[go: up one dir, main page]

JP2007185240A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

使い捨て吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2007185240A
JP2007185240A JP2006003798A JP2006003798A JP2007185240A JP 2007185240 A JP2007185240 A JP 2007185240A JP 2006003798 A JP2006003798 A JP 2006003798A JP 2006003798 A JP2006003798 A JP 2006003798A JP 2007185240 A JP2007185240 A JP 2007185240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
absorber
absorbent article
leg
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006003798A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hoshino
実 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakujuji KK
Original Assignee
Hakujuji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakujuji KK filed Critical Hakujuji KK
Priority to JP2006003798A priority Critical patent/JP2007185240A/ja
Publication of JP2007185240A publication Critical patent/JP2007185240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

【課題】装着者の脚回りへの密着性を向上しつつ装着感を確保した使い捨て吸収性物品を提供する。
【解決手段】フラップ部33,33に第1弾性体34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成する。第1弾性体34の収縮により、脚回り吸収体部27,27が表面シート2を介して装着者の肌に密着するので、漏れを防止できる。第1弾性体34が装着者の股間部に直接圧接せず、良好な装着感を得ることができる。凹み部31を形成することで、別体のインナパッドを使用する場合には、凹み部31に載置することによりインナパッドを適切な位置に配置できる。凹み部31には吸収体4が存在しないため、厚みの増加を抑制でき、装着感を確保できる。インナパッドを使用しない場合でも、第2弾性体36の収縮により脚回り吸収体部27,27が装着者の股間部に密着し、漏れを確実に防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、子供用、大人用、あるいは失禁用の使い捨て吸収性物品に関する。
従来、一般的に、使い捨て吸収性物品は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、これら両シートの間に封着された吸収体とを有する略四角形状の吸収性物品本体を備え、この吸収性物品本体の長手方向に、背側部と、股下回り部と、腹側部とが順次一体的に形成され、股下回り部の両側部に脚回り部がそれぞれ形成されている。
このような使い捨て吸収性物品においては、股下回り部の幅が人の股間幅に比べてかなり広い幅寸法に形成されているため、吸収体が股下回り部で左右に移動し、吸収性物品本体に不規則な皺が寄り、吸収体の股下への密着性を充分に確保できないおそれがある。
そこで、このような吸収体の移動を防止するために、吸収体に長手方向に沿って孔部を設け、この孔部内に弾性体を配設した使い捨て吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、使い捨て吸収性物品では、インナパッドを併用することもあるが、このインナパッドの股下への密着性を確保するために、股下回り部において、吸収体の幅方向の中央部に吸収体不存在部を設け、この吸収体不存在部にインナパッドを装着することで、インナパッドの位置ずれを防止する使い捨て吸収性物品も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平2−10824号公報(第12頁、第1図) 特開2001−293034号公報(第4頁、図1)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された使い捨て吸収性物品では、吸収体が存在していない部分が装着者の股下に密着するため、弾性体が肌にきつく当たりすぎてしまうことがあり、また、吸収体が装着者の股下に密着しないため、漏れが生じるおそれがあった。さらに、インナパッドを使用した場合には、その効果がなくなってしまうことがあった。
また、上述の特許文献2に記載された使い捨て吸収性物品では、インナパッドの位置ずれは防止できるものの、装着者の脚回りの密着性、特に吸収体と装着者の肌との密着性が充分ではなかった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、装着者の脚回りへの密着性を向上しつつ装着感を確保した使い捨て吸収性物品を提供することを目的とする。
請求項1記載の使い捨て吸収性物品は、表面シート、裏面シート、および、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、長手方向に背側部、両脚回り部および腹側部が順次形成され、前記脚回り部にて前記吸収体の幅方向両側にフラップ部が形成され、かつ、これらフラップ部に第1弾性体が配設されている吸収性物品本体を具備した使い捨て吸収性物品であって、前記吸収体は、少なくとも前記脚回り部にて長手方向に沿って幅方向中央部に設けられた孔部と、この孔部の幅方向両側に位置する一対の脚回り吸収体部とが形成され、前記孔部に位置する前記表面シートと前記裏面シートとの少なくとも一部が接合されて、前記表面シートから前記裏面シート側へと凹状の凹み部が形成され、前記一対の脚回り吸収体部と前記裏面シートとの間に、長手方向に沿って第2弾性体が配設されているものである。
