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JP2007212107A - 冷却装置 - Google Patents

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JP2007212107A JP2006034943A JP2006034943A JP2007212107A JP 2007212107 A JP2007212107 A JP 2007212107A JP 2006034943 A JP2006034943 A JP 2006034943A JP 2006034943 A JP2006034943 A JP 2006034943A JP 2007212107 A JP2007212107 A JP 2007212107A
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Tsuyoshi Maruyama
強志 丸山
Atsushi Kitazawa
淳 北澤
Seitaro Sugimoto
清太郎 杉本
Yoshiro Kuroiwa
芳郎 黒岩
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Abstract

【課題】 空冷ファンに交流モータを使用する場合であっても電源周波数による冷却能力の差を生じることなく有効なコストダウンを実現する
【解決手段】 ファンモータ2として交流モータ2sを使用するとともに、この交流モータ2sに供給する交流電源4の電源周波数fsを判別する電源周波数判別手段M1と、交流モータ2sの所定の回転速度Rv…に要する供給電力を決定するデータ(Tc…)を電源周波数fs毎に設定する供給電力設定手段M2と、所定の回転速度Rv…が指定されたなら電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fsに対応して供給電力設定手段M2に設定されたデータ(Tc…)に対応する供給電力を交流モータ2sに付与する供給電力制御手段M3を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファンモータにより駆動する空冷ファンを有する冷却装置に関する。
一般に、レーザ加工機では、ワークの材質,板厚,加工速度及び加工面粗度等によってレーザ側の負荷が大きく変動する。したがって、レーザ加工機に冷却液を供給(循環)する冷却装置では、このような負荷変動に対しても十分に追従できる冷却性能が要求されるとともに、特に、加工精度に大きく影響するミラー等の光学部品に対する熱的安定性を確保し、加工品質の低下を回避する上からも、温度変動の少ない高度で精密な冷却精度が要求される。
従来、このような用途に対する冷却装置としては、特開2001−74318号公報で開示される冷却装置が知られている。この冷却装置は、冷凍ユニット,冷却水供給部及び制御系を備えるとともに、冷凍ユニットは、コンプレッサ,凝縮器,電子膨張弁,熱交換器,アキュムレータを備えることにより、冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、コンプレッサの回転周波数をインバータにより一定の範囲で可変することにより冷却水の温度を制御する。また、凝縮器には、この凝縮器を空冷する送風機を付設するとともに、この送風機はインバータに接続し、凝縮器の吐出側の冷媒圧力が高くなれば、送風機の回転周波数を上昇させ、冷媒圧力が低くなれば、送風機の回転周波数を下降させるインバータ制御を行う。
特開2001−74318号
しかし、上述した従来の冷却装置は、凝縮器を空冷する送風機に、直流モータ及びこの直流モータを制御するインバータを必要としたため、大幅なコストアップを招くという解決すべき課題が存在した。
