JP2007165487A - 半導体装置及びその設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エロージョンによる配線抵抗の変動を抑制すること。
【解決手段】本発明に係る半導体装置の設計方法は、(A)同一の信号を伝達する複数の配線10を並列に配線層に配置するステップと、(B)他の配線20の配置を禁止する配線禁止領域RPを、同じ配線層中の上記複数の配線10間の隙間をカバーするように形成するステップとを有する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係る半導体装置の設計方法は、(A)同一の信号を伝達する複数の配線10を並列に配線層に配置するステップと、(B)他の配線20の配置を禁止する配線禁止領域RPを、同じ配線層中の上記複数の配線10間の隙間をカバーするように形成するステップとを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体装置に関する。特に、本発明は、半導体装置の配線をレイアウトする設計方法に関する。
半導体装置において、マクロセルとマクロセルを接続する配線の抵抗値に、制限(上限)が設けられる場合がある。例えば、アナログ回路マクロセル間を接続する電源配線には、アナログ特性上の理由により、抵抗値の上限が設定される場合がある。従来、配線材料としてAlが用いられることが多く、その場合、抵抗値を低減させるために、配線幅は比較的大きく設計されていた。
近年、より低抵抗な配線材料として、従来のAlに代わり、Cuの導入が本格化している。配線材料としてCuが用いられる場合、配線幅が大きく設計されると、製造プロセス時に、「ディッシング(Dishing)」と呼ばれる現象が発生する。具体的には、デバイス製造時のCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程において、幅広のCu配線の表面が皿状にくぼむ。これは、形成されるCu配線の平坦性の低下および膜厚の減少を意味し、配線抵抗のバラツキおよび増加を引き起こす。
ディッシングを抑制するためには、設計段階において、配線幅を所定の上限値以下に制限する必要がある。配線幅の制限を満たし、且つ、抵抗値の上限を満たすために、1本の配線を複数の細配線に分割することが考えられる。例えば図1において、第1マクロセル101と第2マクロセル102との間を接続する電源配線は、複数の配線110(以下、「スプリット配線110」と参照される)に分割されている。複数のスプリット配線110は、マクロセル間で同じ信号を伝達するための配線であり、それらの電位は全て同じである。すなわち、複数のスプリット配線110をまとめて、ある1つの信号を伝達するための束配線111と呼ぶことができる。各スプリット配線110の配線幅Wは制限されているので、ディッシングが抑制される。且つ、束配線111により、抵抗値が減少し、抵抗値の制限も満たされる。
スプリット配線110の配線幅Wが制限されると同時に、スプリット配線110同士の配線間隔Gにもある制限が課される。それは、隣接する配線同士が近づきすぎると、製造プロセス時に、「エロージョン(erosion)」という現象が発生するからである。エロージョンとは、CMP工程において、配線が密集する領域の絶縁膜がCuと共に剥がれてしまう現象である。これにより、形成されるCu配線の側面が侵食され、その配線幅Wが設計値よりも小さくなってしまう。すなわち、ディッシングと同様に、エロージョンも配線抵抗の増加を引き起こす。従って、設計段階において、配線間隔Gを所定の制限(下限)以上に保つ必要がある。
配線設計に関連する技術として、特許文献1には、配線占有率が所定の基準を満たすような設計の実現を目的としたレイアウト設計方法が開示されている。そのレイアウト設計方法によれば、まず、スリット配線の配置が行われる。次に、そのスリット配線を含むある領域における配線占有率が算出される。次に、その配線占有率に基づいて、以降の配線工程で配線占有率エラーが起こることのないような配線禁止面積が算出される。次に、算出された配線禁止面積を有する配線禁止領域が、上記ある領域中に設けられる。ここで、配線禁止領域の位置や形状は、任意に設定される。
本願発明者は、次の点に着目した。上述の通り、電源配線等の比較的太い配線のレイアウト設計においては、製造プロセス時のディッシングを抑制するために、束配線111がレイアウトされる。更に、エロージョンを防止するために、束配線111を構成するスプリット配線110間の間隔に制限が課される。配線間隔Gの下限は、配線幅Wに応じて決定される。例えば、配線幅Wの上限は1μmに設定され、配線間隔Gの下限は1μmに設定される。
