JP2007155259A - 冷媒加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷媒を加熱するためのオプションヒータユニット10であって、液管12と、ガス管13と、ヒータ19と、ケーシング11とを備えている。液管12は、液冷媒が流通するように構成されている。ガス管13は、ガス冷媒が流通するように構成されている。ヒータ19は、液管を流通する冷媒を加熱する。ケーシング11は、液管12およびガス管13の各両端部分が外部に通じるように、液管12とガス管13とヒータ19とを収納する。そして、ヒータ19の少なくとも一部が、ガス管13に近接して配置されている。
【選択図】図2
Description
このような冷媒加熱装置では、従来より、例えば、以下に示す特許文献1において、この種の冷媒加熱装置が開示されている。この冷媒加熱装置は、冷媒回路中、圧縮機の吐出側の配管に設けられており、暖房運転時の補助ヒータ等として用いられている。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、後付けが容易であり、且つ、熱回収効率を向上させることが可能な冷媒加熱装置を提供することにある。
これに対して第1発明の冷媒加熱装置は、ケーシングによって1つのユニットとして構成され、空気調和装置の設置後に取り付けるようにしている。具体的には、この冷媒加熱装置では、液管およびガス管の各両端部分がケーシングの外部に通じているため、一端を室内機に対して、他端を室外機に対して、それぞれ接続することができる。このため、冷媒加熱機能を後付けしたい場合であっても、空気調和装置の全体を取り替えること無く、冷媒加熱装置を容易に後付けすることができる。また、加熱部は、熱伝達効率の高い液管を流通する冷媒を対象として加熱を行う。そして、この加熱部の少なくとも一部に近接して配置されているガス管は、この加熱部からの液冷媒の加熱に用いられることなく漏れ出した熱の一部を回収する。このように回収された熱を利用して、ガス管を流れる冷媒を加熱することができる。
これにより、空気調和装置に対して容易に後付けすることができ、且つ、熱回収効率を向上させることが可能になる。
ここでは、断熱材として機能するケーシングが、加熱部、液管およびガス管を一体化させている。これにより、加熱部から生じた熱が外部に漏れ出すことを抑えて、熱を有効に利用しつつ、断熱材をケーシングとは別途新たに設ける必要を無くすることができる。
これにより、ケーシングが加熱部、液管およびガス管を一体化させる機能と断熱機能とを兼ねることで、部品点数の増加を抑えつつ熱回収効率を向上させることが可能になる。
なお、例えば、本第3発明と第2発明とを両立させて得られる発明では、ガス管だけでなくバイパス管についても一体に断熱されるため、熱回収効率をいっそう向上させることが可能になる。
ここでは、断熱材によって、加熱部、液管およびガス管が一体化されることで、加熱部からの熱が外部に漏れ出すことを抑えることができる。さらに断熱材は、ケーシングによって覆われているため、断熱効果を向上させることができる。
これにより、ケーシングだけでなく断熱材が設けられていることによって、熱回収効率を向上させることが可能になる。
このため、ケーシングだけでなく断熱材が設けられていることによって、流量調整のためにバイパス管を流れる冷媒についても熱回収効率を向上させることが可能になる。
なお、例えば、本第5発明と第4発明とを両立させて得られる発明では、ガス管だけでなくバイパス管についても一体に断熱されるため、熱回収効率をいっそう向上させることが可能になる。
これにより、熱回収効率をよりいっそう向上させることが可能になる。
ここでは、ガス管と液管とのそれぞれについて冷媒の流れる向きが略同一となっているため、例えば、空気調和装置に対して設置する場合に、室内機側からの冷媒配管および室外機側からの冷媒配管を折り曲げる等によって設置に要するスペースが拡大することを抑えることができる。
これにより、冷媒加熱装置の大きさを抑えて、設置スペースを狭小化させることが可能になる。
第2発明に係る冷媒加熱装置では、ケーシングが加熱部、液管およびガス管を一体化させる機能と断熱機能とを兼ねることで、部品点数の増加を抑えつつ熱回収効率を向上させることが可能になる。
