JP2007210562A - フューエルリッド構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構成でフューエルリッドを開口部の開放側に移動することができるフューエルリッド構造を得る。
【解決手段】フューエルリッド構造10を構成するフューエルリッド16は、給油口12にアクセスするために車体Bに形成された開口部14Aを閉止する閉止位置と、開口部14Aを開放する開放位置とを取り得る。ロックピン30は、軸線方向に沿って移動することでフューエルリッド16を閉止位置にロックするロック位置とロック状態を解除する解除位置とを取り得、車室内からの操作力によってロック位置から位置に移動する。ロックピン30から軸線と交差する方向に沿って突設された突部36は、ロックピン30がロック位置から解除位置に移動する動作に伴ってフューエルリッド16に開放位置側への移動力を付与する。
【選択図】図1
【解決手段】フューエルリッド構造10を構成するフューエルリッド16は、給油口12にアクセスするために車体Bに形成された開口部14Aを閉止する閉止位置と、開口部14Aを開放する開放位置とを取り得る。ロックピン30は、軸線方向に沿って移動することでフューエルリッド16を閉止位置にロックするロック位置とロック状態を解除する解除位置とを取り得、車室内からの操作力によってロック位置から位置に移動する。ロックピン30から軸線と交差する方向に沿って突設された突部36は、ロックピン30がロック位置から解除位置に移動する動作に伴ってフューエルリッド16に開放位置側への移動力を付与する。
【選択図】図1
Description
本発明は、給油口にアクセスするための車体開口部を開閉するためフューエルリッド構造に関する。
フューエルリッドが凍結した場合でもフューエルリッドを開動させるために、フューエルリッドを閉止位置でロックするオープナ部材のロック解除動作に連動してフューエルリッドを開方向に押圧するリンク部材を設けた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平4−8204号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、リンク部材を配設するためのスペースを確保しなければならない問題があった。
本発明は、上記事実を考慮して、コンパクトな構成でフューエルリッドを開口部の開放側に移動することができるフューエルリッド構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るフューエルリッド構造は、給油口にアクセスするために車体外板に形成された開口部を閉止する閉止位置と、前記開口部を開放する開放位置とを取り得るフューエルリッドと、軸線方向に沿って移動することで前記フューエルリッドを前記閉止位置にロックするロック位置と該ロック状態を解除する解除位置とを取り得、車室内からの操作力によって前記ロック位置から解除位置に移動するロック部材と、前記ロック部材から該ロック部材の軸線と交差する方向に沿って突設され、該ロック部材が前記ロック位置から解除位置に移動する動作に伴って前記フューエルリッドに開放位置側への移動力を付与する突部と、備えている。
請求項1記載のフューエルリッド構造では、通常はロック部材がロック位置に位置してフューエルリッドを閉止位置にロック(保持)している。例えば給油の際に車室内から操作力を付与されたロック部材は、その軸線方向に沿ってロック位置から解除位置に移動する。この動作に伴って突部がフューエルリッドに開放位置側への移動力を付与し、ロック部材が解除位置まで至るとフューエルリッドは開放位置側に移動する。換言すれば、ロック部材に設けられた突部は、ロック部材に作用する操作力の一部をフューエルリッドの開放位置側への移動力に変換する。このように、ロック解除に伴ってフューエルリッドには開放力が作用するので、例えば、フューエルリッドの周縁部が凍結した場合でも該フューエルリッドを開放位置側に移動させることが可能となる。
ここで、フューエルリッドに開放位置側への移動力を付与する突部は、単にロック部材から軸線との交差方向(放射方向)に沿って突設されているため、換言すれば、突部はロック部材と独立した動作をしないため、大きな配設スペースを要しないコンパクトな構成とすることができる。特に、突部をロック部材に一体に設けた構成とすれば、部品点数の増加も防止される。また、突部がフューエルリッドと摺動しつつ移動力を付与する構造(カム構造等)であるため、例えばロック部材の凹部をカム面とした構成と比較して強度すなわち信頼性が高い。
