようにするために、横入れ式と呼ばれるU字形のヨークが使用される。
この横入れ式のヨークをピニオン軸に結合する作業は、エンジンルーム等の狭い空間で実施するため、組み付け位置が見にくく、かつ、作業もやりにくい。従って、ピニオン軸とヨークを正規の組み付け位置に確実に位置決めすると共に、ヨークにピニオン軸を締付けボルトで結合する作業が完了するまで、ピニオン軸がヨークから抜け出さないようにする必要がある。
このような自在継手とピニオン軸との結合構造を有する自在継手が特許文献1に開示されている。特許文献1の自在継手は、自在継手またはピニオン軸の一方に植込みピンを植設し、自在継手またはピニオン軸の他方に植込みピンに嵌合する嵌合孔を形成して、正規の組み付け位置に自在継手とピニオン軸を確実に位置決めできるようにしている。
しかしながら特許文献1の自在継手は、植込みピンと嵌合孔が嵌合する位置が極めて狭い範囲に限定されるため、植込みピンと嵌合孔を嵌合させるための作業が困難であり、構造も複雑なため、製造コストを削減する上での障害になっていた。
特開2005−325869号公報
本発明は、構造が簡単で、組み付け作業が容易であり、軸とヨークを正規の組み付け位置に確実に位置決めすると共に、ヨークに軸を締付けボルトで結合する作業が完了するまで、軸がヨークから抜け出さないようにした自在継手と軸の結合構造を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記締付けボルトの最小径部の外周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したことを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第2番目の発明は、互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記締付けボルトの雄ねじ部の外周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したことを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第3番目の発明は、互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記ねじ孔の谷の径の内周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したことを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第4番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明の自在継手と軸の結合構造において、上記軸の平坦部には、上記抑え板部の抑え面の間隔よりも幅の広い段差部が形成され、この段差部がヨークに当接して、正規の軸方向位置を超えて軸をヨークに挿入できないように規制することを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第5番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明の自在継手と軸の結合構造において、上記軸の下面には、上記連結部の内面よりも下方に突出した当接突起が形成され、この当接突起がヨークに当接して、正規の軸方向位置を超えて軸をヨークに挿入できないように規制することを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第6番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明の自在継手と軸の結合構造において、上記軸の突起部は上記軸と一体的に成形されていることを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第7番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明の自在継手と軸の結合構造において、上記軸の突起部は、上記軸とは別体で成形された突起部を上記軸に固定して形成されていることを特徴とする自在継手と軸の結合構造である。
第8番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明の自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置である。
第9番目の発明は、第4番目の発明の自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置である。
第10番目の発明は、第5番目の発明の自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置である。
第11番目の発明は、第6番目の発明の自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置である。
第12番目の発明は、第7番目の発明の自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置である。