第4発明に係る冷媒加熱装置では、ケーシングだけでなく断熱材が設けられていることによって、熱回収効率を向上させることが可能になる。
第6発明に係る冷媒加熱装置では、熱回収効率をよりいっそう向上させることが可能になる。
第8発明に係る冷媒加熱装置では、電磁誘導加熱によって冷媒を迅速に加熱することができる。
本発明は、冷媒配管中を流れる冷媒を加熱するユニット化された冷媒加熱装置を提供する。本発明の冷媒加熱装置では、ユニット内において、液配管の冷媒を加熱する加熱部の近傍にガス配管を配置して熱回収を行う構造を採用している。本発明は、このように冷媒加熱機能を空気調和装置に対して室内機や室外機とは別個に後付けする場合であっても、取り付けが容易であり、冷媒加熱による熱ロスを低減させて加熱効率を向上させる点に特徴がある。
<空気調和装置40の概略構成>
空気調和装置40は、図1に示すように、液配管43およびガス配管44によって接続された室外ユニット41と、室内ユニット42とを有している。そして、オプションヒータユニット10は、この液配管43やガス配管44等で構成される既設の冷媒回路50の途中に後付けされ、冷媒回路50を流れる冷媒を部分的に加熱する補助ヒータとして用いられる。
オプションヒータユニット10は、図2に示すように、略直方体形のケーシング11によってユニット化されており、このケーシング11に液管12、ガス管13、ヒータ19、除霜コントローラ30および断熱材11aが収納されている。
液管12は、図2に示すように、ケーシング11の中央部付近に略水平に配置され、ケーシング11の対向する第1側面15および第2側面16の中央部付近を貫通している。つまり、液管12の一端部12aは、ケーシング11の第1側面15から図の左に向かってケーシング11の外側に突き出している。そして、液管12の他端部12bは、ケーシング11の第2側面16から図の右に向かってケーシング11の外側に突き出している。液管12の両端部12a,12bは、図2に示すように、片ユニオン管継手17がろう付されている。冷媒回路50の液配管43と液管12との接続は、液配管に嵌め込まれているフレアナット53(図1参照)を液管12の片ユニオン管継手17にねじ込むことで接続される。
ここで、逆サイクル加熱制御では、逆サイクルデフロスト運転を行う際に空調コントローラ60が出力する制御信号を受信したときに、ヒータ19を駆動させる。また、正サイクル加熱制御では、正サイクルデフロスト運転を行う際に空調コントローラ60が出力する制御信号を受信したときに、ヒータ19を駆動させる。能力制御では、暖房運転時に暖房負荷に対し暖房能力が不足していると判断したときに空調コントローラ60が出力する制御信号を受信したときに、ヒータ19を駆動させる。
ケーシング11は、図2に示すように、略直方体形状であって、上述した液管12、ガス管13、ヒータ19、断熱材11aおよび除霜コントローラ30をまとめて覆うことで1つのユニットを構成している。
図1に示すように、オプションヒータユニット10が後付けされることで、室内ユニット42および室外ユニット41に対して接続されている空気調和装置40の冷媒回路50について説明する。
冷媒回路50は、上述した圧縮機45、四路切換弁46、室外熱交換器47、膨張弁48および室内熱交換器49が、液配管43およびガス配管44により接続され、冷媒循環が可逆となるようにして形成されている。
具体的には、液管12の一端部12aは、室外熱交換器47に接続される第1液配管51の一端に接続されている。この接続は、第1液配管51に嵌め込まれているフレアナット53を液管12の端部12aにろう付されている片ユニオン管継手17に嵌め込むことにより行っている。液管12の他端部12bは、室内熱交換器49に接続される第2液配管52の一端に接続されている。この接続は、第2液配管52に嵌め込まれているフレアナット53を液管12の端部12bにろう付されている片ユニオン管継手17に嵌め込むことにより行っている。
ガス配管44は、室外熱交換器47に接続する第1ガス配管55と室内熱交換器49に接続する第2ガス配管56とにより構成されている。第1ガス配管55は、四路切換弁46と圧縮機45が設置され、一端が室外熱交換器47に接続されている。第1ガス配管55と第2ガス配管56とがオプションヒータユニット10のガス管13を介して接続されている。
