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JP2007204950A - 長尺部材 - Google Patents

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JP2007204950A
JP2007204950A JP2006022362A JP2006022362A JP2007204950A JP 2007204950 A JP2007204950 A JP 2007204950A JP 2006022362 A JP2006022362 A JP 2006022362A JP 2006022362 A JP2006022362 A JP 2006022362A JP 2007204950 A JP2007204950 A JP 2007204950A
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plate
cap
longitudinal direction
decorative member
metal member
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Application number
JP2006022362A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kudo
雅之 工藤
Takaya Shimada
尊矢 島田
Ryota Watanabe
亮太 渡辺
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

【課題】金属製部材と化粧部材を組み合わせて外観の見栄えが良いと共に、熱伸びの差を吸収して長手方向に湾曲変形しないと共に、熱伸びでキャップが外れることがないようにした長尺部材とする。
【解決手段】金属製部材10の一側面部分に化粧部材20を長手方向に相対的にスライド可能に取付けて熱伸びの差を吸収して長手方向に湾曲変形しないようにし、この金属製部材10の長手方向の端部にキャップ30を取付けて端部を保護し、前記キャップ30は第1板31と第2板32を有すると共に、金属製部材10は化粧部材20よりも長尺で、その化粧部材20の長手方向の端面20bと第1板31とが離隔して熱伸びした際に、その端面20bが第1板31に接してキャップ30が外れないようにし、前記第2板32を化粧部材20の裏面20aに長手方向にスライド可能に接して前記第1板31と化粧部材20の端面20bとの間の目地部3を閉塞して金属製部材10の目地部3部分が見えないようにした長尺部材。
【選択図】図2

Description

本発明は、戸建て住宅や高層住宅などの窓に取付ける面格子、フェンス、住宅等の玄関先に設置されるエントランスポールなどに用いる長尺部材に関する。
特許文献1に面格子が開示されている。
この面格子は、複数の縦格子材に亘って横材を連結したものである。
特許文献2にエントランスポールが開示されている。
このエントランスポールは、金属製柱材に化粧木材を連結したものである。
特開2002−201874号公報 特開平11−303551号公報
特許文献1に開示された面格子の縦格子材は、その上下端部にキャップを取付けて縦格子材の端部を保護しているが、使用状態で縦格子材が直接目視され、外観の見栄えが悪い面格子といえる。
特許文献2に開示されたエントランスポールは化粧木材を備え、使用状態で化粧木材が見えるようにすることで、外観の見栄えが良いものにできるから、この金属製柱材と化粧木材を備えた長尺部材を、引用文献1に記載された縦格子材に用いることで外観の見栄えが良い面格子とすることが可能である。
しかし、前述の金属製柱材と化粧木材を備えた長尺部材は、その金属製柱材と化粧木材の線膨張係数が異なり、気温や直射日光などによる熱伸びに差が生じるから、その長尺部材は長手方向に湾曲変形(いわゆる反り)することがある。
このことを解消するためには、金属製柱材と化粧木材が長手方向に相対的にスライド可能とし、前述の熱伸びの差を吸収して長手方向に湾曲変形しないようにすることが考えられる。
このようにした場合に、特許文献1に開示した面格子の縦格子材のように、金属製柱材の長手方向の端部にキャップを取付けると、金属製柱材の線膨張係数よりも化粧木材の線膨張係数が大きい場合に、熱伸びの差で長手方向に相対的にスライドしてキャップが外れることがある。
本発明の目的は、金属製部材と化粧部材を組み合わせて外観の見栄えが良いと共に、熱伸びの差によって長手方向に湾曲変形することがなく、しかも熱伸びでキャップが外れることがないようにした長尺部材を提供することである。
第1の発明は、金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板と、前記化粧部材の裏面に長手方向にスライド可能に対向した第2板を有し、
前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔して目地部を形成し、
この目地部は、常時前記キャップの第2板で閉塞されていることを特徴とする長尺部材である。
第1の発明においては、金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