即ち、送風機の回転周波数は、凝縮器の吐出側の冷媒圧力に対応して可変制御するため、インバータ制御可能なファンモータが必要となる。この場合、商用交流電源により駆動可能なコスト面で有利となる交流モータは、使用する地域の電源周波数(50Hz/60Hz)により回転速度が異なり、この結果、冷却能力に差を生じるため、温度変動の少ない高度で精密な冷却精度が要求されるこの種の冷却装置にとって電源周波数の差は無視できない。したがって、電源周波数により冷却能力に差を生じない直流モータ及びインバータが必要となるが、直流モータ及びインバータは共に高価なユニット部品となるため、有効なコストダウンを実現するにも限界があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した冷却装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、ファンモータ2により駆動する空冷ファン3を有する冷却装置1を構成するに際して、ファンモータ2として交流モータ2sを使用するとともに、この交流モータ2sに供給する交流電源4の電源周波数fsを判別する電源周波数判別手段M1と、交流モータ2sの所定の回転速度Rv…に要する供給電力を決定するデータ(Tc…)を電源周波数fs毎に設定する供給電力設定手段M2と、所定の回転速度Rv…が指定されたなら電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fsに対応して供給電力設定手段M2に設定されたデータ(Tc…)に対応する供給電力を交流モータ2sに付与する供給電力制御手段M3を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、空冷ファン3は、冷凍サイクルCにおける凝縮器5の冷却に用いる凝縮ファン3cに適用することが望ましい。一方、電源周波数判別手段M1は、供給される交流電源電圧Viにおける設定した電圧レベル(0を含む)のタイミングを検出してレベル検出信号St…を出力する電圧レベル検出手段M11と、レベル検出信号St…の信号間隔Tsを検出して電源周波数fsを判別する信号間隔判別手段M12を備えて構成できる。また、供給電力設定手段M2は、供給電力を決定するデータとして当該供給電力の交流波形Vwに対するOFF制御時間Tc…を、各電源周波数fsに対応し、かつ複数の異なる回転速度Rv…毎に設定したデータベースDを備えて構成できる。さらに、供給電力制御手段M3は、電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fs及び指定された回転速度Rvに基づいて供給電力設定手段M2からOFF制御時間Tcを選択し、選択したOFF制御時間Tcだけ交流波形VwをOFFに制御する機能を設けることができる。
このような構成を有する本発明に係る冷却装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 空冷ファン3に交流モータ2sを使用する場合であっても、交流電源4の電源周波数fsに左右されることなく所定の回転速度Rv…により回転させることができるため、高価なユニット部品である直流モータやインバータを不要にできる。したがって、コスト面で有利な交流モータ及び簡易な制御手段により構成可能となり、電源周波数fsによる冷却能力の差を生じることなく有効なコストダウンを実現できる。
(2) 好適な態様により、冷凍サイクルCにおける凝縮器5の冷却に用いる凝縮ファン3cに適用すれば、凝縮器5の周辺廻りにおけるコストダウン及び望ましい空冷制御の双方を実現できる。
(3) 好適な態様により、電源周波数判別手段M1を、供給される交流電源電圧Viにおける設定した電圧レベル(0を含む)のタイミングを検出してレベル検出信号St…を出力する電圧レベル検出手段M11と、レベル検出信号St…の信号間隔Tsを検出して電源周波数fsを判別する信号間隔判別手段M12を備えて構成すれば、電源周波数fsの判別を容易かつ確実に行うことができる。
(4) 好適な態様により、供給電力設定手段M2を、供給電力を決定するデータとして当該供給電力の交流波形Vwに対するOFF制御時間Tc…を、各電源周波数fsに対応し、かつ複数の異なる回転速度Rv…毎に設定したデータベースDを備えて構成すれば、比較的簡易な制御系を構成することができ、更なるコストダウンに寄与できる。