本発明の自在継手と軸の結合構造では、軸のヨーク側先端に軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を形成し、この突起部の上面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さを、締付けボルトの最小径部の外周下面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さよりも高く形成している。また、本発明の自在継手と軸の結合構造では、この突起部の上面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さを、締付けボルトの雄ねじ部の外周下面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さよりも高く形成している。さらに、本発明の自在継手と軸の結合構造では、この突起部の上面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さを、ねじ孔の谷の径の内周下面からヨーク連結部の円弧状内面までの高さよりも高く形成している。
従って、構造が簡単で、組み付け作業が容易であり、軸とヨークを正規の組み付け位置に確実に位置決めすることができると共に、ヨークに軸を締付けボルトで結合する作業が完了するまで、軸がヨークから抜け出すことを防止できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例2を説明する。
図1は、本発明の実施例の自在継手と軸の結合構造を備えたステアリング装置の全体正面図である。図2は本発明の実施例1の自在継手と軸の結合構造を示す側面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3のB−B断面図であり、(1)は軸と自在継手が正規の軸方向位置に位置決めされて締付けられた状態を示す断面図、(2)は軸と自在継手が正規の軸方向位置からずれた結果、軸が自在継手に締付けられていない状態を示す断面図である。
図5は軸の端部の突起部の形状を示し、(1A)は図2〜図3に示した実施例1の突起部を示す正面図、(1B)は(1A)の右側面図、(2A)、(3A)、(4A)は突起部の変形例を示す正面図、(2B)、(3B)、(4B)は、(2A)、(3A)、(4A)の各々右側面図である。図6は図4(1)のC−C断面図、図7は軸と自在継手が種々の軸方向位置にある時、締付けボルトと軸端部の突起部との干渉関係を示す説明図であり、図4(1)のF−F断面図である。この図7で、番号81は、締付けボルト81の雄ねじ部811の断面を示している。
図1に示すように、本発明の実施例1の自在継手と軸の結合構造を備えたステアリング装置は、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール11を装着可能なステアリングシャフト12と、このステアリングシャフト12を挿通したステアリングコラム13と、このステアリングシャフト12に補助トルクを付与する為のアシスト装置(操舵補助部)20と、このステアリングシャフト12の車体前方側(図1の左側)に、図示しないラック/ピニオン機構を介して連結されたステアリングギヤ30とを備える。
ステアリングシャフト12は、雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとを、回転トルクを伝達可能に、かつ軸方向に関して相対移動可能にスプライン嵌合している。従って、上記雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとは、衝突時に、このスプライン嵌合部が相対移動して、全長を縮めることができる。
また、上記ステアリングシャフト12を挿通した筒状のステアリングコラム13は、アウターコラム13Aとインナーコラム13Bとをテレスコピック移動可能に組み合わせており、衝突時に軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。
そして、上記インナーコラム13Bの車体前方側端部を、ギヤハウジング21の車体後方側端部に圧入嵌合して固定している。また、上記雄ステアリングシャフト12Bの車体前方側端部を、このギヤハウジング21の内側に通し、アシスト装置20の図示しない入力軸の車体後方側端部に連結している。
ステアリングコラム13は、その中間部を支持ブラケット14により、ダッシュボードの下面等、車体18の一部に支承している。また、この支持ブラケット14と車体18との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット14に車体前方側に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット14が上記係止部から外れ、車体前方側に移動するようにしている。
また、上記ギヤハウジング21の上端部も、上記車体18の一部に支承している。また、本実施例の場合には、チルト機構及びテレスコピック機構を設けることにより、上記ステアリングホイール11の車体前後方向位置、及び、高さ位置の調節を自在としている。このようなチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本発明の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