このように、請求項1記載のフューエルリッド構造では、コンパクトな構成でフューエルリッドを開口部の開放側に移動することができる。
請求項2記載の発明に係るフューエルリッド構造は、請求項1記載のフューエルリッド構造において、前記フューエルリッドには、前記ロック部材が所定距離を越えて前記解除位置側に移動した場合に前記突部に係合して該ロック部材を解除位置側に保持する解除保持部が設けられている。
請求項2記載のフューエルリッド構造では、突部からフューエルリッドのバネ片に移動力が伝達される。この移動力によってもフューエルリッドが開放位置側に移動しない場合には、バネ片の弾性変形によって突部に過負荷が作用することが防止される。これにより、突部が破損等に対し保護される。
請求項3記載の発明に係るフューエルリッド構造は、請求項2記載のフューエルリッド構造において、前記解除保持部は、前記フューエルリッドにおける前記突部から移動力が付与される部分に弾性変形可能に設けられ、前記ロック部材が所定距離を越えて前記解除位置側に移動した場合に復元して前記突部に係合するバネ片である。
請求項3記載のフューエルリッド構造では、突部からフューエルリッドのバネ片に伝達される移動力によってもフューエルリッドが開放位置側に移動せず、該フューエルリッドが閉止位置に位置したままロック部材が所定距離を超えて解除位置側に移動した場合には、バネ片が復元することで突部におけるロック位置への復帰側に係合し、ロック部材のロック位置への移動が防止される。このため、ロック部材が解除位置側(ロック解除が維持される範囲)に保持される。これにより、例えば乗員が車外に出てフューエルリッドの凍結を解消した場合に、この乗員は車室内に戻ってロック部材を再操作することなくフューエルリッドを開放位置に移動することが可能となる。
以上説明したように本発明に係るフューエルリッド構造は、コンパクトな構成でフューエルリッドを開口部の開放側に移動することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るフューエルリッド構造10について、図1及び図2に基づいて説明する。図1には、フューエルリッド構造10の要部が断面図にて示されており、図2には、フューエルリッド構造10の概略全体構造が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、フューエルリッド構造10は、給油口12が配設された車体Bの凹部14における給油口12アクセスするための開口部14Aを開閉するための構造とされている。給油口12にはフューエルキャップ13が被嵌されている。
フューエルリッド構造10は、開口部14Aを開閉するためのフューエルリッド16を備えている。フューエルリッド16は、車体Bと略面一(連続的な曲面を形成する)状態で開口部14Aを閉止するように、開口部14Aの縁部の内側に入り込む閉止位置を取り得る構成とされている。図2に示される如くフューエルリッド16は、リッドヒンジ18を介して車体B連結されており、該リッドヒンジ18に案内されて回動することで上記した閉止位置と、開口部14Aを開放する開放位置との間を移動する構成とされている。リッドヒンジ18には、図示しない開放用スプリングが配設されており、この開放用スプリングは閉止位置に位置するフューエルリッド16を開放位置側に付勢するようになっている。
このフューエルリッド16におけるリッドヒンジ18とは反対側、すなわち開閉軌跡がリッドヒンジ18廻りの最も大きい円弧を描く部分には、フューエルリッドストライカ20が設けられている。フューエルリッドストライカ20には、後述するフューエルリッドロックピン30が挿脱されるロック孔22が形成されている。図1に示される如く、フューエルリッドストライカ20におけるロック孔22に対するフューエルリッド16の開放動作側(矢印O側)には、開荷重受部24が形成されている。開荷重受部24は、ロック孔22の開口縁側よりも奥側(リッドヒンジ18側)の方がフューエルリッド16の開放動作側に位置するように、傾斜又は湾曲している。
一方、フューエルリッドストライカ20におけるロック孔22に対する矢印Oとは反対向きの矢印C側には、ロックピン案内部26が形成されている。ロックピン案内部26は、ロック孔22の外側に形成され、ロック孔22の開口縁側よりもリッドヒンジ18側の方がフューエルリッド16の矢印C側に位置するように、傾斜又は湾曲している。
