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JP2007231136A - プロピレン系樹脂組成物ならびにその組成物からなるブロー成形パネルおよびそのブロー成形パネルからなる自動車用デッキボード - Google Patents

プロピレン系樹脂組成物ならびにその組成物からなるブロー成形パネルおよびそのブロー成形パネルからなる自動車用デッキボード Download PDF

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JP2007231136A JP2006054175A JP2006054175A JP2007231136A JP 2007231136 A JP2007231136 A JP 2007231136A JP 2006054175 A JP2006054175 A JP 2006054175A JP 2006054175 A JP2006054175 A JP 2006054175A JP 2007231136 A JP2007231136 A JP 2007231136A
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武彦 鷲見
Hideo Watanabe
日出夫 渡辺
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Kyoraku Co Ltd
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Abstract

【課題】 常温域での剛性と耐衝撃性を維持し、かつブロー成形性を向上し、さらに、−30℃程度の低温域における耐衝撃性を維持できるブロー成形パネルおよびそのブロー成形パネルからなる自動車用デッキボードを提供する。
【解決手段】 ブロー成形用樹脂組成物は、示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が160℃以上であり、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレン−エチレンブロック共重合体からなるポリプロピレン系樹脂20〜95重量%および示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が130℃以上であるポリエチレン系樹脂5〜80重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、0〜30重量部の無機フィラーを配合してなり、常温の引張り破壊強さが250Kg/cm3以上であり、引張り破壊伸びが500%以上である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、プロピレン系樹脂組成物およびその組成物からなるブロー成形パネルに関し、さらに詳しくは、剛性、耐衝撃性、およびブロー成形性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性に優れたプロピレン系樹脂組成物ならびにその組成物からなるブロー成形パネルおよびそのブロー成形パネルからなる自動車用デッキボードに関する。
ポリプロピレン樹脂は、比較的に安価で優れた諸物性を有することから今日では各種の成形品に使用されている。例えば、(1)キャップなどの射出成形品、(2)シートなどの押出成形品、(3)ダクトなどのブロー成形品など多岐の分野にわたり使用されている。
そして、それぞれの製品用途および成形用途に要求される特性に対応して各種のポリプロピレン樹脂が使用される。例えば、(1)プロピレンホモポリマー、(2)プロピレンとα―オレフィン(特にエチレン)とのコポリマー、(3)これら(1)と(2)のブレンドである。
一方、製品用途および成形用途に要求される特性に対応するためには、(1)上記のようなポリプロピレン(ポリマー、コポリマー、またはそれらのブレンド)の諸特性を変更する方法と(2)配合剤(特定性質の改質剤・添加剤を含む)による手段がある。
本発明者は、剛性、耐衝撃性、およびブロー成形性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性に優れたプロピレン系樹脂組成物およびその組成物からなるブロー成形パネルに関して研究を行った。
上記のようなブロー成形パネルは、構造部材として要求される剛性および耐衝撃性を満足しブロー成形が可能であることから、ポリプロピレン樹脂が多用されている。
上記のようなブロー成形パネルは、ホモポリマーおよびランダムコポリマーに比べて耐寒衝撃強さが優れており、自動車部品などのように、−30℃での衝撃強さと同時に100℃の耐熱性を要求される分野には、プロピレンに5〜10重量%のエチレンをブロック共重合したブロックコポリマーが使用されている(株式会社プラスチックス・エージ発行「プラスチックス・エージ」1984年10月号ブロー成形技術、II.各種材料の成形技術及び応用、2.ポリプロピレンの項参照)。
そして、ブロー成形性を向上する目的で、ポリプロピレンブロックコポリマーまたはポリプロピレンホモポリマーに高密度ポリエチレンを配合することが知られている(後記特許文献1および特許文献2参照)。
関連する特許文献は次のとおりである。