上記ギヤハウジング21の車体前方側端面から突出した出力軸23は、自在継手(上側自在継手)4を介して、中間シャフト15の後端部に連結している。また、この中間シャフト15の前端部に、別の自在継手(下側自在継手)5を介して、ステアリングギヤ30のピニオン軸(以下軸と呼ぶ)6を連結している。中間シャフト15は、雄中間シャフト(雄シャフト)15Aの車体前方側に、雌中間シャフト(雌シャフト)15Bの車体後方側が外嵌し、回転トルクを伝達可能に、かつ、軸方向に関して相対移動可能に嵌合している。
図示しないピニオンが、軸6の下端(車体前方側端部)に形成されている。また、図示しないラックが、このピニオンに噛み合っており、ステアリングホイール11の回転が、タイロッド31を移動させて、図示しない車輪を操舵する。
アシスト装置20のギヤハウジング21には、電動モータ26のケース261が固定され、この電動モータ26の図示しない回転軸にウォームが結合されている。出力軸23には図示しないウォームホイールが取り付けられ、このウォームホイールに電動モータ26の回転軸のウォームが噛合っている。
また、出力軸23の中間部の周囲には、図示しないトルクセンサが設けられている。上記ステアリングホイール11からステアリングシャフト12に加えられるトルクの方向と大きさを、トルクセンサで検出し、この検出値に応じて、電動モータ26を駆動し、ウォームとウォームホイールから成る減速機構を介して、出力軸23に、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。
図2から図7は、本発明の実施例1の自在継手と軸の結合構造を示し、図1の自在継手5と軸6との結合部に適用した例を示す。本発明の自在継手と軸の結合構造は、図1の自在継手4と雄中間シャフト15Aとの結合部に適用してもよい。
図2から図7に示すように、本発明の実施例1の自在継手5と軸6の結合構造では、自在継手5は、1対のヨーク51、52を十字軸53を介して結合されている。この十字軸53に設けられた4個所の端部は、それぞれ上記各ヨーク51、52の先端部に、ニードル軸受(図示せず)を介して揺動自在に支持されている。従って、上記両ヨーク51、52の中心が同一直線上に位置しなくても、両ヨーク51、52同士の間で回転力を伝達する。
この様な自在継手5を使用してステアリング装置を組み付ける場合、例えば一方(図2の右方)のヨーク52は、雌中間シャフト15Bの車体前方側端部に一体的に成形され、他方(図2の左方)のヨーク51を軸6の車体後方側端部に結合する。この様な組み付け作業を行なうのに、通常は、上記中間シャフト15が自在継手4(上自在継手)を介して出力軸23に連結されたステアリング装置を、車体18に取り付けた後、自在継手(下自在継手)5の左方のヨーク51と軸6とを結合する。
自在継手5を構成する左方のヨーク51は、軸6を軸方向に動かす事なく結合作業を行なえる、所謂横入れ式である。図4に示すように、ヨーク51は、軸6の軸方向に直交する平面内での断面形状がU字形に形成され、U字形の平行部分を構成する抑え板部54A、54Bと、U字形の凹部を構成して、抑え板部54A、54Bの下端を連結する円弧状の連結部55とで構成されている。抑え板部54A、54Bは、連結部55の反対側(図4の上方側)に開口部56を形成している。
互いに平行に離隔して配置された抑え板部54A、54Bは、それぞれの内側面を、互いに略平行な抑え面541A、541Bとしている。そして、一方の抑え板部54Aに、軸6の軸方向に直交する小径の通孔(ボルト孔)57を設けている。また、他方の抑え板部54Bに、この通孔57と同心でこの通孔57よりも大径の通孔58を、それぞれ形成している。
抑え板部54B側には、抑え板部54Bの通孔58と同心位置に、抑え板部54Bとは別体のナット71が配置されている。ナット71には、外周に偏心カム部711が形成され、内周にねじ孔712が形成されている。抑え板部54Bの外側面542Bには、ナットホルダー72が固定され、このナットホルダー72の貫通孔721には、図3下方からゴム製または樹脂製のブッシュ722が装着されている。ブッシュ722の先端外周がナット71のねじ孔712に内嵌して、ナット71をナットホルダー72に仮保持している。
一方、上述の様に構成されるヨーク51に、その先端部を結合される軸6は、先端部の形状を、図5(1A)、(1B)に示す様な形状にしている。すなわち、図5(1A)、(1B)に示すように、円柱状の軸6の先端部外周面は略小判型形状を有し、互いに平行な一対の平坦面61、61が形成されている。
ヨーク51と軸6の接続時には、この平坦面61、61と上記抑え面541A、541Bとを密接させる事により、上記ヨーク51に対する軸6の回転防止を図っている。
また、軸6の車体後方側端部(図5(1A)の右端)の円弧状上面63には、円弧状上面63から上方に突出した突起部64が一体的に形成されている。また、円弧状上面63には、この突起部64の車体前方側に、円弧状上面63から下方に陥没させた上部平坦面65が形成されている。
抑え板部54Aの通孔57から締付けボルト81を挿入し、締付けボルト81の先端部に形成した雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込めば、ナット71が締付けボルト81側に引き込まれる。その結果、ブッシュ722がナット71のねじ孔712から外れて、ナットホルダー72に対するナット71の仮保持が解除される。さらに締付けボルト81をねじ込めば、ナット71の偏心カム部711が、軸6の上部平坦面65を下方に押し付け、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させる(図4(1)参照)。軸6の下面と連結部55の内面との当接は、円弧同士の当接である必要はなく、平面同士の当接でもよい。
