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JP2007208762A - 基地局 - Google Patents

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JP2007208762A
JP2007208762A JP2006026502A JP2006026502A JP2007208762A JP 2007208762 A JP2007208762 A JP 2007208762A JP 2006026502 A JP2006026502 A JP 2006026502A JP 2006026502 A JP2006026502 A JP 2006026502A JP 2007208762 A JP2007208762 A JP 2007208762A
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Takashi Itamiya
高志 板宮
Tatsuo Horikoshi
辰男 堀越
Kuniaki Akatsuka
邦昭 赤塚
Taketoshi Arakawa
武俊 荒川
Shigeyuki Sudo
茂幸 須藤
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Hitachi Communication Technologies Ltd
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Abstract

【課題】無線基地局から特定の携帯端末に障害情報を通知する。
【解決手段】
基地局診断部201は、基地局内に備えられた無線端末部213を制御し自基地局との接続試験を実行する。基地局内のスイッチ部は、無線端末部213と、他の基地局と通信するためのアンテナ及び自基地局の無線受信部のいずれかとを選択的に接続する。障害箇所に応じて、(1)スイッチ部により無線端末部213と自基地局の無線受信部とを接続し、無線端末部213から、自基地局の無線受信部等を介した第1の経路で、障害箇所及び/又は障害内容を含む障害情報を無線端末108へ送信する。又は、(2)スイッチ部により無線端末部213とアンテナとを接続し、無線端末部213から、アンテナと他の基地局101とを介した第2の経路で、障害情報を無線端末108へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局に係り、特に無線基地局の障害検出の結果を特定の携帯端末に通知する、無線基地局診断の障害通知を行う基地局に関する。
昨今、無線通信システムは、安価な定額制による大容量の無線データ通信サービス提供が始まり、定常的に無線通信を行う機会が増加してきている。また、そのような安価で利用価値の高いサービスの普及により、携帯電話に代表される携帯端末を使用するユーザも増大する傾向にある。こういった状況により、無線通信システムの安定性の向上は非常に重要度の高い課題のひとつである。無線通信システムを提供するメーカは、サービスの安定性を向上させる為にシステムを冗長構成にするなどし、何らかの障害が発生した場合においても、無線通信サービスを停止させない施策を実施している。
こういった施策を実施した上で、更なるシステムの安定性を得る為には、障害が発生した場合においても早急に対応が出来るシステムの構築が必要となる。前述した通り、現状のシステムは冗長構成をもつことが多く、一方のシステムに異常が起きた場合においても、システムを他方に切替えて運用することにより、サービス停止に至らないようになっているが、障害が発生したシステムをいち早く復旧させ、通常の状態に戻すことが求められる。その為には、いち早く障害情報を入手することが求められる。
例えば、基地局の自己診断を実行するか否かを判定する基地局診断装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、基地局に備えられた端末機能部を用いて、空中線障害試験、受信機障害試験等を行う試験装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、データをインターネットプロトコルアドレスによってアドレス指定するプッシュサービスプロバイダから、IPアドレスとは異なる加入者IDによって通信システム内で特定される受信機へのデータ伝送を容易化する、通信システムにおける方法等が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−136811号公報 特開2005−151189号公報 特表2003−509920号公報
現状のシステムでは、保守センタ以外では、無線基地局の障害情報を入手する手段がない。保守センタ以外でも無線基地局の障害情報を入手できるシステムを構築することにより、例えば保守センタ以外においても基地局の障害情報を入手できるようになる。
また、従来の技術によれば、基地局診断部にて障害を検出した場合の障害の通知方法は、無線基地局に有線にて接続された回線を介し、無線基地局の保守センタに通知する方法がある(例えば、特許文献2参照)。保守センタでは、無線基地局より通知された障害情報を基に障害復旧作業を行う事になる。前述の通知方法の場合、無線基地局とネットワークを接続する為の回線インタフェース部が正常に動作している事が前提条件となる。例えば、回線インタフェース部が使用不可能な場合、障害情報を通知することができなかった。システムの信頼性を考えた場合、回線インタフェース部を二重化するなどの方法により、有線接続する回線の信頼性を向上させる事は可能であるが、コストがかかる。また、最悪の場合には、何らかの原因で二重化した両方の回線インタフェース部が使用不可能となることもあり、サービス提供の継続に重大な悪影響を及ぼす場合が想定される。このような場合、基地局の障害情報を既存の有線接続された経路を使用せずに障害情報を通知できれば、有線接続のための回路に障害が発生しても障害を通知でき、障害復旧を早めることができる。また、保守センタ以外の場所でも基地局の障害情報を入手できる経路を確立することにより、場所に限定されず迅速で柔軟な保守を実行できる。また、上記の保守センタ以外への障害情報の通知を、多くの保守関係者に同報することにより、障害情報の共有化が図られ、基地局の保守を多様化できるメリットがある。