特公平6−13625号公報 特公平6−80140号公報 特許第3373516号公報 特許第3470337号公報 特許第2730879号公報 特開平10−235720号公報 特開2003−291935号公報
特許文献1〜7の記載事項と本発明との関係は次のとおりである。
(特許文献1)
特許文献1には、ポリプロピレン系樹脂(ホモポリマーまたはブロックコポリマー)の光沢を抑制し、低光沢性(表面つや消し)を得るためにタルクを配合し、かつタルク配合時の光沢ムラを改善する目的で特定範囲内のメルトインデックスからなる高密度ポリエチレンを配合したブロー成形用樹脂組成物が記載されている。特許文献1には、どのような高密度ポリエチレンを配合すればブロー成形性の妨げとなることなく、光沢ムラのない低光沢性が得られるかという観点で記載されている。特許文献1は、ブロー成形性を備えたポリプロピレン系樹脂それ自体の改良ではなく、高密度ポリエチレンもブロー成形性を改善するものではなく、さらに、耐衝撃性の改善についても記載がない。
(特許文献2)
特許文献2は、ポリプロピレンブロックコポリマーの光沢性を向上する目的で、ポリプロピレンブロックコポリマーと、それに配合する高密度ポリエチレンとのメルトフローレートの関係を特定するものである。特許文献2の従来技術には、ポリプロピレンの衝撃強度、特に低温における耐衝撃性を改善する手段として、ポリエチレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエンなどのゴム状物質を添加することがあること、そして上記添加により剛性の低下が発生することが記載されている。特許文献2の実施例1には−30℃での落錘衝撃強度が18kg/cmであることが記載されている。しかし、測定の対象となっている試験片は射出成形品であり、明細書全体をみても、ブロー成形性に言及した記載はない。
(特許文献3)
特許文献3は、熱可塑材の衝撃改質に関するものである。特許文献3には、ポリプロピレンに線状エチレンα―オレフィンポリマーを配合することにより良好な低温衝撃性能を示す熱可塑性オレフィン系ポリマーが記載されている。実施例の評価を示す表9には、−20℃、−30℃、−40℃でのガードナー落下衝撃(m・kg)が記載されている。線状エチレンα―オレフィンポリマーは、分子構造が線状であり分子量分布の幅が狭いことから低温衝撃性能に優れるが、その反面、剛性が低下する傾向にある。最も高い引張りモジュラス(MPa)は表15の1556である。この値は構造体として使用できる範囲であるが、あくまで射出成形サンプルの評価であり、特許文献3の明細書全体をみても、ブロー成形性に言及した記載はない。
(特許文献4)
特許文献4は、プロピレンホモポリマーとプロピレンーエチレンコポリマーからなる組成物に関するものである。特許文献4は、低温での耐衝撃性が改善される。そして、実施例の表13と表14には中空成形品の例が記載されている。しかし、成形品は蛇腹構造を有する柔軟性のある成形品であり、プロピレンーエチレンコポリマーはランダムコポリマーであることから、剛性の要求される構造体として使用できるものではない。
(特許文献5)
特許文献5は、ポリプロピレン系樹脂(ブロックコポリマーまたはホモポリマー)と高密度ポリエチレンとタルクを配合したブロー成形用樹脂組成物に関し、剛性向上のためタルクを配合してもブロー成形性が損なわれないよう高密度ポリエチレンの粘性を特定の範囲に設定するものである。特許文献5に記載された成形品であるバンパービームは、実施例の記載によれば曲げ弾性率が18700〜22100kg/cm3であり構造体としての剛性を有する。しかし、組成物または成形品としての低温衝撃性に関する記載はない。
(特許文献6)
特許文献6は、自動車用カーゴフロアパネルなどに使用されるブロー成形製表皮パネルに関するものである。特許文献6に記載されたような構造体において、剛性、耐衝撃性、およびブロー成形性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性に優れた、各種特性においてバランスのとれたプロピレン系樹脂組成物製ブロー成形パネルは見出されておらず、さらに特性の優れた材料の開発が望まれている。
(特許文献7)
特許文献7には、耐熱性、耐衝撃性および透明性のバランスが良く、かつ低温における耐衝撃性を満足させるためプロピレン系ランダム共重合体とプロピレン系ブロック共重合体とのブレンド物からなる組成物で構成された多層ブロー容器が記載されている。特許文献7は、プロピレン系ブロック共重合体の配合により低温における耐衝撃性の改善はみられるが、プロピレン系ランダム共重合体が配合成分として存在するため、剛性を要求される用途には適さない。
プロピレンーエチレンブロック共重合体は、剛性、耐衝撃性、耐熱性のバランスが優れている。しかし、各製品の性能向上に対応し、個々の樹脂特性をさらに向上する要望がある。要求特性への対応策としては、分子量、分子量分布、立体規則性、添加剤などによる改良がある。樹脂特性のなかでも、自動車部品等で低温時の耐衝撃性のさらなる向上が望まれている。分子量分布などポリマー自体の改良により、低温時の耐衝撃性を改善することが考えられる。しかし、その反面ブロー成形性が低下するなど、諸物性のバランスが崩れる問題がある。