半導体装置のレイアウト設計においては、抵抗値が制限された束配線111の配置後、通常の信号配線120の自動レイアウトが行われる(図1参照)。この通常の信号配線120(以下、通常配線120と参照される)としてはマクロセル間をつなぐロジック配線が例示され、その抵抗値は特に制限されない。通常配線120は、スプリット配線110よりも更に細く、例えば0.1μm程度の配線幅が望まれている。よって、通常配線120に関しては、スプリット配線110と異なる固有の設計基準が設けられており、その配線間隔の下限は、スプリット配線110の配線間隔Gよりもはるかに小さく設定されている。
従って、束配線111の配置後、通常配線120の自動レイアウトが行われると、図1に示されるように、その通常配線120が、隣接するスプリット配線110間の領域に自動的にレイアウトされる可能性がある。つまり、ある配線層に配置された束配線111の領域に、同層の通常配線120が自動的に入り込んでくる可能性がある。このことは、結局、エロージョンを引き起こす。すなわち、ディッシング/エロージョン対策のために束配線111がせっかく設けられたにもかかわらず、自動レイアウトのせいで結局エロージョンが発生してしまう結果となる。上述の通り、エロージョンは、配線抵抗の増加の原因となる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る半導体装置の設計方法は、(A)同一の信号を伝達する複数の配線(10)を並列に配線層に配置するステップと、(B)他の配線(20)の配置を禁止する配線禁止領域(RP)を、同じ配線層中の上記複数の配線(10)間の隙間をカバーするように形成するステップとを有する。
このように、本発明によれば、レイアウト設計段階で、束配線(11)を構成する上記複数の配線(10)間に「配線禁止領域(RP)」が設定される。その後、束配線(11)と異なる通常配線(20)は、同じ配線層においては上記配線禁止領域(RP)以外の領域に配置される。その結果、製造プロセス時、束配線(11)が形成される領域でのエロージョンの発生が防止される。従って、配線抵抗値の増加及び設計値からのずれが防止される。
本発明に係る半導体装置は、第1マクロセル(1)と、第2マクロセル(2)と、束配線(11)とを備える。束配線(11)は、第1マクロセル(1)と第2マクロセル(2)との間を接続し同一の信号を伝達する複数の配線(10)から構成される。その束配線(11)が形成された配線層において、他の配線(20)は、上記複数の配線(10)の間に形成されていない。
本発明の特徴を、次のように述べることもできる。半導体装置中の配線は、大きく分けて2つに分類され得る。1つは、電源配線やアナログ信号配線のように、低配線抵抗値を維持する必要がある配線である。そのような配線の配線幅及び配線間隔は、ディッシング及びエロージョン対策のため制限され、好適には束配線(11)が適用される。もう1つは、2値のロジックレベルが伝達されるならば、配線抵抗値の多少の増大が許容される通常配線(20)である。そのような通常配線(20)に関しては、ディッシング及びエロージョン対策は必要ではなく、比較的自由にレイアウトされる。本発明によれば、束配線(11)のパタンと通常配線(20)のパタンが混在する半導体装置において、前者の配線領域に、後者が配線されない配線禁止領域が設定される。これにより、ディッシング/エロージョン対策のために束配線(11)が設けられた領域に、通常配線(20)が入り込んでくることが防止され、自動レイアウトに起因するエロージョンの発生が防止される。
本発明によれば、自動レイアウトにおいて、束配線中の隙間に通常配線が入り込むことが防止される。従って、製造プロセス時におけるエロージョンの発生が抑制され、エロージョンによる配線抵抗の変動が抑制される。配線抵抗値の変化が抑制され、所望の配線抵抗値が得られるので、製造される半導体装置の信頼性が向上する。
添付図面を参照して、本発明に係る半導体装置及びその設計方法を説明する。
1.第1の実施の形態
図2を参照して、第1の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。まず、第1マクロセル1及び第2マクロセル2が所望の位置に配置される。これらマクロセル1、2は、例えばアナログ回路マクロセルである。次に、マクロセル1、2間を接続する配線(例えば電源配線)のレイアウトが行われる。マクロセル1、2間を接続する配線には、アナログ特性上の理由により、抵抗値の上限が設定されているとする。また、マクロセル1、2間を接続する配線の材料としては、Cuが用いられるとする。
図2を参照して、第1の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。まず、第1マクロセル1及び第2マクロセル2が所望の位置に配置される。これらマクロセル1、2は、例えばアナログ回路マクロセルである。次に、マクロセル1、2間を接続する配線(例えば電源配線)のレイアウトが行われる。マクロセル1、2間を接続する配線には、アナログ特性上の理由により、抵抗値の上限が設定されているとする。また、マクロセル1、2間を接続する配線の材料としては、Cuが用いられるとする。