本発明は、以上の点に鑑み、無線基地局にて障害が発生した場合、障害情報の通知を有線で接続された特定の保守センタに限らず、無線にて接続可能な、例えば特定の携帯端末に障害情報を通知する基地局を実現することを目的とする。また、本発明は、無線基地局が何らかの障害により、有線接続により保守センタと通信が出来ないと判断された場合、付近に隣接する基地局からの電波を捕捉して、該基地局を介して自基地局の障害情報を通知する事を目的とする。また、本発明は、既存の基地局診断の構成及び実施方法を変更する事なく、障害を通知する事を目的とする。
本発明は、公知の無線基地局の診断方法を変更せずに、無線基地局の構成に小規模な改造を行うことで上記に示す通知方法を実現することを目的のひとつとする。本発明は、無線端末部は公知の技術であるSMS(Short Message Service、ショートメッセージサービス)や、携帯端末の識別に用いられる、国際移動電話加入者ID(IMSI)をIPアドレスに変換し、特定のIPアドレスに対し、IPパケットを送信する技術(例えば、特許文献3参照)を使用することで、通知先の携帯端末は、既存のデータ通信技術にて無線基地局の障害情報の通知を受信することを目的のひとつとする。特にSMSの場合は、現在の無線通信システムにおいて、公知の技術であり、メッセージの送信に必要なトラフィックが非常に少ないというメリットが大きい。
本発明は、従来のように無線基地局の保守者が保守センタにいない場合においても、保守者が持つ特定の携帯端末に通知することにより、保守者は、例えば保守センタに設置された保守用端末(PC)にリモートアクセスすることにより、より柔軟に即応性を向上させた保守作業を実現できることを目的のひとつとする。また、本発明は、障害情報を通知する携帯端末を複数に設定し、保守者の持つ携帯端末に同じ内容の障害情報を展開することで、例えばある保守者が無線基地局の障害発生に気づかずに、障害対応が遅くなるといった人為的なミスを低減することを目的のひとつとする。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば図2に示す無線基地局の構成とした。具体的には、無線通信機能を有した無線端末部213を基地局診断部201の内部に接続し、無線基地局100のアンテナ部(208〜211)に接続された方向性結合器を用いて、無線信号処理部203と基地局診断部201を接続して、任意の方向にて結合可能な構成とする。上記の技術によれば、無線端末部213は、無線基地局100の診断にのみ使用できる構成となっているが、本発明においては、図2に示すように、無線端末部213に、スイッチ217の切替えにより、無指向性アンテナ218を接続する事ができ、無線端末部213が一般に知られる携帯端末と同様に、無線基地局100が備えるアンテナ部(208〜209)を使用せずに無線通信可能な構成とした。前記のアンテナ218を使用することにより、例えば図2に示す無線部(205、206)や、無線信号処理部203及び、回線インタフェース部204に何らかの障害が発生した場合においても、付近に隣接する無線基地局を捕捉可能であり、自基地局の障害通知を送信するルートを柔軟に決定できる。無線基地局100が正常に運用できる場合は、無線基地局内で基地局診断部201と有線接続された第1の経路215を介して、基地局の障害通知を速報として特定の携帯端末に送信でき、且つ、例えば無線基地局100と外部ネットワークを接続する回線インタフェース部204などの故障により無線基地局100が通信不可の場合であっても、スイッチ217によりアンテナ218と無線端末部213を接続し、第2の経路216を介して付近に隣接する基地局を介し、障害通知を速報として特定の携帯端末に通知することを可能としたものである。
本発明は、例えば、無線通信システムにおいて、無線通信機能を有した無線端末部と、前記の無線端末部を制御し基地局との接続試験を実行する機能を有した基地局診断部と、前記の無線端末部にて送受信を行う800MHz帯の周波数と2GHz帯の周波数の無線信号成分をスイッチにより切替え、さらに無線入出力信号を調整する減衰器を備えたRF選択部と、前記RF選択部にて選択された無線信号を接続するセクタ毎にスイッチにより切替えるセクタ選択部と、前記の無線端末部及び、外部の携帯端末より送信される上り無線信号を受信する機能を有し、1又は2系統で構成される無線受信部と、前記の無線端末部及び、外部の携帯端末に送信する下り無線信号を送信する機能を有した無線送信部と、携帯端末と無線信号の送受信を行う機能を有した1又は2系統で構成されるアンテナと、無線信号の変調及び復調機能を有し、携帯端末との呼接続処理機能を有したディジタル信号処理部と、基地局全体を制御する機能を備える基地局制御部とを有し、前記の基地局診断部を用いて、基地局の接続試験を実施し、無線基地局の障害の有無を検出機能を備え、障害検出した場合に、前記の無線端末部が有する無線通信機能を用いて、障害情報を特定の携帯端末に通知することを特徴のひとつとした無線基地局を提供する。
また、上述の無線基地局において、前記の障害情報を特定の携帯端末に通知する手段を有する無線基地局であって、基地局の接続試験の構成を変更することなく、前記の特定の携帯端末に障害情報を通知する手段を有することを特徴のひとつとする。
上述の無線基地局において、前記の障害情報を特定の携帯端末に通知する手段として、SMSを用いることを特徴のひとつとする。
上述の無線基地局において、前記の障害情報を特定の携帯端末に通知する手段として、携帯端末に付与されたIPアドレスに対し、IPパケットを送信する技術を用いることを特徴のひとつとする。
上述の障害情報に、発生した障害の重要度と、障害が発生した無線基地局を識別することが出来る情報と、障害発生箇所に関する情報が含まれていることを特徴のひとつとする。