空調コントローラ60は、上述した外気温センサS1、熱交温度センサS2および室内温度センサS3等の各センサから出力される各温度T1、T2、T3についての制御信号を受信する。この空調コントローラ60は、各温度の制御信号T1,T2,T3を受け取り、暖房運転とデフロスト運転との切り換えを行うと共に、オプションヒータユニット10に設けられる除霜コントローラ30に制御信号を送る。
逆サイクルデフロスト制御では、外気温センサS1が検出する室外温度T1が0℃未満の場合の暖房運転時において、熱交温度センサS2が検出する冷媒温度T2から着霜と判断されたときに、暖房運転を逆サイクルデフロスト運転に切り換えると共に、除霜コントローラ30に制御信号である逆サイクルデフロスト信号を出力する。
暖房制御部63は、暖房運転時において、外気温センサS1が検出する室外温度T1および室内温度センサS3が検出する室内温度T3により室内熱交換器49の能力が不足していると判断されたときに、除霜コントローラ30に制御信号であるハイパワー要求信号を出力する。
オプションヒータユニット10が接続された空気調和装置40の運転動作について説明する。
(暖房運転)
暖房運転時には、四路切換弁46による接続状態が図2中に示す実線側に切り換わる。圧縮機45から吐出されたガス冷媒は、四路切換弁46を通過した後、オプションヒータユニット10のガス管13を流れ、室内熱交換器49に流れる。室内熱交換器49に流入したガス冷媒は、室内空気と熱交換し、室内を暖房すると共に凝縮する。室内熱交換器49から流出した液冷媒は、オプションヒータユニット10の液管12を通過した後、膨張弁48により減圧されると共に低温の液冷媒となる。この低温の液冷媒は、室外熱交換器47に流入し、室外空気と熱交換する。室外熱交換器47では、液冷媒が蒸発し、この室外熱交換器47を流出したガス冷媒は、四路切換弁46を通過し、圧縮機45に戻り、この循環が繰り返される。
また、空調コントローラ60は、外気温センサS1が検出する室外温度T1が0℃未満の場合において、熱交温度センサS2によって検出される冷媒温度T2により着霜と判断されると、逆サイクルデフロスト制御を行う。逆サイクルデフロスト制御では、冷媒回路50を逆サイクルデフロスト運転に切り換えると共に、除霜コントローラ30に対して逆サイクルデフロスト信号を出力する。
したがって、冷媒の循環方向が反転するため、圧縮機45から吐出したガス冷媒は、四路切換弁46、室外熱交換器47、膨張弁48、オプションヒータユニット10の液管12、ガス管13および四路切換弁46の順に通過し、圧縮機45に戻る。
室外熱交換器47を流れた冷媒は、冷媒回路50の液配管43を流れることになるが、この液配管43を流れる途中において、オプションヒータユニット10の液管12を流れる。この液管12を流れる際、冷媒はヒータ19によって加熱される。この加熱された冷媒は、室内熱交換器49を流れた後、オプションヒータユニット10のガス管13を流れる。そして、このガス管13を流れる際に、ヒータ19からの熱を回収することで、冷媒が加熱され、圧縮機45に戻る。この循環動作を繰り返して室外熱交換器47の逆サイクルデフロストが行われる。このように、逆サイクルデフロスト運転時において、オプションヒータユニット10のヒータ19が冷媒を加熱するので、除霜能力を向上させることができる。また、ガス管13を流れる際に、冷媒に過熱度を充分に付けることができるため、圧縮機45の運転を安定化させることができるようになる。
また、空調コントローラ60は、外気温センサS1が検出する室外温度T1が0℃以上の場合において、熱交温度センサS2により検出される冷媒温度T2によって着霜と判断されると、正サイクルデフロスト制御を行う。この正サイクルデフロスト運転では、空調コントローラ60は、オプションヒータユニット10に設置される除霜コントローラ30に正サイクルデフロスト信号を出力する。
この場合、冷媒循環方向が反転することなく、冷媒が循環する。暖房運転時に比べ低圧の状態で圧縮機45から吐出したガス冷媒はオプションヒータユニット10のガス管13を通過する際にヒータ19から熱を回収することで加熱される。このため、室内熱交換器49に流入する冷媒のエンタルピを上昇させることができる。そして、室内熱交換器49において、このようにエンタルピが上昇したガス冷媒を用いて、室内空気と熱交換させて、室内の暖房を行うと共に冷媒を凝縮させる。このため、特に圧縮機45の出力を上げることなく、暖房の能力を向上させることができる。液冷媒がオプションヒータユニット10のヒータ19により加熱された後、室外熱交換器47に流れる。冷媒は、室外熱交換器47の伝熱管に付着した霜を除霜して圧縮機45に戻る。つまり、暖房運転を継続しながら除霜が行われる。
