JP2007132847A - プローブユニット及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リソグラフィを用いて複数のスリットが形成されている基板と、前記スリットの側壁に形成された犠牲膜の内側に形成され、前記側壁との間に前記犠牲膜が除去されることによって形成された空隙を有し、前記スリットの前記側壁に複数の前記スリットの配列方向の移動を制限されている可動部と検体の電極に接触すると前記可動部とともに移動する接触部とを有している複数のプローブと、を備える。
【選択図】図1
Description
複数のスリットはリソグラフィを用いて形成されているため、これらのスリットは微細な間隔で配列可能である。プローブの可動部はスリットの側壁に形成された犠牲膜の内側に形成されているため、微細な間隔で配列したスリットに対してプローブを高精度に位置決めすることができる。すなわち、複数のプローブは微細な間隔で配列可能である。
付勢ユニットにより基板から遊離しているプローブの接触部を検体側に付勢することにより、接触部を検体の電極に適正な接触圧で接触させることができる。基板から遊離しているプローブの可動部がスリット外に脱落するとプローブがスリットの配列方向にずれる恐れがあるが、保持ユニットによりプローブの可動部をスリット内に保持することにより、プローブのスリットの配列方向へのずれを防止することができる。
接触部が検体の電極に接触すると、基板に固定されていないプローブの残部は変形する。この結果、プローブの接触部は可動部とともに移動するため、プローブの接触部を検体の電極に適正な接触圧で接触させることができる。
リソグラフィを用いて基板にスリットを形成し、スリットの側壁を覆う犠牲膜を形成し、犠牲膜の内側にめっきにより導電膜を形成することにより、微細な間隔で配列した複数のスリットに対してそれぞれ複数のプローブを高精度に位置決めすることができる。すなわち、複数のプローブを微細な間隔で配列することができる。このように形成したプローブとスリットの側壁との間に形成されている犠牲膜を例えば全て除去すれば、スリット内に基板から遊離した態様で微細な間隔で配列された複数のプローブを備えるプローブユニットを形成することができる。また例えば、犠牲膜の一部を残存させれば、残存させた犠牲膜により一部が基板に固定された態様で微細な間隔で配列された複数のプローブを備えるプローブユニットを形成することができる。
ことをさらに含んでもよい。
プローブの一部を基板から突出させることにより、微細な間隔で配列した複数のプローブの接触部を形成することができる。
リソグラフィを用いて基板にスリットを形成し、スリット内にめっきによりプローブを形成し、エッチングにより基板の一部を除去することにより、微細な間隔で配列した複数のスリット内にそれぞれ配置され、接触部が基板から突出した複数のプローブを備えるプローブユニットを製造することができる。
また、請求項に記載された方法の各動作の順序は、技術上の阻害要因がない限り、記載順に限定されるものではなく、どのような順番で実行されてもよく、また同時に実行されてもよい。
(第一実施例)
1.プローブユニットの構成
図1と図2は本発明の第一実施例によるプローブユニットを示す模式図である。図1の(B)は図1の(A)のB1−B1線による断面図である。
本発明の第一実施例によるプローブユニット1は、基板10、プローブ20、ピン30等で構成されている。
プローブ20は、FPC(Flexible Printed Circuit)等のケーブル40を介して検査装置本体(以下プローバという。)と接続される。プローブ20とケーブル40の接続には、例えば異方性導電フィルム42を用いればよい。尚、プローブ20は、NiFe、NiW、NiMo、NiP等の合金で形成してもよい。
図3から図6は、プローブユニット1の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB3−B3線による断面図、(C)は(A)のC3−C3線による断面図である。
次に、自己整合的に形成した犠牲膜85をマスクとして用いた電解めっきにより、プローブユニット1のプローブ20を構成する導電層86を形成する。このように、自己整合的に形成した犠牲膜85をマスクとして用いためっきで、プローブユニット1のプローブ20を構成する導電層86を形成することにより、プローブ20をスリット12に対して高精度に位置決めすることができる。尚、導電層86は、Ni、Pb、Rh、Ir等の金属で形成してもよいし、NiFe、NiW、NiMo、NiP等の合金で形成してもよい。また犠牲膜85は、電解めっき以外の方法、例えばCVD等で形成してもよい。
次に、図5(C7)に示すように、犠牲層82とシード層81をCMP等で研磨することにより、犠牲層82とシード層81を除去する。尚、本工程には、研削加工、放電加工、サンドブラスト加工、ルータ加工等を用いてもよい。