本実施の形態によれば、マクロセル1、2間を接続する配線は、並列な複数のスプリット配線10に分割される。スプリット配線10の本数は、例えば50〜100本である。ここで、その複数のスプリット配線10は、ネットリスト(マクロセル内及びマクロセル間の接続情報)中の同一ネット(マクロセル1、2間の接続)に関する配線であり、第1マクロセル1から第2マクロセル2へ同じ信号を供給するための配線であることに留意されるべきである。つまり、複数のスプリット配線10をまとめて、ある1つの信号を伝達するための「束配線11」と呼ぶことができる。このような複数のスプリット配線10からなる束配線11が、ある配線層に配置(レイアウト)される。
各スプリット配線10の配線幅Wは、製造プロセス時のディッシングが防止されるように設定されている。また、スプリット配線10同士の配線間隔Gは、製造プロセス時のエロージョンが防止されるように設定されている。配線間隔Gの下限は、配線幅Wに応じて決定される。例えば、配線幅Wの上限は1μmに設定され、配線間隔Gの下限は1μmに設定される。
本実施の形態によれば、束配線11の配置と並行して、あるいは、束配線11の配置直後に、「配線禁止領域RP」の設定が行われる。この配線禁止領域RPは、束配線11が配置された配線層において、束配線11と異なる配線の配置が禁止される領域として定義される。更に本実施の形態によれば、図2に示されるように、配線禁止領域RPは、上述の複数のスプリット配線10の間の隙間(gap)をカバーするように形成(設定)される。尚、配線禁止領域RPは、束配線11が配置された配線層と同じ配線層だけに対して設定される。
次に、同じ配線層において、束配線11と異なる通常の信号配線20(以下、通常配線20と参照される)の自動レイアウトが行われる。通常配線20としてはマクロセル間をつなぐロジック配線が例示され、その抵抗値は特に制限されない。通常配線20は、スプリット配線10よりも更に細く、その配線幅は例えば0.1μm程度である。また、通常配線20に関しては、スプリット配線10と異なる固有の設計基準が設けられており、その配線間隔の下限は、スプリット配線10の配線間隔Gよりもはるかに小さく設定されている。つまり、従来であれば、スプリット配線10間の隙間に通常配線20が入り込む余地があった。しかしながら、本実施の形態によれば、その隙間に配線禁止領域RPが設けられているため、通常配線20はスプリット配線10間にレイアウトされない。束配線11が配置された配線層において、通常配線20は、配線禁止領域RP以外の領域に配置される。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、レイアウト設計段階で、複数のスプリット配線10間に配線禁止領域RPが設定される。従って、自動レイアウトにおいて、束配線11中の隙間に通常配線20が入り込むことが防止される。その結果、製造プロセス時におけるエロージョンの発生が抑制され、エロージョンによる配線抵抗の変動が抑制される。配線抵抗値の変化が抑制され、所望の配線抵抗値が得られるので、製造される半導体装置の信頼性が向上する。
図3には、本実施の形態に係る配線禁止領域RPの位置決定方法の一例が示されている。束配線11のレイアウトに際して、複数のスプリット配線10のそれぞれに対応するセグメント(線分)が順番に配置される。図3には、そのうち2本のセグメント(スプリット配線)10−1及び10−2が示されている。各セグメントの位置及び形状は、始点と終点の座標、及び配線幅Wによって規定されている。具体的には、セグメント10−1の始点は座標(x1,y1)で与えられ、その終点は座標(x1,y2)で与えられている。また、セグメント10−2の始点は座標(x2,y1)で与えられ、その終点は座標(x2,y3)で与えられている。
2本のセグメント10−1、10−2が配置されると、それらの隙間の位置情報を知ることができる。よって、その隙間をカバーする1つの配線禁止領域RPを決定することができる。つまり、2本のセグメント10−1、10−2の位置情報に基づいて、1つの配線禁止領域RPの位置・形状を決定することが可能となる。図3において、セグメント10−1の右下角paの座標、及びセグメント10−2の左上角pbの座標は、次のように与えられる:
点pa=(x1+W/2,y2)
点pb=(x2−W/2,y1)
点pa=(x1+W/2,y2)
点pb=(x2−W/2,y1)
従って、これら2点pa、pbで規定される矩形が、配線禁止領域RPとして形成(設定)されればよい。設定された配線禁止領域RPは、2本のセグメント10−1、10−2の間の隙間を明らかにカバーしている。尚、上記例において、セグメント10−1、10−2のうち長いほうのセグメント10−1に一致するように配線禁止領域RPが設定されている。このように、最も大きい座標及び最も小さい座標に一致するように配線禁止領域RPが設定されると好適である。その場合、セグメント間の隙間が完全にカバーされる。
