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JP2007184356A - エッチング方法 - Google Patents

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JP2007184356A JP2006000588A JP2006000588A JP2007184356A JP 2007184356 A JP2007184356 A JP 2007184356A JP 2006000588 A JP2006000588 A JP 2006000588A JP 2006000588 A JP2006000588 A JP 2006000588A JP 2007184356 A JP2007184356 A JP 2007184356A
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Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の無く滑らかなエッチング面を得ることが可能なエッチング方法を提供する。
【解決手段】エッチング方法は、第1のエッチングレートでシリコン系半導体領域をエッチングする第1のエッチング工程S4と、第1のエッチング工程S4の後、炭素と弗素とを含み且つ弗素の割合が炭素の割合より多い第1のエッチングガスを使用して、第1のエッチングレートより低い第2のエッチングレートでシリコン系半導体領域をエッチングする第2のエッチング工程S9と、を少なくとも含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、エッチング方法に関し、特に、シリコン系半導体基板に対する異方性プラズマエッチング方法に関する。
半導体基板にトレンチを形成するために各種の異方性プラズマエッチングが使用されている。例えば、特許文献1には、エッチングレートと歩留まりとの向上を図るため、2つの工程に分けてプラズマエッチングを行って、該半導体基板にトレンチを形成することが開示されている。第1の工程では、SF及びOを含むエッチングガスを使用して目標深さの約70%乃至約90%までエッチングを行い、その後、第2の工程では、CL及びOを含むエッチングガスを使用して目標深さまでの残りの約30%乃至約10%エッチングを行う。第2の工程では、弗素を含まないエッチングガスを使用する。
更に、特許文献2には、トレンチをドライエッチング処理で形成する際、ブラックシリコン等の残渣物の発生を極力防止するため、ドライエッチングにてトレンチが形成される半導体ウエハにおいて、トレンチエッチングの間、トレンチ形成領域以外の領域において半導体領域が露出されるのを防止することが開示されている。なお、ブラックシリコンとは、シリコン面に形成されるシリコン針状残渣部を示す。光学顕微鏡でウエハを見たとき、シリコン針状残渣部が黒く視認される為、シリコン針状残渣部がブラックシリコンと呼ばれることもある。
特許第3527901号公報(段落番号0050乃至0053、第6図) 特許第3267199号公報(段落番号0009、0010、第1図)
しかしながら、従来技術は、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、トレンチの底部の表面におけるブラックシリコン等の荒れの低減と、トレンチの底部の形状の制御性の向上と、エッチング処理時間の低減との要求を満たすものではなかった。
そこで、本発明の目的は、前述した問題のないエッチング方法を提供することである。
本発明の第1の視点は、第1のエッチングレートでシリコン系半導体領域をエッチングする第1のエッチング工程と、前記第1のエッチング工程の後、炭素と弗素とを含み且つ弗素の割合が炭素の割合より多い第1のエッチングガスを使用して、前記第1のエッチングレートより低い第2のエッチングレートで前記シリコン系半導体領域をエッチングする第2のエッチング工程と、を少なくとも含むエッチング方法を提供することである。
本発明によれば、第1のエッチング工程でシリコン系半導体領域をエッチングした際に、エッチング面に形成されたブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去しながら、新たなブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の発生を抑制するため、エッチングの仕上げとしての第2のエッチング工程で、炭素と弗素とを含み且つ弗素の割合が炭素の割合より多いエッチングガスを使用して、前記第1のエッチングレートより低い第2のエッチングレートで前記シリコン系半導体領域をエッチングする。エッチングガスに含まれる炭素が、第1のエッチング工程で使用される酸素及び水素の少なくとも一方と化学結合するため、酸素及び水素がエッチング表面に付着してブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の発生させることを抑制することが可能となる。結果得られるエッチングされた面は、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が無く滑らかである。
(1)第1実施形態
