JP2007224021A - イグラチモドを含有する速崩壊性錠剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)糖類および糖アルコール類から選ばれる物質、(2)崩壊剤ならびに(3)イグラチモドを組み合わせた速崩壊性錠剤は、高い成形性および速やかな崩壊性を有し、さらに、その製造には特殊な製剤工程を必要としないため、優れた速崩壊性錠剤として有用である。
【選択図】なし
Description
一方、崩壊性に優れるが成形性の低い糖類または糖アルコール類を崩壊性に劣るが成形性の高い糖類または糖アルコール類を用いて造粒後、この造粒物を通常の打錠機で圧縮成形して速崩壊性錠剤を製造する方法が知られている(特許文献3)。しかし、この方法により得られる錠剤の硬度は、通常の経口用医薬錠剤よりも小さく、錠剤硬度をさらに高めることが望まれている。
本発明の錠剤は、一般に用いられる製造設備を用いて製造することができ、特別な工程が不要である。さらに、本発明の錠剤は、長期間の保存、安定性にも優れている。またイグラチモドは、口腔内で苦味などの不快な味を示さず、たとえば、苦味マスキングのためにイグラチモドにコーティングを施すといった必要もない。
本発明は、(1)糖類および糖アルコール類から選ばれる物質、(2)崩壊剤ならびに(3)イグラチモドを含有する速崩壊性錠剤を開示する。本発明の錠剤は、取り扱いやすく、かつ、服用容易な速崩壊性錠剤であり、好ましい形態は、口腔内速崩壊性錠剤である。
本発明における「口腔内速崩壊性錠剤」とは、口腔内で速やかに、たとえば、30秒以内で、好ましくは25秒以内で、より好ましくは20秒以内で崩壊し得るものである。
本発明の錠剤の大きさは、特に限定されないが、たとえば、円形錠であれば錠剤径が8mm以上であることが好ましい。錠剤の硬度は、形状や大きさにより特に限定されないが、たとえば、扱いやすい大きな錠剤とする場合は、50N以上であることが好ましい。錠剤中のイグラチモドの含率は、0.5〜40%であればよく、好ましくは1〜30%、より好ましくは1.7〜17%である。
糖類および糖アルコール類は、それぞれ1種または2種以上を使用してもよい。その使用量は、錠剤に対して30〜95%、好ましくは40〜90%である。
崩壊剤を組み合わせて使用する場合は、好ましくは、結晶セルロースおよび粉末セルロースなどのセルロース系の崩壊剤ならびにクロスポビドンの組み合わせが挙げられ、より好ましくは、クロスポビドンおよび結晶セルロースの組み合わせが挙げられる。
その使用量は、錠剤に対して0.5〜50%、好ましくは1〜40%である。
上記の混合粉砕は、常法により、行えばよい。
上記の造粒は、常法により行えばよいが、たとえば、スラッグ法、ローラーコンパクター法および湿式造粒法などにより行うことができる。スラッグ法またはローラーコンパクター法は、乾式で圧縮し、造粒する方法である。湿式造粒法は、溶媒を用いる造粒方法であり、たとえば、結合剤を含む製剤原料に溶媒を加える方法および製剤原料に結合剤を含む溶液を加える方法である。造粒に使用される溶媒としては、たとえば、水、アセトン、エチルアルコールおよびプロピルアルコールなどが挙げられ、これらを1種または2種以上混合して使用してもよい。
また、特開2001−240540号公報記載の方法などにより、粉砕および造粒を同時に行うこともできる。
粉砕末または造粒末を打錠し、錠剤を製造する際には、必要に応じて、糖および糖アルコール、崩壊剤、流動化剤、滑沢剤、甘味料などを混合してもよい。
3人の被験者(健康な成人男性)の口腔内に錠剤を入れてから完全に崩壊するまでの時間を測定し、その平均値を口腔内崩壊時間とした。なお、試験後、直ちに薬物を吐き出し、口腔内を十分に水ですすいだ。
錠剤硬度計(シュロイニゲル、Tablet Tester 8M)を用いて測定した。試験はn=6で行い、その平均値を錠剤の硬度とした。
電子天秤(メトラートレド、HX-400)を用いて測定した。試験はn=6で行い、その平均値を錠剤の重量とした。
イグラチモド(富山化学工業)6.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)36.0gおよび軽質無水ケイ酸(ワイ・ケイ・エフ:サイリシア350)6.0gを混合し、粉砕機(パウレック:コントラプレックス63C)により粉砕し、粉砕末を得た。得られた粉砕末のうちの40.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)211.0g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成:黄色三二酸化鉄)0.9gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの176.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を錠剤径9.5mmでダブルアール面の杵を用い、打錠速度30rpmで1錠重量300mgとなるように打錠(畑鐵工所:HT-P18A)し、イグラチモド5mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)15.1g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)36.0gおよび軽質無水ケイ酸(ワイ・ケイ・エフ:サイリシア350)6.0gを混合し、粉砕機(パウレック:コントラプレックス63C)により粉砕し、粉砕末を得た。得られた粉砕末のうちの47.5g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)203.5g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成:黄色三二酸化鉄)0.9gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの176.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.1g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド12.5mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)30.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)36.0gおよび軽質無水ケイ酸(ワイ・ケイ・エフ:サイリシア350)6.0gを混合し、粉砕機(パウレック:コントラプレックス63C)により粉砕し、粉砕末を得た。