次に、スリット83の配列方向にスリット83の側壁と導電層86を貫通する通孔87を、ドリル加工、レーザー加工、サンドブラスト加工等を用いて形成する。通孔87がプローブユニット1の基板10の通孔14とプローブ20の通孔26に相当する。
次に、図6(C11)に示すように、犠牲膜85をエッチングにより除去する。
以上説明したプローブユニットの製造方法によれば、プローブユニット1を製造することができる。
図7は、プローブユニット1を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。検体としての電子デバイス50の検査システムは、プローブユニット1、プローバ60、顕微鏡70等で構成されている。
顕微鏡70は、プローブユニット1と電子デバイス50の電極52の拡大像を映し出し、プローブ20と電子デバイス50の電極52の位置合わせに用いられる。
1.プローブユニットの構成
図8は本発明の第二実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(B)は(A)のB8−B8線による断面図である。
本発明の第二実施例によるプローブユニット2の各構成要素は、プローブ220を除き、本発明の第一実施例によるプローブユニット1の対応する構成要素と実質的に同一である。
ばね部228は可動部222から片持ち梁状に伸びている。そして接触部224は、ばね部228の自由端側に配置されている。尚、ばね部228は、接触部224と電子デバイスの電極に接触圧により変形する板ばねとして機能すればよく、技術上の阻害要因がない限りどのような形状でもよい。
図9はプローブユニット2の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB9−B9線による断面図、(C)は(A)のC9−C9線による断面図である。
はじめに、本発明の第一実施例によるプローブユニットの製造方法と同様の工程(図3(C1)から図5(C7)参照)により、基板80から犠牲層82と導電層86が突出した態様の基板80と犠牲層82と導電層86を形成する(図9(C1)参照)。
以上説明したプローブユニットの製造方法によれば、プローブユニット2を製造することができる。
図10は、プローブユニット2を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。本発明の第二実施例に係る検査システムは、プローブユニット2を除き、本発明の第一実施例に係る検査システムと実質的に同一である。
プローブ220の接触部224が電子デバイス50の電極52に接触した状態(図10(A)参照)から、さらにプローブユニット1を電子デバイス50に相対的に近付けると、プローブ220は、ばね部228と弾性部材64を変形させながらスリット12の貫通方向に移動する(図10(B)参照)。
尚、ばね部228の変形のみで、電極52の高さにばらつきを吸収でき、複数のプローブ220を対応する電極52に確実に接触させることが可能であれば、基板10にプローブ220を完全に固定してもよい。このようなプローブユニットは、プローブユニット2の製造工程の一部(図9(A2)、(B2)参照)により製造可能である。
1.プローブユニットの構成
図11は本発明の第三実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(B)は(A)のB11−B11線による断面図である。
本発明の第三実施例によるプローブユニット3の各構成要素は、プローブ320を除き、本発明の第一実施例によるプローブユニット1の対応する構成要素と実質的に同一である。
図12はプローブユニット3の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB12−B12線による断面図、(C)は(A)のC12−C12線による断面図である。
はじめに、本発明の第一実施例によるプローブユニットの製造方法と同様の工程(図3、図4参照)により、図12(A1)、(B1)、(C1)に示す態様の基板80と犠牲層82と導電層86を形成する。
以上説明したプローブユニットの製造方法によれば、プローブユニット3を製造することができる。
図13は、プローブユニット3を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。本発明の第三実施例に係る検査システムは、プローブユニット3を除き、本発明の第一実施例に係る検査システムと実質的に同一である。
尚、プローブユニット3は、プローバ60の治具62に弾性部材64を介さずに固定してもよい。この場合プローブ320のばね部328が付勢ユニットとして機能する。
(第四実施例)
