JP2007197664A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】泡質の改善された洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】(A)特定のアルキルリン酸モノエステル、および
(B)(b1)下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)下記一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)下記一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種
[式中、R2は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R3、R4およびR5はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を示し、R6は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R7は炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基を示し、R8は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、Z-は四級アンモニウムイオンと対イオンを形成する陰イオン基を示す]
を含有し、かつpHが2.0〜8.0である洗浄剤組成物。
【選択図】なし
【解決手段】(A)特定のアルキルリン酸モノエステル、および
(B)(b1)下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)下記一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)下記一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種
[式中、R2は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R3、R4およびR5はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を示し、R6は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R7は炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基を示し、R8は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、Z-は四級アンモニウムイオンと対イオンを形成する陰イオン基を示す]
を含有し、かつpHが2.0〜8.0である洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は洗浄剤組成物に関し、詳しくは、洗顔料、全身洗浄料、シャンプー等の身体洗浄に好適な洗浄剤組成物に関する。
洗顔料、全身洗浄料、シャンプー等の洗浄剤は使用の際、直接皮膚に接触するため、使用感を向上させる豊かな起泡性および皮膚への低刺激性が要求される。また、低刺激性に対するさらなる要求の高まりから、これら洗浄剤が示すpH領域は塩基性から中性、さらには弱酸性へと移行している。このような要求を満たす目的から低刺激性界面活性剤として陰イオン性界面活性剤の一種であるリン酸エステル系界面活性剤が使用されている。
しかし、このリン酸エステル系界面活性剤は中性ないし弱酸性のpH領域において水に対する溶解性に乏しいために起泡性が悪く、また、きめ細やかでクリーム状を呈する泡が発生しにくいという問題があった。
このような問題を解決するために、助剤を配合した洗浄剤組成物が提案されている。たとえば、助剤として特定構造のカルボベタインやヒドロキシスルホベタインを用いた洗浄剤組成物が開示されており(例えば特許文献1および2)、また、アルキルリン酸モノエステルと同ジエステルおよび長鎖炭化水素基の炭素数8〜18のベタインからなる洗浄剤組成物が開示されている(例えば特許文献3)。しかしながら、これらの文献のいずれにも泡質に関する知見はなかった。
しかし、このリン酸エステル系界面活性剤は中性ないし弱酸性のpH領域において水に対する溶解性に乏しいために起泡性が悪く、また、きめ細やかでクリーム状を呈する泡が発生しにくいという問題があった。
このような問題を解決するために、助剤を配合した洗浄剤組成物が提案されている。たとえば、助剤として特定構造のカルボベタインやヒドロキシスルホベタインを用いた洗浄剤組成物が開示されており(例えば特許文献1および2)、また、アルキルリン酸モノエステルと同ジエステルおよび長鎖炭化水素基の炭素数8〜18のベタインからなる洗浄剤組成物が開示されている(例えば特許文献3)。しかしながら、これらの文献のいずれにも泡質に関する知見はなかった。
本発明の課題は、アルキルリン酸モノエステルを配合した洗浄剤組成物において、泡質を改善することである。
本発明者らは、アルキルリン酸モノエステルに配合する助剤が有する長鎖炭化水素基の炭素数を特定の値とすることにより洗浄剤組成物における泡質が著しく改善されることを見出した。
本発明は、(A)下記一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステル、
本発明は、(A)下記一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステル、