添加剤による低温時の耐衝撃性の改良は、多くの文献が公知である。エチレン・プロピレンゴムなどのゴム状物質を添加することは有用である。しかし、この対策は問題を含んでいる。すなわち、配合により剛性が低下する問題が生じる。剛性を維持するためにタルクなどの無機フィラーを配合することも知られている。しかし、タルク混入は均一分散性の問題で、かえって機械的物性の低下を招くおそれがある。さらに多量のタルク混入はブロー成形性の阻害要因となる傾向にある。そこでブロー成形性を改善すべく、高密度ポリエチレンを配合することが知られている。高密度ポリエチレンは比較的安価に入手できることから、配合は有用であり、配合により常温での耐衝撃性や剛性は向上する。しかし、低温時の耐衝撃性や剛性の改善は期待できない。すなわち、剛性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、ブロー成形性を共に達成することは困難であった。それゆえ、そのような組成物が望まれていた。
上述のように、高密度ポリエチレンを配合することによりポリプロピレンブロックコポリマーのブロー成形性はある程度改善される。しかし、各種要求特性をバランスよく達成することは困難とされていた。この種の改善策は背景技術に記載の通り、幾つかの提案がなされているが、満足する域まで至っていない。
本発明者はこのような従来から知られているポリプロピレンブロックコポリマーと高密度ポリエチレンとの組成物による各種材料でブロー成形の試作を行い、その評価を行った結果、常温域での剛性と耐衝撃性を維持し、かつブロー成形性を向上し、さらに、−30℃程度の低温域における耐衝撃性を維持した成形品を得ることが困難であることの知見を得ることができた。
そこで、本発明は、ポリプロピレン樹脂と高密度ポリエチレンの特定な条件に従えば、常温域での剛性と耐衝撃性を維持し、かつブロー成形性を向上し、さらに、−30℃程度の低温域における耐衝撃性を維持できるブロー成形パネルおよびそのブロー成形パネルからなる自動車用デッキボードを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は請求項1ないし7に係るブロー成形用樹脂組成物を提供する。すなわち、請求項1に係るブロー成形用樹脂組成物は、示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が160℃以上であり、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレンーエチレンブロック共重合体からなるポリプロピレン系樹脂20〜95重量%および示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が130℃以上であるポリエチレン系樹脂5〜80重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、0〜30重量部の無機フィラーを配合してなり、 常温の引張り破壊強さが250Kg/cm3以上であり、引張り破壊伸びが500%以上であることを特徴とするものである。
請求項2に係るブロー成形用樹脂組成物は、示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が160℃以上であり、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレンーエチレンブロック共重合体からなるポリプロピレン系樹脂20〜95重量%および示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が130℃以上であるポリエチレン系樹脂5〜80重量%からなり、常温の引張り破壊強さが250Kg/cm3以上であり、引張り破壊伸びが500%以上であり、かつ、−30℃で測定した引張り破壊伸びが50%以上である樹脂組成物100重量部に対して、無機フィラー6〜50重量部を配合したことを特徴とするものである。
請求項3に係るブロー成形用樹脂組成物は、請求項2記載のものにおいて、樹脂組成物は、測定した引張り伸び−30℃で測定した引張破壊伸びが10%以上であることを特徴とするものである。
請求項4に係るブロー成形用樹脂組成物は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、ポリプロピレン系樹脂は、−30℃で測定した引張破壊伸びが50%以上であることを特徴とするものである。
請求項5に係るブロー成形用樹脂組成物は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、ポリプロピレン系樹脂は、荷重211.8N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートを、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートで除した比(MFR比)が120以下であることを特徴とするものである。
請求項6に係るブロー成形用樹脂組成物は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、ポリエチレン系樹脂は、荷重211.8N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートを、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートで除した比(MFR比)が80以下であることを特徴とするものである。