上述の障害情報の通知を行う場合、自基地局の通信可能、通信不可能を判断する機能を有し、自基地局を介した障害情報の通知が不可能の場合、隣接する他の無線基地局を介して、障害情報を通知することを特徴のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
無線信号を受信及び/又は送信する無線部と、
無線信号の変調、復調及び呼接続処理を行う信号処理部と、
ネットワークへ接続するための回線インタフェースと、
無線端末の送信機及び受信機を有し、無線信号を前記無線部に送信し及び前記無線部から受信する無線端末部と、
前記無線端末部を制御し予め定められた自基地局の診断試験を実行する診断制御部と、
前記無線端末部と直接又はスイッチを介して接続され、前記無線端末部が他の基地局と通信するためのアンテナと、
前記無線端末部を、前記アンテナ及び前記無線部のいずれかに接続するスイッチと、
を備え、
前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、
前記診断制御部により、接続された前記無線端末部と前記無線部とを用いて診断試験を実施し、
該診断試験の結果、障害箇所に応じて、(1)前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、前記無線端末部から、前記無線部と前記信号処理部と前記回線インタフェースとを介した第1の経路、及び、(2)前記スイッチにより前記無線端末部と前記アンテナとを接続し、前記無線端末部から、前記アンテナと他の基地局とを介した第2の経路のうち、障害の検出されない経路で、障害箇所及び/又は障害内容を含む障害情報を予め定められた前記無線端末へ送信する基地局が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
無線信号を受信及び/又は送信する無線部と、
無線端末の送信機及び受信機を有し、無線信号を前記無線部に送信し及び前記無線部から受信する無線端末部と、
前記無線端末部を制御し予め定められた自基地局の診断試験を実行する診断制御部と、
前記無線端末部と直接又はスイッチを介して接続され、前記無線端末部が他の基地局と通信するためのアンテナと、
前記無線端末部を、前記アンテナ及び前記無線部のいずれかに接続するスイッチと、
を備え、
前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、
前記診断制御部により、接続された前記無線端末部と前記無線部とを用いて診断試験を実施し、
前記スイッチにより前記無線端末部と前記アンテナとを接続し、前記無線端末部から、前記アンテナと他の基地局とを介した経路で、障害箇所及び/又は障害内容を含む障害情報を予め定められた無線端末へ送信する基地局が提供される。
本発明によると、基地局診断方法の結果を保守センタ以外の特定の携帯端末に通知することが実現できる。また、本発明によると、無線基地局が何らかの障害により保守センタとの通信が不可の場合においても、基地局の障害情報を特定の携帯端末に通知することが実現できる。本発明によると、公知の無線基地局の診断方法を変更せずに、無線基地局の構成に小規模な改造を行うことで上記に示す通知方法を実現することができる。本発明によると、無線端末部は公知の技術であるSMSや、携帯端末の識別に用いられる、国際移動電話加入者ID(IMSI)をIPアドレスに変換し、特定のIPアドレスに対し、IPパケットを送信する技術(例えば、特許文献3参照)を使用することで、通知先の携帯端末は、既存のデータ通信技術にて無線基地局の障害情報の通知を受信することが実現できる。特にSMSの場合は、現在の無線通信システムにおいて、公知の技術であり、メッセージの送信に必要なトラフィックが非常に少ないというメリットが大きい。
本発明によると、従来のように無線基地局の保守者が保守センタにいない場合においても、保守者が持つ特定の携帯端末に通知することにより、保守者は、例えば保守センタに設置された保守用端末(PC)にリモートアクセスすることにより、より柔軟に即応性を向上させた保守作業を実現できる。また、本発明によれば、障害情報を通知する携帯端末を複数に設定し、保守者の持つ携帯端末に同じ内容の障害情報を展開することで、例えばある保守者が無線基地局の障害発生に気づかずに、障害対応が遅くなるといった人為的なミスを低減することが可能となる。
1.第1の実施の形態
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。
(ハード構成)
図1は、本実施の形態による無線通信システムの構成である。本構成によれば、無線通信システムは、複数の無線基地局(100、101)と、SMSサーバ107と、無線通信機能を有した携帯端末108とを備える。また、無線通信システムは、無線通信網(104、106)と、IP網105(Internet Protocol網)とを介して各装置が通信可能である。また、保守端末をさらに備え、無線基地局100及び携帯端末108は、例えば、保守端末と通信することができる。無線基地局100は、無線端末部213を内部に備えた基地局診断部201を有する。無線基地局100は、基地局診断部201及び、無線端末部213を制御することにより、無線基地局の接続を確認する機能を有する。
無線通信網104は、複数の無線基地局(100、101)が有線接続された通信網で、無線パケットの制御機能を有し、IP網105を介して、他の装置及び他の無線通信網106と通信が可能である。IP網105には、複数の無線通信網(104、106)及び、SMSサーバ107が接続され。IPパケットの制御機能を有する。
SMSサーバ107は、ショートメッセージサービス(以下、SMS)の送受信管理機能を有し、SMSの宛て先を解析し、メッセージを配信する機能を有する。携帯端末108は、無線通信機能を有する。本実施の形態に示す携帯端末108は、特にSMSの送受信機能を有する。
本実施の形態では、無線基地局100は、基地局診断部201及び無線端末部213を用いて、無線基地局100の接続を確認する機能を有し、無線基地局100の障害を検出した場合、SMSにて無線基地局100の障害情報を、特定の携帯端末108に通知(速報)する。以下、図を用いて無線基地局診断及び障害検出時の障害情報通知について説明する。