このように、本実施の形態によれば、束配線11(スプリット配線10)の位置情報及び配線幅Wに基づいて、配線禁止領域RPの位置(pa,pb)が決定される。それは、スプリット配線10間の隙間に配線禁止領域RPを設定する必要があるからである。言い換えれば、束配線11に関連付けて配線禁止領域RPを設定する必要があるからこそ、配線禁止領域RPの位置決定には束配線11の「位置情報」が必須である。本発明によれば、束配線11の位置情報を少なくとも用いることによって、その束配線11の位置と関連する位置に配線禁止領域RPが設定される。配線禁止領域RPの位置・形状が、任意に設定されないことに留意されるべきである。
2.第2の実施の形態
図4を参照して、第2の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図4において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の間の隙間をカバーするように設定される。更に、本実施の形態によれば、最も外側に位置するスプリット配線10−a、10−bの更に外側にも配線禁止領域RPが設定される。最も外側の配線禁止領域RPは、スプリット配線10−aあるいは10−bに隣接(接触)するように設けられる。
図4を参照して、第2の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図4において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の間の隙間をカバーするように設定される。更に、本実施の形態によれば、最も外側に位置するスプリット配線10−a、10−bの更に外側にも配線禁止領域RPが設定される。最も外側の配線禁止領域RPは、スプリット配線10−aあるいは10−bに隣接(接触)するように設けられる。
図5には、本実施の形態に係る配線禁止領域RPの位置決定方法の一例が示されている。図5において、あるセグメント(スプリット配線)10が配置されている。その始点は座標(x1,y1)で与えられ、その終点は座標(x1,y2)で与えられている。また、スプリット配線10の配線幅W及び配線間隔Gが予め設定されているとする。1つのセグメント10が配置されると、その1つのセグメント10の両側に接触する配線禁止領域RP1,RP2を形成(設定)することができる。本実施の形態において、配線禁止領域RP1,RP2の幅は、スプリット配線10の配線間隔Gと同じになるように設定される。
具体的には、左側の配線禁止領域RP1を規定する点pa、pbの座標は、次のように与えられる:
点pa=(x1−W/2−G,y2)
点pb=(x1−W/2,y1)
また、右側の配線禁止領域RP2を規定する点pc、pdの座標は、次のように与えられる:
点pc=(x1+W/2,y2)
点pd=(x1+W/2+G,y1)
点pa=(x1−W/2−G,y2)
点pb=(x1−W/2,y1)
また、右側の配線禁止領域RP2を規定する点pc、pdの座標は、次のように与えられる:
点pc=(x1+W/2,y2)
点pd=(x1+W/2+G,y1)
配線禁止領域RP1,RP2の幅が配線間隔Gと一致しているので、それら配線禁止領域RP1,RP2が隣接するスプリット配線10間の隙間をカバーすることは明らかである。各々のスプリット配線10に対して同様の処理を繰り返すことにより、図4に示された配線禁止領域RPが得られる。スプリット配線10−aに対する配線禁止領域RP1、及びスプリット配線10−bに対する配線禁止領域RP2は、スプリット配線10に挟まれない最も外側の配線禁止領域となる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、最も外側のスプリット配線10−a、10−bの近傍に通常配線20が配置されることも防止される。それは、スプリット配線10−a、10−bの更に外側にも配線禁止領域RPが設定されるからである。そのためには、配線禁止領域RPの位置決定にあたって、束配線11(スプリット配線10)の位置情報及び配線幅Wに加えて、配線間隔Gも参照されればよい。このように、スプリット配線10−a、10−bの近傍に通常配線20が配置されることが防止されるため、製造プロセス時におけるエロージョンの発生が更に抑制される。従って、配線抵抗値の変動が更に抑制されるという追加的な効果が得られる。
3.第3の実施の形態