[式中、R1は炭素数8〜18の炭化水素基を示し、nは0〜10の数を示す。XおよびYはそれぞれ水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アンモニウム基、塩基性アミノ基または炭素数2もしくは3のヒドロキシアルキル基を有するアルカノールアミン残基を示す]
および、
(B)(b1)下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)下記一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)下記一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種
および、
(B)(b1)下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)下記一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)下記一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種
[式中、R2は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R3、R4およびR5はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を示し、R6は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、R7は炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基を示し、R8は炭素数14〜22の炭化水素基を示し、Z-は四級アンモニウムイオンと対イオンを形成する陰イオン基を示す]
を含有し、かつpHが2.0〜8.0である洗浄剤組成物、を提供する。
を含有し、かつpHが2.0〜8.0である洗浄剤組成物、を提供する。
本発明により、アルキルリン酸モノエステルを配合した洗浄剤組成物の泡質を飛躍的に改善することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、(A)一般式(1)で表わされるアルキルリン酸モノエステルと、助剤として(B)(b1)一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種を使用することにより泡質を著しく改善させるものである。
(A)成分である上記一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステルにおいて、R1は、炭素数8〜18の炭化水素基である。炭化水素基としては、起泡性および水溶性の観点から、上記炭素数の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基が好ましい。具体的には、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、オレイル基、10−ウンデセニル基、2−エチル−ヘキシル基、イソノニル基、イソデシル基、2−メチル−ウンデシル基、5−メチル−テトラデシル基等が挙げられる。
R1の炭素数が、8〜18の範囲内にあれば、良好な起泡性と洗浄剤組成物への良好な水溶性を維持することができる。上記観点から、R1の炭素数としては、好ましくは9〜15、より好ましくは10〜14、特に好ましくは12〜14である。
R1の炭素数が、8〜18の範囲内にあれば、良好な起泡性と洗浄剤組成物への良好な水溶性を維持することができる。上記観点から、R1の炭素数としては、好ましくは9〜15、より好ましくは10〜14、特に好ましくは12〜14である。
また、一般式(1)におけるR1の直鎖率は、泡質の観点から、好ましくは10〜100%、より好ましくは50〜100%、さらに好ましくは80〜100%である。ここで直鎖率とは、R1で示される全炭化水素基中の直鎖炭化水素基の割合(質量%)であり、実際の直鎖率は、対象とする試料をガスクロマトグラフィー分析し、対応する直鎖、分岐鎖の各ピーク面積の大きさから、下記式により算出する。
直鎖率=[(Σ直鎖のピーク面積)/(Σ直鎖のピーク面積+Σ分岐鎖のピーク面積)]×100
nは、エチレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜10の数であり、この範囲内であれば、良好な起泡性と洗浄剤組成物への良好な水溶性を維持することができる。以上の観点から、nは好ましくは0〜3であり、より好ましくは0〜1である。
直鎖率=[(Σ直鎖のピーク面積)/(Σ直鎖のピーク面積+Σ分岐鎖のピーク面積)]×100
nは、エチレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜10の数であり、この範囲内であれば、良好な起泡性と洗浄剤組成物への良好な水溶性を維持することができる。以上の観点から、nは好ましくは0〜3であり、より好ましくは0〜1である。
一般式(1)において、XおよびYは、それぞれ水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アンモニウム基、塩基性アミノ基または炭素数2もしくは3のヒドロキシアルキル基を有するアルカノールアミン残基を示す。具体的には、アルカリ金属原子としてはリチウム、ナトリウム、カリウムの各原子、アルカリ土類金属原子としてはマグネシウム、カルシウムの各原子、アルカノールアミン残基としてはモノエタノールアミン、ジタノールアミン、トリエタノールアミン各残基等が挙げられる。XまたはYの各々としては、起泡性の観点から、好ましくは水素原子、ナトリウム原子、カリウム原子、トリエタノールアミン残基、より好ましくは、水素原子、カリウム原子である。