図6で、軸6の上部平坦面65から円弧状下面62(すなわち、連結部55の円弧状内面551)までの高さをH2、軸6の円弧状上面63から円弧状下面62(すなわち、連結部55の円弧状内面551)までの高さをH3、偏心カム部711の最下面から連結部55の円弧状内面551までの高さをH1とする。ここで、軸6の円弧状下面62、及び、連結部55の円弧状内面551が円弧面ではない場合(例えば平面)には、各々、軸6の下面62、連結部55の内面551と読み換えればよい。すなわち、これら三種類の高さH1、H2、H3は、軸6と連結部55の接触部が基準面になる。
実施例1では、これら三種類の高さの大小関係は、H1<H2<H3に形成されている。従って、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されれば、偏心カム部711が軸6の上部平坦面65を下方に押し付け、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させて、強固にクランプすることができる。
また図7(1)で、軸6の突起部64の上面641から円弧状下面62(すなわち、連結部55の円弧状内面551)までの高さをH5、ナット71のねじ孔712と螺合する締付けボルト81の雄ねじ部811の外周下面(締付けボルト81の最小径部の外周下面)から連結部55の円弧状内面551)までの高さをH4とする。実施例1では、これら二種類の高さの大小関係は、H4<H5に形成されている。
軸6の端部をヨーク51に接続固定する場合には、先ず、図2に実線で示す様に、軸6の端部をヨーク51の開口部56(図4)に配置する。そして、この状態から、ヨーク51を十字軸53を中心に回動させる事により、このヨーク51を図2の実線状態から鎖線状態にまで、図2で時計方向に揺動させて、軸6の端部をヨーク52の抑え板部54A、54Bの抑え面541A、541B内に挿入する。軸6の端部を抑え面541A、541B内に挿入する以前には、上記通孔57に締付けボルト81(図3)は挿入しない。
上述の様にして軸6の端部をヨーク51の抑え面541A、541B内に挿入し、上記各抑え面541A、541Bと軸6の平坦面61、61とを対向させたならば、通孔57に締付けボルト81を挿通し、締付けボルト81の先端部に形成した雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込む。
図7(1)に示すように、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されず、軸6の突起部64が締付けボルト81の雄ねじ部811の外周に干渉する直前の状態では、締付けボルト81は軸6の突起部64には干渉しないため、締付けボルト81先端の雄ねじ部811を、ナット71のねじ孔712にねじ込むことは可能となる。
しかし、締付けボルト81の雄ねじ部811より大径の偏心カム部711が軸6の突起部64に干渉する。従って、ナット71を締付けボルト81側に引き込むことができない。従って、ナットホルダー72に対するナット71の仮保持は解除されず、偏心カム部711が、軸6の上部平坦面65を押し付けることができないため、ナット71が空転する。そのため、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されていないことが容易に判定できる。
また、図7(1)の状態よりも、軸6の突起部64が締付けボルト81の雄ねじ部811の外周から離間した状態では、締付けボルト81及び偏心カム部711の両方が、軸6の突起部64には干渉しない。従って、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込み、かつ、ナット71を締付けボルト81側に引き込むことができる。
しかし、軸6の上部平坦面65が偏心カム部711に達していない。従って、ナット71の偏心カム部711が、軸6の上部平坦面65を押し付けることができないため、ナット71が空転する。そのため、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されていないことが容易に判定できる。(図4(2)参照)
図7(2)に示すように、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されず、軸6の突起部64が締付けボルト81の雄ねじ部811の外周に干渉した状態では、締付けボルト81が軸6の突起部64に干渉する。従って、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込むことが不可能となるため、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されていないことが容易に判定できる。
また、図7(4)に示すように、軸6の上下関係を逆にして、ヨーク51に軸6を装着すると、軸6の突起部64の上面641がヨーク51の連結部55の円弧状内面551に当接する。従って、連結部55の円弧状内面551に対して右上がりに傾斜した状態で軸6が装着される。そのため、締付けボルト81が軸6の円弧状下面62に干渉する。従って、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込むことが不可能となるため、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されていないことが容易に判定できる。