本発明の第1の実施形態は、半導体基板にトレンチを形成するための選択的異方性プラズマエッチング方法を提供する。図1乃至図5は、本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程を説明するフローチャートである。
図1に示すように、シリコン基板1を用意する。該シリコン基板1の表面には自然酸化膜2が形成されている。
図6の工程S1において、図2に示すように、エッチングマスク3を既知の方法で形成する。エッチングマスクは、例えば、酸化シリコンで構成することができるが、必ずしもこれに限定されるものではない。エッチングマスクとして機能する既知の物質であればよい。
図6の工程S2において、図3に示すように、エッチングマスク3を使用して自然酸化膜2をエッチングにより除去する。ここでエッチング量は、シリコン基板1に対するエッチング量で換算して10nm以上とする。エッチングの選択比即ちSiのエッチングレートに対するSiOのエッチングレートの比率は10以下とする。
図6の工程S3において、目的のトレンチをシリコン基板1中に形成するための第1のトレンチエッチング工程を開始するため、エッチングチャンバ内へのSFガスとOガスとの供給を開始する。SFガスとOガスとの混合ガスをエッチングガスとして使用する。
図6の工程S4において、図4に示すように、SFとOとの混合ガスのプラズマを発生させ、第1のトレンチエッチング工程を行う。プラズマを発生させる際の条件は、以下の通りである。第1のエッチングガスとして、SFとOとの混合ガス(SF+O)を使用する。SFガスの流量は、55mL/minに設定する。Oガスの流量は、15mL/minに設定する。SFガスの流量とOガスの流量との比は、11:3である。ガス圧は、3Paに設定する。マイクロ波電力は、600Wに設定する。高周波電力は、15Wに設定する。試料温度は、−40℃に設定する。この条件下で、エッチングマスク3を使用してシリコン基板1の第1のトレンチエッチング工程を開始する。該第1のトレンチエッチング工程は、メインのエッチング工程であり、可能な範囲で出来るだけ高いエッチングレートでシリコン基板1をエッチングする。
図6の工程S5において、該第1のトレンチエッチング工程は、予め定められた必要な全エッチング量の90%に相当する時間を経過するまで継続する。
図6の工程S6において、該第1のトレンチエッチング工程によるエッチング量が前述の全エッチング量の90%に相当する時間経過した時点で、プラズマを停止させ、該第1のエッチングガス(SF+O)の供給を停止する。この時点で、シリコン基板1中には深さD1を有するトレンチ4が形成されている。
図6の工程S7において、該第1のエッチングガス(SF+O)をエッチングチャンバから排出する。
図6の工程S8において、目的のトレンチをシリコン基板1中に形成するための最終エッチング工程としての第2のトレンチエッチング工程を開始するため、エッチングチャンバー内へのSFガスとCFガスとの供給を開始する。SFガスとCFガスとの混合ガス(SF+CF)を第2のエッチングガスとして使用する。
図6の工程S9において、図5に示すように、SFとCFとの混合ガス(SF+CF)のプラズマを発生させ、第2のトレンチエッチング工程を行う。プラズマを発生させる際の条件は、以下の通りである。エッチングガスとして、SFとCFとの混合ガスを使用する。SFガスの流量は、6mL/minに設定する。CFガスの流量は、80mL/minに設定する。SFガスの流量とCFガスの流量との比は、3:40である。ガス圧は、0.8Paに設定する。マイクロ波電力は、600Wに設定する。高周波電力は、75Wに設定する。試料温度は、−40℃に設定する。この条件下で、エッチングマスク3を再度使用してシリコン基板1のトレンチエッチングの仕上げを行う。第2のトレンチエッチング工程のエッチングレートは、前述した第1のトレンチエッチング工程のエッチングレートの約1/10となるようにSFガスの流量とCFガスの流量との比を3:40にした。
図6の工程S10において、該第2のトレンチエッチング工程は、予め定められた必要な全エッチング量の10%に相当する時間を経過するまで継続する。即ち、前述した第1のトレンチエッチング工程によりトレンチ形成工程の大部分を完了させ、第2のトレンチエッチング工程により、トレンチ形成工程の仕上げを行う。前述の第1のエッチング工程では、エッチングレートを十分高くして出来るだけ短時間でエッチングを行う。エッチングレートを十分高くするため、第1のエッチングガスは、酸素(O)或いは酸化物を含むものとした。プラズマ状態の第1のエッチングガスに曝されているエッチング面に酸素(O)或いは酸化物が部分的に付着する。その結果、シリコンが露出した部分に比べて酸素(O)或いは酸化物が付着した部分のエッチングレートが低くなってしまう。エッチングが進行して酸素(O)或いは酸化物が付着した部分が削られても、第1のトレンチエッチング工程の間中、エッチング面は第1のエッチングガスに曝されるため、新たなに酸素(O)或いは酸化物が付着する。その結果、前述した第1のトレンチエッチング工程により形成されたトレンチ4の底部表面には、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が形成される。