得られた粉砕末のうちの60.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)191.0g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成:黄色三二酸化鉄)0.9gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの176.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)60.1g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)36.0gおよび軽質無水ケイ酸(ワイ・ケイ・エフ:サイリシア350)6.0gを混合し、粉砕機(パウレック:コントラプレックス63C)により粉砕し、粉砕末を得た。得られた粉砕末のうちの85.1g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)166.0g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5g、黄色三二酸化鉄(癸巳化成:黄色三二酸化鉄)0.9gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの176.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド50mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)262.6g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)315.0gおよび軽質無水ケイ酸(フロイント産業:アドソリダー101)52.5gを混合し、粉砕機(不二電機工業:サンプルミルKIIW-1)により粉砕し、粉砕末を得た。
イグラチモド(富山化学工業)212.5g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)255.0gおよび軽質無水ケイ酸(フロイント産業:アドソリダー101)42.5gを混合し、粉砕機(不二電機工業:サンプルミルKIIW-1)により粉砕し、粉砕末を得た。
実施例5で得られた粉砕末のうちの60.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)175.6g、カルメロース(五徳薬品:NS-300)30.0gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの177.6gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例6で得られた粉砕末のうちの60.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)206.2gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの178.0gにクロスカルメロースナトリウム(旭化成ケミカルズ:キッコレートND-200)10.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)10.0gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.0gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例6で得られた粉砕末のうちの60.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)206.2gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの178.0gに低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業:L-HPC LH-11)20.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.0gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で1錠重量330mgとなるように打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例6で得られた粉砕末のうちの60.0g、乳糖(DMV:乳糖200M)193.7g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5gおよびヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの178.0gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.0gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)25.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)30.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)198.1gおよびクロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5g、ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)0.8gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合した後、粉末が湿る程度に水を添加して約30分間湿式混合し、さらに水を加えて造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの177.6gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)25.0g、乳糖(DMV:乳糖200M)260.2gおよびクロスポビドン(ISP:ポリプラスドンXL-10)12.5gを攪拌造粒機(パウレック:VG-01)に仕込み、混合した後、粉末が湿る程度に水を添加して約30分間湿式混合し、さらに水を加えて造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。得られた造粒末のうちの198.5gにステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)1.5gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