よって、室内熱交換器49に流入する冷媒のエンタルピが大きくなると共に、室内熱交換器49から流出する冷媒のエンタルピが小さくなるので、室内熱交換器49における冷媒凝縮量が増大し、室内熱交換器49の能力が増大する。このように、空気調和装置40の構成として能力の大きな室外熱交換器47を採用することなく、室内熱交換器49の能力を向上させることができ、暖房能力の不足を解消することができる。
冷房運転時には、四路切換弁46が図中の波線側に切り換わる。圧縮機45から吐出したガス冷媒は、四路切換弁46を通過し、室外熱交換器47に流れ、室外空気と熱交換をして凝縮する。凝縮した液冷媒は、膨張弁48により減圧され、液管12を通過して室内熱交換器49に流入する。室内熱交換器49において、液冷媒は、室内空気と熱交換し、該室内空気を冷却すると共に、蒸発する。蒸発したガス冷媒は、ガス管13を通過し、四路切換弁46を通過して、圧縮機45に戻り、この循環が繰り返される。
(1)
既設の空気調和装置に冷媒加熱機能を備えさせる場合には、加熱に必要とされるエネルギが増大するが、従来の冷媒加熱装置では、このエネルギの増大分に関する配慮が特になされていないため、熱効率の向上が図られていない。
また、上述のオプションヒータユニット10のヒータ19は、電磁誘導加熱方式を採用しているため、ヒータ19を小型化させることができ、その結果、後付けするオプションヒータユニット10自体をコンパクトに設計でき、後付けの際に必要とされる設置スペースが多く必要とならない。
本実施形態におけるオプションヒータユニット10では、断熱材11aが、液管12、ガス管13およびヒータ19を覆っている。このため、ヒータ19から生じた熱が外部に漏れ出すことを抑えて、ヒータ19から得られる熱を冷媒の加熱に有効に利用することができる。また、断熱材11aは、さらにケーシング11によって覆われている。この結果、液管12、ガス管13およびヒータ19は、二重に覆われていることになり、断熱効果をより向上させることができている。
本実施形態におけるオプションヒータユニット10では、液管12を流れる冷媒の方向と、ガス管13を流れる冷媒の方向とが互いに逆向きになるように、各管が配置されている。このため、ガス管13を流れる冷媒は、始めはヒータ19によって加熱される前の液管12を流れる冷媒からの熱回収によって少しづつ温度が上昇し、終わりはヒータ19によって充分に加熱された液管12を流れる冷媒からの熱回収によってさらに温度を上昇させることができる。これにより、ガス管13における熱回収効率がより向上される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態におけるオプションヒータユニット10では、液管12とガス管13とがそれぞれ独立して並んでいる場合を例に挙げて説明した。
具体的には、図4に示すように、バイパス管14の一端は、液管12におけるヒータ19と第1電磁弁20との間に接続されている。また、バイパス管14の他端は、ガス管13に接続されている。そして、第2開閉機構である第2電磁弁22は、バイパス管14の液管12接続部分とガス管13接続部分との間において設けられている。
上記実施形態におけるオプションヒータユニット10では、ケーシング11の内部に断熱材11aが設けられている場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、ケーシング11自体に断熱機能を備えた材料を採用した構成として、断熱材11aを省略してもよい。
(C)
上記実施形態におけるヒータ60では、液管12を流れる冷媒の向きと、ガス管13を流れる冷媒の向きとが互いに逆向きである場合について例に挙げて説明した。
上記実施形態におけるオプションヒータユニット60では、液管12に対してのみコイル19aが巻き付けられている場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、液管12に巻き付けられているコイル19aの一部をガス管13にも巻き付け、磁性体部19bについてもガス管13に設けるような構成にしてもよい。これにより、液管12およびガス管13の両者を一緒に加熱することができるようになる。