図7(3)に示すように、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されると、締付けボルト81は軸6の突起部64には干渉しないため、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット71のねじ孔712にねじ込むことが可能となる。
締付けボルト81をさらにねじ込めば、ナット71が締付けボルト81側に引き込まれる。その結果、ブッシュ722がナット71のねじ孔712から外れて、ナットホルダー72に対するナット71の仮保持が解除される。
さらに締付けボルト81をねじ込めば、ナット71が回転し、ナット71の偏心カム部711が、軸6の上部平坦面65を下方に押し付け、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させる。偏心カム部711の押し付け力が強くなると、締付けボルト81に規定のトルクが発生するため、正規の軸方向位置に組み付けたことが容易に判定できる。
上記したように、二種類の高さは、H4<H5に形成されている。従って、ナット71に締付けボルト81を締め付ける作業の途中、及び、ナット71に対する締付けボルト81の締付けが緩んだ場合でも、締付けボルト81の雄ねじ部811の外周に軸6の突起部64が引っかかるため、ヨーク51から軸6が軸方向に抜け出すのを防止することができる。
図3に示すように、軸6の平坦面61、61の車体前方端(図3の左側)には、段差部611、611が形成されている。この段差部611、611は、ヨーク51の抑え板部54A、54Bの抑え面541A、541B間の間隔よりも幅広く形成されている。従って、正規の軸方向位置よりもさらに軸6をヨーク51に挿入しようとすると、軸6の段差部611、611が、ヨーク51の車体前方側端面59に当接し、軸6をヨーク51にそれ以上挿入できないように規制している。
図5(2A)、(3A)、(4A)は、図5(1A)、(1B)で説明した突起部64の変形例を示す正面図、(2B)、(3B)、(4B)は、(2A)、(3A)、(4A)の各々右側面図である。
すなわち、図5(2A)、(2B)の突起部66は、図5(1A)、(1B)の突起部64をさらにかしめ加工して、薄く形成した例である。また、図5(3A)、(3B)の突起部67は、軸6の車体後方側端部(図5(3A)の右端)の円弧状上面63を、その幅方向の中央部を曲げ起こすことで、円弧状上面63から上方に突出した突起部67を、軸6と一体的に形成した例である。図5(3A)、(3B)に示すように、突起部67は、軸6の車体後方側の最端部に形成する必要はなく、車体後方側端部近傍に形成すればよい。
さらに、図5(4A)、(4B)の突起部68は、突起部68が別体で成形され、軸6の車体後方側端部(図5(4A)の右端)に形成された小径円柱部681に、突起部68の内径孔682を圧入して固定した例である。軸6が油圧パワーステアリング装置に使用されるピニオン軸の場合には、トーションバーを図5(4A)、(4B)の小径円柱部681のように突出させ、そのトーションバーの突出部に突起部68を圧入してもよい。
次に本発明の実施例2について説明する。図8は本発明の実施例2を示す図2のA−A断面図相当である。図9は図8のD−D断面図である。図10は図9のE−E断面図である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、実施例1のナット71と軸6の形状を変えた例である。すなわち、実施例1では、ナット71に偏心カム部711が形成されているが、実施例2は、ナットと偏心カム部を別体で構成している。また、軸6が正規の軸方向位置よりもさらにヨーク51に挿入されることを防止するための段差部611の形状を変更している。
自在継手5を構成する左方のヨーク51の一方の抑え板部54Aに、軸6の軸方向に直交する大径の通孔(ボルト孔)57を設けている。また、他方の抑え板部54Bに、この通孔57と同心でこの通孔57よりも小径の通孔58を形成している。
抑え板部54B側には、抑え板部54Bの通孔58に、抑え板部54Bとは別体のナット73が抑え板部54Bの外側面542B側から圧入して固定されている。ナット73には、内周にねじ孔731が形成されている。ナット73はヨーク51と別体である必要はなく、抑え板部54Bに直接ねじ孔731を形成してもよい。
ヨーク51に結合される軸6は、先端部の形状を、実施例1と略同様な形状にしている。すなわち、円柱状の軸6の先端部外周面は略小判型形状を有し、互いに平行な一対の平坦面61、61を形成している。また軸6には、円弧状下面62、円弧状上面63、円弧状上面63から上方に突出した突起部64が一体的に形成されている。また、円弧状上面63には、この突起部64の車体前方側に、円弧状上面63から下方に陥没させた上部平坦面65が形成されている。
図8及び図10に示すように、軸6の円弧状下面62の車体前方端(図8の左側、図10の右側)には、円弧状下面62から下方に突出した当接突起69が形成されている。この当接突起69は、連結部55の円弧状内面551よりも下方に突出して形成されている。従って、正規の軸方向位置よりもさらに軸6をヨーク51に挿入しようとすると、軸6の当接突起69が、ヨーク51の車体前方側端面59(連結部55)に当接し、軸6をヨーク51にそれ以上挿入できないように規制している。