図2は、図1に示した無線基地局100の構成例を示すブロック図である。無線基地局100は、基地局診断部201と、基地局制御部202と、無線信号処理部203と、回線インタフェース部204と、2GHz帯無線部205及び/又は800MHz帯無線部206と、セクタ選択部207と、アンテナ208〜211を備える。なお、2GHz対無線部205と800MHz帯無線部206の双方を備えても良いし、いずれか一方であってもよい。また、他の周波数帯であってもよい。
基地局診断部201は、診断制御部212と、無線端末部213と、RF選択部214とアンテナ218とを備え、基地局診断機能を有する。
診断制御部212は、処理部と、メモリと、FROM(フラッシュROM)と、I/F部とを有する。診断制御部212は、基地局制御部202からの接続試験の実施指示に従い、無線端末部213及びRF選択部214を制御して、予め定められた診断試験を実施する。診断試験は、例えば、基地局の正常/異常、発信・着信の可否等とすることができる。なお、これら以外にも感度測定、その他適宜の診断、障害検出試験であってもよい。
無線端末部213は、無線通信機能を有し、診断試験に用いられる。また、本実施の形態では、SMSを送信する機能を有する。
RF選択部214は、スイッチ217と、分波器と、減衰器とを有する。RF選択部214は、診断制御部212により制御され、内部に備える減衰器を用いて、上り及び下りの無線信号の調整をそれぞれ行うことが出来る。分波器は、上り信号と下り信号を分波する。分波器及び減衰器は、周波数毎に備えられることができる。RF選択部214のスイッチ217は、診断制御部212からの指示に従い、無線端末部213にて送受信する無線信号の周波数を選択する機能、及び、自基地局と通信するか若しくはアンテナ218を介して他の基地局と通信するかを選択する機能を有する。例えば、スイッチ217により無線端末部213と800MHz分波器が接続され、経路215に示すように、無線端末部213から出力した無線信号を無線部206内の無線受信部で受信し、感度を測定する試験を実施する。また、経路215を介して無線端末部213から携帯端末108へ障害情報を通知できる。スイッチ217により無線端末部213とアンテナ218とが接続されると、無線端末部213は、経路216を介して他の基地局と通信できる。
アンテナ218は、基地局100が適宜の無線端末と通信するためのアンテナ208〜211と別個に設けられることができる。アンテナ218は、例えば、直接又はスイッチ217を介して無線端末部213に接続される。
基地局診断部201は、上述のように実施した試験の結果を、基地局制御部202に報告する。この時、基地局診断部201と基地局制御部202間の通信インタフェースの障害により、正しく試験結果報告が出来なかった場合、基地局診断部201は、内部通信障害の発生と判断する。
基地局制御部202は、例えば、処理部と、メモリと、FROMと、I/F部とを備え、無線基地局全体の制御を行う機能を有する。例えば、本実施の形態においては、回線インタフェース部204を介して保守センタより無線基地局の接続試験の実施命令を受信した場合、又は、予め定められた試験時刻になると基地局診断部201に無線基地局の接続試験の実施の指示を行う。
無線信号処理部203は、例えば、上り信号の復調及び下り信号の変調を行う。回線インタフェース204は、無線通信網104と接続するためのインタフェースである。
無線部(205、206)は、無線信号を処理する機能を有するユニットであり、例えば、方向性結合器と、スイッチと、濾波器と、分波器と、無線受信部と、無線送信部とを有する。なお、基地局100は、ダイバシチ構成とすることができる。例えば、図2に示すように、0系のアンテナ208及び無線受信部と、1系のアンテナ209及び無線受信部とを有することができる。また、アンテナ及び無線受信部が、1系統で構成されるシステムであってもよい。セクタ選択部207は、セクタ1〜3のいずれかを選択し、セクタ(例えば、各セクタのスイッチ)とRF選択部214の減衰器とを接続する。
(データフォーマット)
図3に、基地局障害検出時に、SMSを保守者が持つ携帯端末108へ通知するメッセージのフォーマットを示す。障害通知メッセージは、SMS送信元番号708と、SMS送信先番号709と、障害情報本文707とを含む。SMS送信元番号708は、端末機能部213に割り当てられた番号である。SMS送信先番号709は、携帯端末108の番号である。SMS送信元番号708と、SMS送信先番号709は、例えば、基地局診断部212又は基地局制御部202のメモリに予め記憶しておくことができる。障害情報本文707は、図3(a)に示すように、重要度701と、基地局識別コード702と、エリアコード703と、基地局名704と、障害箇所705と、障害内容706を含む。
重要度701は、発生した障害の重要度を示すもので、例えば、CR(Critical)と、MJ(Major)と、MN(Minor)が定義される。CRは、無線通信サービスの運用停止に至る可能性があり、即時保守者が対応必須の障害発生時に通知される。MJは、無線通信サービスの運用停止には至らないが、即時保守者による対応が必要な障害発生時に通知される。MNは、無線通信サービスの運用に影響を与えることは無いが、保守者による対応が必要な障害発生時に通知される。これらの重要度は、例えば部品により決まっており、診断制御部212が検出した障害箇所、障害内容に応じて決定されることができる。なお、重要度は上述以外にも適宜定義されることができる。また、適宜の数定義されることもできる。
基地局識別コード702は、障害が発生した基地局を示すコードで、無線通信システムの同一エリア内にて、それぞれの基地局に対し、ユニークに与えられる識別コードである。エリアコード703は、無線通信システムにおいて、それぞれのエリア毎にユニークに与えられた識別コードである。基地局名704は、無線基地局個別に与えられた識別名称である。例えば、基地局が設置されている土地名などを付与することで、具体的な場所を把握できるように設定する。なお、基地局識別コード702、エリアコード703、基地局名704は、例えば、基地局診断部212又は基地局制御部202のメモリに予め記憶しておくことができる。