(5) 好適な態様により、供給電力制御手段M3に、電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fs及び指定された回転速度Rvに基づいて供給電力設定手段M2からOFF制御時間Tcを選択し、選択したOFF制御時間Tcだけ交流波形VwをOFFに制御する機能を設ければ、各電源周波数fsにおける指定された回転速度Rv…を容易かつ確実に得ることができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る冷却装置1の構成について、図1,図3及び図4を参照して具体的に説明する。
図3中、1は本実施形態に係る冷却装置の全体構成を示す。冷却装置1は、冷却液Lを貯留する冷却液タンク11を備える。冷却液タンク11は、冷却液供給ライン12s及び冷却液戻りライン12rを介してレーザ加工機等の被冷却物Hに接続することができる。また、冷却液供給ライン12sの中途には、冷却液タンク11に貯留する冷却液Lを被冷却物Hに供給するための送液ポンプ13及びこの送液ポンプ13により供給される冷却液Lを冷却する冷却器(熱交換器)14を接続する。さらに、冷却液供給ライン12sには、冷却液Lの圧力を検出する液圧計15及び冷却液Lの温度を検出する液温センサ16を付設するとともに、冷却液タンク11には、給液ライン17s,ドレンライン17d,液面計18及びボールタップ19等をそれぞれ付設する。
一方、冷却器14には、冷却液供給ライン12sを流れる冷却液Lを熱交換により冷却する冷凍サイクルCを接続する。冷凍サイクルCは、主要機能部として、コンプレッサ20,凝縮器5,冷媒ストレーナ22,電子膨張弁23等を備えており、冷却器14の冷媒流入側には、電子膨張弁23の冷媒流出側を接続するとともに、冷却器14の冷媒流出側には、コンプレッサ20の冷媒流入側を接続する。これにより、矢印Fc方向に冷媒が循環する冷媒回路24が構成される。なお、27は、コンプレッサ20の冷媒流出側と電子膨張弁23の冷媒流出側間に接続したバイパス回路であり、このバイパス回路27は、キャピラリチューブ25及び電磁弁26の直列回路により構成する。このような冷凍サイクルCの基本的な機能は公知の冷凍サイクルと同じとなる。
また、冷凍サイクルCにおける冷媒回路24には、低圧圧力スイッチ31,吸入温度センサ32,凝縮温度センサ33,周囲温度センサ34,高圧圧力スイッチ35,冷却器入口温度センサ36をそれぞれ付設する。この場合、圧力スイッチ31,35は、主に保護スイッチとして機能する。さらに、凝縮器5には、この凝縮器5を冷却する凝縮ファン3c(空冷ファン3)であり、ファンモータ2により駆動される。一方、コンプレッサ20の駆動には、直流モータ20mを使用し、この直流モータ20mは、インバータ39に接続する。そして、各センサ32…,ファンモータ2及びインバータ39、更には、電子膨張弁23及び電磁弁25は、それぞれコントローラ40に接続する。コントローラ40は、制御系Kの主要部を構成し、冷凍サイクルCを含む冷却装置1の全体の制御を司る機能を有する。
図4は、本実施形態に係る冷却装置1の要部構成を示す。図4において、コントローラ40は、マイコン(マイクロコンピュータ)を使用したコントローラ本体41を備えるとともに、このコントローラ本体41に接続した操作パネル等を用いた操作部42及び液晶表示パネル等を用いた表示部43備える。したがって、コントローラ本体41は、CPU44及びメモリ45等を内蔵したコンピュータ機能を有し、予め格納した制御プログラムにより各種処理機能及び制御機能(シーケンス制御)を実行するとともに、通信機能等の必要に応じた各種機能を備えている。
また、コントローラ本体41には、三相交流電源(商用電源)4が入力する。この場合、一相分を単相200ボルトとして使用する。2sは上述したファンモータ2として使用する単相の交流モータであり、一方の接続端子46pは、三相交流電源4の第一ラインに接続するとともに、他方の接続端子46qは、SSR(ソリッドステートリレー)47を介してコントローラ本体41の出力部に接続する。これにより、SSR47はコントローラ本体41の内部で三相交流電源4の第二ラインに接続される。なお、48は運転コンデンサを示す。