請求項2記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1記載の使い捨て吸収性物品において、吸収体と裏面シートとの間に配設された不透液性シートを具備し、第2弾性体は、前記不透液性シートと前記裏面シートとの間に配設されているものである。
請求項3記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品において、第2弾性体は、脚回り吸収体部の幅方向中心に対して孔部側に偏在して配設されているものである。
請求項4記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし3いずれか一記載の使い捨て吸収性物品において、上面シート、下面シート、および、前記上面シートと前記下面シートとの間に配設されたパッド吸収体を有するパッド部材を具備し、前記パッド部材は、少なくとも長手方向の両端部が、吸収性物品本体の背側部および腹側部に接合されて、前記パッド吸収体が孔部に対応する位置に配設されているものである。
請求項1記載の発明によれば、吸収体の幅方向両側に形成されたフラップ部に第1弾性体を配設し、少なくとも脚回り部にて長手方向に沿って吸収体の幅方向中央部に設けた孔部の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部が形成されることで、第1弾性体の収縮により、一対の脚回り吸収体部が表面シートを介して装着者の肌に密着するので、漏れを防止できるとともに、第1弾性体が装着者の股間部に直接圧接されず、良好な装着感を得ることができ、かつ、孔部に位置する表面シートから裏面シート側へと凹状の凹み部を形成することで、例えば別体のインナパッドを使用する場合には、このインナパッドを凹み部に載置すると、インナパッドを適切な位置に配置できるとともに、凹み部には吸収体が存在しないため、インナパッドを使用することによる厚みの増加を抑制でき、装着感を確保できるとともに、インナパッドを使用しない場合でも、脚回り吸収体部と裏面シートとの間に長手方向に沿って配設した第2弾性体の収縮により一対の脚回り吸収体部が装着者の股間部に密着し、漏れを確実に防止できる。
請求項2記載の発明によれば、吸収体と裏面シートとの間に配設した不透液性シートと裏面シートとの間に第2弾性体を配設することで、第2弾性体が吸収体に対して直接接触しないので、第2弾性体の収縮による吸収体の型崩れを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、第2弾性体を、脚回り吸収体部の幅方向中心に対して孔部側に偏在して配設することで、一対の脚回り吸収体部が、より装着者の排尿部に近い部分で装着者の肌に密着して漏れを確実に防止できる。
請求項4記載の発明によれば、上面シート、下面シートおよびパッド吸収体を有するパッド部材の長手方向の両端部を吸収性物品本体の背側部と腹側部とに接合して、孔部に対応する位置にパッド吸収体を配設することで、別個にインナパッドを使用することなく、パッド部材により吸収性を向上できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の使い捨て吸収性物品の構成を図1および図2を参照して説明する。
図1および図2は、使い捨て吸収性物品を示し、この使い捨て吸収性物品は、図示しないインナパッドを併用するテープ止めのパンツタイプ、あるいは、予め立体的に形成されたパンツタイプなどの、いわゆるアウタの吸収性物品である。そして、この使い捨て吸収性物品は、長手方向および幅方向を有する略四角形状の吸収性物品本体1を備えている。さらに、この吸収性物品本体1は、表面シート2、裏面シート3、これら各シート2,3の間に配設された液保持性を有する吸収体4を有し、図1に示す展開状態で幅方向の中心部を中心として線対称の左右対称に形成されて細長略四角形状を呈している。
さらに、この吸収性物品本体1には、長手方向に沿って、装着者の背側となる背側部11、脚回りに位置する脚回り部12を両側に有し装着者の股下部分に位置する股下回り部13、および、装着者の腹側となる腹側部14が順次形成され、かつ、背側部11の両側部に、腹側部14の裏面シート3側に設けられた図示しないテープ受け部に係合されるテープ部15がそれぞれ設けられている。なお、このテープ部15は、粘着テープ、あるいは面ファスナなど、任意のものとすることができる。
表面シート2は、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム、合成繊維などにて形成され、親水性、あるいは、尿などの排泄物を吸収体4に透過できる液透過性を有している。なお、この表面シート2は、使用時に起立するように形成された立体ギャザシートが、両側部分に長手方向に沿って形成されている構成を有していてもよい。
裏面シート3は、上面周縁部が表面シート2の下面周辺部に接着剤などで接合されている。また、この裏面シート3は、撥水性、あるいは尿などの排泄液が透過できない液不透過性を有し、例えばポリエチレン樹脂のようなポリオレフィンなどの合成樹脂のフィルム状シートにて成形されている。
吸収体4は、尿などの排泄物を吸収できる、例えばパルプを主材料として一部に高分子吸収体などの物質を含んだ材料にて形成されており、背側部11に位置する背側吸収体部21と、腹側部14に位置する腹側吸収体部22と、これら吸収体部21,22間に連続して股下回り部13に位置する股下回り吸収体部23とを有している。
そして、股下回り吸収体部23の中央部には、長手方向に沿って長孔状の孔部25が穿設され、この股下回り吸収体部23の両側には、脚回り部12の切り欠き形状に対応して両側に切欠凹部26,26が設けられ、これら孔部25の両側と切欠凹部26,26との間の部分が、脚回り吸収体部27,27となっている。
孔部25は、股下回り吸収体部23の長手方向に亘って形成された吸収体4の不存在領域であり、この孔部25に対応する位置にて表面シート2と裏面シート3とが接合され、表面シート2側から裏面シート3側へと凹状の凹み部31が形成されている。すなわち、凹み部31は、両脚回り部12,12間にて股下回り部13の幅方向の略中央部に、長手方向に沿って長手状に形成されている。