このフューエルリッドストライカ20には、フューエルリッドオープナ28を構成するロック部材としてのロックピン30が係合するようになっている。フューエルリッドオープナ28は、ロックピン30がフューエルリッドストライカ20のロック孔22に入り込む(係合する)ロック位置(図1の想像線参照)に位置するロック状態で、上記した開放用スプリングの付勢力によるフューエルリッド16の開放位置への移動を阻止し、ロックピン30がフューエルリッドストライカ20の22から抜け出る(係合を解除する)解除位置(図1の一点差線線参照)に位置する解除状態で、フューエルリッド16の開放位置側への移動を許容する構成とされている。
上記の通りリッドヒンジ18には開放用スプリングが設けられているので、この開放用スプリングの付勢力によってフューエルリッド16は、フューエルリッドストライカ20におけるロック孔22のロックピン案内部26側の縁部がロックピン30に摺動可能に接触している。そして、ロックピン30がフューエルリッドストライカ20の矢印O方向への回動軌跡上から退避した場合(すなわち解除位置に達した場合)に、フューエルリッド16は、開放用スプリングの付勢力によって開放位置に移動する構成とされている。
フューエルリッドオープナ28は、車室内で操作可能に設けられたオープナレバー32と、該オープナレバー32とロックピン30とを連結するワイヤ34と、ロックピン30をロック位置側に付勢する図示しないロックスプリングとを含んで構成されている。これにより、フューエルリッドオープナ28は、このロックスプリング付勢力に抗してオープナレバー32を操作すると、ロックピン30がワイヤ34を介して伝わる操作力によって解除位置側に移動する構成とされている。
また、フューエルリッド構造10では、フューエルリッド16を開放位置から閉止位置側に(矢印C方向に)移動すると、ロックピン案内部26がロックピン30の先端(後述する突部36)に当接し、ロックピン案内部26がロックピン30と摺動しつつフューエルリッド16の矢印C方向への移動力の一部がロックピン30の解除位置側への移動力に変換されるようになっている。この移動力によってロック孔22の開口端に案内されたロックピン30は、ロックスプリングの付勢力によってロック位置に移動する(ロック孔22に入り込む)ようになっている。
そして、ロックピン30の先端(ロック孔22に進退する側)には、突部36が軸方向視で径方向に沿ってフューエルリッド16の開放位置側(矢印O側)に向けて突設されている。この突部36は、ロックピン30のロック位置から解除位置への移動に伴って、図1に実線にて示される如くフューエルリッドストライカ20の開荷重受部24と摺動すると、フューエルリッド16に矢印O方向の移動力を付与するようになっている。換言すれば、突部36は、ロックピン30のロック位置から解除位置への移動力(オープナレバー32に入力される操作力)の一部を、フューエルリッド16の開放位置側への移動力に変換する構成とされている。
突部36と開荷重受部24とは、ロックピン30がロック位置から解除位置まで移動する間には常に摺動してフューエルリッド16に矢印O方向に移動力を付与するように設定(形成)されても良く、フューエルリッド16が上記した開放用スプリングの付勢力によっては矢印O側に移動しない場合にのみ摺動してフューエルリッド16に矢印O方向に移動力を付与するように設定されても良い。
また、ロックピン30における突部36の突設側とは径方向反対側部分であるロック係合部30Aは、絞り形状とされており(先端側に向けて縮径されており)、矢印O側に移動するフューエルリッドストライカ20におけるロック孔22のロックピン案内部26側の縁部との干渉が防止される構成とされている。このため、フューエルリッド16を開放位置側に移動する際にロックピン30は、ロック係合部30Aが突部36よりも先にロック孔22から抜け出す構成とされている。
これにより、少なくともフューエルリッド16が閉止位置から矢印Oに移動しない場合にロックピン30の解除位置側への移動に伴って該フューエルリッド16に矢印O方向の移動力を付与する機能を果たすために該ロックピン30に突部36を設けた構成において、フューエルリッド16を開放位置側に移動する際のロックピン30の解除位置側への移動ストローク(オープナレバー32の操作ストローク)が大きくなることが防止されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成のフューエルリッド構造10では、通常(すなわち給油時以外のとき)は、ロックピン30がフューエルリッドストライカ20のロック孔22に入り込むことで、フューエルリッド16が開口部14Aを閉止する閉止位置にロックされている。このとき、リッドヒンジ18に設けられた開放用スプリングの付勢力によって、フューエルリッドストライカ20におけるロック孔22のロックピン案内部26側縁部がロックピン30に当接し、フューエルリッド16の車体Bに対するがたつきが防止されている。