また、本発明は、請求項7ないし請求項9に係る前記組成物からなるブロー成形パネルおよび請求項11に係る上記ブロー成形パネルからなる自動車用デッキボードを提供する。すなわち、請求項7に係るブロー成形パネルは、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂組成物で構成されたブロー成形パネルである。
請求項8に係るブロー成形パネルは、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の樹脂組成物で構成された中空二重壁構造のブロー成形パネルである。
請求項9に係るブロー成形パネルは、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂組成物を溶融して押し出しブロー成形することにより製造され、対向離隔した一対の表壁の外周部を金型で圧縮溶着してなる中空二重壁構造体であり、少なくともいずれか一方の表壁を構造体の中空部側に突出してリブを一体成形したブロー成形パネルである。
請求項10に係る自動車用デッキボードは、請求項9記載の中空二重壁構造のブロー成形パネルで構成された自動車用デッキボードである。
本発明によれば、剛性、耐衝撃性、およびブロー成形性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性に優れたプロピレン系樹脂組成物およびその組成物からなるブロー成形パネルを得ることができる。
本発明において使用されるプロピレン系樹脂は、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレン−エチレンブロック共重合体である。また、本発明において使用されるエチレン系樹脂は、密度が0.935g/cm3以上の高密度ポリエチレンであり、好ましくは、0.940〜0.975g/cm3である。上記範囲を外れると満足した物性が得られない。
本発明のブロー成形用樹脂組成物とは、プロピレン系樹脂100重量部に対してエチレン系樹脂5〜80重量部配合したブロー成形用樹脂組成物である。組成物は、公知の方法でブレンドすることができる。例えば、短軸押出機、二軸押出機、ブラベンダー、バンバリーミキサー、ニーダーブレンダーなどを用いて溶融ブレンドすることができる。
本発明の組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、一般に使用されている添加剤、充填剤、および他の樹脂を配合することができる。添加剤としては、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、耐候性安定剤、帯電防止剤、難燃剤、可塑剤、離型剤、発泡剤、滑剤、顔料、着色剤、紫外線吸収剤などを配合できる。充填剤としては、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊維、マイカ、ケイ酸カルシウムなどを配合することができる。他の樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレンーαオレフィンコポリマー、プロピレンランダムコポリマー、プロピレンホモポリマーなどを配合することができる。
ポリエチレンを添加することの効果は、(1)ポリプロピレン系樹脂のブロー成形品にポリエチレンを加えることによりピンチオフの強度を改良することができる。特に低温でのピンチオフ強度の改良効果が大きい。(2)ブロー成形では相当量のバリの発生を避けることができないため、スクラップ樹脂のリサイクルが必要となる。一般にポリプロピレン系樹脂は熱劣化しやすいため混練による分子量の低下が大きい。このためポリプロピレン系樹脂のみをリサイクルすると成形加工性の低下が生産に支障をきたす。これを防ぐために熱劣化を起こしにくいポリエチレンを添加し、リサイクル時の成形加工性の低下を減少させることができる。
エチレン含有量は、ポリプロピレン系樹脂を210℃プレス成形によりシートを作成し、赤外分光スペクトルを測定し、700cm−1から750cm−1の範囲のピーク面積から、予め作成した検量線によりエチレン含有量を求めた。プロピレンーエチレンブロック共重合体のエチレン含有量が3%未満の場合、成形品の衝撃強度が劣り、またポリエチレンとの相溶性が不足するので好ましくない。エチレン含有量が15%を超える場合、成形品の剛性が十分でない。
MFR(melt flow rate)は、JIS K72104に準拠して測定を行い、温度210℃、荷重21.18Nの条件で測定する。MFRは樹脂の溶融時の流動性を示す尺度であり、押出し適性などの成形性と関係している。
MFR比とは、荷重211.8N、温度210℃の条件で測定したメルトフローレートを、荷重21.18N、温度210℃の条件で測定したメルトフローレートで除した比である。MFR比は、レオロジー的には非ニュートン性の度合いを示すものであり、分子量分布が広くなると一般的には数値が大きくなる。MFR比が高すぎると落下強度等の衝撃強度が低下する。またMFR比が低くなると相対的に高分子量成分量が減少するため、ドローダウン性、ESCRの低下とともに、低分子量成分量の減少による押し出し成形機のスクリューでの樹脂圧力上昇によるモーター負荷の上昇と押し出し量の低下が生じ好ましくない。
MFR比については、分子量分布を狭くして引張り破壊伸び、ひいては衝撃性を改良する。このためMFR比の小さい材料が好ましい。MFR比が小さいと、成形加工性の低下が懸念されるが、本発明のブレンド系では、MFR比は大きくなるので成形加工性は低下しない。