そこで、本発明では、トレンチ形成工程の仕上げとして第2のトレンチエッチング工程を行う。前述の第1のトレンチエッチング工程により深さD1を有するトレンチ4が形成されており、該深さD1は、最終的に得たい深さD2の約90%である。従って、第2のトレンチエッチング工程では、残りの約10%の深さを掘り下げればよい。従って、第2のトレンチエッチング工程は、エッチングレートが低くても、第1のトレンチエッチング工程でトレンチ4の底部表面に付着している酸素(O)或いは酸化物を取り除くと共に、新たにエッチングの妨げとなる酸素(O)或いは酸化物を付着させないことが重要である。この点に鑑み、第2のトレンチエッチング工程で使用する第2のエッチングガスは、酸素(O)或いは酸化物と化学結合し易い元素である炭素(C)を含むものを選択する。具体的には、前述したSFとCFとの混合ガスを使用して、上記条件の下で第2のトレンチエッチング工程を行う。第2のエッチングガスには十分な量の炭素(C)が含まれているので、第2のトレンチエッチング工程が開始されると、先の第1のトレンチエッチング工程でトレンチ4の底部表面に付着している酸素(O)或いは酸化物が取り除かれると共に、トレンチ4の底部表面に形成されたブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が削り取られ、加えて、新たにエッチングの妨げとなる酸素(O)或いは酸化物が付着することなく、仕上げとしてのエッチング工程が行われる。SFとCFとの混合ガスを使用した第2のトレンチエッチング工程のエッチングレートは、SFとOとの混合ガスを使用した第1のトレンチエッチング工程のエッチングレートの約1/10であるが、エッチングで掘り下げる量が最終的に得たい深さD2の約10%であるので、全エッチング工程でみた場合のエッチングレートの平均値に与える影響は小さいので、エッチングレート低下の問題は生じない。逆に、仕上げ段階でエッチングレートが低い第2のトレンチエッチング工程を行うことで、トレンチ5の最終的に得たい深さD2を高い精度で調整することが容易となる。
図6の工程S11において、該第2のエッチング工程によるエッチング量が前述の全エッチング量の10%に相当する時間経過した時点で、プラズマを停止させ、該第2のエッチングガス(SF+CF)の供給を停止する。シリコン基板1中には深さD2を有する目的とするトレンチ5が形成される。目的とするトレンチ5は、最終的に得たい深さD2を有すると共に、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が殆ど存在しない良好な底部表面を有する。
図6の工程S12において、該第2のエッチングガス(SF+CF)をエッチングチャンバーから排出して、エッチング工程を完了する。
図7は、前述の第1のエッチングガス(SF+O)を使用して、エッチングレート3.2μm/minの条件でシリコン基板をエッチングすることにより形成したトレンチ4の底部の表面状態を示す電子写真である。図8は、前述の第2のエッチングガス(SF+CF)を使用して、エッチングレート0.375μm/minの条件でシリコン基板をエッチングすることにより形成したトレンチ5の底部の表面状態を示す電子写真である。ここで、図7に示すように、前述の第1のエッチングガス(SF+O)を使用した場合、トレンチ4の底部の表面は荒れているのが判る。この荒れは、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣がトレンチ4の底部の表面に存在していることを示すものである。このブラックシリコン即ちシリコン針状残渣は、前述したように、エッチング表面に酸素(O)或いは酸化物が付着することで発生する。ここで、酸素(O)或いは酸化物の付着物は、酸化膜系の堆積物(Deposition)を意味する。即ち、前述の第1のエッチングガスが酸素(O)を含むことが、酸素(O)或いは酸化物の付着の原因となり、この付着が、エッチングレートのばらつきの原因となる。このエッチングレートのばらつきが、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生し、トレンチ4の底部の表面が荒れる原因である。換言すれば、前述の第1のエッチングガスが酸素(O)を含むことが、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生し、トレンチ4の底部の表面が荒れる原因である。尚、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生のし易さは、エッチングマスクのパターンレシオに依存する。具体的には、エッチングマスクのパターンレシオが低く、エッチングする面積が広い場合には、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生し易い。
