JP2007149921A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも均一な膜厚の金属シリサイド膜をアクティブ領域に備えた半導体装置およびそのような半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板10に素子分離領域20を形成し、素子分離領域に隣接するアクティブ領域AAに不純物拡散層70を形成し、半導体基板上に金属膜80を堆積し、素子分離領域上の少なくとも一部分の金属膜を除去し、金属膜および半導体基板とを熱処理することによって、アクティブ領域上に自己整合的にシリサイド膜110を形成することを具備する。
【選択図】図4
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板10に素子分離領域20を形成し、素子分離領域に隣接するアクティブ領域AAに不純物拡散層70を形成し、半導体基板上に金属膜80を堆積し、素子分離領域上の少なくとも一部分の金属膜を除去し、金属膜および半導体基板とを熱処理することによって、アクティブ領域上に自己整合的にシリサイド膜110を形成することを具備する。
【選択図】図4
Description
本発明は半導体装置の製造方法および半導体装置を提供する。
金属シリサイド膜は、半導体基板上に金属膜を堆積した後、半導体基板と金属膜とを熱反応させることによって形成される。STI(Shallow Trench Isolation)およびゲート電極のサイドウォールはシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁膜で形成されているため、金属シリサイド膜はSTIおよびサイドウォール上に形成されず、金属膜がそのまま残る。一方、アクティブ領域のうちシリコンなどの半導体基板上に金属膜が堆積した領域では、金属膜と半導体基板とが反応することによって金属シリサイド膜が形成される。その後、STIおよびサイドウォール上にある未反応の金属膜を除去することによって、金属シリサイド膜をアクティブ領域上に自己整合的に形成することができる。
しかし、STIとアクティブ領域との境界において、STI上の余剰の金属がアクティブ領域に拡散し、その金属がアクティブ領域の半導体基板と反応する。これにより、金属シリサイド膜はアクティブ領域の端部において局所的に厚くなる。金属シリサイド膜の膜厚が局所的に厚くなると、金属シリサイド膜がアクティブ領域に形成された不純物拡散層を突き抜ける場合がある。これは、不純物拡散層と半導体基板との間のNP接合またはPN接合の耐性劣化を引き起こし、MISFETのスタンバイリーク電流の増加を招く。さらに、これはMISFETの動作を不能にする場合もある。
特開2005−93863号公報
従来よりも均一な膜厚の金属シリサイド膜をアクティブ領域に備えた半導体装置およびそのような半導体装置の製造方法を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体基板に素子分離領域を形成し、前記素子分離領域に隣接するアクティブ領域に不純物拡散層を形成し、前記半導体基板上に金属膜を堆積し、前記素子分離領域上の少なくとも一部分の前記金属膜を除去し、前記金属膜および前記半導体基板とを熱処理することによって、前記不純物拡散層上に自己整合的にシリサイド膜を形成することを具備する。
本発明に係る実施形態に従った半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に格子状に設けられた素子分離領域と、前記素子分離領域に隣接し、かつ、前記素子分離領域で囲まれたアクティブ領域と、前記アクティブ領域に設けられた不純物拡散層と、前記アクティブ領域上に設けられたシリサイド膜とを備えた半導体装置であって、
前記アクティブ領域の端部における前記不純物拡散層上の前記シリサイド膜の膜厚は、前記アクティブ領域の中央部における前記シリサイド膜の膜厚と同じであり、当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積比率は17.6%未満であることを特徴とする。
前記アクティブ領域の端部における前記不純物拡散層上の前記シリサイド膜の膜厚は、前記アクティブ領域の中央部における前記シリサイド膜の膜厚と同じであり、当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積比率は17.6%未満であることを特徴とする。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面にストライプ状に設けられた素子分離領域と、前記素子分離領域に隣接したアクティブ領域と、前記アクティブ領域に設けられた不純物拡散層と、前記アクティブ領域上に設けられたシリサイド膜とを備えた半導体装置であって、前記アクティブ領域の端部における前記不純物拡散層上の前記シリサイド膜の膜厚は、前記アクティブ領域の中央部における前記シリサイド膜の膜厚と同じであり、