1.プローブユニットの構成
図14は本発明の第四実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(B)は(A)のB14−B14線による断面図である。
尚、プローブ420の近端部428は、接続部429を介さず基板10に直接固定してよい。またプローブ420は、接触部424がスリット12の貫通方向に移動可能であれば、近端部428以外の部位で固定してもよい。また接触部424は、電子デバイスの電極の配置に応じて配置すればよく、スリット12の配列方向に直線状に配列しなくてもよい。例えば、図15に示すように接触部424は、スリット12の配列方向に千鳥状に配置してもよい。
図16はプローブユニット4の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB16−B16線による断面図、(C)は(A)のC16−C16線による断面図である。
はじめに、本発明の第一実施例によるプローブユニットの製造方法と同様の工程(図3(C1)から図4(C5)参照)により、図16(C1)に示す態様の犠牲層82とシード層81と基板80と犠牲膜85と導電層86を形成する。導電層86はプローブ420の可動部422を構成する。
次に、図16(A3)に示すように、犠牲膜85の一部を除去する。具体的には例えば、犠牲膜85は以下のように除去する。まず、導電層86の長手方向のバンプ480と反対側の近端部を覆うレジスト膜482をリソグラフィを用いて形成する。次に、レジスト膜481から露出している犠牲膜85をエッチングにより除去する。除去されずに残存した犠牲膜85がプローブユニット4の接続部429を構成する。
以上説明したプローブユニットの製造方法によれば、プローブユニット4を製造することができる。
図18は、プローブユニット4を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。本発明の第四実施例に係る検査システムは、プローブユニット4、プローバ460、顕微鏡70等で構成されている。
1.プローブユニットの構成
図19は本発明の第五実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB19−B19線による断面図、(C)は(A)のC19−C19線による断面図である。
図20から図23は、プローブユニット5の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB20−B20線による断面図、(C)は(A)のC20−C20線による断面図である。
次に、シード層583上に犠牲層584を形成する。具体的には例えば、Cuの犠牲層584は電解めっきにより形成することができる。尚、犠牲層584は、Sn等の低融点金属、樹脂等で形成してもよい。また犠牲層584は、電解めっき以外の方法、例えば無電解めっき、スパッタ等で形成してもよい。
次に、図21(A5)に示すように、基板580にスリット585を形成する。具体的には例えば、スリット585は以下のように形成する。まず、第一面580aの裏面である基板580の第二面580b上に、基板580の第二面580bのスリット585を形成する部位を露出させるレジスト膜586を、リソグラフィを用いて形成する。次に、レジスト膜586をマスクとして用いて、基板580のレジスト膜586から露出する部分を異方性エッチングにより除去することにより、基板580に複数のスリット585を形成する。
次に、自己整合的に形成した犠牲膜587をマスクとして用いた電解めっきにより、プローブユニット5のプローブ520を構成する導電層588を形成する。尚、導電層588は、Ni、Pb、Rh、Ir等の金属で形成してもよいし、NiFe、NiW、NiMo、NiP等の合金で形成してもよい。また犠牲膜587は、電解めっき以外の方法、例えばCVD等で形成してもよい。
次に、導電層588の長手方向の近端部588aが基板580から突出するように、基板580の2次元形状を成形することにより、プローブユニット5の基板510を形成する(図22(B9)参照)。具体的には例えば、基板580の2次元形状は以下のように成形する。まず、図22(A8)に示すように基板580の除去する部位を露出させるレジスト膜589を形成する。次に、基板580のレジスト膜589から露出する部分を異方性エッチングにより除去する。そしてレジスト膜589を除去する。
次に、近端部588aと反対側の導電層588の近端部588bと基板580との間に形成されている犠牲膜587を残存させて、犠牲膜587を除去する(図23(B11)参照)。具体的には例えば、犠牲膜587は以下のように除去する。まず、導電層588の近端部886bを覆うレジスト膜590をリソグラフィを用いて形成する。そしてレジスト膜590から露出する犠牲膜587をエッチングにより除去する。残存しているシード層81がプローブユニット5の接続部529に相当する。