図6を参照して、第3の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図6において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の間の隙間だけをカバーするのではなく、スプリット配線10そのものにオーバラップしていてもよい。つまり、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の隙間に加えて、複数のスプリット配線10の一部をカバーするように形成(設定)されてもよい。例えば図6において、1つの束配線11に対して、1つの大きな配線禁止領域RPが形成されている。
図6を参照して、第3の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図6において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の間の隙間だけをカバーするのではなく、スプリット配線10そのものにオーバラップしていてもよい。つまり、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10の隙間に加えて、複数のスプリット配線10の一部をカバーするように形成(設定)されてもよい。例えば図6において、1つの束配線11に対して、1つの大きな配線禁止領域RPが形成されている。
図7には、本実施の形態に係る配線禁止領域RPの位置決定方法の一例が示されている。図7において、ある束配線に関する全てのセグメント10−1〜10−n(nは2以上の整数)が配置されている。セグメント10−1の始点は座標(x1,y1)で与えられ、その終点は座標(x1,y2)で与えられている。セグメント10−2の始点は座標(x2,y1)で与えられ、その終点は座標(x2,y3)で与えられている。セグメント10−nの始点は座標(xn,y1)で与えられ、その終点は座標(xn,yn)で与えられている。
この時、図7に示されるように、全てのセグメント間の隙間を全面的にカバーする“1つの矩形”を定義することが可能である。その矩形は、次の2点pa、pbで規定される:
点pa=(x1,y3)
点pb=(xn,y1)
ここで、点pa、pbは、セグメントの位置情報だけで表されており、配線幅Wや配線間隔Gに依存していないことに注意するべきである。
点pa=(x1,y3)
点pb=(xn,y1)
ここで、点pa、pbは、セグメントの位置情報だけで表されており、配線幅Wや配線間隔Gに依存していないことに注意するべきである。
これら2点pa、pbで規定される矩形が、1つの配線禁止領域RPとして設定される。設定された配線禁止領域RPは、全てのセグメント間の隙間を明らかにカバーしている。尚、上記例で示されたように、最も大きい座標及び最も小さい座標に一致するように配線禁止領域RPが設定されると好適である。言い換えれば、全てのスプリット配線10の始点・終点を含む1つの矩形が、配線禁止領域RPとして設定されると好適である。その場合、セグメント間の隙間が完全にカバーされる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、本実施の形態によれば、配線禁止領域RPの位置(pa,pb)を、束配線11の位置情報(始点・終点)だけで表すことが可能である。配線禁止領域RPの位置決定において、配線幅Wや配線間隔Gを参照する必要はない。従って、既出の実施の形態と比較して、配線禁止領域RPをより簡単に設定することが可能となる。更に、本実施の形態によれば、1つの束配線11に対して配線禁止領域RPは1つだけ設定される。従って、配線禁止領域RPの位置を規定するためのデータ量が削減される。
4.第4の実施の形態
図8を参照して、第4の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図8において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態によれば、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10間の隙間及び複数のスプリット配線10の全てをカバーするように形成(設定)される。つまり、束配線11が形成される領域の全てをカバーするように配線禁止領域RPが設定される。例えば図8において、1つの束配線11に対して、1つの大きな配線禁止領域RPが形成されている。
図8を参照して、第4の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。図8において、図2と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態によれば、配線禁止領域RPは、複数のスプリット配線10間の隙間及び複数のスプリット配線10の全てをカバーするように形成(設定)される。つまり、束配線11が形成される領域の全てをカバーするように配線禁止領域RPが設定される。例えば図8において、1つの束配線11に対して、1つの大きな配線禁止領域RPが形成されている。