化粧部材は、表面部と取付部を有すると共に、その表面部は取付部よりも長手方向に突出し、前記取付部が金属製部材の取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、その表面部が金属製部材の一側面に表出し、
前記表面部の長手方向の端面とキャップの第1板との間に目地部を形成し、
この表面部における前記取付部よりも突出した部分の裏面にキャップの第2板が対向していることが好ましい。
このようにすれば、化粧部材を金属製部材に簡単に取付けできる。
第2の発明は、金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
前記キャップは、金属製部材の端部を覆って保護する第1板と、前記化粧部材の裏面に長手方向にスライド可能に対向した第2板を有し、
前記化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が離隔して目地部を形成し、
この目地部は、常時キャップの第2板で閉塞され、
前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、化粧部材がキャップの第1板よりも長手方向に突出可能としたことを特徴とする長尺部材である。
第2の発明においては、金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
化粧部材は、表面部と取付部を有すると共に、その表面部は取付部よりも長手方向に突出し、
前記取付部が金属製部材の取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、その表面部が金属製部材の一側面に表出し、この表面部の裏面にキャップの第2板が対向し、
前記キャップの第1板に、前記表面部が挿通する切欠部を形成することが好ましい。
このようにすれば、化粧部材を金属製部材に簡単に取付けできる。
また、化粧部材の表面部がキャップの第2板に沿ってスライドして第1板の切欠部から長手方向に突出する。
第3の発明は、金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板と、第2板を有し、
前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔し、
前記キャップの第2板が前記化粧部材の長手方向の端部寄り部分を常時覆っていると共に、この端部寄り部分と前記第2板は相対的に長手方向にスライド可能であることを特徴とする長尺部材である。
第3の発明においては、金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
化粧部材は表面部と取付部を有し、その取付部が前記取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、前記表面部が金属製部材の一側面に表出し、
キャップの第2板は、前記化粧部材を覆う横断面コ字形状であることが好ましい。
このようにすれば、化粧部材を金属製部材に簡単に取付けできる。
また、化粧部材の表面部と取付部は同一長さとすることができるから、その化粧部材の切断加工が容易である。
第4の発明は、金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板を有し、
前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔して目地部を形成し、
この目地部に、伸縮自在な目地閉塞部材を設けることで、その目地部を常時閉塞したことを特徴とする長尺部材である。
第4の発明においては、金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
化粧部材は、表面部と取付部を有し、その取付部が前記取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、前記表面部が金属製部材の一側面に表出し、
目地閉塞部材は、キャップにより長手方向に移動しないようにした固定部材と、前記化粧部材の長手方向端面に当接した可動部材を長手方向に伸び縮み自在に嵌め合わせるとともに、両者は伸び方向に付勢して常時一部が重なっていることが好ましい。
このようにすれば、化粧部材を金属製部材に簡単に取付けできる。
また、固定部材と可動部材が伸び方向に付勢されているから、キャップの第1板と化粧部材の端面との間の目地部を常時閉塞できるし、熱伸びの際には固定部材と可動部材が縮み作動してキャップが外れることを防止できる。
第1・第2・第3・第4の発明によれば、金属製部材と化粧部材を備えているから、外観の見栄えが良い。
また、金属製部材と化粧部材は相対的に長手方向にスライド可能であるから、両者の熱伸びの差を吸収して長手方向に湾曲変形することがない。
第1の発明によれば、化粧部材の端面とキャップの第1板が離隔し、金属製部材、化粧部材の熱伸びによって化粧部材の端面が第1板に接することがないので、熱伸びでキャップが外れることがない。
また、前述の端面と第1板との間の目地部が第2板で常時閉塞されているから、金属製部材の目地部と対向した部分が外部から見えることがなく、見栄えが良い。