上記アルキルリン酸モノエステルは、通常、対応するアルコールと無水リン酸、ポリリン酸又はオキシ塩化リン等のリン酸化剤とを反応させ、さらに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基で中和することにより得ることができる。
上記アルキルリン酸モノエステルは、通常、対応するアルコールと無水リン酸、ポリリン酸又はオキシ塩化リン等のリン酸化剤とを反応させ、さらに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基で中和することにより得ることができる。
一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステルの具体例としては、例えば、特開平8−127798号公報に記載されているモノリン酸エステルが使用できるが、この中でオクチルリン酸モノエステル、ノニルリン酸モノエステル、デシルリン酸モノエステル、イソデシルリン酸モノエステル、ウンデシルリン酸モノエステル、ドデシルリン酸モノエステル、トリデシルリン酸モノエステル、テトラデシルリン酸モノエステル、ペンタデシルリン酸モノエステル、ヘキサデシルリン酸モノエステル、ヘプタデシルリン酸モノエステル、オクタデシルリン酸モノエステル、オレイルリン酸モノエステル、それらの分岐アルキルリン酸モノエステル、それらのエチレンオキサイド付加物等が好ましく挙げられる。
本発明においては、これらのアルキルリン酸モノエステルの中で、起泡性、水溶性、人体に対する安全性、低刺激性、経済性等の観点からデシルリン酸モノエステル、ウンデシルリン酸モノエステル、ドデシルリン酸モノエステル、トリデシルリン酸モノエステル、テトラデシルリン酸モノエステル、ペンタデシルリン酸モノエステル、ヘキサデシルリン酸モノエステル、オクタデシルリン酸モノエステル、分岐ウンデシルリン酸モノエステル、分岐トリデシルリン酸モノエステル、分岐ペンタデシルリン酸モノエステル、ポリオキシエチレン(以下POEという)(n;0.5)ドデシルリン酸モノエステル、POE(n;1.0)ドデシルリン酸モノエステル、POE(n;0.5)トリデシルリン酸モノエステル、POE(n;1.0)トリデシルリン酸モノエステルが好ましい。これらのアルキルリン酸モノエステルは1種で、または2種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明においては、(B)成分として、以下に詳述する(b1)〜(b3)成分から選ばれる少なくとも一種を含む。
(B)成分の中で(b1)成分である一般式(2)で表される四級アンモニウムにおいて、R2は炭素数14〜22の炭化水素基を示す。炭化水素基としては、飽和または不飽和のものをいずれも使用でき、具体的にはn−テトラデシル基、メチルテトラデシル基、n−ヘキサデシル基、メチルヘキサデシル基、n−オクタデシル基等のアルキル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基等のアルケニル基等が挙げられる。この中で、泡質の点から、好ましくは直鎖の炭化水素基であり、より好ましくはn−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基である。
R2の炭素数は14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)成分と混合した際の水溶性が良好となる。R2の炭素数としては、起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは14である。
(B)成分の中で(b1)成分である一般式(2)で表される四級アンモニウムにおいて、R2は炭素数14〜22の炭化水素基を示す。炭化水素基としては、飽和または不飽和のものをいずれも使用でき、具体的にはn−テトラデシル基、メチルテトラデシル基、n−ヘキサデシル基、メチルヘキサデシル基、n−オクタデシル基等のアルキル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基等のアルケニル基等が挙げられる。この中で、泡質の点から、好ましくは直鎖の炭化水素基であり、より好ましくはn−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基である。
R2の炭素数は14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)成分と混合した際の水溶性が良好となる。R2の炭素数としては、起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは14である。
一般式(2)において、R3、R4およびR5はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を示し、これらは同一でも異なっていてもよい。R3、R4およびR5の各々としては、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基等が挙げられるが、原料の入手性の点から、好ましくはメチル基である。
