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JP2007183673A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Shuichi Kira
修一 吉良
Hitoshi Koyama
均 小山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】光もれの量を抑え、反射領域および透過領域の面積を確保して反射率低下を防止し、色再現範囲を拡大できる液晶表示装置を提供することを目的とする。また、半透過型液晶表示装置の製造歩留りを向上させ、様々な反射特性の設計を可能にする液晶表示装置を提供する。
【解決手段】基板上に液晶層を介在して対向基板が設けられた液晶表示装置であって、対向基板側から入射した光を反射する反射板が前記基板上に形成されている反射領域と、基板側から入射した光を対向基板側に透過する透過領域と、反射領域および透過領域に対応する対向基板側にカラーフィルタ層を有する液晶表示装置において、1つの画素の反射領域と透過領域とが、その一方が他方の周囲を取り囲まない関係にある領域を形成し、着色層のない領域を反射領域の周辺部に配置して形成する。また、着色層のない領域を2以上の領域に分割して、それぞれを反射領域の周辺部に配置して形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に反射型と透過型の併用型である半透過型として使用できる、液晶表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、薄型で低消費電力であるという特長を生かして、ワードプロセッサやパーソナルコンピューターなどのOA機器や、電子手帳等の携帯情報機器、あるいは、液晶モニターを備えたカメラ一体型VTR等に広く用いられている。
液晶表示装置は、CRT(ブラウン管)やEL(エレクトロルミネッセンス)表示とは異なり、自らは発光しないため、透過型液晶表示装置ではバックライトと呼ばれる蛍光管からなる照明装置をその背面または、側方に設置して、そこから入射される光を液晶の背面から前面に透過させることによって表示を行なっている。また、反射型の液晶表示装置の場合には前面からの入射光を背面側の反射電極で反射させることによって表示を行なっている。
しかしながら、透過型液晶表示装置では、通常バックライトが液晶表示装置の全消費電力のうち50%以上を占めるため、バックライトを設けることで消費電力が増大してしまうという問題があり、晴天下のように外光が非常に明るい場合に視認性が低下するという問題も有している。
一方、反射型液晶表示装置は、上述のようにバックライトを使用しないために、消費電力を小さくすることができるという利点を有しているものの、周囲光が暗い場合には視認性が極端に低下するという欠点を有する。
このような反射型液晶表示装置の問題点を解消するために、バックライト光の一部を透過させると共に周囲光の一部を反射させるような半透過反射膜を用いることにより、透過型表示と反射型表示の両方を1つの液晶表示装置にて実現する構成が、たとえば特許文献2の図17に示されている。
このような半透過型液晶表示装置において、光がカラーフィルタを通過する回数は透過部では1回であるのに対し、反射部ではカラーフィルタを透過した光が反射板に達し、反射板で反射された光が再度カラーフィルタを透過するため、2回通過することになる。
そのため、透過部と反射部で同じカラーフィルタを用いると反射部の色が透過部に比べ濃くなってしまう。
そこで、透過部と反射部のカラーフィルタ層を変えずに色再現性能を向上させる方法として、反射部領域でカラーフィルタ層を形成しない領域を設ける方法が特許文献1に、反射部領域のカラーフィルタ層の膜厚を薄くする方法が特許文献2に開示されている。
特許文献1では、液晶表示装置において液晶を挟んで互いに対向して配置される一対の基板のうち、一方の基板上には、外光を反射する反射部と背面光源からの光を透過する透過部とを1画素内に構成する画素電極が形成され、該一対の基板のうち他方側の基板上には、カラーフィルタが形成されてなる液晶表示装置において、前記他方側の基板上の前記反射部に対応する領域は、カラーフィルタ層が形成された領域とカラーフィルタ層が形成されていない領域とにより構成されていることを特徴とし、カラーフィルタ層が形成されていない領域の面積の比を変えることで色再現範囲や反射率の調整が行えるものである。
図8は特許文献1に開示された液晶表示装置の画素内の構成を示す平面図である。基板1の上に透過領域5と反射領域6が形成され、対向基板側に透過領域5および反射領域6を覆うようにカラーフィルタ7が形成されている。カラーフィルタ7の両側に反射領域の外周の一部を覆うようにカラーフィルタを形成しない着色層のない領域8部が形成されている。