図24は、プローブユニット5を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。
本発明の第五実施例に係る検査システムは、プローブユニット5を除き、本発明の第四実施例に係る検査システムと実質的に同一である。プローブユニット5を用いた電子デバイスの検査では、基板580から突出しているプローブ520の接触部524を電子デバイス50の電極52に接触させる。
1.プローブユニットの構成
図25は本発明の第六実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB25−B25線による断面図である。
プローブ620の長手方向の近端部620aは、接続部629を介して基板610に固定されている。そしてプローブ620は、近端部620aからスリット612の側壁に案内されて伸び、開口部616に突出している。プローブ620の接触部624は、プローブ620の開口部616に突出している部分に配置されている。このように複数のプローブ620を複数方向から開口部616に突出させることにより、複数のプローブ620の接触部624を様々に配置することができる。この結果、プローブユニット6を用いた電子デバイスの検査では、電子デバイスの複数の電極に一度に導通することができる(図26参照)。
はじめに、図27(A1)、(B1)に示すように、二列に配列された凸部681を基板680に形成する。具体的には例えば、凸部681は以下のように形成する。まず、基板680の凸部681を形成する部位を覆うレジスト膜682を形成する。そしてレジスト膜682から露出する基板680を異方性エッチングすることにより、基板680に凸部681を形成する。
次に、図27(B3)に示すように、シード層683上に犠牲層684を形成する。具体的には例えば、犠牲層684は以下のように形成する。まず、電解めっきによりシード層683上にCu層を形成する。そしてCu層の表面をCMP等により研磨することにより平坦化する。これによりCuの犠牲層684がシード層683上に形成される。尚、尚、犠牲層82は、Sn等の低融点金属、樹脂等で形成してもよい。また、犠牲層82は電解めっき以外の方法、例えば無電解めっき、スパッタ等で形成してもよい。
次に、図28(B6)に示すように、導電層689と犠牲膜687をCMP等で研磨することにより、基板680と犠牲膜687と導電層689とを平坦化するとともに、基板680の第二面680bを犠牲膜687から露出させる。
次に、図29(A9)に示すように、犠牲膜687の一部を除去することにより、プローブ620の可動部を形成する。具体的には例えば、犠牲膜687は以下のように除去する。まず、近端部689aと反対側の導電層689の近端部689bとスリット685の側壁との間に形成されている犠牲膜687の近傍を覆うレジスト膜692を基板680上に形成する。次に、レジスト膜692から露出する犠牲膜687を除去する。これによりプローブ620の可動部が形成される。そしてレジスト膜692を除去する。
以上説明した製造方法によれば、プローブユニット6を製造することができる。
1.プローブユニットの構成
図30は本発明の第七実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(B)は(A)のB30−B30線による断面図である。
本発明の第七実施例によるプローブユニット7の基板710には、複数列に配列されたスリット712が形成されている。
複数のスリット712には、本発明の第四実施例に係るプローブ420と実施的に同一のプローブ720が接続部729を介して固定されている。
このように複数のプローブ720を複数列に配列することにより、複数のプローブ620の接触部724を様々に配置することができる。そのためプローブユニット7を用いた電子デバイスの検査では、複数の電極に一度に導通することができる。尚、プローブユニット7を用いた検査システムは、本発明の第六実施例に係る検査システムと実質的に同一である(図26参照)。
図31と図32は、プローブユニット7の製造方法を示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB31−B31線による断面図、(C)は(A)のC31−C31線による断面図である。
はじめに、3層からなる複合基板780に、リソグラフィを用いて二列に配列した複数の通孔784を形成する。通孔784は、複合基板780の第三層783と第二層782を貫通し、第一層781を露出させている。具体的には例えば、通孔784は以下のように形成する。まず、第三層783の通孔784を形成する部位を露出させるレジスト膜785を第三層783上にリソグラフィを用いて形成する。次に、レジスト膜785から露出する第三層783と第二層782を異方性エッチングにより除去することにより、複合基板780に通孔784を形成する。そして、レジスト膜785を除去する。