また、Z-は四級アンモニウムイオンと対イオンを形成する陰イオン基を示し、原料の入手性や合成の容易性の観点から、ハロゲンイオンまたは炭素数1または2のアルキル硫酸イオンが好ましく、具体的には、塩素イオン、臭素イオンおよびヨウ素イオン等のハロゲンイオン;メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン等のアルキル硫酸イオンが好適に挙げられる。これらの中でより好ましくはハロゲンイオン、さらに好ましくは塩素イオンである。
また、Z-は四級アンモニウムイオンと対イオンを形成する陰イオン基を示し、原料の入手性や合成の容易性の観点から、ハロゲンイオンまたは炭素数1または2のアルキル硫酸イオンが好ましく、具体的には、塩素イオン、臭素イオンおよびヨウ素イオン等のハロゲンイオン;メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン等のアルキル硫酸イオンが好適に挙げられる。これらの中でより好ましくはハロゲンイオン、さらに好ましくは塩素イオンである。
一般式(2)で表される四級アンモニウム塩としては、例えば、特開2005−307020号公報に記載のものが挙げられ、具体的には、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、オレイルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロマイド等が挙げられる。本発明においては、起泡性および泡質向上効果の観点からミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライドが好ましい。これらの四級アンモニウム塩は1種で、または2種以上を組み合わせて用いても良い。
(b2)成分である一般式(3)で表されるカルボキシベタインにおいて、R3およびR4は上記と同じであり、R6は炭素数14〜22の炭化水素基を示す。炭化水素基としては、飽和または不飽和のものをいずれも使用でき、具体的にはn−テトラデシル基、メチルテトラデシル基、n−ヘキサデシル基、メチルヘキサデシル基、n−オクタデシル基等のアルキル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基等のアルケニル基等が挙げられる。この中で、泡質の点から、好ましくは直鎖の炭化水素基である。原料の入手性の点から、より好ましくは、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基である。
R6の炭素数が14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)成分のアルキルリン酸モノエステルと混合した際の水溶性が良好となる。R6の炭素数としては起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは16である。
一般式(3)において、R7は炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基を示す。具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、2−ヒドロキシプロピレン基等が挙げられる。原料の入手性の観点から、好ましくはメチレン基である。
R6の炭素数が14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)成分のアルキルリン酸モノエステルと混合した際の水溶性が良好となる。R6の炭素数としては起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは16である。
一般式(3)において、R7は炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基を示す。具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、2−ヒドロキシプロピレン基等が挙げられる。原料の入手性の観点から、好ましくはメチレン基である。
一般式(3)で表されるカルボキシベタインとしては、例えば、特公昭58−51991号公報(特許文献1)に記載のものが挙げられ、具体的には、ミリスチルジメチルカルボキシベタイン、セチルジメチルカルボキシベタイン、ステアリルジメチルカルボキシベタイン、オレイルジメチルカルボキシベタイン等が挙げられる。これらの中で、起泡性および泡質向上の観点からミリスチルジメチルカルボキシベタイン、セチルジメチルカルボキシベタインが好ましい。これらのカルボキシベタインは1種で、または2種以上組み合わせて用いても良い。
(b3)成分である一般式(4)で表されるスルホベタインにおいて、R3、R4及びR7は、いずれも上記と同じであり、R8は炭素数14〜22の炭化水素基を示す。炭化水素基としては、飽和または不飽和のものをいずれも使用でき、具体的には、n−テトラデシル基、メチルテトラデシル基、n−ヘキサデシル基、メチルヘキサデシル基、n−オクタデシル基、メチルオクタデシル基等のアルキル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基等のアルケニル基等が挙げられる。泡質の点から、好ましくは直鎖の炭化水素基であり、より好ましくは、原料の入手性の点から、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基である。
R8の炭素数は14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)と混合した際の水溶性が良好となる。R8の炭素数としては起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは、14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは16である。