図1は、図3の要部構成を機能ブロック図により示したものであり、交流モータ2sに供給する三相交流電源4の電源周波数fsを判別する電源周波数判別手段M1と、交流モータ2sの所定の回転速度Rv…に要する供給電力を決定するデータ(Tc…)を電源周波数fs毎に設定する供給電力設定手段M2と、所定の回転速度Rv…が指定されたなら電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fsに対応して供給電力設定手段M2に設定されたデータ(Tc…)に対応する供給電力を交流モータ2sに付与する供給電力制御手段M3を備える。
この場合、電源周波数判別手段M1は、電圧レベル検出手段M11と信号間隔判別手段M12を備える。電圧レベル検出手段M11は、供給される交流電源電圧Viにおける設定した電圧レベル(0を含む)、即ち、0レベルとなるゼロクロス点のタイミングを検出してレベル検出信号St…を出力するゼロクロス検出機能部51を有する。また、信号間隔判別手段M12は、ゼロクロス検出機能部51から得るレベル検出信号St…の信号間隔Tsを時間により検出するゼロクロス間隔検出機能部52と、ゼロクロス間隔検出機能部52により検出した信号間隔(周期)Tsに基づいて電源周波数fsを判別、即ち、電源周波数fsが50Hzであるか60Hzであるかを判別する周波数判別機能部53を有する。このような電源周波数判別手段M1を構成することにより、電源周波数fsの判別を容易かつ確実に行うことができる。
供給電力設定手段M2は、供給電力を決定するデータとして当該供給電力の交流波形Vwに対するOFF制御時間Tc…を、各電源周波数fsに対応し、かつ複数の異なる回転速度Rv…毎に設定したデータベースDを備える。図5はデータベースDの内容を示している。図5に示すように、No.1〜No.13までの13ステップが設定され、No.1には、最も回転速度Rvが遅いデータを、また、No.13には、最も回転速度Rvが速いデータ、即ち、フル回転するデータが設定される。図5は、一部のステップのみを抜粋して示したものであるが、因に、No.1は、回転速度Rvが、294rpmの場合であり、電源周波数fsが50Hzでは、OFF制御時間Tcが、7.29msに設定され、60Hzでは、OFF制御時間Tcが、5.88msに設定される。同様に、No.10は、回転速度Rvが、735rpmの場合であり、電源周波数fsが50Hzでは、OFF制御時間Tcが、5.79msに設定され、60Hzでは、OFF制御時間Tcが、4.44msに設定される。このような供給電力設定手段M2を構成することにより、比較的簡易な制御系を構成することができるため、更なるコストダウンに寄与できる。
供給電力制御手段M3は、電源周波数判別手段M1により判別された電源周波数fs及び指定された回転速度Rvに基づいてOFF制御時間TcをデータベースDから読出(選択)し、読出したOFF制御時間Tcとゼロクロス検出機能部51から得るレベル検出信号Stからドライブ信号Sdを生成するドライブ信号生成機能部54を有するとともに、ドライブ信号生成機能部54から得るドライブ信号Sdに基づいてSSR47を制御するドライバ55を有する。これにより、OFF制御時間Tcだけ交流波形VwをOFFにする制御を行う。なお、制御時には、凝縮器5の吐出側の冷媒圧力に係わる情報がコントローラ40に付与され、この冷媒圧力に係わる情報に対応した回転速度Rvが指定される。このような供給電力制御手段M3を構成することにより、各電源周波数fsにおける指定された回転速度Rvを容易かつ確実に得ることができる。
次に、本実施形態に係る冷却装置1の動作(機能)について、図1〜図5を参照して説明する。
まず、送液ポンプ13を作動させることにより、冷却液タンク11に貯留する冷却液Lは、冷却液供給ライン12sを介して被冷却物Hに供給されるとともに、被冷却物Hを熱交換により冷却した冷却液Lは、冷却液戻りライン12rを介して冷却液タンク11に戻される。この際、冷却液供給ライン12sを流れる冷却液Lは、冷却器14により冷却される。即ち、冷却器14に流入した冷却液Lは、冷凍サイクルCにおける冷却された冷媒との熱交換により冷却される。なお、図3中、矢印Fw…は冷却液Lが流れる方向を示している。
一方、冷凍サイクルCでは、コンプレッサ20の運転により冷媒が冷媒回路24を矢印Fc方向に循環し、冷凍サイクルCによる冷媒冷却が行われる。また、被冷却物Hに供給される冷却液Lの温度(液温)は、液温センサ16により検出され、コントローラ40に付与される。これにより、コントローラ40はインバータ39に制御指令を付与し、直流モータ20mの回転数を制御することにより、液温が設定温度となるようにフィートバック制御する。