一方、図8に示すように、前述の第2のエッチングガス(SF+CF)を使用した場合、トレンチ4の底部の表面は滑らかで荒れが無いのが判る。この滑らかさは、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣がトレンチ5の底部の表面に存在しないことを示すものである。ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣は、前述したように、エッチング表面に酸素(O)或いは酸化物が付着することで発生するが、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣がトレンチ5の底部の表面に存在しないことは、トレンチ5の底部の表面に存在していた酸素(O)或いは酸化物が取り除かれると共に、新たに酸素(O)或いは酸化物がトレンチ5の底部の表面に付着していないことを意味する。前述の第2のエッチングガス(SF+CF)は炭素(C)或いは炭化物を含むため、この炭素(C)が、残存する酸素(O)或いは酸化物と化学反応して、新たに酸素(O)或いは酸化物がトレンチ5の底部の表面に付着するのを防止すると共に、本来のエッチング効果により、トレンチ5の底部の表面に付着していた酸化膜系の堆積物(Deposition)を除去する。このため、エッチング面は、酸素(O)或いは酸化物の無いシリコンで構成される。更に、前述の第2のエッチングガス(SF+CF)によるエッチングで、先のエッチング工程で形成されたブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が除去される。この結果、最終的に得られるトレンチ5は、図8に示すようなブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の無い滑らかな底部表面を有する。
従って、図7によれば、酸素(O)或いは酸化物を含む第1のエッチングガス(SF+O)による第1のエッチング工程によって形成されるトレンチは、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が存在する荒れた底部表面を有することを示している。一方、図8によれば、第1のエッチング工程の後に、炭素(C)或いは炭化物含む第2のエッチングガス(SF+CF)による第2のエッチング工程によって形成されるトレンチは、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の無い滑らかな底部表面を有することを示している。
第1のエッチングガス(SF+O)を使用した該第1のエッチング工程によるエッチング量に対する第2のエッチングガス(SF+CF)を使用した該第2のエッチング工程によるエッチング量の比は、全エッチング処理時間と、該第1のエッチング工程でトレンチの底部表面に形成されたブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去とを考慮して決定することが好ましい。該第2のエッチング工程は、エッチングレートが該第1のエッチング工程に比べて低いので、全エッチング処理時間を出来るだけ短くするには、該第2のエッチング工程によるエッチング量を出来るだけ少なくした方がよい。一方、該第2のエッチング工程は、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去することができる。よって、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去するのに最小限必要なエッチング量だけ該第2のエッチング工程を行った場合、全エッチング処理時間を可能な限り短くし、且つブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去することが可能となる。前述したように、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生のし易さは、エッチングマスクのパターンレシオに依存する。具体的には、エッチングマスクのパターンレシオが低く、エッチングする面積が広い場合には、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生し易い。エッチングマスクのパターンレシオが低く、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が多く発生した場合に最小限必要となる第2のエッチング工程におけるエッチング量は、エッチングマスクのパターンレシオが高く、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が少なく発生した場合に最小限必要となる第2のエッチング工程におけるエッチング量より多くなる。即ち、最小限必要となる第2のエッチング工程におけるエッチング量は、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の量に依存し、間接的にはエッチングマスクのパターンレシオに依存する。
更に、エッチングマスクがシリコン酸化膜で構成される場合、エッチング工程中に該シリコン酸化膜がプラズマガスに曝されるので、該シリコン酸化膜から酸素(O)或いは酸化物がエッチング面すなわちトレンチの底部に供給されるので、第1のエッチングガス(SF+O)に加えて、シリコン酸化膜からなるエッチングマスクが、酸素(O)或いは酸化物の供給源となる。従って、エッチングマスクがシリコン酸化膜で構成される場合は、エッチングマスクが酸素を含まない物質で構成される場合に比べブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が多く発生するので、第2のエッチング工程におけるエッチング量を多くする必要がある。換言すると、第2のエッチング工程におけるエッチング量を決定する際に考慮すべき事項に、エッチングマスクがシリコンを含む物質で構成されるか否かも含めることが好ましい。