障害箇所705は、障害が発生した箇所(診断制御部212が検出した障害箇所)を示すコードである。図2の無線基地局の構成にて示したように、例えば、回線インタフェース部201と、無線信号処理部202と、無線部(203〜204)と、基地局制御部205と、基地局診断部206と、セクタ選択部208と、RF選択部209のいずれか又は複数のコードを含む。
基地局診断部205は、基地局障害を検出した場合、上述のメッセージフォーマットに従い、障害情報メッセージを生成する。また、重要度701と、基地局識別コード702と、エリアコード703と、基地局名704と、障害箇所705と、障害内容706で構成したメッセージを障害情報本文707とする。SMSで障害情報を通知する場合は、SMS発信元番号708と、SMS発信先番号709をメモリから読み出して障害情報本文707に付加し、SMSサーバ107に送信する。なお、IPパケットを送信する場合は、通知先のアドレスを含んだIPパケット710を付加し送信する(詳細は後述する)。
(フローチャート)
図4は、基地局診断部201にて、基地局の障害を検出した際のフローチャートである。基地局診断部201は、基地局制御部202からの指示に従い予め定められた試験を行い、障害を検出するとさらに以下の処理を実行する。
基地局診断部201は、発生した基地局の障害の解析を行う(ステップ301)。ここでは、例えば、基地局診断部201と基地局制御部202間の通信障害と判断した場合を説明する。次に、基地局診断部201は、障害情報通知を送信する時に、障害の解析結果に基づき、自基地局による通信が可能か判断する(ステップ302)。例えば、図2に示す第1の経路215上に障害がないか判断する。基地局診断部201は、発生した障害が無線基地局の無線通信に影響を及ぼさないと判断した場合(ステップ302、YES)、自基地局に対し、障害情報通知を送信する(ステップ306)。例えば、基地局診断部201は、図3に示す障害通知メッセージを作成する。また、基地局診断部は、スイッチ部218により無線端末部213と無線部205又は206とを接続し、無線端末部213から、無線部205又は206と信号処理部203と回線インタフェース204とを介した第1の経路215で、障害通知メッセージを予め定められたSMSサーバ107経由で携帯端末108へ送信させる。
なお、上述の第1の経路215は、図2に示す800MHzの無線部206を介した経路以外にも、2GHzの無線部205を介した経路であってもよい。また、適宜のセクタを介した経路であってもよい。これらの複数の経路のいずれかに障害がなければ、スイッチ217、セクタ選択部207により障害のない経路を選択し、該経路を用いて障害通知メッセージを通知するようにしてもよい。
ステップ302の判断により、自基地局による通信が不可能と判断した場合(ステップ302、NO)、図2のスイッチ218を切替え、無線端末部213とアンテナ218を接続する(ステップ303)。スイッチ218の切り替えにより、無線端末部213は、無線基地局100の障害に影響されることなく、一般の携帯端末と同様、付近に隣接する無線基地局101からの電波を捕捉できるようになる。無線端末部213は、ある一定時間、付近にある隣接する無線基地局を捕捉する(ステップ304)。この時、例えば複数の無線基地局(電波)が捕捉できた場合(ステップ305)、無線端末部213は、最も通信品質の良い無線基地局を選択することができる。なお、無線基地局には、無線基地局を識別する為の認識コードがそれぞれの基地局に対しユニークに設定されているので、無線端末部213はこの認識コードを参照し、自基地局からの電波を選択せず、自基地局と隣接する無線基地局を区別できる。逆に、一定時間経過後、付近に隣接する無線基地局を捕捉出来なかった場合(ステップ305)、無線端末部213による捕捉動作を終了する。ステップ305にて、隣接する無線基地局を捕捉できた場合、アンテナ218及び捕捉した無線基地局を介して、障害通知メッセージをSMSサーバ107経由で携帯端末へ送信する(ステップ306)。基地局診断部201は、上述の図4に示すフローチャートの基づき、障害通知メッセージを送信する基地局を決定する。
次に無線端末部213を用いて、障害情報通知をSMSにより送信する処理(ステップ306、307)を説明する。
図5は、SMSを用いて障害情報を通知するためのシーケンス図である。
まず、基地局診断部201又は基地局制御部202は、障害情報を無線通信にて送信する為に、無線端末部213に対し障害通知送信指示を送信する(ステップ401)。障害通知送信指示は、例えば、作成された障害通知メッセージを含む。障害通知送信指示を受けた無線端末部213は、無線通信網104間との通信チャネルを確立する為に、無線基地局100又は101に対し通信チャネル確立要求を送信する(ステップ402)。なお、無線端末部213は、図4に示すフローチャートの結果に従い、自基地局100もしくは付近に隣接する無線基地局101に対し通信チャネル確立要求を行う。無線端末部213は、通信チャネル確立要求送信後、無線基地局を経由し、無線通信網104との間で通信チャネル確立をする(ステップ403)。通信チャネル確立後、IP網105との間でPPP(Point to Point Protocol)コネクションを確立する(ステップ404)。