図9には、本実施の形態に係る配線禁止領域RPの位置決定方法の一例が示されている。図9において、ある束配線に関する全てのセグメント10−1〜10−n(nは2以上の整数)が配置されている。セグメント10−1の始点は座標(x1,y1)で与えられ、その終点は座標(x1,y2)で与えられている。セグメント10−2の始点は座標(x2,y1)で与えられ、その終点は座標(x2,y3)で与えられている。セグメント10−nの始点は座標(xn,y1)で与えられ、その終点は座標(xn,yn)で与えられている。また、スプリット配線10の配線幅W及び配線間隔Gが予め設定されているとする。
この時、図9に示されるように、全てのセグメント間の隙間を全面的にカバーする“1つの矩形”を定義することが可能である。その矩形は、次の2点pa、pbで規定される:
点pa=(x1−W/2−G,y3)
点pb=(xn+W/2+G,y1)
点pa=(x1−W/2−G,y3)
点pb=(xn+W/2+G,y1)
これら2点pa、pbで規定される矩形が、1つの配線禁止領域RPとして設定される。設定された配線禁止領域RPは、全てのセグメント間の隙間を明らかにカバーしている。更に、最も外側に位置するスプリット配線10−1、10−nの更に外側にまで、配線禁止領域RPは及んでいる。尚、上記例で示されたように、最も大きい座標及び最も小さい座標に一致するように配線禁止領域RPが設定されると好適である。言い換えれば、全てのスプリット配線10の始点・終点を含む1つの矩形が、配線禁止領域RPとして設定されると好適である。その場合、セグメント間の隙間が完全にカバーされる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、最も外側のスプリット配線10−1、10−nの近傍に通常配線20が配置されることも防止される。それは、スプリット配線10−1、10−nの更に外側にも配線禁止領域RPが設定されるからである。その結果、製造プロセス時におけるエロージョンの発生が更に抑制される。従って、配線抵抗値の変動が更に抑制されるという追加的な効果が得られる。更に、本実施の形態によれば、1つの束配線11に対して配線禁止領域RPは1つだけ設定される。従って、配線禁止領域RPの位置を規定するためのデータ量が削減される。
以上に説明されたように、本発明によれば、レイアウト設計段階で、少なくとも束配線11中の隙間をカバーするように配線禁止領域RPが設定される。その後、束配線11と異なる通常配線20は、同じ配線層においては配線禁止領域RP以外の領域に配置される。従って、製造プロセス時におけるエロージョンの発生が抑制され、エロージョンによる配線抵抗の変動が抑制される。配線抵抗値の変化が抑制され、所望の配線抵抗値が得られるので、製造される半導体装置の信頼性が向上する。
尚、束配線11が複数の配線層にまたがる場合は、配線層毎に配線禁止領域RPが設定される。例えば、図10において、第1マクロセル1と第2マクロセル2との間を接続する束配線は、第1配線層に配置される第1束配線11−1と、第2配線層に配置される第2束配線11−2を含んでいる。それら第1束配線11−1と第2束配線11−2は、ビアを通して互いに接続されている。この場合、第1配線層においては、第1束配線11−1の位置と関連する位置に第1配線禁止領域RP1が設定される。また、第2配線層においては、第2束配線11−2の位置と関連する位置に第2配線禁止領域RP2が設定される。第1配線禁止領域RP1と第2配線禁止領域RP2とは互いに独立であり、それぞれ対応する配線層においてのみ有効である。
5.半導体装置設計システム
上述の設計方法を実現するためのシステムの一例が、図11に示されている。図11に示された半導体装置設計システム30は、記憶装置31、演算処理装置32、入力装置33、表示装置34を備えるコンピュータシステムである。
上述の設計方法を実現するためのシステムの一例が、図11に示されている。図11に示された半導体装置設計システム30は、記憶装置31、演算処理装置32、入力装置33、表示装置34を備えるコンピュータシステムである。
記憶装置31としてHDDやRAMが例示される。記憶装置31には各種データが格納される。配線幅データ41は、予め設定される配線幅Wを示す。配線間隔データ42は、予め設定される配線間隔Gを示す。配線禁止領域位置データ43は、算出される配線禁止領域RPの位置を示す。ネットリスト44は、所望の半導体装置の接続関係を示す。レイアウトデータ45は、レイアウト設計後に得られる半導体装置のレイアウトを示す。
演算処理装置32は、記憶装置31にアクセス可能である。入力装置33としては、キーボードやマウスが例示される。設計者は、入力装置33を用いることによって、配線幅Wや配線間隔Gを設定したり、各種コマンドを入力したりできる。また、設計者は、表示装置34に表示される情報を参照しながら、レイアウト設計を行うことができる。