給油口12から図示しない燃料タンクに燃料を注入する際には、乗員は、オープナレバー32を引いて操作力を付与する。この操作力はワイヤ34を介してロックピン30に伝わり、ロックピン30はロックスプリングの付勢力に抗して解除位置側に移動する。このとき、フューエルリッド16が凍結等していない場合には、フューエルリッド16は、フューエルリッドストライカ20におけるロック孔22のロックピン案内部26側縁部をロックピン30(ロック係合部30A)に摺動させつつ姿勢変化し、ロックピン30が解除位置に至ると、開放用スプリングの付勢力によって閉止位置から開放位置へ移動する。
これにより、給油口12が配設された凹部14の開口部14Aが開放され、給油口12へのアクセスが可能となる。この状態でフューエルキャップ13を取り外して開放された給油口12から、燃料タンクに燃料を注入する。
一方、例えば、フューエルリッド16と開口部14Aとの間に入り込んだ雪や水分等が凍りついて生じた氷I(図1参照)によってフューエルリッド16が凍結した場合には、フューエルリッド16は開放用スプリングの付勢力では矢印O側に移動し得ず、閉止位置に留まろうとする。
ここで、フューエルリッド構造10では、ロックピン30に突部36を設けたため、該ロックピン30を解除位置側に移動する動作によって突部36が開荷重受部24を経由してフューエルリッド16に矢印O方向の移動力を付与する。この移動力は、乗員による操作力であるため、開放用スプリングの付勢力と比較して(併せて)大きな力として付与される。これにより、車室内からのオープナレバー32の操作によって氷Iを破壊してフューエルリッド16を開放位置に移動することができる場合が多くなる。
そして、フューエルリッド構造10では、ロックピン30に固定的に設けた突部36(とフューエルリッドストライカ20に設けた開荷重受部24との協働)によってフューエルリッド16に矢印O側の移動力を付与するため、換言すれば、突部36は、単にロックピン30の軸線方向の移動力を該軸線と交差する方向の上記フューエルリッド16の移動力変換するため、ロックピン30と独立した動作をすることがなく、リンクなどの大きな配設空間及び動作空間を要する構成と比較して、コンパクトな構成とすることができる。特に、突部36はロックピン30に一体に形成されており、開荷重受部24はフューエルリッドストライカ20に一体に形成されているため、部品点数が増加することもない。
しかも、突部36はロックピン30から突設されたカム部(力変換部)であるため、例えば、ロックピン30に形成した凹部の凹壁をカム面とする構成のようにロックピン30自体の強度を低下させてしまうこともない。さらに、ロックピン30における突部36とは径方向反対側のロック係合部30Aが絞り形状とされているため、突部36を設けた構成において、ロックピン30の動作ストロークを大きくすることなくロック解除、フューエルリッド16の閉止位置への移動に伴うロック状態への復帰を行う機能が実現された。
このように、第1の実施形態に係るフューエルリッド構造10では、コンパクトな構成でフューエルリッド16を開口部14Aの開放側に移動することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るフューエルリッド構造40について、図3に基づいて説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品、部分には、上記第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。また、前出の構成について図示を省略する場合もある。
図3(A)に示される如く、フューエルリッド構造40の基本的な構造はフューエルリッド構造10と同じである。このフューエルリッド構造40は、突部36からの移動力によってもフューエルリッド16が矢印O側に移動しない場合に、ロックピン30の解除位置側へのフルストロークで突部36がロック孔22から抜け出るように構成されている点で、第1の実施形態とは異なる。
具体的には、フューエルリッド構造40では、フューエルリッドストライカ20が、開荷重受部24に代えて、解除保持部又はバネ片としての開荷重受部42を備えている。開荷重受部42は、図3(B)に示される如く、ロック孔22の開口端側を矢印O側に近接させるように弾性変形しながらフューエルリッド16を矢印O方向に押す移動力を突部36から受けるようになっている。