締付けボルト81には、ナット73のねじ孔731にねじ込まれる雄ねじ部811と、締付けボルト81の頭部近傍で、雄ねじ部811よりも大径の大径部812が形成されている。
また、締付けボルト81に外嵌する中空円筒形状のカム部材74は、締付けボルト81の軸心に対して偏心して形成された偏心カム部741と、抑え板部54Aの通孔57に移動自在に内嵌する大きさの外径を有する通孔嵌合部743と、抑え板部54Aの外側面542Aに係止するフランジ部744と、締付けボルト81に外嵌するための嵌合孔742とが形成されている。
カム部材74の嵌合孔742の内径は、締付けボルト81の雄ねじ部811よりやや大きく、カム部材74は雄ねじ部811上を軸方向に移動自在である。しかし、嵌合孔742の内径は、締付けボルト81の大径部812よりもやや小さく設定されているため、大径部812がカム部材74の嵌合孔742に嵌合する際には、摩擦抵抗を持って圧入される。
カム部材74を外嵌させた締付けボルト81を抑え板部54Aの通孔57から挿入し、締付けボルト81の先端部に形成した雄ねじ部811をナット73のねじ孔731に手で軽くねじ込むことができる。カム部材74は締付けボルト81と別体である必要はなく、締付けボルト81とカム部材74を一体に形成してもよい。
さらに締付けボルト81をねじ込めば、締付けボルト81の大径部812がカム部材74の嵌合孔742に当たり、大径部812がカム部材74を押し込む。カム部材74のフランジ部744が抑え板部54Aの外側面542Aで係止されるため、カム部材74の押し込み移動が停止する。
さらに締付けボルト81をスパナなどで強くねじ込めば、締付けボルト81の大径部812がカム部材74の嵌合孔742に圧入され、カム部材74が締付けボルト81の回転と共に回転する。カム部材74の偏心カム部741が、軸6の上部平坦面65を下方に押し付けるため、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させることができる。(図9参照)
図10(1)、(2)で、軸6の突起部64の上面641から円弧状下面62(すなわち、連結部55の円弧状内面551)までの高さをH5、ナット73のねじ孔731の谷の径の内周下面(締付けボルト81の雄ねじ部811の外周下面)から連結部55の円弧状内面551)までの高さをH6とする。実施例2では、これら二種類の高さの大小関係は、H6<H5に形成されている。
実施例2の場合にも実施例1と同様に、軸6がヨーク51に正規の軸方向位置に装着されれば、締付けボルト81は軸6の突起部64には干渉しないため、締付けボルト81先端の雄ねじ部811をナット73のねじ孔731にねじ込むことが可能となる。
締付けボルト81をさらにねじ込めば、締付けボルト81の大径部812がカム部材74の嵌合孔742に圧入され、カム部材74が締付けボルト81の回転と共に回転する。その結果、カム部材74の偏心カム部741が、軸6の上部平坦面65を下方に押し付けるため、軸6の円弧状下面62を、ヨーク51の連結部55の円弧状内面551に密接させる。
偏心カム部741の押し付け力が強くなると、カム部材74の回転はここで停止し、締付けボルト81だけが嵌合孔742との間の摩擦抵抗に抗して回転する。締付けボルト81の頭部がカム部材74のフランジ部744に当接すると、締付けボルト81をそれ以上ねじ込めなくなるため、正規の軸方向位置に組み付けたことが容易に判定できる。
上記したように、図10で、二種類の高さは、H6<H5に形成されている。従って、ナット73に締付けボルト81を締め付ける作業の途中、及び、ナット73に対する締付けボルト81の締付けが緩んだ場合でも、締付けボルト81の雄ねじ部811の外周に軸6の突起部64が引っかかるため、軸6がヨーク51から軸方向に抜け出すのを防止することができる。
上記実施例は、ピニオン軸と自在継手との結合部に本発明を適用した例について説明したが、ステアリング装置を構成する任意の軸と自在継手との結合部に適用することができる。
本発明の実施例の自在継手と軸の結合構造を備えたステアリング装置の全体正面図である。 本発明の実施例1の自在継手と軸の結合構造を示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図であり、(1)は軸と自在継手が正規の軸方向位置に位置決めされて締付けられた状態を示す断面図、(2)は軸と自在継手が正規の軸方向位置からずれた結果、軸が自在継手に締付けられていない状態を示す断面図である。 軸の端部の突起部の形状を示し、(1A)は図2〜図3に示した実施例1の突起部を示す正面図、(1B)は(1A)の右側面図である。(2A)、(3A)、(4A)は突起部の変形例を示す正面図、(2B)、(3B)、(4B)は、(2A)、(3A)、(4A)の各々右側面図である。 図4(1)のC−C断面図である。 軸と自在継手が種々の軸方向位置にある時、締付けボルトと軸端部の突起部との干渉関係を示す説明図であり、図4(1)のF−F断面図である。 本発明の実施例2を示す図2のA−A断面図相当である。 図8のD−D断面図である。 図9のE−E断面図である。
符号の説明
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
12A 雌ステアリングシャフト
12B 雄ステアリングシャフト
13 ステアリングコラム
13A アウターコラム
13B インナーコラム
14 支持ブラケット
15 中間シャフト
15A 雄中間シャフト
15B 雌中間シャフト
18 車体