従って、該第1のエッチング工程を全エッチング量の90%とし、第2のエッチング工程におけるエッチング量を全エッチング量の10%とする前述の例に限定する必要はない。ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去と、全エッチング処理時間の短縮とを考慮し、第2のエッチング工程におけるエッチング量を全エッチング量の3%乃至20%の範囲とすることが好ましい。第2のエッチング工程におけるエッチング量を全エッチング量の3%未満とした場合、全エッチング処理時間の短縮の十分高い効果は期待できるが、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去が期待できない。一方、第2のエッチング工程におけるエッチング量を全エッチング量の20%を超える量とした場合、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去の十分高い効果は期待できるが、全エッチング処理時間の短縮が期待できない。ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去の十分高い効果及び全エッチング処理時間の短縮の双方を得るには、第1のエッチング工程におけるエッチング量と第2のエッチング工程におけるエッチング量との和に対する第2のエッチング量の比率は、20%乃至3%の範囲であることが好ましい。
本発明によれば、酸素(O)或いは酸化物と化学結合する炭素(C)或いは炭化物を含む第2のエッチングガスを使用する第2のエッチング工程で仕上げを行うことで、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が存在しない底部表面を有するトレンチ5が最終的に得られる。第2のエッチングガス(SF+CF)中に含まれる炭素(C)の量は、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去効率に影響を与えることは前述した通りであるが、これに加え、トレンチの垂直断面形状にも影響を与える。第2のエッチングガス(SF+CF)中に含まれる炭素(C)の量、即ち、SFガスの流量に対するCFガスの流量の比とトレンチの垂直断面形状との相互関係につき、以下説明する。
図9は、SFガスの流量に対するCFガスの流量の比が低い条件で仕上げのエッチング工程を行って形成したトレンチの垂直断面形状を示す部分垂直断面図である。図10は、図9のトレンチの側壁及び底面に熱酸化膜を形成した場合にシリコン基板に加わるストレスの緩和を説明する部分垂直断面図である。図11は、SFガスの流量に対するCFガスの流量の比が高い条件で仕上げのエッチング工程を行って形成したトレンチの垂直断面形状を示す部分垂直断面図である。図12は、図11のトレンチの底面に熱酸化膜を形成し、側壁には熱酸化膜とポリシリコンとの積層構造を形成した場合にシリコン基板に加わるストレスの増加を説明する部分垂直断面図である。
図9に示すトレンチは、前述した第1のエッチング工程と第2のエッチング工程との組で形成する。ここで、前述した第2のエッチング工程を行う際、SFガスの流量に対するCFガスの流量の比を前述の比より低くすることで、形成されたトレンチ6の底部7は、中心が深く側壁に近づくにつれ次第に浅くなり、更に底部と側壁との境界部分8はラウンドした形状を有する。即ち、第2のエッチング工程で使用するエッチングガスに含まれる炭素(C)或いは炭化物の量を減少させることで、図9に示すような中心が深く側壁に近づくにつれ次第に浅くなる底部7と、該底部7と側壁との境界部分8がラウンドした形状を有するトレンチ6を得ることができる。その後、図10に示すように、トレンチ6の底部7及び側壁に絶縁膜9を形成する。絶縁膜9は熱酸化膜でもよいし、TEOS−CVD膜でもよい。絶縁膜9をトレンチ6の底部と側壁とに形成する際、トレンチ6の底部と側壁との境界部分8のシリコンにストレスが加わる。底部7と側壁との境界部分8のラウンドした形状は、境界部分8のシリコンに加わるストレスを緩和させる。
図11に示すトレンチは、前述した第1のエッチング工程と第2のエッチング工程との組で形成する。ここで、前述した第2のエッチング工程を行う際、SFガスの流量に対するCFガスの流量の比を前述の比より高くすることで、形成されたトレンチ6の底部11は、中心が浅く側壁に近づくにつれ次第に深くなり、更に該底部11と側壁との境界部分12は鋭角形状を有する。即ち、第2のエッチング工程で使用するエッチングガスに含まれる炭素(C)或いは炭化物の量を増加させることで、図11に示すような中心が浅く側壁に近づくにつれ次第に深くなる底部11と、該底部11と側壁との境界部分12が鋭角形状を有するトレンチ10を得ることができる。その後、図12に示すように、トレンチ10の底部11及び側壁12に絶縁膜13を形成する。絶縁膜13は熱酸化膜でもよいし、TEOS−CVD膜でもよい。絶縁膜13をトレンチ10の底部11と側壁とに形成する際、トレンチ10の底部11と側壁との境界部分12のシリコンに加わるストレスは、大きくなる。