これにより、フューエルリッド構造40では、フューエルリッド16が閉止位置に位置したままロックピン30が所定距離以上解除位置側に移動すると、図3(B)に示される如く開荷重受部42が(36と共に)弾性変形することで、該開荷重受部24を突部36が乗り越え、図3(C)に示される如くフューエルリッド16が閉止位置に位置したまま突部36がフューエルリッドストライカ20のロック孔22から抜け出る構成とされている。そして、また図3(C)に示される如く、ロック孔22から抜け出た突部36が弾性変形状態から復元した開荷重受部42(ロック孔22の矢印O側縁部)に係合し、ロックピン30が解除位置に保持されるようになっている。フューエルリッド構造40の他の構成は、図示しない部分を含めフューエルリッド構造10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係るフューエルリッド構造40によっても、第1の実施形態に係るフューエルリッド構造10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、フューエルリッド構造40では、凍結したフューエルリッド16が突部36から開荷重受部24に付与される移動力によっても氷Iが破壊されずに閉止位置に留まる場合等には、ロック孔22から突部36が開荷重受部24に係合してロックピン30が解除位置に保持されるので、車体外部からの開口部14Aの開放作業が容易である。
具体的には、フューエルリッド構造40では、ロックピン30が解除位置に保持されている状態で、人手によって氷Iを破壊すれば、開放用スプリングの付勢力によってフューエルリッド16が開放位置に移動し、開口部14Aが開放される。すなわち、ロックピン30がロック位置に復帰してしまう構成では、氷Iを破壊した後に車室に戻りオープナレバー32を操作する必要があり、氷Iの破壊が不完全な場合にはフューエルリッド16設置部と車室とを何度も往復することになるが、フューエルリッド構造40では、単に氷Iを破壊するだけで、開口部14Aを開放することができる。
また、例えばオープナレバー32の操作力によって氷Iが割れなかった場合でも、開荷重受部42の弾性変形によって突部36がロック孔22から抜け出る(すり抜ける)ため、該抜け出しに要する荷重を超える荷重が突部36に作用することが防止される。これにより、突部36の破損やワイヤ34の損傷が防止される。
10 フューエルリッド構造
12 給油口
14A 開口部
16 フューエルリッド
30 ロックピン(ロック部材)
36 突部
40 フューエルリッド構造
42 開荷重受部(バネ片)
12 給油口
14A 開口部
16 フューエルリッド
30 ロックピン(ロック部材)
36 突部
40 フューエルリッド構造
42 開荷重受部(バネ片)
Claims (3)
- 給油口にアクセスするために車体外板に形成された開口部を閉止する閉止位置と、前記開口部を開放する開放位置とを取り得るフューエルリッドと、
軸線方向に沿って移動することで前記フューエルリッドを前記閉止位置にロックするロック位置と該ロック状態を解除する解除位置とを取り得、車室内からの操作力によって前記ロック位置から解除位置に移動するロック部材と、
前記ロック部材から該ロック部材の軸線と交差する方向に沿って突設され、該ロック部材が前記ロック位置から解除位置に移動する動作に伴って前記フューエルリッドに開放位置側への移動力を付与する突部と、
を備えたフューエルリッド構造。 - 前記フューエルリッドにおける前記突部から開放位置側への荷重を受ける部分は、所定値以上の荷重によって弾性変形して該突部から開放位置側への荷重を受けない状態に移行するバネ片である請求項1記載のフューエルリッド構造。
- 前記バネ片は、前記フューエルリッドが閉止位置に位置したまま前記ロック部材が所定距離を越えて前記解除位置側に移動した場合に、復元して前記凸部に係合することで前記ロック部材を解除位置側に保持するようになっている請求項2記載のフューエルリッド構造。
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2006
- 2006-02-13 JP JP2006035464A patent/JP2007210562A/ja active Pending
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