他方、凝縮器5に付設する凝縮ファン3cの回転速度Rvは、凝縮器5の吐出側の冷媒圧力に基づいて制御される。この場合、コントローラ40は、凝縮器5の吐出側の冷媒圧力が高くなれば、凝縮ファン3cの回転速度Rvを速くし、冷媒圧力が低くなれば、凝縮ファン3cの回転速度Rvを遅くするフィードバック制御を行う。なお、凝縮器5の吐出側の冷媒圧力は、圧力センサにより直接検出してもよいし、冷媒圧力に比例する物理量、例えば、凝縮温度センサ33の検出温度や周囲温度センサ34の検出温度と凝縮温度センサ33の検出温度の差などから間接的に検出してもよく、検出した冷媒圧力の情報は、コントローラ40に付与されることにより、凝縮ファン3cの回転速度Rvの制御が行われる。この制御は、本実施形態に係る冷却装置1の要部動作となり、以下、具体的に説明する。
まず、コントローラ40への電源供給時には、電源供給と同時に電源周波数fsの判別が行われる。この場合、図1に示すゼロクロス検出機能部51に、図2(a)に示す三相交流電源43の一相分の交流電源電圧Viが付与される。ゼロクロス検出機能部51は、交流電圧Vaiのゼロクロス点(0レベルになる点)を検出し、検出したタイミングにより図2(b)に示すレベル検出信号St…を出力する。また、ゼロクロス間隔検出機能部52は、ゼロクロス検出機能部51から得るレベル検出信号St…の信号間隔Tsを時間により検出し、周波数判別機能部53に付与する。周波数判別機能部53は、ゼロクロス間隔検出機能部52により検出した信号間隔(周期)Tsから電源周波数fsが50Hzであるか60Hzであるかを判別する。この場合、電源周波数fsが60Hzであれば、1周期は16.6msとなり、8.3ms毎にレベル検出信号St…が発生するとともに、電源周波数fsが50Hzであれば、1周期は20msとなり、10ms毎にレベル検出信号St…が発生する。したがって、信号間隔Tsを検出することにより電源周波数fsを容易かつ確実に判別することができる。なお、この判別処理は、コントローラ40に対する電源供給時に行われ、判別処理が終了したなら次回の電源供給時まで判別結果が固定される。
一方、上述したように、凝縮器5の吐出側の冷媒圧力に係わる情報がコントローラ40に付与されるため、運転の開始により、この冷媒圧力に係わる情報に対応した回転速度Rvが指定され、指定された回転速度Rvとなるように凝縮ファン3cが制御される。この場合、供給電力制御手段M3により、周波数判別機能部53の判別結果(電源周波数fs)と指定された回転速度Rvに基づいてOFF制御時間TcがデータベースDから読出(選択)され、ドライブ信号生成機能部54に付与される。ドライブ信号生成機能部54では、ゼロクロス検出機能部51から付与されるレベル検出信号Stに基づき、図2(c)に示すように、レベル検出信号(パルス信号)Stの立上エッジのタイミングでOFFし、この時点からOFF制御時間Tcが経過したタイミングでONするドライブ信号Sd(パルス信号)が生成される。そして、ドライブ信号生成機能部54から得るドライブ信号Sdは、ドライバ55に付与され、このドライバ55によりSSR47が制御される。即ち、図2(d)に示すように、ゼロクロス点からOFF制御時間Tcの時間だけ交流波形VwがOFFとなり、無電力期間が設定される。
例えば、No.11の回転速度Rvが指定された場合、電源周波数fsが50Hzであれば、OFF制御時間Tcが5.22msとなり、電源周波数fsが60Hzであれば、OFF制御時間Tcが3.75msとなる。このようにOFF制御時間Tcが50Hzと60Hzとで別々に異なる値として設定されることにより電源周波数fsが異なっても供給電力が同一となり、同一の回転速度Rv(985rpm)が得られる。なお、凝縮ファン3cは、運転開始時(起動時)には、No.13が選択され、一定時間フル回転した後、指定された回転速度Rv…による制御運転に移行する。