MT(melt tension)とは、溶融張力のことをいい、樹脂の溶融時の張力示す尺度であり、ドローダウンなどの成形性と関係している。測定は、東洋精機製作所(株)製メルトテンションテスターを用い、ノズル部のオリフィス径2.09mm、長さ8mm、温度210℃、押出速度10mm/min、巻取り速度4m/minの条件で測定した。
MTV(melt tension viscosity)とは、ポリマー融体の糸曳きやすさを示す曳糸性の指標である。レオロジー物性論からみると、粘稠体とゴム弾性体の中間的特性を表す。MTVの測定数値が大きいほど糸が切れにくく、曳糸性に優れる。そして、曳糸性の変化は、成形性および成形品の機械的強度に影響を与える。測定は、東洋精機製作所(株)製メルトテンションテスターを用い、ノズル部のオリフィス径2.09mm、長さ8mm、温度210℃、押出速度10mm/min、巻取り上昇速度40rpm/minの条件で、熔融樹脂が破断する時の巻取り速度をMTVとした。巻き取りロールの回転数は最大500rpm(=78.5m/min)まで測定を行った。
融点は、示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる。測定は島津製作所(株)製、商品名「DSC−50」を用いて、窒素:30ml/min、昇温速度:10℃/min、試料:5mgの条件で測定し、最大吸熱ピークのトップを融点とした。
本発明において、張破壊伸び、引張破壊強さ、引張降伏強さ、および引張弾性率は、以下に記載した以外は、JIS K 6760−1995に準拠した高密度ポリエチレンの試験条件で測定した。測定に使用する試験片は、以下のようにして得た。すなわち、実験例に示すようにブロー成形樹脂組成物で成形されたパネルを製造した後、25℃で7日間放置し、パネルの壁面の一部を切り取り、JIS2号に規定されるダンベル型に打ち抜いて試験片を作成した。試験片の厚みは2.0mm±0.5mmとした。
引張り破壊伸びは試験片が破壊した瞬間における試験片の伸びであり、破断時のチャック間距離より算出した。引張破壊伸びは、製品の耐衝撃性の特性を関係している。すなわち伸びの小さい材料は脆性的な破壊を起こしやすく耐衝撃性が劣る。一方、伸びの大きい材料は延性的に破壊する傾向があり、耐衝撃性が優れている。
引張破壊強さは、製品の剛性や耐荷重性と関係している。数値が大きくなると剛性や耐荷重性が優れるといえる。
引張降伏強さは、製品の強靭性と関係している。数値が大きくなると強靭性が優れるといえる。
引張弾性率は、製品の剛性の特性と関係している。数値が大きくなると剛性が高いといえる。
ブロー成形とは、可塑化状態の熱可塑性樹脂を筒状またはシート状に押し出して予備成形体を得た後、上記予備成形体を、内部にキャビティを有する金型内に設置し、空気などの加圧流体を導入して予備成形体を膨張変形し、よって金型内のキャビティに沿った立体形状に成形するものである。なお、立体形状に成形する手段として、加圧流体を導入して予備成形体を膨張変形する手段と併用して、予備成形体の加圧流体を導入する側とは反対側にて真空吸引手段を用いることもできる。また、予備成形体の成形直後に金型にて成形するのではなく、予備成形体を一端冷却して一時保管する場合は、予備成形体を再度加熱して金型内にて立体形状に成形することができる。さらに、ブロー成形された外皮体に予め成形された発泡樹脂製芯材をインサートして芯材が内装された二重壁構造体や、ブロー成形された中空二重壁構造体の内部に、発泡樹脂製芯材を注入して芯材が内装された二重壁構造体を得ることもできる。
ブロー成形性において、(1)可塑化溶融時の高い溶融張力を維持することであり、それによって押し出したパリソンのドローダウンを防止し、最終的に成形される製品の肉厚を均一に保ち、また、(2)可塑化溶融時の高い伸性を維持して、それによってパリソンが内部に導入された空気などの加圧流体で膨張する際にピンホールを発生することなく良好の膨張変形し、最終的にピンホールや成形不良部分のない均一な肉厚を有する製品を得ること、また、(3)パリソンが金型にて挟まれ圧縮して溶着されたピンチオフ部の溶着強度が良好であることなどが必要な要件である。
次に、本発明において、MFR、MFR比、エチレン含有量、MT、MTV、融点、引張破壊伸び、引張破壊強さ、引張降伏強さ、及び引張弾性率の好ましい値を示す。PPとはポリプロピレン系樹脂、PEとはポリエチレン系樹脂、組成物とはブロー成形用樹脂組成物である。
「組成物のMFR」
好ましくは 0.01 〜 10
さらに好ましくは 0.05 〜 2
「MFR比」
PP 好ましくは 120以下
PE 好ましくは 80以下
組成物 好ましくは 70以上
さらに好ましくは 90以上
「PPのエチレン含有量」
より好ましくは 5%以上
さらに好ましくは 7%以上
エチレン含有量が15%を超える場合、成形品の剛性が十分でない。
「MT」
PP、PE 好ましくは 3g以上
組成物 好ましくは 3g以上 より好ましくは 5g以上
「MTV」
PP 好ましくは 30m/min以上
PE 好ましくは 20m/min以上
「融点」
PP 好ましくは 162℃以上
PE 好ましくは 133℃以上
「組成物の−30℃での引張破壊伸び」
フィラーを添加しないか少量のフィラーを添加した場合
好ましくは 100%
さらに好ましくは 200%