当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積は14%未満であることを特徴とする。
当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積は14%未満であることを特徴とする。
本発明による半導体装置は、従来よりも均一な膜厚の金属シリサイド膜をアクティブ領域に備えている。また、本発明による半導体装置の製造方法はそのような半導体装置を製造することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1から図5は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図である。まず、シリコン基板10に素子分離領域としてのSTI20を形成する。STI20の形成方法は既知の方法を用いてよい。STI20を形成することにより、素子を形成するために用いられるアクティブ領域AAが決定される。アクティブ領域AAはSTI20に隣接する。次に、アクティブ領域AA上にゲート絶縁膜30を形成する。ゲート絶縁膜30は、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体材料である。次に、ゲート絶縁膜30上にゲート電極40を形成する。ゲート電極40は、例えば、ポリシリコンである。次に、N型MISFET領域のシリコン基板10に砒素(As)イオンを注入し、P型MISFET領域のシリコン基板10にボロン(BF2)イオンを注入する。これにより、ソース・ドレイン層領域にエクステンション層50が形成される。尚、N型NISFETはP型基板またはP型ウェルに形成され、P型NISFETは、N型基板またはN型ウェルに形成される。さらに、ゲート電極40の側壁にサイドウォールスペーサ60を形成する。これにより、図1に示す構造が得られる。
図1から図5は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図である。まず、シリコン基板10に素子分離領域としてのSTI20を形成する。STI20の形成方法は既知の方法を用いてよい。STI20を形成することにより、素子を形成するために用いられるアクティブ領域AAが決定される。アクティブ領域AAはSTI20に隣接する。次に、アクティブ領域AA上にゲート絶縁膜30を形成する。ゲート絶縁膜30は、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体材料である。次に、ゲート絶縁膜30上にゲート電極40を形成する。ゲート電極40は、例えば、ポリシリコンである。次に、N型MISFET領域のシリコン基板10に砒素(As)イオンを注入し、P型MISFET領域のシリコン基板10にボロン(BF2)イオンを注入する。これにより、ソース・ドレイン層領域にエクステンション層50が形成される。尚、N型NISFETはP型基板またはP型ウェルに形成され、P型NISFETは、N型基板またはN型ウェルに形成される。さらに、ゲート電極40の側壁にサイドウォールスペーサ60を形成する。これにより、図1に示す構造が得られる。
続いて、図2に示すように、ゲート電極40およびサイドウォールスペーサ60をマスクとして用いて、N型MISFET領域のシリコン基板10には燐(P)イオンを注入し、P型MISFET領域のシリコン基板10にはボロン(B)イオンを注入する。次に、RTP(Rapid Thermal Annealing)技術を用いて、シリコン基板10を熱処理する。これにより、図2に示すように、不純物拡散層としてのソース・ドレイン層70がアクティブ領域AAに形成される。ソース・ドレイン層70は、ソース・ドレイン電極のコンタクト領域として機能する。ソース・ドレイン層70とシリコン基板10との間には、PN接合またはNP接合が形成される。
前処理としてDHF(Diluted Hydrofluoric Acid)処理を施すことによって、シリコン基板10上のケミカル酸化膜を除去する。次に、DC(Direct Current)スパッタリング技術を用いて、図3に示すように、金属膜としてニッケル膜80を堆積する。ニッケル膜80の膜厚は約8nmである。