無線端末部213は、PPPコネクション確立後、SMSサーバ107間でデータの送受信をする為にTCP/IPコネクションを確立するためにTCP/IP接続要求をSMSサーバ107に送信する(ステップ405)。SMSサーバ107では、TCP/IP接続要求に対し、TCP/IP接続確立を送信する(ステップ406)。以後、無線端末部213と、SMSサーバ107間にTCP/IPコネクションが確立する(ステップ407)。TCP/IPコネクション確立後、無線端末部213は、図3のメッセージフォーマットに従い作成され、ステップ401で受信された障害通知メッセージをSMS形式で送信する(ステップ408)。送信する障害通知メッセージは、図3に示すように、SMS送信元番号708(例えば、国際移動局電話加入者IDを用いることができる)と、SMS送信先番号709(例えば、国際移動局電話加入者IDを用いることができる)と、障害情報本文707を含む。SMSサーバ107は、上述のステップ408にて送信された、SMS形式の障害通知メッセージを受信すると、メッセージに記述された宛て先を解析する。例えば、SMSサーバ107は、SMS送信先番号708を参照する(ステップ409)。その後、SMSサーバ107は、SMS送信先番号708にて指定された携帯端末108にSMS形式の障害通知メッセージを送信する(ステップ410)。携帯端末108は、上述の障害通知メッセージのSMSを受信後、SMSサーバ107に受信完了メッセージを送信する(ステップ411)。SMSサーバ107は、SMS受信完了メッセージを、SMS送信元番号を参照し、送信側の無線端末部213に送信する(ステップ412)。無線端末部213は、SMSサーバ107よりSMS受信完了メッセージを受信し、SMS送信完了を確認し、SMS送信時に確立したTCP/IPコネクションを解放する(ステップ413〜414)。無線端末部213は、TCP/IPコネクションを解放後、無線基地局100又は101に対し、通信チャネル解放要求を送信し、無線通信網間と張ったPPPコネクション及び、無線基地局間と張った通信チャネルを解放する(ステップ415〜416)。
以上、図2、図4、図5に示した方法により、無線基地局200及び、基地局診断部201は、基地局内で発生した障害情報を特定の携帯端末に通知することが可能となる。
図6は、障害通知及び保守の実施の説明図である。携帯端末108は、無線基地局100から障害通知メッセージを受信すると、例えば、表示部に受信されたメッセージ(例えば、障害情報本文707)を表示する。携帯端末108を持つ保守者が保守センタにいない場合においても、携帯端末108の表示を見て、携帯端末108を用いて保守センタに設置された保守用端末(PC)609にリモートアクセスすることができる。これにより、より柔軟に即応性を向上させた保守作業を実現できる。
2.第2の実施の形態
次に、IPパケットを特定の携帯端末に送信する技術(例えば、特許文献3参照)を用いた実施の形態について説明する。
(ハード構成)
図7は、第2の実施の形態における無線通信システムの構成図である。
無線通信システムは、無線基地局100と、アドレス変換装置613と、加入者情報データベース(以下、加入者情報DB)614と、無線通信機能を有した携帯端末108とを備える。また、無線通信システムは、無線通信網(104、106)と、IP網105(Internet Protocol網)とを介して各装置が通信可能である。また、保守端末をさらに備え、無線基地局100及び携帯端末108は、例えば保守網を介して保守端末と通信することができる。
アドレス変換装置613は、IPアドレスを受信すると、対応する加入者IDを無線基地局へ返信する。加入者情報DB614は、加入者IDを受信すると、対応する加入者情報を無線基地局へ返信する。なお、アドレス変換装置613及び加入者情報DB614の詳細な構成は後述する。なお、図中、第1の実施の形態と同様の構成については第1の実施の形態と同じ符号を付し詳細な説明を省略する。
(データフォーマット)
図8は、アドレス変換装置613のテーブルフォーマット図である。
アドレス変換装置613には、IPアドレスと加入者IDが対応して記憶される。例えば、適宜のメモリ等に予め記憶されることができる。
加入者IDは、例えば、国際移動電話加入者番号(IMSI)を用いることができる。IMSIは、キャリアから携帯電話購入時に、電話番号と共に書き込まれるデータである。携帯電話での通信システムでは、このIMSIを用いて携帯電話の識別を実施している。なお、IMSI以外にも、適宜の識別子を用いても良い。IPパケットの送信先IPアドレスと加入者ID(IMSI)は、図示のように1対1で対応づけられている。例えば、アドレス変換装置613は、無線基地局(100、101)から「IPアドレスA」を受信した場合、対応する加入者IDとして「IMSI A」を読み出し、無線基地局(100、101)へ返信する。
図9は、加入者情報DB614のテーブルフォーマット図である。
加入者情報DB614には、加入者IDと加入者情報が対応して記憶される。加入者情報には、加入者IDにて特定される携帯端末が接続されるネットワークに関するアドレス情報が記述されている。例えば、図7に示す無線通信網106が複数あり、それぞれ無線通信網A、無線通信網B、無線通信網Cとした場合、加入者情報には、加入者IDで指定された携帯端末と通信可能な無線通信網A、B、Cを特定するアドレス情報が記述される。そのアドレス情報は、無線通信網106にパケットを送信する為に用いられる。
図10は、無線通信網106が有するアドレステーブルのフォーマット図である。
アドレステーブルは、加入者情報と、携帯端末のアドレス情報とが対応して記憶される。
携帯端末108のアドレス情報は、無線通信網106が無線通信を管理している自分の配下の携帯端末108にユニークに与える独自のアドレスである。無線通信網内では、このアドレスを用いて、自分の配下の携帯端末間で無線通信を行う。例えば、携帯端末Aが無線通信網Aと無線通信を行う際には、無線通信網Aより携帯端末Aに対し、アドレスAを割り振る。アドレスAは、携帯端末Aが無線通信網Aの通信可能範囲にある場合は保持されるが、携帯端末Aが移動し、通信可能範囲から出た場合は破棄される。従って、携帯端末Aに対するアドレス情報は常に同じものになることは限らない。
携帯端末Aと通信する場合は、無線通信網Aから割り振られたアドレス情報が必要となる。例えば、加入者情報Aを無線基地局100から受信した無線通信網106は、アドレステーブルを参照して、加入者情報Aに対応して記憶されている、携帯端末A(例えば、携帯端末108)に割り振ったアドレス情報を読み出し、送信元の無線基地局に通知する。これにより、送信側(例えば、無線端末部213)で携帯端末Aに対してパケットを送信するアドレスを入手することができる。