6重量%以上のフィラーを添加した場合
好ましくは 10%
より好ましくは 15%
さらに好ましくは 20%
「組成物の引張破壊強さ」
好ましくは 250kgf/cm2以上
より好ましくは 280kgf/cm2以上
「組成物の引張降伏強さ」
好ましくは 200kgf/cm2以上
「組成物の引張弾性率」
フィラーを添加しないか少量のフィラーを添加した場合
好ましくは 5,000kgf/cm2
フィラーを添加しないか少量のフィラーを添加した場合
好ましくは 7,000kgf/cm2
本発明により製造されるブロー成形品としては、パネル、ハウジング部材、タンク、ダクト、ボトルなどである。
ブロー成形パネルとは、中空二重壁構造または単壁構造の板状構造体であり、(1)自動車の室内に使用される部材、例えば、デッキボード(フロアリッド、ラゲージボード)、シートバック、ドアパネル、サイドハウジングカバー、(2)複写機などの電子(電気)機器のハウジングに使用される部材、例えば複写機の扉、ソーターカバー、(3)建築・住宅・事務所の設備品に使用される壁材、棚板、洗面化粧台の扉、デスクの天板、風呂のバスエプロンである。
以下、表1ないし表6に示す実験例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、以下の実験例に限定されるものではない。
次に外表面に表皮材を貼着したパネルおよびその製造方法について説明する。図1は本発明に係る表皮付パネルを例示している。また、図2ないし図4はそれぞれ図1の表皮付パネルのブロー成形態様を示している。
図1において、1は表皮付パネルであって、この表皮付パネル1は熱可塑性プラスチックをブロー成形することにより製造されたものである。表皮付パネル1は中空二重壁構造をなし、その一方の壁2の外表面に、外方に向けて毛羽を有する布である表皮材3がブロー成形時のブロー圧により一体に熱溶着されている。なお、一方の壁2の外表面を覆う表皮材3は、中空二重壁構造の周壁4にかかるようにしている。5は中空部である。上記表皮付パネル1の他方の壁6には、その他方の壁6の一部を一方の壁2に接するまで突出させてなるインナーリブ7が形成されている。他方の壁6の一部を一方の壁2に向けて突出させて形成するインナーリブ7は、その頂端面8が一方の壁2をほとんど押圧しない程度に接するだけであるが、インナーリブ7の頂端面8はこの押圧により一方の壁2に一体に溶着されるので、中空二重壁構造のパネル1は、その一方の壁2と他方の壁6がインナーリブ7によって一体化され、剛性および強度の大なるものとなる。インナーリブ7は、一方の壁2と他方の壁6との間にあって、中空部5に橋渡しされて側面の溶着部9で一体に連設された壁であり、一般的なリブのような凹部を有するものではないから、一方の壁2も他方の壁6もともに平坦な面となる。
次に表皮付パネル1の製造方法について説明する。本発明に係る表皮付パネル1は、図2ないし図4に示すように、熱可塑性プラスチックをブロー成形することにより製造される。この図において、11,12は一対の分割金型であり、一方の金型11のキャビティ13とパリソン14との間には外方向に毛羽を有する布である表皮材3が、毛羽がキャビティ13側を向くように配置される。他方の金型12には、パネル1の他方の壁6にインナーリブ7を突出形成するためのスライドコア15がキャビティ16に対して出没自在に設けられている。上記のように構成された一対の分割金型11,12によりパネル1をブロー成形するには、図2の状態から一対の分割金型11,12を型締めする。このときパリソン14はキャビティ13,16の周囲に形成されたピンチオフ部によって内部を密閉状に挟持されるとともに、表皮材3はパリソン14の一方の壁2となる部分とキャビティ13との間に介在している。次いで、図3に示すように、スライドコア15をキャビティ16に向けて進出させ、パリソン14の他方の壁6となる部分の一部をパリソン14の一方の壁2となる部分に接するまで突出させて、その頂端面8をパリソン14の一方の壁2となる部分に溶着する。続いて、表皮材3の毛羽が手倒れを起こすことのないような短時間(10秒以内、好ましくは5秒以内)の後にスライドコア15をその先端がキャビティ16の面と同一の位置まで後退させ、その状態でパリソン14内に圧力流体を導入する。このとき、圧力流体はパリソン14内の圧力を高め、キャビティ13,16に向けてパリソン14を圧着する。パリソン14の一方の壁2となる部分は、この圧力により表皮材3に押圧され、表皮材3はその毛羽を有しない面が一方の壁2に熱溶着する。また、パリソン14の他方の壁6となる部分の突出した部分は、その両側面が互いに押圧され一体に溶着してインナーリブ8が形成されるが、インナーリブ7は、図4に示すように、その突出した壁の両側面が互いに溶着一体化されるとともに頂端面8は一方の壁2に溶着される。図3および図4おいて17はバリである。