反射領域6は透過領域5の周りを取り囲むように配置され、反射領域6の外周は画素全体の外周を形成している。
特開2000−111902号公報 特開2000−298271号公報
前記のような従来の画素の構成では、反射領域および着色層のない領域の周囲が、画素の周囲にわたって形成されているので、隣接する画素の光もれの影響が大きい。光もれの量は反射領域が画素の周囲に接する長さが長いほど大きい。光もれの量が多いと表示のコントラストが低下するため、表示特性が劣化する。光もれを抑えるためには、反射領域の周囲に遮光領域が必要になる。遮光領域は反射領域の周辺長が長いほど広い領域が必要になり、反射領域を減少させて反射率が低下する。これを補うためには、透過領域を削って反射領域を広げ、また透過光を確保するためバックライトの輝度を上げなければならない。これは消費電力の上昇をもたらす。
たとえば、1画素の大きさが縦240μm、横80μmの場合には、画素の周囲の長さが640μmになり、遮光領域の幅を3μmとすると遮光領域の面積は約1920μm2となり、画素面積の10%に達する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、光もれの量を抑え、反射領域および透過領域の面積を確保して反射率低下を防止し、色再現範囲を拡大できる液晶表示装置を提供することを目的とする。また、半透過型液晶表示装置の製造歩留りを向上させ、様々な反射特性の設計を可能にする液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、基板上に液晶層を介在して対向基板が設けられた液晶表示装置であって、前記対向基板側から入射した光を反射する反射領域と、前記基板側から入射した光を前記対向基板側に透過する透過領域と、前記反射領域および前記透過領域に対応する前記対向基板側にカラーフィルタ層を有する液晶表示装置において、1つの画素の前記反射領域と前記透過領域とが、その一方の領域が他方の領域の周囲を取り囲まないように形成され、前記カラーフィルタ層に着色層のない領域の1つあたりの面積が400μm2以下であり、前記着色層のない領域を、前記反射領域に対応する前記対向基板側の領域(以下、対応反射領域という)の周辺部に前記着色層の周囲に連結して配置し、前記着色層のない領域の前記周辺部の幅(Y)と、これに直交する前記着色層と接する幅(X)は、縦横比(X/Y)を1.7以下としたものである。
本発明によれば、反射領域と前記透過領域とが、その一方が他方の周囲を取り囲まない関係にある領域を形成し、着色層のない領域を、前記対応反射領域の周辺部に配置して形成するようにしたので、反射領域の周囲が画素の周辺に接する長さを小さくすることができ、光もれの量を抑え、反射領域および透過領域の面積を確保して反射率低下を防止し、色再現範囲を拡大することができ、製品の反射特性のバラツキが少ない液晶表示装置を製造することができる。また、カラーフィルタの着色層のない領域の形成不良を解消できるので、歩留りを向上させることができる。
本発明の液晶表示装置について図1を用いて説明する。なお、図1では、基板1上に形成されている反射板に凸凹が形成されている反射領域6と対向基板2の着色層のない領域8の位置関係を判り易くするため、透明電極、液晶層、配向膜、薄膜トランジスタ等の記載は省略した。
図1の(b)は、(a)に示された基板1の画素部分Aおよび対向基板2の画素部分Bの拡大図である。3は基板1の画素部分、4は基板1の画素部分に対応する対向基板2の画素部分である。基板1の画素部分3には透明電極(図示せず)により透過領域5が、凸凹のある反射電極(図示せず)により反射領域6が形成されている。透過領域5と反射領域6は分離した長方形からなる領域を形成しており、一方が他方の周囲を囲む関係になっていない。対向基板の画素部分4には、着色層7および着色層のない領域8が形成されている。着色層のない領域8には、反射領域6に対応する領域(対応反射領域)6aと重なり合う部分9と、対応反射領域6aと重なり合わない部分10がある。
着色層のない領域8は分割して、対応反射領域6aの周辺部に配置され、着色層7の周囲に連結して形成されている。この構造では、着色層のない領域8のうち、対応反射領域6aと重なり合う部分9の幅を設計値20μm以下としても、設計通りに歩留り良く一定の反射光学特性をもつ液晶表示装置を製造できることが判明した。これを製造するには、前記対向基板2であるカラーフィルタ基板と、前記基板1であるTFT基板に転写法により配向膜を形成したのち、配向膜表面にラビング処理を施し、両者を貼り合わせて液晶を注入し、液晶表示装置を得る。なお、これらの工程は周知の製造方法を使用しているので、詳細な説明は省略する。