図11は、無線端末部213から携帯端末108へ送信されるIPパケット(障害通知メッセージ)のデータフォーマットである。障害通知メッセージは、例えば、IPヘッダ710と障害情報本文707とを含む。IPヘッダ710は、例えば、携帯端末108のアドレス情報が含まれる。なお、障害情報本文707は、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略する(例えば、図3(a)参照)。
(シーケンス)
無線基地局100(基地局診断部201)は、上述の図4及びその説明に示すフローを実行する。なお、ステップ301〜305の各ステップの詳細は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。ここで、ステップ306及びステップ307においては、SMSではなくIPパケットを送信する。以下、障害情報通知を、IPパケットにより送信する処理について説明する。
図12は、IPパケットを用いて障害情報を通知するためのシーケンス図である。
基地局診断部201又は基地局制御部202は、障害情報通知を無線通信にて送信する為に、無線端末部213に対し、障害通知送信指示を行う(ステップ501)。障害通知送信指示を受けた無線端末部213は、無線通信網104間との通信チャネルを確立する為に、無線基地局100又は101に対し、通信チャネル確立要求を送信する(ステップ502)。この時、第1の実施の形態のSMSを使用した障害通知の場合と同様に、図4に示すフローチャートの結果に従い、自基地局100もしくは付近に隣接する無線基地局101に対し通信チャネル確立要求を行う。無線端末部213は、通信チャネル確立要求送信後、無線基地局100又は101を経由し、無線通信網104との間に通信チャネル確立をする(ステップ503)。通信チャネル確立後、無線端末部213とIP網105との間でPPP(Point to Point Protocol)コネクションを確立する(ステップ504)。
次に、無線端末部505は、障害情報を通知する携帯端末108のIPアドレスをアドレス変換装置613に送信する(ステップ505)。携帯端末108のIPアドレスは、例えば、診断制御部212のメモリ又は基地局制御部202のメモリに予め記憶され、無線端末部213に通知されることができる。アドレス変換装置613は、メモリを参照し、受信したIPアドレスに対応する加入者IDを読み出して無線端末部213に送信する(ステップ506)。無線端末部213は、入手した加入者IDを、加入者情報データベース518に送信する(ステップ507)。加入者データベース614は、受信した加入者IDに対応する加入者情報を読み出して無線端末部213に送信する(ステップ508)。この加入者情報には、障害情報の送信先の携帯端末108にIPパケットを提供できる基地局情報が含まれている。無線端末部213は、送信先の携帯端末108にIPパケットを提供できる無線通信網106(例えば、通信網内の適宜の装置)に対し、加入者情報を送信する(ステップ509)。無線通信網106は、受信した加入者情報を基にアドレステーブルを参照し、無線通信網106内で使用する携帯端末108を特定できる携帯端末のアドレス情報を読み出し、無線端末部213に送信する(ステップ510)。無線端末部213は、受信した携帯端末のアドレス情報を、図11及び図3(a)に示したメッセージフォーマットで作成した障害情報本文707を付加し、障害通知のIPパケットとして、無線基地局519に送信する(ステップ511)。IPパケットは、図3に示すようにIPヘッダ710と、障害情報本文707で構成され、IPヘッダ710には、ステップ510にて取得した携帯端末520を特定できるアドレス情報が含まれる。無線通信網106は、受信した障害通知のIPパケットのIPヘッダ710より、携帯端末のアドレス情報を参照し、該当する携帯端末520に障害通知のIPパケットを送信する(ステップ512)。以上により、第1の実施の形態におけるSMSを使用した障害情報通知の方法と同様に、障害通知をIPパケットとして、特定の携帯端末に送信することが可能となる。
図13は、特定の携帯端末に障害情報を通知する本実施の形態を用いて、無線基地局を保守する概要を示したものである。無線基地局100は、無線端末部213を用いて無線基地局100の障害情報を携帯端末108に、IPパケットを用いて通知する。保守網608は無線通信網104に接続され、保守端末609にて無線基地局の保守が実施できる。例えば、携帯端末108を持つ基地局の保守者が保守センタ以外の場所でIPパケットにより基地局の障害情報を受信した場合、保守端末609にリモートログインすることで、保守者は、場所に縛られることなく基地局の障害対応を実施できるようになり、より早急により柔軟に対応することが可能となる。
3.変形例
無線端末部213及び携帯端末108にGPS機能を備えることにより、基地局100の位置情報を特定の携帯端末108に通知することが可能となる。基地局の位置情報は、予め測定してメモリ等に記憶しておいても良い。無線端末部213は、基地局の位置情報をGPS機能で測定し又は予め測定された位置情報を読み出し、携帯端末108へ送る。例えば、第1の実施の形態ではSMSを用いて送ることができる。また、第2の実施の形態ではIPパケットを用いて送ることができる。なお、障害通知メッセージに含めても良い。
携帯端末108では、送られてきた位置情報を参照することにより、特定の基地局にナビゲートされることができる。特に無線基地局は様々な場所に設置されており、設置場所を熟知した保守者を同行させ、基地局のメンテナンス作業が必要であるが、GPSを利用することにより設置場所を知らない保守者が単独でも基地局が設置されている場所に行くことが可能となる。なお、本変形例は、上述の第1及び第2の実施の形態の双方に適用可能である。
本発明は、例えば、無線通信システム及びその保守に関する産業に利用可能である。