ここで、孔部25において、凹み部31が形成されるように表面シート2と裏面シート3との一部を接合すればよいが、好ましくは、孔部25に相当する部分の表面シート2と裏面シート3との略全体を接合する。
切欠凹部26,26と脚回り部12,12との間、すなわち吸収体4の脚回り部12,12での両側部には、表面シート2と裏面シート3とが接合されたフラップ部33,33がそれぞれ形成されている。そして、フラップ部33,33のそれぞれには、表面シート2と裏面シート3との間に、長手方向に沿って第1弾性体34が配設されている。
本実施の形態において、第1弾性体34は例えば糸状弾性体であり、互いに平行に複数本、伸張された状態で配設され、フラップ部33,33の幅方向の中央部に位置している。また、これら第1弾性体34の長手方向の両端部は、それぞれ吸収体4の背側吸収体部21および腹側吸収体部22と交差するように延在されている。
なお、第1弾性体34は、帯状弾性体などでもよく、また、1本のみで構成されていてもよい。
脚回り吸収体部27,27は、脚回り部12,12に沿ってそれぞれ長手状に形成され、裏面シート3との間に、第2弾性体36が配設されている。
本実施の形態において、第2弾性体36は例えば糸状弾性体であり、互いに平行に複数本配設され、脚回り吸収体部27,27の幅方向の中央部に位置している。
ここで、第2弾性体36は、第1弾性体34と同様に、帯状弾性体などでもよく、また、1本のみで構成されていてもよいが、第1弾性体34と同じ素材で形成されていることが好ましく、また、第1弾性体34と略平行に配設されていることがさらに好ましい。
さらに、これら第2弾性体36は、少なくとも裏面シート3に接合されていればよく、また、吸収体4に接合されていてもよい。
そして、これら第2弾性体36は、少なくとも脚回り部12に配設されていれば、その長さは特に限定されるものではないが、短すぎると第2弾性体36を配設する効果が充分でなく、また、例えば両端部が背側部11および腹側部14の縁部近傍まで延在されているなど長すぎる場合には、吸収性物品本体1が長手方向に収縮されすぎて装着が難しくなってしまう場合があるため、股下回り部13の長手方向寸法、すなわち脚回り部12が凹状に切り欠かれている部分の長手寸法程度の長さに設定することが好ましく、さらに、股下回り部13の長手寸法と、孔部25の長手寸法と、第2弾性体36の長さとが略等しくなるように形成することがさらに好ましい。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
装着に際しては、吸収性物品本体1を、図1に示す展開状態から、テープ部15をテープ受け部に接合することで背側部11と腹側部14との幅方向の両側部を係合させてパンツ形状とし、装着者に穿かせるように装着する。
このとき、第1弾性体34の収縮により脚回り吸収体部27,27の両側部のフラップ部33,33にて股下回り部13に、脚回り部12,12に沿ってギャザが形成されるため、脚回り吸収体部27,27が装着者の肌に表面シート2を介して密着するので、装着者の脚回りからの排泄液の漏れを防止できるとともに、第1弾性体34は装着者の脚回りに密着するのみで股間部には直接的に圧接されないので、良好な装着感を得ることができる。
また、別体のインナパッド(図示せず)を使用する場合には、このインナパッドを凹み部31に載置することで、インナパッドを適切な位置に配置でき、かつ、この凹み部31には吸収体4が存在しないので、インナパッドを使用した状態で厚みの増加を抑制でき、良好な装着感を得ることができる。
一方、インナパッドを使用しない場合でも、第2弾性体36,36が収縮することで、脚回り吸収体部27,27がギャザ状に立ち上がるので、脚回り吸収体部27,27を装着者の股間部に確実に密着させることができ、漏れを確実に防止できる。
さらに、第2弾性体36,36の長さを、股下回り部13の長手寸法および孔部25の長手寸法と略等しくすることで、脚回り吸収体部27,27を全体的に装着者の脚回りに密着させることができる。
そして、第1弾性体34と第2弾性体36とを略平行に配設することにより、例えば第1弾性体と第2弾性体とを交差状に配設する場合などと比較して、第1弾性体34と第2弾性体36とを同時に容易に配設でき、製造がより容易になる。
また、凹み部31を形成する際に、表面シート2と裏面シート3とを、孔部25に相当する部分にて略全体に接合することで、装着時に脚回り吸収体部27,27が、表面シート2と裏面シート3との間にて孔部25側に移動する、すなわち吸収体4がよれてしまうことを確実に防止できる。
次に、第2の実施の形態を図3を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、第2弾性体36が、脚回り吸収体部27,27の幅方向中心に対して、孔部25側に偏在して配設されているものである。
すなわち、第2弾性体36は、孔部25の長手方向の縁部に沿って直線状に配設されている。また、これら第2弾性体36は、吸収体4の下側に位置したティッシュ38と裏面シート3とに接合されている。
そして、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第2弾性体36,36を、脚回り吸収体部27,27の幅方向中心に対して孔部25側に偏在させることで、脚回り吸収体部27,27が、より装着者の排尿部に近い部分で装着者の肌に密着するので、漏れを確実に防止できる。
次に、第3の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、表面シート2と裏面シート3との間にて、吸収体4の上下にティッシュ38,38がそれぞれ配設されているものである。
これらティッシュ38,38は、例えばパルプと高分子吸収材とにより構成されて吸収性を有し、吸収体4全体を覆っている。
ここで、各ティッシュ38は、孔部25に対応する部分に配設されていない方が好ましい。すなわち、各ティッシュ38の孔部25に対応する部分には、孔部25の形状に対応した切欠孔部39が穿設されている。