R8の炭素数は14以上であると泡質が極めて良く、22以下であると(A)と混合した際の水溶性が良好となる。R8の炭素数としては起泡性、泡質および水溶性向上の観点から、好ましくは、14〜18、より好ましくは14〜16、さらに好ましくは16である。
一般式(4)で表されるスルホベタイン化合物の具体例としては、例えば、特開平7−48235号公報に記載のものが挙げられ、具体的には、ヤシ組成アルキルジメチルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ組成アルキルジメチルアミノプロパンスルホベタイン、ミリスチルジメチルヒドロキシスルホベタイン、セチルジメチルヒドロキシスルホベタイン、ステアリルジメチルヒドロキシスルホベタイン、オレイルジメチルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。これらの中で、起泡力および泡質向上効果の観点から、ミリスチルジメチルヒドロキシスルホベタイン、セチルジメチルヒドロキシスルホベタインが好ましい。上記のスルホベタインは1種で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
(B)成分において、(b2)および(b3)成分はいずれも、(b1)成分と比較して皮膚への刺激作用がより緩和であり、この点で好ましい。また、起泡性の点で(b2)および(b3)成分が好ましく、更に好ましくは(b3)成分である。上記(b1)〜(b3)成分は、これらのうちの任意の2種を組み合わせて使用することができ、また、(b1)、(b2)、及び(b3)の3種の成分を組み合わせて使用することもできる。
本発明の洗浄剤組成物中における(A)成分と(B)成分の合計含有量は、取り扱い易さ(流動性、粘度)の点から、好ましくは、0.1〜50質量%、より好ましくは、0.5〜35質量%であり、その他の成分は主として水である。
(B)成分に対する(A)成分の配合比[(A)成分/(B)成分]は、質量基準で好ましくは100/1〜1/1、より好ましくは10/1〜2/1である。この配合比が前記の範囲内であれば、(A)成分と(B)成分とを同時に使用することによる泡質改善効果が充分に発揮される。
(B)成分に対する(A)成分の配合比[(A)成分/(B)成分]は、質量基準で好ましくは100/1〜1/1、より好ましくは10/1〜2/1である。この配合比が前記の範囲内であれば、(A)成分と(B)成分とを同時に使用することによる泡質改善効果が充分に発揮される。
本発明の洗浄剤組成物のpHは2.0〜8.0である。pHがこの範囲内であると、皮膚低刺激性が良好となり、泡質が向上する。以上の観点から、pHの下限値としては好ましくは4.0、より好ましくは5.0であり、pHの上限値としては好ましくは7.0、より好ましくは6.5である。本発明においては、上記pHは皮膚への低刺激性、泡質向上の観点から、好ましくは4.0〜6.5である。上記のような(A)成分と(B)成分とを混合して0.1〜50質量%の濃度の水溶液にした場合に、該水溶液のpHが前記の範囲内であることが好ましい。pHが前記の範囲内とするためには、洗浄剤組成物を上記濃度、好ましくは5質量%以下の水溶液となるように水で希釈して、任意の酸、塩基を用いてpHを調整することができる。
本発明の洗浄剤組成物の泡粘度は、泡質向上の観点から、好ましくは2000mPa・s以上、より好ましくは2000〜7000mPa・s、さらに好ましくは4000〜7000mPa・sである。泡粘度は後述する実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の洗浄剤組成物の泡粘度は、泡質向上の観点から、好ましくは2000mPa・s以上、より好ましくは2000〜7000mPa・s、さらに好ましくは4000〜7000mPa・sである。泡粘度は後述する実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の洗浄剤組成物は洗顔料、全身洗浄料、ヘアシャンプー、ボディーシャンプー等の直接皮膚に接触する洗浄剤製品として有用であるが、必要に応じて、各種用途に対応した任意成分を添加することができる。
任意成分としては、通常の洗浄剤に用いられる他の界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩、α―スルホ脂肪酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸のモノ、又はジアルカノールアミド、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤、アミドプロピルベタイン等を配合することもできる。
その他の任意成分としては、通常の洗浄剤に用いられる成分、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤;メチルセルロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;トリクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤;グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤;ジンクピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;香料、色素、酸化防止剤等をいずれも配合することができる。