更に、半導体装置設計システム30は、設計プログラム(レイアウトプログラム)35を有している。この設計プログラム35は、演算処理装置32によって実行されるコンピュータソフトウェアである。また、設計プログラム35は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。設計プログラム35と演算処理装置32によって、次のような回路設計処理を実行するシステムが構築される。
図12は、本発明に係る配線のレイアウト方法を要約的に示すフローチャートである。まず、束配線11のレイアウトが行われる。具体的には、レイアウト対象として1つ配線層が指定される(ステップS1)。その指定は、例えば、設計者が入力装置33を用いることによって行う。次に、配線幅Wが設定され(ステップS2)、また、配線間隔Gが設定される(ステップS3)。その設定は、例えば、設計者が入力装置33を用いることによって行う。これにより、配線幅データ41と配線間隔データ42が生成され、システムによって記憶装置31に格納される。
次に、ステップS1で指定された配線層に、束配線11を構成するセグメント10が配置される(ステップS4)。セグメントの配置においては、既出の図3、図5、図7、図9に示されたように、そのセグメントの始点と終点(位置情報)が与えられる。例えば、設計者は、入力装置33を用いることによって、セグメントの位置情報を与えることができる。また、システムは、記憶装置31から配線幅データ41及び配線間隔データ42をそれぞれ読み出す。それら位置情報、配線幅データ41、及び配線間隔データ42に基づいて、束配線11の各セグメントのレイアウトが行われる。
次に、同じ配線層に対して、配線禁止領域RPが設定される(ステップS5)。配線禁止領域RPの位置は、既出の第1〜第4の実施の形態で示されたように決定される。すなわち、少なくともセグメント(束配線11)の位置情報に基づいて、配線禁止領域RPの位置が決定される。それは、束配線11中の隙間に配線禁止領域RPを設定する必要があるからである。言い換えれば、束配線11に関連付けて配線禁止領域RPを設定する必要があるからこそ、束配線11の「位置情報」は必須である。配線幅Wや配線間隔Gに関する情報は、必要に応じて用いられればよい。配線禁止領域RPの位置・形状が、任意に設定されないことに留意されるべきである。このようにして決定された配線禁止領域RPの位置は、配線禁止領域位置データ43として記憶装置31に格納される。
その後同様に、他のセグメントや他の束配線のレイアウトが行われる(ステップS6;No)。ステップS1で指定された配線層における束配線11のレイアウトが全て完了すると(ステップS6;Yes)、次に、その配線層における通常配線20のレイアウトが行われる(ステップS7)。この通常配線20のレイアウトは、システムによって自動的に実行される。ここで、ネットリスト44と共に、先に生成された配線禁止領域位置データ43が参照される。配線禁止領域位置データ43に示される配線禁止領域RPには、通常配線20は配置されない。
このようにして、半導体装置のレイアウト設計が行われる。設計されたレイアウトを示すレイアウトデータ45は、記憶装置31に格納される。その後、そのレイアウトデータ45に基づいてレチクルが製造され、設計された半導体装置が製造される。
6.半導体装置
図13は、本発明に係る半導体装置の構造を概略的に示している。本発明に係る半導体装置は、第1端子1aを有する第1マクロセル1、第2端子2aを有する第2マクロセル2、及び複数のスプリット配線10からなる束配線11を備えている。第1マクロセル1及び第2マクロセル2としては、アナログ回路が例示される。
図13は、本発明に係る半導体装置の構造を概略的に示している。本発明に係る半導体装置は、第1端子1aを有する第1マクロセル1、第2端子2aを有する第2マクロセル2、及び複数のスプリット配線10からなる束配線11を備えている。第1マクロセル1及び第2マクロセル2としては、アナログ回路が例示される。
複数のスプリット配線10は、第1端子1aと第2端子2aとの間を並列に接続しており、マクロセル1、2間で同じ信号を伝達する。つまり、複数のスプリット配線10は、全て同じ電位を有している。例えば、複数のスプリット配線10は、同じ電源電位をアナログ回路間で供給する電源配線を構成している。スプリット配線10の本数としては50〜100本が例示される。配線抵抗値を低減するため、束配線11の材料としてCuが用いられている。各スプリット配線10の配線幅は、例えば1μmである。