無線基地局の障害情報を通知する際のシステム構成図である。 無線基地局100の構成を示すブロック図である。 無線基地局の障害情報をSMS及びIPパケットで通知する際に使用するメッセージのフォーマットの説明図である。 基地局診断部が、障害を検出した場合、自基地局もしくは、隣接する基地局を捕捉して障害通知を送信するか判断する為のフローチャートである。 SMSを用いて障害情報を通知する為のシーケンス図である。 SMSにて障害通知を受信した場合に、基地局の保守を実施を説明する為の構成図である。 第2の実施の形態における無線通信システムの構成図である。 アドレス変換装置613のテーブルフォーマット図である。 加入者情報DB614のテーブルフォーマット図である。 無線通信網106が有するアドレステーブルのフォーマット図である。 無線端末部213から携帯端末108へ送信されるIPパケット(障害通知メッセージ)のデータフォーマット図である。 IPパケットを用いて障害情報を通知するためのシーケンス図である。 特定の携帯端末に障害情報を通知する本実施の形態を用いて、無線基地局を保守する概要を示した図である。
符号の説明
100、101 無線基地局
104、106 無線通信網
105 IP網
107 SMSサーバ
108 携帯端末
201 基地局診断部
202 基地局制御部
203 無線信号処理部
204 回線インタフェース部
205、206 無線部
207 セクタ選択部
208〜211 アンテナ
212 診断制御部
213 無線端末部
214 RF選択部
608 保守網
609 保守端末
613 アドレス変換装置
614 加入者情報データベース

Claims (9)

  1. 無線信号を受信及び/又は送信する無線部と、
    無線信号の変調、復調及び呼接続処理を行う信号処理部と、
    ネットワークへ接続するための回線インタフェースと、
    無線端末の送信機及び受信機を有し、無線信号を前記無線部に送信し及び前記無線部から受信する無線端末部と、
    前記無線端末部を制御し予め定められた自基地局の診断試験を実行する診断制御部と、
    前記無線端末部と直接又はスイッチを介して接続され、前記無線端末部が他の基地局と通信するためのアンテナと、
    前記無線端末部を、前記アンテナ及び前記無線部のいずれかに接続するスイッチと、
    を備え、
    前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、
    前記診断制御部により、接続された前記無線端末部と前記無線部とを用いて診断試験を実施し、
    該診断試験の結果、障害箇所に応じて、(1)前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、前記無線端末部から、前記無線部と前記信号処理部と前記回線インタフェースとを介した第1の経路、及び、(2)前記スイッチにより前記無線端末部と前記アンテナとを接続し、前記無線端末部から、前記アンテナと他の基地局とを介した第2の経路のうち、障害の検出されない経路で、障害箇所及び/又は障害内容を含む障害情報を予め定められた前記無線端末へ送信する基地局。
  2. 無線信号を受信及び/又は送信する無線部と、
    無線端末の送信機及び受信機を有し、無線信号を前記無線部に送信し及び前記無線部から受信する無線端末部と、
    前記無線端末部を制御し予め定められた自基地局の診断試験を実行する診断制御部と、
    前記無線端末部と直接又はスイッチを介して接続され、前記無線端末部が他の基地局と通信するためのアンテナと、
    前記無線端末部を、前記アンテナ及び前記無線部のいずれかに接続するスイッチと、
    を備え、
    前記スイッチにより前記無線端末部と前記無線部とを接続し、
    前記診断制御部により、接続された前記無線端末部と前記無線部とを用いて診断試験を実施し、
    前記スイッチにより前記無線端末部と前記アンテナとを接続し、前記無線端末部から、前記アンテナと他の基地局とを介した経路で、障害箇所及び/又は障害内容を含む障害情報を予め定められた無線端末へ送信する基地局。
  3. 前記診断制御部は、検出された障害箇所が前記第1の経路上にあるか判断し、
    障害箇所が第1の経路上にある場合に、前記第2の経路を用いて障害情報を前記無線端末へ送信する請求項1に記載の基地局。
  4. 前記無線端末部は、予め定められたひとつ又は複数の携帯端末に障害情報を送信する請求項1又は2に記載の基地局。
  5. 前記無線端末部は、ショートメッセージサービスを用いて、障害情報を無線端末に送信する請求項1又は2に記載の基地局。
  6. 前記無線端末部は、無線端末に付与されたIPアドレスに対し、障害情報を含むIPパケットを送信する請求項1又は2に記載の基地局。
  7. 前記障害情報は、検出された障害の重要度と、自基地局を識別するための情報とをさらに含む請求項1又は2に記載の基地局。
  8. 前記無線部は、第1の周波数の無線信号成分を受信する第1の無線部と、第2の周波数の無線信号成分を受信する第2の無線部とを有し、
    前記スイッチは、前記無線端末部を、前記アンテナ又は第1の無線部又は第2の無線部に接続し、
    前記診断制御部により検出された障害箇所に従い、前記スイッチにより前記アンテナ又は前記第1の無線部又は前記第2の無線部を介した経路のうち障害のない経路を選択して、障害情報を前記無線端末に通知する請求項1又は2に記載の基地局。
  9. 前記スイッチにより前記無線端末部と前記アンテナとが接続されると、前記無線端末部は、
    前記アンテナを介してひとつ又は複数の基地局から、各基地局を識別するための認識コードを含む電波を捕捉し、
    捕捉した電波の認識コードを参照し、該認識コードが予め記憶された自基地局の認識コードか否かを判断し、
    自基地局の認識コード以外の電波のなかから、所定の通信品質の電波を選択し、
    選択された電波を用いて、前記アンテナと他の基地局を介した経路で障害情報を送信する請求項1又は2に記載の基地局。
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