任意成分としては、通常の洗浄剤に用いられる他の界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩、α―スルホ脂肪酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸のモノ、又はジアルカノールアミド、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤、アミドプロピルベタイン等を配合することもできる。
その他の任意成分としては、通常の洗浄剤に用いられる成分、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤;メチルセルロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;トリクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤;グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤;ジンクピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;香料、色素、酸化防止剤等をいずれも配合することができる。
以下に、本発明を実施例により更に具体的に説明する。なお、(A)及び(B)の各成分の化合物は以下のように製造した。
[(A)成分の製造]
表1に示す原料アルコールおよびポリリン酸を用いて、通常の方法(例えば、油化学 第36巻 第9号(1987) p629参照)により、一般式(1)で示すアルキルリン酸モノエステル((A)−1〜(A)−3)を合成した。なお、一般式(1)におけるR1の炭素数、平均炭素数および直鎖率は表1に示すとおりである。
[(A)成分の製造]
表1に示す原料アルコールおよびポリリン酸を用いて、通常の方法(例えば、油化学 第36巻 第9号(1987) p629参照)により、一般式(1)で示すアルキルリン酸モノエステル((A)−1〜(A)−3)を合成した。なお、一般式(1)におけるR1の炭素数、平均炭素数および直鎖率は表1に示すとおりである。
[(B)成分の製造]
下記製造方法に準じて表2に示す(B)成分の化合物を調製した。
(1)(b2)−2の製造
ヘキサデシルジメチルアミン(ファーミンDM6098、花王(株)製)をモノクロロ酢酸ナトリウム(関東化学(株)製)、および水酸化ナトリウムを用いて、イオン交換水とエタノールとの混合溶媒中にて通常の方法(例えばAMPHOTERIC SURFACTANTS surfactant science series volume 59 p78,p94 (Second Edition, Marcel Dekker, Inc.)を参照)にて四級化反応を行った。得られた水溶液を濃縮しエタノールを加えて副成物である塩化ナトリウムを濾別した。濾液をエタノールにて再結晶することにより(b2)−2化合物であるヘキサデシルジメチルカルボキシベタイン(セチルジメチルカルボキシベタイン)(純度98%)を得た。
下記製造方法に準じて表2に示す(B)成分の化合物を調製した。
(1)(b2)−2の製造
ヘキサデシルジメチルアミン(ファーミンDM6098、花王(株)製)をモノクロロ酢酸ナトリウム(関東化学(株)製)、および水酸化ナトリウムを用いて、イオン交換水とエタノールとの混合溶媒中にて通常の方法(例えばAMPHOTERIC SURFACTANTS surfactant science series volume 59 p78,p94 (Second Edition, Marcel Dekker, Inc.)を参照)にて四級化反応を行った。得られた水溶液を濃縮しエタノールを加えて副成物である塩化ナトリウムを濾別した。濾液をエタノールにて再結晶することにより(b2)−2化合物であるヘキサデシルジメチルカルボキシベタイン(セチルジメチルカルボキシベタイン)(純度98%)を得た。
(2)(b3)−2の製造
ヘキサデシルジメチルアミン(ファーミンDM6098、花王(株)製)を3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業(株)製)、および水酸化ナトリウムを用いて、イオン交換水とエタノールとの混合溶媒中にて上記(1)と同様の方法にて四級化反応を行った。得られた水溶液を濃縮しエタノールを加えて副成物である塩化ナトリウムを濾別した。濾液を、エタノールを用いて再結晶することにより(b3)−2化合物であるヘキサデシルジメチルヒドロキシスルホベタイン(セチルジメチルヒドロキシスルホベタイン)(純度97%)を得た。
なお、他の(B)成分の化合物は、上記(1)及び(2)の製造例に準じて調製することができる。また、上記(1)及び(2)の製造例は、(B)成分の代表的な化合物の由来および合成法について示したが、(B)成分の製造例としては上記に限定されない。
ヘキサデシルジメチルアミン(ファーミンDM6098、花王(株)製)を3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業(株)製)、および水酸化ナトリウムを用いて、イオン交換水とエタノールとの混合溶媒中にて上記(1)と同様の方法にて四級化反応を行った。得られた水溶液を濃縮しエタノールを加えて副成物である塩化ナトリウムを濾別した。濾液を、エタノールを用いて再結晶することにより(b3)−2化合物であるヘキサデシルジメチルヒドロキシスルホベタイン(セチルジメチルヒドロキシスルホベタイン)(純度97%)を得た。