底部11と側壁との境界部分12の鋭角形状は、境界部分12のシリコンに加わるストレスを増大させる。その後、導電性膜14をトレンチの側壁のみに選択的に形成することが可能である。具体的には、導電性膜14を全体に形成し、その後、等方性エッチングにより導電性膜14をエッチングすることで、トレンチ底部の導電性膜14とシリコン基板1の上面の導電性膜14を除去することができる。導電性膜14は、例えばポリシリコン膜であってもよい。中心が浅く側壁に近づくにつれ次第に深くなる底部11の形状が、等方性エッチングにより導電性膜14をトレンチ10の側壁のみに残すことを可能にする。炭素(C)或いは炭化物の量を増加させて第2のエッチング工程を行った場合、トレンチ10の底部11と側壁との境界部分12のシリコンにストレスが加わるストレスは大きくなるが、導電性膜14をトレンチ10の側壁のみに選択的に形成することが容易となる。即ち、トレンチ10の底部と側壁との分離が可能となる。
従って、炭素(C)或いは炭化物を含む第2のエッチングガスを使用して仕上げエッチング工程として行う第2のエッチング工程のエッチング量を調整することで、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去とトレンチの深さの高精度での調整が可能となり、該第2のエッチングガスに含まれる炭素の量を調整することで、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去の効率と、最終的に得られるトレンチの形状を調整することが可能となる。
尚、トレンチの形状の調整を行うには、前述の第2のエッチング工程で使用するエッチングガスに含まれる炭素(C)或いは炭化物の量の調整に加えて、第2のエッチング工程の処理時間及び第2のエッチングガスの圧力並びにシリコン基板1の温度調整によっても可能である。
前述の第1のエッチング工程は、エッチングのメイン工程であり、主にエッチングレートを高くすることが要求された。前述した第1のエッチングガスは、(SF+O)ガスを使用したが、必ずしもこれに限定するものではなく、例えば、(Cl+O)ガス、(Cl+HBr)ガス、(Cl+HBr+O)ガスを使用してもよい。第1のエッチングガスに少なくとも酸素(O)か水素(H)のいずれか一方が含まれる場合、エッチング面にこれら元素或いは化合物が付着し、エッチングレートのばらつきを引き起こす。その結果、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣がトレンチの底部に形成される。
そこで、仕上げのエッチング工程として、炭素(C)或いは炭化物を含む第2のエッチングガスを使用して第2のエッチング工程を行い、ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣を除去することで、最終的にブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の無い滑らかな底部を有するトレンチを得ることが可能となる。更に、前述したように、第2のエッチング工程のエッチングレートが低いので、最終的に得られるトレンチの深さの制御性が向上する。更に、前述したように、第2のエッチングガスに含まれる炭素(C)の量を調整することで、最終的に得られるトレンチの形状を調整することが可能となる。
ブラックシリコン即ちシリコン針状残渣の除去及びトレンチの形状の許容範囲を考慮すると、第2のエッチングガスは、炭素(C)と弗素(F)とを含み且つ弗素の割合が炭素の割合より多いことが条件となる。更に、第2のエッチングガスは、エッチングレートのばらつきを引き起こす原因となる酸素及び水素のいずれも含まないことが好ましい。第2のエッチングガスに含まれる弗素(F)の量が増加すると、エッチングの異方性が低下し、最終的に得られるトレンチの形状が崩れる。一方、第2のエッチングガスに含まれる炭素(C)の量が増加すると、エッチングレートが低下する。従って、トレンチの形状とエッチングレートとを考慮し、炭素に対する弗素の重量比が、弗素:炭素=90:1乃至6:1の範囲であることが好ましい。この範囲を超えて弗素の重量比が高い場合、最終的に得られるトレンチの形状が大きく崩れるので好ましくない。更に、炭素に対する弗素の重量比が、弗素:炭素=40:1乃至6:1の範囲であることがより好ましい。弗素の重量比がこの範囲内であれば、トレンチの形状の実質的な崩れが生じないので好ましい。
前述したように第1のエッチング工程の後、第1のエッチングガスをエッチングチャンバ内から排出し、その後、第2のエッチングガスを該エッチングチャンバ内に供給し、第2のエッチング工程を開始してもよい。但し、第1のエッチングガスをエッチングチャンバ内から排出しても、完全な真空にしない限り酸素又は水素がエッチングチャンバ内に残存するので、残存した酸素又は水素を炭素と反応させ、二酸化炭素或いは炭化水素にすることで、エッチングの仕上げ工程では、酸素又は水素がエッチング面に付着するのを防止する必要がある。このため、第1のエッチングガスをエッチングチャンバ内から排出した後に、第2のエッチングガスをエッチングチャンバ内に導入する場合でも、第2のエッチングガスは、シリコンをエッチングするための弗素と、残存した酸素又は水素と化学結合するための炭素(C)或いは炭化物を含むことが必要となる。