以下、表皮付パネル1の特性について説明する。上記のように、表皮材3は、ブロー成形時のブロー圧で一方の壁2の外表面に一体に熱溶着されるが、ブロー圧は10Kg/cm2までであり、結果的に表皮材3をそれほど強く押圧しないので、表皮材3は変形することがない。したがって、表皮材3が外方向に毛羽を有する布であっても、ブロー圧によっては毛倒れが生じないので、表皮材3はその全体が良好な状態を保持する。しかも、他方の壁6の一部に形成されるインナーリブ7は、スライドコア15をキャビティ16に向けて進出させて、パリソン14の他方の壁6となる部分の一部を一方の壁2となる部分に接する時間は、毛羽が毛倒れを起こすことのないような短時間で終了し、次いでスライドコア15を後退させるので、インナーリブ7の頂端面8が一体に溶着される部分がほとんど押圧されない。このため、一方の壁2の外表面に一体に熱溶着された表皮材3には、上記のようにインナーリブ7が形成されることによって部分的に押圧痕が現れることがなく、表皮材3が外方向に毛羽を有する布あっても、部分的な毛倒れが生ぜず、外観性に優れたものが得られる。インナーリブ7は、一方の壁2と他方の壁6の間にあって、中空部5に橋渡しされてパリソン14の2枚分が溶着する側面の溶着部9を形成して一体的に連設された壁であるから、剛性などの強度性に優れるだけでなく、一般的なリブのように凹部を有せず、一方の壁2も他方の壁6もともに平坦な面となる。
次に表皮材3について説明する。表皮材3である外方に向けて毛羽を有する布は、綿、麻、羊毛、絹などの天然繊維、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨンなどの再生繊維、アセテート、レーヨンなどの半合成繊維、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、ポリプロピレン、ポリウレタンなどの合成繊維、およびこれらのブレンド繊維を加工して得られる編物、織物、不織布を起毛した布地や剪毛した布地であり、布の拡がり方向に対して垂直方向の一方向に向けて起毛状態の毛羽を有するものである。
上記実施の形態において表皮付パネル1は、分割金型11、12間にパリソン14と表皮材3を配置してブロー成形時に一方の壁2の外表面に表皮材3を同時に熱溶着したものであって、しかも他方の壁6に補強のためのインナーリブ7を一方の壁に向け形成してその頂端面を一方の壁2に溶着一体化したものであっても、一方の壁2の外表面に熱溶着した表皮材に押圧痕が現れず、表皮材3が外方に向けて毛羽を有する布でも部分的な毛倒れが生じないので、外観性に優れたものである。また、本発明に係る製造方法によれば、一方の壁2の外表面に熱溶着した表皮材3に押圧痕が現れず、表皮材3が外方に向けて毛羽を有する布でも部分的な毛倒れが生じないので、外観性に優れた表皮付パネル1を製造することができる。なお、上記表皮材3は起毛したものを示したが、本発明では、意匠性、製品用途などに応じて、起毛が存在しない合成樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム、紙などのシート、フィルムからなる表皮材を貼り付けることもできる。また、貼り付け手段としては、上記のようにブロー成形の金型内でブロー成形と同時に成形し貼り付ける手段のほか、パネルのブロー成形後、ロボットなどの機械を使用して、また手作業で貼り付けることもできる。
図5および図6には、本発明に係るブロー成形パネルの一例である表皮付パネル1を自動車18のデッキボード(フロアリッド、ラゲージボード)として使用した態様を示している。図5はフロアリッド19を、図6はラゲージボード20として使用した態様を示している。
また、図7は本発明の他の実施の形態に係るブロー成形パネルであって表皮付パネル1を例示している。この表皮付パネル1は、他方の壁6から一方の壁2に凹状リブ21を形成したほかは、図1に示すものと同構成であるから、同構成部分には同符号を付して説明を省略する。
(本発明に関する実験の説明)
押出しブロー成形により図5に示す様な自動車の表皮付きデッキボードを成形し、成形したデッキボードの壁面(表皮の貼着されていない裏面で、インナーリブのない部分の壁面)を一部切除して樹脂片を取り出し、各種特性を測定した。デッキボードは縦800mm、横幅1000mm、厚さ20mmであり、横幅方向に複数延びるインナーリブの隣接する間隔は20mmとした。製造方法は、上記実験例で示した方法を用いた。使用した樹脂材料は表1および表2に示し、上記樹脂材料を適宜組み合わせ、表3から表6に示す実施例、比較例、および参考例に示す試料を評価した。各例の測定に際しては、5個の試料を評価し、その平均値を評価結果として表に示した。は5表3および表4はフィラーを混入しない試料での常温と低温の評価結果を示し、表5はフィラーを混入した試料での常温と低温の評価結果を示し、表6はフィラーを混入しない試料での高温の評価結果を示す。実施例で得られたデッキボードは、耐荷重性と耐衝撃性(特に低温衝撃性)のバランスに優れ、耐熱性、美麗性に優れたものであった。
Figure 2007231136
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本発明は、剛性および耐衝撃性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性に優れたブロー成形品に利用できる。本発明により製造されるブロー成形品としては、パネル、ハウジング部材、タンク、ダクト、ボトルなどのブロー成形品が挙げられるが、特に剛性の要求される構造体として有用である。
本発明は、ブロー成形パネルとして利用でき、例えば、中空二重壁構造または単壁構造の板状構造体であり、(1)自動車の室内に使用される部材、例えば、デッキボード(フロアリッド、ラゲージボード)、シートバック、ドアパネル、サイドハウジングカバー、(2)複写機などの電子(電気)機器のハウジングに使用される部材、例えば複写機の扉、ソーターカバー、(3)建築・住宅・事務所の設備品に使用される壁材、棚板、洗面化粧台の扉、デスクの天板、風呂のバスエプロンは有用である。特に、剛性および耐衝撃性に優れ、かつ低温時の落下衝撃性の要求される中空二重壁構造の自動車用構造体でありブロー成形パネルは有用である。