なお、他の(B)成分の化合物は、上記(1)及び(2)の製造例に準じて調製することができる。また、上記(1)及び(2)の製造例は、(B)成分の代表的な化合物の由来および合成法について示したが、(B)成分の製造例としては上記に限定されない。
(A)成分:一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステル
(A)−1成分:ドデシルリン酸モノエステル[原料アルコール:カルコール2098(花王(株)製)]
(A)−2成分:混合分岐アルキルリン酸モノエステル[原料アルコール:ダイヤドール115L(三菱化学(株)製)]
(A)−3成分:ポリオキシエチレン(n;0.5)混合分岐アルキルリン酸モノエステル[原料アルコール:ネオドール23(シェル(Shell)社製)]
(A)−1成分:ドデシルリン酸モノエステル[原料アルコール:カルコール2098(花王(株)製)]
(A)−2成分:混合分岐アルキルリン酸モノエステル[原料アルコール:ダイヤドール115L(三菱化学(株)製)]
(A)−3成分:ポリオキシエチレン(n;0.5)混合分岐アルキルリン酸モノエステル[原料アルコール:ネオドール23(シェル(Shell)社製)]
(B)成分
(b1)成分:一般式(2)で表される四級アンモニウム塩
(b1)−1:ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド(東京化成(株)製)
(b1)−2:ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド(東京化成(株)製)
(b2)成分:一般式(3)で表されるカルボキシベタイン
(b2)−1:ミリスチルジメチルカルボキシベタイン
(b2)−2:セチルジメチルカルボキシベタイン
(b2)−3:ラウリルジメチルカルボキシベタイン
(b3)成分:一般式(4)で表されるスルホベタイン
(b3)−1:ミリスチルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−2:セチルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−3:ステアリルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−4:ラウリルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b1)成分:一般式(2)で表される四級アンモニウム塩
(b1)−1:ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド(東京化成(株)製)
(b1)−2:ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド(東京化成(株)製)
(b2)成分:一般式(3)で表されるカルボキシベタイン
(b2)−1:ミリスチルジメチルカルボキシベタイン
(b2)−2:セチルジメチルカルボキシベタイン
(b2)−3:ラウリルジメチルカルボキシベタイン
(b3)成分:一般式(4)で表されるスルホベタイン
(b3)−1:ミリスチルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−2:セチルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−3:ステアリルジメチルヒドロキシスルホベタイン
(b3)−4:ラウリルジメチルヒドロキシスルホベタイン
実施例1〜12および比較例1〜6
表1に示す(A)成分および表2に示す(B)成分をそれぞれ表3に示す配合量で混合し、洗浄剤組成物を製造した。得られた各組成物について、下記のように泡粘度を測定した。結果を表3に示す。
表1に示す(A)成分および表2に示す(B)成分をそれぞれ表3に示す配合量で混合し、洗浄剤組成物を製造した。得られた各組成物について、下記のように泡粘度を測定した。結果を表3に示す。
(泡粘度測定)
得られた洗浄剤組成物について、下記のような手順で洗浄剤組成物の水溶液を調整後、発生させた一定量の泡の粘度を測定した。
1)室温下、上記で得られた洗浄剤組成物とイオン交換水を表3および表4に示す配合比で200ミリリットルのビーカー[IWAKI TE-32 PYREX(登録商標)]に注入して、洗浄剤組成物1.0質量%の水溶液50gを調製した。
2)室温下、同ビーカー内に超音波を10分間照射して各成分を水中に細かく分散させた。
3)同ビーカーを25℃の恒温槽に浸漬して、ホモミキサー[T.K.ROBOMICS プライミクス(株)製]を用いて6000r/minで5分間攪拌して均一な水溶液にしながら泡を発生させた。
4)ミキサー攪拌部に付着した泡をシリコーン樹脂製のへらを用いて、上記1)と同じビーカーに集め、25℃で30分間静置した。
5)室温下、泡の部分にB型粘度計(TOKIMEC INC.製)のローター(No.3)を差し込み、回転数12r/mで1分間泡の粘度を測定した。
得られた測定結果より、下記の基準に基づいて泡質を評価した。結果を表3に示す。
得られた洗浄剤組成物について、下記のような手順で洗浄剤組成物の水溶液を調整後、発生させた一定量の泡の粘度を測定した。
1)室温下、上記で得られた洗浄剤組成物とイオン交換水を表3および表4に示す配合比で200ミリリットルのビーカー[IWAKI TE-32 PYREX(登録商標)]に注入して、洗浄剤組成物1.0質量%の水溶液50gを調製した。
2)室温下、同ビーカー内に超音波を10分間照射して各成分を水中に細かく分散させた。