また、第1のエッチング工程の後、SFの供給を維持する一方で、Oの供給を停止すると共にCFの供給を開始することで、SF及びOを含む第1のエッチングガスをSF及びCFを含む第2のエッチングガスに切り替えることも可能である。第1のエッチングガスをエッチングチャンバ内から排出する工程を含まないので、酸素がエッチングチャンバ内に残存する。よって、残存した酸素を炭素と反応させ、二酸化炭素にすることで、エッチングの仕上げ工程では、酸素がエッチング面に付着するのを防止する必要がある。このため、Oの供給を停止した後に、第2のエッチングガスをエッチングチャンバ内に導入する場合でも、第2のエッチングガスは、シリコンをエッチングするための弗素と、残存した酸素と化学結合するための炭素(C)或いは炭化物を含むことが必要となる。
更に、第1のエッチングガスとして(Cl+O)ガス、(Cl+HBr)ガス、或いは(Cl+HBr+O)ガスを使用することが可能であるが、(Cl)ガスを用いているため、シリコン表面に付着した(Cl)ガスにより、処理したシリコンウェハを設備の搬送部へ搬送した場合に該搬送部の(Cl)ガスによる腐食を誘発し易くなる。しかし、第2のエッチングガスが(SF+CF)を含むことで、処理最後の工程で(Cl)ガスとF系ガスとの置換がエッチングチャンバ内及びシリコンウェハの表面で可能となり、搬出したシリコンウェハによる搬送部の腐食を抑えることが可能となる。即ち、該第1のエッチングガスの供給を停止して、第2のエッチングガス(SF+CF)の供給を開始することで、第2のエッチング工程を行うと共に、Clと、SF及びCFとの置換反応を引き起こすことでクリーニング処理も同時に行うことが可能となる。
更に、第2のエッチングガス(SF+CF)に代え、(NF+CF)ガス、或いは(SF+NF+CF)ガスを使用してもよい。即ち、第2のエッチングガスは、(SF)ガス及び(NF)ガスの少なくとも一方と、(CF)ガスとを含むことができる。
前述の実施形態では、シリコン半導体基板に対する選択的な異方性プラズマエッチングによりトレンチを形成したが、必ずしもトレンチの形成に限定する必要はなく、底部の有るホールや、マスクを用いずに異方性プラズマエッチングを行うことで、シリコン基板の全面をエッチングする場合にも適用可能である。即ち、エッチングにより形成すべき対象は特に限定する必要はない。
尚、前述した第1のエッチング工程とその後に行う第2のエッチング工程との組を複数回繰り返して、多段形状トレンチを形成することも可能である。
更に、シリコン基板をエッチングの対象としたが、必ずしもシリコンのバルク領域のエッチングに限定するものではなく、例えば、EPI層を有したシリコン基板、SOI(Silicon−on−Insulator)基板、SOS(Silicon−on−Sapphire)基板、或いはSOQ(Silicon−on−Quartz)基板にも適用可能である。更に、原料にシリコンを用いたシリコン系半導体物質からなる領域をエッチングする場合にも、前述したブラックシリコン即ちシリコン針状残渣が発生するので、本発明を適用する意義がある。
本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程における半導体基板を示す部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る選択的異方性プラズマエッチング方法に関する各工程を説明するフローチャートである。 エッチングガス(SF+O)を使用して、エッチングレート3.2μm/minの条件でシリコン基板をエッチングすることにより形成したトレンチの底部の表面状態を示す電子写真である。 エッチングガス(SF+CF)を使用して、エッチングレート0.375μm/minの条件でシリコン基板をエッチングすることにより形成したトレンチの底部の表面状態を示す電子写真である。 SFガスの流量に対するCFガスの流量の比が低い条件で仕上げのエッチング工程を行って形成したトレンチの垂直断面形状を示す部分垂直断面図である。 図9のトレンチの側壁及び底面に熱酸化膜を形成した場合にシリコン基板に加わるストレスの緩和を説明する部分垂直断面図である。 SFガスの流量に対するCFガスの流量の比が低い条件で仕上げのエッチング工程を行って形成したトレンチの垂直断面形状を示す部分垂直断面図である。 図11のトレンチの底面に熱酸化膜を形成し、側壁には熱酸化膜とポリシリコンとの積層構造を形成した場合にシリコン基板に加わるストレスの増加を説明する部分垂直断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 自然酸化膜
3 エッチングマスク
4 トレンチ
5 トレンチ
6 トレンチ
7 トレンチの底部
8 トレンチの底部と側壁との境界部分
9 絶縁膜
10 トレンチ
11 トレンチの底部
12 トレンチの底部と側壁との境界部分
13 絶縁膜
14 導電性膜

Claims (24)

  1. 第1のエッチングレートでシリコン系半導体領域をエッチングする第1のエッチング工程と、
    前記第1のエッチング工程の後、炭素と弗素とを含み且つ弗素の割合が炭素の割合より多い第1のエッチングガスを使用して、前記第1のエッチングレートより低い第2のエッチングレートで前記シリコン系半導体領域をエッチングする第2のエッチング工程と、