第2の発明によれば、金属製部材、化粧部材が熱伸びした時に化粧部材がキャップの第1板よりも長手方向に突出するので、熱伸びでキャップが外れることがない。
また、キャップの第2板が化粧部材の裏面にスライド可能に対向しているから、化粧部材の長手方向の端面とキャップの第1板との間の金属製部材の一側面部分が第2板によって覆われて見えないから、見栄えが良い。
第3の発明によれば、金属製部材と化粧部材が熱伸びした時に化粧部材がキャップの第2板に対して長手方向にスライドし、その化粧部材の端面とキャップの第1板が接してないから、熱伸びでキャップが外れることがない。
また、金属製部材における化粧部材の端面とキャップの第1板との間の部分はキャップの第2板で常時覆われ、外部から見えないので、外観の見栄えが良い。
第4の発明によれば、化粧部材の端面とキャップの第1板との間の目地部は目地閉塞部材で常時閉塞されているから、外部から見えないので、外観の見栄えが良い。
また、金属製部材と化粧部材が熱伸びした時には目地閉塞部材が縮むので、熱伸びでキャップが外れることがない。
図1は、本発明の長尺部材を縦格子材として用いた面格子、フェンスなどの格子体を示す正面図である。
前記長尺部材1を複数平行に配設し、その各長尺部材1に亘って複数の横部材2を連結して格子体としてある。
前記長尺部材1は金属製部材10と、この金属製部材10の一側面部分に取付けた化粧部材20と、前記金属製部材10の長手方向の両端部に取付けたキャップ30を備えている。
前記金属製部材10の線膨張係数よりも化粧部材20の線膨張係数が大きい。
前記金属製部材10としては、アルミ押出形材が用いられているが、これに限ることはない。
前記化粧部材20としては、木粉と樹脂を混合して成形した粉体充填樹脂を用いているが、これに限ることはない。
前記キャップ30は樹脂製であるが、これに限ることはなく、化粧部材20と同一素材としても良い。
次に、長尺部材1について説明する。
前記金属製部材10と化粧部材20は長手方向に相対的にスライド可能に取付けてあり、図2に示すように金属製部材10が化粧部材20よりも長尺である。
前記キャップ30は図2に示すように第1板31と第2板32を備えている。その第1板31が金属製部材10の長手方向の端面10aに接して取付けてあり、この第1板31で金属製部材10の端面10a(つまり、端部)を覆っていると共に、化粧部材20の長手方向の端部と隙間を置いて対向して覆って、それぞれ保護している。
前記キャップ30の第2板32は化粧部材20の裏面20aにおける上下寄り部分と対向、好ましくは接して第1板31と化粧部材20の長手方向の端面20bとの間の目地部3を常時閉塞し、その目地部3の金属製部材1が見えないようにしている。
図2に示す実施の形態では、化粧部材20の下の端面20bが下のキャップ30の第1板31に接し、その化粧部材板20の上の端面20bと上のキャップ30の第1板31が離隔して前述の目地部3としてあり、その目地部3を第2板32で常時覆っている。
なお、目地部3は上下に設けても良いし、上にのみ設けても良い。
このようであるから、金属製部材10と化粧部材20を組み合わせて長尺部材1としたので、外観の見栄えが良い。
また、金属製部材10と化粧部材20は長手方向に相対的にスライド可能であるから、気温や直射日光などによる熱伸びの差を吸収して長尺部材1が長手方向に湾曲変形することがない。
また、キャップ30の第1板31と化粧部材20の端面20bが離隔して目地部3とし、その目地部3の寸法(つまり、前述の離隔寸法)は、金属製部材10、化粧部材20が熱伸びした際に、キャップ30の第1板31と端面20bが接しないようにしてあり、キャップ30が外れることがない。
しかも、前述の目地部3はキャップ30の第2板32で常時覆われているので、見栄えが良い。
前記各部材の具体形状を説明する。
前記金属製部材10は図2〜図5に示すように、一側面10bに開口した取付用溝11を長手方向に連続して有している。
前記化粧部材20は表面部21の裏面21aに取付部22を一体的に設けたもので、その取付部22の長手方向の両端寄り部分を切断等で除去し、表面部21の長手方向の両端部分が取付部22よりも長手方向に突出している。この表面部21の長手方向の端面(前述の端面20b)と第1板31との間に前述の目地部3を形成している。
前記取付部22が取付用溝11に長手方向にスライド可能に嵌め込んで取付けてあり、その表面部21は金属製部材10の一側面10bに表出している。つまり、金属製部材10の一側面10b寄りから表面部21が見える。この表面部21は金属製部材10の一側面10bよりも突出しているが、面一でも良い。
前記キャップ30の第2板32が取付用溝11内に嵌め込みされ、その第2板32が表面部21の裏面21a(前述の化粧部材20の裏面20a)と対向、好ましくは接している。
前記取付部22の長手方向の端面22aと第2板32の端面32aの間の上下寸法は前述の目地部3の上下寸法よりも大きい。
前記取付用溝11は、奥側の第1溝12と、この第1溝12と連続し、かつ開口側の第2溝13を有している。
そして、第1溝12に取付部22がスライド可能に嵌め込みされると共に、第2溝13に第2板32が嵌め込みされる。