イグラチモド(富山化学工業)180.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)216.0gおよび軽質無水ケイ酸(フロイント産業:アドソリダー101)36.0gを混合し、粉砕機(パウレック:コントラプレックス63C)により粉砕し、粉砕末を得た。
実施例13で得られた粉砕末のうちの420.0g、D−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)1131.4g、クロスポビドン(ISP:ポリプラスドンINF-10)87.5g、ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達:HPC-L)5.6gおよび黄色三二酸化鉄(癸巳化成)1.68gを攪拌造粒機(パウレック:VG-10)に仕込み、混合し、水を添加して造粒後、流動層乾燥機(パウレック:MP-01)により乾燥し、造粒末を得た。
実施例14で得られた造粒末のうちの156.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、D−マンニトール(メルク:パーテックM100)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例14で得られた造粒末のうちの156.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH302)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例14で得られた造粒末のうちの156.8gに結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスKG802)20.0g、トウモロコシデンプン(日本食品加工:コーンスターチ)20.0g、アスパルテーム(味の素:アスパルテーム)0.8gおよびステアリン酸マグネシウム(メルク:ステアリン酸マグネシウム)2.4gを加え、混合し、混合末を得た。この混合末を実施例1と同様な操作で打錠し、イグラチモド25mgを含有する円形の速崩壊性錠剤を得た。
実施例1の処方中のイグラチモドをD−マンニトール(東和化成工業:マンニットP)に置き換えて、実施例1の方法に従い、錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例1の処方中のイグラチモドを結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)に置き換えて、実施例1の方法に従い、イグラチモド5mgを含有する速崩壊性錠剤に対応する錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例2の処方中のイグラチモドを結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)に置き換えて、実施例2の方法に従い、イグラチモド12.5mgを含有する速崩壊性錠剤に対応する錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例3の処方中のイグラチモドを結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)に置き換えて、実施例3の方法に従い、イグラチモド25mgを含有する速崩壊性錠剤に対応する錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例4の処方中のイグラチモドを結晶セルロース(旭化成ケミカルズ:セオラスPH101)に置き換えて、実施例4の方法に従い、イグラチモド50mgを含有する速崩壊性錠剤に対応する錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例3の処方中の活性成分をイグラチモドからアセトアミノフェン(岩城製薬)に置き換えて、実施例3の方法に従い、イグラチモド25mgを含有する速崩壊性錠剤に対応するアセトアミノフェンを含有する錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
実施例3の処方中の活性成分をイグラチモドからイブプロフェン(セクサリアケミカルズ(SEKHSARIA CHEMICALS))に置き換えて、実施例3の方法に従い、イグラチモド25mgを含有する速崩壊性錠剤に対応するイブプロフェン含有錠剤を得た。なお、イグラチモドを含まないため粉砕は行わなかった。
Claims (10)
- (1)糖類および糖アルコール類から選ばれる物質、(2)崩壊剤ならびに(3)イグラチモドを含有することを特徴とする速崩壊性錠剤。
- イグラチモドが、錠剤中に、1〜30%含まれる請求項1記載の速崩壊性錠剤。
- 崩壊剤が、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、クロスポビドン、結晶セルロース、粉末セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルメロースから選ばれる1種または2種以上である請求項1〜2記載の速崩壊性錠剤。
- 崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルメロースから選ばれる1種または2種以上である請求項1〜2記載の速崩壊性錠剤。
- 崩壊剤が、クロスポビドンおよび結晶セルロースである請求項1〜2記載の速崩壊性錠剤。
- 糖類および糖アルコール類から選ばれる物質が、乳糖、ブドウ糖、果糖、ショ糖およびトレハロースの糖類ならびにD−マンニトール、エリスリトール、キシリトール、マルチトールおよびD−ソルビトールの糖アルコール類から選ばれる1種または2種以上である請求項1〜5記載の速崩壊性錠剤。
- 糖類および糖アルコール類から選ばれる物質が、乳糖またはD−マンニトールから選ばれる1種または2種以上である請求項1〜5記載の速崩壊性錠剤。
- 糖類および糖アルコール類から選ばれる物質が、D−マンニトールである請求項1〜5記載の速崩壊性錠剤。
- 速崩壊性錠剤の口腔内崩壊時間が、30秒以内である請求項1〜8記載の速崩壊性錠剤。
- 速崩壊性錠剤の硬度が、50N以上である請求項1〜9記載の速崩壊性錠剤。
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