20 アシスト装置
21 ギヤハウジング
23 出力軸
26 電動モータ
261 ケース
30 ステアリングギヤ
31 タイロッド
4 自在継手(上側自在継手)
5 自在継手(下側自在継手)
51、52 ヨーク
53 十字軸
54A、54B 抑え板部
541A、541B 抑え面
542A、542B 外側面
55 連結部
551 円弧状内面
56 開口部
57、58 通孔
59 車体前方側端面
6 軸(ピニオン軸)
61 平坦面
611 段差部
62 円弧状下面
63 円弧状上面
64 突起部
641 上面
65 上部平坦面
66、67、68 突起部
681 小径円柱部
682 内径孔
69 当接突起
71 ナット
711 偏心カム部
712 ねじ孔
72 ナットホルダー
721 貫通孔
722 ブッシュ
73 ナット
731 ねじ孔
74 カム部材
741 偏心カム部
742 嵌合孔
743 通孔嵌合部
744 フランジ部
81 締付けボルト
811 雄ねじ部
812 大径部

Claims (12)

  1. 互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、
    上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、
    上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、
    上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、
    上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、
    上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記締付けボルトの最小径部の外周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したこと
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  2. 互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、
    上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、
    上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、
    上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、
    上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、
    上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記締付けボルトの雄ねじ部の外周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したこと
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  3. 互いに平行に配置された一対の抑え板部と、上記一対の抑え板部の下端を連結する連結部と、上記一対の抑え板部の上端に形成された開口部とを有するU字形のヨークを備えた自在継手、
    上記一対の抑え板部の内側面に形成された抑え面に挟持される一対の平坦面を有する軸、
    上記一対の抑え板部に各々形成された互いに略同心の通孔またはねじ孔、
    上記通孔に挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔またはナットに螺合させ、上記抑え板部の抑え面で上記軸の平坦面を締付ける締付けボルト、
    上記軸のヨーク側先端に形成され、上記軸の上面から抑え板部の上端側に突出した突起部を備え、
    上記突起部の上面から上記連結部の内面までの高さを、上記ねじ孔の谷の径の内周下面から上記連結部の内面までの高さよりも高く形成したこと
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された自在継手と軸の結合構造において、 上記軸の平坦部には、上記抑え板部の抑え面の間隔よりも幅の広い段差部が形成され、この段差部がヨークに当接して、正規の軸方向位置を超えて軸をヨークに挿入できないように規制すること
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された自在継手と軸の結合構造において、 上記軸の下面には、上記連結部の内面よりも下方に突出した当接突起が形成され、この当接突起がヨークに当接して、正規の軸方向位置を超えて軸をヨークに挿入できないように規制すること
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された自在継手と軸の結合構造において、 上記軸の突起部は上記軸と一体的に成形されていること
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  7. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された自在継手と軸の結合構造において、 上記軸の突起部は、上記軸とは別体で成形された突起部を上記軸に固定して形成されていること