前記金属製部材10は第1板14と第2板15と連結板16と中間板17で中空部18と前述の取付用溝11を有する矩形断面形状の長尺材である。キャップ30の第1板31はビス33で金属製部材10に固着してある。このビス33は金属製部材10のビスホール34に螺合している。
これに限ることはなく、断面円形、三角形で、その側面の一部分に取付用溝11を有する長尺材でも良い。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6と図7に示すように、金属製部材10の端面10aに張り出し部材40を設け、この張り出し部材40は端面10aよりも上方、下方に張り出している。他の形状は第1の実施の形態と同様である。
これによって、長尺部材1を、金属製部材10の一側面10bと隣接した側面方向から見た時に、金属製部材10の端面10aに張り出し部材40が見えると共に、一側面10bには化粧部材20(表面部21)が見えるので、見栄えが良い。
前記張り出し部材40を金属製部材10の一側面10bと同じ外観、例えば、張り出し部材40、金属製部材10bをアルミ製として同じ外観とすると共に、化粧部材20(表面部21)の幅が一側面10bの幅よりも小さく、その化粧部材20の幅方向両側に幅狭い部分10cが見えるようにすれば、図7に示すように縦材1を斜めから見た時に、前記幅狭い部分10cと張り出し部材40が連続して見えるから、外観が見栄え良い。
特に、化粧部材20とキャップ30を同一材質のものとすれば、一側面10bと端面10aとに同一部材が連続している外観となる。
前記張り出し部材40は平面コ字形状、又は平面矩形状として金属製部材10に嵌合して取付けても良いし、この張り出し部材40はキャップ30と一体的としても良い。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この実施の形態の金属製部材10、化粧部材20は前述の第1の実施の形態と同様で、キャップ30は第1板31と第2板32を有する形状は第1の実施の形態と同様であるが、化粧部材20がキャップ30の第1板31よりも長手方向に突出できるようにしたことが相違する。
つまり、前述の第1の実施の形態においては目地部3の長手方向寸法を大きくして金属製部材10,化粧部材20が熱伸びした際にキャップ30(第1板31)と接しないようにしてあるが、この第3の実施の形態では、図8、図9に示すようにキャップ30の第1板31に切欠部33を形成し、化粧部材20が熱伸びした時に切欠部33に沿ってスライドしてキャップ30よりも上方、下方に突出できるようにしてある。
例えば、第1板31における第2板32の表面(化粧部材20の裏面20aが接する面)と連続した部分に切欠部33を形成し、化粧部材20の表面部21がキャップ20の第2板32に沿ってスライドすることで切欠部33から長手方向に突出するようにしてある。
このようにすれば、目地部3の上下寸法、つまり第1板31と木製縦材20の端面20bとの間の寸法を小さくすることができる。この目地部3は第2板32で常時覆われている。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図10〜図12に示すように、長尺部材1は金属製部材10と化粧部材20とキャップ30を備えている。
前記金属製部材10の一側面部分に化粧部材20が、化粧部材20と金属製部材10が相対的に長手方向にスライド可能に取付けてある。その化粧部材20は金属製部材10よりも短く、金属製部材10の長手方向の端面10aは化粧部材20の長手方向端面20bよりも長手方向に突出している。
前記キャップ30は第1板31と第2板32を有している。その第1板31が金属製部材10の端面10a(つまり、端部)と化粧部材20の端面20bを覆っている。例えば、第1板31が金属製部材10の端面10aに接すると共に、化粧部材20の端面20bと間隔を置いて対向している。
これによって、金属製部材10、化粧部材20が熱伸びした際に化粧部材20の端面20bが第1板31に接しない。
前記第2板32は化粧部材20の長手方向の端部寄り部分を常時覆っていると共に、その第2板32と化粧部材20は相対的に長手方向にスライド可能である。
このようであるから、金属製部材10と化粧部材20の熱伸びの差を吸収して長尺部材1が長手方向に湾曲変形しないようにできる。
また、化粧部材20の端面20bとキャップ30の第1板31が離隔しているので、金属製部材10、化粧部材20の熱伸びによってキャップ30が外れることがない。
また、キャップ30の第2板32が化粧部材20の長手方向端部寄り部分を常時覆っているから、金属製部材10の化粧部材20を取付けていない長手方向の端部寄り部分(つまり、目地部3)が目視されないので、外観の見栄えが良い。
次に、各部材の具体形状を説明する。
前記金属製部材10は、一側面10bに開口した取付用溝11を長手方向に連続して有している。
例えば、金属製部材10は第1板14と第2板15と連結板16と中間板17で中間部18と取付用溝11を有する矩形断面形状の長尺材である。
これに限ることはなく、断面円形、三角形で、その側面の一部分に取付用溝11を有する長尺材でも良い。
前記化粧部材20は表面部21と取付部22を有し、その取付部22が前記取付用溝11に長手方向から嵌め込むようにしてスライド可能に取付けられる。
この化粧部材20の表面部21は金属製部材10の一側面10bに表出している。