本発明に係るブロー成形パネルとして表皮付パネルを示す部分斜視図である。 図1に示す表皮付パネルのブロー成形態様を示す金型側面図である。 図2のA−A線矢視方向の拡大断面図である。 図2のA−A線矢視方向の拡大断面図であって、金型内に配置されたスライドコアを後退させた状態を示す。 本発明の表皮付パネルを自動車用デッキボードとして使用する状態を示す自動車の全体斜視図である。 本発明の表皮付パネルを自動車用ラゲージボードとして使用する状態を示す自動車の部分斜視図である。 本発明に係るパネルの他の構成を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 表皮付パネル
2 一方の壁
3 表皮材
4 周壁
5 中空部
6 他方の壁
7 インナーリブ
8 頂端面
9 溶着部
11、12 一対の分割金型
13 キャビティ
14 パリソン
15 スライドコア
16 キャビティ
17 バリ
18 自動車
19 フロアリッド
20 ラゲージボード
21 凹状リブ

Claims (10)

  1. 示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が160℃以上であり、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレンーエチレンブロック共重合体からなるポリプロピレン系樹脂20〜95重量%および
    示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が130℃以上であるポリエチレン系樹脂5〜80重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して、0〜30重量部の無機フィラーを配合してなり、
    常温の引張り破壊強さが250Kg/cm3以上であり、引張り破壊伸びが500%以上であること
    を特徴とするブロー成形用樹脂組成物。
  2. 示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が160℃以上であり、エチレン含有量が3〜15重量%のプロピレン−エチレンブロック共重合体からなるポリプロピレン系樹脂20〜95重量%および
    示差熱走査熱量分析(DSC)で求められる融点が130℃以上であるポリエチレン系樹脂5〜80重量%からなり、常温の引張り破壊強さが250Kg/cm3以上であり、引張り破壊伸びが500%以上であり、かつ、−30℃で測定した引張り破壊伸びが50%以上である樹脂組成物100重量部に対して、無機フィラー6〜50重量部を配合したこと
    を特徴とするブロー成形用樹脂組成物
  3. 樹脂組成物は、測定した引張り伸び−30℃で測定した引張破壊伸びが10%以上であることを特徴とする請求項2に記載のブロー成形用樹脂組成物。
  4. ポリプロピレン系樹脂は、−30℃で測定した引張破壊伸びが50%以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のブロー成形用樹脂組成物。
  5. ポリプロピレン系樹脂は、荷重211.8N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートを、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートで除した比(MFR比)が120以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のブロー成形用樹脂組成物。
  6. ポリエチレン系樹脂は、荷重211.8N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートを、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定したメルトフローレートで除した比(MFR比)が80以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のブロー成形用樹脂組成物。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂組成物で構成されたブロー成形パネル。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂組成物で構成された中空二重壁構造のブロー成形パネル。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂組成物を溶融して押し出しブロー成形することにより製造され、対向離隔した一対の表壁の外周部を金型で圧縮溶着してなる中空二重壁構造体であり、少なくともいずれか一方の表壁を構造体の中空部側に突出してリブを一体成形したブロー成形パネル。
  10. 請求項9記載の中空二重壁構造のブロー成形パネルで構成された自動車用デッキボード。
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