次に、導電層788と犠牲膜787をCMP等で研磨することにより、第三層783と犠牲膜787と導電層788を平坦化するとともに、第三層783を犠牲膜787から露出させる。
1.プローブユニットの構成
図33は本発明の第八実施例によるプローブユニットを示す模式図である。(A)は平面図、(B)は(A)のB33−B33線による断面図、(C)は(A)のC33−C33線による断面図である。
図33(B)に示すように、基板810の断面形状は波形状である。
プローブ820の長手方向の近端部828は接続部829を介して基板810に固定されている。そしてプローブ820は、近端部828からスリット812の側壁の間を基板810の波形状に沿って蛇行し、基板810から突出している。プローブ820の接触部824はプローブ820の先端である。
図34から図40は、プローブユニット8の製造方法を示す模式図である。図34から図38の(A)は平面図、(B)は(A)のB31−B31線による断面図、(C)は(A)のC34−C34線による断面図である。図39と図40の(A)は平面図、(B)は(A)のB39−B39線による断面図、(C)は(A)のC39−C39線による断面図、(D)は(A)のD39−D39線による断面図である。
次に、図36(A5)に示すように、プローブユニット8のスリット812を構成するスリット883を、基板880にリソグラフィを用いて形成する。具体的には例えば、スリット883は以下のように形成する。まず、第一面880aの裏面である基板880の第二面880b上に、基板880のスリット883を形成する部位を露出させるレジスト膜884を、リソグラフィを用いて形成する。次に、レジスト膜884から露出する基板880を異方性エッチングにより除去することにより、基板880にスリット883を形成する。
以上説明したプローブユニットの製造方法によれば、プローブユニット8を製造することができる。
図41は、プローブユニット8を用いた電子デバイスの検査方法を説明するための模式図である。検体としての電子デバイス50の検査システムは、プローブユニット8、プローバ860、顕微鏡70等で構成されている。プローブユニット8は、プローブ820の延伸方向が鉛直下向きになる姿勢で、プローバ860の治具862に固定されている。
30:ピン(保持ユニット)、50:電子デバイス(検体)、52:電極、64:弾性部材(付勢ユニット)、80、580、680、880:基板、83、585、685、786:スリット、85、587、687、787、885:犠牲膜
Claims (6)
- リソグラフィを用いて複数のスリットが形成されている基板と、
前記スリットの側壁に形成された犠牲膜の内側に形成され前記側壁との間に前記犠牲膜が除去されることによって形成された空隙を有し前記側壁に複数の前記スリットの配列方向の移動を制限されている可動部と、検体の電極に接触すると前記可動部とともに移動する接触部とを有している複数のプローブと、
を備えるプローブユニット。 - 前記プローブは前記基板から遊離し、
前記スリット内に前記可動部を保持する保持ユニットと、
前記接触部を前記検体側に付勢する付勢ユニットと、をさらに備える、
請求項1に記載のプローブユニット。 - 前記プローブの一部は前記基板に固定され、
前記接触部は、前記プローブの残部に形成されている、
請求項1に記載のプローブユニット。 - 基板に複数のスリットをリソグラフィを用いて形成し、
前記スリットの側壁を覆う犠牲膜を形成し、
前記犠牲膜の内側にめっきによりプローブを形成し、
前記犠牲膜の少なくとも一部を除去する、
ことを含むプローブユニットの製造方法。 - エッチングにより前記基板の一部を除去することにより、前記プローブの検体の電極に接触する接触部を前記基板から突出させる、
ことをさらに含む請求項4に記載のプローブユニットの製造方法。 - 基板に複数のスリットをリソグラフィを用いて形成し、
前記スリット内にめっきによりプローブを形成し、
エッチングにより前記基板の一部を除去することにより、前記プローブの検体の電極と接触する接触部を前記基板から突出させる、
ことを含むプローブユニットの製造方法。
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- 2005-11-11 JP JP2005327472A patent/JP2007132847A/ja active Pending
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