前記キャップ30の第1板31は金属製部材10の平面形状と同一の形状で、その端面10aに接して覆っている。
前記キャップ30の第2板32は横断面コ字形状で、前記表面部21及び金属製部材10の取付用溝11の開口端面(一側面10b)に、長手方向に相対的にスライド可能に接している。
この実施の形態によれば、化粧部材20の表面部21と取付部22を同一長さに切断するので、その切断作業が容易である。
なお、図10に示すように上下のキャップ30の第1板31と化粧部材20の端面20bとの間に間隔をそれぞれ設けたが、どちらか一方にのみ間隔を設け、他方は接するようにしても良い。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図13〜図15に示すように第1の実施の形態における目地部3を、金属製部材10の長手方向に伸縮自在な目地閉塞部材50で閉塞し、金属製部材10、化粧部材20の熱伸びの差に追従して伸縮して常時目地部3を閉塞すると共に、キャップ30が外れないようにしてある。他の構成は第1の実施の形態と同様である。
前記目地閉塞部材50は固定部材51と可動部材52を、金属製部材10の長手方向に伸び縮み自在に嵌め合わせて伸縮自在としてある。
前記固定部材51と可動部材52を弾性部材、例えばコイルスプリング53で伸び方向に付勢してある。
前記固定部材51をキャップ30により長手方向に移動しないようにし、可動部材52を化粧部材20の長手方向の端面20bに当接してある。
これによって、化粧部材20の端面20bとキャップ30との間の目地部3を目地閉塞部材50で閉塞する。
そして、金属製部材10と化粧部材20の熱伸びの差によって可動部材52がコイルスプリング53に抗してキャップ30側に摺動して熱伸びの差を吸収すると共に、キャップ30が外れないようにする。
次に、目地閉塞部材50の具体形状を説明する。
前記固定部材51は金属製部材10の一側面に開口した取付用溝11に取付けられ、この固定部材51が金属製部材10の一側面に表出する。つまり、一側面から見た時に固定部材51が目視される。
前記固定部材51は、長手方向の一端面(キャップ30と反対側の端面)51aに開口したガイド溝54を有する。
前記可動部材52は固定部材51のガイド溝54に摺動自在に嵌挿されていると共に、前記取付用溝11に沿って摺動自在にガイドされる。
前記ガイド溝54の底面54aと可動部材52との間にコイルスプリング53が設けてあり、このコイルスプリング53で可動部材52が固定部材51の一端面51aから突出して前記化粧部材20の端面20bに当接していると共に、固定部材51の長手方向の他端面51bがキャップ30の第1板31に当接している。
前記固定部材51はキャップ30の第1板31と一体としても良い。つまり、キャップ30の第2板32を固定部材51とする。
また、目地閉塞部材50を長手方向に反転して固定部材51を化粧部材20の端面20bに当接し、可動部材52をキャップ30と連続しても良い。
例えば、可動部材52をキャップ30の第1板31に当接、または一体とする。
前述の各実施の形態においては、化粧部材20を金属製部材10にカシメなどで長手方向に移動しないように固定し、振動などが作用した時に化粧部材20が金属製部材10の長手方向に移動しないようにすることができる。
例えば、第1・第2・第3の実施の形態では、化粧部材20の長手方向一端部(下端部)を金属製部材10に固定する。
第4・第5の実施の形態では、化粧部材20の長手方向中央部を金属製部材10に固定する。このようにすれば、長手方向の両端部で目地幅を吸収でき、そのぶん片方の目地幅を小さくできる。
また、各実施の形態においては金属製部材10の長手方向の両端部にキャップ30がそれぞれ取付けてあるが、一方の端部にのみキャップ30を取付けても良い。
例えば、長尺部材1の長手方向の一端部を基礎などに埋設して使用する場合や、化粧部材20の長手方向の一端部を金属製部材10にカシメなどで長手方向に移動しないように固定した場合などは、化粧部材20は長手方向の他端部にのみ熱伸びするので、キャップ30は金属製部材10の一方の端部にのみ設けることができる。
前述の各実施の形態は、格子体の縦格子材として用いる長尺部材について説明したが、エントランスポールとして用いる長尺部材としても良い。
また、長尺部材は縦向きに用いるものであるが、横向きに用いることも可能である。
本発明の長尺部材を用いた格子体の正面図である。 長尺部材の第1の実施の形態を示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 長尺部材の上部斜視図である。 金属製部材と化粧部材とキャップの分解斜視図である。 長尺部材の第2の実施の形態を示す側面図である。 長尺部材の上部斜視図である。 長尺部材の第3の実施の形態を示す側面図である。 長尺部材の上部斜視図である。 長尺部材の第4の実施の形態を示す側面図である。 図10のB−B断面図である。 長尺部材の上部斜視図である。 長尺部材の第5の実施の形態を示す側面図である。 図13のC−C断面図である。 長尺部材の上部斜視図である。
符号の説明
1…長尺部材、3…目地部、10…金属製部材、10a…長手方向の端面、10b…一側面、11…取付用溝、20…化粧部材、20a…裏面、20b…長手方向の端面、21…表面部、22…取付部、30…キャップ、31…第1板、32…第2板、33…切欠部、50…目地閉塞部材、51…固定部材、52…可動部材、53…コイルスプリング(弾性部材)。