その後、リソグラフィ技術を用いて、図4に示すように、アクティブ領域AAのニッケル膜80上にレジストパターン90を形成する。次に、レジストパターン90をマスクとして用いて、塩素系ガスを使用したRIE技術によって、STI20上のニッケル膜80をエッチングする。このとき、STI20上にあるニッケル膜80の全てを除去してもよいが、その一部分を除去してもよい。なお、本実施形態では、塩素系ガスを使用したRIE技術を例として挙げたが、フォトレジスト90に対するニッケル膜80の選択比が維持できる限りにおいてウェットエッチング技術等を用いても構わない。 続いて、有機系薬液を用いたウェットエッチング技術によって、ニッケル膜80をエッチングすることなく、フォトレジスト90を除去する。
次に、RTP技術を用いて、窒素雰囲気中において500℃の温度でシリコン基板10を熱処理する。これにり、図5に示すように、シリコン基板10とニッケル膜80とが熱反応し、ニッケルシリサイド110がアクティブ領域AAのうちソース・ドレイン層70上に形成される。また、ゲート電極40とニッケル膜80とが熱反応し、ニッケルシリサイド110がゲート電極40上にも形成される。次に、シリコン基板10をSPM(硫化水素水と過酸化水素水の混合液)に晒すことによって、STI20およびサイドウォールスペーサ60上に残存する未反応のニッケル膜80を除去する。これにより、ニッケルシリサイド110がシリコン基板10およびゲート電極40上だけに自己整合的に形成される。
次に、RTP技術を用いて、窒素雰囲気中において500℃の温度でシリコン基板10を熱処理する。これにり、図5に示すように、シリコン基板10とニッケル膜80とが熱反応し、ニッケルシリサイド110がアクティブ領域AAのうちソース・ドレイン層70上に形成される。また、ゲート電極40とニッケル膜80とが熱反応し、ニッケルシリサイド110がゲート電極40上にも形成される。次に、シリコン基板10をSPM(硫化水素水と過酸化水素水の混合液)に晒すことによって、STI20およびサイドウォールスペーサ60上に残存する未反応のニッケル膜80を除去する。これにより、ニッケルシリサイド110がシリコン基板10およびゲート電極40上だけに自己整合的に形成される。
図6は図5に示す破線枠Cの部分の拡大断面図である。上述の工程において、STI20上のニッケル膜80が予め除去されていることに注目されたい。STI20上のニッケル膜80が予め除去されているため、シリサイド形成時の熱処理において、ニッケルがアクティブ領域AAへ拡散しない。よって、図6に示すようにアクティブ領域AAの端部Eにおけるニッケルシリサイド110の膜厚は、アクティブ領域AAの中央部CTRにおけるニッケルシリサイド110の膜厚と同程度となる。即ち、本実施形態によれば、均一な膜厚のニッケルシリサイド110を形成することができる。その結果、本実施形態による半導体装置は、ニッケルシリサイド110がNP接合またはPN接合を突き抜けることを防止し、それによってNP接合またはPN接合の劣化を抑制することができる。
本実施形態では、金属膜としてニッケル膜80を採用した。しかし、ニッケル膜80に代えて、金属膜としてチタン(Ti)、コバルト(Co)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)またはプラチナ(Pt)を採用してもよい。
図7は、本実施形態におけるSTI20とアクティブ領域AAとの関係を調べるために形成されたアイランド状のアクティブ領域AAを有するTEG(Test Element Group)の平面図である。実際の半導体装置の断面は、図5に示した断面と同様でよい。従って、本実施形態による半導体装置は、図5に示すようにシリコン基板10と、シリコン基板10に設けられたSTI20と、STI20に隣接するアクティブ領域AAと、アクティブ領域AA上に設けられたゲート絶縁膜30と、ゲート絶縁膜30上に設けられたゲート電極40と、アクティブ領域AAに設けられたソース・ドレイン層70と、ソース・ドレイン層70上に設けられたニッケルシリサイド110とを備えている。
STI20はシリコン基板10の表面に格子状に形成されている。アクティブ領域AAはその周囲をSTI20で囲まれている。この半導体装置は上述の製造方法で形成されているので、アクティブ領域AAの端部Eにおけるニッケルシリサイド110の膜厚はアクティブ領域AAの中央部における膜厚とほぼ同じである。図7に示すアクティブ領域AAの中心部には、コンタクトCが設けられている。コンタクトCは、PN接合またはNP接合におけるリーク電流を計測するために設けられている。
このTEGでは、アクティブ領域AAのサイズは、例えば、1.5μm×1.5μmである。STI20の幅は、例えば、0.14μm、0.16μm、0.18μm、0.20μm、0.22μm、0.50μmのいずれかである。コンタクトCのサイズは、例えば、0.22μm×0.22μmである。ソース・ドレイン層70は、3.0×1015cm2の濃度のボロン(B)を3keVのエネルギーでイオン注入した後、1050℃でスパイクアニールすることによって形成されている。ニッケル膜80の膜厚は、約30nmである。