そして、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、吸収性を有するティッシュ38を、吸収体4を覆って配設することで、吸収性をより向上でき、漏れを防止できる。
さらに、孔部25に対応する位置にて、ティッシュ38,38に切欠孔部39,39を形成するとともに、凹み部31を形成する際に、表面シート2と裏面シート3とを、孔部25に相当する部分にて略全体に接合することで、吸収体4のよれを確実に防止できる。
次に、第4の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、吸収体4と裏面シート3との間に、不透液性シート41が配設されているものである。
ここで、この不透液性シート41は、例えば透湿性、あるいは非透湿性のプラスチックフィルムとし、裏面シート3は、不織布などとする。
また、不透液性シート41は、少なくとも股下回り部13において、幅方向長さが吸収体4と同等に形成されており、フラップ部33,33まで延設されていない。
そして、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、不透液性シート41を配設することで、漏れをより確実に防止できる。
さらに、不透液性シート41を吸収体4の側方に延出させないことで、股下回り部13が硬くならず、良好な装着感を得ることができる。
次に、第5の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記第4の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第5の実施の形態は、上記第4の実施の形態において、不透液性シート41の幅方向長さが、吸収体4の幅寸法よりも大きく形成され、不透液性シート41の両側部が吸収体4の両側部から延出するように構成されて、フラップ部33,33に延在している。また、第1弾性体34は、不透液性シート41と裏面シート3との間に配設されている。
さらに、第2弾性体36は、不透液性シート41と裏面シート3との間に配設されている。ここで、これら第2弾性体36は、不透液性シート41と裏面シート3との両方に接合されていてもよく、あるいは、不透液性シート41と裏面シート3とのいずれか一方に接合されていてもよい。好ましくは、不透液性シート41と裏面シート3とが略全体に亘って接合され、この接合の間に挟持されるように第2弾性体36を配設する。
そして、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記第4の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第4の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、不透液性シート41を吸収体4の両側方に延出させることで、装着者の脚回りからの排泄液などの漏れを、より確実に防止できる。
さらに、不透液性シート41と裏面シート3との間に第2弾性体36を配設することで、第2弾性体36が吸収体4に対して直接接触しないので、第2弾性体36の収縮による吸収体4の型崩れを防止できる。
そして、第1弾性体34と第2弾性体36とを、それぞれ不透液性シート41と裏面シート3との間に配設することで、第1弾性体34と第2弾性体36とを同時に配設することで製造できるので、製造性をより向上できる。
次に、第6の実施の形態を図7を参照して説明する。なお、上記第5の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第6の実施の形態は、上記第5の実施の形態において、第1弾性体34が、不透液性シート41と表面シート2との間に配設されているものである。
そして、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記第4の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第4の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、不透液性シート41を吸収体4の両側方に延出させることで、装着者の脚回りからの排泄液などの漏れを、より確実に防止できる。
さらに、第1弾性体34と第2弾性体36とを、それぞれ不透液性シート41と裏面シート3との間に配設することで、第1弾性体34と第2弾性体36とを同時に配設することで製造できるので、製造性をより向上できる。
そして、第1弾性体34を、不透液性シート41と表面シート2との間に配設することで、この第1弾性体34により表面シート2側にギャザが形成されやすくなるので、肌触りが良好になる。
次に、第7の実施の形態を図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第7の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、吸収性物品本体1に、パッド部材としてのインナパッド43が配設されているものである。
インナパッド43は、長手状の上面シート45および下面シート46と、これらシート45,46間に配設されたパッド吸収体47とを備え、長手方向の両端部が、吸収性物品本体1の背側部11および腹側部14(図1)に接合されて、パッド吸収体47が孔部25に対応する位置に配設されている
上面シート45と下面シート46とは、一体でも別体でもよく、少なくとも上面シート45が親水性、あるいは液透過性を有していればよい。すなわち、上面シート45と下面シート46とを一体に形成した場合には、下面シート46も親水性および液透過性を有し、上面シート45と下面シート46と別体とした場合には、下面シート46は、液透過性であっても、撥水性、あるいは液不透過性であってもよい。
なお、これらシート45,46間には、インナパッド43の両側部に沿ってパッド弾性体を配設してもよい。
また、パッド吸収体47は、吸収体4と同様の素材などにより形成され、その幅寸法が、孔部25の幅寸法と略等しいことが好ましい。すなわち、このパッド吸収体47は、孔部25の上方を覆うように位置している。