    を特徴とする自在継手と軸の結合構造。
  8. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置。
  9. 請求項4に記載された自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置。
  10. 請求項5に記載された自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置。
  11. 請求項6に記載された自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置。
  12. 請求項7に記載された自在継手と軸の結合構造を有するステアリング装置。
JP2006052007A 2006-02-28 2006-02-28 自在継手と軸の結合構造 Pending JP2007232004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052007A JP2007232004A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 自在継手と軸の結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052007A JP2007232004A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 自在継手と軸の結合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007232004A true JP2007232004A (ja) 2007-09-13

Family

ID=38552813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006052007A Pending JP2007232004A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 自在継手と軸の結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007232004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290702A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Nsk Ltd ステアリング装置
CN103387002A (zh) * 2013-08-16 2013-11-13 安徽江淮汽车股份有限公司 一种中间轴与转向器输入轴防错接结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290702A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Nsk Ltd ステアリング装置
CN103387002A (zh) * 2013-08-16 2013-11-13 安徽江淮汽车股份有限公司 一种中间轴与转向器输入轴防错接结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5614486B2 (ja) ステアリング装置
JP5708838B2 (ja) ステアリング装置
US20110129294A1 (en) Shaft connection structure
WO2012023388A1 (ja) ステアリング装置
JP5375997B2 (ja) ステアリング装置
JP5338854B2 (ja) ステアリング装置
JP5176349B2 (ja) ステアリング装置
US20170219016A1 (en) Steering System
JP5273129B2 (ja) 継手と軸の結合構造
JP2007232004A (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP4736929B2 (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP2009204030A (ja) ねじ締結機構
JP5152033B2 (ja) 自在継手およびその加工方法
WO2020075639A1 (ja) ステアリングコラムおよびステアリング装置
JP4952962B2 (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP2008202742A (ja) ヨークとシャフトとの連結構造及びこれを使用したステアリング装置
JP2009204007A (ja) 自在継手のヨークとシャフトとの締結構造
JP5120294B2 (ja) 自在継手およびその加工方法
JP5445660B2 (ja) ステアリング装置
JP5223914B2 (ja) 自在継手の誤組付け防止具
JP5636828B2 (ja) 自在継手およびその加工方法
JP5609812B2 (ja) ステアリング装置
JP7375768B2 (ja) ステアリングコラムおよびステアリング装置
JP5440519B2 (ja) ステアリング装置
JP2005001546A (ja) 操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110527