Claims (8)

  1. 金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
    前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板と、前記化粧部材の裏面に長手方向にスライド可能に対向した第2板を有し、
    前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔して目地部を形成し、
    この目地部は、常時前記キャップの第2板で閉塞されていることを特徴とする長尺部材。
  2. 金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
    化粧部材は、表面部と取付部を有すると共に、その表面部は取付部よりも長手方向に突出し、前記取付部が金属製部材の取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、その表面部が金属製部材の一側面に表出し、
    前記表面部の長手方向の端面とキャップの第1板との間に目地部を形成し、
    この表面部における前記取付部よりも突出した部分の裏面にキャップの第2板が対向している請求項1記載の長尺部材。
  3. 金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
    前記キャップは、金属製部材の端部を覆って保護する第1板と、前記化粧部材の裏面に長手方向にスライド可能に対向した第2板を有し、
    前記化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が離隔して目地部を形成し、
    この目地部は、常時キャップの第2板で閉塞され、
    前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、化粧部材がキャップの第1板よりも長手方向に突出可能としたことを特徴とする長尺部材。
  4. 金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
    化粧部材は、表面部と取付部を有すると共に、その表面部は取付部よりも長手方向に突出し、
    前記取付部が金属製部材の取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、その表面部が金属製部材の一側面に表出し、この表面部の裏面にキャップの第2板が対向し、
    前記キャップの第1板に、前記表面部が挿通する切欠部を形成した請求項2記載の長尺部材。
  5. 金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
    前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板と、第2板を有し、
    前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔し、
    前記キャップの第2板が前記化粧部材の長手方向の端部寄り部分を常時覆っていると共に、この端部寄り部分と前記第2板は相対的に長手方向にスライド可能であることを特徴とする長尺部材。
  6. 金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
    化粧部材は表面部と取付部を有し、その取付部が前記取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、前記表面部が金属製部材の一側面に表出し、
    キャップの第2板は、前記化粧部材を覆う横断面コ字形状である請求項5記載の長尺部材。
  7. 金属製部材と、この金属製部材の一側面部分に、長手方向に相対的にスライド可能に取付けた化粧部材と、前記金属製部材の長手方向の端部に取付けたキャップを備え、
    前記キャップは、金属製部材の端部と化粧部材の端部を覆って保護する第1板を有し、
    前記金属製部材の線膨張係数よりも化粧部材の線膨張係数が大きく、その金属製部材が化粧部材よりも長尺で、この化粧部材の長手方向の端面と前記キャップの第1板が、前記金属製部材と化粧部材が熱伸びした際に、その端面と第1板が接しないように離隔して目地部を形成し、
    この目地部に、伸縮自在な目地閉塞部材を設けることで、その目地部を常時閉塞したことを特徴とする長尺部材。
  8. 金属製部材は、その一側面に開口した取付用溝を有し、
    化粧部材は、表面部と取付部を有し、その取付部が前記取付用溝に長手方向にスライド可能に取付けられ、前記表面部が金属製部材の一側面に表出し、
    目地閉塞部材は、キャップにより長手方向に移動しないようにした固定部材と、前記化粧部材の長手方向端面に当接した可動部材を長手方向に伸び縮み自在に嵌め合わせるとともに、両者は伸び方向に付勢して常時一部が重なっている請求項7記載の長尺部材。

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