    を少なくとも含むエッチング方法。
  2. 前記第1のエッチング工程は、水素及び酸素のうち少なくとも一方を含む第2のエッチングガスを使用して行う請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記第2のエッチング工程で使用する前記第1のエッチングガスは、水素及び酸素のいずれも含まない請求項2に記載のエッチング方法。
  4. 前記第1のエッチングガスは、SF及びNFのうち少なくとも一方とCFとからなる請求項1乃至3のいずれかに記載のエッチング方法。
  5. 前記第1のエッチングガスは、炭素に対する弗素の重量比が、弗素:炭素=90:1乃至6:1の範囲である請求項1乃至4のいずれかに記載のエッチング方法。
  6. 前記第1のエッチングガスは、炭素に対する弗素の重量比が、弗素:炭素=40:1乃至6:1の範囲である請求項1乃至4のいずれかに記載のエッチング方法。
  7. 前記第1のエッチング工程における異方性エッチングによる第1のエッチング量と前記第2のエッチング工程における異方性エッチングによる第2のエッチング量との和に対する、前記第2のエッチング量の比率は、20%乃至3%の範囲である請求項1乃至6のいずれかに記載のエッチング方法。
  8. 前記第1のエッチング工程の前に、前記シリコン系半導体領域上に選択的に酸化物からなるエッチングマスクを形成する工程を更に含む請求項1乃至7のいずれかに記載のエッチング方法。
  9. 前記第1のエッチング工程の後、前記第2のエッチングガスをエッチングチャンバ内から排出し、その後、前記第1のエッチングガスを前記エッチングチャンバ内に供給し、前記第2のエッチング工程を開始する請求項1乃至8のいずれかに記載のエッチング方法。
  10. 前記第1のエッチング工程は、SF及びOを含む第2のエッチングガスを使用して行う請求項1乃至9のいずれかに記載のエッチング方法。
  11. 前記第1のエッチング工程の後、SFの供給を維持する一方で、Oの供給を停止すると共にCFの供給を開始することで、SF及びOを含む前記第2のエッチングガスをSF及びCFを含む前記第1のエッチングガスに切り替えた後、前記第2のエッチング工程を開始する請求項10に記載のエッチング方法。
  12. 前記第1のエッチング工程は、Cl及びOを含む第2のエッチングガスを使用して行う請求項1乃至9にいずれかに記載のエッチング方法。
  13. 前記第1のエッチング工程は、Cl及びHBrを含む第2のエッチングガスを使用して行う請求項1乃至9にいずれかに記載のエッチング方法。
  14. 前記第1のエッチング工程は、Cl、HBr及びOを含む第2のエッチングガスを使用して行う請求項1乃至9にいずれかに記載のエッチング方法。
  15. 前記第2のエッチング工程は、選択的異方性エッチングと同時にClと、SF及びCFとの置換反応を引き起こすことでクリーニング処理を行う請求項12乃至14のいずれかに記載のエッチング方法。
  16. 水素及び酸素のうち少なくとも一方を含む第1のエッチングガスを使用して、第1のエッチングレートでシリコン系半導体領域を、予め決められた目的とするエッチング量の80%乃至97%の範囲の第1のエッチング量だけ異方性ドライエッチングする第1のエッチング工程と、
    前記第1のエッチング工程の後、水素及び酸素のいずれも含まず、炭素と弗素とを含み且つ炭素に対する弗素の重量比が、弗素:炭素=90:1乃至6:1の範囲である第2のエッチングガスを使用して、前記第1のエッチングレートより低い第2のエッチングレートで前記シリコン系半導体領域を、前記予め定められたエッチング量の20%乃至3%の範囲の第2のエッチング量だけ異方性ドライエッチングする第2のエッチング工程と、
    を少なくとも含むエッチング方法。
  17. 前記第2のエッチングガスは、CFからなる請求項16に記載のエッチング方法。
  18. 前記第1のエッチングガスは、SF及びOからなる請求項16又は17に記載のエッチング方法。
  19. 前記第1のエッチングガスは、Cl及びOからなる請求項16又は17に記載のエッチング方法。
  20. 前記第1のエッチングガスは、Cl及びHBrからなる請求項16又は17に記載のエッチング方法。
  21. 前記第1のエッチングガスは、Cl、HBr及びOからなる請求項16又は17に記載のエッチング方法。
  22. 前記第1のエッチング工程の前に、前記シリコン系半導体領域上に選択的に酸化物からなるエッチングマスクを形成する工程を更に含む請求項16乃至21のいずれかに記載のエッチング方法。
  23. 前記第2のエッチング工程は、選択的異方性エッチングと同時にClと、SF及びCFとの置換反応を引き起こすことでクリーニング処理を行う請求項19乃至21のいずれかに記載のエッチング方法。
  24. シリコン系半導体基板を準備する工程と、
    請求項1乃至23のいずれかに記載のエッチング方法により、前記シリコン系半導体基板をエッチングする工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
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