そして、吸収性物品本体1は、吸収体4の幅方向両側に形成されたフラップ部33,33に第1弾性体34,34を配設し、孔部25の幅方向両側に一対の脚回り吸収体部27,27を形成し、孔部25に位置する表面シート2から裏面シート3側へと凹状の凹み部31を形成し、さらに、脚回り吸収体部27,27と裏面シート3との間に長手方向に沿って第2弾性体36,36を配設するなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、インナパッド43の長手方向の両端部を、背側部11と腹側部14とに接合することで、吸収性物品本体1とインナパッド43とが一体的に形成され、別個にインナパッドを使用する必要がなく、インナパッド43により吸収性を向上できる。
しかも、パッド吸収体47の幅寸法を孔部25の幅寸法と略等しくすることで、パッド吸収体47の両側部が吸収体4の脚回り吸収体部27,27に重なって厚みが増加することを防止できる。
さらに、パッド吸収体47が孔部25に対応する適切な位置に配設されることで、装着時に装着者の排尿部に対向してパッド吸収体47が位置するので、このパッド吸収体47により、排泄液などを、より確実に吸収できる。
なお、上記第7の実施の形態において、インナパッド43は、少なくとも長手方向の両端部を背側部11と腹側部14とに接合していれば、他のどの部分が吸収性物品本体1に接合されていても、あるいは、接合されていなくてもよい。
また、上記各実施の形態において、吸収性物品本体1の細部などは、上記構成に限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す展開平面図である。 同上使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第2の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第3の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第4の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第5の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第6の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。 本発明の第7の実施の形態の使い捨て吸収性物品を示す横断面図である。
符号の説明
1 吸収性物品本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
11 背側部
12 脚回り部
14 腹側部
25 孔部
27 脚回り吸収体部
31 凹み部
33 フラップ部
34 第1弾性体
36 第2弾性体
41 不透液性シート
43 パッド部材としてのインナパッド
45 上面シート
46 下面シート
47 パッド吸収体

Claims (4)

  1. 表面シート、裏面シート、および、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、長手方向に背側部、両脚回り部および腹側部が順次形成され、前記脚回り部にて前記吸収体の幅方向両側にフラップ部が形成され、かつ、これらフラップ部に第1弾性体が配設されている吸収性物品本体を具備した使い捨て吸収性物品であって、
    前記吸収体は、
    少なくとも前記脚回り部にて長手方向に沿って幅方向中央部に設けられた孔部と、
    この孔部の幅方向両側に位置する一対の脚回り吸収体部とが形成され、
    前記孔部に位置する前記表面シートと前記裏面シートとの少なくとも一部が接合されて、前記表面シートから前記裏面シート側へと凹状の凹み部が形成され、
    前記一対の脚回り吸収体部と前記裏面シートとの間に、長手方向に沿って第2弾性体が配設されている
    ことを特徴とした使い捨て吸収性物品。
  2. 吸収体と裏面シートとの間に配設された不透液性シートを具備し、
    第2弾性体は、前記不透液性シートと前記裏面シートとの間に配設されている
    ことを特徴とした請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 第2弾性体は、脚回り吸収体部の幅方向中心に対して孔部側に偏在して配設されている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 上面シート、下面シート、および、前記上面シートと前記下面シートとの間に配設されたパッド吸収体を有するパッド部材を具備し、
    前記パッド部材は、少なくとも長手方向の両端部が、吸収性物品本体の背側部および腹側部に接合されて、前記パッド吸収体が孔部に対応する位置に配設されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の使い捨て吸収性物品。
JP2006003798A 2006-01-11 2006-01-11 使い捨て吸収性物品 Pending JP2007185240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003798A JP2007185240A (ja) 2006-01-11 2006-01-11 使い捨て吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003798A JP2007185240A (ja) 2006-01-11 2006-01-11 使い捨て吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007185240A true JP2007185240A (ja) 2007-07-26

Family

ID=38340829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003798A Pending JP2007185240A (ja) 2006-01-11 2006-01-11 使い捨て吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007185240A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051349A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収性物品