たとえば、1画素の大きさが縦240μm、横80μmとしたとき、反射領域を画素の半分の領域:縦120μm、横80μmに設けた場合、画素の周囲に接する反射領域の周囲の長さは320μmとなる。遮光領域の幅を3μmとすると、遮光領域は約960μm2となり、従来例の半分で済むことになる。実際には反射領域面積は画素の半分以下であり、従来の構成では反射領域面積の大きさによらず一定の遮光領域を必要としていたのに対し、さらに遮光領域を小さくすることができる。この結果、画素の有効透過領域を広げられるので、色再現性を向上することができ、また、バックライトの輝度を下げられるので消費電力を削減できる効果がある。
用途に応じた光学的特性を得るために、本発明の透過領域と反射領域の構成において、着色層のない領域の幅を20μm以下にする必要が生じるが、単純に着色層のない領域を対応反射領域の中に設けたのでは、着色層のない領域の形成不良が生じ、歩留りよく製造することができない。着色層のない領域を対応反射領域の周辺部に配置して形成する方法によれば、着色層のない領域の幅が20μm以下でも、設計通りに歩留りよく一定の反射光学特性をもつ液晶表示装置を製造できる。
図2は基板1と対向基板2の重ね合わせが、横方向にZだけずれた場合を平面図で示したものである。図2に示すように、基板1と対向基板2の重ね合わせがずれた場合でも、対向基板2の着色層のない領域8と基板1の対応反射領域6aと重なり合う領域9の面積の和は一定になるため、反射率および反射色再現範囲などの反射光学特性は、液晶表示装置組立時に基板1と対向基板2の重ね合せがずれることの影響を受けない。
なお、反射領域6と透過領域5とは互いに他の周囲を囲まず、分離された構成になっているので、基板1と対向基板2との重ね合わせがずれても、着色層のない領域8は透過領域5と重なり合うことがなく、透過領域5の光学特性が変化することがない。
実施の形態1
以下、本発明をその実施の形態1を示す図面に基づき具体的に説明する。図3から図7は1画素を対向基板側から見た図である。図3のように、透過領域5と反射領域6を分離した長方形からなる領域として形成し、さらに着色層のない領域8を左右に分割し、それぞれを対応反射領域6aの周辺部に配置して着色層周囲に連結して形成した。着色層のない領域8を図の横方向X、縦方向Y共に20μmで設計したカラーフィルタの生産を行った。反射領域6の周辺が画素の周囲に接する長さは、反射領域を透過領域の周囲に取り囲むように配置する方法に比べて約1/2になり、光もれの少ない良好な反射特性を得た。また、着色層のない領域8の形成不良は殆ど発生せず、歩留りは99%を越えた。
前記対向基板2であるカラーフィルタ基板と、前記基板1であるTFT基板に転写法により配向膜を形成したのち、配向膜表面にラビング処理を施し、両基板を貼り合わせて液晶を注入し、液晶表示装置を得た。なお、これらは、周知の製造方法を使用しているので、詳細な説明は省略する。
液晶表示装置の基板1と対向基板2の重ね合せのずれを調べたところ、最大で約3μmの重ね合せずれを生じたものが、ごく少数であるが確認された。重ね合せずれが3μmを越える液晶表示装置は確認されなかった。また9割以上の液晶表示装置で基板1と対向基板2の重ね合せずれは殆どゼロであった。この結果より、製造での液晶表示装置の基板1と対向基板2の重ね合せずれは最大3μmであることがわかった。
基板1と対向基板2の重ね合せずれが全くない液晶表示装置と3μmのずれがある液晶表示装置にそれぞれ駆動信号を入力し、反射光学特性を評価した。光源はC光源リング照明、検出器には反射型色彩計520 02(横河M&C株式会社製)を使用した。
基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置の測定結果は、反射率は29.5%、コントラスト比は32.9、反射の色再現性範囲はNTSC比14.7%であった。一方、基板1と対向基板2の重ね合せずれが3μmの液晶表示装置の測定結果は、反射率は29.3%、コントラスト比は32.2、反射の色再現性範囲はNTSC比14.9%であり、少なくとも反射率、コントラスト、色再現範囲は、基板1と対向基板2の重ね合せずれが3μmの場合とずれが全くない場合で殆ど差がないことがわかった。
実施の形態2
図4に示すように、透過領域5と反射領域6を分離した長方形からなる領域として形成し、さらに着色層のない領域8を左右に分割し、それぞれを対応反射領域6aの周辺部に配置して着色層周囲に連結して形成した。着色層のない領域8の1つずつが図の横方向Xを25μm、縦方向Yを15μmで設計したカラーフィルタの生産を行った。着色層のない領域8の形成異常は殆ど発生せず、実施の形態1同様に歩留りは99%を上回った。
製造方法は実施の形態1と同様である。基板1と対向基板2の重ね合せずれは最大3μmであった。