このように、本実施形態に係る冷却装置1によれば、空冷ファン3に交流モータ2sを使用する場合であっても、交流電源4の電源周波数fsに左右されることなく所定の回転速度Rv…により回転させることができるため、高価なユニット部品である直流モータやインバータを不要にできる。したがって、コスト面で有利な交流モータ及び簡易な制御手段により構成可能となり、電源周波数fsによる冷却能力の差を生じることなく有効なコストダウンを実現できる。特に、冷凍サイクルCにおける凝縮器5の冷却に用いる凝縮ファン3cに適用したため、凝縮器5の周辺廻りにおけるコストダウン及び望ましい空冷制御の双方を実現できる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、空冷ファン3は、冷凍サイクルCにおける凝縮器5の冷却に用いる凝縮ファン3cに適用した場合を示したが、他の用途における各種空冷ファン3に適用できる。また、交流電源電圧Viにおけるゼロクロス点を検出してレベル検出信号St…を出力する場合を示したが、交流電源電圧Viにおける任意の設定した電圧レベルのタイミングを検出する場合を排除するものではない。さらに、供給電力設定手段M2は、供給電力を決定するデータとして当該供給電力の交流波形Vwに対するOFF制御時間Tc…を、各電源周波数fsに対応し、かつ複数の異なる回転速度Rv…毎に設定したデータベースDを用いる場合を示したが、演算式により求めたり、OFF制御時間Tcを連続して可変する場合を排除するものではない。なお、冷却装置1として図3に示すタイプを例示したが、本発明は、例示以外の各種タイプの冷却装置に適用できる。
本発明の最良の実施形態に係る冷却装置における要部構成を示す機能ブロック図、 同冷却装置の要部の動作を説明するための信号のタイミングチャート、 同冷却装置の全体構成図、 同冷却装置の要部構成図、 同冷却装置に備えるデータベースの説明図、
符号の説明
1:冷却装置,2:ファンモータ,2s:交流モータ,3:空冷ファン,3c:凝縮ファン,4:交流電源,5:凝縮器,C:冷凍サイクル,D:データベース,Rv:回転速度,fs:電源周波数,M1:電源周波数判別手段,M2:供給電力設定手段,M3供給電力制御手段,M11:電圧レベル検出手段,M12:信号間隔判別手段,Vi:交流電源電圧,Vw:交流波形,St:レベル検出信号,Ts:信号間隔,Tc:OFF制御時間

Claims (5)

  1. ファンモータにより駆動する空冷ファンを有する冷却装置において、前記ファンモータとして交流モータを使用するとともに、この交流モータに供給する交流電源の電源周波数を判別する電源周波数判別手段と、前記交流モータの所定の回転速度に要する供給電力を決定するデータを電源周波数毎に設定する供給電力設定手段と、所定の回転速度が指定されたなら前記電源周波数判別手段により判別された電源周波数に対応して前記供給電力設定手段に設定されたデータに対応する供給電力を前記交流モータに付与する供給電力制御手段を備えることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記空冷ファンは、冷凍サイクルにおける凝縮器の冷却に用いる凝縮ファンであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記電源周波数判別手段は、供給される交流電源電圧における設定した電圧レベル(0を含む)のタイミングを検出してレベル検出信号を出力する電圧レベル検出手段と、前記レベル検出信号の信号間隔を検出して電源周波数を判別する信号間隔判別手段を備えることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  4. 前記供給電力設定手段は、供給電力を決定するデータとして当該供給電力の交流波形に対するOFF制御時間を、各電源周波数に対応し、かつ複数の異なる回転速度毎に設定したデータベースを備えることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  5. 前記供給電力制御手段は、前記電源周波数判別手段により判別された電源周波数及び指定された回転速度に基づいて供給電力設定手段からOFF制御時間を選択し、選択したOFF制御時間だけ交流波形をOFFに制御する機能を備えることを特徴とする請求項4記載の冷却装置。
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