更に、半導体装置は、束配線11以外の通常配線20を備えている。通常配線20としてはマクロセル間をつなぐロジック配線が例示され、その抵抗値は特に制限されない。その通常配線20はスプリット配線10よりも細く、その配線幅は例えば0.1μmである。また、通常配線20の配線間隔の下限は、スプリット配線10の配線間隔よりもはるかに小さく設定されている。本実施の形態によれば、束配線11が形成された配線層において、通常配線20は、複数のスプリット配線10の間に形成されていない。言い換えれば、通常配線20は、複数のスプリット配線10の間の隙間以外の領域に形成されている。このことは、エロージョンによる配線抵抗値の変動が防止されていることを意味する。よって、本発明に係る半導体装置は、優れた信頼性を有する。
1 第1マクロセル
2 第2マクロセル
10 スプリット配線
11 束配線
20 通常配線
RP 配線禁止領域
30 半導体装置設計システム
31 記憶装置
32 演算処理装置
33 入力装置
34 表示装置
35 設計プログラム
41 配線幅データ
42 配線間隔データ
43 配線禁止領域位置データ
44 ネットリスト
45 レイアウトデータ
2 第2マクロセル
10 スプリット配線
11 束配線
20 通常配線
RP 配線禁止領域
30 半導体装置設計システム
31 記憶装置
32 演算処理装置
33 入力装置
34 表示装置
35 設計プログラム
41 配線幅データ
42 配線間隔データ
43 配線禁止領域位置データ
44 ネットリスト
45 レイアウトデータ
Claims (13)
- コンピュータを利用した半導体装置の設計方法であって、
(A)同一の信号を伝達する複数の配線を並列に配線層に配置するステップと、
(B)他の配線の配置を禁止する配線禁止領域を、前記配線層中の前記複数の配線間の隙間をカバーするように形成するステップと
を有する
半導体装置の設計方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の設計方法であって、
更に、(C)前記他の配線を前記配線層に配置するステップを有する
半導体装置の設計方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の設計方法であって、
前記複数の配線に関する配線幅及び配線間隔は、前記他の配線に関する配線幅及び配線間隔よりもそれぞれ大きい
半導体装置の設計方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の設計方法であって、
前記(B)ステップにおいて、前記配線禁止領域は、前記隙間に加えて前記複数の配線のうち最も外側に位置する配線に隣接する領域もカバーするように形成される
半導体装置の設計方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の設計方法であって、
前記(B)ステップにおいて、前記複数の配線の配線間隔と同じ幅を有する前記配線禁止領域が、前記複数の配線の各々の両側に接触するように形成される
半導体装置の設計方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の設計方法であって、
前記(B)ステップにおいて、前記配線禁止領域は、前記隙間に加えて前記複数の配線の少なくとも一部をカバーするように形成される
半導体装置の設計方法。 - 請求項6に記載の半導体装置の設計方法であって、
前記(B)ステップにおいて、前記複数の配線の全てをカバーする長方形状の1つの領域が、前記配線禁止領域として形成される
半導体装置の設計方法。 - コンピュータを利用した半導体装置の設計方法であって、
(A)同一の信号を伝達する複数の配線を並列に配線層に配置するステップと、
(B)前記複数の配線の位置情報を用いることによって、前記複数の配線の位置と関連する前記配線層中の位置に、他の配線の配置を禁止する配線禁止領域を形成するステップと
を有する
半導体装置の設計方法。 - 請求項8に記載の半導体装置の設計方法であって、
前記(B)ステップにおいて、前記配線禁止領域は、前記配線層中の前記複数の配線間の隙間をカバーするように形成される
半導体装置の設計方法。 - 請求項8又は9に記載の半導体装置の設計方法であって、
更に、(C)前記他の配線を前記配線層に配置するステップを有する
半導体装置の設計方法。 - 第1マクロセルと、
第2マクロセルと、
前記第1マクロセルと前記第2マクロセルとの間を接続し、同一の信号を伝達する複数の配線と
を具備し、
前記複数の配線が形成された配線層において、他の配線は、前記複数の配線の間に形成されていない
半導体装置。 - 請求項11に記載の半導体装置であって、
前記複数の配線に関する配線幅及び配線間隔は、前記他の配線に関する配線幅及び配線間隔よりもそれぞれ大きい
半導体装置。 - 請求項11又は12に記載の半導体装置であって、
前記複数の配線は、同じ電源電位を供給する電源配線である
半導体装置。
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