基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置と、3μmのずれがある液晶表示装置にそれぞれ駆動信号を入力し、反射光学特性を評価した。評価方法は実施の形態1と同様である。
測定結果は、基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置の測定結果は、反射率は33.4%、コントラスト比は34.3、反射の色再現性範囲はNTSC比13.4%であった。一方、基板1と対向基板2の重ね合せずれが3μmの液晶表示装置の測定結果は、反射率は33.2%、コントラスト比は33.6、反射の色再現性範囲はNTSC比13.4%であり、少なくとも反射率、コントラスト、色再現範囲は、基板1と対向基板2の重ね合せのずれが3μmの場合とずれが全くない場合で殆ど差がないことがわかった。
比較例
実施の形態1または2と設計仕様の異なるカラーフィルタの概略を図5、図6、図7に示す。
比較例1
図5に示すように、反射領域の中央に着色層のない領域8を、図の横方向Xを20μm、縦方向Yを20μmで形成するよう設計したカラーフィルタの生産を行ったところ、着色層のない領域8の形成異常が多発した。製造方法は実施の形態1と同様である。異常の内容は、
(1)着色層のない領域の幅異常
横方向X、縦方向Yのどちらかもしくは両方の長さが設計値の20μmより小さく形成された。
(2)着色層のない領域が形成されない
着色層のない領域が全く形成されなかった。
であった。歩留りは83%に留まった。
比較例2
図6に示すように、1つの着色層のない領域8を反射領域の周辺部に配置し、着色層の周囲に連結して左側のみに形成し、着色層のない領域8は図の横方向Xを34μm、縦方向Yを20μmで設計したカラーフィルタの生産を行った。着色層のない領域8の形成異常は殆ど発生せず、歩留りは99%以上であった。
製造方法は実施の形態1と同様である。基板1と対向基板2の重ね合せのずれは最大3μmであった。
基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置と3μmのずれがある液晶表示装置にそれぞれ駆動信号を入力し、反射光学特性を評価した。評価方法は実施の形態1と同様である。
基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置の測定結果は、反射率は28.8%、コントラスト比は27.4、反射の色再現性範囲はNTSC比15.3%であった。一方、基板1と対向基板2の重ね合せずれが3μmの液晶表示装置の測定結果は、反射率は26.3%、コントラスト比は24.7、反射の色再現性範囲はNTSC比16.2%であった。反射率は相対的に約9%低下、コントラストは相対的に約10%低下したことになる。基板1と対向基板2の重ね合せずれにより反射率、コントラストが約1割低下することは製品として好ましくない。またRGB色度は規格値から約0.02シフトした。
比較例1と2とから、着色層のない領域8を対応反射領域6aの周辺部に配置することにより、着色層のない領域8の形成不良を抑えることができることがわかる。また、比較例2と実施の形態1とから、着色層のない領域8を左右に分割して、それぞれを対応反射領域6aの周辺部に配置することにより、基板1と対向基板2の重ね合わせずれがあっても、反射特性に変動のない液晶表示装置が得られることがわかる。
比較例3
図7に示すように、着色層のない領域8を反射領域の左側のみに形成し、着色層のない領域8は図の横方向Xを43μm、縦方向Yを15μmで設計したカラーフィルタの生産を行ったところ、着色層のない領域8の形成異常が多発した。異常の内容は、
(1)着色層のない領域の幅異常
着色層のない領域の縦方向Yの長さが設計値の15μmより小さく形成された。
(2)着色層のない領域の形状変形
着色層のない領域の形状が長方形にならず、着色層端から遠ざかるにつれ縦方向の幅が小さくなった。
であった。歩留りは89%であった。
比較例2と3とから、着色層のない領域8を対応反射領域6aの周辺部に配置しても、幅が狭い場合は着色層のない領域8の形成不良が発生することがわかる。
製造方法は実施の形態1と同様である。基板1と対向基板2の重ね合せずれは最大3μmであった。基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置と3μmのずれがある液晶表示装置にそれぞれ駆動信号を入力し、反射光学特性を評価した。評価方法は実施の形態1と同様である。