3)同ビーカーを25℃の恒温槽に浸漬して、ホモミキサー[T.K.ROBOMICS プライミクス(株)製]を用いて6000r/minで5分間攪拌して均一な水溶液にしながら泡を発生させた。
4)ミキサー攪拌部に付着した泡をシリコーン樹脂製のへらを用いて、上記1)と同じビーカーに集め、25℃で30分間静置した。
5)室温下、泡の部分にB型粘度計(TOKIMEC INC.製)のローター(No.3)を差し込み、回転数12r/mで1分間泡の粘度を測定した。
得られた測定結果より、下記の基準に基づいて泡質を評価した。結果を表3に示す。
〈泡質の評価基準〉
◎:泡粘度が4000mPa・s以上であり、触った感触は弾力性に富み豊かな感じである。また、泡の形状は非常にキメが細かくクリームの様な感じである。
○:泡粘度が2000mPa・s以上4000mPa・s未満であり、触った感触は弾力性は認められるが不十分である。また、泡の形状は不均一でキメの細かい泡と大きな泡が混在しており、放置すると少しずつ泡が合一し全体的に大きくなっていく。
×:泡粘度が2000mPa・s未満であり、触った感触は軽い感じである。また、泡の形状は全体的に大きく透明である。放置すると速やかに泡が壊れていく。
◎:泡粘度が4000mPa・s以上であり、触った感触は弾力性に富み豊かな感じである。また、泡の形状は非常にキメが細かくクリームの様な感じである。
○:泡粘度が2000mPa・s以上4000mPa・s未満であり、触った感触は弾力性は認められるが不十分である。また、泡の形状は不均一でキメの細かい泡と大きな泡が混在しており、放置すると少しずつ泡が合一し全体的に大きくなっていく。
×:泡粘度が2000mPa・s未満であり、触った感触は軽い感じである。また、泡の形状は全体的に大きく透明である。放置すると速やかに泡が壊れていく。
実施例13〜15および比較例7
表1又は表2に示した(A)成分および(B)成分を用いて、表4に示す配合量で混合し、洗浄剤組成物を製造した。さらに、前記泡粘度測定の1)と同様の手順で洗浄剤組成物の水溶液を調製する際に、水酸化ナトリウム水溶液もしくは塩酸水溶液を添加して所定のpHに調整した。得られた洗浄剤組成物の水溶液について、前記1)〜5)と同様の方法で泡粘度を測定し、泡質を評価した。結果を表4に示す。
表1又は表2に示した(A)成分および(B)成分を用いて、表4に示す配合量で混合し、洗浄剤組成物を製造した。さらに、前記泡粘度測定の1)と同様の手順で洗浄剤組成物の水溶液を調製する際に、水酸化ナトリウム水溶液もしくは塩酸水溶液を添加して所定のpHに調整した。得られた洗浄剤組成物の水溶液について、前記1)〜5)と同様の方法で泡粘度を測定し、泡質を評価した。結果を表4に示す。
上記表3および表4の結果から、本発明の洗浄剤組成物は泡粘度が高く、泡質が飛躍的に改善されることがわかる。なお表3に示す実施例1〜12および比較例1〜6で得られた洗浄剤組成物の水溶液のpHは、いずれも6.5であった。この数値は主として(A)成分に依存するものであるが、(B)成分の有無にかかわらずほとんど変わらない。したがって、pHを調整する必要もなく、皮膚への刺激性がない洗浄剤組成物を得ることができる。一方、実施例13〜15の結果から、洗浄剤組成物のpHが本発明の範囲内であれば、その泡質が改善されることがわかる。
本発明の洗浄剤組成物は泡質が改善され、皮膚への低刺激性を呈するので、特に、直接皮膚に接触する洗顔料、全身洗浄料、シャンプー等の洗浄剤に好適に用いることができる。
Claims (7)
- (A)下記一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエステル、
および、
(B)(b1)下記一般式(2)で表される四級アンモニウム塩、(b2)下記一般式(3)で表されるカルボキシベタイン、および(b3)下記一般式(4)で表されるスルホベタインからなる群から選ばれる少なくとも1種
を含有し、かつpHが2.0〜8.0である洗浄剤組成物。 - pHが4.0〜6.5である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- 一般式(1)におけるR1の炭素数が9〜15である、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
- 一般式(1)におけるnが0〜1である請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- 一般式(2)〜(4)におけるR2、R6およびR8の各々が炭素数14〜18のアルキル基である、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- (B)成分に対する(A)成分の配合比[(A)成分/(B)成分]が、質量基準で100/1〜1/1である、請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- 泡粘度が2000mPa・s以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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JP2006280182A JP2007197664A (ja) | 2005-12-27 | 2006-10-13 | 洗浄剤組成物 |
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JP2005376603 | 2005-12-27 | ||
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20111027 |