図8は、図7に示すTEGの8−8線に沿った断面図である。コンタクトCは、拡散層70上に設けられたニッケルシリサイド110に接続されている。このようなTEGを用いて、コンタクトCとシリコン基板10との間に流れるリーク電流を調べた。
図9は、図7および図8に示すTEGを用いて、コンタクトCとシリコン基板10との間に流れるリーク電流を測定した結果のグラフである。縦軸はリーク電流を示す。横軸はTEGの面積に対するアクティブ領域の面積比率を示す。通常の半導体装置を考慮して換言すると、横軸は、半導体装置のチップ面積に対するアクティブ領域AAの面積比率を示す。図9のラインL1が本実施形態のP型MISに関するグラフである。尚、N型MISに関しては、上記の範囲においてリーク電流の増大が認められたかったので、N型MISのグラフについては省略する。
本発明の発明者は、このリーク電流がチップ面積に対するアクティブ領域AAの面積比率(またはチップ面積に対するSTI20の面積比率)に依存していることを発見した。このグラフを参照すると、アクティブ領域AAの面積比率が約17.6%を下回ると、リーク電流は増大することがわかる。アクティブ領域AAの面積比率が約17.6%以上の場合には、リーク電流の増加が抑制されていることがわかる。これは、アクティブ領域AAの面積比率が約17.6%以上になると、シリサイド化プロセスにおいてSTI20上のニッケルがアクティブ領域AAの端部に流れ込み、それによって、ニッケルシリサイド110がソース・ドレイン層70を突き抜けるからである。
そこで、アクティブ領域AAの面積比率が約17.6%未満である場合に、STI20上に存在するシリサイド化用のニッケル膜80を除去する。これにより、シリサイド化プロセスにおいてアクティブ領域AAの端部に流れ込むニッケルの量が制限されるので、ニッケルシリサイド110がソース・ドレイン層70を突き抜けることを抑制することができる。その結果、リーク電流の増加を抑制することができる。
このように、本発明の発明者は、アイランド状のアクティブ領域AAの面積比率が約17.6%未満である場合に、STI20上のニッケル膜80を除去することによって、ソース・ドレイン層70と半導体基板10との間のNP接合またはPN接合の耐性劣化を防止し、スタンバイリーク電流の抑制に成功した。
(第2の実施形態)
図10は、本発明に係る第2の実施形態におけるSTI20とアクティブ領域AAとの関係を調べるために形成されたストライプ状のアクティブ領域AAを有するTEGの平面図である。第2の実施形態では、STI20とアクティブ領域AAとがストライプ状に形成されている。第2の実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様でよい。実際の半導体装置の断面は、図5に示した断面と同様でよい。
図10は、本発明に係る第2の実施形態におけるSTI20とアクティブ領域AAとの関係を調べるために形成されたストライプ状のアクティブ領域AAを有するTEGの平面図である。第2の実施形態では、STI20とアクティブ領域AAとがストライプ状に形成されている。第2の実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様でよい。実際の半導体装置の断面は、図5に示した断面と同様でよい。
第2の実施形態による半導体装置は上述の製造方法で形成されているので、アクティブ領域AAの端部Eにおけるニッケルシリサイド110の膜厚はアクティブ領域AAの中央部における膜厚とほぼ同じである。図10に示すアクティブ領域AAの中心部には、コンタクトCが設けられている。コンタクトCは、PN接合またはNP接合におけるリーク電流を計測するために設けられている。
アクティブ領域AAの幅をラインLとし、STI20の幅をスペースSとする。ラインLを太くすると、半導体装置のチップ面積に対するアクティブ領域AAの面積比率は上昇する。逆に、ラインLを細くすると、アクティブ領域AAの面積比率は低下する。
アクティブ領域AAの幅は、例えば、0.14μm、0.16μm、0.22μmのいずれかである。STI20の幅は、例えば、1.0μmである。P型MISのソース・ドレイン層70は、3×1015cm−2の濃度のボロン(B)を4keVのエネルギーでイオン注入した後、1050℃でスパイクアニールすることによって形成されている。N型MISのソース・ドレイン層70は、3×1015cm−2の濃度の燐(P)を5keVのエネルギーでイオン注入した後、1050℃でスパイクアニールすることによって形成されている。ニッケル膜80の膜厚は、12nmである。
図9のラインL2が第2の実施形態のP型MISおよびN型MISに関する結果を示すグラフである。本発明の発明者は、アクティブ領域AAがストライプ状の場合であっても、リーク電流がチップ面積に対するアクティブ領域AAの面積比率(またはチップ面積に対するSTI20の面積比率)に依存していることを発見した。