基板1と対向基板2の重ね合せにずれが全くない液晶表示装置の測定結果は、反射率は31.5%、コントラスト比は31.0、反射の色再現性範囲はNTSC比14.9%であった。一方、基板1と対向基板2の重ね合せずれが3μmの液晶表示装置の測定結果は、反射率は29.6%、コントラスト比は28.8、反射の色再現性範囲はNTSC比16.2%であった。反射率は相対的に約6%低下、コントラストは相対的に約7%低下したことになる。基板1と対向基板2の重ね合せずれにより反射率、コントラスト低下が起こり好ましくない。またRGB色度は規格値から約0.015シフトした。
色再現範囲を自由に調整するためには、カラーフィルタ層が形成されていない領域の幅を20μm以下としなければならない場合がある。しかし、比較例1および3に示すように、単にカラーフィルタ層が形成されていない領域を反射領域内に設ける方法では、カラーフィルタ層が形成されていない領域を、20μm以下の幅では歩留まりよく形成することができない。
比較例3と実施の形態2とから、着色層のない領域を分割して、それぞれを反射領域の周辺部に配置することによって、着色層のない領域の幅が20μm以下でも、同等の光学特性を有しながら、着色層のない領域の形成不良の少ない高い歩留り率を達成し、基板1と対向基板2の重ね合わせずれがあっても、光学特性の変動の少ない安定した反射特性を実現できることがわかる。
本発明における半透過型液晶表示装置を示した模式図である。 本発明において、基板と対向基板の重ね合せがずれた場合を示す図である。 実施の形態1において、対向基板の着色層のない領域を着色層の左右に分割して形成し、着色層のない領域の幅を横方向X、縦方向Y共に20μmにて設計した場合を示す図である。 実施の形態2において、着色層のない領域を左右に分割して形成し、着色層のない領域の縦横比が異なる例を示す図である。 比較例1において、基板1の反射領域の中央部に対応する位置に対向基板2の着色層のない領域を配置した例を示す図である。 比較例2において、対向基板2の着色層のない領域を1つとし、その幅を20μmとして、反射領域の周辺部に対応する位置に配置する場合を示す図である。 比較例3において、対向基板2の着色層のない領域を1つとし、その幅を15μmとして、反射領域の周辺部に対応する位置に配置する場合を示す図である。 従来の半透過型液晶表示装置における画素の透過領域と反射領域、およびカラーフィルタ層のない領域の構成を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 対向基板
3 基板側の画素
4 対向基板側の画素
5 透過領域
6 反射領域
6a 対応反射領域
7 着色層
8 着色層のない領域
9 着色層のない領域のうち反射領域と重なり合う領域
10 着色層のない領域のうち反射領域と重なり合わない領域

Claims (4)

  1. 基板上に液晶層を介在して対向基板が設けられた液晶表示装置であって、前記対向基板側から入射した光を反射する反射領域と、前記基板側から入射した光を前記対向基板側に透過する透過領域と、前記反射領域および前記透過領域に対応する前記対向基板側にカラーフィルタ層を有する液晶表示装置において、
    1つの画素の前記反射領域と前記透過領域とが、その一方の領域が他方の領域の周囲を取り囲まないように形成され、
    前記カラーフィルタ層に着色層のない領域の1つあたりの面積が400μm2以下であり、
    前記着色層のない領域を、
    前記反射領域に対応する前記対向基板側の領域の周辺部に前記着色層の周囲に連結して配置し、
    前記着色層のない領域の前記周辺部の幅(Y)と、これに直交する前記着色層と接する幅(X)は、縦横比(X/Y)を1.7以下とした液晶表示装置。
  2. 前記着色層のない領域を2以上の領域に分割して、それぞれを画素の両側に配置して形成する請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記反射領域は、反射板に凸凹が形成されている領域である請求項1または請求項2のいずれか一つに記載の液晶表示装置。
  4. 基板上に液晶層を介在して対向基板が設けられ、前記対向基板側から入射した光を反射する反射領域と、前記基板側から入射した光を前記対向基板側に透過する透過領域と、前記反射領域および前記透過領域に対応する前記対向基板側にカラーフィルタ層を有する液晶表示装置の製造方法において、
    1つの画素の前記反射領域と前記透過領域とが、その一方の領域が他方の領域の周囲を取り囲まないように形成し、
    前記カラーフィルタ層に着色層のない領域の1つあたりの面積が400μm2以下のときに、
    前記着色層のない領域を、前記反射領域に対応する前記対向基板側の領域の周辺部に前記着色層の周囲に連結して形成し、
    前記着色層のない領域の前記周辺部の幅(Y)と、これに直交する前記着色層と接する幅(X)は、縦横費(X/Y)を1.7以下とする液晶表示装置の製造方法。
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