実施形態におけるオプションヒータユニット60では、1つの室外ユニット41に対して1つに室内ユニット42が接続されたペア型の空気調和装置40を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、1つの室外ユニット41に対して複数の室内ユニット42が接続されているマルチ空調方式が採用されたシステム構成の各室内ユニット42それぞれに対して、オプションヒータユニット10を後付けするような構成としてもよい。
(F)
上記実施形態におけるオプションヒータユニット10のヒータ19では、コイル19aによって束ねられて電磁誘導によって加熱される対象部分である磁性体部19bとして、磁性体材料が含まれたているものを例に挙げて説明した。
11 ケーシング
12 液管
12a 端部
12b 端部
13 ガス管
13a 端部
13b 端部
14 バイパス管
19 ヒータ(加熱部)
19a コイル
19b 磁性体部
19c 高周波電源
20 第1電磁弁
22 第2電磁弁
30 除霜コントローラ
43 液配管
44 ガス配管
45 圧縮機
47 室外熱交換器
48 膨張弁
49 室内熱交換器
50 冷媒回路
60 空調コントローラ
Claims (8)
- 冷媒を加熱するための冷媒加熱装置(10)であって、
液冷媒が流通するように構成された液管(12)と、
ガス冷媒が流通するように構成されたガス管(13)と、
前記液管(12)を流通する冷媒を加熱する加熱部(19)と、
前記液管(12)および前記ガス管(13)の各両端部分が外部に通じるように、前記液管(12)と前記ガス管(13)と前記加熱部(19)とを収納するケーシング(11)と、
を備え、
前記加熱部(19)の少なくとも一部が、前記ガス管(13)に近接して配置されている、
冷媒加熱装置(10)。 - 前記ケーシング(11)は、前記加熱部(19)、前記液管(12)および前記ガス管(13)を一体化させる断熱材として機能する、
請求項1に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記液管(12)と前記ガス管(13)とをバイパスするバイパス管(14)と、
前記バイパス管(14)に設けられた開閉機構(22)と、
をさらに備え、
前記ケーシング(11)は、前記加熱部(19)、前記液管(12)および前記バイパス管(14)を一体化させる断熱材として機能する、
請求項1または2に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記加熱部(19)、前記液管(12)および前記ガス管(13)を一体化させる断熱材(11a)をさらに備えた、
請求項1に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記液管(12)と前記ガス管(13)とをバイパスするバイパス管(14)と、
前記バイパス管(14)に設けられた開閉機構(22)と、
前記加熱部(19)、前記液管(12)および前記バイパス管(14)を一体化させる断熱材(11a)をさらに備えた、
請求項1または4に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記液管(12)において冷媒の流れる向きと、前記ガス管(13)において冷媒の流れる向きとは、互いに略逆向きである、
請求項1から5のいずれか1項に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記液管(12)において冷媒の流れる向きと、前記ガス管(13)において冷媒の流れる向きとは、略同じ向きである、
請求項1から5のいずれか1項に記載の冷媒加熱装置(10)。 - 前記加熱部(19)は、前記液管(12)に巻き付けられるコイル(19a)と、磁性体部分(19b)と、を有しており、
前記コイル(19a)の外周は、前記ガス管(13)に近接して配置されている、
請求項1から7のいずれか1項に記載の冷媒加熱装置(10)。
Priority Applications (2)
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