このグラフを参照すると、アクティブ領域AAの面積比率が約14%を下回ると、リーク電流は増大することがわかる。アクティブ領域AAの面積比率が約14%以上の場合には、リーク電流の増加が抑制されていることがわかる。これは、アクティブ領域AAの面積比率が約14%以上になると、シリサイド化プロセスにおいてSTI20上のニッケルがアクティブ領域AAの端部に流れ込み、それによって、ニッケルシリサイド110がソース・ドレイン層70を突き抜けるからである。
そこで、アクティブ領域AAの面積比率が約14%未満である場合に、STI20上に存在するシリサイド化用のニッケル膜80を除去する。これにより、シリサイド化プロセスにおいてアクティブ領域AAの端部に流れ込むニッケルの量が制限されるので、ニッケルシリサイド110がソース・ドレイン層70を突き抜けることを抑制することができる。その結果、リーク電流の増加を抑制することができる。
このように、本発明の発明者は、ストライプ状のアクティブ領域AAの面積比率が約14%未満である場合に、STI20上のニッケル膜80を除去することによって、ソース・ドレイン層70と半導体基板10との間のNP接合またはPN接合の耐性劣化を防止し、スタンバイリーク電流を抑制することに成功した。
10・・・シリコン基板
20・・・STI
AA・・・アクティブ領域
30・・・ゲート絶縁膜
40・・・ゲート電極
50・・・エクステンション層
60・・・サイドウォールスペーサ
70・・・ソース・ドレイン層
80・・・ニッケル膜
90・・・レジストパターン
110・・・ニッケルシリサイド
20・・・STI
AA・・・アクティブ領域
30・・・ゲート絶縁膜
40・・・ゲート電極
50・・・エクステンション層
60・・・サイドウォールスペーサ
70・・・ソース・ドレイン層
80・・・ニッケル膜
90・・・レジストパターン
110・・・ニッケルシリサイド
Claims (5)
- 半導体基板に素子分離領域を形成し、
前記素子分離領域に隣接するアクティブ領域の端部を含む領域に不純物拡散層を形成し、
前記半導体基板上に金属膜を堆積し、
前記素子分離領域上の少なくとも一部分の前記金属膜を除去し、
前記金属膜および前記半導体基板とを熱処理することによって、前記不純物拡散層上に自己整合的にシリサイド膜を形成することを具備した半導体装置の製造方法。 - 前記素子分離領域は、前記半導体基板の表面において格子状に形成され、
前記半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積が17.6%未満である場合に、前記金属膜の堆積後、前記素子分離領域上の少なくとも一部分の前記金属膜を除去することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記素子分離領域は、前記半導体基板の表面においてストライプ状に形成され、
前記半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積が12%未満である場合に、前記金属膜の堆積後、前記素子分離領域上の少なくとも一部分の前記金属膜を除去することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 半導体基板と、
前記半導体基板の表面に格子状に設けられた素子分離領域と、
前記素子分離領域に隣接し、かつ、前記素子分離領域で囲まれたアクティブ領域と、
前記アクティブ領域の端部を含む領域に設けられた不純物拡散層と、
前記不純物拡散層上に設けられたシリサイド膜とを備えた半導体装置であって、
前記アクティブ領域の端部における前記不純物拡散層上の前記シリサイド膜の膜厚は、前記アクティブ領域の中央部における前記シリサイド膜の膜厚と同じであり、
当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積比率は17.6%未満であることを特徴とした半導体装置。 - 半導体基板と、
前記半導体基板の表面にストライプ状に設けられた素子分離領域と、
前記素子分離領域に隣接したアクティブ領域と、
前記アクティブ領域に設けられた不純物拡散層と、
前記不純物拡散層上に設けられたシリサイド膜とを備えた半導体装置であって、
前記アクティブ領域の端部における前記不純物拡散層上の前記シリサイド膜の膜厚は、前記アクティブ領域の中央部における前記シリサイド膜の膜厚と同じであり、
当該半導体装置のチップ面積に対する前記アクティブ領域の面積は14%未満であることを特徴とした半導体装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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