JP2018140067A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
JP2018140066A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293034A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Hakujuji Kk 使い捨て吸収性物品
JP2002102281A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2002119535A (ja) * 2000-10-16 2002-04-23 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2002524145A (ja) * 1998-09-04 2002-08-06 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 横方向に移動可能な部分を有する吸収製品
JP2002263135A (ja) * 2001-03-09 2002-09-17 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2003093440A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2004081618A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2004248706A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Kao Corp 吸収性物品

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002524145A (ja) * 1998-09-04 2002-08-06 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 横方向に移動可能な部分を有する吸収製品
JP2001293034A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Hakujuji Kk 使い捨て吸収性物品
JP2002102281A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2002119535A (ja) * 2000-10-16 2002-04-23 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2002263135A (ja) * 2001-03-09 2002-09-17 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2003093440A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2004081618A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2004248706A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Kao Corp 吸収性物品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051349A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収性物品
JP2018140067A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
JP2018140066A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6141042B2 (ja) 褥瘡予防機能付き使い捨て尿取りパッド
JP5227002B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5578025B2 (ja) 吸収性物品
JP5681770B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JPH04218159A (ja) 使い捨て着用物品
JP6221839B2 (ja) パンツ型の使い捨ておむつ
JP2008119416A (ja) 使い捨て吸収性物品
JP2010042162A (ja) 使い捨ておむつ
JP6198382B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP6737190B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP3725049B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP4627502B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2001212176A (ja) 使い捨ておむつ
JP5097669B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP4662463B2 (ja) 使い捨ておむつ
TWI536973B (zh) 吸收性物品及使用後丟棄之尿片
JP2007185240A (ja) 使い捨て吸収性物品
JP5665343B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2003339749A (ja) パンツ型おむつ
JP3153770U (ja) 着用物品
JP2004248769A (ja) 使い捨て吸収性物品
JP5394848B2 (ja) 大人用使い捨て吸収性物品
JP2003284737A (ja) 使い捨ておむつ
JP6747335B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6311571B2 (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110518